JP2014124333A - 医用画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘膜微細構造の所見に基づく診断を従来に比べて容易に実施することが可能な医用画像処理装置を提供する。
【解決手段】医用画像処理装置は、生体組織を撮像して得た原画像の中から複数の所定の構造を抽出する構造抽出部と、複数の所定の構造の中から、注目する第1の構造を特定する構造特定部と、複数の所定の構造それぞれにおいて特徴量を算出する特徴量算出部と、複数の所定の構造を複数のカテゴリのうちのいずれか1つにそれぞれ分類するカテゴリ分類部と、複数の所定の構造の中から、第1の構造と同一のカテゴリに分類され、かつ、第1の構造とは異なる0以上の第2の構造を有する構造群を検出する構造群検出部と、複数の所定の構造のうち、構造群に属する各構造と、第1の構造以外で構造群に属しない各構造と、を視覚的に識別可能な識別画像を生成する識別画像生成部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、医用画像処理装置に関し、特に、生体組織を撮像して得られた画像に対して処理を行う医用画像処理装置に関するものである。
医療分野においては、内視鏡装置を用いた生体の体腔内の観察が従来行われている。前述の内視鏡装置としては、例えば、生体の体腔内に挿入可能な細長の挿入部を有し、当該挿入部の先端部に配置された対物光学系により当該体腔内の被写体を結像し、当該結像された被写体を撮像して撮像信号として出力し、当該出力された撮像信号に応じた当該被写体の画像を表示部に表示する、という構成を具備するようなものが広く知られている。
そして、医師等のユーザは、表示部に表示される被写体の画像に基づき、例えば、生体粘膜の色調、生体粘膜表面に存在する微細な構造(以降、粘膜微細構造とも称する)、及び、生体粘膜に発生した病変の形状等の様々な所見を総合的に観察することができる。
一方、粘膜微細構造の所見に基づく疾患の有無、及び、疾患の種別等を診断するような診断方法が近年提唱されている。具体的には、例えば、非特許文献1には、大腸のピットパターン分類に係る診断方法が提唱されている。また、例えば、非特許文献2には、狭帯域光観察下で撮像された医用画像に含まれる粘膜微細構造の所見を用いた診断方法が提唱されている。
ところで、前述の診断手法の学習に用いられる多くの文献等においては、例えば、粘膜微細構造を撮像した画像例が提示されているとともに、「同じような血管が規則的に分布している」との解説が記述されている。しかし、前述の診断手法に対する経験が浅い医師にとっては、どのような血管が「同じような」血管に該当するか、及び、どのような分布状態が「規則的に分布」に該当するか、を把握することが困難な場合がある。
また、前述の診断手法の学習に用いられる多くの文献等においては、多様なバリエーションを有する粘膜微細構造の所見のうち、典型例等の限られた症例が挙げられているに過ぎない。そのため、前述の診断手法を多様な症例に対して適用可能な知識及び経験を得るためには、多数の症例を実際に確認する必要がある。すなわち、前述の診断手法に対する経験が浅い医師にとっては、実際に撮像された医用画像に含まれる血管、ピットパターン、及び、上皮構造等の粘膜微細構造の所見に基づき、各粘膜微細構造がどのような類似性及び/または関連性を有するものであるかを的確に判断することが非常に困難である。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、粘膜微細構造の所見に基づく診断を従来に比べて容易に実施することが可能な医用画像処理装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様の医用画像処理装置は、生体組織を撮像して得た原画像の中から複数の所定の構造を抽出する構造抽出部と、前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記複数の所定の構造の中から、注目する第1の構造を特定する構造特定部と、前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記複数の所定の構造それぞれにおいて特徴量を算出する特徴量算出部と、前記特徴量算出部の算出結果に基づき、前記複数の所定の構造を複数のカテゴリのうちのいずれか1つにそれぞれ分類するカテゴリ分類部と、前記構造抽出部の抽出結果と、前記カテゴリ分類部の分類結果と、に基づき、前記複数の所定の構造の中から、前記第1の構造と同一のカテゴリに分類され、かつ、前記第1の構造とは異なる0以上の第2の構造を有する構造群を検出する構造群検出部と、前記構造抽出部の抽出結果と、前記構造群検出部の検出結果と、に基づき、前記複数の所定の構造のうち、前記構造群に属する各構造と、前記第1の構造以外で前記構造群に属しない各構造と、を視覚的に識別可能な識別画像を生成する識別画像生成部と、を有する。
本発明の一態様の医用画像処理装置は、生体組織を撮像して得た原画像の中から複数の所定の構造を抽出する構造抽出部と、前記構造抽出部の抽出結果から選択された第1の領域に基づき、前記構造抽出部の抽出結果において複数の第2の領域を設定する領域設定部と、前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記第1の領域の内部に含まれる、前記複数の所定の構造のうちの少なくとも1つの所定の構造に応じた特徴量を算出するとともに、前記領域設定部により設定された前記複数の第2の領域の内部に含まれる、前記複数の所定の構造のうちの少なくとも1つの所定の構造に応じた特徴量を各領域毎に算出する特徴量算出部と、前記特徴量算出部の算出結果に基づき、前記第1の領域と、前記領域設定部により設定された前記複数の第2の領域と、を複数のカテゴリのうちのいずれか1つにそれぞれ分類するカテゴリ分類部と、前記構造抽出部の抽出結果と、前記カテゴリ分類部の分類結果と、に基づき、前記領域設定部により設定された前記複数の第2の領域の中から、前記第1の領域と同一のカテゴリに分類された0以上の第2の領域を有する領域群を検出する領域群検出部と、前記構造抽出部の抽出結果と、前記領域群検出部の検出結果と、に基づき、前記複数の所定の構造のうち、前記領域群の内部に含まれる各構造と、前記第1の領域の内部及び前記領域群の内部のいずれにも含まれない各構造と、を視覚的に識別可能な識別画像を生成する識別画像生成部と、を有する。
本発明における医用画像処理装置によれば、粘膜微細構造の所見に基づく診断を容易に実施することができる。
本発明の実施例に係る医用画像処理装置を有する内視鏡装置の要部の構成の一例を示す図。 光源装置が有する回転フィルタの構成の一例を示す図。 第1のフィルタ群が有する各フィルタの透過特性の一例を示す図。 第2のフィルタ群が有する各フィルタの透過特性の一例を示す図。 第1の実施例において医用画像処理装置が行う処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施例において表示装置に表示される血管抽出画像の一例を示す図。 第1の実施例において表示装置に表示される血管識別画像の一例を示す図。 第1の実施例において表示装置に表示される血管識別画像の、図6とは異なる例を示す図。 第1の実施例において利用可能なGUIの一例を示す図。 第1の実施例において利用可能なGUIの、図9とは異なる例を示す図。 第2の実施例において医用画像処理装置が行う処理の一例を示すフローチャート。 血管抽出処理において利用可能な一次元フィルタの一例を示す図。 第2の実施例において表示装置に表示される血管抽出画像の一例を示す図。 第2の実施例において表示装置に表示される血管識別画像の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施例)
図1から図10は、本発明の第1の実施例に係るものである。図1は、本発明の実施例に係る医用画像処理装置を有する内視鏡装置の要部の構成の一例を示す図である。
内視鏡装置1は、図1に示すように、被験者の体腔内に挿入され、該体腔内に存在する粘膜等の生体組織101を被写体として撮像して得た画像を信号出力する内視鏡2と、生体組織101を照明するための照明光を発する光源装置3と、内視鏡2からの出力信号に対して種々の処理を施すプロセッサ4と、プロセッサ4からの映像信号に応じた画像を表示する表示装置5と、プロセッサ4における処理結果に応じた出力信号を記憶する外部記憶装置6と、入力操作に対応する指示をプロセッサ4に対して行うことが可能な入力装置8と、を有して構成されている。
内視鏡2は、被験者の体腔内に挿入可能な形状及び寸法を備えた挿入部21aと、挿入部21aの先端側に設けられた先端部21bと、挿入部21aの基端側に設けられた操作部21cと、を有して構成されている。また、挿入部21aの内部には、光源装置3において発せられた照明光を先端部21bへ伝送するためのライトガイド7が挿通されている。
ライトガイド7の一方の端面(光入射端面)は、光源装置3に着脱自在に接続される。また、ライトガイド7の他方の端面(光出射端面)は、内視鏡2の先端部21bに設けられた図示しない照明光学系の近傍に配置されている。このような構成によれば、光源装置3において発せられた照明光は、光源装置3に接続された状態のライトガイド7、及び、先端部21bに設けられた図示しない照明光学系を経た後、生体組織101に対して出射される。
内視鏡2の先端部21bには、被写体の光学像を結像する対物光学系22と、対物光学系22により結像された光学像を撮像して画像を取得するCCD23と、が設けられている。また、内視鏡2の操作部21cには、観察モードを通常光観察モードまたは狭帯域光観察モードのいずれかに切り替えるための指示を行うことが可能な観察モード切替スイッチ24が設けられている。
光源装置3は、キセノンランプ等からなる白色光源31と、白色光源31から発せられる白色光を面順次な照明光とする回転フィルタ32と、回転フィルタ32を回転駆動させるモータ33と、回転フィルタ32及びモータ33を白色光源31の出射光路に垂直な方向に移動させるモータ34と、プロセッサ4の制御に基づいてモータ33及び34を駆動させる回転フィルタ駆動部35と、回転フィルタ32を通過した照明光を集光してライトガイド7の入射端面に供給する集光光学系36と、を有している。図2は、光源装置が有する回転フィルタの構成の一例を示す図である。
回転フィルタ32は、図2に示すように、中心を回転軸とした円板状に構成されており、内周側の周方向に沿って設けられた複数のフィルタを具備する第1のフィルタ群32Aと、外周側の周方向に沿って設けられた複数のフィルタを具備する第2のフィルタ群32Bと、を有している。そして、モータ33の駆動力が前記回転軸に伝達されることにより、回転フィルタ32が回転する。なお、回転フィルタ32において、第1のフィルタ群32A及び第2のフィルタ群32Bの各フィルタが配置されている部分以外は、遮光部材により構成されているものとする。
第1のフィルタ群32Aは、各々が回転フィルタ32の内周側の周方向に沿って設けられた、赤色の波長帯域の光を通過させるRフィルタ32rと、緑色の波長帯域の光を通過させるGフィルタ32gと、青色の波長帯域の光を通過させるBフィルタ32bと、を有して構成されている。図3は、第1のフィルタ群が有する各フィルタの透過特性の一例を示す図である。図4は、第2のフィルタ群が有する各フィルタの透過特性の一例を示す図である。
Rフィルタ32rは、例えば図3に示すように、主に600nmから700nmまでの光(R光)を透過させるような構成を有している。また、Gフィルタ32gは、例えば図3に示すように、主に500nmから600nmまでの光(G光)を透過させるような構成を有している。さらに、Bフィルタ32bは、例えば図3に示すように、主に400nmから500nmまでの光(B光)を透過させるような構成を有している。
すなわち、白色光源31において発せられた白色光が第1のフィルタ群32Aを経ることにより、通常光観察モード用の広帯域光が生成される。
第2のフィルタ群32Bは、各々が回転フィルタ32の外周側の周方向に沿って設けられた、青色かつ狭帯域な光を透過させるBnフィルタ321bと、緑色かつ狭帯域な光を透過させるGnフィルタ321gと、を有して構成されている。
Bnフィルタ321bは、例えば図4に示すように、中心波長が415nm付近に設定され、かつ、B光に比べて狭い帯域の光(Bn光)を透過させるように構成されている。また、Gnフィルタ321gは、例えば図4に示すように、中心波長が540nm付近に設定され、かつ、G光に比べて狭い帯域の光(Gn光)を透過させるように構成されている。
すなわち、白色光源31において発せられた白色光が第2のフィルタ群32Bを経て離散化されることにより、狭帯域光観察モード用の複数の帯域の狭帯域光が生成される。
プロセッサ4は、医用画像処理装置としての機能を備えて構成されている。具体的には、プロセッサ4は、画像処理部41と、制御部42と、を有して構成されている。また、画像処理部41は、画像データ生成部41aと、演算部41bと、映像信号生成部41cと、を有して構成されている。
画像処理部41の画像データ生成部41aは、内視鏡2からの出力信号に対してノイズ除去及びA/D変換等の処理を施すことにより、CCD23において得られた画像に応じた画像データを生成する。
画像処理部41の演算部41bは、画像データ生成部41aにより生成された画像データに対する所定の処理を行うためのプログラムを外部記憶装置6または図示しないメモリから読み出して実行することにより、入力装置8における入力操作に応じて選択された所望の粘膜微細構造に類似する粘膜微細構造が、画像データ生成部41aにより生成された画像データ内に存在しているか否か等を視覚的に識別可能な画像データを生成する。なお、前述の所定の処理の詳細については、後程述べるものとする。
画像処理部41の映像信号生成部41cは、演算部41bにより処理が施された画像データに対してガンマ変換及びD/A変換等の処理を施すことにより、映像信号を生成して出力する。
制御部42は、入力装置8の指示に基づいて画像処理部41に対する制御を行うように構成されている。また、制御部42は、観察モード切替スイッチ24の指示に基づいて光源装置3に対する制御を行うように構成されている。
具体的には、制御部42は、観察モード切替スイッチ24の指示に基づき、例えば、通常光観察モードに切り替える指示が行われたことを検出した場合には、通常光観察モード用の広帯域光を光源装置3から出射させるための制御を回転フィルタ駆動部35に対して行う。そして、回転フィルタ駆動部35は、制御部42の制御に基づき、白色光源31の出射光路上に第1のフィルタ群32Aを介挿させ、かつ、白色光源31の出射光路上から第2のフィルタ群32Bを退避させるように、モータ34を動作させる。
また、制御部42は、観察モード切替スイッチ24の指示に基づき、例えば、狭帯域光観察モードに切り替える指示が行われたことを検出した場合には、狭帯域光観察モード用の複数の帯域の狭帯域光を光源装置3から出射させるための制御を回転フィルタ駆動部35に対して行う。そして、回転フィルタ駆動部35は、制御部42の制御に基づき、白色光源31の出射光路上に第2のフィルタ群32Bを介挿させ、かつ、白色光源31の出射光路上から第1のフィルタ群32Aを退避させるように、モータ34を動作させる。
すなわち、以上に述べた内視鏡装置1の構成によれば、通常光観察モードが選択された場合には、対象物を肉眼で見た場合と略同様の色合いを有する画像(通常光画像)を表示装置5に表示させ、さらに、表示装置5に表示される画像に対応する画像データを外部記憶装置6に記憶させることができる。また、以上に述べた内視鏡装置1の構成によれば、狭帯域光観察モードが選択された場合には、生体組織101に含まれる血管が強調された画像(狭帯域光画像)を表示装置5に表示させ、さらに、表示装置5に表示される画像に対応する画像データを外部記憶装置6に記憶させることができる。
入力部としての機能を備えた入力装置8は、例えば、マウス及び/またはキーボード等を具備し、入力操作に対応する指示をプロセッサ4に対して行うことができるように構成されている。
続いて、本実施例の作用について説明を行う。
まず、医師等のユーザは、内視鏡装置1の各部の電源を投入した後、観察モード切替スイッチ24において通常光観察モードを選択する。そして、術者は、通常光観察モードを選択した際に表示装置5に表示される画像、すなわち、対象物を肉眼で見た場合と略同様の色合いを有する画像を見ながら内視鏡2を体腔内に挿入してゆくことにより、観察対象の生体組織101が存在する部位に先端部21bを近接させる。
観察モード切替スイッチ24において通常光観察モードが選択されると、R光、G光及びB光の各色の光が光源装置3から生体組織101へ順次出射され、内視鏡2において該各色の光に応じた画像がそれぞれ取得される。
画像処理部41の画像データ生成部41aは、R光に応じた画像、G光に応じた画像、及び、B光に応じた画像が入力されると、各画像に対応する色成分の画像データをそれぞれ生成する。なお、本実施例の画像データ生成部41aにおいて生成される画像データは、例えば、縦×横=ISX×ISY=1280×960のサイズを具備するとともに、各画素のR(赤)成分、G(緑)成分、及び、B(青)成分が8bitの階調(256階調)を有するものであるとする。
そして、画像処理部41の演算部41bは、画像データ生成部41aにより生成された画像データに対する所定の処理を行うためのプログラムを外部記憶装置6または図示しないメモリから読み出して実行することにより、以降に述べるような一連の処理を行う。なお、以降に述べるような一連の処理は、画像データ生成部41aにより生成された画像データに対して適用されるものに限らず、例えば、外部記憶装置6から読み込んだ画像データに対して適用されるものであってもよい。
ここで、本実施例において演算部41bが行う処理の詳細について説明する。なお、本実施例では、画像データ生成部41aにより生成された画像データ(以降、単に原画像データとも称する)に含まれる各粘膜微細構造のうち、血管を処理対象の構造として設定した場合を例に挙げて説明する。図5は、第1の実施例において医用画像処理装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
まず、構造抽出部としての機能を備えた演算部41bは、原画像データに含まれる複数の血管を抽出する血管抽出処理を行うとともに、当該血管抽出処理の処理結果に基づき、当該処理結果として得られた各血管を視認可能な血管抽出画像データImVを生成する(図5のステップS1)。なお、本実施例においては、以下に述べるような処理を経て血管抽出画像データImVが生成される。
演算部41bは、例えば、日本国特許04409166号の第1の実施形態に開示された血管抽出処理を原画像データに含まれるG成分に対して施した後、当該血管抽出処理の処理結果に基づき、非血管画素のフラグ値=0とし、かつ、血管画素のフラグ値=1とする。なお、本実施例においては、抽出対象となる血管のサイズを考慮し、前述の血管抽出処理における幅パラメータWの値が5〜9(刻み1)に設定され、かつ、深さパラメータDの値が50に設定されるものとする。
さらに、演算部41bは、前述の血管抽出処理の処理結果に対して公知のラベリング処理を施すことにより、例えば、複数の血管画素が隣接して構成される画素群を1つの血管とし、さらに、当該1つの血管に属する各血管画素に同一のラベルL(k)(0≦k≦K(Kは血管抽出処理の処理結果に含まれる血管数=ラベル数))を付与する。なお、以降においては、ラベルL(k)に属する画素群をPs{L(k)}として説明を進める。
そして、演算部41bは、原画像データに含まれる各画素のうち、フラグ値=1とした画素の画素値を(R,G,B)=(255,0,0)に変換するとともに、フラグ値=0とした画素の画素値をそのままの値に維持する処理を行うことにより血管抽出画像データImVを生成する。
その後、映像信号生成部41cは、演算部41bの処理により生成された血管抽出画像データImVに応じた映像信号を生成して表示装置5へ出力する。そして、このような処理により、図6に例示するような血管抽出画像が表示装置5に表示される。図6は、第1の実施例において表示装置に表示される血管抽出画像の一例を示す図である。なお、図6の血管抽出画像においては、図示の簡単のため、血管抽出画像データImVの生成に際して原画像データの画素値が維持された部分に存在する模様等の描写を省略しているものとする。
一方、ユーザは、表示装置5に表示される血管抽出画像を確認しつつ入力装置8を操作する(例えば表示装置5に表示されるマウスカーソルを所望の位置に移動させてからマウスをクリックする)ことにより、当該血管抽出画像において赤色で強調された各血管の中から、所望の1つの血管(注目する1つの血管)V1を選択する。なお、以降においては、簡単のため、図6に示すような位置にある血管が血管V1として選択された場合を例に挙げて説明を進める。
なお、本実施例によれば、所望の1つの血管V1を選択可能な表示形態を有する限りにおいては、例えば、前述の血管抽出画像の一部、前述の血管抽出画像とは異なる画像、または、血管抽出画像データImVに基づいて生成されたGUIのいずれかが表示装置5に表示されるものであってもよい。
制御部42は、入力装置8から出力される指示に基づき、ユーザにより選択された血管V1に関する情報を画像処理部41へ出力する。
構造特定部としての機能を備えた演算部41bは、制御部42から出力される情報に基づき、血管抽出画像データImVの中から、ユーザにより選択された血管V1を特定する(図5のステップS2)。
一方、特徴量算出部としての機能を備えた演算部41bは、図5のステップS1において実施した血管抽出処理の処理結果に基づき、当該処理結果として得られた各血管毎に特徴量を算出する(図5のステップS3)。なお、本実施例においては、血管抽出処理の処理結果として得られた各血管の形状に応じた特徴量として、以下に述べるような円形度、長さ及び複雑度の3種の特徴量を算出する場合を例に挙げて説明する。
演算部41bは、例えば、ラベルL(k)が付与された血管V(L(k))について、下記数式(1)を用いた演算を行うことにより、当該血管V(L(k))の円形度Vdc(L(k))を算出する。

Figure 2014124333

なお、上記数式(1)におけるS(L(k))は、同一のラベルL(k)が付与された画素の総数をカウントすることにより得られる、血管V(L(k))の面積を表すものとする。また、上記数式(1)におけるOp(L(k))は、血管V(L(k))の外周部に位置する画素の総数をカウントすることにより得られる、血管V(L(k))の外周長を表すものとする。
また、演算部41bは、例えば、ラベルL(k)が付与された血管V(L(k))を細線化し、当該細線化された血管V(L(k))の画素の総数をカウントすることにより、血管V(L(k))の長さVl(L(k))を算出する。
さらに、演算部41bは、例えば、前述のように取得した面積S(L(k))及び外周長Op(L(k))を下記数式(2)に適用することにより、血管V(L(k))の複雑度Vc(L(k))を算出する。

Figure 2014124333

なお、本実施例によれば、図5のステップS3において、前述したような3種の特徴量を算出するものに限らず、例えば、血管のサイズ、密度及び/または走行方向等に係る評価値を算出しても良く、濃度・色調及び/または濃淡変化等に係る特徴量を算出するようにしてもよい。
カテゴリ分類部としての機能を備えた演算部41bは、図5のステップS3において算出した特徴量に基づき、図5のステップS1において実施した血管抽出処理の処理結果として得られた各血管を分類する(図5のステップS4)。
具体的には、演算部41bは、例えば、前述のように算出した円形度Vdc(L(k))、長さVl(L(k))、及び、複雑度Vc(L(k))を、下記数式(3)に示す分類基準に適用することにより、血管V(L(k))の分類先のカテゴリC(L(k))を、3つのカテゴリC1、C2及びC3のうちの1つに決定する。

Figure 2014124333

そして、上記数式(3)に示した分類基準に基づく分類処理が施されることにより、例えば、ループ形状をなす血管V(L(k))がカテゴリC1に分類され、コイル形状をなす血管V(L(k))がカテゴリC2に分類され、蛇行形状をなす血管V(L(k))がカテゴリC3に分類される。
なお、本実施例によれば、図5のステップS1において実施した血管抽出処理の処理結果として得られた各血管を、上記数式(3)に示した分類基準に基づいて分類するものに限らず、例えば、図5のステップS3において算出した各特徴量を線形判別関数に適用して分類するようにしてもよい。
また、本実施例によれば、例えば、図5のステップS1において実施した血管抽出処理の処理結果として得られた各血管の分類に用いられるカテゴリの数を、図5のステップS3において算出される特徴量に応じて(2以上の範囲で)増減できるようにしてもよい。
また、本実施例によれば、例えば、図5のステップS1において実施した血管抽出処理の処理結果として得られた各血管の分類に用いられるカテゴリを、図5のステップS3において算出される特徴量に応じたカテゴリに入れ替えることができるようにしてもよい。
また、本実施例によれば、図5のステップS1において実施した血管抽出処理の処理結果として得られた各血管を、例えば、公知のクラスタリング処理の処理結果に基づいて分類してもよく、k−NN法により分類してもよく、または、特徴空間における距離に応じて分類してもよい。
構造群検出部としての機能を備えた演算部41bは、図5のステップS4により得られた各血管の分類結果に基づき、血管V1と同一のカテゴリに分類され、かつ、血管V1とは異なる0以上の血管を有する血管群{V2}を検出する(図5のステップS5)。
そして、識別画像生成部としての機能を備えた演算部41bは、血管V1及び血管群{V2}と、血管V1及び血管群{V2}とは異なるカテゴリに分類された各血管と、を視覚的に識別可能な血管識別画像データIdVを生成する(図5のステップS6)。
具体的には、演算部41bは、例えば、原画像データに含まれる各画素のうち、血管V1及び血管群{V2}を構成する画素の画素値を(R,G,B)=(0,255,0)に変換し、血管V1及び血管群{V2}とは異なるカテゴリに分類された各血管を構成する画素の画素値を(R,G,B)=(255,0,0)に変換し、フラグ値=0とした画素の画素値をそのままの値に維持するような処理を行うことにより、血管識別画像データIdVを生成する。
その後、映像信号生成部41cは、演算部41bの処理により生成された血管識別画像データIdVに応じた映像信号を生成して表示装置5へ出力する。そして、このような処理により、図7に例示するような血管識別画像が表示装置5に表示される。図7は、第1の実施例において表示装置に表示される血管識別画像の一例を示す図である。なお、図7の血管識別画像においては、図示の簡単のため、血管識別画像データIdVの生成に際して原画像データの画素値が維持された部分に存在する模様等の描写を省略しているものとする。
そして、ユーザは、表示装置5に表示される血管識別画像を確認することにより、例えば、血管V1の形状に類似する形状を有する血管群{V2}が画像内に存在しているか否か、及び、血管V1及び血管群{V2}の分布状態が規則的であるか否かを容易に把握することができる。
なお、本実施例によれば、図5に示すような順番で処理が行われるものに限らず、前述の血管識別画像データIdVが生成される限りにおいては、処理の順番が適宜変更されてもよい。具体的には、例えば、図5のステップS2の処理は、図5のステップS1の直後からステップS5の直前までのいずれかにおいて行われればよい。
以上に述べたように、本実施例によれば、ユーザ個人の経験の多寡に依存せずに、所望の血管同士の形状の類似性を評価することができるとともに、相互に類似する形状を有する血管群の分布状態を確認することができ、その結果、粘膜微細構造の所見に基づく診断を従来に比べて容易に実施することができる。
なお、本実施例によれば、血管抽出処理により抽出される血管を処理対象の構造として設定するものに限らず、例えば、日本国特許04409166号に開示されたpit抽出方法を用いて抽出されるピットパターン、または、同公報に開示された血管の構造抽出用のフィルタを反転して適用することにより抽出される上皮模様を処理対象の構造として設定することもできる。
一方、演算部41bは、血管識別画像データIdVを生成する際に、例えば、血管群{V2}を構成する画素の画素値を(R,G,B)=(0,255,0)に変換し、血管群{V2}以外の各血管を構成する画素の画素値を(R,G,B)=(255,0,0)に変換するような処理を行ってもよい。
また、演算部41bは、血管識別画像データIdVを生成する際に、例えば、血管V1と、血管群{V2}と、血管V1及び血管群{V2}とは異なるカテゴリに分類された各血管と、がそれぞれ異なる色で示されるように画素値を変換する処理を行ってもよい。
また、演算部41bは、血管識別画像データIdVを生成する際に、例えば、血管V1の周囲を点線で囲む、血管V1の輪郭を白色に着色する、または、血管V1を膨張して得られた形状の輪郭を描く等の処理を行うような処理を行ってもよい。
また、演算部41bは、血管識別画像データIdVを生成する際に、例えば、血管V1と、血管群{V2}に属する各血管と、の間を結ぶ線分を描くような処理を行ってもよい。
また、演算部41bは、血管識別画像データIdVを生成する際に、例えば、血管V1を含む所定のサイズの局所領域を血管抽出画像データImVから切り出すことにより、血管V1を含む局所画像データを生成するような処理を行ってもよい。そして、このような処理が行われる場合において、映像信号生成部41cは、前述のように生成した局所画像データを、血管識別画像データIdVとは異なる位置(例えば別のウィンドウ内等)に表示させるようにしてもよい。
また、演算部41bは、血管識別画像データIdVを生成する際に、例えば、血管V1を示す所定の文字列(例えば「選択血管」等の文字列)を血管V1の近傍に描くような処理を行ってもよい。
また、演算部41bは、血管識別画像データIdVを生成する際に、例えば、血管V1を含む局所領域を実線で囲むとともに、血管群{V2}に属する各血管を含む各局所領域を点線で囲むような処理を行ってもよい。そして、このような処理が行われることにより、例えば、図8に示すような血管識別画像が表示装置5に表示される。図8は、第1の実施例において表示装置に表示される血管識別画像の、図6とは異なる例を示す図である。なお、図8の血管識別画像においては、図示の簡単のため、血管識別画像データIdVの生成に際して原画像データの画素値が維持された部分に存在する模様等の描写を省略しているものとする。
ところで、本実施例においては、複数の血管の中から所望の1つの血管V1をユーザに選択させるための画像またはGUIが表示装置5に表示されるものに限らず、例えば図9に示すような、画像データ生成部41aにより生成された画像データに対応する原画像、または、血管抽出画像データImVに対応する血管抽出画像のいずれかと、複数のカテゴリの中から所望の1つのカテゴリをユーザに選択させるためのカテゴリ選択部と、を具備するGUIが表示装置5に表示されるようにしてもよい。さらに、このような場合において、カテゴリ選択部の各カテゴリの中から選択された所望の1つのカテゴリに属する各血管を強調した血管識別画像が表示装置5に表示されるようにしてもよい。
また、本実施例においては、複数の血管の中から所望の1つの血管V1をユーザに選択させるための画像またはGUIが表示装置5に表示されるものに限らず、例えば図10に示すような、血管の形状及び/または色調に基づいて算出される複数の特徴量の中から所望の特徴量をユーザに選択させるための特徴量選択部と、当該所望の特徴量に係る所望の絞り込み条件をユーザに入力させるための絞り込み条件入力部と、を具備するGUIが表示装置5に表示されるようにしてもよい。さらに、このような場合において、特徴量選択部の各特徴量の中から選択された所望の特徴量、及び、絞り込み条件入力部に入力された所望の絞り込み条件に該当する各血管を強調した血管識別画像が表示装置5に表示されるようにしてもよい。
(第2の実施例)
図11から図14は、本発明の第2の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1の実施例と同様の構成の内視鏡装置1を用いることができるとともに、画像処理部41の演算部41bにおいて行われる処理が第1の実施例とは一部異なっている。そのため、本実施例においては、演算部41bにおいて行われる処理のうち、第1の実施例とは異なる部分について主に説明を行う。また、本実施例では、第1の実施例と同様の原画像データを用い、当該原画像データに含まれる各粘膜微細構造のうち、血管を処理対象の構造として設定して処理を行う場合を例に挙げて説明する。図11は、第2の実施例において医用画像処理装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
まず、演算部41bは、原画像データに含まれる複数の血管を抽出する血管抽出処理を行うとともに、当該血管抽出処理の処理結果に基づき、当該処理結果として得られた各血管を視認可能な血管抽出画像データImV2を生成する(図11のステップS11)。なお、本実施例においては、以下に述べるような処理を経て血管抽出画像データImV2が生成される。
演算部41bは、例えば、原画像データに含まれるG成分に対応する画像Im2の各画素から注目画素PIを選択し、さらに、当該選択した注目画素PIに対し、図12に示すようなフィルタ係数を具備する一次元フィルタを適用することにより、注目画素PIを中心とした0°方向、45°方向、90°方向、及び、135°方向のそれぞれにおいて畳み込み演算を実施する。図12は、血管抽出処理において利用可能な一次元フィルタの一例を示す図である。
なお、前述の一次元フィルタにおけるフィルタ係数は、予め決められた固定値であってもよく、または、所定の設定ファイルの書き換えにより変更可能な値であってもよい。
演算部41bは、前述の畳み込み演算の演算結果における最大値が閾値Thre(例えば0.3)より大きいことを検出した場合には、注目画素PIを血管画素とし、さらに、当該最大値が得られた方向を注目画素PIにおける血管走行方向とする。一方、演算部41bは、前述の畳み込み演算の演算結果における最大値が閾値Thre以下であることを検出した場合には、注目画素PIを非血管画素とする。
なお、本実施例によれば、前述の手法により注目画素PIの血管走行方向を決定するものに限らず、例えば、日本国特許04409166号の第1の実施形態に開示された血管抽出処理において、幅パラメータW及び深さパラメータDを組み合わせた複数のテンプレートを注目画素PIにそれぞれ適用した結果に基づき、注目画素PIの血管走行方向を決定してもよい。
その後、演算部41bは、画像Im2の各画素を血管画素または非血管画素のいずれかに分類した分類結果に基づき、非血管画素のフラグ値=0とし、かつ、血管画素のフラグ値=1とする。
そして、演算部41bは、原画像データに含まれる各画素のうち、フラグ値=1とした画素の画素値を(R,G,B)=(255,0,0)に変換するとともに、フラグ値=0とした画素の画素値をそのままの値に維持する処理を行うことにより血管抽出画像データImV2を生成する。
その後、映像信号生成部41cは、演算部41bの処理により生成された血管抽出画像データImV2に応じた映像信号を生成して表示装置5へ出力する。そして、このような処理により、図13に例示するような血管抽出画像が表示装置5に表示される。図13は、第2の実施例において表示装置に表示される血管抽出画像の一例を示す図である。なお、図13の血管抽出画像においては、図示の簡単のため、血管抽出画像データImV2の生成に際して原画像データの画素値が維持された部分に存在する模様等の描写を省略しているものとする。
一方、ユーザは、表示装置5に表示される血管抽出画像を確認しつつ入力装置8を操作する(例えば表示装置5に表示されるマウスカーソルの軌跡が所望の閉曲線を描くようにマウスをクリックしながら動かす)ことにより、当該血管抽出画像内において赤色で強調された各血管のうちの少なくとも1つ血管を含む、所望の領域V1Rを選択する。なお、以降においては、簡単のため、図13の点線で囲まれた領域が領域V1Rとして選択された場合を例に挙げて説明を進める。
制御部42は、入力装置8から出力される指示に基づき、ユーザにより選択された領域V1Rに関する情報を画像処理部41へ出力する。
演算部41bは、制御部42から出力される情報に基づき、血管抽出画像データImV2の中から、ユーザにより選択された領域V1Rを特定する(図11のステップS12)。
演算部41bは、図11のステップS11において実施した血管抽出処理の処理結果に基づき、図11のステップS12により特定した領域V1Rの内部に含まれる各血管に応じた特徴量を算出する(図11のステップS13)。なお、本実施例においては、領域V1Rの内部に含まれる各血管の分布傾向を示す特徴量として、以下に述べるような走行方向分散及び面積比率の2種の特徴量を算出する場合を例に挙げて説明する。また、以下においては、前述のように得られた血管走行方向の角度を数値として(例えば45°=45として)用いて演算を行うものとする。さらに、以下においては、領域V1R内にn個の血管画素が存在するものとして説明する。
演算部41bは、例えば、血管抽出画像データImV2に含まれる各血管画素の血管走行方向の中央値daを検出し、さらに、当該検出した中央値daと、領域V1Rに含まれるi個目(1≦i≦n)の血管画素Vpx(i)における血管走行方向d(Vpx(i))と、を下記数式(4)に適用することにより、走行方向分散Vdを算出する。

Figure 2014124333

なお、本実施例においては、前述の中央値daの代わりに、血管抽出画像データImV2に含まれる各血管画素の血管走行方向の平均値dbを上記数式(4)に適用してもよい。
また、演算部41bは、例えば、領域V1R内に含まれる血管画素の総数nと、領域V1R内に含まれる全画素数P(V1R)と、を下記数式(5)に適用することにより、面積比率Vrを算出する。

Figure 2014124333

演算部41bは、図11のステップS13において算出した特徴量に基づき、領域V1Rを分類する(図11のステップS14)。
具体的には、演算部41bは、例えば、前述のように算出した走行方向分散Vd及び面積比率Vrを、下記数式(6)に示す分類基準に適用することにより、領域V1Rの分類先のカテゴリC(V1R)を、3つのカテゴリC21、C22及びC23のうちの1つに決定する。

Figure 2014124333

そして、上記数式(6)に示した分類基準に基づく分類処理が施されることにより、例えば、血管の分布状態が疎である場合には領域V1RがカテゴリC21に分類され、血管の分布状態が規則的である場合には領域V1RがカテゴリC22に分類され、血管の分布状態が不規則的である場合には領域V1RがカテゴリC23に分類される。
一方、領域設定部としての機能を備えた演算部41bは、図11のステップS12により特定した領域V1Rに基づき、例えば、領域V1Rに外接する矩形の領域を探索領域RAとして設定した(図11のステップS15)後、血管抽出画像データImV2の左上隅と、探索領域RAの左上隅と、が一致するような初期位置に探索領域RAを移動させる。
演算部41bは、図11のステップS11において実施した血管抽出処理の処理結果に基づき、図11のステップS13と同様の演算処理を行うことにより、現在位置における探索領域RAの内部に含まれる各血管に応じた特徴量を算出する(図11のステップS16)。
また、演算部41bは、図11のステップS16において算出した特徴量に基づき、図11のステップS14と同様の分類処理を行うことにより、現在位置における探索領域RAを分類する(図11のステップS17)。そして、図11のステップS17の処理が行われることにより、例えば、血管の分布状態が疎である場合には探索領域RAがカテゴリC21に分類され、血管の分布状態が規則的である場合には探索領域RAがカテゴリC22に分類され、血管の分布状態が不規則的である場合には探索領域RAがカテゴリC23に分類される。
一方、演算部41bは、血管抽出画像データImV2の全域が探索領域RAにより探索されたか否かを判定する(図11のステップS18)。
具体的には、演算部41bは、例えば、血管抽出画像データImV2の各画素のうち、探索領域RAの内部に一度も含まれたことがない画素があるか否かに基づき、血管抽出画像データImV2の全域が探索領域RAにより探索されたか否かを判定する。
演算部41bは、図11のステップS18において、血管抽出画像データImV2の全域が探索領域RAにより探索されていないことを検出した場合には、例えば、探索領域RAを、現在位置から縦方向または横方向へ所定の画素分離れた次の位置へ移動した(図11のステップS19)後、図11のステップS14以降の処理を再度行う。
すなわち、図11のステップS15の処理を経た後、図11のステップS16からステップS19までの処理が繰り返し行われることにより、複数の探索領域RAが血管抽出画像データImV2内の相互に異なる位置に設定され、当該設定された複数の探索領域RAの内部に含まれる各血管に応じた特徴量が各探索領域RA毎に算出され、さらに、当該算出された特徴量に基づいて複数の探索領域RAがそれぞれ分類される。
一方、領域群検出部としての機能を備えた演算部41bは、図11のステップS18において、血管抽出画像データImV2の全域が探索領域RAにより探索されたことを検出した場合には、図11のステップS17により得られた各探索領域RAの分類結果に基づき、領域V1Rと同一のカテゴリに分類された0以上の探索領域RAを有する領域群{V2R}を検出する(図11のステップS20)。
そして、演算部41bは、領域V1Rまたは領域群{V2R}のいずれかに含まれる各血管と、領域V1R及び領域群{V2R}のいずれにも含まれない各血管と、を視覚的に識別可能な血管識別画像データIdV2を生成する(図11のステップS21)。
具体的には、演算部41bは、領域V1Rの領域境界と、領域群{V2R}の領域境界と、をそれぞれ視覚的に示すための処理を行う。演算部41bは、例えば、領域V1Rの領域境界を示す閉曲線を点線で描き、領域群{V2R}の領域境界を示す矩形を実線で描く処理を行う。または、演算部41bは、原画像データに含まれる各画素のうち、領域V1Rの内部または領域群{V2R}の内部のいずれかに含まれる各血管を構成する画素と、領域V1Rの内部及び領域群{V2R}の内部のいずれにも含まれない各血管を構成する画素とをそれぞれ異なる色で表示されるように原画像の画素値を変換する処理を行う。演算部41bは、例えば、原画像データに含まれる各画素のうち、領域V1Rの内部または領域群{V2R}の内部のいずれかに含まれる各血管を構成する画素の画素値を(R,G,B)=(0,255,0)に変換し、領域V1Rの内部及び領域群{V2R}の内部のいずれにも含まれない各血管を構成する画素の画素値を(R,G,B)=(255,0,0)に変換し、フラグ値=0とした画素の画素値をそのままの値に維持するような処理を行うことにより、血管識別画像データIdV2を生成する。
なお、本実施例によれば、例えば、領域V1Rの領域境界と、領域群{V2R}の領域境界と、をそれぞれ視覚的に示すための処理と、領域V1Rの内部または領域群{V2R}の内部のいずれかに含まれる各血管を構成する画素と、領域V1Rの内部及び領域群{V2R}の内部のいずれにも含まれない各血管を構成する画素と、をそれぞれ異なる色で表示させるように原画像の画素値を変換する処理と、を併せて行ってもよい。
その後、映像信号生成部41cは、演算部41bの処理により生成された血管識別画像データIdV2に応じた映像信号を生成して表示装置5へ出力する。そして、このような処理により、(領域群{V2R}に含まれる領域が1つである場合には、)図14に例示するような血管識別画像が表示装置5に表示される。図14は、第2の実施例において表示装置に表示される血管識別画像の一例を示す図である。なお、図14の血管識別画像においては、図示の簡単のため、血管識別画像データIdV2の生成に際して原画像データの画素値が維持された部分に存在する模様等の描写を省略しているものとする。また、図14の血管識別画像は、領域V1Rの領域境界と、領域群{V2R}の領域境界と、をそれぞれ視覚的に示すための処理と、領域V1Rの内部または領域群{V2R}の内部のいずれかに含まれる各血管を構成する画素と、領域V1Rの内部及び領域群{V2R}の内部のいずれにも含まれない各血管を構成する画素と、をそれぞれ異なる色で表示させるように原画像の画素値を変換する処理と、が併せて行われた場合において表示装置5に表示される画像の例を示している。
そして、ユーザは、表示装置5に表示される血管識別画像を確認することにより、例えば、領域V1Rの内部に含まれる各血管の分布状態に類似する分布状態を有する領域群{V2R}が画像内に存在しているか否か、及び、領域V1Rの内部及び領域群{V2R}の内部に含まれる各血管の分布状態が規則的であるか否かを容易に把握することができる。
なお、本実施例においては、以上に述べたような処理に限らず、例えば、原画像データに対して公知の領域分割処理を施し、当該領域分割処理の処理結果として得られる複数の領域を血管の分布状態に応じたカテゴリに分類し、当該複数の領域の中からユーザに領域V1Rを選択させるようにし、当該領域V1Rと同一のカテゴリに分類された領域群{V2R}を検出するような処理が行われてもよい。
また、演算部41bは、血管識別画像データIdV2を生成する際に、例えば、領域V1Rの内部に含まれる各血管と、領域群{V2R}の内部に含まれる各血管と、領域V1Rの内部及び領域群{V2R}の内部のいずれにも含まれない各血管と、がそれぞれ異なる色で示されるように画素値を変換する処理を行ってもよい。
以上に述べたように、本実施例によれば、ユーザ個人の経験の多寡に依存せずに、血管の分布状態を評価することができ、その結果、粘膜微細構造の所見に基づく診断を従来に比べて容易に実施することができる。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1 内視鏡装置
2 内視鏡
3 光源装置
4 プロセッサ
5 表示装置
6 外部記憶装置
7 ライトガイド
8 入力装置
21a 挿入部
21b 先端部
21c 操作部
22 対物光学系
23 CCD
24 観察モード切替スイッチ
31 白色光源
32 回転フィルタ
33,34 モータ
35 回転フィルタ駆動部
36 集光光学系
41 画像処理部
41a 画像データ生成部
41b 演算部
41c 映像信号生成部
42 制御部
101 生体組織
工藤進英他:大腸腫瘍に対する拡大内視鏡観察と診断都度診断−箱根シンポジウムにおけるV型亜分類の合意、胃と腸39;747−752、2004 丹羽文他:画像強調観察による内視鏡診断アトラス;203−214、2010

Claims (9)

  1. 生体組織を撮像して得た原画像の中から複数の所定の構造を抽出する構造抽出部と、
    前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記複数の所定の構造の中から、注目する第1の構造を特定する構造特定部と、
    前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記複数の所定の構造それぞれにおいて特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記特徴量算出部の算出結果に基づき、前記複数の所定の構造を複数のカテゴリのうちのいずれか1つにそれぞれ分類するカテゴリ分類部と、
    前記構造抽出部の抽出結果と、前記カテゴリ分類部の分類結果と、に基づき、前記複数の所定の構造の中から、前記第1の構造と同一のカテゴリに分類され、かつ、前記第1の構造とは異なる0以上の第2の構造を有する構造群を検出する構造群検出部と、
    前記構造抽出部の抽出結果と、前記構造群検出部の検出結果と、に基づき、前記複数の所定の構造のうち、前記構造群に属する各構造と、前記第1の構造以外で前記構造群に属しない各構造と、を視覚的に識別可能な識別画像を生成する識別画像生成部と、
    を有することを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記識別画像生成部は、前記識別画像において、前記第1の構造と、前記構造群に属する各構造と、が同じ色で示されるように前記原画像の画素値を変換する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記識別画像生成部は、前記識別画像において、前記第1の構造と、前記構造群に属する各構造と、前記第1の構造以外で前記構造群に属しない各構造と、がそれぞれ異なる色で示されるように前記原画像の画素値を変換する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記特徴量算出部は、前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記複数の所定の構造それぞれの形状に応じた特徴量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  5. 生体組織を撮像して得た原画像の中から複数の所定の構造を抽出する構造抽出部と、
    前記構造抽出部の抽出結果から選択された第1の領域に基づき、前記構造抽出部の抽出結果において複数の第2の領域を設定する領域設定部と、
    前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記第1の領域の内部に含まれる、前記複数の所定の構造のうちの少なくとも1つの所定の構造に応じた特徴量を算出するとともに、前記領域設定部により設定された前記複数の第2の領域の内部に含まれる、前記複数の所定の構造のうちの少なくとも1つの所定の構造に応じた特徴量を各領域毎に算出する特徴量算出部と、
    前記特徴量算出部の算出結果に基づき、前記第1の領域と、前記領域設定部により設定された前記複数の第2の領域と、を複数のカテゴリのうちのいずれか1つにそれぞれ分類するカテゴリ分類部と、
    前記構造抽出部の抽出結果と、前記カテゴリ分類部の分類結果と、に基づき、前記領域設定部により設定された前記複数の第2の領域の中から、前記第1の領域と同一のカテゴリに分類された0以上の第2の領域を有する領域群を検出する領域群検出部と、
    前記構造抽出部の抽出結果と、前記領域群検出部の検出結果と、に基づき、前記複数の所定の構造のうち、前記領域群の内部に含まれる各構造と、前記第1の領域の内部及び前記領域群の内部のいずれにも含まれない各構造と、を視覚的に識別可能な識別画像を生成する識別画像生成部と、
    を有することを特徴とする医用画像処理装置。
  6. 前記識別画像生成部は、前記識別画像において、前記第1の領域の内部または前記領域群の内部のいずれかに含まれる所定の構造がそれぞれ同じ色で示されるように前記原画像の画素値を変換する処理を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記識別画像生成部は、前記識別画像において、前記第1の領域の内部に含まれる各構造と、前記領域群の内部に含まれる各構造と、前記第1の領域の内部及び前記領域群の内部のいずれにも含まれない各構造と、がそれぞれ異なる色で示されるように前記原画像の画素値を変換する処理を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記構造抽出部の抽出結果に基づき、前記第1の領域の内部に含まれる、前記複数の所定の構造のうちの少なくとも1つの所定の構造の分布傾向を示す特徴量を算出するとともに、前記領域設定部により設定された前記複数の第2の領域の内部に含まれる、前記複数の所定の構造のうちの少なくとも1つの所定の構造の分布傾向を示す特徴量を各領域毎に算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
  9. 前記識別画像生成部は、前記識別画像において、前記第1の領域の領域境界と、前記前記2の領域の領域境界と、をそれぞれ視覚的に示すための処理を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
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