JP2014124296A - 基板ユニット及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機における基板への不正なアクセスを防止可能な構成を有する基板ユニット及び当該基板ユニットを備える遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機に用いられる基板ユニット30は、電子部品を実装した基板と、該基板を収容する基板ケース32と、を備える。基板ケース32は、透明乃至半透明な合成樹脂から形成され、開口部を有する箱形のケース部材33と、ケース部材33と、ケース部材33の開口部を塞ぐカバー部材34とを有する。ケース部材33は第1の接合部を有し、カバー部材34は第2の接合部を有し、ケース部材33の第1の接合部とカバー部材34の第2の接合部との接合箇所が樹脂38によりモールドされて封止されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板が収容された基板ユニット及びこれを備えた遊技機に関する。
従来より、パチンコ遊技機や回胴式遊技機、スロットマシン、ゲーム機等の遊技機の背面側には、遊技内容を制御するための主制御基板を収容した基板ケースが配設されている。この基板ケースには、主制御基板に実装された正規の電子部品が違法なものと不正交換されることを防止するための種々の工夫がなされている。
例えば、特許文献1に開示の遊技機における基板ケースは、主制御基板の表面(電子部品実装側)を覆う第1ケースと裏面を覆う第2ケースとが、ロックピンとカシメキャップとから構成されるロック機構により固定されると共に、主制御基板が第1ケースに対して固定用ビスにより固定される構成とされており、主制御基板に実装された電子部品にアクセスするためには、ロック機構を破壊して第1ケースと第2ケースとを分離した後に、固定用ビスを取り外して第1ケースと主制御基板とを分離する必要がある。これら一連の取り外し作業には手間と時間がかかり、電子部品へは容易にアクセスできないようにされている。
特開2010−110474号公報
上述した従来の構成においては、主制御基板に実装された電子部品へのアクセスに手間と時間を要するため、電子部品への不正アクセスに対する抑止力を高めることができるものの、電子部品への不正アクセスを完全に防止することはできなかった。
本発明は、遊技機における基板への不正アクセスを防止可能な構成を有する基板ユニット及び当該基板ユニットを備える遊技機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の基板ユニットは、遊技機に用いられる基板ユニットであって、電子部品を実装した基板と、前記基板を収容する基板ケースと、を備え、前記基板ケースは、透明乃至半透明な合成樹脂から形成され、開口部を有する箱形のケース部材と、前記開口部を塞ぐカバー部材とを有し、前記ケース部材は第1の接合部を有し、前記カバー部材は前記第1の接合部と接合する第2の接合部を有し、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所が樹脂モールドにより封止されていることを特徴とする。
なお、本発明において、第1の接合部と第2の接合部とは、互いに当接していても良いし、若干の隙間をもって離隔していてもよい。ここで、互いに当接している場合における「接合箇所」とは、第1の接合部と第2の接合部の「当接箇所」を意味し、互いに離隔している場合における「接合箇所」とは第1の接合部と第2の接合部との「対向箇所」を意味する。あるいは、第1の接合部と第2の接合部とが部分的に当接するものであってもよく、この場合における「接合箇所」には第1の接合部と第2の接合部との「当接箇所」と「対向箇所」が含まれる。
また、本発明の請求項2に記載の基板ユニットにおいて、前記ケース部材は、第1板部材と、前記第1板部材の周縁部から延出する第1側壁と、を有し、前記第1側壁の端面には前記第1板部材から離隔する方向に延出する環状の突状部が形成され、前記第1側壁の端面は前記第1の接合部として機能し、前記カバー部材は、第2板部材と、前記第2板部材の周縁部から延出する第2側壁と、を有し、前記第2側壁の端面は前記第2の接合部として機能し、 前記突状部と前記第2側壁との間に規定された空間が前記樹脂モールドにより封止されることにより、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所が前記樹脂モールドに封止されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の基板ユニットにおいて、前記基板の一端部は、前記カバー部材に形成された貫通孔を介して前記カバー部材の外方に延出し、前記カバー部材の外面及び前記基板の前記一端部は、前記樹脂モールドにより被覆されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の基板ユニットにおいて、前記ケース部材は、前記第1の接合部として機能する第1側壁及び第2側壁を有し、前記第1側壁には複数の係合部材が設けられ、前記カバー部材は、前記第1側壁及び前記第2側壁とそれぞれ接合する前記第2の接合部としての第3側壁及び第4側壁を有し、前記第3側壁には、前記複数の係合部材の各々と係合する複数の被係合部材が設けられ、前記第4側壁は前記第3側壁に対して直交して延び、前記第2側壁の外面及び前記第4側壁の外面が前記樹脂モールドにより被覆されることにより、前記ケース部材の前記第2側壁と前記カバー部材の前記第4側壁との接合箇所が封止されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の基板ユニットにおいて、前記樹脂モールドは、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所を部分的に封止することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の基板ユニットにおいて、前記樹脂モールドは、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所を全周に亘って封止することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の基板ユニットにおいて、前記樹脂モールドには、透明乃至半透明な熱可塑性樹脂が用いられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の遊技機において、前記基板は、遊技内容を制御する主制御基板及び遊技球の払い出しを制御するための払出制御基板の何れかであることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の遊技機は、請求項1〜8の何れかに記載の基板ユニットを有することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の基板ユニットによれば、基板を収容する基板ケースは、ケース部材とカバー部材とから構成され、これらケース部材の第1の接合部とカバー部材の第2の接合部との接合箇所は樹脂モールドにより封止されているので、ケース部材とカバー部材とは分離不能に一体化され、従来のカシメ構造を用いた構成と比較しても、基板への不正アクセスをより確実に防止できる。また、樹脂モールドを採用することにより、金属部品を用いることなくケース部材とカバー部材とを一体化でき、基板ケースを廃棄する際に金属部品と樹脂部材とを分別する手間を省くことができる。
また、本発明の請求項2に記載の基板ユニットによれば、ケース部材の突状部とカバー部材の第2側壁との間に規定された空間が樹脂モールドにより封止されるので、ケース部材とカバー部材とを強固に一体化することができ、基板への不正アクセスを確実に防止できる。
また、本発明の請求項3に記載の基板ユニットによれば、カバー部材の外面及びカバー部材の貫通孔から外方に延出する基板の一端部が樹脂モールドにより被覆されているので、基板の一端部がカバー部材に対して強固に固定され、取付ネジ等を用いなくても基板を基板ケース内の所定位置に維持できる。
また、本発明の請求項4に記載の基板ユニットによれば、ケース部材及びカバー部材には係合部材及び被係合部材が設けられているので、これら係合部材及び被係合部材を用いてケース部材とカバー部材と係合させることができ、またケース部材とカバー部材における第2及び第4側壁の外面が樹脂モールドにより被覆されているので、ケース部材とカバー部材との係合が解除されるのを防止でき、これにより基板への不正アクセスを確実に防止できる。
また、本発明の請求項5に記載の基板ユニットによれば、樹脂モールドは、ケース部材の第1の接合部とカバー部材の第2の接合部との接合箇所を部分的に封止するので、接合箇所全体を封止する構成と比較して、使用される樹脂の量を軽減することができると共に、樹脂モールドに要する時間ひいては基板ユニット全体の製作の要する時間を短縮できる。
また、本発明の請求項6に記載の基板ユニットによれば、樹脂モールドは、ケース部材の第1の接合部とカバー部材の第2の接合部との接合箇所を全周に亘って封止するので、ケース部材とカバー部材とをより強固に一体化することができ、基板への不正アクセスをより確実に防止できる。
また、本発明の請求項7に記載の基板ユニットによれば、樹脂モールドには透明乃至半透明な樹脂が用いられるので、樹脂モールドが基板に実装された電子部品の視認を妨げることがない。また、樹脂モールドには熱可塑性樹脂が用いられるため、例えば紫外線硬化樹脂を使用した場合等と比較して短時間でモールドでき、主制御基板ユニットの製造に要する時間を短縮できる。
また、本発明の請求項8に記載の基板ユニットによれば、基板は主制御基板及び払出制御基板の何れかであるので、主制御基板に対する大当たり抽選確率の改変や払出制御基板に対する払出遊技球数の改変等の不正な改造を防止でき、パチンコホールにおける損害の発生を防止できる。
また、本発明の請求項9に記載の遊技機によれば、請求項1〜8の何れかに記載の基板ユニットを有するので、上述したのと同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機を示す簡略正面図。 図1の示す遊技機の簡略背面図。 図1に示す遊技機が備える主制御基板ユニットを示す斜視図。 図3に示す主制御基板ユニットのIV―IV線断面図。 図3に示す主制御基板ユニットの製造方法を説明する図であり、(a)は中間主制御基板ユニットと一対の凹状成形金型とを示す断面図であり、(b)は一対の凹状成形金型を型締めした状態を示す断面図。 図1の遊技機が備える払出制御基板ユニットを示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る主制御基板ユニットを示す斜視図。 図7の主制御基板ユニットが備える主制御基板と主制御基板ケースとを示す分解斜視図。 図7に示す主制御基板ユニットのIX―IX線断面図。 図7に示す主制御基板ユニットの製造方法を説明する図であり、一対の凹状成形金型を型締めした状態を示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る主制御基板ユニットを示す斜視図。 図11に示す主制御基板ユニットのXII―XII線断面図。 図11に示す主制御基板ユニットのXIII―XIII線断面図。 図11に示す主制御基板ユニットが備える主制御基板ケースの分解斜視図。 図11に示す主制御基板ユニットの製造方法を説明する図であり、一対の凹状成形金型を型締めした状態を示す断面図。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明に従う遊技機の第1の実施形態について説明する。図1及び図2を参照して、図示の遊技機1は、枠体3と遊技盤5とを備え、枠体3には外枠7と、内枠9と、前枠11とが含まれる。外枠7は、遊技機1の外郭部となる枠体であり、上下左右の木枠材を矩形に組み合わせて構成されている。内枠9は、外枠7に対して開閉可能に取り付けられており、この内枠9に遊技盤5が嵌め込まれるようにして装着されている。前枠11は、遊技盤5の前面(遊技盤面)を保護するものであり、内枠9の前面側に開閉可能に装着されている。前枠11の中央にはほぼ円形の開口窓11aが形成されると共に、その裏面にはガラス板が嵌め込まれており、遊技盤5の遊技盤面に形成された遊技領域5aは、これら開口窓11a及びガラス板を通じて前方から視認することができるようにされている。また、前枠11において、開口窓11aの上方には左右一対のスピーカ13が設けられ、開口窓11aの下方には遊技球を貯留するための上皿15、演出の切替を行うための演出ボタン17、払い出す遊技球数を表示するためのデジタル表示部19、会員カード等を挿入するためのカード挿入口21、遊技球を発射させるための発射ハンドル23等が設けられている。遊技盤5の中央には開口部5bが形成されており、かかる開口部5bに表示装置25の表示部25aが挿入配置されている。
内枠9の裏側には、遊技内容を制御するための主制御基板ユニット30と、表示装置25における表示内容を制御するための表示基板ユニット40と、遊技球の払い出しを制御するための払出制御基板ユニット50と、遊技機1各部に電力を供給する電源基板ユニット60等が取り付けられている。これらの基板ユニットと遊技機1各部の電気・電子部品がコネクタケーブル(図示せず)で接続されて遊技機1が作動可能に構成されている。
図3及び図4を参照して、主制御基板ユニット30は、主制御基板31と、主制御基板31を収容する主制御基板ケース32とを備える。主制御基板31は、大当たり抽選や遊技状態の移行など主に遊技の進行及び遊技球の払出し等に係わる制御を行うものであって、矩形形状のプリント配線板31Aの片面にCPU31B、ROM31C、複数の基板側コネクタ31D、リセットボタン31E等の電子部品が実装されて構成されている。
主制御基板ケース32は、透明乃至半透明なポリカーボネート(PC)等の合成樹脂から形成されており、下側のケース部材33と上側のカバー部材34とを備えて箱形状に構成されている。ケース部材33は上面が開口する横長な長方形状を有し、矩形状の底板(第1板部材)33Aと底板33Aの周縁部から上方に延出する側壁(第1側壁)33Bとから構成されている。側壁33Bは、前後左右に位置する4枚の壁板部材から構成されており、側壁33Bの上端面33Cには、その外縁から上方に突出する環状の突状部33Dが設けられている。また、底板33Aには複数のスペーサ35が設けられており、プリント配線板31Aに穿設された止め孔(図示せず)に挿入された取付ネジ36をスペーサ35に螺着させることにより、主制御基板31が底板33Aと一定の距離を保った状態でケース部材33に固定されるようになっている。
カバー部材34は、底面が開口する横長な箱状部材であって、その下端面34cを、ケース部材33の上端面33Cに接合(当接)させて、ケース部材33の上方開口(開口部)を塞いでいる。このカバー部材34は、側面視クランク状に形成された天板(第2板部材)34Aと、天板34Aの周縁部から下方に延出する側壁(第2側壁)34Bとから構成され、これによりカバー部材34の内部空間は、後方が深部とされ、前方が浅部とされている。この天板34Aのうち、前方の浅部に対応する部位には、プリント配線板31Aに実装された複数の基板側コネクタ31Dの各々に対応させて複数の開口部34aが形成されると共に、リセットボタン31Eに対応させて開口部34bが形成されており、これらの開口部34a,34bを介して基板側コネクタ31D及びリセットボタン31Eが外部に露出している。また、カバー部材34はケース部材33よりも僅かに小さく形成されており、ケース部材33の突状部33Dとカバー部材34の側壁34Bとの間に規定された空間が樹脂38でモールドされ、これによりケース部材33の下端面34cとカバー部材34の上端面33Cとの接合箇所(当接箇所)が分離不能に封止されている。即ち、本実施形態においては、ケース部材33の側壁33B(より具体的には側壁33Bの上端面33C)が第1の接合部として機能し、カバー部材34の側壁34B(より具体的には側壁34Bの下端面34c)が第2の接合部として機能し、ケース部材33の第1の接合部とカバー部材34の第2の接合部との接合箇所(当接箇所)が、その外側から樹脂38により被覆されて封止されている。なお、本実施形態においては、樹脂38の上面と突状部33Dの上面とが面一となるようにモールドされている。
次に、このように構成された主制御基板ユニット30の製造方法について説明する。尚、以下の説明においては、図3及び図4と同じ部材には同一の参照番号を付して説明する。
主制御基板ユニット30を製造するには、まず主制御基板ケース32のケース部材33及びカバー部材34を製作する。これらケース部材33及びカバー部材34は、透明乃至半透明なポリカーボネート(PC)等の合成樹脂を用いた射出成形、プレス成形、或いは真空成形等によって製作できるが、これらの成形方法は周知であるので詳細な説明は省略する。
次に、ケース部材33と、カバー部材34と、予め用意された主制御基板31とをプリアセンブリし、中間主制御基板ユニット30M(図5(a)参照)を製作する。具体的には、主制御基板31を、その下面(電子部品の実装面と反対側)をケース部材33の底板33A側に向けて、ケース部材33の複数のスペーサ35に載置し、取付ネジ36をプリント配線板31Aに穿設された止め孔(図示せず)を介してスペーサ35に螺着させる。これにより、主制御基板31が底板33Aと一定の距離を保った状態でケース部材33に固定される。
次に、主制御基板31に実装された複数の基板側コネクタ31D及びリセットボタン31Eがカバー部材34に形成された対応の開口部34a,34bを挿通すると共に、主制御基板31に実装されたCPU31BやROM31C等がカバー部材34の深部に収容されるようにして、カバー部材34の下端面34cをケース部材33の上端面33Cに当接させて位置決めし、これにより中間主制御基板ユニット30Mが製作される。
この中間主制御基板ユニット30Mにおいては、ケース部材33の側壁33Bに形成された突状部33Dとカバー部材34の側壁34Bとの間には環状の隙間Gが規定されており、図5(a)に示す下側の凹状成形金型70及び上側の凹状成形金型80を用いて、この隙間Gを樹脂モールドする。より具体的に、凹状成形金型70には、ケース部材33に対応させて凹状部71が設けられており、中間主制御基板ユニット30Mは、その下方部位がかかる凹状部71に嵌め込まれるようにして装着される。また、凹状成形金型80には、主制御基板31が組み付けられたカバー部材34に対応させて凹状部81が設けられている。凹状成形金型70に中間主制御基板ユニット30Mを装着させた状態で両凹状成形金型70,80の型接合面72,82を接合させると、図5(b)に示す様に、ケース部材33の側壁33Bの上端面33Cと、ケース部材33の突状部33Dと、カバー部材34の側壁34Bと、型接合面82とによって囲まれた環状のキャビティCが規定される。
中間主制御基板ユニット30Mにおける隙間Gを樹脂モールドするには、中間主制御基板ユニット30Mを装着した凹状成形金型70と凹状成形金型80とを型締めし、注入口(図示せず)を通してキャビティC内に溶融樹脂を注入し、キャビティC内に注入した溶融樹脂を冷却固化させる。キャビティC内に注入させる樹脂としては、透明乃至半透明のポリカーボネート(PC)等の熱可塑性樹脂が用いられる。これによりケース部材33の上端面33Cとカバー部材34の下端面34cとの接合箇所が、その全周に亘って樹脂38により外側からモールドされ、上述した主制御基板ユニット30が完成する。
このように構成された主制御基板ユニット30においては、ケース部材33の上端面33Cとカバー部材34の下端面34cとの接合箇所が樹脂38により強固にシールされ、主制御基板ケース32に収容された主制御基板31への不正なアクセスが禁止される。即ち、ケース部材33とカバー部材34とが樹脂モールドにより一体化されるため、これらは分離不能に固定され、主制御基板31へアクセスするためには主制御基板ケース32を破壊しなければならず、主制御基板31への不正アクセスが極めて困難となり、主制御基板31の不正な改造等を確実に防止することができる。
また、ケース部材33の上端面33Cとカバー部材34の下端面34cとの接合箇所をモールドする樹脂38としてPC等の熱可塑性樹脂を用いるので、例えば紫外線硬化樹脂を使用した場合等と比較して短時間でモールドでき、ひいては主制御基板ユニット30の製造に要する時間を短くできる。
また、遊技機は所定の認可を受けることが義務づけられており、また主制御基板に搭載されたCPUやROM等のチップについては、その型番を外部から視認可能とすることが義務づけられているところ、本実施形態においては樹脂38として透明乃至半透明な樹脂を用いるため、主制御基板31に実装された電子部品の視認を妨げることがない。
なお、主制御基板ユニット30の構成及びその製造方法について上述したが、払出制御基板ユニット50も主制御基板ユニット30と同様の構成とし、主制御基板ユニット30と同様にして製造されることとしてもよい。この場合、図6に示す様に、払出制御基板ユニット50は、CPU、ROM(何れも図示せず)、及び複数の基板側コネクタ51D等が実装された払出制御基板(図示せず)と、この払出制御基板を収容する払出制御基板ケース52とを備え、払出制御基板ケース52のケース部材53とカバー部材54との接合箇所が、その全周に亘って樹脂58により外側からモールドされて強固に固定される。このように構成された払出制御基板ユニット50においても、払出制御基板への不正なアクセスが禁止され、払出遊技球数等が不正に操作される等の問題を確実に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に従う遊技機の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る遊技機は、上述した第1実施形態に係る遊技機1と実質同一の構成を有するが、主制御基板ユニット30に代えて図7に示す主制御基板ユニット130を有する点で異なる。よって、ここでは主制御基板ユニット130についてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。また、上述した主制御基板ユニット30と実質同一の構成については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
図7〜図9を参照して、図示の主制御基板ユニット130は、主制御基板31と、主制御基板31を収容する主制御基板ケース132とを備える。主制御基板ケース132は、透明乃至半透明なポリカーボネート(PC)等の合成樹脂から形成されており、ケース部材133と、カバー部材134とを備える。ケース部材133は、側面視略L字形を有すると共に、一側面(図7の例では右面)が開口する横長の箱形状に構成されており、その上面前方部位には、複数の基板側コネクタ31Dが挿通する複数の開口部33aと、リセットボタン31Eが挿通する開口部33bが形成されている。ケース部材133の左右幅は主制御基板31の左右幅寸法よりも幾分大きく規定される一方、ケース部材133の前後寸法は主制御基板31の前後寸法よりも幾分大きく規定され、主制御基板31がケース部材133内の所定位置に位置決めされた状態で、主制御基板31の前端及び後端がケース部材133の内前面及び内後面からそれぞれ離隔するように構成されている。また、ケース部材133の右端近傍には、その内面から内方に突出する位置決め用の突部133cが設けられている。
カバー部材134は、ケース部材133の右側開口に対応して側面視略L字形を有する板状部材であって、その周面134a全体がケース部材133の内面133Cと接合(当接)するようにケース部材133の右面開口に収容装着されてケース部材133の右面開口を塞いでいる。また、カバー部材134には横長の貫通孔134bが形成されており、プリント配線板31Aの右端部31Fは当該貫通孔134bに挿通されて、カバー部材134の外方まで延出している。
主制御基板ケース132は、その右面全体が透明乃至半透明な樹脂138によりモールドされている。このように主制御基板ケース132の右面全体が樹脂138によりモールドされることで、ケース部材133の内面133Cとカバー部材134の周面134aとの接合箇所(当接箇所)が全周に亘って封止されると共に、プリント配線板31Aはその右端部31Fがカバー部材134の貫通孔134bに挿通された状態で強固に支持される。即ち、本実施形態においては、ケース部材133の内面133Cが第1の接合部として機能し、カバー部材134の周面134aが第2の接合部として機能し、ケース部材133の第1の接合部とカバー部材134との接合箇所が、その外側から樹脂138により被覆されることにより封止されている。
次に、このように構成された主制御基板ユニット130の製造方法について説明する。主制御基板ユニット130を製造するには、まず主制御基板ケース132のケース部材133及びカバー部材134を製作する。これらケース部材133及びカバー部材134は、透明乃至半透明なポリカーボネート(PC)等の合成樹脂を用いた射出成形、プレス成形、或いは真空成形等によって製作できるが、これらの成形方法等は周知であるので詳細な説明は省略する。
次に、ケース部材133と、カバー部材134と、予め用意された主制御基板31とをプリアセンブリし、中間主制御基板ユニット130M(図10参照)を製作する。具体的には、ケース部材133の上側を下方に向けた状態とし、主制御基板31を表面(電子部品の実装面)を下向きにしてケース部材133内に挿入する。主制御基板31を下方に移動させて基板側コネクタ31D及びリセットボタン31Eを対応の開口部33a,33bに挿通させ、プリント配線板31Aの表面をケース部材133の内面133Cに当接させ、これにより主制御基板31がケース部材133に対して所定位置に位置決めされる。次に、プリント配線板31Aの右端部31Fをカバー部材134の貫通孔134bに挿通させながら、カバー部材134をケース部材133内に挿入し、ケース部材133の内面133Cの一部である突部133cに当接させて位置決めする。これにより中間主制御基板ユニット130Mが製作される。
この中間主制御基板ユニット130Mにおいては、カバー部材134は、その周面134aがケース部材133の内面133Cに当接した状態でケース部材133の右端部に収容装着され、主制御基板31の右端部31Fがカバー部材134の貫通孔134bから外方へ幾分突出しており、図10に示す下側の凹状成形金型170及び上側の凹状成形金型180を用いて、中間主制御基板ユニット130Mの右面全体(ケース部材133の右端面133dと、カバー部材134の外面134cと、カバー部材134の貫通孔134bから外方へ延出した主制御基板31の右端部31F)を樹脂モールドする。具体的に、凹状成形金型170には、中間主制御基板ユニット130Mの上方部位に対応させて凹状部171が設けられており、中間主制御基板ユニット130Mは、その上方部位がかかる凹状部171に嵌め込まれるようにして装着される。
また、凹状成形金型180には、中間主制御基板ユニット130Mの下方部位に対応させて凹状部181が設けられている。凹状成形金型170に中間主制御基板ユニット130Mを装着させた状態で両凹状成形金型170,180の型接合面172,182を接合させると、図10に示す様に、中間主制御基板ユニット130Mの右側にキャビティC1が規定される。
中間主制御基板ユニット130Mの右面を樹脂モールドするには、中間主制御基板ユニット130Mを装着した凹状成形金型170と凹状成形金型180とを型締めし、注入口(図示せず)を通してキャビティC1内に溶融樹脂を注入し、キャビティC1内に注入した溶融樹脂を冷却固化させる。キャビティC1内に注入させる樹脂としては、透明乃至半透明のポリカーボネート(PC)等の熱可塑性樹脂が用いられる。これによりケース部材133の内面133Cとカバー部材134の周面134aとの接合箇所及び主制御基板31の右端部31Fとカバー部材134との接合箇所が樹脂138により外側からモールドされ、上述した主制御基板ユニット130が完成する。
このように構成された主制御基板ユニット130においても、上述した主制御基板ユニット30と同様に、ケース部材133の内面133Cとカバー部材134の周面134aとの接合箇所が全周に亘って樹脂138により強固にシールされ、主制御基板ケース132に収容された主制御基板31への不正なアクセスが禁止され、主制御基板31の不正な改造等を確実に防止することができる。
また、主制御基板31の右端部31Fがカバー部材134に対して樹脂138により強固に固定されるため、取付ネジ等を用いなくても主制御基板31を主制御基板ケース132内の所定位置に維持できる。
なお、上述した第1実施形態の場合と同様に、払出制御基板ユニットについても主制御基板ユニット130と同様の構成を有することとしても良く、これにより払出制御基板への不正なアクセスを禁止できる。
[第3実施形態]
次に、本発明に従う遊技機の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る遊技機は、上述した第1及び第2実施形態に係る遊技機と実質同一の構成を有するが、図11に示す主制御基板ユニット230を有する点で異なる。よって、ここでは主制御基板ユニット230についてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。また、上述した主制御基板ユニット30,130と実質同一の構成については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
図11〜図15を参照して、図示の主制御基板ユニット230は、主制御基板31と、主制御基板31を収容する主制御基板ケース232とを備える。主制御基板ケース232は、透明乃至半透明なポリカーボネート(PC)等の合成樹脂から形成されており、下側のケース部材233と上側のカバー部材234とを備えて箱形状に構成されている。ケース部材233は上面が開口する横長な長方形状を有し、矩形状の底板233Aと底板233Aの周縁部から上方に延出する前後左右4枚の側壁233Bとから構成されている。前側及び後側の側壁(第3側壁)233Bの内面には、複数の被係合部材90が設けられており、これら複数の被係合部材90の各々は、前側及び後側の側壁233Bの内面に沿って上方向に延びる基部90aと、基部90aの上側端部から右方に延出する被係合部90bとを備え、全体的に略L字形を有している。右側の側壁(第4側壁)233Bは、後側及び前側の側壁233Bに対して直交して延びると共に、その後端近傍位置及び前端近傍位置には一対の切欠き91が形成されている。
カバー部材234は、下面が開口する横長な箱状部材であって、側面視クランク状に形成された天板234Aと、天板234Aの周縁部から下方に延出する後前左右4枚の側壁234Bとから構成され、これによりカバー部材234の内部空間は、後方が深部とされ、前方が浅部とされている。この天板234Aのうち、前方の浅部に対応する部位には、プリント配線板31Aに実装された複数の基板側コネクタ31Dが挿通する複数の開口部34aと、リセットボタン31Eが挿通する開口部34bが形成されている。また、天板234Aには複数のスペーサ235が設けられており、プリント配線板31Aに穿設された止め孔(図示せず)に挿通された取付ネジ36をスペーサ235に螺着させることにより、プリント配線板31Aが天板234Aと一定の距離を保った状態でカバー部材234の内側に固定されるようになっている。
更に、前側及び後側の側壁(第1側壁)234Bの下端部には複数の係合部材92が設けられると共に、外方(前方又は後方)に延出するフランジ部93が全長に亘って設けられている。これら複数の係合部材92は、ケース部材233に設けられた複数の被係合部材90にそれぞれ係合するものであって、側壁234Bの下端面234bから下方に突出する基部92aと、基部92aの下端部から左方に延出する係合部92bとを有し、被係合部材90とは逆向きの略L字形を有している。
本実施形態においては、ケース部材233の側壁233B(より具体的には側壁233Bの上端面233b)が第1の接合部として機能し、カバー部材234の側壁234B(より具体的には側壁234Bの下端面234b)が第2の接合部として機能し、ケース部材233の第1の接合部に対してカバー部材234の第2の接合部が接合するように構成されている。
また、このように構成された主制御基板ケース232の右面、即ちケース部材233の右側の側壁233B及びカバー部材234の右側の側壁234B(第2側壁)の外面全体が樹脂238によりモールドされ、これによりケース部材233の第1の接合部とカバー部材234の第2の接合部との接合箇所(当接箇所)が部分的に(主制御基板ケース232の右側部位において)樹脂238により被覆されて封止されている。
次に、このように構成された主制御基板ユニット230の製造方法について説明する。主制御基板ユニット230を製造するには、まず主制御基板ケース232のケース部材233及びカバー部材234を製作する。これらケース部材233及びカバー部材234は、透明乃至半透明なポリカーボネート(PC)等の合成樹脂を用いた射出成形、プレス成形、或いは真空成形等によって製作できるが、これらの成形方法は周知であるので詳細な説明は省略する。
次に、ケース部材233と、カバー部材234と、予め用意された主制御基板31とをプリアセンブリし、中間主制御基板ユニット230M(図15参照)を製作する。具体的には、主制御基板31に実装された複数の基板側コネクタ31D及びリセットボタン31Eがカバー部材234に形成された対応の開口部34a,34bを挿通すると共に、主制御基板31に実装されたCPU31BやROM31C等がカバー部材234の深部に収容されるようにして、主制御基板31をカバー部材234内に収容する。その後、取付ネジ36をプリント配線板31Aに穿設された止め孔(図示せず)に挿通してスペーサ235に螺着させ、主制御基板31をカバー部材234内の所定位置に固定する。
次に、カバー部材234に設けられた複数の係合部材92が、ケース部材233に設けられた対応の被係合部材90の右側に位置するようにして、カバー部材234の下端面234b(より具体的にはフランジ部93の下面を構成する部分)をケース部材233の上端面233bに当接させる。この状態でカバー部材234をケース部材233に対して左方へスライドさせると、係合部材92の係合部92bが対応する被係合部材90の被係合部90bの下方に位置するようになり、これにより係合部材92と被係合部材90とが係合すると共に、カバー部材234の下端面234bが、その全周に亘ってケース部材233の上端面233bと当接し、中間主制御基板ユニット230Mが完成する。この中間主制御基板ユニット230Mにおいては、係合部材92と被係合部材90との係合により、カバー部材234のケース部材233に対する上方及び左方への移動が規制される。
次に、図15に示す下側の凹状成形金型270及び上側の凹状成形金型280を用いて、中間主制御基板ユニット230Mの右面を樹脂モールドする。より具体的に、凹状成形金型270には、中間主制御基板ユニット230Mの下方部位に対応する凹状部271が設けられており、中間主制御基板ユニット230Mは、その下方部位がかかる凹状部271に嵌め込まれるようにして装着される。また、凹状成形金型280には、中間主制御基板ユニット230Mの上方部位に対応する凹状部281が設けられている。凹状成形金型270に中間主制御基板ユニット230Mを装着させた状態で両凹状成形金型270,280の型接合面272,282を接合させると、図15に示す様に、中間主制御基板ユニット230Mの右側にキャビティC2が規定される。
中間主制御基板ユニット230Mの右面を樹脂モールドするには、中間主制御基板ユニット230Mを装着した凹状成形金型270と凹状成形金型280とを型締めし、注入口(図示せず)を通してキャビティC2内に溶融樹脂を注入し、キャビティC2内に注入した溶融樹脂を冷却固化させる。キャビティC2内に注入させる樹脂としては、透明乃至半透明のポリカーボネート(PC)等の熱可塑性樹脂が用いられる。ケース部材233の第1の接合部(上端面233b)とカバー部材234の第2の接合部(下端面234b)との接合箇所のうち、中間主制御基板ユニット230Mの右面に位置する部分のみが樹脂238により外側からモールドされ、上述した主制御基板ユニット230が完成する。
このように構成された主制御基板ユニット230においても、ケース部材233の第1の接合部とカバー部材234の第2の接合部との接合箇所が樹脂238により強固にシールされ、主制御基板ケース232に収容された主制御基板31への不正なアクセスが禁止され、主制御基板31の不正な改造等を確実に防止することができる。また、本実施形態においては、ケース部材233の第1の接合部とカバー部材234の第2の接合部との接合箇所のうち、一部についてのみ樹脂モールドしているので、樹脂モールドに要する樹脂の量及び時間を削減することができる。
また、本実施形態においても、上述した第1及び第2実施形態の場合と同様に、払出制御基板ユニットが主制御基板ユニット230と同様の構成を有することとしても良く、これにより払出制御基板への不正なアクセスを禁止できる。
また、本実施形態においては、ケース部材233の第1の接合部とカバー部材234の第2の接合部との接合箇所のうち、一部についてのみ樹脂モールドする構成としたが、かかる接合箇所を全周に亘って樹脂モールドする構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態に係る遊技機について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、遊技機が備える主制御基板ユニット(払出制御基板ユニット)は、主制御基板ユニットの主制御基板ケースを構成するケース部材の第1の接合部とカバー部材の第2の接合部とが接合する接合箇所のうち、少なくとも一部が樹脂モールドされることにより分離不能とされていれば良く、これらケース部材及びカバー部材の具体的構成は上述した第1〜第3の実施形態における構成に限定されない。
また、上記第1〜第3実施形態においては、主制御基板ユニット及び払出制御基板ユニットについてのみ樹脂モールドによる封止構造を採用したが、その他の基板ユニット例えば表示制御基板ユニットや電源基板ユニットについても、樹脂モールドによる封止構造を採用してもよい。
上記実施系形態においては、パチンコ遊技機を例示して説明したが、本発明における遊技機はパチンコ遊技機に限定されず、例えば回胴式遊技機やスロットマシン、ゲーム機等であってもよい。
更に、上記各実施形態においては、第1の接合部と第2の接合部とが互いに当接した状態で両者を樹脂モールドにより一体化させるものとして説明した。よって、上記実施形態における「接合箇所」とは、第1の接合部と第2の接合部とが当接する「当接箇所」を意味する。しかしながら、本発明は係る形態に限定されず、例えば第1の接合部と第2の接合部とが僅かな隙間をもって離隔した状態で両者を樹脂モールドにより一体化させてもよく、この場合における「接合箇所」とは、第1の接合部と第2の接合部とが対向する「対向箇所」を意味する。或いは、第1の接合部と第2の接合部とが部分的に当接した状態で両者を樹脂モールドにより一体化させてもよく、この場合における「接合箇所」には、第1の接合部と第2の接合部との当接箇所及び対向箇所が含まれる。
ここで、第1の接合部と第2の接合部とが離隔した状態(或いは部分的に当接した状態)で両者の接合箇所をモールドした場合であっても、第1の接合部と第2の接合部との隙間が僅かであれば、若干量の溶融樹脂が当該隙間に流れ込むことはあっても、大量の溶融樹脂が基板ケース内に流入することはない。
1 遊技機
30,130,230 主制御基板ユニット
30M,130M,230M 中間主制御基板ユニット
31 主制御基板
31A プリント配線板
31B CPU
31C ROM
31D 基板側コネクタ
32,132,232 主制御基板ケース
33,133,234 ケース部材
34,134,233 カバー部材
38,138,238 樹脂
50 払出制御基板ユニット
C,C1,C2 キャビティ

Claims (9)

  1. 遊技機に用いられる基板ユニットであって、
    電子部品を実装した基板と、前記基板を収容する基板ケースと、を備え、
    前記基板ケースは、透明乃至半透明な合成樹脂から形成され、開口部を有する箱形のケース部材と、前記開口部を塞ぐカバー部材とを有し、
    前記ケース部材は第1の接合部を有し、前記カバー部材は前記第1の接合部と接合する第2の接合部を有し、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所が樹脂モールドにより封止されていることを特徴とする基板ユニット。
  2. 前記ケース部材は、第1板部材と、前記第1板部材の周縁部から延出する第1側壁と、を有し、前記第1側壁の端面には前記第1板部材から離隔する方向に延出する環状の突状部が形成され、前記第1側壁の端面は前記第1の接合部として機能し、
    前記カバー部材は、第2板部材と、前記第2板部材の周縁部から延出する第2側壁と、を有し、前記第2側壁の端面は前記第2の接合部として機能し、
    前記突状部と前記第2側壁との間に規定された空間が前記樹脂モールドにより封止されることにより、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所が前記樹脂モールドに封止されていることを特徴とする請求項1に記載の基板ユニット。
  3. 前記基板の一端部は、前記カバー部材に形成された貫通孔を介して前記カバー部材の外方に延出し、
    前記カバー部材の外面及び前記基板の前記一端部は、前記樹脂モールドにより被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板ユニット。
  4. 前記ケース部材は、前記第1の接合部として機能する第1側壁及び第2側壁を有し、前記第1側壁には複数の係合部材が設けられ、
    前記カバー部材は、前記第1側壁及び前記第2側壁とそれぞれ接合する前記第2の接合部としての第3側壁及び第4側壁を有し、前記第3側壁には、前記複数の係合部材の各々と係合する複数の被係合部材が設けられ、前記第4側壁は前記第3側壁に対して直交して延び、
    前記第2側壁の外面及び前記第4側壁の外面が前記樹脂モールドにより被覆されることにより、前記ケース部材の前記第2側壁と前記カバー部材の前記第4側壁との接合箇所が封止されていることを特徴とする請求項1に記載の基板ユニット。
  5. 前記樹脂モールドは、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所を部分的に封止することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の基板ユニット。
  6. 前記樹脂モールドは、前記ケース部材の前記第1の接合部と前記カバー部材の前記第2の接合部との接合箇所を全周に亘って封止することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の基板ユニット。
  7. 前記樹脂モールドには、透明乃至半透明な熱可塑性樹脂が用いられていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の基板ユニット。
  8. 前記基板は、遊技内容を制御する主制御基板及び遊技球の払い出しを制御するための払出制御基板の何れかであることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の基板ユニット。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の基板ユニットを有することを特徴とする遊技機。




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