JP2014124265A - カテーテル用バルーン及びカテーテル - Google Patents
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Abstract
【課題】石灰沈着性の大動脈狭窄、リウマチ性及び先天性の大動脈狭窄等の治療において、伸長性バルーンの拡張外径をコントロールし易く、かつバルーンの遊走を効果的に防止でき、所定の位置に容易に固定可能なカテーテル用バルーンを提供する。
【解決手段】非伸張性素材又は低伸張性に形成されたショルダー部23及び伸張性を有するウエスト部30を備えているバルーン20と、このバルーン20が取り付けられるカテーテル本体70とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】非伸張性素材又は低伸張性に形成されたショルダー部23及び伸張性を有するウエスト部30を備えているバルーン20と、このバルーン20が取り付けられるカテーテル本体70とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、カテーテル用バルーン及びカテーテルに関する。
狭窄大動脈病変の原因としては、後天性である石灰沈着性、リウマチ性の大動脈狭窄、及び先天性の大動脈狭窄等がある。例えば、石灰沈着性の大動脈狭窄は、病変が悪化すると弁尖の石灰化が進行して弁尖が徐々に硬くなり、その可動範囲が徐々に制限されて心不全の原因となりうる。そのため重度の弁尖狭窄の場合は、手術による治療が必要となる。
かかる疾患を治療するために石灰沈着性の大動脈狭窄、リウマチ性及び先天性の大動脈狭窄等の狭窄した弁を拡張する低侵襲性の治療方法の一つとして、バルーン弁形成手術が提案されている。石灰沈着性の大動脈狭窄における本治療方法の一般的な術式は、以下のとおりである。まず、バルーンが収縮されたカテーテルを静脈又は動脈内に経皮的に挿入し、治療を必要とする心臓弁内にバルーンを配置する。次に、バルーンを拡張することによって弁尖を拡張し、弁尖に沈着した石灰化部分を破砕することによって、弁尖の柔軟性を回復させ、可動範囲を向上させる。血流の拍出量が増加したことが確認できたら、バルーンを収縮し、カテーテルを体内から除去する。
本治療に使用されるカテーテルバルーンは、大動脈の弁尖を大きく拡張するために、ラテックスやシリコーン等の高弾性材料がバルーンの材料として使用される場合があり、バルーン全体に伸張性をもたせてある。高弾性材料により伸張性を有するバルーンとすることで、初期外径を小さくすることを可能にし、さらにその柔軟性により血管内への侵入および進行が容易であるという利点がある。さらに、血管から除去する際にも、収縮後の外径が小さくなるため容易に抜去することができるという利点も有している。しかし、ラテックスやシリコーン等の高弾性材料によるバルーンは、直径を任意に大きくすることができるため、伸長性バルーンの拡張外径を正確に制御する装置又は手段が必要であるという課題があった。
また、既存のバルーンは、その形状が円筒形又は卵形であることに加え、血液及び血管壁は滑りやすいことから遊走しやすいため、バルーンを所定の位置に配置するには、相当の技量及び注意力が必要であるという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、石灰沈着性の大動脈狭窄、リウマチ性及び先天性の大動脈狭窄等の治療において、伸長性バルーンの拡張外径をコントロールし易く、かつバルーンの遊走を効果的に防止でき、所定の位置に容易に固定可能なカテーテル用バルーン及びカテーテルを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のカテーテル用バルーンは、両端部側に形成される非伸張性又は低伸張性の円筒形のショルダー部と、
前記ショルダー部の間に形成され、ショルダー部と比較して成形時の延伸率が低く、ショルダー部より短い直径を有し、拡張により径の増加が可能なウエスト部と、
を有するバルーンを備えたことを特徴とする。
前記ショルダー部の間に形成され、ショルダー部と比較して成形時の延伸率が低く、ショルダー部より短い直径を有し、拡張により径の増加が可能なウエスト部と、
を有するバルーンを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、バルーンのショルダー部は非伸張性又は伸張性に形成されているので、内圧を高くしても伸張性のバルーンのように膨張しつづけて径が大きくなりすぎることを防止することができる。そのため、バルーンの過拡張により周辺組織を損傷することを防止することができる。ウエスト部が伸張する圧力以下の圧力で両側のショルダー部とウエスト部が両方とも所定の径まで拡張するが、伸張することはない。そのため、カテーテル用バルーンは、ウエスト部が凹状に形成される。これにより、弁輪をショルダー部で挟み込むようにしてウエスト部に自然と配置することができる。
さらに、本発明にかかるカテーテル用バルーンにおいて、前記バルーンは、所定の圧力未満においては略瓢箪形の形態をなし、所定の圧力以上においては、主としてウエスト部が伸張し、ウエスト部がショルダー部と同等若しくは若干小さい径になるものであってもよい。かかる構成を採用することによって、ウエスト部の膨張によって弁尖を拡張することができ、弁尖の石灰化部分を破砕することできる。
さらに、本発明にかかるカテーテル用バルーンにおいて、前記ショルダー部は、成形時において十分に延伸されたプラスチックからなり、前記ウエスト部は、成形時において不十分に延伸されたプラスチックからなり、ウエスト部は、使用時の拡張によってさらに延伸されることにより、径がショルダー部と同程度まで拡張されるものであってもよい。かかる構成を採用することで、ショルダー部は、素材の延伸率の限界に近いところまで延伸されているので、耐圧以下であれば、内圧を高くしても伸張性のバルーンのように膨張し続けて径が大きくなりすぎることを防止することができる。また、また、ウエスト部がショルダー部の径を超えて伸張することを防止することができる。かかる構成を採用することによって、バルーンの過拡張により周辺組織を破壊することを確実に防止することができる。また、かかる構成を採用することによって、ウエスト部のみが伸張性を有するカテーテル用バルーンを1工程で容易に作製することができる。
さらに、本発明にかかるカテーテル用バルーンにおいて、前記バルーンは、所定の圧力未満においては、ショルダー部のみが拡張して略瓢箪形の形態をなし、3.0atm以上の圧力をかけた場合であっても、ウエスト部はショルダー部の直径以下であってもよい。かかる構成を採用することによって、弁尖の石灰化部分を破砕する際においてもウエスト部が弁輪に引っ掛かっており、バルーンが遊走する可能性を防止することができる。
さらに、本発明にカテーテルは、アウターチューブと、前記アウターチューブの拡張流体注入用ルーメンと連通する前述したカテーテル用バルーンと、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかるカテーテル用バルーン及びカテーテルによれば、石灰沈着性、リウマチ性及び先天性の大動脈狭窄等の治療において、伸長性バルーンの拡張外径をコントロールし易く、かつバルーンの遊走を効果的に防止でき、所定の位置に容易に固定可能なカテーテル用バルーン及びカテーテルの製造方法を提供することができる。
以下、実施形態にかかるカテーテル用バルーン10、カテーテル100及びカテーテル用バルーン10の製造方法について、図面に沿って詳細に説明する。図1Aは、実施形態にかかるカテーテル用バルーン10のショルダー部23のみを拡張した状態を示す模式図であり、図1Bは、ウエスト部30を伸張させた状態を示す模式図である。図2は、実施形態にかかるカテーテル用バルーン10のウエスト部30をほぼ伸張させた状態を示す模式図である。なお、本明細書において、「拡張」とは、単に内圧の増加によってバルーンが開くことをいい、実質的にバルーン自体が伸張して膨張することを意味するものではない。「伸張」とは、バルーン自体が伸張して直径が長くなることをいう。「延伸」とは、加熱されたプラスチックフィルムを引き伸ばして分子を整列させることをいう。
本実施形態のカテーテル用バルーン10は、図1に示すように、非伸張性素材又は低伸張性に形成されたショルダー部23及び伸張性を有するウエスト部30を備えているバルーン20と、このバルーン20が取り付けられるカテーテル本体70とを備えている。
ショルダー部23は、非伸張性又は低伸張性に形成されており、加圧することによってショルダー部23は拡張する。ショルダー部23の初期の加圧による拡張は、円筒形の形状を有する部分を拡開するのみであり、素材自体を伸張するものではないため、比較的低い圧力、例えば0.05atm以下でも拡張する。その後、圧力を増加しても低伸張性又は非伸張性に作製されているので、ほとんど伸張することなく、概ね20%以下である。
ウエスト部30は、バルーン20の中位に位置し、伸張性を有する。伸張する力が加えられていない状態ではショルダー部23の拡張径よりも短い直径を有している。このため、カテーテル用バルーン10は、所定の圧力までウエスト部30が意図的に細く維持され、全体として瓢箪形に形成される。さらに、圧力を上げることで、ウエスト部30を伸張させて膨らますことができる。
バルーン20に使用される材料としては、既知の種々の材料を使用することができる。例えば、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等のオレフィン系ポリマー等若しくはこれらの組み合わせからなるコポリマー等を使用することができる。バルーン20は、必ずしも素材単一である必要はなく、内層と外層とで異なる素材からなる2層状のものであってもよい。こうした2層のバルーンは、2層押出成形で作製されたチューブを成形することで作製することができる。かかる範囲の伸張率を採用することで、過拡張を防止することができる。バルーン20は、30mm〜80mm、好ましくは40〜70mmの長さに形成され、最大拡張径は、好ましくは10mm〜25mmに形成される。勿論この範囲に限定するものではない。バルーン20の最大拡張径の大小によって、動脈、静脈に加え、身体開口、その他の人体の中空器官へ使用することが可能となる。
バルーン20を作製する方法の一例としては、押出成形によってプラスチック製のチューブを作製し、このチューブを加熱した後、ショルダー部23のみを拡張するように延伸成形することで作製することができる。ショルダー部23のみを延伸することによって、ショルダー部23のバルーンを構成する分子が配向することになる。そのため、ショルダー部23の伸張性が低くなるか、又は伸張しなくなる。一方、ウエスト部30は、延伸処理が不十分なため、ショルダー部と比較して厚く形成され、内圧を増加させることによって延伸しつつ伸張される。このように1本のチューブのショルダー部23を延伸加工することで伸張率に差異を設ける手段によってバルーンを作製すれば、ウエスト部30が伸張していくに従ってショルダー部23の延伸率に近づいていき、ショルダー部23と同じ値に近づいていく。理論的にはウエスト部30がショルダー部23と同じ大きさまで延伸されたときに、同じ伸張率となる。十分に延伸されたプラスチックとは、90%〜100%の延伸率であり、より好ましくは、ショルダー部23の延伸率は、95%〜100%の延伸率がよく、できる限り100%に近く延伸させるとよい。不十分に延伸されたプラスチックとは、60%〜80%程度の延伸率をいい、より好ましくは、ウエスト部30は、60%〜70%程度の延伸率である。ウエスト部がショルダー部の延伸率に近いところまで拡張された後は、全体の拡張限界を超えて拡張されることはないため、過拡張により周辺組織を損傷する可能性を低減できる。
カテーテル用バルーン10は、カテーテル本体70の遠位端に配置されてカテーテル100とされる。具体的には、図1Aに示すように、カテーテル本体70の遠位側先端に取り付けられる先端部40と、この先端部40と連設するガイドワイヤルーメン51を有するインナーチューブ50と、このガイドワイヤルーメン51の周囲に設けられるバルーン20と、このバルーン20のバルーンルーメン52と連通した拡張流体注入用ルーメン61を有するアウターチューブ60とを備えている。バルーン20は、この拡張流体注入用ルーメン61を通ってきた拡張流体によって膨らまされる。
以上のように作製されたカテーテル用バルーン10は、ウエスト部30によって、バルーン20の中位の径が細く保持されるので、所定の圧力以下、すなわち、ウエスト部30を拡張又は膨張させる圧力以下となるように拡張用流体をバルーン20内に挿入することで、バルーン20のウエスト部30は初期の太さのままで、ショルダー部23のみが拡張されていき、ショルダー部23等の拡張が平衡に達する。ショルダー部23の拡張は、単に折りたたまれたバルーン20を開くのみでバルーン20の素材そのものを伸張させるものではないので、比較的低い圧力、例えば0.05atm以下でも拡張する。しかし、ウエスト部30は、素材自体を伸張させる必要があるので、低い圧力下ではほとんど伸張することなくウエスト部30の伸張前の径に保持される。そのため、全体としてバルーン20中心のウエスト部30が細く、ショルダー部23が太い、図1Aに示すように、いわゆる瓢箪形に形成される。このウエスト部30に弁尖又は弁輪が嵌まることで、バルーン20が容易に所定位置に配置され、遊走することを防止することができる。この状態からさらに拡張用流体を注入し、バルーン20の内圧を高くすることにより、ウエスト部30が伸張され、直径が拡大される。この際に、バルーン20のショルダー部23は、非伸張性又は低伸張性であるので、平衡状態以降、拡張しないか、又はわずかに拡張するだけである。さらに、拡張用流体を注入し、バルーン20の内圧を高くすることによりウエスト部30が伸張して、図1Bに示すように、ウエスト部30の直径が拡張されていく。さらに、拡張用流体を注入すると、図2Aに示すように、バルーン20のウエスト部30はショルダー部23の直径と同程度まで拡張される。しかし、バルーン20は、非伸張性又は低伸張性であるのでこれ以上はわずかに拡張するのみである。そのため、伸張性のバルーンのように径が膨張しつづけて、周辺組織が損傷されることが防止される。また、先述したようにウエスト部30もショルダー部23を超えて径が大きくなることはない。
次に、以上のカテーテルを弁形成術に使用する使用方法について説明する。カテーテル100は、Seldinger法により、大腿、上腕動脈又は左鎖骨下動脈を通して導入される。あるいは、外科的切開を介して大動脈弁に対して直接挿入することにより、順行性の挿入が可能である。なお、以下、経カテーテル的大動脈弁置換術においてカテーテル用バルーン10の留置するに際し、経大腿アプローチによって弁尖に留置する場合を例として説明する。しかしながら、種々の異なる留置手技が、本発明に従って可能であることはいうまでもない。
脚の付け根にある大腿動脈(または骨盤内の腸骨動脈)に穿刺針を刺す。その後、ガイドワイヤを血管内に挿入し、ガイドワイヤを血管に沿わせつつ移動させながら、ガイドワイヤを血管内に滑らせつつ挿入し、大動脈弁を通過して留置する。その後、X線透視画面でガイドワイヤの位置を確認しつつ、目的位置までカテーテル用バルーン10を逆行性に前進させる。次に、図3(A)に示すように、カテーテル用バルーン10が遠位端側のショルダー部23が左心室流出路内に位置し、ウエスト部30が大動脈90の弁尖91に位置するように留置される。
そして、図3(B)に示すように、カテーテル用バルーン10は、約0.1atm〜0.5atm(バルーン20内の圧力はその外側の圧力より若干高くする。)の圧力まで拡張流体を導入し、バルーン20を拡張させる。この圧力では、近位側のショルダー部23及び遠位側のショルダー部23が拡張し、ウエスト部30は拡張せず小さい径のままである。この状態でカテーテル用バルーン10は、ショルダー部23の拡張した径に弁尖及びLVOTに適したサイズに選択されている。そのため、この両側のショルダー部23の間に弁輪が挟まれるように配置され、ウエスト部30が弁尖に自然に配置される。従って、カテーテル用バルーン10は、所望の位置に配置することができ、遊走することを防止することができる。
次に、バルーン20内の圧力はさらに増加され、0.5atm〜5.0atm、好ましくは1.0〜3.0atmの範囲の圧力となるように拡張流体を導入する。するとウエスト部30が拡張され、弁尖の外側への押動を開始する。このウエスト部30の拡張によって、弁尖を押動して開放し、石灰化部分を粉砕する。
さらに、バルーン20内の圧力を増加していくことにより、ウエスト部30の直径は徐々に大きくなっていき、図3(C)に示すように、ショルダー部23の外径とほぼ同程度まで拡張される。ウエスト部30の外径は、それ以上に拡張されることはなく、過度の拡張により周辺組織を傷つける虞を完全に防止することができる。なお、血流の遮断は短時間に制限されているため、バルーン20は短時間で収縮される。また、拡張する際には、バルーン20内に造影剤を投入することにより、拡張した状態でX線撮影することで、拡張された弁尖の経を推定することができる。
(実施例)
以下、実施例における圧力と外径の実験結果を示す。なお、本実施例は、あくまで1態様を示すにすぎず、本素材、形態に限定されるものではない。ナイロンで作製された、ウエスト部30の径12mm、ショルダー部23の径15mm及びバルーン長40mmに成形されたバルーン20において、ウエスト部が拡張をはじめる所定の容量(8ml)を超えて拡張流体を注入した際のバルーン10のウエスト部30、及びショルダー部23の外径の変化を測定した。測定方法は、バルーン10内に流体が注入され8mlを超えて注入された点から各部の外径の計測を開始し、その後は、定量ずつ流体を注入して外径を測定した。このときの測定結果は以下の通りである。注入量8mlでウエスト部12.3mm、ショルダー部14.6mmであった。注入量9mlでウエスト部13.0mm、ショルダー部15.1mmであった。注入量10mlでウエスト部13.6mm、ショルダー部15.5mmであった。注入量11mlでウエスト部14.5mm、ショルダー部15.8mmであった。注入量12mlでウエスト部15.1mm、ショルダー部16.2mmであった。注入量13mlでウエスト部15.7mm、ショルダー部16.4mmであった。注入量14mlでウエスト部16.3mm、ショルダー部16.8mmであった。測定結果のグラフを図4に示す。
以下、実施例における圧力と外径の実験結果を示す。なお、本実施例は、あくまで1態様を示すにすぎず、本素材、形態に限定されるものではない。ナイロンで作製された、ウエスト部30の径12mm、ショルダー部23の径15mm及びバルーン長40mmに成形されたバルーン20において、ウエスト部が拡張をはじめる所定の容量(8ml)を超えて拡張流体を注入した際のバルーン10のウエスト部30、及びショルダー部23の外径の変化を測定した。測定方法は、バルーン10内に流体が注入され8mlを超えて注入された点から各部の外径の計測を開始し、その後は、定量ずつ流体を注入して外径を測定した。このときの測定結果は以下の通りである。注入量8mlでウエスト部12.3mm、ショルダー部14.6mmであった。注入量9mlでウエスト部13.0mm、ショルダー部15.1mmであった。注入量10mlでウエスト部13.6mm、ショルダー部15.5mmであった。注入量11mlでウエスト部14.5mm、ショルダー部15.8mmであった。注入量12mlでウエスト部15.1mm、ショルダー部16.2mmであった。注入量13mlでウエスト部15.7mm、ショルダー部16.4mmであった。注入量14mlでウエスト部16.3mm、ショルダー部16.8mmであった。測定結果のグラフを図4に示す。
かかる測定結果によれば、注入量が増えるに従いウエスト部30の外径は増加していくが、ショルダー部23の外径はウエスト部30の外径の増加と比較して増加率は低くなっている。ショルダー部の外径の伸張率は10%以内に収まっている。また、限界まで注入を続けても、ウエスト部30とショルダー部23とが同じ外径になることはなく、わずかであるがウエスト部の径が短くなり凹凸が形成され、バルーンの滑りによる遊走を防止することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
まず、本実施形態にかかるカテーテル用バルーン10及びカテーテル100は、経カテーテル的大動脈弁置換術を例として説明したが、例えば、狭窄大動脈弁又は肺動脈弁の弁形成術に使用するため、又は血管内のあらゆる狭窄性収縮を開存するために使用することができる。また、大動脈弁修復、置換又は移植のために使用される経皮的大動脈弁又は他の人工的なデバイスの留置に先立って、大動脈弁尖の予拡張の際の使用することができる。使用の対象となる血管は、身体の冠動脈、末梢動脈、静脈、食道、気管、腸血管、胆管及び尿管等を含む身体のあらゆる血管を含む。
上述した実施の形態で示すように、インターベンション術、特に、血栓やデブリスの飛散を防止するのに利用することができる。
10…カテーテル用バルーン、20…バルーン、22…ウエスト部、
23…ショルダー部、30…ウエスト部、40…先端部、
50…インナーチューブ、51…ガイドワイヤルーメン、
52…バルーンルーメン、60…アウターチューブ、
61…拡張流体注入用ルーメン、70…カテーテル本体、
90…大動脈、91…弁尖、100…カテーテル
23…ショルダー部、30…ウエスト部、40…先端部、
50…インナーチューブ、51…ガイドワイヤルーメン、
52…バルーンルーメン、60…アウターチューブ、
61…拡張流体注入用ルーメン、70…カテーテル本体、
90…大動脈、91…弁尖、100…カテーテル
Claims (4)
- 両端部側に形成される非伸張性又は低伸張性の円筒形のショルダー部と、
前記ショルダー部の間に形成され、ショルダー部と比較して成形時の延伸率が低く、ショルダー部より短い直径を有し、拡張により径の増加が可能なウエスト部と、
を有するバルーンを備えたことを特徴とするカテーテル用バルーン。 - 前記バルーンは、所定の圧力未満においては略瓢箪形の形態をなし、
所定の圧力以上においては、主としてウエスト部が伸張し、ウエスト部がショルダー部と同等若しくは若干小さい径になることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル用バルーン。 - 前記ショルダー部は、成形時において十分に延伸されたプラスチックからなり、
前記ウエスト部は、成形時において不十分に延伸されたプラスチックからなり、
ウエスト部は、使用時の拡張によってさらに延伸されることにより、径がショルダー部と同程度まで拡張されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカテーテル用バルーン。 - アウターチューブと、
前記アウターチューブの拡張流体注入用ルーメンと連通する請求項1から3のいずれか1項に記載のカテーテル用バルーンと、
を備えたことを特徴とするカテーテル。
Priority Applications (6)
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CN201380043699.3A CN104582780A (zh) | 2012-12-25 | 2013-12-20 | 导管球囊和导管 |
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