JP2014123843A - 車載用通信装置及び車載用通信装置の制御プログラム - Google Patents

車載用通信装置及び車載用通信装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車載器とそれ以外の機器とで通信手段を共有しても、車載器の通信帯域を確保可能にすることを目的とする。
【解決手段】携帯電話回線網を利用してインターネット等の外部ネットワークと通信する通信モジュール12と、車載器22を含む車載LAN18及び持込機器24と無線通信するアクセスポイント20が接続され、接続された各種機器と通信モジュール12との接続を制御する通信制御装置16と、を備え、通信制御装置16が、車載器22を優先して通信モジュール12に接続するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に搭載された機器と外部との通信を行う車載用通信装置及び車載用通信装置の制御プログラムに関する。
車載用通信装置としては、例えば、ナビゲーション装置等の車載器と接続して、外部ネットワークと通信する通信モジュールを備え、外部ネットワークから各種情報(例えば、地点情報や更新情報等)を通信モジュールによって取得する技術が知られている。
一方、無線携帯端末が車両に持ち込まれた場合に、利便的な操作を提供する技術なども提案されている。
例えば、特許文献1では、ユーザが携帯電話端末を車内に持ち込むと、携帯電話端末との間の電波状況により、携帯電話端末が車内に存在していることを検出すると共に、ユーザが運転すると、運転中にあることを検出して、着信する際に、ハンズフリー装置がハンズフリー着信を実行するように制御する車載ユニットが提案されている。
また、特許文献2では、車載機器に接続された持込機器からその信頼性条件情報(例えば使用/保存可能温度範囲)を取得する取得手段と、車載機器に接続された持込機器の状態(例えば温度)を検出する状態検出手段と、持込機器の状態を取得手段により取得された信頼性条件に照らして、該条件を逸脱している場合に車両ユーザに対して警報を出力する警報手段と、車両のACC後に持込機器の将来の状態変化(例えば温度変化)を予測し、信頼性条件を逸脱する確率を求める予測手段と、この確率が所定値を超えたときに車両ユーザに例えば通信を利用してセンタ経由で車両ユーザの通信端末宛に電子メールを送信することによって通知する通知手段と、を有する車内持込機器管理装置が提案されている。
特開2001−103547号公報 特開2006−264616号公報
ところで、近年では、ゲーム機器やパーソナルコンピュータ(PC)等の各種機器をインターネット等の外部ネットワークに通信接続するテザリングという技術が広く普及している。テザリング技術では、携帯電話等の通信機器をゲートウエイとして、ゲーム機やPC等をインターネットに接続するので、インターネット等の外部ネットワークに各種機器を容易に接続することができる。
そこで、上述のように車載器と接続可能な通信モジュール等の通信手段を備えた車載用通信装置にテザリングの機能を設けて、車載器以外の機器も外部ネットワークに接続可能にすることが考えられる。
しかしながら、通信手段を車載器と他の機器とで共有すると、車載器以外の機器の通信量が増加した場合には、車載器の通信帯域を確保できなくなってしまうことが考えられる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車載器とそれ以外の機器とで通信手段を共有しても、車載器の通信帯域を確保可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、外部ネットワークと通信する通信手段と、車載器及び該車載器以外の少なくとも1つの通信機器を含む複数の機器のうち、前記車載器を優先して前記通信手段に接続するように、前記複数の機器と前記通信手段との接続を制御する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、通信手段によって、外部ネットワークと通信される。例えば、通信手段は、携帯電話回線等を利用した外部のインターネット等の外部ネットワークと通信することが可能となる。
そして、制御手段では、車載器及び該車載器以外の少なくとも1つの通信機器を含む複数の機器のうち、車載器を優先して通信手段に接続するように、複数の機器と通信手段との接続が制御される。すなわち、車載器以外の通信機器よりも車載器が優先して通信手段に接続されるので、車載器の通信帯域を確保することが可能となる。従って、車載器とそれ以外の機器とで通信手段を共有しても、車載器の通信帯域を確保することが可能となる。
なお、制御手段は、請求項2に記載の発明のように、車載器からの通信要求があった場合、または車載器の通信帯域を確保できない場合に、車載器以外の通信機器の通信帯域を車載器の通信帯域より狭くする制御、車載器以外の通信機器と通信手段との接続を待機する制御、または車載器以外の通信機器と通信手段との接続を禁止する制御を行うようにしてもよい。すなわち、車載器以外の通信機器の通信帯域を車載器の通信帯域より狭くすることにより、車載器以外の通信機器によって通信帯域が占領されてしまうことがないので、車載器の通信帯域を確実に確保することができる。また、車載器以外の通信機器と通信手段との接続が待機または禁止されることにより、車載器の通信帯域を確実に確保することができる。
また、制御手段は、請求項3に記載の発明のように、有線で通信手段と通信する機器を車載器と認識し、無線で通信手段と通信する機器を車載器以外の通信機器として認識して、複数の機器と通信手段との接続を制御するようにしてもよい。これにより、車載器とそれ以外の通信機器を容易に認識することができる。
また、接続手段は、請求項4に記載の発明のように、優先通信専用ポート及び該優先通信専用ポート以外のポートを備え、優先通信専用ポートに接続された機器を車載器と認識して、複数の機器と通信手段との接続を制御するようにしてもよい。これにより、車載器を容易に認識することができる。
なお、請求項5に記載の発明のように、通信手段に優先的に接続する機器を設定する設定手段を更に備えて、制御手段が、設定手段によって車載器を優先的に接続する設定が行われた場合に、車載器を優先して通信手段に接続するように、複数の機器と通信手段との接続を制御するようにしてもよい。換言すれば、車載器を優先的に接続する設定が成されていない場合には、他の機器の接続を優先して接続することも可能となり、利用者にとって利便的な操作が可能となる。また、車載器を優先的に接続する設定が行われた場合には、上記同様に、車載器の通信帯域を確実に確保することが可能となる。
また、本発明は、請求項6に記載の発明のように、コンピュータを、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用通信装置における制御手段として機能させるための車載用通信装置の制御プログラムとしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、車載器を優先して通信手段に接続するように制御するので、車載器とそれ以外の機器とで通信手段を共有しても、車載器の通信帯域を確保することが可能となる、という効果がある。
本発明の実施の形態に係る車載用通信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車載用通信装置の通信制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車載用通信装置の通信制御装置で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る通信制御装置に予め記憶する複数の設定の一例を示す表である。 本発明の実施の形態の変形例に係る車載用通信装置の通信制御装置で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る車載用通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る車載用通信装置10は、図1に示すように、自動車の外部に設けられた外部ネットワークと通信を行う通信モジュール12を備えている。通信モジュール12は、CPU、ROM、RAM、及びI/O等を備えたマイクロコンピュータを含んで構成されており、外部ネットワークとの通信を制御する。
本実施の形態では、通信モジュール12は、携帯電話回線網に接続された基地局14と通信することにより、携帯電話回線網を利用したインターネット等の外部ネットワークと接続し、各種情報の授受が可能とされている。なお、通信モジュール12は、例えば、携帯電話回線網を使用するための機能を備えるようにしてもよいし、携帯電話回線網を使用するために乗員の携帯電話を接続可能として、乗員の所有する携帯電話を介して携帯電話回線網を使用可能なようにしてもよい。
通信モジュール12には、車内で使用される各種機器と通信モジュール12との接続を制御する通信制御装置16が接続されている。
通信制御装置16も通信モジュール12と同様にマイクロコンピュータを含んで構成されている。詳細には、図2に示すように、CPU30、ROM32、RAM34、及びI/O36等を備えており、I/O36に接続された各種機器を通信モジュール12に接続する制御を行うようになっている。
本実施の形態では、通信制御装置16には、複数(本実施の形態では一例として2つ)のポート38A、38Bが設けられており、通信制御装置16が各ポート38A、38Bに接続された機器の通信モジュール12への接続制御を行うようになっている。本実施の形態では、通信制御装置16の一方のポート38Aには、有線通信を行う車載LAN(Local Area Network)18が接続され、他方のポート38Bには無線通信を行うためのアクセスポイント20が接続されている。
車載LAN18は、CAN(Controller Area Network)等の車載系のネットワークを適用することができ、車載LAN18には、車載器22が接続されている。本実施の形態では、車載器22は、車載LAN18を介して通信制御装置16に有線接続されている。
車載器22としては、例えば、ナビゲーション装置を適用することができ、車載用通信装置10を利用して、ナビゲーション装置のアプリケーションソフトウエアのアップデートや、地図情報の更新、情報センターとの情報の授受等ができる。なお、本実施の形態では、説明を簡単にするために1台の車載器22を備えた例を示すが、複数の車載器22が車載LAN18に接続されていてもよい。
一方、アクセスポイント20は、無線LANルータとして機能し、車内に持ち込まれた無線通信可能な持込機器24と無線接続される。例えば、無線通信対応のゲーム機器や、携帯端末、リアシートエンターテイメント装置等の通信機器を持込機器24として適用することができ、持込機器24は、アクセスポイント20と無線通信を確立することにより、車載用通信装置10を用いて外部ネットワークと通信を行ってインターネット接続等を行うことができる。
ところで、本実施の形態では、通信モジュール12を用いて基地局14と通信を行うことにより、車載器22や持込機器24をインターネット等の外部ネットワークに接続することができるが、複数の機器で通信モジュール12を共用して通信を行うため、持込機器24のネットワークへのアクセスが増加すると、車載器22が必要とする通信帯域を確保できない場合がある。
そこで、本実施の形態では、車載器22とそれ以外の持込機器24とをそれぞれ通信モジュール12へ接続する制御を行う通信制御装置16が、車載器22を通信モジュール12に優先して接続するように制御する構成とされている。
通信制御装置16による車載器22の持込機器24に対する優先接続方法としては、例えば、車載器22からの通信要求がある場合、或いは、持込機器22に依る外部ネットワークへのアクセス量が増加して車載器22が必要とする通信帯域が確保できないと判断された場合(例えば、持込機器24の通信量が予め定めた閾値以上になった場合)に、持込機器24の通信を禁止(通信中の場合は遮断)したり、持込機器24の通信要求を待機させたり、持込機器24の通信帯域幅を車載器22よりも狭い帯域幅に制限したりすることにより、車載器22を優先して通信モジュール12に接続することができる。或いは、持込機器24の使用帯域幅を予め設定して、予め設定した限界に達したときに、それ以上の持込機器24の通信要求をブロックするようにしてもよい。この場合、一般的なブロック方法としては、通信要求情報をキューに入れておき、使用帯域幅が予め定めた限界値未満になるまで要求情報に対応する処理を遅延させる等の処理を行う。或いは、車載器22による通信量の増加に応じて、持込機器24の通信帯域幅を段階的に制限するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、通信制御装置16は、車載器22を含む車載LAN18が接続されたポートと、持込機器24を含むアクセスポイント20が接続されたポートと、を有するので、車載LAN18が接続されたポートを通信優先ポートとしてアクセスポイント20が接続されたポートよりも優先して通信モジュール12に接続するようにしてもよいし、或いは、優先接続する車載器22を予め設定しておき、車載器22をID(Identification)等を用いて認識して設定した車載器22のみを優先して通信モジュール12に接続するようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係る車載用通信装置10の通信制御装置16で行われる具体的な処理内容について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る車載用通信装置10の通信制御装置16で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、イグニッションスイッチがオンされた場合や、イグニッションスイッチがアクセサリオン状態とされた場合等に開始するものとして説明する。また、図3の処理は、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開してCPUが実行することによって行われる処理としてもよいし、各種ハードウエアによって行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。
まず、ステップ100では、車載器22の通信リンクを確立し、ステップ102へ移行する。車載器22の通信リンクの確立は、例えば、通信制御装置16が、車載LAN18に接続された通信可能な機器をスキャンすることにより、車載LAN18に接続された車載器22を検出して通信を確立する。
ステップ102では、接続可能な持込機器24のスキャンが行われてステップ104へ移行する。すなわち、通信制御装置16は、アクセスポイント20からポーリング信号等を送信するように制御し、ポーリング信号に対する応答信号を受信することにより、無線通信可能な持込機器24を検索する。
ステップ104では、ステップ102のスキャンによって検出された持込機器24があるか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ106へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ106では、車載器22の通信要求に対応する処理が行われてステップ122へ移行する。すなわち、車載器22から外部への情報の送信要求や外部から車載器22への情報の送信要求等が行われた場合には、通信モジュール12と車載器22とを接続して対応する通信処理を行う。
一方、ステップ108では、持込機器24の通信リンクを確立し、ステップ110へ移行する。すなわち、検出された持込機器24との通信を確立する。
ステップ110では、車載器22からの通信要求があるか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、肯定された場合にはステップ114へ移行する。なお、当該ステップ110は、車載器22からの通信要求があるか否かを判定するのではなく、代わりに、持込機器24の外部ネットワークへのアクセスが増加して車載器22が必要とする通信帯域を確保できないか否かを判定するようにしてもよい。この場合には、例えば、持込機器24の通信量(通信帯域幅)が予め定めた閾値以上か否かを判定し、判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、肯定された場合にはステップ114へ移行すればよい。
ステップ112では、持込機器24からの通信要求に対応する処理が行われてステップ122へ移行する。すなわち、車載器22からの通信要求がない場合には、通信帯域幅の制限が行われることなく、持込機器24と通信モジュール12とを接続して持込機器24の通信要求に対応する。なお、ステップ110の処理を、上述のように、持込機器24の外部ネットワークへのアクセスが増加して車載器22が必要とする通信帯域を確保できないか否かを判定するようにした場合には、当該ステップ112では、車載器22からの通信要求もあり得るので、車載器22からの通信要求にも対応する。
これに対してステップ114では、持込機器24の通信リンク禁止、持込機器24の通信待機、又は持込機器24の通信帯域幅制限が行われてステップ116へ移行する。これによって車載器22の通信帯域が確保される。
ステップ116では、車載器22の通信要求に対応する処理が行われてステップ118へ移行する。すなわち、車載器22と通信モジュール12を接続して車載器22からの通信要求に対応する。なお、持込機器24の通信帯域幅の制限を行う場合には、予め設定された限界値までは、持込機器24の通信要求に対応する処理も行う。
ステップ118では、車載器22の通信が終了したか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ116に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ118の判定が肯定されたところでステップ120へ移行する。なお、当該ステップ118は車載器22の通信量が減少して車載器22以外の他の持込機器24の通信帯域を確保できるようになったか否かを判定するようにしてもよい。
ステップ120では、持込機器24の通信が復元されてステップ122へ移行する。すなわち、上述のステップ114によって、持込機器24の通信状態が、持込機器24の通信リンク禁止又は持込機器の24の通信待機の場合には、持込機器24からの通信要求に対応する処理を可能とし、通信帯域幅の制限が行われている場合には、元の通信帯域幅に戻して持込機器24からの通信要求に対応する処理を行う。
そして、ステップ122では、イグニッションスイッチ(I/G)がオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ102に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ122の判定が肯定されたところで一連の通信制御装置16で行われる処理を終了する。
このように、本実施の形態に係る車載用通信装置10では、車載器22からの通信要求がある場合、或いは、車載器22の通信帯域を確保できないと判断される場合に、通信制御装置16が車載器22以外の持込機器24からの通信要求よりも、車載器22からの通信要求を優先して通信を行うので、車載器22と持込機器24とで通信モジュール12を共有しても、車載器22の通信帯域を確実に確保することができる。
続いて、本発明の実施の形態に係る車載用通信装置の変形例について説明する。なお、上記の実施の形態では、車載器22からの通信要求がある場合や車載器22の通信帯域を確保できないと判断される場合に、他の持込機器24の通信よりも車載器22の通信を優先して行うようにしたが、変形例では、通信の優先設定を変更可能にしたものである。変形例の基本的な構成は、上記の実施の形態と同一であるため、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
変形例では、複数の設定を通信制御装置16(ROM、RAM、メモリ等の各種記憶媒体)に予め記憶しておき、何れかの設定を選択することにより、通信の優先設定を可能としている。
通信制御装置16に予め記憶する複数の設定の内容の一例を図4に示す。図4の例では、設定Aは車載器22を最優先して通信を行い、他の持込機器24については通信を禁止又は待機する設定を示し、設定Bは車載器22を優先して通信を行い、他の持込機器24については通信帯域制限(車載器22の通信帯域幅より狭い帯域幅に設定)する設定を示し、設定Cは車載器22の通信量に応じて持込機器24の通信帯域幅を制限する設定を示し、設定Dは持込機器24を最優先して通信を行い、車載器22については通信を禁止又は待機する設定を示し、設定Eは持込機器24を優先して通信を行い、車載器22については通信帯域制限(持込機器24の通信帯域幅より狭い帯域幅に設定)する設定を示し、設定Fは持込機器24の通信量に応じて車載器22の通信帯域幅を制限する設定を示し、設定なしは通信制限を行うことなく各機器に対応する設定を示す。なお、複数の設定は、図4に示す設定内容に限定されるものではない。
複数の設定の選択方法としては、通信制御装置16に操作部やスイッチ等を設けて、選択可能にすることにより、何れかの設定を選択することが可能となる。
続いて、変形例の車載用通信装置の通信制御装置16で行われる具体的な処理内容について説明する。図5は、変形例の車載用通信装置の通信制御装置16で行われる処理の一例を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、イグニッションスイッチがオンされた場合や、アクセサリオンされた場合に開始するものとして説明する。また、図5の処理も、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開してCPUが実行することによって行われる処理としてもよいし、各種ハードウエアによって行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。
まず、ステップ200では、車載器22の通信リンクを確立し、ステップ202へ移行する。車載器22のリンク確立は、例えば、通信制御装置16が、車載LAN18に接続された通信可能な機器をスキャンすることにより、車載LAN18に接続された車載器22を検出して通信を確立する。
ステップ202では、接続可能な持込機器24のスキャンが行われてステップ204へ移行する。すなわち、通信制御装置16は、アクセスポイント20からポーリング信号等を送信するように制御し、ポーリング信号に対する応答信号を受信することにより、無線通信可能な持込機器24を検索する。
ステップ204では、ステップ202のスキャンによって検出された持込機器24があるか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ206へ移行し、肯定された場合にはステップ208へ移行する。
ステップ206では、車載器22の通信要求に対応する処理が行われてステップ226へ移行する。すなわち、車載器22から外部への情報の送信要求や外部から車載器22への情報の送信要求等が行われた場合には、通信モジュール12と車載器22とを接続して対応する通信処理を行う。
一方、ステップ208では、持込機器24の通信リンクが確立されてステップ210へ移行する。すなわち、検出された持込機器24との通信を確立する。
ステップ210では、通信の優先設定があるか否か判定される。すなわち、変形例では、図4に示す設定のうち「設定なし」以外の設定が予め設定されているか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ212へ移行し、肯定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ212では、各機器(車載器22及び持込機器24)の通信要求に対応する処理が行われてステップ226へ移行する。すなわち、通信制限を行うことなく、車載器22及び持込機器24を通信モジュール12に接続して、車載器22のみならず、他の持込機器24からの通信要求に対応する。
また、ステップ214では、優先機器から通信要求があるか否か判定される。該判定は、優先して通信を行うことが設定された機器から通信要求があるか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ216へ移行し、肯定された場合にはステップ218へ移行する。なお、当該ステップ214は、優先機器からの通信要求があるか否かを判定するのではなく、代わりに、非優先機器の外部ネットワークへのアクセスが増加して優先機器が必要とする通信帯域を確保できないか否かを判定するようにしてもよい。この場合には、例えば、非優先機器の通信量(通信帯域幅)が予め定めた閾値以上か否かを判定し、判定が否定された場合にはステップ216へ移行し、肯定された場合にはステップ218へ移行すればよい。
ステップ216では、非優先機器の通信要求に対応する処理が行われてステップ226へ移行する。すなわち、非優先機器と通信モジュール12とを接続して非優先機器からの通信要求に対応する。なお、ステップ214の処理を、上述のように、非優先機器の外部ネットワークへのアクセスが増加して優先機器が必要とする通信帯域を確保できないか否かを判定するようにした場合には、当該ステップ216では、優先機器からの通信要求もあり得るので、優先機器からの通信要求にも対応する。
一方、ステップ218では、設定に応じて非優先機器の通信リンク禁止、非優先機器の通信待機、又は非優先機器の通信帯域幅制限が行われてステップ220へ移行する。これによって優先機器の通信帯域を確保することができる。
ステップ220では、設定された優先機器の通信要求に対応する処理が行われてステップ222へ移行する。すなわち、優先機器と通信モジュール12とを接続して優先機器からの通信要求に対応する。なお、非優先機器の通信帯域幅の制限を行う場合には、予め設定された限界値までは、非有線機器の通信要求に対応する処理も行う。
ステップ222では、優先機器の通信が終了したか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ220に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ222の判定が肯定されたところでステップ224へ移行する。なお、当該ステップ222は優先機器の通信量が減少して非優先機器の通信帯域を確保できるようになったか否かを判定するようにしてもよい。
ステップ224では、非優先機器の通信が復元されてステップ226へ移行する。すなわち、非優先機器の通信状態が、非優先機器の通信禁止又は非優先機器の通信待機の場合には、非優先機器からの通信要求に対応する処理を可能とし、通信帯域幅の制限が行われている場合には、元の通信帯域幅に戻して非優先機器からの通信要求に対応する処理を行う。
そして、ステップ226では、イグニッションスイッチ(I/G)がオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ202に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ226の判定が肯定されたところで一連の通信制御装置で行われる処理を終了する。
すなわち、変形例では、車載器22の通信を優先する設定を行うことで、通信制御装置16が車載器以外の持込機器よりも、車載器22からの通信要求を優先して通信を行うので、車載器22と持込機器とで通信モジュールを共有しても、車載器22の通信帯域を確保することが可能となる。
また、変形例では、車載器22ではなく他の持込機器24を優先して通信する設定も可能であるため、ユーザに利便的な操作を提供することも可能となる。
なお、上記の実施の形態では、車載器22は1台のみを示したが、これに限るものではなく、車載器22は複数の場合も考えられる。この場合には、例えば、車載器の中でも優先すべき車載器を予め定める、或いはユーザ操作による設定等によって予め定めることにより、優先設定された車載器22以外の他の車載器22は、持込機器24と同一優先順位、或いは、持込機器より優先順位を高くして、通信を制御すればよい。
また、上記では、通信制御装置16に2つのポートを設けた場合について説明したが、3つ以上としてもよい。また、上記では、2つのポートの一方を無線通信用として使用し、他方を有線通信用として使用するようにしたが、これに限るものではなく、各ポートはそれぞれ無線通信及び有線通信の何れでもよい。
10 車載用通信装置
12 通信モジュール
14 基地局
16 通信制御装置
18 車載LAN
20 アクセスポイント
22 車載器
24 持込機器

Claims (6)

  1. 外部ネットワークと通信する通信手段と、
    車載器及び該車載器以外の少なくとも1つの通信機器を含む複数の機器のうち、前記車載器を優先して前記通信手段に接続するように、前記複数の機器と前記通信手段との接続を制御する制御手段と、
    を備えた車載用通信装置。
  2. 前記制御手段は、前記車載器からの通信要求があった場合、または前記車載器の通信帯域を確保できない場合に、前記車載器以外の通信機器の通信帯域を前記車載器の通信帯域より狭くする制御、前記車載器以外の通信機器と前記通信手段との接続を待機する制御、または前記車載器以外の通信機器と前記通信手段との接続を禁止する制御を行う請求項1に記載の車載用通信装置。
  3. 前記制御手段は、有線で前記通信手段と通信する機器を前記車載器と認識し、無線で前記通信手段と通信する機器を前記車載器以外の通信機器として認識して、前記複数の機器と前記通信手段との接続を制御する請求項1又は請求項2に記載の車載用通信装置。
  4. 前記制御手段は、優先通信専用ポート及び該優先通信専用ポート以外のポートを備え、前記優先通信専用ポートに接続された機器を前記車載器と認識して、前記複数の機器と前記通信手段との接続を制御する請求項1〜3の何れか1項に記載の車載用通信装置。
  5. 前記通信手段に優先的に接続する機器を設定する設定手段を更に備え、
    前記制御手段が、前記設定手段によって前記車載器を優先的に接続する設定が行われた場合に、前記車載器を優先して前記通信手段に接続するように、前記複数の機器と前記通信手段との接続を制御する請求項1〜4の何れか1項に記載の車載用通信装置。
  6. コンピュータを、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用通信装置における制御手段として機能させるための車載用通信装置の制御プログラム。
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