JP2014123677A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014123677A
JP2014123677A JP2012279930A JP2012279930A JP2014123677A JP 2014123677 A JP2014123677 A JP 2014123677A JP 2012279930 A JP2012279930 A JP 2012279930A JP 2012279930 A JP2012279930 A JP 2012279930A JP 2014123677 A JP2014123677 A JP 2014123677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
semiconductor device
manufacturing
impurity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012279930A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Asami
範之 阿佐見
Kenji Oba
健二 大場
Yukie Ko
幸江 黄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PS4 Luxco SARL
Original Assignee
PS4 Luxco SARL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PS4 Luxco SARL filed Critical PS4 Luxco SARL
Priority to JP2012279930A priority Critical patent/JP2014123677A/ja
Publication of JP2014123677A publication Critical patent/JP2014123677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】 キャパシタの容量増加を可能にする半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1の不純物を含む第1の絶縁膜を形成する工程と、第1の絶縁膜にホールを貫通させる工程とを含む。第1の絶縁膜を形成する工程は、第1の不純物の濃度を第1の値から第2の値に向かって斬減する様に変化させながら成膜する第1ステップと第1の不純物の濃度を第3の値から第4の値に向かって斬増する様に変化させながら成膜する第2ステップを含む合成ステップを含む。
【選択図】図15

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関に関する。
半導体装置の一つとしてDRAM(Dynamic Random Access Memory)がある。関連するDRAMは、微細化の要請に応えるために、特許文献1に開示されている様にシリンダー型下部電極を採用している。
シリンダー型下部電極の形成は、絶縁膜にシリンダーホールを形成し、シリンダーホールの側壁面と底面を覆うように下部電極材で被覆した後、シリンダーホールの周りの絶縁膜を除去することにより行われる。この方法によれば、シリンダー形状を呈する下部電極の側壁の内側だけでなく、外側も容量絶縁膜で覆うことが可能な構造が得られ、キャパシタの容量増加を図ることができる。
また、積層型キャパシタの容量を増大を図る方法として、NSG(Non-doped Silicate Glass)膜とPSG(Phospho-Silicate Glass)膜あるいはBPSG(Boron-doped Phospho Silicate Glass)膜とを交互に積層し、積層膜にコンタクト孔を形成した後、エッチングレートの違いを利用してコンタクト孔の側壁部に凹凸を形成し、この凹凸面に積層型キャパシタを形成する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−147078号公報 特開平9−213903号公報
半導体装置の微細化の要請は未だ強く、特許文献1に示されるようなシリンダー型下部電極を採用してもなお良好なデバイス特性を得るのに十分な容量を確保することが困難となってきた。
また、特許文献2に記載された方法は、高アスペクト比のシリンダー型あるいはクラウン型の下部電極を含むキャパシタの製造では、下部電極材量膜と容量絶縁膜の被覆性に問題があるため適用困難である(後述で詳細に説明)。
本発明の一形態に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1の不純物を含む第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜にホールを貫通させる工程と、を含み、前記第1の絶縁膜を形成する工程は、前記第1の不純物の濃度を第1の値から第2の値に向かって斬減する様に変化させながら成膜する第1ステップと前記第1の不純物の濃度を第3の値から第4の値に向かって斬増する様に変化させながら成膜する第2ステップを含む合成ステップを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の一形態に係る半導体装置は、キャパシタの下部電極の少なくとも一部が鉛直方向の断面形状で見て曲線で示される蛇腹形状を呈する側壁を有し、前記曲線の接線と水平線のなす角は80°未満の部位を有することを特徴とする。
本発明は、第1の絶縁膜を形成する際に、第1の絶縁膜に含まれるべき不純物の濃度を変化させるようにしたことで、第1の絶縁膜に膜厚方向に沿って変化するエッチングレートを持たせることができる。これにより、第1絶縁膜に形成するホールの側壁面の断面形状を蛇腹形状(波形)にし、表面積を拡大することができる。そして、このホールを利用して下部電極を形成すれば、キャパシタの容量の増大を実現できる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の一部の平面構成を示す図である。 図1のA−A’線断面図である。 図1及び図2に示す半導体装置の製造工程を説明するための断面図である。 図3に続く製造工程を説明するための断面図である。 図4に続く製造工程を説明するための断面図である。 図5に続く製造工程を説明するための断面図である。 図6に続く製造工程を説明するための断面図である。 図7に続く製造工程を説明するための断面図である。 図8に続く製造工程を説明するための断面図である。 図9に続く製造工程を説明するための断面図である。 図10に続く製造工程を説明するための断面図である。 発明者らが検討した検討例におけるシリンダーホールの拡幅処理後の様子を示す断面図である。 図12のシリンダーホールに下部電極を形成した状態を示す断面図である。 図13の下部電極上に容量絶縁膜を形成した状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置のBPSG膜の深さ方向の不純物濃度分布を表すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置のBPSG膜の深さ方向の拡幅量を表すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置のシリンダーホールの周辺を示す断面図である。 拡幅処理を行った後のシリンダーホールの周辺を示す断面図である。 シリンダーホールに形成された凹凸の形状を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置のBPSG膜の深さ方向の不純物濃度分布を表すグラフである。 テーパー形状の側壁を有するシリンダーホールの周辺を示す断面図である。 テーパー形状の側壁を持つシリンダーホールの拡幅処理により生じ得る問題点と、それを解決した拡幅処理後のシリンダーホールの断面形状を示す断面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置のシリンダーホールの周辺を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の一部の平面構成を示す図である。図2は、図1のA−A’線断面図である。ここでは半導体装置としてDRAM半導体装置としてDRAM(Dynamic Random Access Memory)を想定している。なお、各部のサイズや比率は実際のものとは異なる。
DRAMは、半導体基板上にメモリセル領域と周辺回路領域とを有している。図1はメモリセル領域の一部の概略平面構成を示している。
図示のように、メモリセル領域には、Xに対して傾きを有して延在するオーバル形状の活性領域ARがX方向及びY方向に複数配列形成されている。Y方向に延在するワード線W(ダミーワード線を含む)が、X方向に等間隔に配置されている。2本のワード線Wが各活性領域ARを3分割するように配置されている。また、概ねX方向に延在するビット線Bが、各活性領域ARの中央部と重なるように蛇行して配置されている。各活性領域ARには、一対のメモリセルが配置される。
図2を参照すると、活性領域ARには、一対のトランジスタTr1,Tr2が、そのソース/ドレインの一方を共有するように形成されている。そして、トランジスタTr1,Tr2の上方には、ソース/ドレインの他方にそれぞれ接続される一対のキャパシタC1,C2が形成されている。
詳述すると、図示の半導体装置は、半導体基板101を有している。半導体基板101として、P型シリコン基板を用いることができる。
半導体基板101には、素子分離領域103が形成されている。素子分離領域103は、周辺回路領域とメモリセル領域とを電気的に分離するとともに、メモリセル領域において複数の活性領域ARを各々他の活性領域ARから電気的に分離する。
活性領域ARを3分割するように、ゲート絶縁膜105を介してゲート電極107が形成されている。ゲート電極107は、その一部が半導体基板101に埋め込まれている。ゲート電極107は、ワード線Wを兼ねる。素子分離領域103上には、ゲート電極107の形成と同時に形成されるダミーゲート電極107aが存在する。ゲート電極107及びダミーゲート電極107aの上には、キャップ絶縁膜109が形成されている。
ゲート電極107の両側の活性領域ARの表面近傍には、トランジスタTr1,Tr2のソース/ドレインとして機能する不純物拡散層111が形成されている。ゲート電極107及びキャップ絶縁膜109の側面を覆うように形成されたサイドウォール113の間には、不純物拡散層111に接続される、基板コンタクトプラグ115が形成されている。
キャップ絶縁膜109、サイドウォール113、基板コンタクトプラブ115を覆うように第1層間絶縁膜117が形成されている。3つの基板コンタクトプラグ115のうち中央に位置する基板コンタクトプラグ115に接続されるビット線コンタクトプラグ119が、第1層間絶縁膜117を貫通して形成されている。ビット線コンタクトプラグ119に接続されるビット配線121が、第1層間絶縁膜117上に形成されている。
ビット線121を覆うように、第1層間絶縁膜117上に第2層間絶縁膜123が形成されている。第2層間絶縁膜123及び第1層間絶縁膜117を貫通して両側の基板コンタクトプラグ115にそれぞれ接続される容量コンタクトプラグ125が形成されている。
第2層間絶縁膜123の上には、容量コンタクトプラグ125にそれぞれ接続される容量コンタクトパッド127が形成されている。また、容量コンタクトパッド127を覆うように、第2層間絶縁膜123上に第3層間絶縁膜(ストッパー窒化膜)129が形成されている。
サポート膜135によって相互に連結され、第3層間絶縁膜129を貫いて容量コンタクトパッド127に接続される下部電極139が形成されている。下部電極139は概略クラウン形状で、その側壁部は蛇腹形状を呈する。換言すると下部電極139の側壁部の断面形状は波形となっている。サポート膜135及び下部電極139は、後述するように第3層間絶縁膜129上に形成される第4層間絶縁膜(131)を利用して形成される。第4層間絶縁膜は下部電極139形成後に除去される。
下部電極139の側壁部の内外表面等には、図示しない容量絶縁膜が形成されている。その表面に容量絶縁膜が形成された下部電極139及びサポート膜135を埋め込むように、上部電極143が形成されている。
上部電極143上には、第5層間絶縁膜145が形成されている。第5層間絶縁膜145上には、上層配線147が形成されている。上層配線147は、複数存在し、そのうちの一つは、第5層間絶縁膜145を貫通して形成された図示しない引き出し用コンタクトプラグを介して、上部電極143に接続される。
上層配線147を覆うように、第5層間絶縁膜145の上には保護膜149が形成されている。
以上のように、DRAMのメモリセル領域は構成されている。
次に、図1、図2の半導体装置の製造方法について、図3乃至図11を参照して説明する。図3乃至図11は、図1のA−A’線に対応する位置での断面を示す模式図である。
まず、図3に示すように、P型のシリコンからなる半導体基板101の主面に活性領域ARを区画するため、STI法により素子分離領域103を形成する。即ち、半導体基板101の表面に形成した素子分離溝103aに酸化シリコン(SiO)等からなる絶縁膜を埋設し、素子分離領域103とする。
次に、MOSトランジスタTr1、Tr2のゲート電極用溝104を形成する。ゲート電極用溝104の形成は、パターン形成されたフォトレジスト膜をマスクとして、半導体基板101をエッチングすることにより行うことができる。
次に、図4に示すように、ゲート電極用溝104の表面にゲート絶縁膜105を形成し、続いてゲート電極107を形成する。ゲート絶縁膜105及びゲート電極107の形成は以下のように行われる。
まず、半導体基板101の表面を熱酸化法により酸化させる。これにより、ゲート電極用溝104の内表面を含む活性領域ARの表面に熱酸化膜が形成される。熱酸化膜の厚みは、4nm程度とすることができる。また、熱酸化膜に代えてあるいは熱酸化膜上に、酸化シリコンと窒化シリコンの積層膜やHigh−K膜(高誘電体膜)を形成するようにしてもよい。
次に、モノシラン(SiH)及びフォスフィン(PH)を原料とするCVD法を用いて、N型不純物であるリン(P)を含有する多結晶シリコン膜を熱酸化膜及び素子分離領域103上に堆積させる。多結晶シリコン膜の膜厚は、ゲート電極用溝104の内部が完全に埋め込まれる厚さとする。リンドープ多結晶シリコン膜を形成する代わりに、ノンドープの多結晶シリコン膜を形成して、後にイオン注入工程により多結晶シリコン膜に不純物を導入するようにしてもよい。
次に、多結晶シリコン膜上に、スパッタリング法により金属膜を形成する。金属膜として、例えば、タングステン、窒化タングステン、タングステンシリサイド等の高融点金属の単層膜あるいは積層膜を用いることができる。金属膜の膜厚は、50nm程度とすることができる。多結晶シリコン膜及び金属膜が、後述する工程を経てゲート電極107となる。
次に、モノシランとアンモニア(NH)を原料ガスとするプラズマCVD法により、金属膜の上に窒化シリコンからなるキャップ絶縁膜109aを形成する。キャップ絶縁膜109aの膜厚は、70nm程度とすることができる。
次に、キャップ絶縁膜109a上にゲート電極形成用パターンを持つフォトレジストマスクを形成する。そして、このフォトレジストマスクを用いる異方性ドライエッチングにより、キャップ絶縁膜109aにゲート電極形成用パターンを転写し、パターン転写されたキャップ絶縁膜109とする。
フォトレジストマスクを除去した後、パターン転写されたキャップ絶縁膜109をハードマスクとして金属膜及び多結晶シリコン膜をエッチングする。これにより、図4に示すように活性領域ARにゲート電極107が形成され、素子分離領域103上にダミーゲート電極107aが形成される。
次に、図5に示すように、N型不純物であるリンのイオン注入を行い、ゲート電極107で覆われていない活性領域ARに不純物拡散層111を形成する。
また、CVD法により、全面に窒化シリコン膜を20〜50nm程度の厚さに堆積させる。堆積させた窒化シリコン膜をエッチバックし、ゲート電極107及びダミーゲート電極107aの側壁にサイドウォール113を形成する。
次に、キャップ絶縁膜109及びサイドウォール113を覆うように、CVD法により酸化シリコン等の層間絶縁膜(図示せず)を形成する。これにより、対向するサイドウォール113に挟まれた空間は、層間絶縁膜により埋設される。層間絶縁膜の表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨し、キャップ絶縁膜109の上面が露出した時点で停止させる。
次に、図6に示すように、基板コンタクトプラグ115を形成する。具体的には、まず、フォトリソグラフィー法を用いて、サイドウォール113間を埋める層間絶縁膜の所定の位置に開口を形成し、不純物拡散層111の一部を露出させる。キャップ絶縁膜109及びサイドウォール113の存在により、層間絶縁膜の開口はセルフアラインによりゲート電極107,107aの間に形成される。次に、CVD法にてリンを含有した多結晶シリコン膜を堆積させ、その表面をCMP法にて研磨する。これにより、キャップ絶縁膜109等の上の多結晶シリコン膜を除去し、開口内に多結晶シリコン膜からなる基板コンタクトプラグ115を形成することができる。
次に、CVD法により、キャップ絶縁膜109、サイドウォール絶縁膜113及び基板コンタクトプラグ115の上面を覆うように、酸化シリコンからなる第1層間絶縁膜117を例えば600nm程度の厚みで形成する。それから、CMP法により、第1層間絶縁膜117の表面を、例えば300nm程度の厚みになるまで研磨して平坦化する。
次に、図7に示すように、第1層間絶縁膜117を貫通し、中央の基板コンタクトプラグ115に接続されるビット線コンタクトプラグ119を形成する。具体的には、第1層間絶縁膜117を貫通し、中央の基板コンタクトプラグ115を露出させるコンタクトホールを形成する。そして、このコンタクトホールを内面を覆うようにTiN/Ti等のバリア膜を形成し、さらにコンタクトホールを充填するタングステン(W)膜を形成する。それから、タングステン膜及びバリア膜をCMP法にて研磨し、コンタクトホール内にビット線コンタクトプラグ119を形成する。
次に、第1層間絶縁膜117の上にビット線コンタクトプラグ119に接続されるビット配線121を形成する。そして、ビット配線121を覆うように、酸化シリコン等からなる第2層間絶縁膜123を形成する。
次に、図8に示すように、第2層間絶縁膜123及び第1層間絶縁膜117を貫通し、両側の2つの基板コンタクトプラグ115をそれぞれ露出させるコンタクトホールを形成する。このコンタクトホールの内部を充填するように、TiN/Ti等のバリア膜及びタングステン(W)膜を積層する。タングステン膜及びバリア膜をCMP法にて研磨し、コンタクトホール内に容量コンタクトプラグ125を形成する。
次に、第2層間絶縁膜123の上に、容量コンタクトプラグ125にそれぞれ接続される容量コンタクトパッド127を形成する。容量コンタクトパッド127は、タングステンを含む積層膜を用いて形成することができる。また、容量コンタクトパッド127は、後に形成されるキャパシタの下部電極(139)の底部のサイズよりも大きいサイズで形成する。この後、容量コンタクトパッド127を覆うように、第2層間絶縁膜123の上に窒化シリコンからなる第3層間絶縁膜129(ストッパー膜又は第2支持膜)を、例えば60nmの厚さで堆積させる。
次に図9に示したように、第4層間絶縁膜(BPSG膜、第1の絶縁膜)131及びキャップNSG膜133を、例えば合計2μmの厚さで第3層間絶縁膜129上に堆積させる。
第4層間絶縁膜(BPSG膜)131の形成後、必ずしも必要ではないが、N雰囲気下でアニール処理を行うとよい。アニール処理によりBPSG膜の膜質が均一化され、後の拡幅処理の際のエッチングレートを抑制される。これにより、拡幅処理時の制御性を高めることができる。アニール処理は、トランジスタTr1,Tr2に悪影響を与えない温度、例えば600℃以下とする。
また、キャップNSG膜133は、必ずしも必要ではなく、省略してもよい。キャップNSG膜133を形成することにより、後の拡幅処理後に第4層間絶縁膜131とサポート膜135との間に生じるであろう段差を無くし、あるいは、縮小することができる。
次に、キャップNSG層133上に窒化シリコンからなるサポート膜135a(第2の絶縁膜又は第1支持膜)を、例えば100nmの膜厚で堆積させる。それから、サポート膜135a、キャップNSG層133及び第4層間絶縁膜131を貫通し、容量コンタクトパッド127を露出させるシリンダーホール137を後述する方法により形成する。続いて、シリンダーホール137の拡幅処理を行う。
なお、第4層間絶縁膜131の形成とシリンダーホール137の拡幅処理については後に詳細に説明する。
次に、シリンダーホール137を完全に充填しない膜厚で、全面に下部電極材料膜139aを形成する。下部電極材料膜139aとして、窒化チタンやその他の金属膜を用いることができる。
次に、図10に示すように、シリンダーホール137内に形成された下部電極材料膜139aを保護するため、シリンダーホール137内に残る空間を酸化シリコン等からなる保護膜141で埋設する。保護膜141は、第4層間絶縁膜131に比べて大きなエッチングレートを持つ材料で形成することが望ましい。後に第4層間絶縁膜131とともに保護膜141を除去する際に、保護膜141が残留しないようにするためである。例えば、SOG(Spin On Glass)膜などが保護膜141として利用できる。
続いて、サポート膜135a上の下部電極材料膜139aを露出させ、保護膜141の不要部分とともにドライエッチング又はCMP法によって除去する。これにより、シリンダーホール137内の各々にそれぞれ独立した下部電極139が形成される。続いて、異方性ドライエッチングにより、サポート膜135aのパターニングを行い、所定のパターンを有するサポート膜135とする。サポート膜135は、各下部電極139の外周面の少なくとも一部に連結されている。
次に、図11に示すように、フッ酸(HF)を用いた湿式エッチングにより、メモリセル領域の第4層間絶縁膜131、キャップNSG膜133及び保護膜141を全て除去し、下部電極139の内側底面、側壁内外面を露出させる。窒化シリコンで形成されている第3層間絶縁膜129は、この湿式エッチングの際のストッパー膜として機能し、下層に位置するトランジスタTr1,Tr2等がエッチングされるのを防止する。また、サポート膜135は、下部電極139を相互に連結し、下部電極139の倒壊等を防止する。
次に、下部電極139の内側底面及び側壁内外面を覆うように、容量絶縁膜(図示せず)を形成する。容量絶縁膜としては例えば、酸化ハフニウム(HfO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)や、それらの積層体等の高誘電体膜を使用することができる。
次に図2に示すように、キャパシタ素子の上部電極143を窒化チタン等で形成する。下部電極139と上部電極143によって容量絶縁膜を挟むことにより、キャパシタ素子C1,C2が形成される。
この後、上部電極143上に、酸化シリコン等で第5層間絶縁膜145を形成する。また、第5層間絶縁膜145を貫通し上部電極143に接続される引き出し用コンタクトプラグ(図示せず)を形成する。それから、第5層間絶縁膜145上に、引き出し用コンタクトプラグに接続される配線を含む上層配線147を形成する。上層配線147は、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等を用いて形成することができる。
最後に、酸窒化シリコン(SiON)等からなる保護膜149を、上層配線147を覆うように第5層間絶縁膜145上に形成する。
以上のようにして、DRAMのメモリセル部が完成する。
次に、第4層間絶縁膜131の形成及びシリンダーホール137の形成についての詳細な説明に先立って、発明者が検討した検討例について説明する。
検討例では、第4層間絶縁膜131として、特許文献2に記載されているように、BPSG膜とNSG膜を交互に積層した積層膜を用いた。そして、積層膜にシリンダーホールを形成した後、フッ酸を用いてシリンダーホール内を洗浄(ウェットエッチ)し、シリンダーホールの側壁に凹凸を形成した。その様子を図12に示す。
図12は、シリンダーホール137の周辺を示している。図12のシリンダーホール137は、図2に比べて高アスペクト比に描かれている。
図示のように、第3層間絶縁膜129の上にNSG膜151とBPSG膜153とが交互に積層されている。積層膜の最上層の上には、キャップNSG膜133が形成されている。また、キャップNSG膜133の上にサポート膜135aが形成されている。フッ酸に対するエッチングレートの相違により、シリンダーホール137の側壁内面には凹凸が形成され、NSG膜151とBPSG膜153の境界には大きな段差が形成されている。
図12に示すようなシリンダーホール137の側壁内面に下部電極材料膜139bを形成する。すると、図13に矢印で示すように、露出したNSG膜151の下面側において、下部電極材料膜139bが形成され難く、その膜厚は薄くなる。この傾向は、特にシリンダーホール137の底部側ほど強くなる。
この後、NSG膜151及びBPSG膜153を除去し、下部電極139cの側壁の外周面を露出させる。それから、下部電極139cの露出した表面全体に容量絶縁膜155を形成する。この場合も、下部電極材料膜139bを形成したときと同様に、矢印で示す段差部分の下面側で、容量絶縁膜155が形成され難く、その膜厚は薄くなる。サポート膜135の下面には十分な厚みの下部電極材料膜139bが形成されることから、原料ガスの回り込み不足も原因の一つと考えられる。
発明者の実験によれば、シリンダーホール137又は下部電極139cの凹凸の接線と水平線との成す角が20°未満の場合に下部電極材料膜139bや容量絶縁膜155のカバレッジが悪化する。
下部電極材料膜139bの膜厚不足は、機械的強度の低下を招き、NSG膜151及びBPSG膜153を除去したとき、下部電極139cの倒壊を招く。また、容量絶縁膜155の膜厚不足はキャパシタの電荷保持特性に大きく影響する。
そこで発明者は、積層構造を採用することなく容量を増加させる方法について検討し、本発明に至った。
次に、本発明の第1の実施の形態に半導体装置の製造方法における第4層間絶縁膜131の形成及びシリンダーホール137の形成についての詳細に説明する。
本実施の形態では、第4層間絶縁膜131として、BPSG膜を用いる。このBPSG膜は、その不純物濃度が膜厚方向(半導体基板101の厚み方向)に沿って変化するように形成される。これは、BPSG膜の成膜時に不純物であるB又はPあるいはその両方の原料ガスの流量を時間の経過に伴い変化させることで実現できる。不純物原料ガスの流量は、成膜後の不純物濃度に比例するからである。
具体的には、第1の不純物、例えばP(リン)、のガス流量を第1の値から第2の値(<第1の値)に向かって斬減する様に変化させながらBPSG膜を形成する第1ステップと第1の不純物のガス流量を第3の値(=直前の第2の値)から第4の値(≦第1の値,>第3の値)に向かって斬増する様に変化させながらBPSG膜を形成する第2ステップを1回以上繰り返す。これにより、BPSG膜中の不純物濃度を深さ方向(基板の厚み方向)に周期的に変化させることができる。
第1のステップは、不純物原料ガスの流量をリニアに(一定の割合で)減少させるステップを含んでよく、第2のステップは、不純物原料ガスの流量をリニアに増加させるステップを含んでよい。主として、不純物原料ガスの流量をリニアに変化させる場合であっても、減少から増加への切り替え及び増加から減少への切り替えは、瞬時に行う必要はなく、緩やかに行ってよい。
また、第1のステップでは、第1の不純物に加えて、第2の不純物、例えばB(ホウ素)、のガス流量を第5の値から第6の値(<第5の値)に向かって斬減する様に変化させてもよい。また、第2のステップでは、第2の不純物のガス流量を第7の値(=直前の第6の値)から第8の値(≦第5の値,>第7の値)に向かって斬増する様に変化させてもよい。
後に行われる拡幅処理による拡幅量は、Bの濃度よりもPの濃度に対する依存度の方が大きい。以下では、Bの濃度を一定とし、Pの濃度を変化させる例について説明するが、Pの濃度を一定として、Bの濃度を変化させてもよいし、PとBの両方の濃度を変化させてもよい。
図15は、第1の不純物であるPの原料ガスであるTEPO(テトラエトキシホスフェート)の流量を周期的に変化させた場合のBPSG膜に含まれるP濃度分布の一例である。縦軸はP濃度を、横軸は深さDを表す。ここで、深さDは、図17に矢印で示すように、第4層間絶縁膜(BPSG膜)131の上面からの距離を表す。
BPSG膜中のPの濃度は、成膜時のTEPOのガス流量に比例するので、得られたBPSG膜は、深さ方向(鉛直方向)に周期的な濃度分布を持っている。この例では、TEPOの流量を上限値(=第1の値=第4の値)から下限値(=第2の値=第3の値)まで減少させる第1ステップと、下限値から上限値まで増加させる第2ステップとを複数回繰り返してBPSG膜を成膜している。両ステップ間の切り替え前後の期間(一点鎖線A及びBで示す)を除く期間(破線Cで示す)では、TEPOの流量を一定の割合でリニアに変化させることで、P濃度も深さ方向に沿ってリニアに変化している。
BPSG膜の成膜には、一例としてAMAT社製のO3/TEOS−CVD装置Producer−S、又はProducer−SEを用いて行うことができる。また、成膜条件として下表の表1に示される条件を採用することができる。
即ち、酸化膜のソースガスとしてTEOS(テトラエチルオルソシリケート)、不純物BのソースガスとしてTEB(テトラエトキシボレート)、不純物PのソースガスとしてTEPO(テトラエトキシホスフェート)を使用することができる。TEOS及びTEBの流量を一定とし、TEPOの流量を変化させる。第1ステップ→第2ステップ→第1ステップ→第2ステップと合成ステップを繰り返し実施する。合成ステップ1回当たり約100nmのBPSG膜が成膜できる。
また、不純物BのソースガスとしてTMB(トリメチルボレート)、TPB(テトラフェニルブタジエン)、Bなどの中から選択し、不純物PのソースガスとしてTMPO(トリメチルホスフェイト)、TMPi(トリメチルホスファイト)、TPP(ポリフェニルホフフィン)、PHなどの中から選択してもよい。
また、不純物Pの濃度変化に同調させて、不純物Bの濃度も変動させてもよい。
更に、P、B以外にAs、Geなどの不純物を導入してもよい。
Figure 2014123677
以上のようにして形成したBPSG膜上に、キャップNSG膜133及びサポート膜135aを形成し、シリンダーホール137を形成する。それから、フッ酸を用いるウェットエッチによりシリンダーホール137の拡幅処理を行う。
フッ酸などを用いるウェットエッチに対するBPSG膜のエッチレートは不純物であるPの濃度に比例する(B濃度一定の場合)。したがって、BPSG膜にシリンダーホール137を形成した後、フッ酸を用いた拡幅処理を行うと、その拡幅量は、図16に示すように、深さ方向に沿って周期的に変化する形状となる。このとき、シリンダーホール137の断面形状は、図17に示す状態から図18に示す様態へと変化する。なお、ウェットエッチは等方的に進行するため、その形状はP濃度分布に対応する形状よりも丸みを帯びた形状となる。即ち、その断面形状は滑らかな曲線で表される。下部電極139の断面形状は、このシリンダーホール137の断面形状により定まる滑らかな曲線で表される蛇腹形状となる。
シリンダーホール137の側壁に形成される凹凸の度合い(拡幅量又は出っ張り量)は、不純物ガスの流量、各ステップの継続時間、拡幅ウェットエッチ時間などにより調整可能である。シリンダーホール137内へ突き出す凸部が、適度に突出し、突出しすぎないことが重要である。具体的には、図19に示すように、垂直方向断面における側壁表面の接線と水平線との成す角が20度以上であって、80度未満のポイントを含むことが好ましく、45度未満のポイントを含むことがより好ましい。図19では、水平線H1又はH2に対して最も傾きの小さい接線T1が、水平線H1と20度以上かつ45度未満の角度で交差している。また、シリンダーホール側壁の凸部の頂上から少し離れた点での接線T2が水平線H2と80度未満の角度で交差している。
以上のように、本実施の形態によれば、シリンダーホールの壁面の断面形状が段差のない滑らかな曲線で表される波形なので、その表面に厚みが略一定の下部電極を形成することができる。また、下部電極の表面に形成される容量絶縁膜についても同様である。したがって、下部電極に必要な機械的強度を確保でき、折れや曲がりにより不良の発生も防止できるとともに、その表面積を増やし、キャパシタの容量を増大させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、不純物Pの濃度を上限値と下限値の2つの値の間で変化させた。これに対して、本実施の形態では、ステップ毎に第1乃至第4の値を目標値(収束値)に向かって少しずつ変化させる。これにより、Pの濃度分布の変化の割合を、図20に示すように、BPSG膜の表面側ほど小さくすることができる。
一般にシリンダーホール137の形状は、高アスペクト比になるほど、図21に示すように、開口側の径が大きいテーパー形状になる傾向がある。第1の実施の形態のBPSG膜にテーパー形状のシリンダーホール137が形成された場合、拡幅処理を行ったならば、図22の右側部分に破線Aで示すように、シリンダーホール137が隣接する別のシリンダーホールに連通する恐れがある。
そこで、本実施の形態では、BPSG膜の表面側ほどPの濃度変化を小さくするとともに、濃度自体も低下させる。これにより、図22の左側部分に示すように、シリンダーホール137の拡幅量をシリンダーホール137の開口側ほど小さくし、隣接するシリンダーホールとの連通を防止する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第1及び第2の実施の形態では、BPSG膜131の不純物濃度を膜厚方向全体にわたり変化させたが、本実施の形態では、その一部について不純物濃度を一定の保つ。これにより、キャパシタの容量を調節することができる。
例えば、図23(a)に示すようにBPSG膜131とキャップNSG膜133との間に、不純物濃度が一定のBPSG膜231を設けることができる。また、図23(b)に示すようにBPSG膜131とストッパー窒化膜129との間に、不純物濃度が一定のBPSG膜231を設けることができる。さらに、図23(c)に示すように、BPSG膜131とキャップNSG膜133との間、及びBPSG膜131とストッパー窒化膜129との間に、それぞれ、不純物濃度が一定のBPSG膜231を設けてもよい。
BPSG膜231の不純物濃度は、このBPSG膜231がBPSG膜131の上に位置する場合には、BPSG膜131の境界部分の不純物濃度に一致させるかそれより若干高くする。また、BPSG膜231がBPSG膜131の下に位置する場合のBPSG膜231の不純物濃度は、BPSG膜131の境界部分の不純物濃度に一致させるかそれより若干低くする。これは、境界部分に段差が生じないように、あるいは段差が生じても後の下部電極材料膜139aの形成に影響しないようにするためである。
境界部分の不純物濃度を一致させることで、BPSG膜131とBPSG膜231の境界部分で段差ができず継ぎ目のない滑らかな表面となる。これにより、その表面に形成される下部電極139は、蛇腹形状の第1側壁と、断面が直線で表される円筒形の第2側壁とが段差無く接続された形状となる。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明についていくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の変形・変更が可能である。
101 半導体基板
103 素子分離領域
103a 素子分離溝
104 ゲート電極用溝
105 ゲート絶縁膜
107 ゲート電極
107a ダミーゲート電極
109,109a キャップ絶縁膜
111 不純物拡散層
113 サイドウォール
115 基板コンタクトプラグ
117 第1層間絶縁膜
119 ビット線コンタクトプラグ
121 ビット配線
123 第2層間絶縁膜
125 容量コンタクトプラグ
127 容量コンタクトパッド
129 第3層間絶縁膜(ストッパー窒化膜)
131 第4層間絶縁膜
133 キャップNSG膜
135,135a サポート膜
137 シリンダーホール
139,139c 下部電極
139a,139b 下部電極材料膜
141 保護膜
143 上部電極
145 第5層間絶縁膜
147 上層配線
149 保護膜
151 NSG膜
153 BPSG膜
155 容量絶縁膜
231 BPSG膜

Claims (20)

  1. 半導体基板上に第1の不純物を含む第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜にホールを貫通させる工程と、を含み、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程は、前記第1の不純物の濃度を第1の値から第2の値に向かって斬減する様に変化させながら成膜する第1ステップと前記第1の不純物の濃度を第3の値から第4の値に向かって斬増する様に変化させながら成膜する第2ステップを含む合成ステップを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記合成ステップは、少なくとも1回以上繰り返されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1から第4の値は、ステップ毎に変更されることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1から第4の値は、ステップ毎にある値に収束する様に変更されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は、前記合成ステップの前又は後、もしくは前後に前記第1の不純物濃度を一定に保つステップを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1ステップは、第2の不純物の濃度を第5の値から第6の値に向かって斬減する様に変化させ、前記第2のステップは、前記第2の不純物を第7の値から第8の値に向かって斬増する様に変化させる工程でもあることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1の絶縁膜にホールを貫通させる工程の後、前記第1の絶縁膜を第1のエッチング工程によりホール側壁に周期性のある凹凸を形成することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記凹凸が形成された前記ホール側壁の表面上の接線と水平線とのなす角が20度以上となるように前記第1のエッチング工程のエッチング時間を設定することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記凹凸が形成された前記ホール側壁の表面上の接線と水平線とのなす角が80度未満となるように前記第1のエッチング工程のエッチング時間を設定することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1の絶縁膜を形成する工程の後、前記第1の絶縁膜に前記ホールを貫通させる工程の前に、第2の絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記第1の絶縁膜に前記ホールを貫通させる工程の後に、
    前記ホール側壁に第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜の一部が露出するように、前記第2の絶縁膜をパターニングする工程と、
    前記第2の絶縁膜を残しながら、前記第1の絶縁膜を除去する第2のエッチング工程と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第2のエッチング工程の後、
    前記第1の導電膜を覆う様に容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記容量絶縁膜上に第2の導電膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 複数のメモリセルを備える半導体装置であって、
    前記複数のメモリセルに含まれる各々のキャパシタの下部電極の少なくとも一部が鉛直方向の断面形状で見て曲線で示される蛇腹形状を呈する第1の側壁を有し、
    前記曲線の接線と水平線のなす角は80°未満の部位を有することを特徴とする半導体装置。
  13. 前記蛇腹形状は、少なくとも1組以上の凹凸で構成されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記凹凸の突き出し量は、下部電極上部側より下部電極下部側のほうが大きいことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記曲線の接線と水平線のなす角は20°以上であることを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか一つに記載の半導体装置。
  16. 前記第1の側壁は、鉛直方向の断面形状で見て直線で示される円筒形状を呈する第2の側壁に接続されることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  17. 前記第1の側壁と、前記第2の側壁は、段差無く接続されていることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
  18. 前記第1の側壁は、その上部及び下部で、前記第2の側壁にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項16から請求項17に記載の半導体装置。
  19. 前記各々のキャパシタの下部電極は、上端部側面が第1支持膜に、下端部側面が第2支持膜に、それぞれ接続されていることを特徴とする請求項12から請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記各々のキャパシタの下部電極は、その側面を容量絶縁膜と上部電極で順に覆われ、ソース側拡散層に接続されることを特徴とする請求項12から請求項19に記載の半導体装置。
JP2012279930A 2012-12-21 2012-12-21 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2014123677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279930A JP2014123677A (ja) 2012-12-21 2012-12-21 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279930A JP2014123677A (ja) 2012-12-21 2012-12-21 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014123677A true JP2014123677A (ja) 2014-07-03

Family

ID=51403936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012279930A Pending JP2014123677A (ja) 2012-12-21 2012-12-21 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014123677A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111009491A (zh) * 2018-10-04 2020-04-14 三星电子株式会社 半导体装置及其制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111009491A (zh) * 2018-10-04 2020-04-14 三星电子株式会社 半导体装置及其制造方法
US11749536B2 (en) 2018-10-04 2023-09-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same
CN111009491B (zh) * 2018-10-04 2024-05-10 三星电子株式会社 半导体装置及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8129769B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP4362128B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP4543392B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001189438A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2008010866A (ja) 非晶質カーボン層を利用したシリンダー型キャパシターの製造方法
US20110169061A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
TWI841912B (zh) 半導體記憶體裝置
WO2014178328A1 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
TWI497649B (zh) 埋入式字元線結構及其製造方法
US8310002B2 (en) Semiconductor device and method of forming the same
TW202220173A (zh) 半導體元件及其製備方法
JP2010153509A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20130127013A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US20110012184A1 (en) Semiconductor memory device
JP2007305681A (ja) 半導体装置の製造方法
WO2014125950A1 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20110151656A1 (en) Semiconductor device and method of fabricating the same
JP2013008768A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20130029470A1 (en) Method of forming semiconductor device
JP2014123677A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000232207A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2012054454A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3981205B2 (ja) 高密度dramキャパシター構造の製造方法
WO2022198953A1 (zh) 一种半导体存储装置及其制作方法
WO2014148561A1 (ja) 半導体装置の製造方法