JP2014123297A - 保険金算出装置、プログラム、及び方法 - Google Patents

保険金算出装置、プログラム、及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、二輪車運転者の安全意識度に基づいて、保険支払事象の発生後に支払われる保険金の額を算出することを目的とする。
【解決手段】 上記課題は、二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信する通信装置と、受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する保険金算出部と、を備えた保険金算出装置により達成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、保険金額を算出することに関する。
車を運転する運転者の多くは、運転する車に保険を掛けている。近年、保険契約者毎の保険契約情報を管理するシステムにおいて、保険金の支払額を、保険金支払いの対象となる、例えば、事故、盗難等の事象が発生した際の状況のみに基づいて決定するのではなく、車両上の装備状態及び運転者のタイプに応じて保険等級付けを行って、支払額を決定することがなされている。
例えば、車両に設けられたコンピュータが、操作者および車両運転特性を表すデータを記録し、記録したデータを保険会社へ送信することにより、保険会社は利用者が支払うコストである自動車保険の基本コストの割り増し又は割り引きを判定すること等が提案されている。
特開2002−7718号公報
車両保険では、4輪車の場合は略全ての車両に保険を掛けているのに対し、二輪車の任意保険加入率は1/3程度に留まっている。また、二輪車の運転者は、事故時のダメージを軽減する策を実施する者と、そうでない者で分かれる。二輪車の運転者のリスクを考えた場合、保険に加入し、補償を受けられるように備えておくことが望ましい。
しかしながら、四輪車の保険に対して保険料が高い、事故時のダメージを軽減する策を実施するための安全意識が低い、保険種類が少ない等の要因によって、二輪車の事故時の人身傷害に対する補償について、十分に考えられていないと言った問題がある。
二輪車による事故が発生した場合、任意保険によって、運転者自身の怪我に対する補償が、保険会社から請求人に対して支払われる。運転者の怪我の程度は、運転者が装着していたヘルメット、プロテクター等の装備に大きく影響されると考えられる。
従って、1つの側面において、本発明の目的は、より適切な傷害補償を行うことにより、二輪車運転者の安全意識の改善に貢献することである。
本実施例の一態様によれば、保険金算出装置は、二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信する通信装置と、受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する保険金算出部と、を有する。
また、上記課題を解決するための手段として、コンピュータに上記保険金算出装置として機能させるための保険金算出プログラム、その保険金算出プログラムを記録した記録媒体、及び保険金算出方法とすることもできる。
本実施例の一態様によれば、二輪車運転者の安全意識度に基づいて、保険支払事象の発生後に支払われる保険金の額を適正に算出することができる。
運転者の装備装着例を示す図である。 本実施例に係るシステム構成例を示す図である。 保険会社サーバのハードウェア構成を示す図である。 保険会社サーバの機能構成例を示す図である。 システムの全体フローを説明するための図である。 装備走行情報に基づく判定例を説明するための図である。 保険金計算処理を説明するためのフローチャート図である。 更新保険料調整処理を説明するためのフローチャート図である。 安全意識度に基づく優遇有りの装備走行情報のデータ例を示す図である。 安全意識度に基づく優遇無しの装備走行情報のデータ例を示す図である。 保険料率算出テーブルのデータ例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。二輪車を軽装で運転して事故を起こした場合は、十分な装備を装着して事故を起こした場合と比較して大怪我になる可能性が高く、そのため、保険会社から支払われる金額もより高額になる可能性が高い。運転者がヘルメット、プロテクター等の装備品を装着するなど十分に注意していれば怪我が軽く済み、保険金額が低額ですむであろうことと比較すると、保険会社からみれば、運転者の自己を保護するという観点における安全意識の低さに比して過度に保険金を支払っているといえようことに、発明者は着目した。
本実施例では、保険金額を算出する際に、二輪車のコンピュータによって近傍に存在する装備品の無線装置から読み取られた情報を用いて運転者の装備品の装着状態を判断し、運転者の装備品の装着状態に応じて、保険金の額を変動させることにより、支払額の適正化を行う。
図1に示すように、運転者が装着する装備品に無線通信可能な装置が装着されており、運転者が運転する二輪車には、無線装置と保険会社のコンピュータと通信可能なコンピュータが搭載される。装備品に搭載される無線通信可能な装置は、例えば、近距離通信可能な無線タグ、又は、ブルートゥース(登録商標)等による無線通信可能なIC(Integrated Circuit)チップ化された通信装置であり、以下、単に、チップと言う。
図1は、運転者の装備装着例を示す図である。図1において、二輪車7には装着状態記録装置5が搭載されており、装着状態記録装置5は、運転者4の装着品に搭載された無線通信可能なチップと通信することにより、運転者4の装備品の装着を検出する。
運転者4は、ヘルメット、保護服上下、グローブ等により装備して二輪車7に乗る。二輪車7にエンジンが係ると、装着状態記録装置5が起動して、装備品に搭載された各チップと通信を行い、装着の有無を検出して装着状態を記録領域に記録する。
ヘルメットのチップ6a、肘プロテクターのチップ6b、手グローブのチップ6c、膝プロテクターのチップ6d、足グローブのチップ6eは、装備品に搭載されるチップであり、無線装置である。肘プロテクターのチップ6bは両肘に、手グローブのチップ6cは両手に、膝プロテクターのチップ6dは両膝に、足グローブのチップ6eは両足に、夫々搭載されてもよい。チップの搭載箇所は、上述した箇所及び個数に限定されるものではなく、運転者を保護する観点において、法律で定められた装備、それ以外の装備を含めて、安全意識を評価するために適宜選択されれば良い。各チップ6a〜6eは、自身が搭載されているプロテクターを特定する情報(後述される安全判定項目を特定する情報)を保持している。
また、体温センサーを有するチップを、例えば、防護服の脇の下部分に装着することにより、運転者4の体温を測定し、体温情報を装着状態記録装置5へ通知するようにしても良い。体温を取得する他の方法として、運転者4の健康状態を管理する機能を有する運転者4の所有する携帯電話機との通信によって取得しても良い。
図2は、本実施例に係るシステム構成例を示す図である。図2に示すシステム1000において、二輪車7に搭載された装着状態記録装置5は、近距離無線通信によって各チップ6aから6e(以下、総称してチップ6と言う)と通信可能であり、また、所定の無線ネットワーク通信によりネットワーク2を介して保険会社サーバ100と通信可能である。
装着状態記録装置5は、ECU(Electronic Control Unit)51と、近距離無線通信部52と、無線ネットワーク通信部53と、記録ボックス54とを有する。ECU51と、近距離無線通信部52と、無線ネットワーク通信部53と、記録ボックス54とは、バス5bを介して互いに接続される。
ECU51は、装着状態記録装置5全体を制御するマイクロコントローラである。ECU51は、二輪車7のエンジン始動に応じて、近距離無線通信部52に各チップ6と通信させて得た装備走行情報を記録ボックス54の蓄積領域54mに記録させる。そして、ECU51は、無線ネットワーク通信部53に蓄積領域54mに記録させた装備走行情報を保険会社サーバ100へ送信させる。更に、ECU51は、転倒検出可能な場合は、近距離無線通信部52に各チップ6と通信させ、その装備走行情報を記録ボックス54に記録させると共に、無線ネットワーク通信部53に転倒検出時の装備走行情報を保険会社サーバ100へ送信させるようにしても良い。
近距離無線通信部52は、運転者4の装備品に搭載された各チップ6と近距離無線通信によって通信する装置である。近距離無線通信部52がチップ6と通信に基づく装備走行情報を記録ボックス54の蓄積領域54mに循環的に記録する。装備走行情報には、チップの位置を示すプロテクターを特定する情報と、通信した(つまり、走行時の装着を確認した)日時とが含まれる。通信は、二輪車7のエンジン始動時、及び、その後は所定間隔で行う。
近距離無線通信部52による近距離無線通信方法は、RFID(Radio Frequency IDentification)、赤外線通信(IrDA)、ブルートゥース(登録商標)等の無線方式を含むが、これに限定されない。
無線ネットワーク通信部53は、運転者4が保険契約をしている保険会社の保険会社サーバ100へ無線通信でネットワーク2を介して通信する装置である。ECU51は、二輪車7のエンジンが掛けられ、近距離無線通信部52から得られた装備走行情報を蓄積領域54mに記憶すると、蓄積領域54mに記憶されている装備走行情報を無線ネットワーク通信部53に保険会社サーバ100へデータ転送させる。
無線ネットワーク通信部53による無線通信方法は、ネットワーク2に係る基地局又はアクセスポイントに接続可能な無線通信であればよい。ブルートゥース(登録商標)等により、近距離無線通信部52による近距離無線通信方法と同じ通信方式を適用する場合は、近距離無線通信部52と無線ネットワーク通信部53とを一つの通信部として構成してもよい。無線ネットワーク通信部53による無線通信方法は、ブルートゥース(登録商標)等に限定するものではなく、無線LANであってもよい。
記録ボックス54は、蓄積領域54mを有する。更に、退避領域54sを有するようにしても良い。蓄積領域54mは、チップ6との通信を記録する領域であり、近距離無線通信部52によって得られた装備走行情報が蓄積されて記録される。
退避領域54sは、二輪車7の転倒を検知した場合に、転倒検出時及び直前の装備走行情報を退避して記憶する領域である。この場合、二輪車7には、装着状態記録装置5に傾きセンサーが搭載される。装備走行情報を退避領域54sに格納する替わりに、転倒検出時に蓄積領域54mの現在の記録位置に基づく所定範囲の記憶領域をロックするようにしても良い。いずれにおいても、転倒検出時には、ECU51は、無線ネットワーク通信部53に対して、転倒時の装備走行情報を含む通報情報を保険会社サーバ100へ送信させる。
本実施例に係る保険会社サーバ100は、保険金算出装置に相当し、装着状態記録装置5の記録ボックス54に蓄積された装備走行情報、又は、装着状態記録装置5からデータ転送された装備走行情報を参照して、事故等の保険支払事象の発生を受け付けた場合に支払う保険金の額を算出する。保険会社サーバ100は、保険金算出装置に相当する。
本実施例に係る保険会社サーバは、図3に示すようなハードウェア構成を有する。図3は、保険会社サーバのハードウェア構成を示す図である。図3において、保険会社サーバ100は、コンピュータによって制御される端末であって、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶装置12と、補助記憶装置13と、入力装置14と、表示装置15と、出力装置16と、通信I/F(インターフェース)17と、ドライブ18とを有し、バスBに接続される。
CPU11は、主記憶装置12に格納されたプログラムに従って保険会社サーバ100を制御する。主記憶装置12には、RAM(Random Access Memory)等が用いられ、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、主記憶装置12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
補助記憶装置13には、ハードディスクドライブが用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置13に格納されているプログラムの一部が主記憶装置12にロードされ、CPU11に実行されることによって、各種処理が実現される。記憶部130は、主記憶装置12及び/又は補助記憶装置13を有する。
入力装置14は、マウス、キーボード等を有し、ユーザが保険会社サーバ100による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置15は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示する。出力装置16は、プリンタ等を有し、ユーザからの指示に応じて各種情報を出力するために用いられる。通信I/F17は、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)等に接続し、外部装置との間の通信制御をするための装置である。通信I/F17による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
保険会社サーバ100によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によって保険会社サーバ100に提供される。即ち、プログラムが保存された記憶媒体19がドライブ18にセットされると、ドライブ18が記憶媒体19からプログラムを読み出し、その読み出されたプログラムがバスBを介して補助記憶装置13にインストールされる。そして、プログラムが起動されると、補助記憶装置13にインストールされたプログラムに従ってCPU11がその処理を開始する。尚、プログラムを格納する媒体としてCD−ROMに限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
図4は、保険会社サーバの機能構成例を示す図である。図4において、保険会社サーバ100は、データ収集部41と、保険金計算部42と、更新保険料調整部43とを処理部として有する。データ収集部41と、保険金計算部42と、更新保険料調整部43とは、夫々対応するプログラムをCPU11が実行することによって行われる処理によって実現される。記憶部130には、装備走行情報DB31と、保険契約毎の保険契約情報32と、保険料率算出テーブル33とが記憶される。
データ収集部41は、ネットワーク2を介して二輪車7から送信される装備走行情報を記憶部130内の装備走行情報DB31に格納する。
保険金計算部42は、事故等の保険支払事象の発生に関する情報を受け付けると、装備走行情報DB31と保険契約情報32とを参照して、運転者4の安全意識度に基づいて変動させて支払い保険料(保険金)を計算する。
保険金計算部42は、保険金変動率判定部42aと、保険金出力部42bとを有する。保険金変動部42aは、保険契約情報32で定められた各装備の装着有無に基づく変動率から変動額を算出する。保険金出力部42bは、保険金変動部42aによって算出された変動後の保険金額を示す変動後保険金額38を記憶部130に出力する。変動後保険金額38を表示装置25に表示させても良い。
更新保険料調整部43は、保険契約の更新時に、装備走行情報DB31に保存された運転者4の過去の装備走行情報を統計的に分析して運転者4の安全意識度を評価した結果に基づいて更新後の運転者4が支払う保険料を計算する。
更新保険料調整部43は、安全意識度計算部43aと、保険料増減率決定部43bと、更新後保険料計算部43cとを有する。安全意識度計算部43aは、装備走行情報DB31に保存された運転者4の過去の装備走行情報に基づいて、運転者4の安全意識度を計算する。保険料増減率決定部43bは、保険料率算出テーブル33を参照して、運転者4の安全意識度に対応する運転者4の更新前の保険料に対する増減率を決定する。
更新後保険料計算部43cは、運転者4の保険契約情報32で示される運転者4が支払う保険料と増減率とに基づいて、更新後の保険料を計算する。運転者4が支払う保険料とは、所定期間毎に保険会社に支払う金額であり、月額保険料等である。保険契約情報32において、更新後保険料が更新後の月額保険料に設定される。
装備走行情報DB31は、データ収集部41が各二輪車7の装着状態記録装置5から受信した装備走行情報を蓄積して保存するデータベースである。保険契約情報32は、運転者4の二輪車7に係る保険契約内容を含む情報であり、保険契約番号によって一意に特定される。保険契約情報32は、保険契約番号によって一意に特定可能であるが、被保険者である運転者4の名前、二輪車7の車種等の事項を含めるため、これら事項によって特定してもよい。
保険料算出テーブル33は、所定期間で評価した運転者4の安全意識度と、更新保険料の増減率との対応表である。所定期間は、例えば、契約時又は前回更新時から1年間である。
図5は、システム1000の全体フローを説明するための図である。図5において、システム1000全体では、主に、保険契約段階I、契約期間中段階II、事故発生段階III、保険金支払段階IV、契約更新段階V等の5つの段階を含む。
保険契約時の保険契約段階Iでは、保険会社と運転者4等の契約者との間で保険契約が契約書8によって締結されると、保険契約内容を含む保険契約情報32が保険会社サーバ100の記憶部130に記憶され保存される。
保険契約内容の一例では、月額保険料「3000円」で、基本保険金「1000万円」のケースにおいて、運転者4及び受取人となる契約者「△△△△」(26歳)との間で、装備1と装備2の装着状況に基づく増減額が予め定められている。
保険支払事象の発生時に支払われる保険金に関して、運転者4が装備1を装着の場合は20%増であり、未装着の場合は15%減を定めている。また、運転者4が装備2を装着の場合は10%増であり、未装着の場合は10%減を定めている。
このように、運転者4に支払われる保険金が、装備状況に応じて変動することが契約時に定められ、運転者4の保険契約情報32として記憶部130に保存される。
契約締結後の契約期間中の契約期間中段階IIでは、二輪車7の走行中は、所定間隔で記録ボックス54に装備走行情報が記録される。保険会社サーバ100の装備走行情報DB31には、二輪車7のエンジン始動時に無線通信によって装備走行情報が転送され保存される。また、二輪車7が転倒検知可能な場合、二輪車7の転倒検知に応じて、保険会社サーバ100へ装備走行情報が転送され装備走行情報DB31に保存される。
事故発生時の事故発生段階IIIでは、運転者4等からの連絡による事故通知に応じて、事故発生時までの所定期間の装備走行情報を取得して、装備装着状態を判定する。例えば、装備1は装着、装備2は未装着であった等と判定される。装備装着状態の判定に基づいて、契約時に定めた基本保険金からの変動率(増減率)が装備に係る事項毎に決定される。
保険金の支払いに係る保険金支払段階IVでは、受取人の運転者4に支払う保険金の総額が決定される。決定した保険金が、所定の手続きに従って運転者4に支払われる。保険契約情報32に基づいて、装備1の装着によって20%増、また、装備2の未装着に対して10%減より、基本保険金「1000万円」に対して10%(=20%−10%)増額した1100万円が保険金して支払われる。
保険契約段階Iで締結した契約期間の満了によって契約を更新する契約更新時の契約更新段階Vでは、運転者4が保険会社に支払う更新後保険料が、運転者4の安全意識度に基づく変動率(増減率)に従って決定される。運転者4の安全意識度に応じた変動率が5%減である場合、保険契約情報32に基づく月額保険料から5%分を減額した2850円が更新後保険料として決定される。
装備走行情報に基づく判定例を図6で説明する。図6は、装備走行情報に基づく判定例を説明するための図である。図6において、運転者4の安全意識度に係る主要な項目となる装備項目は、ヘルメット、肘プロテクター、膝プロテクター、グローブ、ブーツ等の装備に関する項目であり、チップ6からの電波受信によってそれら装着の有無が判定される。この例では、ヘルメット、肘プロテクター、グローブ等は装着されていたと判断され、膝プロテクター、ブーツ等は未装着であったと判断されている。変動率小計Tは、保険契約情報32に基づいて、各装着の有無に対応する変動率を取得して小計した値を示す。
更に、補足項目として、スピード、ミラー、体調(体温)、タイヤ圧等の走行項目を追加しても良い。これら走行項目は、予め定められた所定値との比較によって増額又は減額のチェックが成される。チェック結果に基づいて、保険契約情報32を参照することにより、走行項目での変動率小計αが計算される。
変動率小計Tと変動率小計αとを合計した変動率合計(T+α)が、基本保険金に対する増額分又は減額分の割合を示す。装備項目と走行項目とが安全判定項目に含まれ、運転者4との契約書で定められる。
次に、運転者4へ支払う保険金の額を計算する保険金計算部42による保険金計算処理について図7で説明する。図7は、保険金計算処理を説明するためのフローチャート図である。
図7において、保険金計算部42は、事故日時の通知を受け付けると、装備走行情報DB31から、運転者4の契約番号をキーとして事故日時の装備走行情報を取得すると(ステップS31)、保険金計算部42の保険金変動部42aは、記憶部130に保存されている運転者4の保険契約情報32で定められている装備項目に対しては装着又は未装着であったか否かを判断し、走行項目に対しては所定条件に基づいて良否を判断し、保険契約情報32で定められた変動率で保険金を増減させる(ステップS32)。
装備1がヘルメット、装備2が肘プロテクターであり、運転者4の保険契約情報32によって図5の契約書8の契約内容を示す場合を例として、ステップS32の保険金変動部42aによる処理を説明する。保険金変動部42aは、ステップS31で取得した装備走行情報に基づいて、運転者4の装備1装着判定によって、ヘルメットを装着していたか否かを判断する(ステップS32−1)。
運転者4がヘルメットを装着していた場合、保険金変動部42aは、保険契約情報32に基づいて、保険金を20%アップする(ステップS32−2)。基本保険金「1000万円」に対して20%の200万円が増額される。一方、運転者4がヘルメットを未装着であった場合、保険金変動部42aは、保険契約情報32に基づいて、保険金を15%ダウンする(ステップS32−3)。基本保険金「1000万円」に対して15%の150万円が減額される。
更に、保険金変動部42aは、装備走行情報に基づいて、運転者4の装備2装着判定によって、肘プロテクターを装着していたか否かを判断する(ステップS32−4)。運転者4が肘プロテクターを装着していた場合、保険金変動部42aは、保険契約情報32に基づいて、保険金を10%アップする(ステップS32−5)。基本保険金「1000万円」に対して10%の100万円が増額される。一方、運転者4が肘プロテクターを未装着であった場合、保険金変動部42aは、保険契約情報32に基づいて、保険金を15%ダウンする(ステップS32−6)。基本保険金「1000万円」に対して10%の100万円が減額される。
図5に示す事故発生時の事故発生段階IIIの装備装着状態の例のように、運転者4の事故時の装備1(ヘルメット)は装着され、装備2(肘プロテクター)は未装着であった場合、ステップS32−1、S32−2、S32−4、及びS32−6が実行され、支払う保険金は「1100万円」であると決定される。
支払う保険金が決定されると、保険金計算部42の保険金出力部42bは、保険金変動部42aによって決定された保険金の額を示す変動後保険金額38を記憶部130に記憶する(ステップS33)。
次に、更新時に、運転者4が保険会社へ支払う保険料を調整する更新保険料調整部43によって行われる更新保険料調整処理について図8で説明する。図8は、更新保険料調整処理を説明するためのフローチャート図である。
図8において、更新保険料調整部43の安全意識度計算部43aは、運転者4の契約番号をキーとして、装備走行情報DB31から、更新日から遡って1年間の装備走行情報を取得する(ステップS51)。
安全意識度計算部43aは、取得した装備走行情報に基づいて、運転者4の1年間の実績と、安全判定項目数とを集計する(ステップS52)。安全判定項目数は、保険契約情報32から取得され、契約時に定められた装備項目及び走行項目の合計数である。実績は、装備していたことを示す項目と安全な範囲であると判定した項目との合計数で表される。
安全意識度計算部43aは、取得した装備走行情報を用いて、運転者4の1年間の実績と安全判定項目数とを集計して(ステップS52)、安全意識度を算出する(ステップS53)。安全意識度は、下記の
安全意識度(%) = 実績÷安全判定項目数×100
で算出される。
更新保険料調整部43の保険料増減率決定部43bは、安全意識度が90%以上であるか否かを判断する(ステップS54)。安全意識度が90%である場合、保険料増減率決定部43bは、保険料率算出テーブル33を参照して、更新後保険料を基本保険料に対して減額する(ステップS56)。減額する割合は、例えば、保険料率算出テーブル33を参照して得られるように5%である。その後、更新保険料調整部43の更新後保険料計算部43cによって行われるステップS59へと進む。
一方、安全意識度が90%以下である場合、保険料増減率決定部43bは、安全意識度が70%以上か否かを判断する(ステップS55)。安全意識度が70%である場合、保険料増減率決定部43bは、保険料率算出テーブル33を参照することにより、更新後保険料の優遇は無いと判断する(ステップS57)。その後、更新保険料調整部43の更新後保険料計算部43cによって行われるステップS59へと進む。
一方、安全意識度が70%以下である場合、保険料増減率決定部43bは、保険料率算出テーブル33を参照して、更新後保険料を基本保険料に対して増額する(ステップS58)。増額する割合は、例えば、保険料率算出テーブル33を参照して得られるように5%である。その後、更新保険料調整部43の更新後保険料計算部43cによって行われるステップS59へと進む。
更新後保険料計算部43cは、更新後保険料を算出して、算出された更新後保険料で、同一契約番号で特定される保険契約情報の基本保険料を変更する(ステップS59)。
次に、更新保険料の調整例について図9、図10、及び図11のデータ例で説明する。図9は、安全意識度に基づく優遇有りの装備走行情報のデータ例を示す図である。図9の装備走行情報31aは、優遇有りの運転者4のデータ例を示している。
図9において、装備走行情報31aは、契約番号、日時、安全判定項目等を有する。契約番号は、装着状態記録装置5が保持し、保険会社への送信時に装備走行情報31aに含めるようにする。又は、装着状態記録装置5は、装着状態記録装置5を一意に識別する識別情報を保険会社への送信時に装備走行情報31aに含めるようにし、保険会社サーバ100にて、識別情報と契約番号との対応表を備えるようにすることで、契約番号が特定されるようにしても良い。
装備走行情報31aでは、契約内容に基づき、ヘルメット装着、プロテクター装着、グローブ装着、ブーツ装着、体温、スピードを安全判定項目として有する。安全意識度計算部43aによって、安全判定項目の各項目に対して安全性の判定が行われる。ここでは、装備を装着していた場合は○で示している。体温については所定値(例えば、38度)以下の場合に良好であったことを○で示している。また、スピードについても所定スピードに基づいて良好であったことを○で示している。これらの判定結果から、安全意識度計算部43aは、日時毎に、良好(○)の数と、安全判定項目数とを集計する。集計により、実績合計「18」個、安全判定項目数は「18」個を得る。
集計した結果から、安全意識度計算部43aは、安全意識度を求める。
安全意識度 = 実績合計÷安全判定項目数合計×100
この例では、
安全意識度 = 18÷18×100 = 100%
を得る。
従って、保険料率算出テーブル33(図11)を参照することによって、更新後保険料5%減額を得るため、更新前の月額保険料に対して5%減額した料金が更新後の月額保険料に設定される。
図10は、安全意識度に基づく優遇無しの装備走行情報のデータ例を示す図である。図10の装備走行情報31bは、優遇無しの運転者4のデータ例を示している。図10において、装備走行情報31bは、図9の装備走行情報31aと同様の項目を有するためその説明を省略する。
安全意識度計算部43aによって、安全判定項目の各項目に対して安全性の判定が行われる。図10のデータ例では、運転者4は、2012/1/21と2012/4/20とで風邪で39度の熱がある状態で運転した場合、グローブ等に装着された体温センサー等により39度が測定され、所定値(例えば、38度)との比較によって、危険運転のリスクがあったと判定し、×が設定されている。従って、両日の実績は「5」となる。
2012/6/15では、プロテクターとグローブの装着を検知できなかったため、×が設定されている。従って、この日の実績は「4」となる。2012/8/14では、グローブの装着を検知できなかったため、×が設定されている。従って、この日の実績は「5」となる。2012/11/30では、プロテクターの装着を検知できなかったため、×が設定されている。従って、この日の実績は「5」となる。
判定結果から、安全意識度計算部43aは、日時毎(レコード毎)に、良好(○)の数と、安全判定項目数とを集計する。集計により、実績合計「30」個、安全判定項目数は「36」個を得る。
集計した結果から、安全意識度計算部43aは、安全意識度を計算して、
安全意識度 = 30÷36×100 = 83%
を得る。
従って、保険料率算出テーブル33(図11)を参照することによって、更新後保険料は優遇無しを得るため、更新前の月額保険料と同額の料金が更新後の月額保険料に設定される。
上述では、体温センサーがグローブに備えられた場合で説明したが、体温範囲の温度を計測可能な温度センサーであれば特に限定されることはなく、将来開発されるであろう温度センサーを含んでいる。
安全判定項目は、保険契約の内容に基づくものであり、項目及び項目数は図9、図10で例示される内容に限定されない。運転者4が安全装備ドライバーであるか否か判定の根拠となる項目の全て又は一部が安全判定項目に相当する。
図11は、保険料率算出テーブルのデータ例を示す図である。図11において、保険料率算出テーブル33は、安全意識度に対する更新後の保険料の変動率を示すテーブルである。例えば、「1年間無事故で安全意識度が90%以上」の場合は「更新後保険料5%減額」、「1年間無事故で安全意識度が70%以上90%未満」の場合は「更新後保険料は優遇無し」、「1年間無事故で安全意識度が70%未満」の場合は「更新後保険料は5%増額」することを示している。保険料率算出テーブル33は、更新後保険料計算部43cによって参照される。
本実施例を適用しなかった場合、事故の大きさに応じた保険金額になる傾向があり、軽装で運転して大きな事故を起こした場合と、十分な装備を装着して事故を小さくできた場合とでは、支払われる保険金額に不公平感が生じてしまう。
一方、上述したように、本実施例では、事故発生直前の運転者4の装備の装着状態、更に走行情報に基づいて、支払われる保険金額が算出される。従って、十分な装備により傷害の程度を小さくできた場合であっても、運転者4の安全意識の程度に応じた補償を得られるため、運転者4が感じる補償の程度の不公正感を改善することができる。
また、契約内容に少なくとも装備の装着状態で保険金額及び更新後保険料が変動することが記載され、運転者4が予め知っておくことによって、運転時における安全運転に対する意識を改善できる可能性がある。
更に、このように、事故時の補償が、運転者4の安全意識度を考慮して算定される仕組みにより、運転者4の保険加入への意識を高めることができると考えられる。運転者4自身の安全及び保険支払事象時における公平な補償を実現することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信する通信装置と、
受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する保険金算出部と、
を備えたことを特徴とする保険金算出装置。
(付記2)
前記通信装置は、前記識別情報を前記収集された日時と共に受信し、
前記通信装置によって受信した前記識別情報と前記日時とを対応付けてデータベースに記録する記憶部と、
保険支払事象が発生した日時を受け付けると、該受け付けた日時と前記データベースに記録された日時とから、該保険支払事象の発生の直前に記録されていた前記装備品の識別情報を取得して、該取得した識別情報に基づいて該保険支払事象に対して支払う保険金額を変動させる保険金変動部と、
変動後の保険金額を出力する保険金出力部と
を有することを特徴とする付記1記載の保険金算出装置。
(付記3)
前記記憶部は、前記装備品の装着状態に応じた支払い保険金の変動率を定めた保険契約情報を記憶し、
前記保険金変動部は、前記データベースを参照して保険支払事象の発生の直前の前記識別情報の有無を判断した判断結果と前記保険契約情報によって定められた前記装備品の装着状態に応じた前記変動率とに基づいて、前記保険支払事象に対して支払う保険金額を増減させる
ことを特徴とする付記2記載の保険金算出装置。
(付記4)
前記記憶部から所定期間の前記装備品の情報の統計的な分析結果に基づいて、契約更新後の保険料を増減して調整する更新保険料調整部
を更に有することを特徴とする付記2又は3記載の保険金算出装置。
(付記5)
前記装備品は、法律で定められている以外の装備品を含むことを特徴とする付記2乃至4のいずれか一項記載の保険金算出装置。
(付記6)
前記記憶部は、前記運転者の体調又は前記二輪車の走行に係る情報を記憶し、
前記保険金変動部は、前記記憶部に記憶された前記保険契約情報によって定められた前記運転者の体調又は前記二輪車の走行に係る情報と前記変動率とに基づいて、前記保険支払事象に対して支払う保険金額を増減させる
ことを特徴とする付記2乃至5のいずれか一項記載の保険金算出装置。
(付記7)
二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信し、
受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する
処理をコンピュータに実行させる保険金算出プログラム。
(付記8)
コンピュータによって実行される保険金算出方法であって、
二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信し、
受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する
ことを特徴とする保険金算出方法。
2 ネットワーク
5 装着状態記録装置
5b バス
6、6a〜6e チップ
8 契約書
11 CPU
12 主記憶装置
13 補助記憶装置
14 入力装置
15 表示装置
16 出力装置
17 通信I/F
18 ドライブ
19 記憶媒体
31 装備走行情報DB
32 保険契約情報
33 保険料率算出テーブル
38 変動後保険金額
41 データ収集部
42 保険金計算部
42a 保険金変動部
42b 保険金出力部
43 更新保険料調整部
43a 安全意識度計算部
43b 保険料増減率決定部
43c 更新後保険料計算部
51 ECU
52 近距離無線通信部
53 無線ネットワーク通信部
54 記録ボックス
54m 蓄積領域
54s 退避領域
100 保険会社サーバ
1000 システム

Claims (8)

  1. 二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信する通信装置と、
    受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する保険金算出部と、
    を備えたことを特徴とする保険金算出装置。
  2. 前記通信装置は、前記識別情報を前記収集された日時と共に受信し、
    前記通信装置によって受信した前記識別情報と前記日時とを対応付けてデータベースに記録する記憶部と、
    保険支払事象が発生した日時を受け付けると、該受け付けた日時と前記データベースに記録された日時とから、該保険支払事象の発生の直前に記録されていた前記装備品の識別情報を取得して、該取得した識別情報に基づいて該保険支払事象に対して支払う保険金額を変動させる保険金変動部と、
    変動後の保険金額を出力する保険金出力部と
    を有することを特徴とする請求項1記載の保険金算出装置。
  3. 前記記憶部は、前記装備品の装着状態に応じた支払い保険金の変動率を定めた保険契約情報を記憶し、
    前記保険金変動部は、前記データベースを参照して保険支払事象の発生の直前の前記識別情報の有無を判断した判断結果と前記保険契約情報によって定められた前記装備品の装着状態に応じた前記変動率とに基づいて、前記保険支払事象に対して支払う保険金額を増減させる
    ことを特徴とする請求項2記載の保険金算出装置。
  4. 前記記憶部から所定期間の前記装備品の情報の統計的な分析結果に基づいて、契約更新後の保険料を増減して調整する更新保険料調整部
    を更に有することを特徴とする請求項2又は3記載の保険金算出装置。
  5. 二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信し、
    受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する
    処理をコンピュータに実行させる保険金算出プログラム。
  6. コンピュータによって実行される保険金算出方法であって、
    二輪車に搭載されたコンピュータによって収集された、該二輪車の運転者の装備品の識別情報を該コンピュータから受信し、
    受信した該二輪車の運転者の装備品の識別情報に基づいて、保険金の額を算出する
    ことを特徴とする保険金算出方法。
  7. 二輪車に搭載されるコンピュータにおいて、
    該二輪車の運転者の装備品が備える無線装置から該装備品の識別情報を受信する受信機と、
    受信した前記装備品の識別情報を保険金算出装置に送信する送信機と、
    を備えたことを特徴とするコンピュータ。
  8. 二輪車に搭載されるコンピュータにおいて、
    該二輪車の運転者の装備品が備える無線装置から該装備品の識別情報を受信し、
    受信した前記装備品の識別情報を保険金算出装置に送信する
    ことを特徴とする保険金算出方法。
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