JP2014118838A - インテークマニホールド - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、各気筒に対して安定してEGRガスを分配することができるインテークマニホールドを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、空気及びEGRガスを気筒3〜6に分配するインテークマニホールド1であって、気筒3〜6の配列方向Rにおいてインテークマニホールド1の一方の側に寄せて設けられ、インテークパイプ2から空気及びEGRガスが導入される吸気導入口10と、吸気導入口10より一方の側に膨らんで形成され、吸気導入口10を通じて導入された空気及びEGRガスが一時的に滞留するガス滞留部15と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、空気及びEGRガスを気筒3〜6に分配するインテークマニホールド1であって、気筒3〜6の配列方向Rにおいてインテークマニホールド1の一方の側に寄せて設けられ、インテークパイプ2から空気及びEGRガスが導入される吸気導入口10と、吸気導入口10より一方の側に膨らんで形成され、吸気導入口10を通じて導入された空気及びEGRガスが一時的に滞留するガス滞留部15と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気及びEGRガスを複数の気筒に分配するインテークマニホールドに関する。
インテークマニホールドに関する技術文献として、例えば特開2000−45880号公報が知られている。この公報に記載されたインテークマニホールドでは、吸気側に混合室を設け、混合室内で空気とEGRガスを混合することにより、各気筒に対してEGRガスを均等に分配可能としている。
ところで、エンジン周りは非常に複雑かつ高度な設計が求められ、使用可能なスペースにも制限があるため、前述した従来のインテークマニホールドのように混合室を新たに設けることは容易ではない。また、エンジンの搭載条件などによりインテークパイプをインテークマニホールドの中央に接続できない場合がある。このような場合、インテークマニホールド内で偏った流れが発生する構造となり、各気筒に対するEGRガスの分配が不安定になると言う問題があった。
そこで、本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、各気筒に対してEGRガスを安定して分配できるインテークマニホールドを提供することを目的とする。
本発明は、空気及びEGRガスを複数の気筒に分配するインテークマニホールドであって、複数の気筒の配列方向においてインテークマニホールドの一方の側に寄せて設けられ、インテークパイプに接続される吸気導入口と、吸気導入口から一方の側に膨らんで形成され、インテークパイプから導入された空気及びEGRガスが一時的に滞留するガス滞留部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、インテークパイプが一方の側に寄せて設けられ、インテークマニホールド内で偏った流れが発生する構造となっていたとしても、その一方の側にガス滞留部を設け、空気及びEGRガスを一時的に滞留させて旋回流を生み出すことで、十分なミキシングを行うことができる。従って、このインテークマニホールドによれば、ガス滞留部で生じた旋回流によりEGRガスを空気と十分に混合することができるので、空気及びEGRガスが層流の状態で十分に混合しないまま各気筒に分配されることを避けることができ、各気筒に対してEGRガスを安定して分配することができる。
本発明に係るインテークマニホールドにおいては、吸気導入口の他方の側の壁が吸気導入口に対して略垂直に形成されていてもよい。
このインテークマニホールドによれば、吸気導入口から導入された空気及びEGRガスの一部が壁に流れを妨げられて旋回流を生じさせることによって、空気及びEGRガスのミキシングを促進させることができる。
このインテークマニホールドによれば、吸気導入口から導入された空気及びEGRガスの一部が壁に流れを妨げられて旋回流を生じさせることによって、空気及びEGRガスのミキシングを促進させることができる。
本発明に係るインテークマニホールドによれば、各気筒に対してEGRガスを安定して分配できる。
以下、本発明に係るインテークマニホールドの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示すインテークマニホールド1は、車両のエンジンに取付けられ、インテークパイプ2と気筒3〜6の吸気ポートとを接続する部材である。インテークマニホールド1は、インテークパイプ2を通じて導入された空気及びEGR[Exhaust Gas Recirculation]ガスを四本の気筒3〜6に分配する分岐管構造を有している。
本実施形態では、一例として直列4気筒のエンジンに用いられるインテークマニホールド1について説明する。なお、このインテークマニホールド1は、4気筒のエンジンに対応しているが、本発明は複数の気筒を有するエンジンのインテークマニホールドであれば用いることができ、例えば3気筒や6気筒のエンジンのインテークマニホールドに対して採用してもよい。
インテークマニホールド1は、インテークパイプ2と接続される吸気導入口10を有している。吸気導入口10は、気筒3〜6の配列方向R(図2の矢印Rの方向)において、インテークマニホールド1の右側(図2の紙面方向から見て右側)の端に寄せて設けられている。すなわち、インテークパイプ2は、インテークマニホールド1の中央ではなく吸気側から見て右寄りの位置に取付けられている。
なお、吸気導入口10は、必ずしもインテークマニホールド1とインテークパイプ2の境界面である必要はない。例えばインテークマニホールド1がインテークパイプ2側に延びるパイプ部分を有し、その先端にインテークパイプ2が接続される場合には、吸気導入口10はインテークマニホールド1のパイプ部分と分岐部分の境界面に相当する。
インテークパイプ2は、外部から吸引された空気(新気)が流れる吸気通路である。インテークパイプ2の出口側(インテークマニホールド側)にはEGRガス流路(図示せず)が接続されている。EGRガス流路は、気筒3〜6の排気ガスの一部をインテークパイプ2に導入することにより、窒素酸化物(NOx)の低減や部分負荷時の燃費向上を図るための流路である。インテークパイプ2内の空気及びEGRガスの流れを矢印Aとして図1に示す。
なお、インテークマニホールド1において吸気導入口10の上側には凹部1aが形成されており、インテークパイプ2の上面には凹部1aに対応する凹部2aが形成されている。凹部1a及び凹部2aは混合気のミキシングに寄与する。
また、インテークマニホールド1は、四本の気筒3〜6の吸気ポートに対して、それぞれ接続される吸気ポート接続口11〜14を有している。吸気ポート接続口11〜14は、吸気導入口10の反対側に設けられており、吸気ポート接続口11〜14を通じて空気及びEGRガスの混合気が各気筒3〜6に供給される。吸気ポート接続口11〜14から供給される混合気の流れを矢印Bとして図1に示す。
インテークマニホールド1には、吸気導入口10の右側(配列方向Rにおける一方の側)にガス滞留部15が形成されている。ガス滞留部15とは、インテークパイプ2から導入された空気及びEGRガスを一時的に滞留させる空間を形成するための部位である。ここで、図2に示す破線H1は、ガスを滞留させることなく吸気ポート接続口14に流す場合に想定されるインテークマニホールドの壁の位置を示している。図2に示されるように、ガス滞留部15は、破線H1よりも外側の部位に相当する。このように、ガスを滞留なく流す場合と比べて右側(外側)に脹らむガス滞留部15を形成することで、インテークパイプ2から導入された空気及びEGRガスがガス滞留部15に入り込み、一時的に滞留して旋回流(矢印S1)が生じ、空気及びEGRガスのミキシングが行われる。
また、インテークマニホールド1には、吸気導入口10の左側(配列方向Rにおける他方の側)において、空気及びEGRガスが旋回流(矢印S2)を生じるように壁16が配置されている。ここで、図2に示す破線H2は、ガスの流れを妨げて旋回流を起こさない場合に想定されるインテークマニホールドの壁の位置を示している。吸気導入口10の左側の壁16は、吸気導入口10に対して破線H2のような緩い角度ではなく、急な角度で交差するように形成されている。換言すると、壁16は、平面視で吸気導入口10に対して略垂直(例えば85°〜95°)に交差するように形成されている。
以上説明した本実施形態に係るインテークマニホールド1によれば、インテークパイプ2が一方の側(右側)に寄せて設けられ、インテークマニホールド1内で偏った流れが発生する構造となっていたとしても、その一方の側にガス滞留部15を設け、空気及びEGRガスを一時的に滞留させて旋回流を生み出すことで、十分なミキシングを行うことができる。従って、このインテークマニホールド1によれば、ガス滞留部15で生じた旋回流によりEGRガスを空気と十分に混合することができるので、空気及びEGRガスが層流の状態で十分に混合しないまま各気筒3〜6に分配されることを避けることができ、各気筒3〜6に対してEGRガスを安定して分配することができる。
更に、このインテークマニホールド1によれば、インテークパイプ2から導入された空気及びEGRガスの一部は、吸気導入口10の左側の壁16により、左端の吸気ポート接続口11に向かう流れが妨げられて旋回流を生じるので、空気及びEGRガスのミキシングを促進させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、インテークパイプの配置位置は右寄りではなく左寄りであってもよい。また、ガス滞留部の形状や大きさは図示したものに限定されない。ガス滞留部を含めたインテークマニホールドの形状は、車種やエンジンに応じて適切に選択される。また、吸気導入口の左側(或いは右側)には、必ずしも略垂直な壁を設ける必要はない。
1…インテークマニホールド 1a…凹部 2…インテークパイプ 2a…凹部 3-6…気筒 10…吸気導入口 11−14…吸気ポート接続口 15…ガス滞留部 16…壁 R…気筒の配列方向
Claims (2)
- 空気及びEGRガスを複数の気筒に分配するインテークマニホールドであって、
前記複数の気筒の配列方向においてインテークマニホールドの一方の側に寄せて設けられ、インテークパイプから空気及びEGRガスが導入される吸気導入口と、
前記吸気導入口より前記一方の側に膨らんで形成され、前記吸気導入口を通じて導入された空気及びEGRガスが一時的に滞留するガス滞留部と、
を有することを特徴とするインテークマニホールド。 - 前記吸気導入口の他方の側の壁は、前記吸気導入口に対して略垂直に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインテークマニホールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012272664A JP2014118838A (ja) | 2012-12-13 | 2012-12-13 | インテークマニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012272664A JP2014118838A (ja) | 2012-12-13 | 2012-12-13 | インテークマニホールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014118838A true JP2014118838A (ja) | 2014-06-30 |
Family
ID=51173897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012272664A Pending JP2014118838A (ja) | 2012-12-13 | 2012-12-13 | インテークマニホールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014118838A (ja) |
-
2012
- 2012-12-13 JP JP2012272664A patent/JP2014118838A/ja active Pending
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