JP2014117365A - ヘアアイロン - Google Patents

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Misa Noda
美佐 野田
Masato Nunomura
真人 布村
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Abstract

【課題】毛髪を所望のカール形状に、容易にセットすること。
【解決手段】第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aの施術方向側には、毛髪を挟持可能に対向配置され、前記第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aの施術方向側に位置する毛髪13に付与する張力を発生させる一対のローラ8、8aを有し、前記一対のローラ8、8aにおいて発生される張力の強さを制御する制御部5を備え、前記制御部5は、前記一対のローラ8、8aから発生させる張力を互いに異ならせるように制御することで、毛髪13に対して張力差を付与するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪をストレートやカール等の形状にセットを行う、ヘアアイロンに関するものである。
従来、この種のヘアアイロンは、円筒状に形成され、回転可能なローラの外周面に第1の毛髪挟持面を有する第1の挟持部と、前記第1の毛髪挟持面に接離自在に構成され、前記第1の毛髪挟持面の外周面に対応する断面が弧状に形成された板部材からなる、第2の毛髪挟持面を有する第2の挟持部とを有している。
上記第1の挟持部は、モータにより所定の方向に回転可能であり、上記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面との間に毛髪が挟持された際に、毛髪の上記1の毛髪挟持面と対向する側に、回転による張力を付与することで、毛髪をカール形状にセットすることができる。
また、上記第2の挟持部の両端に、自由回転もしくは上記第1の挟持部と逆方向かつ等しい周速で回転する一対の小型ローラを備えて、安定して毛髪を送りながら、毛髪のセットを行うことができるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−164406号公報
しかしながら、前記従来の構成では、毛髪に張力を付与するのは、回転可能なローラから構成された第1の挟持部のみであることから、最初に使用者がヘアアイロンを把持した状態では、所定の向き(例えば内向き)のカール形状にのみ毛髪をセットすることが可能であり、使用者の所望する向きに毛髪をセットすることが困難であった。
このため、上記とは逆向き(例えば外向き)のカール形成に毛髪をセットしたい場合は、ヘアアイロンを一旦周方向に回転させて持ち替えた後、再度毛髪を挟持し直す必要があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者がヘアアイロンの持ち替え動作をすることなく、簡易に毛髪を所望の形状にセット可能な、ヘアアイロンを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヘアアイロンは、第1の毛髪挟持面を有する第1の挟持部と、第2の毛髪挟持面を有する第2の挟持部と、を有し、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟持するように構成され、前記第1の毛髪挟持面または第2の毛髪挟持面のうち少なくとも一方には、前記挟持された毛髪を加熱する加熱部を備えている。
そして、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面の施術方向側には、毛髪を挟持可能に対向配置され、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面の施術方向側に位置する毛髪
に付与する張力を発生させる一対の張力発生部を有している。
さらに、前記一対の張力発生部において発生される張力の強さを制御する制御部を備えており、前記制御部は、前記一対の張力発生部から発生させる張力を互いに異ならせるように制御するようにしたものである。
これによって、一対の張力発生部から発生される張力を互いに異ならせることで、上記一対の張力発生部に挟持された毛髪において、張力の強い方の張力発生部と対向する側の毛髪が、カール形状の外側となり、張力の弱い方の張力発生部と対向する側の毛髪が、カール形状の内側となるように毛髪をセットすることができる。
また、上記張力の差を大きくした場合は、より径の小さいカール形状にセットすることができ、逆に上記張力の差を小さくした場合は、より径の大きいカール形状にセットすることができる。
本発明のヘアアイロンは、使用者がヘアアイロンの持ち替え動作をすることなく、簡易に毛髪を所望の形状にセットすることができる。
本発明の実施形態1におけるヘアアイロンの外観を示す概略斜視図 (a)同ヘアアイロンの概略正面図(b)同ヘアアイロンのA−A概略端面図 同ヘアアイロンの内部構成を示す略概図 同ヘアアイロンの毛髪挟持面の移動速度とローラの回転速度差との関係を示す特性図 同ヘアアイロンの毛髪に印加される圧力とローラの回転速度差との関係を示す特性図 (a)同ヘアアイロンの変形例の内部構造を示す略概図(b)同ヘアアイロン変形例のB−B概略端面図
第1の発明は、第1の毛髪挟持面を有する第1の挟持部と、第2の毛髪挟持面を有する第2の挟持部と、を有し、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟持するように構成され、前記第1の毛髪挟持面または第2の毛髪挟持面のうち少なくとも一方には、前記挟持された毛髪を加熱する加熱部を備えている。
そして、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面の施術方向側には、毛髪を挟持可能に対向配置され、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面の施術方向側に位置する毛髪に付与する張力を発生させる一対の張力発生部を有している。
さらに、前記一対の張力発生部において発生される張力の強さを制御する制御部を備えており、前記制御部は、前記一対の張力発生部から発生させる張力を互いに異ならせるように制御するようにしている。
これにより、一対の張力発生部から発生される張力を互いに異ならせることで、上記一対の張力発生部に挟持された毛髪において、張力の強い方の張力発生部と対向する側の毛髪が、カール形状の外側となり、張力の弱い方の張力発生部と対向する側の毛髪が、カール形状の内側となるように毛髪をセットすることができる。
また、上記張力の差を大きくした場合は、より径の小さいカール形状にセットすることができ、逆に上記張力の差を小さくした場合は、より径の大きいカール形状にセットすることができる。
よって、使用者がヘアアイロンの持ち替え動作をすることなく、簡易に毛髪を所望の形状にセットすることができる。
第2の発明は、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とに挟持された毛髪に対して前記施術方向側に移動する、少なくとも前記第1の毛髪挟持面または第2の毛髪挟持面のうちいずれか一方の移動速度を検知する速度検知部を備えている。
そして、特に、第1の発明の制御部は、前記速度検知部により検知された移動速度に応じて、前記一対の張力発生部から発生される張力の強さを制御するようにしている。
これにより、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とに挟持された毛髪に対する、前記第1の毛髪挟持面または第2の毛髪挟持面の移動速度、即ち使用者の施術速度に応じて、上記一対の張力発生部から発生される張力の差を、常時適切に制御することが可能となる。
よって、使用者の施術速度によらず、常時使用者の所望のカール形状に毛髪をセットすることができる。
第3の発明は、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とに挟持された毛髪に対して印加される圧力を検出する圧力検知部を備えている。
そして、特に、第1または第2の発明の制御部は、前記圧力検知部により検知された圧力に応じて、前記一対の張力発生部から発生される張力の強さを制御するようにしている。
これにより、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とに挟持された毛髪に対して印加される圧力、即ち使用者がヘアアイロンを把持して、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面との間に毛髪を挟持する力に応じて、上記一対の張力発生部から発生される張力の差を、常時適切に制御することが可能となる。
よって、使用者がヘアアイロンを把持する力によらず、常時使用者の所望のカール形状に毛髪をセットすることができる。
さらに、上記速度検知部と圧力検知部の両方を備えた場合は、上記一対の張力発生部から発生される張力の差を、より適切に制御することが可能となり、より確実に使用者の所望のカール形状に毛髪をセットすることが可能となる。
第4の発明は、特に、第3の発明の制御部は、前記速度検知部により検知された移動速度、および前記圧力検知部により検知された圧力に応じて、前記一対の張力発生部から発生される張力と前記加熱部の温度とをそれぞれ制御するようにしている。
これにより、使用者の施術速度やヘアアイロンを把持する力に応じて、上記一対の張力発生部から発生される張力の差に加えて、加熱部の温度も適切に制御することができる。
よって、使用者の施術速度やヘアアイロンを把持する力によらず、さらに確実に、使用者の所望のカール形状に毛髪をセットすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施形態1におけるヘアアイロンの外観を示す概略斜視図を、図2(a)は、同ヘアアイロンの概略正面図を、図2(b)は、同ヘアアイロンのA−A概略端面図を、そして図3は、同ヘアアイロンの内部構成を示す略概を示すものである。
図1〜3において、ヘアアイロン1のハウジング2は、その長手方向の一端同士が、ヒンジによって開閉可能に連結された、第1の挟持部2aと第2の挟持部2bとを備えている。
第1の挟持部2aと第2の挟持部2bとが対向する側には、それぞれ平板状に形成された、第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとが設けられており、第1の挟持部2aと第2の挟持部2bとが閉じられた際に、第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとの間に、使用者の毛髪13が挟持されるように構成されている。
第1の挟持部2aおよび第2の挟持部2b内には、それぞれ第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとを加熱する、加熱部としてのヒータ4とヒータ4aとが設けられており、ヒータ4、4aにより加熱された第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとの間に挟持された毛髪13が加熱されるように構成されている。
上記ヒータ4、4aは、ハウジング2内に収容された制御部5に電気的に接続されており、電源コード6より制御部5に供給された電力を、制御部5がヒータ4、4aに供給するように構成されている。
そして、第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aの長手方向の側部であって、第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとの間に毛髪13が挟持された状態で、ヘアアイロン1が移動する側、即ち施術方向側(図2(a)における右側)には、それぞれ第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとの施術方向側に位置する毛髪13に、張力を付与する張力発生部としての一対のローラ8とローラ8aとが、対向して配置されている。
上記ローラ8、8aの回転軸(図示せず)には、それぞれ駆動源としてのモータ9およびモータ9aが接続されており、モータ9、9aの回転にともない、ローラ8、8aがそれぞれ回転するように構成されている。
モータ9、9aは、制御部5に電気的に接続されており、電源コード6より制御部5に供給された電力を、制御部5がモータ9、9aに供給するように構成されている。
また、ハウジング2には、使用者が操作するためのスイッチ10が設けられており、使用者がスイッチ10を操作することにより、制御部5がヒータ4、4a、またはモータ9、9aを制御するようにしている。
上記ローラ8、8aの少なくとも外表面は、シリコン等の樹脂から構成され、毛髪を挟んだ際に、適度な摩擦力を有するものが望ましく、さらに望ましくは、対シリコンの動摩擦係数が0.2〜1程度に設定されている。
また第1の毛髪挟持面3の近傍には、第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとに
挟持された毛髪13に対する、第1の毛髪挟持面3の施術方向側への移動速度を検知する速度検知部11を備えている。
速度検知部11としては、熱式速度計やジャイロセンサ等を用いることが望ましい。また、速度検知部11は、制御部5と電気的に接続されており、検知した移動速度を制御部5に送信するように構成されている。
さらに、第1の毛髪挟持面3の近傍には、第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとに挟持された毛髪13に対して印加される、圧力を検出する圧力検知部12を備えている。
圧力検知手段としては、ひずみゲージや圧電センサ等を用いることが望ましい。また、圧力検知部12は、制御部5と電気的に接続されており、検知した圧力を制御部5に送信するように構成されている。
以上のように構成されたヘアアイロンについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、使用者がヘアアイロン1を把持してスイッチ10を操作(オン)にすると、商用電源等から電源コード6を介して、制御部5に電力が供給される。
電力が供給された制御部5は、ヒータ4、4aに電力を供給し、ヒータ4、4aが加熱される。
ヒータ4および4aから発生した熱は第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aへと伝導し、第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aが加熱される。
同時に制御部5は、モータ9および9aに電力を供給して駆動させ、モータ9および9aに接続されたローラ8、9aが互いに逆向きの方向(図2(b)における矢印の向き)に回転する。
使用者が第1の挟持部2aと第2の挟持部2bとを閉じて、第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとでセットする毛髪13を挟持すると、加熱された第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aより毛髪13へ熱が付与される。
同時に、ローラ8とローラ8aとの間に毛髪13が挟まれた状態となり、ローラ8、8aの回転により、第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aと、ローラ8、8aとの間に位置する毛髪13に対して、施術方向側(施術に伴いヘアアイロン1が移動する側)に張力が付与される。
このとき制御部5が、ローラ8とローラ8aのそれぞれの回転速度を、互いに異なるように制御することで、ローラ8とローラ8aからそれぞれ毛髪13に付与される張力を、互いに異なるようにする、すなわち張力差を付与することができる。
例えば、ローラ8の回転速度をローラ8aの回転速度より大きくした場合は、毛髪13において、ローラ8と対向する側に付与される張力が、ローラ8aと対向する側に付与される張力よりも大きくなる。
よって、毛髪13のローラ8と対向する側がカール形状の外側となり、ローラ8aと対向する側がカール形状の内側となるように、毛髪13がくせ付けされてセットされる。
また、毛髪13に付与される張力の差が大きいほど、セット後の毛髪13は、強いカール形状(曲率の大きなカール形状)に形成されるため、制御部5が、ローラ8とローラ8aのそれぞれの回転速度を制御することで、毛髪13を使用者が所望するカールの強さにセットすることができる。
本実施の形態では、ローラ8および8aの直径をそれぞれ1cmとし、制御部5は、ローラ8および8aの回転速度を、5rpm〜30rpmの範囲で制御するようにしている。上記回転速度は、図示しない切替ボタンの操作により、切り替わるようにしてもよい。
また、ローラ8、8aの材料や表面処理の状態、すなわち摩擦力によって、ローラ8、8aの直径や回転速度を設定するようにしてもよい。
次に使用者が、ヘアアイロン1を施術方向に移動させると、第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aによって挟持された毛髪13に対して、第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aが相対的に移動する。
このとき、使用者によって、ヘアアイロン1の移動速度は1.5cm/sec〜8.0cm/sec程度の範囲で異なることが考えられるため、速度検知部11によって検知された第1の毛髪挟持面3の移動速度、すなわちヘアアイロン1の移動速度に応じて、制御部5がローラ8とローラ8aとの回転速度差を制御している。
具体的には図3に示すように、速度検知部11により検知された第1の毛髪挟持面3の移動速度が、所定の範囲内(本実施の形態では1.5cm/sec〜8.0cm/sec)において大きくなるに従い、制御部5は、ローラ8とローラ8aとの回転速度差を増加させるように制御している。
上記制御により、ヘアアイロン1の移動速度(施術速度)に影響されることなく、使用者が所望するカール形状に、容易に毛髪13をセットすることができる。
また、使用者によって、第1の毛髪挟持面3と第2の毛髪挟持面3aとの間に毛髪13を挟持した際に、毛髪13に印加される圧力が、20gf/平方cm〜150gf/平方cm程度の範囲で異なることが考えられる。
よって、圧力検知部12によって検知された毛髪13に印加される圧力に応じて、制御部5がローラ8とローラ8aとの回転速度差を制御している。
具体的には図4に示すように、圧力検知部12により、毛髪13に印加される圧力を、第1の毛髪挟持面3に印加される圧力として検知し、検知された圧力が、所定の範囲内(本実施の形態では20gf/平方cm〜150gf/平方cm)において大きくなるに従い、ローラ8とローラ8aとの回転速度差を低下させるように制御している。
上記制御により、毛髪13の挟持状態に影響されることなく、使用者が所望するカール形状に、容易に毛髪13をセットすることができる。
なお、速度検知部11により検知された第1の毛髪挟持面3の移動速度(ヘアアイロン1の移動速度)、および圧力検知部12によって検知された第1の毛髪挟持面3に印加された圧力(毛髪13に印加された圧力)に応じて、制御部5が、ローラ8とローラ8aとの回転速度差、およびヒータ4、4aの温度を制御するようにしてもよい。
具体的には、制御部5は、表1に示すパターンで制御を実施している。
表1に示すように、第1の毛髪挟持面3の移動速度が遅く、かつ第1の毛髪挟持面3に印加される圧力が高い場合においては、毛髪13に十分な熱と張力差を付与することができる。
よって、制御部5は、ヒータ4、4aの温度を低く(例えば140〜160℃程度)、かつローラ8とローラ8aとの回転速度差が小さく(例えば5〜8rpm程度)なるように制御する。
次に、第1の毛髪挟持面3の移動速度が速く、かつ第1の毛髪挟持面3に印加される圧力が高い場合においては、毛髪13に十分な熱を付与することが出来るものの、上記移動速度が速いために、十分な張力差を付与することが困難となる。
よって、制御部5は、ヒータ4、4aの温度を低く(例えば140〜160℃程度)、かつローラ8とローラ8aとの回転速度差が大きく(例えば15〜25rpm程度)なるように制御する。
また、第1の毛髪挟持面3の移動速度が遅く、かつ第1の毛髪挟持面3に印加される圧力が低い場合においては、毛髪13と第1の毛髪挟持面3および第2の毛髪挟持面3aとの間に空気層が存在するために、熱伝導度が減少してしまい、毛髪13に十分な熱を付与することが困難となる。一方、上記圧力が低いものの、上記移動速度が遅いことから、毛髪13に十分な張力差を付与することは可能となる。
よって、制御部5は、ヒータ4、4aの温度を高く(例えば170〜190℃)、かつローラ8とローラ8aとの回転速度差が小さく(例えば5〜8rpm程度)なるように制御する。
さらに、第1の毛髪挟持面3の移動速度が速く、かつ第1の毛髪挟持面3印加される圧力が低い場合においては、毛髪13に十分な熱と張力差を付与することが困難となる。
よって、制御部5は、ヒータ4、4aの温度を高く(例えば170〜190℃)、かつローラ8とローラ8aとの回転速度差が大きく(例えば15〜25rpm程度)なるように制御する。
以上のように、本実施の形態においては、制御部5が、ローラ8とローラ8aとの回転速度差を制御することにより、毛髪13を使用者が所望するカールの強さにセットすることができる。
また、制御部5が、速度検知部11によって検知された第1の毛髪挟持面3の移動速度、すなわちヘアアイロン1の移動速度に応じて、ローラ8とローラ8aとの回転速度差を制御することにより、ヘアアイロン1の移動速度(施術速度)に影響されることなく、使用者が所望するカール形状に、容易に毛髪13をセットすることができる。
また、制御部5が、圧力検知部12によって検知された毛髪13に印加される圧力に応じて、ローラ8とローラ8aとの回転速度差を制御することにより、毛髪13の挟持状態に影響されることなく、容易に使用者が所望するカール形状に毛髪13をセットすることができる。
さらに、制御部5が、速度検知部11により検知された第1の毛髪挟持面3の移動速度(ヘアアイロン1の移動速度)、および圧力検知部12によって検知された第1の毛髪挟持面3に印加された圧力(毛髪13に印加された圧力)に応じて、ローラ8とローラ8aとの回転速度差、およびヒータ4、4aの温度を制御するようにしてもよい。
この場合は、ヘアアイロン1の移動速度や毛髪13の挟持状態に影響されることなく、極めて容易に使用者が所望するカール形状に毛髪13をセットすることができる。
なお、本実施の形態では、張力発生部としてローラ8、8aを用いたが、図6に示すように、張力発生部として、超音波振動を発生させるための超音波振動子14および超音波振動子14aと、発生した超音波振動を、毛髪13に伝達するためのホーン15およびホーン15aとを備えた構成としてもよい。
この場合は、ホーン15とホーン15aとを、それぞれの先端が対向するように設けるともに、ホーン15およびホーン15aを、施術方向側に傾斜して配置している。
上記構成により、超音波振動子14、14aにおいて発生した超音波振動を、ホーン15、15aのそれぞれの先端の間に挟まれた毛髪13に付与することで、同様に毛髪13の表面摩擦を低減しつつ、毛髪13に張力を付与することができる。
さらに、超音波振動子14、14aにおいて発生した超音波振動の強さを互いに異ならせるように制御することにより、ローラ8とローラ8aとの回転速度差と同様に、使用者が所望するカール形状に、容易に毛髪13をセットすることができる。
また、本実施の形態では、ヒータ4、4aを備えた構成としたが、例えばヒータ4のみを備える構成としてもよい。この場合は、ヒータ4によって加熱された第1の毛髪挟持面3の熱が、第2の毛髪挟持面3aに伝導することで、第2の毛髪挟持面3aが加熱されることになり、同様に毛髪13に熱を付与することができる。
以上のように、本発明にかかるヘアアイロンは、簡易に毛髪をセットすることが可能となるので、例えば、羊毛等の獣毛や人工毛髪等の繊維の加工装置等の用途にも適用できる。
1 ヘアアイロン
2 ハウジング
2a 第1の挟持部
2b 第2の挟持部
3 第1の毛髪挟持面
3a 第2の毛髪挟持面
4、4a ヒータ
5 制御部
6 電源コード
8、8a ローラ
9、9a モータ
10 スイッチ
11 速度検知部
12 圧力検知部
13 毛髪
14、14a 超音波振動子
15、15a ホーン

Claims (4)

  1. 第1の毛髪挟持面を有する第1の挟持部と、第2の毛髪挟持面を有する第2の挟持部と、を有し、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟持するように構成され、前記第1の毛髪挟持面または第2の毛髪挟持面のうち少なくとも一方には、前記挟持された毛髪を加熱する加熱部を備えたヘアアイロンにおいて、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面の施術方向側には、毛髪を挟持可能に対向配置され、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面の施術方向側に位置する毛髪に付与する張力を発生させる一対の張力発生部を、有し、前記一対の張力発生部において発生される張力の強さを制御する制御部を、備え、前記制御部は、前記一対の張力発生部から発生させる張力を互いに異ならせるように制御する、ことを特徴とするヘアアイロン。
  2. 前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とに挟持された毛髪に対して前記施術方向側に移動する、少なくとも前記第1の毛髪挟持面または第2の毛髪挟持面のうちいずれか一方の移動速度を検知する速度検知部を、備え、前記制御部は、前記速度検知部により検知された移動速度に応じて、前記一対の張力発生部から発生される張力の強さを制御する、ことを特徴とする請求項1記載のヘアアイロン。
  3. 前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とに挟持された毛髪に対して印加される圧力を検出する圧力検知部を、備え、前記制御部は、前記圧力検知部により検知された圧力に応じて、前記一対の張力発生部から発生される張力の強さを制御する、ことを特徴とする請求項1または2記載のヘアアイロン。
  4. 前記制御部は、前記速度検知部により検知された移動速度、および前記圧力検知部により検知された圧力に応じて、前記一対の張力発生部から発生される張力と前記加熱部の温度とをそれぞれ制御する、ことを特徴とする請求項3記載のヘアアイロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020535395A (ja) * 2017-09-20 2020-12-03 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 毛髪特性を測定するためのデバイス

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