JP2014116784A - ガンマ特性取得装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ガンマ特性取得装置、方法及びプログラムにおいて、比較的低コストでガンマ特性を取得することを目的とする。
【解決手段】第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影するカメラと、第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら第1の光源をオン・オフするように制御する制御部と、第2の光源の光量を段階的に変化させた場合のカメラのデジタル出力値の変化を、第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいてカメラのガンマ特性を求めるデータ処理部を備えるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガンマ特性取得装置、方法及びプログラムに関する。
デジタルカメラを用いた計測が各種分野で行われている。フォトメトリックステレオ法(Photometric Stereo Technique)は、対象物に3方向以上の方向から光を照射し、対象物の陰影状態から法線ベクトルを求め、対象物の形状を再現する。このため、デジタルカメラを用いて例えばフォトメトリックステレオ法などの計測を行う場合、入射光量に対するデジタルカメラの出力値(例えば、撮像画像のデジタルRGB値)の関係が既知でないと、高精度な計測を行うことは難しい。
一般的に、入射光量とデジタルカメラの出力値は非線形の関係にあり、この非線形な関係をガンマ特性とも言う。デジタルカメラを計測に用いる場合、このガンマ特性を取得しておき、入射光量と出力値が線形な関係となるようにガンマ特性を用いた補正(所謂ガンマ補正)を行わないと、計測精度が低下してしまう。
また、デジタルカメラのガンマ特性は、生産ロットの違い、カメラアプリケーションのバージョンの違いなどにより、個々のデジタルカメラで異なることが多い。このため、例えばデジタルカメラを用いてフォトメトリックステレオ法などの計測を行う場合、計測システム毎にガンマ特性を取得する必要がある。
ガンマ特性の取得方法には、デジタルカメラの絞りまたは露光時間を調整して入力光量を変化させた場合の出力値の変化からガンマ特性を取得する方法、反射率が既知であるマクベスチャートなどのカラーチャートを撮影した際の出力値の変化からガンマ特性を取得する方法、正確な出射光量が既知である光源の出射光量を変化させた場合の出力値の変化からガンマ特性を取得する方法などがある。これらの方法のように、入射光量を特定することで、ガンマ特性を取得することができる。
しかし、コンパクトデジタルカメラ、スマートフォンに搭載されているデジタルカメラなどのデジタルカメラは、絞りまたは露光時間を調整する機能を備えていない場合が多く、調整機能を新たに設けるのではコストがかかる。また、カラーチャートを用いる場合、カラーチャートを準備しておくコストがかかる。さらに、正確な出射光量が既知である光源を用いる場合、光源自体が比較的高価である。これは、印加する電圧に応じて出射光量を調整する光源の場合、電圧と出射光量は必ずしも比例しないので、電圧と出射光量の関係は出射光量の変化を照度計などを用いて計測しないと特定できないため、その分コストがかかるからである。つまり、照度計などで計測した出射光量の変化を光源にフィードバックして印加する電圧を調整することで正確な出射光量が既知となるが、構成が複雑化する分コストがかかる。このように、上記の如きガンマ特性の取得方法では、正確な入射光量に対する出力値のプロットからガンマ特性を求めるため、コストがかかり、較正が難しい場合もある。
特開昭60−257673号公報 特開2005−338451号公報
従来のガンマ特性の取得方法では、入射光量を特定することでガンマ特性を取得するため、コストがかかる。
そこで、本発明は、比較的低コストでガンマ特性を取得可能なガンマ特性取得装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影するカメラと、前記第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら前記第1の光源をオン・オフするように制御する制御部と、前記第2の光源の光量を段階的に変化させた場合の前記カメラのデジタル出力値の変化を、前記第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいて前記カメラのガンマ特性を求めるデータ処理部を備えたガンマ特性取得装置が提供される。
開示のガンマ特性取得装置、方法及びプログラムによれば、比較的低コストでガンマ特性を取得することができる。
一実施例におけるガンマ特性取得方法を説明する図である。 ガンマ特性を説明する図である。 光源の出力特性の一例を説明する図である。 ガンマ特性取得処理の手順の一例を説明する図である。 ガンマ特性取得処理を説明する図である。 出力RGB値と第2の光源の印加電圧の関係の一例を示す図である。 第2の光源の印加電圧と出力RGB値の関係の一例を示す図である。 第2の光源の印加電圧と出力RGB値の関係の一例を示す図である。 第1の光源がオンにされることで生じる出力RGB値の増分と出力RGB値の関係の一例を示す図である。 出力RGB値当たりの光量変動と出力RGB値の関係の一例を示す図である。 入力光量と出力RGB値の関係の一例を示す図である。 図11における縦軸と横軸を入れ替えた逆関数を示す図である。 一実施例におけるガンマ特性取得処理を説明するフローチャートである。 変形例におけるガンマ特性取得処理を説明する図である。 変形例におけるガンマ特性取得処理により求められるガンマ特性の一例を示す図である。 変形例におけるガンマ特性取得処理を説明するフローチャートである。 ガンマ特性取得装置の第1の例を示すブロック図である。 スマートフォンの一例を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの一例を示すブロック図である。 ガンマ特性取得装置の第2の例を示すブロック図である。 ガンマ特性取得装置の第3の例を示すブロック図である。 ガンマ特性取得装置の第4の例を示すブロック図である。 ガンマ特性取得装置の第5の例を示すブロック図である。 ガンマ特性取得装置の第6の例を示すブロック図である。
開示のガンマ特性取得装置、方法及びプログラムでは、第1の光源を明滅(または、オン・オフ)し、第2の光源の出射光量は段階的に変化させる。第2の光源の出射光量を段階的に変化させた場合のデジタルカメラの出力値の変化を、第1の光源が明(または、オン)状態の場合と、滅(または、オフ)状態の場合について求める。このように求めた出力値の変化に基づいて、ガンマ特性を求める。
第1及び第2の光源には、正確な出射光量が既知である光源を用いる必要はない。
以下に、開示のガンマ特性取得装置、方法及びプログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図1は、一実施例におけるガンマ特性取得方法を説明する図である。図1において、ガンマ特性取得装置1は、電源2、調整部3、スイッチ4、第1の光源5−1、第2の光源5−2、カメラの一例であるデジタルカメラ6、及びデータ処理部7を有する。後述するように、デジタルカメラ6及びデータ処理部7は、別体の装置で形成しても、これらが一体的に設けられた装置で形成しても良い。後述するように、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、パーソナルコンピュータなどの電子装置は、ガンマ特性取得装置1の一部または全部を有しても良い。さらに、例えばデータ処理部7への負荷を軽減するために、データ処理部7の少なくとも一部の機能をクラウドコンピューティングシステムなどの外部装置で実現するようにしても良い。
第1の光源5−1は、スイッチ4を介してオン・オフ可能である。一方、第2の光源5−2の出射光量は、調整部3を介して段階的に可変である。デジタルカメラ6は、光源5−1,5−2が出射する光を照射された対象物9からの反射光を受光することで対象物9を撮影する。デジタルカメラ6は、撮影した対象物9を表すデジタル出力値をデータ処理部7に出力する。データ処理部7は、汎用のプロセッサなどで形成可能であり、デジタル出力値に基づき、ガンマ特性取得処理を含む各種演算、計測などを含むデータ処理を行う。取得したガンマ特性は、デジタルカメラ5のデジタル出力値を補正するのに利用でき、補正されたデジタル出力値は、例えば対象物9の立体形状の認識などに使用しても良い。
本実施例では、第1及び第2の光源5−1,5−2の出力特性(または、出射光量)は未知で良い。また、対象物9の反射率も未知で良い。
まず、ガンマ特性について説明する。デジタルカメラ6への入射光量をx、定数をα、デジタルカメラ6の出力値の一例であるデジタル出力RGB値(以下、単に出力RGB値と言う)をy、ガンマ特性をγで表すと、ガンマ特性γは、一般的には入射光量xに対してy=αxγの関係にあり、例えば図2の関係が成り立つ。図2は、ガンマ特性を説明する図であり、縦軸はデジタルカメラ6から出力される出力RGB値、横軸はデジタルカメラ6への入射光量を夫々任意単位で示す。ガンマ特性は、図2の如き関数に限定されるものではないが、未知であることが多い。以下に説明する例では、デジタルカメラ6のデジタル出力は例えば8ビットであり、デジタルカメラ6から出力される出力RGB値は例えば「0」〜「255」までの値を取り得るものとする。
図3は、光源の出力特性の一例を説明する図である。図3中、縦軸(例えば、y軸)は光源の出射光量、横軸(例えば、x軸)は光源への印加電圧を夫々任意単位で示す。第1及び第2の光源5−1,5−2は、夫々例えば図3に示す如き出力特性を有するが、固体バラツキがあり、実際の出力特性は未知であることが多い。本実施例では、このように各光源5−1,5−2の出力特性が未知であっても、ガンマ特性を演算(または、計算)により取得可能とするものである。
図4は、ガンマ特性取得処理の手順の一例を説明する図である。図4において、ステップST1では、調整部3及びスイッチ4が第1及び第2の光源5−1,5−2をオフにし、デジタルカメラ6が対象物9を撮影する。ステップST2では、スイッチ4が第1の光源5−1のみをオンにして一定の第1の出射光量で発光させ、デジタルカメラ6が対象物9を撮影する。ステップST3では、調整部3及びスイッチ4が第1の光源5−1はオフにして、第2の光源5−2のみを一定の第2の出射光量で発光させ、デジタルカメラ6が対象物9を撮影する。ステップST4では、調整部3及びスイッチ4が第2の光源5−2を第2の出射光量で発光させた状態で、第1の光源5−1をオンにして第1の出射光量で発光させ、デジタルカメラ6が対象物9を撮影する。ステップST5では、調整部3及びスイッチ4が第1の光源5−1をオフにして、第2の光源5−2を第2の出射光量より一定の光量だけ増加させた出射光量で発光させ、デジタルカメラ6が対象物9を撮影する。ステップST6では、調整部3及びスイッチ4が第2の光源5−2を一定の光量だけ増加させた出射光量で発光させた状態で、第1の光源5−1をオンにして第1の出射光量で発光させ、デジタルカメラ6が対象物9を撮影する。ステップST6以降では、出力RGB値が最大値に達するまでステップST5及びST6を繰り返すことで、第2の光源5−2の出射光量を一定の光量だけ増加させる(すなわち、段階的に変化させる)毎に第1の光源5−1のオフ・オンを繰り返す。出力RGB値の最大値は、上記の如くデジタルカメラ6のデジタル出力が例えば8ビットであれば、「255」である。デジタルカメラ6は、各ステップST1〜ST6において少なくとも1回対象物9を撮影すれば良く、例えば各ステップST1〜ST6において一定間隔で対象物9を撮影しても、連続的に撮影しても良い。
ステップST1〜ST6における調整部3、スイッチ4、及びカメラ6の制御は、後述するようにプロセッサなどが行うようにしても良く、プロセッサなどはさらにデータ処理部7のガンマ特性取得処理を行うようにしても良い。
この例では、第2の光源5−2の出射光量を増加させる一定の光量は、第2の出射光量と等しい。このため、ステップST2では、第2の光源5−2がオフで出射光量がゼロ(0)の状態に対して、第2の光源5−2を一定の光量だけ増加させた出射光量で発光させるのと等価である。なお、この例では第1の出射光量は第2の出射光量より低いが、第1の出射光量は第2の出射光量より高くても良い。要は、第1の出射光量は、第2の出射光量と異なることが望ましい。また、ステップST2において最初に第1の光源5−1をオンにする際の出射光量は、後段の各ステップST4,ST6において第1の光源5−1をオンにする際の出射光量と等しくなくても良い。
図5は、上記のガンマ特性取得処理を説明する図である。図5中、縦軸は対象物9が照射される光量、横軸は時間(各ステップST1〜ST6の推移)を夫々任意単位で示す。図5において、黒で示される光量は、各ステップST2,ST4,ST6において対象物9に照射される光量の一定の増分(この例では第1の出射光量)を指す。また、「差分」とは、後述するように、前記一定の増分の前後でデジタルカメラ6の出力RBG値に生じる差分を意味する。なお、図5では、ステップST1において第1及び第2の光源5−1,5−2の両方がオフであるにもかかわらず対象物9が照射される光量がゼロ(0)ではないが、これは第1及び第2の光源5−1,5−2以外の光源(図示せず)によるものである。言うまでもなく、ステップST1において第1及び第2の光源5−1,5−2の両方がオフである状態では、対象物9が照射される光量がゼロ(0)または略ゼロであっても良い。
図6は、デジタルカメラ6の出力RGB値と第2の光源5−2の印加電圧の関係の一例を示す図である。図6中、縦軸は出力RGB値、横軸は第2の光源5−2の印加電圧を夫々任意単位で示し、一点鎖線は理想的な線形特性の一例を示す。
図7は、第2の光源5−2の印加電圧とデジタルカメラ6の出力RGB値の関係の一例を示す図である。図7中、縦軸は第2の光源5−2の印加電圧、横軸は出力RGB値を夫々任意単位で示す。図7は、図6における縦軸と横軸を入れ替えた逆関数を示し、以下の説明において一点鎖線は理想的な線形特性(または、関数)の一例を示す。
図4及び図5の例において、ステップST1〜ST6が実行されステップST5及びST6が繰り返されない場合を例に取ると、第1の光源5−1のオフ・オンは3回であるが、オフ・オンされる回数は3回に限定されない。すなわち、ステップST5及びST6は、所定回数繰り返しても良い。ガンマ特性がy=αxγで表される場合、第1の光源5−1のオフ・オンの回数は例えば3回でも比較的正確なガンマ特性を求めることができるが、オフ・オンの回数が多い方が、より正確なガンマ特性が得られることは言うまでもない。
図8は、第2の光源5−2の印加電圧とデジタルカメラ6の出力RGB値の関係の一例を示す図である。図8中、縦軸は第2の光源5−2の印加電圧、横軸は出力RGB値を夫々任意単位で示す。図8において、矢印INC1は、第1の光源5−1がオンにされることで生じる出力RGB値の増分を示す。
図9は、第1の光源5−1がオンにされることで生じるデジタルカメラ6の出力RGB値の増分と出力RGB値の関係の一例を示す図である。図9中、縦軸は第1の光源5−1がオンにされることで生じる出力RGB値の増分、横軸は出力RGB値を夫々任意単位で示す。図9において、矢印INC2は、第1の光源5−1がオンにされることによる光量の一定の増分に起因する出力RGB値の増分を示す。図9は、図8のように第2の光源5−2に印加電圧を印加している状態で、第1の光源5−1をオンにすることで生じる出力RGB値の増分のプロットである。つまり、図9は、対象物9に照射される光量(すなわち、デジタルカメラ6への入射光量)を一定の光量だけ増加した時の出力RGB値の増分を示す。このように一定の光量だけ増加した時の出力RGB値の増分の逆数を求めると、図10に示す如き出力RGB値当りの光量変動が求められる。
図10は、出力RGB値当たりの光量変動と出力RGB値の関係の一例を示す図である。図10中、縦軸は出力RGB値当たりの光量変動、横軸は出力RGB値を夫々任意単位で示す。図10は、第1及び第2の光源5−1,5−2のオン時の出力RGB値当りの光量変動(第1の光源5−1による光量の増分の逆数)のプロットである。図10において、矢印INC3は、1出力RGB値当たりの光量の増分を示す。なお、プロット間に値がない部分については、スプライン補間などの周知の補間技術を用いることで滑らかな特性(すなわち、曲線)に補間することができる。図10のプロットから得られた光量変動の曲線を表す関数を出力RGB値がゼロ(0)の時点から積分すると、図11に示すように、図10に示す出力RGB値が得られる入力光量を求めることができる。
図11は、デジタルカメラ6への入力光量と出力RGB値の関係の一例を示す図である。図11中、縦軸はデジタルカメラ6への入力光量、横軸は出力RGB値を夫々任意単位で示す。図11に示す入力光量は、図10に示す光量変動の積分値に相当する。
図12は、図11における縦軸と横軸を入れ替えた逆関数を示す図である。図12中、縦軸は出力RGB値、横軸は入力光量を夫々任意単位で示す。図12に示す逆関数が、ガンマ特性である。
本実施例では、一方の光源(上記の例では第2の光源5−2)の出射光量を段階的に変化させながら、他方の光源(上記の例では第1の光源5−1)をオン・オフした場合のデジタルカメラ6の出力RGB値の変化量に基づいてガンマ特性を求める。つまり、この場合の出力RGB値のプロットの傾きである微分値からガンマ特性の曲線を算出する。デジタルカメラ6の出力がデジタルデータであり、例えば8ビットのRGBデータであれば、出力RGB値が取り得る値の範囲は「0」〜「255」に決まるので、このような手法でガンマ特性を演算(すなわち、計算)により取得(または、推定)することができる。
図13は、本実施例におけるガンマ特性取得処理を説明するフローチャートである。図13において、ステップS1は、例えば上記ステップST1に相当し、第1の光源5−1がオフの状態で、第2の光源5−2の初期印加電圧を例えば0Vに設定する。ステップS2は、デジタルカメラ6により対象物9を撮影する。ステップS3は、例えば上記ステップST2に相当し、第1の光源を弱い光量で発光するようオンにする。弱い光量とは、例えば第2の光源5−2の光量を段階的に増加させる場合の増分(すなわち、一定の光量)より少ない光量を指す。ステップS4は、デジタルカメラ6により対象物9を撮影する。ステップS5は、例えば上記ステップST3に相当し、第1の光源5−1をオフにし、第2の光源5−2への印加電圧を増加させる。ステップS6は、第2の光源5−2の印加電圧が最大であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS2へ戻る。一方、ステップS6の判定結果がYESであると、ステップS7は、最大出力RGB値(この例では「255」)となったデジタルカメラ6の出力データ以降の出力データ(すなわち、飽和した出力データ)を削除する。ステップS8は、第1の光源5−1のオン時の出力RGB値当りの光量変動(第1の光源5−1による光量の増分の逆数)をy軸にプロットし、第2の光源5−2のみがオン時の出力RGB値をx軸にプロットして積分する。ステップS9は、ステップS8で積分したプロットのx軸とy軸を入れ替えた逆関数を取得対象のガンマ特性として出力するか、或いは、記憶部に格納し、処理は終了する。
図14は、変形例におけるガンマ特性取得処理を説明する図である。図14中、縦軸は出力RGB値、横軸は第2の光源5−2の印加電圧を夫々任意単位で示す。上記実施例では、第1の光源5−1のオン・オフによる出力RGB値の差分を微係数として捉え、積分を行うものである。これに対し、本変形例では、第1の光源5−1のオン・オフによる出力RGB値の差分を単純に変化量として捉え、積分を省略して計算処理を軽減するものである。
図14において、ステップST11では、まず第2の光源5−2はオフとし、第1の光源5−1を弱い光量の一定光量でオンにする。ステップST12では、第1の光源5−1をオフとし、第2の光源5−2の光量が所望の光量になるまで第2の光源5−2への印加電圧を上げる。所望の光量とは、ステップST11において第1の光源5−1のみがオンである時の光量である。ステップST13では、オンである第2の光源5−2に加えて、第1の光源5−1を一定の光量でオンにする。以下同様にして、出力RGB値が最大値(デジタルカメラ6のデジタル出力は例えば8ビットの場合、「255」)に達するまでステップST12及びST13を繰り返し、出力RGB値をプロットする。なお、プロット間に値がない部分については、スプライン補間などの周知の補間技術を用いることで滑らかな特性(すなわち、曲線)に補間することができる。
図15は、変形例におけるガンマ特性取得処理により求められるガンマ特性の一例を示す図である。図15中、縦軸は第1及び第2の光源5−1,5−2による出力RGB値、横軸は上記ステップST1,ST3による第1の光源5−1のオン・オフによるデジタルカメラ6への入力光量を夫々任意単位で示す。入力光量は、ステップST11,ST13で第1の光源5−1がオン・オフされることで一定光量で増減する入力光量xとみなす。一方、第1の光源5−1がオン・オフされる時の第2の光源5−2によるデジタルカメラ6の出力RGB値は、入力光量に対するデジタルカメラ6の出力特性、すなわち、デジタルカメラ6のガンマ特性とみなすことができる。
図16は、変形例におけるガンマ特性取得処理を説明するフローチャートである。図16中、図13と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。図16において、ステップS15では、第1の光源5−1をオフにし、第2の光源5−2への印加電圧を、第1の光源5−1のみがオンである時の光量と同じ出射光量が得られるように増加させる。ステップS18では、第1の光源5−1のオン時の出力RGB値をx軸上で等間隔でプロットし、第2の光源5−2のみがオン時の出力RGB値をy軸上でプロットし、得られた関数を取得対象のガンマ特性として出力するか、或いは、記憶部に格納し、処理は終了する。
図17は、ガンマ特性取得装置の第1の例を示すブロック図である。図17において、スマートフォン31−1は、有線または無線のインタフェースを介してパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)41と通信可能に接続されている。第1の光源の一例である発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)5−1の電流制御は例えばユーザの操作により行われ、第2の光源の一例であるLED5−2のオン・オフ制御は、例えばユーザの操作により行われる。スマートフォン31−1のカメラ6は、LED5−1,5−2からの光を照射された対象物9(図示せず)からの反射光を受光することで対象物9を撮影する。カメラ6の撮影タイミングは、例えばユーザの操作により決定できる。カメラ6の出力データは、PC41内のデータ処理部7に出力される。この例では、例えばユーザがLED5−1,5−2の制御及びスマートフォン31−1のカメラ6による撮影を手動で行うことで、PC41内のデータ処理部7が例えば図13または図16のガンマ特性取得処理を行う。
図18は、スマートフォンの一例を示すブロック図である。図18において、第1の電子装置の一例であるスマートフォン31は、CPU(Central Processing Unit)311、記憶部312、通信部313、入力部314、表示部315、及びカメラ6がバス320により接続された構成を有する。電池316は図1に示す電源2の一例であり、スマートフォン31内の各部に電源電圧を供給する。記憶部312は、CPU311が実行するプログラム、CPU311が実行する演算で使用する各種データ、CPU311が実行する演算の中間結果などを格納しても良い。通信部313は、有線または無線のインタフェース330を介してPCなどの外部装置との通信を可能とする。入力部314は、例えばキーボードなどを含んでも良い。表示部315は、ユーザに対するメッセージ、ガンマ特性取得処理で取得したガンマ特性などを表示しても良い。入力部314及び表示部315は、タッチパネルのような一体型であっても良い。なお、CPU311とスマートフォン31内の各部との接続は、バス320による接続に限定されない。
図19は、パーソナルコンピュータ(PC)の一例を示すブロック図である。図19において、第2の電子装置の一例であるPC41は、CPU411、記憶部412、通信部413、入力部414、及び表示部415がバス420により接続された構成を有する。PC41は、カメラ6を更に有しても良く、電池(図示せず)を更に有しても良い。記憶部412は、CPU411が実行するプログラム、CPU411が実行する演算で使用する各種データ、CPU411が実行する演算の中間結果などを格納しても良い。通信部413は、有線または無線のインタフェース430を介してスマートフォンなどの外部装置との通信を可能とする。入力部414は、例えばキーボードなどを含んでも良い。表示部415は、ユーザに対するメッセージ、ガンマ特性取得処理で取得したガンマ特性などを表示しても良い。入力部414及び表示部415は、タッチパネルのような一体型であっても良い。なお、CPU411とPC41内の各部との接続は、バス420による接続に限定されない。
図17に示すPC41の場合、データ処理部7の機能は、図18に示すCPU411により実現できる。また、データ処理部7の一部の機能を、図17に示すスマートフォン31内のCPU311により実現しても良い。図17に示す例の場合、上記ガンマ特性取得処理は、PC41内のCPU411がコンピュータ読取可能な記憶媒体の一例である記憶部412に格納されたプログラムを実行することで実行できる。
図20は、ガンマ特性取得装置の第2の例を示すブロック図である。図20中、図17と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図20において、スマートフォン31−2は、調整部3、スイッチ4、及びカメラ6を有する。従って、調整部3及びスイッチ4の機能及び制御と、カメラ6の撮影タイミングの制御は、図17に示すCPU311により実行できる。データ処理部7の機能は、図18に示すPC41内のCPU411により実現できる。また、データ処理部7の一部の機能を、図17に示すCPU311により実現しても良い。図20に示す例の場合、上記ガンマ特性取得処理は、PC41内のCPU411がコンピュータ読取可能な記憶媒体の一例である記憶部412に格納されたプログラムを実行することで実行できる。
図21は、ガンマ特性取得装置の第3の例を示すブロック図である。図21中、図20と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図21において、スマートフォン31−2はクラウドコンピューティングシステム51と有線または無線のインタフェース、例えばインターネットを介して通信可能に接続されている。データ処理部7の機能は、第2の電子装置の一例であるクラウドコンピューティングシステム51内の1以上のコンピュータにより実現できる。また、データ処理部7の一部の機能を、図17に示すCPU311により実現しても良い。図21に示す例の場合、上記ガンマ特性取得処理は、クラウドコンピューティングシステム51内の1台以上のコンピュータが、コンピュータ読取可能な記憶媒体に格納されたプログラムを実行することで実行できる。
図22は、ガンマ特性取得装置の第4の例を示すブロック図である。図22中、図17と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図22において、スマートフォン31−3は、調整部3、スイッチ4、カメラ6、及びデータ処理部7を有する。従って、調整部3、スイッチ4、及びデータ処理部7の機能及び制御と、カメラ6の撮影タイミングの制御は、図17に示すCPU311により実行できる。図22に示す例の場合、上記ガンマ特性取得処理は、CPU311がコンピュータ読取可能な記憶媒体の一例である記憶部312に格納されたプログラムを実行することで実行できる。
図23は、ガンマ特性取得装置の第5の例を示すブロック図である。図23中、図22と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図23において、スマートフォン31−4は、LED5−1,5−2を更に有する。
図24は、ガンマ特性取得装置の第6の例を示すブロック図である。図24中、図22と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図24において、スマートフォン31−4は、表示部315に第1の光源として機能する照明用の表示15−1と、第2の光源として機能する照明用の表示15−2を表示する。表示部315に表示される表示15−1,15−2は、図17に示すCPU311により制御することでオン・オフしたり、光量を制御したりすることができる。表示15−1と表示15−2とは、例えば表示部315上で互いに一定の距離が離れた領域に表示されても良い。
図17及び図20に示す例の場合、ガンマ特性取得処理をPC41側のCPU411で実行するので、スマートフォン31−1,31−2側のCPU311への負荷を軽減できる。図21に示す例の場合、ガンマ特性取得処理をクラウドコンピューティングシステム51側のコンピュータで実行するので、スマートフォン31−2側のCPU311への負荷を軽減できる。
図22〜図24に示す例の場合、1台のスマートフォン31−3〜31−5で調整部3及びスイッチ4の機能及び制御と、カメラ6の撮影タイミングの制御を実現し、ガンマ特性取得処理を実行することができる。また、図22〜図24に示すスマートフォン31−3〜31−5は、同様の構成を有するタブレット型コンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)などの電子装置に置き換えることも可能である。ただし、この場合のタブレット型コンピュータ、PCなどの電子装置は、カメラ6を備えている必要がある。さらに、図24に示す例の場合、スマートフォン31−5の表示部315を第1及び第2光源として利用するため、別途2個の光源を設ける必要がない。
ところで、対象物に3方向以上の方向から光を照射し、対象物の陰影状態から法線ベクトルを求め、対象物の形状を再現するような場合、デジタルカメラを用いて例えばフォトメトリックステレオ法などの計測を行うことがある。フォトメトリックステレオ法は、少なくとも3個の光源を使用するので、上記実施例及び変形例におけるガンマ特性取得方法を適用するのには好適である。フォトメトリックステレオ法で使用する3個以上の光源のうち、2個の光源を上記ガンマ特性取得方法で用いることで、ガンマ特性取得用に新たに光源を用意することなく正確なガンマ特性を取得することが可能になる。
なお、上記実施例及び変形例では、第2の光源の出射光量を最小値から段階的に一定量ずつ最大値まで変化させながら第1光源をオン・オフしたが、第2の光源の出射光量を最大値から段階的に一定量ずつ最小値まで変化させながら第1光源をオン・オフしても良い。
上記実施例及び変形例よれば、比較的容易にガンマ特性を取得することができる。また、上記実施例及び変形例によれば、正確な光量が既知である光源を用いる必要はなく、比較的容易に較正を行うことができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影するカメラと、
前記第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら前記第1の光源をオン・オフするように制御する制御部と、
前記第2の光源の光量を段階的に変化させた場合の前記カメラのデジタル出力値の変化を、前記第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいて前記カメラのガンマ特性を求めるデータ処理部
を備えたことを特徴とする、ガンマ特性取得装置。
(付記2)
前記制御部は、前記第2の光源の出射光量を一定量ずつ段階的に変化させ、
前記データ処理部は、前記第1の光源のオン・オフに応じた前記デジタル出力値の変化量の逆数を、1デジタル出力当たりの光量変化とし、前記第2の光源の出射光量の変化に応じた前記デジタル出力値毎に積分して、前記デジタル出力値に対する前記カメラへの入力光量の関数を前記ガンマ特性とすることを特徴とする、付記1記載のガンマ特性取得装置。
(付記3)
前記制御部は、前記第2の光源がオフの時に前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を前記第1の光源がオンの時の光量まで増加してから前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を増加させる操作を繰り返すことを特徴とする、付記1記載のガンマ特性取得装置。
(付記4)
前記制御部及び前記データ処理部として機能する単一のプロセッサを更に備えたことを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載のガンマ特性取得装置。
(付記5)
前記第1及び第2の光源を更に備えたことを特徴とする、付記1乃至4のいずれか1項記載のガンマ特性取得装置。
(付記6)
前記第1及び第2の光源として機能する表示部を更に備えたことを特徴とする、付記5記載のガンマ特性取得装置。
(付記7)
前記制御部は通信機能を有する第1の電子装置内に設けられ、
前記データ処理部は前記第1の電子装置と通信可能な第2の電子装置内に設けられていることを特徴とする、付記1乃至6のいずれか1項記載のガンマ特性取得装置。
(付記8)
前記第2の電子装置は、クラウドコンピューティングシステム内に設けられていることを特徴とする、付記7記載のガンマ特性取得装置。
(付記9)
カメラで第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影し、
制御部で前記第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら前記第1の光源をオン・オフするように制御し、
データ処理部で前記第2の光源の光量を段階的に変化させた場合の前記カメラのデジタル出力値の変化を、前記第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいて前記カメラのガンマ特性を求める
ことを特徴とする、ガンマ特性取得方法。
(付記10)
前記制御部で、前記第2の光源の出射光量を一定量ずつ段階的に変化させ、
前記データ処理部で、前記第1の光源のオン・オフに応じた前記デジタル出力値の変化量の逆数を、1デジタル出力当たりの光量変化とし、前記第2の光源の出射光量の変化に応じた前記デジタル出力値毎に積分して、前記デジタル出力値に対する前記カメラへの入力光量の関数を前記ガンマ特性とすることを特徴とする、付記9記載のガンマ特性取得方法。
(付記11)
前記制御部で、前記第2の光源がオフの時に前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を前記第1の光源がオンの時の光量まで増加してから前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を増加させる操作を繰り返すことを特徴とする、付記9記載のガンマ特性取得方法。
(付記12)
前記制御部及び前記データ処理部の機能を単一のプロセッサで実現することを特徴とする、付記9乃至11のいずれか1項記載のガンマ特性取得方法。
(付記13)
前記第1及び第2の光源の機能を表示部で実現することを特徴とする、付記9乃至12のいずれか1項記載のガンマ特性取得方法。
(付記14)
前記制御部の機能を通信機能を有する第1の電子装置内で実現し、
前記データ処理部の機能を前記第1の電子装置と通信可能な第2の電子装置内で実現することを特徴とする、付記9乃至13のいずれか1項記載のガンマ特性取得方法。
(付記15)
前記第2の電子装置は、クラウドコンピューティングシステム内に設けられていることを特徴とする、付記14記載のガンマ特性取得方法。
(付記16)
コンピュータに、ガンマ特性取得処理を実行させるプログラムであって、
カメラで第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影する手順と、
前記第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら前記第1の光源をオン・オフするように制御する手順と、
前記第2の光源の光量を段階的に変化させた場合の前記カメラのデジタル出力値の変化を、前記第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいて前記カメラのガンマ特性を求める手順
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
(付記17)
前記制御する手順は、前記第2の光源の出射光量を一定量ずつ段階的に変化させ、
前記ガンマ特性を求める手順は、前記第1の光源のオン・オフに応じた前記デジタル出力値の変化量の逆数を、1デジタル出力当たりの光量変化とし、前記第2の光源の出射光量の変化に応じた前記デジタル出力値毎に積分して、前記デジタル出力値に対する前記カメラへの入力光量の関数を前記ガンマ特性とすることを特徴とする、付記16記載のプログラム。
(付記18)
前記制御する手順は、前記第2の光源がオフの時に前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を前記第1の光源がオンの時の光量まで増加してから前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を増加させる操作を繰り返すことを特徴とする、付記16記載のプログラム。
(付記19)
表示部を前記第1及び第2の光源として機能させる手順
をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記16乃至18のいずれか1項記載のプログラム。
以上、開示のガンマ特性取得装置、方法及びプログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
1 ガンマ特性取得装置
2 電源
3 調整部
4 スイッチ
5−1 第1の光源
5−2 第2の光源
6 デジタルカメラ
7 データ処理部
31 スマートフォン
41 PC
51 クラウドコンピューティングシステム
311,411 CPU
312,412 記憶部
315,415 表示部

Claims (5)

  1. 第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影するカメラと、
    前記第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら前記第1の光源をオン・オフするように制御する制御部と、
    前記第2の光源の光量を段階的に変化させた場合の前記カメラのデジタル出力値の変化を、前記第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいて前記カメラのガンマ特性を求めるデータ処理部
    を備えたことを特徴とする、ガンマ特性取得装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の光源の出射光量を一定量ずつ段階的に変化させ、
    前記データ処理部は、前記第1の光源のオン・オフに応じた前記デジタル出力値の変化量の逆数を、1デジタル出力当たりの光量変化とし、前記第2の光源の出射光量の変化に応じた前記デジタル出力値毎に積分して、前記デジタル出力値に対する前記カメラへの入力光量の関数を前記ガンマ特性とすることを特徴とする、請求項1記載のガンマ特性取得装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の光源がオフの時に前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を前記第1の光源がオンの時の光量まで増加してから前記第1の光源をオン・オフし、前記第1の光源がオフの時に前記第2の光源の光量を増加させる操作を繰り返すことを特徴とする、請求項1記載のガンマ特性取得装置。
  4. カメラで第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影し、
    制御部で前記第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら前記第1の光源をオン・オフするように制御し、
    データ処理部で前記第2の光源の光量を段階的に変化させた場合の前記カメラのデジタル出力値の変化を、前記第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいて前記カメラのガンマ特性を求める
    ことを特徴とする、ガンマ特性取得方法。
  5. コンピュータに、ガンマ特性取得処理を実行させるプログラムであって、
    カメラで第1及び第2の光源からの光を照射される対象物を撮影する手順と、
    前記第2の光源の出射光量を段階的に変化させながら前記第1の光源をオン・オフするように制御する手順と、
    前記第2の光源の光量を段階的に変化させた場合の前記カメラのデジタル出力値の変化を、前記第1の光源がオンの場合とオフの場合について求め、求めたデジタル出力値の変化に基づいて前記カメラのガンマ特性を求める手順
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
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