JP2014116505A - 熱電モジュール取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱電モジュールの劣化を抑制できる熱電モジュール取り付け構造を提供すること。
【解決手段】第1の部材9、11と、前記第1の部材9、11に比べて温度差を有する第2の部材15と、前記第1の部材9、11及び前記第2の部材15の間に位置する熱電モジュール13と、前記第2の部材15に対し、前記熱電モジュール13とは反対側から当接し、少なくとも一方において、前記熱電モジュール13よりも外周側に延出された延出領域17A、17Bを備える押さえ部材17と、前記押さえ部材17に対し前記第1の部材9、11方向への力を加える複数のねじ22〜31と、前記延出領域17A、17Bを、前記複数のねじ22〜31よりも前記外周側において、前記第1部材9、11側から支持する支持部材35、37と、を備えることを特徴とする熱電モジュール取り付け構造1。
【選択図】図1
【解決手段】第1の部材9、11と、前記第1の部材9、11に比べて温度差を有する第2の部材15と、前記第1の部材9、11及び前記第2の部材15の間に位置する熱電モジュール13と、前記第2の部材15に対し、前記熱電モジュール13とは反対側から当接し、少なくとも一方において、前記熱電モジュール13よりも外周側に延出された延出領域17A、17Bを備える押さえ部材17と、前記押さえ部材17に対し前記第1の部材9、11方向への力を加える複数のねじ22〜31と、前記延出領域17A、17Bを、前記複数のねじ22〜31よりも前記外周側において、前記第1部材9、11側から支持する支持部材35、37と、を備えることを特徴とする熱電モジュール取り付け構造1。
【選択図】図1
Description
本発明は、熱電モジュール取り付け構造に関する。
工場炉や自動車の排ガス等が持つ熱から電気を生み出すため、N型、及びP型の熱電素子を多数個直列に接続した熱電モジュールが使用されている。この熱電モジュールの片側面に排ガスの熱を供給して高温とし、もう一方の面を冷却(例えば水冷)して低温とすれば発電することができる。この熱電モジュールを熱源に取り付ける技術が種々検討されている(特許文献1参照)。
熱電モジュールを熱源に取り付ける方法として、図7Aに示すように、熱源P1の上に、複数の熱電モジュールP3、P4、P5、P6を配置し、その上に、水冷チューブP7、及び押さえ板P9を積層し、さらに、押さえ板P9を熱源P1に対しねじP11、P12、P13、P14、P15で固定する方法がある。
この場合、複数の熱電モジュールP3、P4、P5、P6のうち、外周側に位置する熱電モジュールP3、P6が劣化し易くなってしまう。その理由は、図7Bに示すように、熱電モジュールP3、P6の外周側には他の熱電モジュールがないため、ねじP11、P12、P13、P14、P15を締め付けたとき、押さえ板P9の外周部分が押し下げられ、熱電モジュールP3、P6の外周側の端部に過大な力が加わるためであると推測できる。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、熱電モジュールの劣化を抑制できる熱電モジュール取り付け構造を提供することを目的とする。
本発明の熱電モジュール取り付け構造は、第1の部材と、前記第1の部材に比べて温度差を有する第2の部材と、前記第1の部材及び前記第2の部材の間に位置する熱電モジュールと、前記第2の部材に対し、前記熱電モジュールとは反対側から当接し、少なくとも一方において、前記熱電モジュールよりも外周側に延出された延出領域を備える押さえ部材と、前記押さえ部材に対し前記第1の部材方向への力を加える複数のねじと、前記延出領域を、前記複数のねじよりも前記外周側において、前記第1部材側から支持する支持部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の熱電モジュール取り付け構造によれば、支持部材が押さえ部材の延出領域を第1の部材の側から支持するので、複数のねじを締めても、熱電モジュールの端部に押さえ部材が過度に強く当たることがない。そのため、熱電モジュールの劣化を抑制できる。また、支持部材により支持する位置が、複数のねじの外周側であることにより、熱電モジュールの劣化を抑制する効果が一層顕著となる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
1.熱電モジュール取り付け構造1の構成
熱電モジュール取り付け構造1の構成を、図1〜図4に基づいて説明する。熱電モジュール取り付け構造1は、高温排ガスを流す配管3に適用される。配管3は、高温排ガスの流れの方向(図1、図2における上下方向)に直交する断面における断面形状が矩形である熱交換部5と、断面形状が円形である円形配管部7とを備える。熱交換部5の内面のうち、後述する外側面9、11の内側にあたる部分には、それぞれ、吸熱フィン9A、11Aが複数形成されている。外側面9、11は、この吸熱フィン9A、11Aが高温排ガスの熱を吸収することにより、後述する水冷チューブ15よりも高温となる。また、外側面9、11には、後述するねじ22〜31を取り付けるためのねじ孔(図示略)が設けられている。
<第1の実施形態>
1.熱電モジュール取り付け構造1の構成
熱電モジュール取り付け構造1の構成を、図1〜図4に基づいて説明する。熱電モジュール取り付け構造1は、高温排ガスを流す配管3に適用される。配管3は、高温排ガスの流れの方向(図1、図2における上下方向)に直交する断面における断面形状が矩形である熱交換部5と、断面形状が円形である円形配管部7とを備える。熱交換部5の内面のうち、後述する外側面9、11の内側にあたる部分には、それぞれ、吸熱フィン9A、11Aが複数形成されている。外側面9、11は、この吸熱フィン9A、11Aが高温排ガスの熱を吸収することにより、後述する水冷チューブ15よりも高温となる。また、外側面9、11には、後述するねじ22〜31を取り付けるためのねじ孔(図示略)が設けられている。
熱交換部5における4つの外側面のうち、対向する外側面9、11に、熱電モジュール13、水冷チューブ15、及び押さえ板17が順次積層されている。なお、外側面9における構成と、外側面11における構成とは同様であるので、以下では、外側面9における構成を説明する。
熱電モジュール13は、外側面9と水冷チューブ15との間に位置する矩形の板状部材であり、4枚の熱電モジュール13が縦一列に隙間無く配置されている。熱電モジュール13は、N型、及びP型の熱電素子を多数個直列に接続した周知の構造を有するものであり、株式会社KELK社製のKTGM161−18である。なお、以下では、4枚の熱電モジュール13を区別するときは、4枚の熱電モジュール13の符号を、縦方向における位置が高い順に、それぞれ、13A、13B、13C、13Dとする。熱電モジュール13は、その片面において高温の外側面9に接し、反対側の面において低温の水冷チューブ15に接することで、電力を発生する。
水冷チューブ15は、水を流すことができる流路をその内部に備えており、その流路の一端は、外部の水供給部(図示略)から水を取り入れる取水部21に接続しているとともに、流路の反対側の端部は、外部に水を排出する排出部23に接続している。水冷チューブ15は、その幅方向(図1、図2における横方向)においては、熱電モジュール13と同じ範囲に広がっている。また、縦方向(図1、図2における上下方向)においては、熱電モジュール13よりも広い範囲に広がっている。水冷チューブ15の温度は、熱交換部5の外側面9における温度よりも低温である。
押さえ板17は、矩形の板状部材であって、水冷チューブ15に対し、熱電モジュール13とは反対側から当接している。押さえ板17は、縦方向において、熱電モジュール13よりも外周側に延出された延出領域17A、17Bを備えている。また、押さえ板17は、幅方向において、熱電モジュール13及び水冷チューブ15よりも外周側に延出している。
押さえ板17は、複数のねじ22〜31により、外側面9に固定されている。押さえ板17が、複数のねじ22〜31によって外側面9の方向に押し付けられることにより、熱電モジュール13及び水冷チューブ15の位置が外側面9に対し固定される。押さえ板17における複数のねじ22〜31の取り付け位置は、幅方向においては、熱電モジュール13及び水冷チューブ15の端部よりも外周側である。また、縦方向においては、ねじ22、23の位置は、熱電モジュール13Aの上端と同じであり、ねじ24、25の位置は、熱電モジュール13Bの上端と同じであり、ねじ26、27の位置は、熱電モジュール13Cの上端と同じであり、ねじ28、29の位置は、熱電モジュール13Dの上端と同じであり、ねじ30、31の位置は、熱電モジュール13Dの下端と同じである。
熱電モジュール取り付け構造1は、延出領域17Aを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材35と、延出領域17Bを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材37とを備えている。
支持部材35は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域17Aの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材35の厚みは、熱電モジュール13と同じである。支持部材35の縦方向における位置は、ねじ23、24よりも上側(外周側)である。
また、支持部材37は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域17Bの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材37の厚みは、熱電モジュール13と同じである。支持部材37の縦方向における位置は、ねじ30、31よりも下側(外周側)である。
支持部材35、37は、本体部41と、テフロン(登録商標)シート43とから成る。本体部41は、高温排ガスの温度でも変形・変質しない耐熱性を有し、かつ熱伝導率が熱電モジュール13と同等程度以下である材料から成る。このような材料として、例えば、ガラス、セラミックが挙げられる。テフロン(登録商標)シート43は、本体部41における水冷チューブ15側に接合しているシートである。テフロン(登録商標)シート43は、本体部41より一層小さい熱伝導率を有する。テフロン(登録商標)シート43により、支持部材35、37における熱流を一層低下させることができる。
なお、外側面9、11は第1の部材の一実施形態であり、水冷チューブ15は第2の部材の一実施形態であり、押さえ板17は押さえ部材の一実施形態である。
2.熱電モジュール取り付け構造1が奏する効果
(1)熱電モジュール取り付け構造1において、支持部材35、37が押さえ板17の延出領域17A、17Bを外側面9の側から支持するので、複数のねじ22〜31を締めても、熱電モジュール13Aの上端部や、熱電モジュール13Dの下端部に、押さえ板17が過度に強く当たることがない。そのため、熱電モジュール13の劣化を抑制できる。
(2)また、支持部材35の縦方向における位置が、ねじ23、24よりも外周側(上方)であり、支持部材37の縦方向における位置が、ねじ30、31よりも外周側(下方)であることにより、熱電モジュール13の劣化を抑制する効果が一層顕著となる。このことを図4A、図4Bに基づき説明する。なお、図4A、図4Bでは、説明の便宜上、水冷チューブ15等、一部の構成の記載を省略している。
2.熱電モジュール取り付け構造1が奏する効果
(1)熱電モジュール取り付け構造1において、支持部材35、37が押さえ板17の延出領域17A、17Bを外側面9の側から支持するので、複数のねじ22〜31を締めても、熱電モジュール13Aの上端部や、熱電モジュール13Dの下端部に、押さえ板17が過度に強く当たることがない。そのため、熱電モジュール13の劣化を抑制できる。
(2)また、支持部材35の縦方向における位置が、ねじ23、24よりも外周側(上方)であり、支持部材37の縦方向における位置が、ねじ30、31よりも外周側(下方)であることにより、熱電モジュール13の劣化を抑制する効果が一層顕著となる。このことを図4A、図4Bに基づき説明する。なお、図4A、図4Bでは、説明の便宜上、水冷チューブ15等、一部の構成の記載を省略している。
図4Aでは、上述したように、支持部材35の縦方向における位置が、ねじ22、23よりも外周側(上方)であり、支持部材37の縦方向における位置が、ねじ30、31よりも外周側(下方)となっている。この場合、複数のねじ22、23、30、31を締めても、熱電モジュール13の端部に、押さえ板17が過度に強く当たることがない。
一方、図4Bに示すように、支持部材35の縦方向における位置が、ねじ22、23よりも内周側であり、支持部材37の縦方向における位置が、ねじ30、31よりも内周側である場合、複数のねじ22、23、30、31を締めると、押さえ板17が撓み、熱電モジュール13の端部に、押さえ板17が方当りしてしまい、熱電モジュール13が劣化するおそれがある。
3.変形例
支持部材35、37の代わりに、図4Cに示すように、ナット39を用いてもよい。ナット39は、金属から成る部材であり、熱電モジュール13と同じ厚みを有する。ナット39は、ねじ22、23、30、31の軸部に外挿されており、少なくともその一部は、ねじ22、23、30、31よりも外周側に位置する。ナット39も、支持部材35、37と略同様の効果を奏する。また、ナット39は、ねじ22、23、30、31の腐食を防止する効果も奏する。
<第2の実施形態>
1.熱電モジュール取り付け構造1の構成
熱電モジュール取り付け構造1の構成を図5に基づいて説明する。熱電モジュール取り付け構造1の構成は、基本的には前記第1の実施形態と同様であるが、一部において相違する。以下では、相違する部分を中心に説明し、前記第1の実施形態と同様の部分の説明は省略乃至簡略化する。また、外側面9における構成と、外側面11における構成とは同様であるので、以下では、外側面9における構成を説明する。
支持部材35、37の代わりに、図4Cに示すように、ナット39を用いてもよい。ナット39は、金属から成る部材であり、熱電モジュール13と同じ厚みを有する。ナット39は、ねじ22、23、30、31の軸部に外挿されており、少なくともその一部は、ねじ22、23、30、31よりも外周側に位置する。ナット39も、支持部材35、37と略同様の効果を奏する。また、ナット39は、ねじ22、23、30、31の腐食を防止する効果も奏する。
<第2の実施形態>
1.熱電モジュール取り付け構造1の構成
熱電モジュール取り付け構造1の構成を図5に基づいて説明する。熱電モジュール取り付け構造1の構成は、基本的には前記第1の実施形態と同様であるが、一部において相違する。以下では、相違する部分を中心に説明し、前記第1の実施形態と同様の部分の説明は省略乃至簡略化する。また、外側面9における構成と、外側面11における構成とは同様であるので、以下では、外側面9における構成を説明する。
本実施形態では、3枚の熱電モジュール13A、13B、13Cが、外側面9上に、間隔を空けて、縦一列に配置されている。また、3枚の押さえ板45、47、49が、それぞれ、熱電モジュール13A、13B、13Cを固定している。押さえ板45、47、49は、矩形の板状部材であって、水冷チューブ15に対し、熱電モジュール13A、13B、13Cとは反対側から当接している。
押さえ板45は、縦方向において、熱電モジュール13Aよりも外周側に延出された延出領域45A、45Bを備えている。また、押さえ板45は、幅方向において、熱電モジュール13A及び水冷チューブ15よりも外周側に延出している。
押さえ板45は、複数のねじ51〜54により、外側面9に固定されている。押さえ板45が、複数のねじ51〜54によって外側面9の方向に押し付けられることにより、熱電モジュール13A及び水冷チューブ15の位置が外側面9に対し固定される。押さえ板45における複数のねじ51〜54の取り付け位置は、幅方向においては、熱電モジュール13A及び水冷チューブ15の端部よりも外周側である。また、縦方向においては、ねじ51、52の位置は、熱電モジュール13Aの上端と同じであり、ねじ53、54の位置は、熱電モジュール13Aの下端と同じである。
押さえ板47は、縦方向において、熱電モジュール13Bよりも外周側に延出された延出領域47A、47Bを備えている。また、押さえ板47は、幅方向において、熱電モジュール13B及び水冷チューブ15よりも外周側に延出している。
押さえ板47は、複数のねじ55〜58により、外側面9に固定されている。押さえ板47が、複数のねじ55〜58によって外側面9の方向に押し付けられることにより、熱電モジュール13B及び水冷チューブ15の位置が外側面9に対し固定される。押さえ板47における複数のねじ55〜58の取り付け位置は、幅方向においては、熱電モジュール13B及び水冷チューブ15の端部よりも外周側である。また、縦方向においては、ねじ55、56の位置は、熱電モジュール13Bの上端と同じであり、ねじ57、58の位置は、熱電モジュール13Bの下端と同じである。
押さえ板49は、縦方向において、熱電モジュール13Cよりも外周側に延出された延出領域49A、49Bを備えている。また、押さえ板49は、幅方向において、熱電モジュール13C及び水冷チューブ15よりも外周側に延出している。
押さえ板49は、複数のねじ59〜62により、外側面9に固定されている。押さえ板49が、複数のねじ59〜62によって外側面9の方向に押し付けられることにより、熱電モジュール13C及び水冷チューブ15の位置が外側面9に対し固定される。押さえ板49における複数のねじ59〜62の取り付け位置は、幅方向においては、熱電モジュール13C及び水冷チューブ15の端部よりも外周側である。また、縦方向においては、ねじ59、60の位置は、熱電モジュール13Cの上端と同じであり、ねじ61、62の位置は、熱電モジュール13Cの下端と同じである。
熱電モジュール取り付け構造1は、延出領域45Aを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材63と、延出領域45Bを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材65と、延出領域47Aを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材67と、延出領域47Bを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材69と、延出領域49Aを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材71と、延出領域47Bを外側面9の側から支持する板状部材である支持部材73とを備えている。
支持部材63は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域45Aの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材63の厚みは、熱電モジュール13Aと同じである。支持部材63の縦方向における位置は、ねじ51、52よりも上側(外周側)である。
また、支持部材65は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域45Bの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材63の厚みは、熱電モジュール13Aと同じである。支持部材65の縦方向における位置は、ねじ53、54よりも下側(外周側)である。
また、支持部材67は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域47Aの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材67の厚みは、熱電モジュール13Bと同じである。支持部材67の縦方向における位置は、ねじ55、56よりも上側(外周側)である。
また、支持部材69は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域47Bの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材69の厚みは、熱電モジュール13Bと同じである。支持部材69の縦方向における位置は、ねじ57、58よりも下側(外周側)である。
また、支持部材71は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域49Aの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材71の厚みは、熱電モジュール13Cと同じである。支持部材71の縦方向における位置は、ねじ59、60よりも上側(外周側)である。
また、支持部材73は、外側面9と水冷チューブ15との間であって、延出領域49Bの裏側に該当する位置に設けられている。支持部材73の厚みは、熱電モジュール13Cと同じである。支持部材73の縦方向における位置は、ねじ61、62よりも下側(外周側)である。
支持部材63、65、67、69、71、73は、前記第1の実施形態と同様に、本体部41と、テフロン(登録商標)シート43とから成る。
2.熱電モジュール取り付け構造1が奏する効果
(1)本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、支持部材63、65、67、69、71、73を備えることにより、前記第1の実施形態と略同様の効果を奏する。
(2)本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、熱電モジュール13A、13B、13Cごとに、独立した押さえ板45、47、49を備えている。そのため、熱電モジュール13A、13B、13Cの厚みが異なる場合でも、各熱電モジュールと外側面9、11、水冷チューブ15とを密着させることができる。
2.熱電モジュール取り付け構造1が奏する効果
(1)本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、支持部材63、65、67、69、71、73を備えることにより、前記第1の実施形態と略同様の効果を奏する。
(2)本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、熱電モジュール13A、13B、13Cごとに、独立した押さえ板45、47、49を備えている。そのため、熱電モジュール13A、13B、13Cの厚みが異なる場合でも、各熱電モジュールと外側面9、11、水冷チューブ15とを密着させることができる。
3.変形例
支持部材63、65、67、69、71、73の代わりに、図4Cに示すナット39を用いてもよい。ナット39は、金属から成る部材であり、熱電モジュール13A、13B、13Cと同じ厚みを有する。ナット39は、ねじ51〜62の軸部に外挿され、少なくともその一部は、ねじ51〜62よりも外周側に位置する。ナット39も、支持部材63、65、67、69、71と略同様の効果を奏する。また、ナット39は、ねじ51〜62の腐食を防止する効果も奏する。
<第3の実施形態>
1.熱電モジュール取り付け構造1の構成
熱電モジュール取り付け構造1の構成を図6に基づいて説明する。本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、基本的には前記第2の実施形態と同様であるが、支持部材65、67、69、71が熱電モジュールであるという点で異なる。なお、支持部材63、73の構成は、前記第2の実施形態と同様である。
支持部材63、65、67、69、71、73の代わりに、図4Cに示すナット39を用いてもよい。ナット39は、金属から成る部材であり、熱電モジュール13A、13B、13Cと同じ厚みを有する。ナット39は、ねじ51〜62の軸部に外挿され、少なくともその一部は、ねじ51〜62よりも外周側に位置する。ナット39も、支持部材63、65、67、69、71と略同様の効果を奏する。また、ナット39は、ねじ51〜62の腐食を防止する効果も奏する。
<第3の実施形態>
1.熱電モジュール取り付け構造1の構成
熱電モジュール取り付け構造1の構成を図6に基づいて説明する。本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、基本的には前記第2の実施形態と同様であるが、支持部材65、67、69、71が熱電モジュールであるという点で異なる。なお、支持部材63、73の構成は、前記第2の実施形態と同様である。
2.熱電モジュール取り付け構造1が奏する効果
本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、前記第2の実施形態と同様の効果を奏するとともに、支持部材65、67、69、71が熱電モジュールであることにより、出力密度を向上させることができる。
本実施形態の熱電モジュール取り付け構造1は、前記第2の実施形態と同様の効果を奏するとともに、支持部材65、67、69、71が熱電モジュールであることにより、出力密度を向上させることができる。
3.変形例
支持部材63、73の代わりに、図4Cに示すナット39を用いてもよい。ナット39は、金属から成る部材であり、熱電モジュール13A、13B、13Cと同じ厚みを有する。ナット39は、ねじ51、52、61、62の軸部に外挿され、少なくともその一部は、ねじ51、52、61、62よりも外周側に位置する。ナット39も、支持部材63、73と略同様の効果を奏する。また、ナット39は、ねじ51、52、61、62の腐食を防止する効果も奏する。また、支持部材63、73も、熱電モジュールとしてもよい。
支持部材63、73の代わりに、図4Cに示すナット39を用いてもよい。ナット39は、金属から成る部材であり、熱電モジュール13A、13B、13Cと同じ厚みを有する。ナット39は、ねじ51、52、61、62の軸部に外挿され、少なくともその一部は、ねじ51、52、61、62よりも外周側に位置する。ナット39も、支持部材63、73と略同様の効果を奏する。また、ナット39は、ねじ51、52、61、62の腐食を防止する効果も奏する。また、支持部材63、73も、熱電モジュールとしてもよい。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記第1〜第3の実施形態の構成の一部又は全部を適宜組み合わせてもよい。
例えば、前記第1〜第3の実施形態の構成の一部又は全部を適宜組み合わせてもよい。
また、前記各実施形態において、複数のねじを固定する対象は、外側面9、11以外の部材であってもよい。
また、前記各実施形態において、押さえ板と水冷チューブとは直接接触せず、それらの間に他の部材が介在してもよい。
また、前記各実施形態において、押さえ板と水冷チューブとは直接接触せず、それらの間に他の部材が介在してもよい。
また、前記各実施形態において、支持部材は、熱電モジュールの周囲における3方又は4方に設けてもよい。
1・・・熱電モジュール取り付け構造、3・・・配管、5・・・熱交換部、
7・・・円形配管部、9、11・・・外側面、9A、11A・・・吸熱フィン、
13、13A、13B、13C、13D・・・熱電モジュール、
15・・・水冷チューブ、17、45、47、49・・・押さえ板、
17A、17B、45A、45B、47A、47B、49A、49B・・・延出領域、
21・・・取水部、23・・・排出部、
35、37、63、65、67、69、71、73・・・支持部材、
39・・・ナット、41・・・本体部、43・・・テフロン(登録商標)シート
7・・・円形配管部、9、11・・・外側面、9A、11A・・・吸熱フィン、
13、13A、13B、13C、13D・・・熱電モジュール、
15・・・水冷チューブ、17、45、47、49・・・押さえ板、
17A、17B、45A、45B、47A、47B、49A、49B・・・延出領域、
21・・・取水部、23・・・排出部、
35、37、63、65、67、69、71、73・・・支持部材、
39・・・ナット、41・・・本体部、43・・・テフロン(登録商標)シート
Claims (5)
- 第1の部材と、
前記第1の部材に比べて温度差を有する第2の部材と、
前記第1の部材及び前記第2の部材の間に位置する熱電モジュールと、
前記第2の部材に対し、前記熱電モジュールとは反対側から当接し、少なくとも一方において、前記熱電モジュールよりも外周側に延出された延出領域を備える押さえ部材と、
前記押さえ部材に対し前記第1の部材方向への力を加える複数のねじと、
前記延出領域を、前記複数のねじよりも前記外周側において、前記第1部材側から支持する支持部材と、
を備えることを特徴とする熱電モジュール取り付け構造。 - 前記支持部材は、前記第1の部材と前記第2の部材との間に挟まれ、前記熱電モジュールと略同じ厚みを有する部材であることを特徴とする請求項1記載の熱電モジュール取り付け構造。
- 前記支持部材は、前記複数のねじのうち、最も前記外周側にあるねじの軸部に外挿されたナットであることを特徴とする請求項2記載の熱電モジュール取り付け構造。
- 前記支持部材の少なくとも一部は、熱電モジュールから成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の熱電モジュール取り付け構造。
- 前記支持部材は、前記熱電モジュールよりも熱伝導率が小さい材料から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の熱電モジュール取り付け構造。
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JP2012270481A JP2014116505A (ja) | 2012-12-11 | 2012-12-11 | 熱電モジュール取り付け構造 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021256852A1 (ko) * | 2020-06-18 | 2021-12-23 | 엘지이노텍 주식회사 | 열전모듈 및 이를 포함하는 발전장치 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59181116U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-03 | ナショナル住宅産業株式会社 | 壁パネルの接合構造 |
JP2000188428A (ja) * | 1998-12-21 | 2000-07-04 | Daikin Ind Ltd | ペルチェユニット |
JP2001024240A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-26 | Komatsu Ltd | 温度調整装置 |
-
2012
- 2012-12-11 JP JP2012270481A patent/JP2014116505A/ja active Pending
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