JP2014115590A - 表示パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】映像を明るく表示することができるとともに、いずれの側からも反対側の視認性に優れるスクリーンを備える表示パネルを提供する。
【解決手段】映写機から投射された映像光を観察者に視認可能に表示するスクリーンを備える表示パネルであって、スクリーンと、該スクリーンの縁に沿って配置された枠体と、を有し、スクリーンは、透光性を有するシート状の基材層と、基材層の一方の面に形成され、光を散乱する光散乱層と、を備え、光散乱層は、基材層の一方の面に沿って複数並べて配置され、光を透過する光透過部と、隣り合う光透過部間に配置され、光を散乱する光散乱部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、映写機から投射された映像光を視認可能に表示するスクリーンを備える表示パネルに関する。
通常、映写機から投射された映像光を視認可能に表示するスクリーンは、反射型、透過型を問わず映写機から投射された映像光を表示することを目的としており、観察者からみてスクリーンの反対側(背面側)を観察することができない。透過型のスクリーンでは背面側から投射された映像光を観察者側(正面側)に透過することにより映像を表示するので背面側からの光を透過することは可能である。しかしながらこのような透過型のスクリーンであっても特許文献1に記載のように表面に凹凸が必要であり、光の透過は可能であるが背面側の様子を観察することはできない。
特許文献2には、光を透過可能な単位プリズム形状と、複数の単位プリズム形状の間に配置される光吸収部と、裏面側に設けられて映像光を反射するとともに裏面からの光を透過可能な反射透過層と、が具備された半透過型反射スクリーンが開示されている。これによれば、単位プリズム形状を透過した映像光を反射透過層で反射させて観察者側に提供することによりスクリーンとして機能するとともに、プリズム形状を通して背面側の様子を観察することができるとされている。
特開平9−114003号公報 特開2006−243693号公報
しかしながら、特許文献2に開示されているような構成のスクリーンでは、表示させるべき映像光の表示や背面側の様子を観察する際に明るさが不足するという課題があった。
そこで本発明は上記した問題点に鑑み、映像を明るく表示することができるとともに、いずれの側からも反対側の視認性に優れるスクリーン具備する表示パネルを提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。
請求項1に記載の発明は、映写機から投射された映像光を観察者に視認可能に表示するスクリーンを備える表示パネルであって、スクリーンと、該スクリーンの縁に沿って配置された枠体と、を有し、スクリーンは、透光性を有するシート状の基材層と、基材層の一方の面に形成され、光を散乱する光散乱層と、を備え、光散乱層は、基材層の一方の面に沿って複数並べて配置され、光を透過する光透過部と、隣り合う光透過部間に配置され、光を散乱する光散乱部と、を有する、表示パネルである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示パネルにおいて、光散乱部には白色又は銀色の顔料が混ぜられた樹脂が充填され、散乱反射により光を散乱する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の表示パネルにおいて、光散乱部には透明の樹脂と、該透明の樹脂とは屈折率が異なる粒子状の光散乱剤と、が充填されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、スクリーンは縁が四辺を有する矩形であり、枠体は該縁を縁取るように配置された矩形枠とされ、光透過部及び光散乱部は所定の断面を有して枠体を構成する枠材のうちの少なくとも1つの枠材に平行に延びている。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、光散乱部の一部には、光を吸収する光吸収部位が具備されている。
本発明によれば、光散乱層を備えることにより映像を明るく表示することができるとともに、背面側の視認性にも優れるスクリーンを備える表示パネル提供することができる。これに加えて必要に応じて移動したり向きを変更したりすることができ機動性に富む表示パネルとなる。
図1(a)は表示パネル100を説明する斜視図である。図1(b)は図1(a)を側方からみた図である。 表示パネル100を正面から見た図である。 スクリーン110の厚さ方向断面の一部を表した図である。 図4(a)は断面における脚部が凸状である光散乱部の例、図4(b)は断面における脚部が凹状である光散乱部の例、図4(c)が断面における脚部が折れ線状である光散乱部の例、及び図4(d)が下底が凹状である光散乱部の例を説明する図である。 図5(a)は表示パネル100の姿勢を変更した例の斜視図である。図5(b)は図5(a)を側方からみた図である。 図5(a)の例において表示パネル100を正面からみた図である。 図7(a)は表示パネル100を透過型のスクリーンとして用いた場面の斜視図である。図7(b)は図7(a)を側方からみた図である。 図8(a)に示した場面における光路例を説明する図である。 変形例である表示パネル100’の光散乱層115’を拡大して示した図である。 表示パネル200の断面を示し、層構成を模式的に表した図である。 表示パネル300の断面を示し、層構成を模式的に表した図である。 表示パネル400の断面を示し、層構成を模式的に表した図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明は当該実施形態に限定されるものではない。また、以下に示す各図では、説明のため形状や大きさを誇張して記載することがある。
図1(a)は第一形態にかかる表示パネル100の斜視図であり、映写機10と併せて示した。表示パネル100と映写機10とで映像表示装置を構成している。図1(b)は図1(a)を側方からみた図である。ここでは表示パネル100を反射型のスクリーンとして用いた例を説明する。従って表示パネル100は図1(a)、図1(b)からわかるようにAで表した観察者の側が正面となり、正面側下方に映写機10が設置され、これとは反対側(背面側物体Bが存在する側)が背面側となる。
図2は表示パネル100を正面から見た図である。図2からわかるように表示パネル100は、スクリーン110、及びスクリーン110の四辺を縁取るように、該四辺に配置される枠体101を有して構成されている。図2では見易さのため、繰り返しとなる符号は一部省略している(以降に示す各図において同じ。)。
枠体101は、所定の断面を有して一方向に延びる4つの枠材102、103、104、105の端部同士が組み合わされることにより矩形枠状が形成されている。この枠内にスクリーン110が配置されている。
枠材102、103、104、105の形態は、スクリーン110の四周端部を保持することができれば特に限定されることはなく、通常の枠材を用いることができる。これには例えば長手方向に直交する断面がコ字状であり、該コ字状の開口部分からコ字状の内側にスクリーン110の端部が内包される形態を挙げることができる。
図3は、図2にIII−IIIで示した線に沿った鉛直方向で、表示パネル100の厚さ方向断面のうち、スクリーン110の一部を表した図である。また、図2、図3をはじめ以下に示す図では、光散乱部や光透過部等の各構成要素は実際には微小な要素であるが説明のため拡大する等して概念的に表している。
スクリーン110は、背面側から透光板111、及び該透光板111に貼合された積層体112を備えている。そして積層体112は、背面側から接着層113、基材層114、光散乱層115、接着層118、保護層119、ハードコート層120を備えている。図3では紙面左が背面側、紙面右が正面側、紙面上方が天、紙面下方が地となる。
透光板111は、ガラスや樹脂等により形成された透光性を有する板材である。透光板111によりスクリーン110に所定のコシを与えることができる。
接着層113は、透光板111と積層体112とを接着するための層である。接着層113を構成する材料としては、透光板111と積層体112とを接着できるものであれば特に限定されず、公知の粘着剤、接着剤、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いることができる。その中では例えば接着層113を構成する材料としてアクリル系の粘着剤を用いることができ、さらに具体的にはアクリル系共重合体とイソシアネート化合物とを組み合わせた粘着剤を挙げることができる。接着層113を構成する材料は、スクリーン110の性質上、透光性、耐候性に優れることが好ましい。
接着層113の厚さは特に限定されないが、10μm以上100μm以下であることが好ましい。接着層113が薄過ぎると透光板111と積層体112との密着性が低下する虞がある。また、接着層113が厚過ぎると接着層113の厚さを均一にすることが困難になる。
基材層114は、光散乱層115を形成するための基材となる層である。
従って基材層114は、透光性を有するとともに光散乱層115の変形を防止できるように支持する。かかる観点から、基材層114を構成する材料の具体例として例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等のうちの1つ以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
基材層114の厚さは特に限定されないが、25μm以上300μm以下であることが好ましい。基材層114の厚さがこの範囲を外れると、加工性に問題を生じる虞がある。例えば、基材層114が薄過ぎればしわが生じやすくなる。一方、基材層114が厚過ぎれば、スクリーン110を製造する工程のうち中間工程において巻き取りが困難になる。
光散乱層115は光透過部116及び光散乱部117を有している。光散乱層115は、図3に示した断面を有して図2に表れたように一方向に延在する。すなわち、図3に表れる断面を有して光透過部116及び光散乱部117がスクリーン面に沿った一方向(本形態では枠材102、103に平行な方向)に延びるように配置されるとともに、該一方向とは異なる方向(本形態では枠材104、105に平行な方向)のスクリーン面に沿って複数の光透過部116が配列されている。光透過部116のうち基材層114側では隣接する光透過部116同士が連結されている。そして光散乱部117は隣接する光透過部116の間に配置されている。
光透過部116は光を透過する部位であり、光散乱層115のうち光透過部116が配置されてた部位の基材層114側の面とその反対側面(接着層118側の面)とは平行及び平滑に形成されている。これによって、後に説明するようにスクリーン110を通して背面側の景色が見やすくなる。好ましくは光透過部は光を散乱させることなく透過する。これにより背面側の景色の見易さがさらに向上する。ここで「散乱することなく光を透過する」とは、意図的に散乱させる材料等を添加することなく形成された部位であることを意味し、材料中を光が透過するときに不可避的に若干の散乱が生じることは許される。
光透過部116を構成する材料は、基材層114と同じであってもよいし、異なっていてもよい。ただし両者間で屈折率差があるとその界面で光が偏向されてしまう可能性が高まるので、同じ材料であること、又は異なる材料であっても屈折率差が小さい、あるいは屈折率差がないことが好ましい。
光透過部116と基材層114とを同じ材料で構成する場合には、基材層114と光透過部116とを一体に形成することもできる。また、光透過部116と基材層114とを異なる材料で構成する場合、及び同じ材料で構成する場合であっても、基材層114と光透過部116を別々に形成し、公知の手段により積層してもよい。
光透過部116の形成方法の具体例は後で説明する。
光透過部116を構成する材料としては、例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等の1つ以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
光散乱部117は、到達した光を散乱反射させることができるように構成されている。詳しくは次の通りである。
上記したように光透過部116はシート面に沿った方向に所定の間隔で並列され、隣り合う光透過部116間には、台形断面を有する溝状の凹部が形成されている。本形態における凹部は、図3に表れる断面において保護層119側(正面側)に長い下底、基材層114側(背面側)に短い上底を有する台形であり、ここに光散乱部117を構成する材料が充填されることにより光散乱部117が形成されている。従って光散乱部117も凹部に沿った台形断面を具備している。
光散乱部117を構成する材料としては、光を反射して散乱できる材料であれば特に限定されることはない。このような材料としては、例えば白色顔料や銀色顔料を混ぜた硬化性樹脂が挙げられる。白色顔料としては、例えば、酸化チタン、二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛などの金属酸化物が挙げられる。銀色顔料としては、例えば、アルミニウム、クロムなどの金属が挙げられる。これにより効率よく光を散乱反射させることができる。また、硬化性樹脂は光透過部116を構成する材料と同様のものを用いることができる。
また、光散乱部117を透明なバインダー樹脂と該バインダー樹脂とは屈折率が異なる透明な散乱剤とを混合させた材料で構成してもよい。透明なバインダー樹脂としては光透過部116と同様なものを用いることができる。一方、当該透明な散乱剤としては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル及びスチレンを中心としたモノマーを重合して得られた架橋粒子が挙げられる。当該架橋粒子の具体例としては、アイカ工業株式会社製のガンツパール(登録商標)が挙げられる。上記架橋粒子は、アクリル酸エステル及びスチレンとの混合比を変えることによって、屈折率を制御することができる。例えば、アクリル比を高くすることで屈折率を1.49程度にすることができ、スチレン比を高くすることで屈折率を1.59程度にすることができる。また、散乱剤にはウレタン架橋粒子を用いることも可能である。当該ウレタン架橋粒子の具体例としては、根上工業株式会社製のアートパール(登録商標)が挙げられる。また、散乱剤は中空粒子にすることも可能である。
光散乱部117の屈折率は光透過部116の屈折率と同じ又は近いことが好ましい。これにより光透過部116と光散乱部117との界面における屈折、及びこれによる波長分散を防止することができ、画面に観察される虹状のムラ(模様)の発生を抑制できる。
ただし、光散乱部117の屈折率と光透過部116の屈折率とを異なるように形成することを妨げるものではない。例えば光散乱部117の屈折率を光透過部116の屈折率よりも低くなるように形成すれば、界面に入射する光が全反射臨界角より大きい場合、全反射を利用して光を反射することができる。
光散乱部117の台形断面のうち脚部を構成する斜辺の、スクリーン面法線に対する角度θ(図3参照)は、0°以上20°以下であることが好ましい。スクリーン面法線に対する角度θが0°未満(本実施形態でθが負であるとは、図3に表れる断面において、光散乱部117の基材層114側の底の幅より保護層119側の底の幅が短い形状となることを意味する。)になるように光散乱部117を形成するとすれば、光散乱層115を形成する際に用いる金型の作製が困難になり、金型を作製したとしてもこれにより成形した材料の離型性が悪くなる。一方、θが大き過ぎると光透過部間に形成される凹部の開口幅に対する凹部の深さのアスペクト比を大きくとることが困難となり、後述するような光散乱層115における所望の効果が低減する虞がある。
ただし、本発明において光透過部及び光散乱部の断面形状は図3に例示した形態に限定されない。従って、図3に表れる断面に相当する断面において、光透過部及び光散乱部は長方形(θ=0°のとき)であってもよい。
光散乱部の台形断面の脚部を構成する斜辺は曲線状、折れ線状であってもよい。図4に各例の光散乱部の断面形状を表した。図4(a)が脚部が凸状の曲線の光散乱部117aの例、図4(b)が脚部が凹状の曲線の光散乱部117bの例、及び図4(c)が脚部が折れ線状の光散乱部117cの例である。断面における脚部が曲線状のときには、当該曲線の接線が各部において上記θと同じ条件であることが好ましい。また、断面における脚部が折れ線状のときには、該折れ線を構成する各線が上記θと同じ条件であることが好ましい。
また、図4(d)は、光散乱部の台形断面のうち下底側(光透過部間に形成される溝の開口側)が凹状に形成されている例の光散乱部117dである。この場合、積層体を形成するときに光散乱部117dを含む光散乱層が他の層に積層された際には、当該凹状の内側には隣接する接着層118の粘着剤が充填される。
また、散乱反射をさせ易くするという観点から光散乱部117と光透過部116との界面を微小な凹凸が無数に形成された面であるマット面としてもよい。
光散乱部117が並列されるピッチは特に限定されないが、10μm以上200μm以下であることが好ましい。光散乱部117のピッチが狭すぎると、光散乱層115による後述の効果が低減する虞があるとともに、さらに微細な形状になるので加工が困難となる。一方、光散乱部117のピッチが広すぎると、金型で成形する際に材料の離型性が低下する傾向にある。
光散乱部117の台形断面のうち、保護層119側の幅は特に限定されないが、5μm以上150μm以下であることが好ましい。この幅が狭すぎると光散乱層115による後述の効果が低減する虞があるとともに、さらに微細な形状になるので加工が困難となる。一方、この幅が広すぎると金型で成形する際に材料の離型性が低下する傾向にある。
また、複数の光散乱部117の関係のうち、図3に示した見込み角θは、映写機10からの映像光の投射角θに対して、次の式(1)の関係を有していることが好ましい。
Figure 2014115590
ここで、nは光透過部116の屈折率を表している。これにより映写機10からの映像光が光散乱部117に達する割合が多くなり、より明るい映像を観察者に提供することができる。
ここで、「見込み角θ」とは、図3に表れているように、隣接する2つの光散乱部117のうち、映写機10から遠い側の光散乱部117の映写機10が配置された側とは反対側(本形態では背面側)の角部と、映写機10に近い側の光散乱部117の映写機10が配置された側(本形態では正面側)の角部とを結ぶ線であり、1つの光透過部116の台形断面における対角線を構成する線が、スクリーン100のスクリーン面法線となす角である。
また、「映像光の投射角θ」とは、映写機10から投射される映像光のうちその光軸(輝度が最も高い部分に沿った軸線)が、スクリーン100のスクリーン面法線となす角である(図3のθ参照。ここでは映像光L101の投射角をθとしている。)。
この式は、映像光の投射角θは空気中(屈折率=1)、見込み角θは光透過部116中をそれぞれ対象としているので、スネルの法則から、
1・sinθ=n・sinθ
の関係に基づいて、下記式(2)を算出し、これを臨界的な境界として式(1)を得ることができる。
Figure 2014115590
光散乱層115の厚さ(図3の紙面左右方向大きさ)は特に限定されないが、10μm以上200μm以下であることが好ましい。光散乱層115が薄過ぎると光散乱部117の厚さ方向大きさ(図3の紙面左右方向大きさ)が不足して所望の光学的効果が低減してしまったり、光散乱部117の加工自体が困難になったりする虞がある。一方、光散乱層115が厚過ぎると逆に光散乱部117の厚さ方向が大きくなりすぎ、そのための金型の製造、及び金型からの材料の離型性が低下し、生産性が悪くなる虞がある。
接着層118は、保護層119を光散乱層115の面のうち基材層114とは反対側の面に貼り付けるための層である。接着層118に用いられる材料は特に限定されることはないが、上記の目的を有し、透光性を備えていれば各種材料を用いることができる。これには例えば公知の粘着剤、接着剤、紫外線硬化樹脂、電離放射線硬化樹脂、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いることができる。例えばアクリル系の粘着剤を用いることができ、さらに具体的にはアクリル系共重合体とイソシアネート化合物を組み合わせた粘着剤を挙げることができる。
接着層118の厚さは特に限定されないが、10μm以上100μm以下であることが好ましい。接着層118が薄過ぎると保護層119と光散乱層115との密着性が低下する虞がある。また、接着層118が厚過ぎると接着層118の厚さを均一にすることが困難になる。
保護層119は、上記基材層114と対になり、光散乱層115を挟むように配置される層であり、基材層114と併せて光散乱層115を保護する機能を有する。保護層119はこのような機能を有するものであれば、その材料は特に限定されることはないが、例えば上記した基材層114と同様の材料により構成することができる。
ハードコート層120は、表面保護を目的として、スクリーン110のうち観察者側の最表面に設けられる層である。ハードコート層120は透明な樹脂層として形成することができ、擦り傷、表面汚染に対する耐性の観点から、硬化性樹脂が硬化してなる樹脂硬化層として形成することが好ましい。
具体的には電離放射線硬化性樹脂、その他公知の硬化性樹脂等を要求性能に応じて適宜採用すればよい。電離放射線硬化性樹脂としては、アクリレート系、オキセタン系、シリコーン系等が挙げられる。例えば、アクリレート系の電離放射線硬化性樹脂は、単官能(メタ)アクリレートモノマー、2官能(メタ)アクリレートモノマー、3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーなどの(メタ)アクリル酸エステルモノマー、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルオリゴマー乃至は(メタ)アクリル酸エステルプレポリマーなどからなる。さらに3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーを例示すれば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等がある。
また、ハードコート層120には、耐汚染性向上の機能を追加してもよい。これは例えばシリコーン系化合物、フッ素系化合物などを添加することにより可能となる。さらにその他の機能として帯電防止性向上、撥水性向上の機能を有するものとしてもよい。
帯電防止性向上のために用いることができる材料としては、電子伝導タイプではPEDOT−PSS(PEDOT(Poly(3,4−ethylenedioxythiophene);3,4−エチレンジオキシチオフェンポリマー)とPSS(poly(styrenesulfonate);スチレンスルホン酸ポリマー)とを共存)などが挙げられ、イオン導電タイプではリチウム塩系材料等が挙げられる。
また、撥水性向上のために用いることができる材料としては、フッ素系化合物等が挙げられる。
以上説明した構成を具備するスクリーン110は例えば次のように製造することができる。
スクリーン110は、透光板111に積層体112を貼合することによって製造することができる。積層体112は、例えば次のように作製することが可能である。
積層体112のうち光散乱層115は金型ロールを用いる方法により形成する。すなわち、円筒状であるロールの外周面に光散乱層115の光透過部116の形状を転写可能な凹凸が設けられた金型ロールを準備する。そして金型ロールとこれに対向するように配置されたニップロールとの間に、基材層114となる基材を挿入する。このとき基材の一方の面には接着層113が予め形成されていることが好ましい。その際には、接着層113が他にくっついてしまわないように、接着層113の表面のうち基材と反対側の表面には剥離シートが付けられている。そして、基材のうち接着層113が配置されていない側の面と金型ロールとの間に光透過部116を構成する組成物を供給しながら金型ロール及びニップロールを回転させる。これにより金型ロールの表面に形成された凹凸の凹部内に光透過部116を構成する組成物が充填され、該組成物が金型ロールの凹凸の表面形状に沿ったものとなる。
ここで、光透過部116を構成する組成物としては、上記したものが好ましいが、さらに具体的には次の通りである。すなわち、光硬化型プレポリマー(P1)に、反応性希釈モノマー(M1)及び光重合開始剤(I1)を配合した光硬化型樹脂組成物を用いることができる。
上記光硬化型プレポリマー(P1)としては、例えば、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、ポリチオール系等のプレポリマーを挙げることができる。
また、上記反応性希釈モノマー(M1)としては、例えば、ビニルピロリドン、2−エチルヘキシルアクリレート、β−ヒドロキシアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート等を挙げることができる。
また、上記光重合開始剤(I1)としては、例えば、ヒドロキシベンゾイル化合物(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾインアルキルエーテル等)、ベンゾイルホルメート化合物(メチルベンゾイルホルメート等)、チオキサントン化合物(イソプロピルチオキサントン等)、ベンゾフェノン化合物(ベンゾフェノン等)、リン酸エステル化合物(1,3,5−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド等)、ベンジルジメチルケタール等が挙げられる。これらの中から、光硬化型樹脂組成物を硬化させるための照射装置及び光硬化型樹脂組成物の硬化性から任意に選択することができる。なお、光透過部116の着色防止の観点から好ましいのは、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及びビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイドである。
これらの光硬化型プレポリマー(P1)、反応性希釈モノマー(M1)及び光重合開始剤(I1)は、それぞれ、1種類で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
金型ロールと基材との間に挟まれ、ここに充填された光透過部116を構成する組成物に対し、基材側から光照射装置により光を照射する。これにより、光透過部116を構成する組成物を硬化させ、その形状を固定させることができる。そして、離型ロールにより金型ロールから基材層114及び成形された光透過部116を離型して中間シートを得る。
次に、得られた中間シートの光透過部116間に形成された凹部に光散乱部117を構成する組成物を充填して硬化させることによって、光散乱部117を形成することができる。具体的には、例えば電離放射線硬化性樹脂やその他公知の硬化性樹脂に、上記した光を反射して散乱する材料を分散させた組成物を凹部に過剰に供給し、ブレードによりスキージして余分な組成物を掻きとって除去するとともに、凹部に組成物を充填する。このようにして充填された組成物に対して適切な硬化方法を適用して硬化性樹脂を硬化させる。
以上により光散乱層115が形成される。
一方、保護層119の一方の面にハードコート層120、他方の面に接着層118を積層した積層体を準備し、この積層体の接着層118が光散乱層115に接するように積層する。なお、接着層118が紫外線硬化樹脂、光硬化性樹脂等からなる場合には、積層後に紫外線又は光を照射して硬化させればよい。
以上のように作製した積層体112を接着層113により透光板111に貼合することでスクリーン110を製造することができる。そして、当該スクリーン110の四辺を縁取るように枠体101を取り付けることにより表示パネル100となる。
スクリーン110には上記した各層のいずれかに、他の機能を付加させるための構成を備えてもよい。これには例えば、紫外線吸収剤、熱線吸収剤、又は近赤外線吸収剤を添加し、紫外線吸収機能、熱線吸収機能、又は近赤外線吸収機能を備えさせることが挙げられる。
近赤外線吸収機能は、近赤外線吸収剤(近赤外線吸収色素)を上記した各層の1つ又は複数に添加したり、塗布したりすることにより向上させることができる。近赤外線吸収色素としては、800nm以上1100nm以下の波長領域の光を吸収するものを用いることが好ましい。該波長領域の近赤外線の透過率が20%以下であることが好ましく、10%以下であることがさらに好ましい。一方で、近赤外線吸収色素は可視光領域、即ち、380nm以上780nm以下の波長領域で、十分な透過率を有することが好ましい。
紫外線吸収機能は、以下に例示する紫外線吸収剤を上記した各層の1つ又は複数に添加したり、塗布したりすることにより向上させることができる。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(TINUVIN P、TINUVIN P FL、TINUVIN 234、TINUVIN 326、TINUVIN 326 FL、TINUVIN 328、TINUVIN 329、TINUVIN 329 FL、全てBASFジャパン株式会社製)や、トリアジン系紫外線吸収剤(TINUVIN 1577 ED、BASFジャパン株式会社製)、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(CHIMASSORB 81、CHIMASSORB 81 FL、全てBASFジャパン株式会社製)、ベンゾエート系紫外線吸収剤(TINUVIN 120、BASFジャパン株式会社製)等が挙げられる。
熱線吸収機能は、以下に例示する熱線吸収剤を上記した各層の1つ又は複数に添加したり、塗布したりすることにより向上させることができる。熱線吸収剤としては、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)又はスズドープ酸化インジウム(ITO)、フタロシアニン化合物等の金属酸化物超微粒子などが挙げられる。
次に、表示パネル100を図1(a)、図1(b)のようにして設置したときの作用について説明する。図3に模式的な光路例を示した。なお当該光路例は概念的に示したものであり、屈折、反射の程度等を厳密に表したものではない。以下同様である。
ここでは、図1(a)、図1(b)、及び図2に示したように、光透過部116及び光散乱部117が水平方向に延び、鉛直方向に配列されるように表示パネル100を鉛直に立て、映写機10により正面側斜め下方から映像光を投射する例で説明する。
映写機10(図1参照)から投射された映像光L101は、ハードコート層120、保護層119、及び接着層118を透過して光散乱層115の光散乱部117に到達する。光散乱部117に到達した映像光L101は、光散乱部117によって散乱反射される。そして、散乱反射された光の一部が映写機10側、すなわち観察者側に向きが変えられる。そしてスクリーン110から出射して観察者に映像として提供される。
表示パネル100のスクリーン110によれば、光散乱部117に達した映像光が吸収されることなく散乱反射されて観察者に出射されるので、明るい映像光を提供することができる。すなわち、映写機10からの映像光を効率よく観察者側に反射されて出射することが可能である。
一方、表示パネル100の背面側からスクリーン110を通過して観察者に達する光は例えばL102による。すなわち、背面側からの光L102は光散乱部117に達することなくスクリーン110を透過して観察者に観察される。従って、光散乱層115のうち光透過部116が配置された部位の表裏面を介して背面側からの光が観察者に提供されるので、明確に明るく表示パネル100の背面側を観察することができる。
以上のように、表示パネル100によれば、映写機からの映像光を効率よく観察者に提供することができる。さらには背面側の光を明瞭に観察者に提供することもでき、背面側を明るく観察することも可能である。
図5、図6には上記表示パネル100の向きを変えて設置した例を示した。図5(a)は表示パネル100の斜視図であり、映写機10と併せて示した。図5(b)は図5(a)を側方からみた図である。図6は表示パネル100を正面から見た図である。
この例では、図6からわかるように、光透過部116及び光散乱部117が鉛直方向に延び、水平方向に配列されるように設置されている。このときには図5(a)、図5(b)からわかるように、映写機10を表示パネル100の側方に置き、該側方から表示パネル100に投射して映像を表示することができる。
このように表示パネル100では、スクリーン110が枠体101により囲まれて1つのパネルとして形成されており、その向きを使用者の必要に応じて変更することができる。
さらに、表示パネル100は、移動も自在とされている。
図7、図8は表示パネル100を透過型のスクリーンとして用いた例を示した図7(a)は図1(a)に相当し、図7(b)は図1(b)に相当する。図8は図3と同じ断面図であるが、本例における光路例を示している。
本例では透過型のスクリーンとして表示パネル100を用いるので、図7(a)、図7(b)からわかるようにAで表した観察者の側が正面側となり、これとは反対側である背面側に映写機20が設置される。
この例では図8のように表示パネル100の背面側の映写機20から投射された映像光L103は、透光板111、接着層113、及び基材層114を透過して光散乱層115の光散乱部117に到達する。光散乱部117に到達した映像光L103は、光散乱部117によって散乱反射される。そして、散乱反射された光の一部が観察者側に向きが変えられる。そしてスクリーン110から出射して観察者に映像として提供される。
表示パネル100のスクリーン110によれば、光散乱部117に達した映像光が吸収されることなく散乱反射されて観察者に出射されるので、明るい映像光を提供することができる。すなわち、映写機20からの映像光を効率よく観察者側に反射させて出射することが可能である。
一方、表示パネル100の背面側からスクリーン110を通過して観察者に達する光は例えばL104による。すなわち、背面側からの光L104は光散乱部117に達することなくスクリーン110を透過して観察者に観察される。従って、光散乱層115のうち光透過部116が配置された部位の表裏面を介して背面側からの光が観察者に提供されるので、明確に明るく表示パネル100の背面側を観察することができる。
表示パネル100によれば、背面側に配置された映写機からの映像光も観察者に提供することができ、背面側の光をより明瞭に観察者に提供することも可能である。
以上のように、表示パネル100は、その移動、向きの変更、映写機の配置が自在とされており、機動性に富むものとされている。従って使用者は表示パネル100を用いる場所や状況に応じて自由に位置、向きを選択することが可能である。
以下、変形例や他の形態について説明する。
図9は表示パネル100の変形例である表示パネル100’のうち、スクリーン110’の光散乱層115’にのみ注目し拡大して示した図である。スクリーン110’は、スクリーン110の光散乱層115のうち光散乱部117の代わりに光散乱部117’が適用された点で表示パネル100と異なる。他の部分は表示パネル100と同様である。従ってここでは、光散乱部117’についてのみ説明し、他の部位については同じ符号を用いるとともに説明を省略する。
光散乱部117’は、光散乱部位117’a及び光吸収部位117’bを備えている。光散乱部位117’aは光を散乱反射する部位であり、該光散乱部位117’aを構成する材料は上記説明した光散乱部117と同様である。
光散乱部117’は光散乱部117と同様に隣接する光透過部116間の凹部に形成されるが、光散乱部位117’aは、凹部内のうち当該凹部の開口側(図9の紙面右側)の一部には形成されない。そしてこの光散乱部位117’aが形成されない部位に光吸収部位117’bを構成する組成物が充填されるように設けられている。
光吸収部位117’bは、光透過性を有する樹脂中に光吸収性を有する粒子(光吸収粒子)が分散されて構成されている。
光透過性を有する樹脂としては光透過部116の樹脂と同様のものを用いることができる。
一方、光吸収粒子としては、カーボンブラック等の光吸収性の着色粒子が好ましく用いられるが、これらに限定されるものではなく、吸収すべき光の特性に合わせて特定の波長を選択的に吸収する着色粒子を使用してもよい。具体的には、カーボンブラック、グラファイト、黒色酸化鉄等の金属塩、染料、顔料等で着色した有機微粒子や着色したガラスビーズ等を挙げることができる。特に、着色した有機微粒子が、コスト面、品質面、入手の容易さ等の観点から好ましく用いられる。より具体的には、カーボンブラックを含有したアクリル架橋微粒子や、カーボンブラックを含有したウレタン架橋微粒子等が好ましく用いられる。
本例では、光吸収部位117’bを上記のように構成したが、光吸収部位は光を吸収することができればその形態は限定されることなく、他の形態をとることも可能である。これには例えば、顔料や染料で着色した樹脂を挙げることができる。
このような光散乱部117’は、上記説明した光散乱層115と同様に、光透過部116間に形成された凹部内に光散乱部117’を構成する組成物を充填して硬化させることによって形成することができる。具体的には、電離放射線硬化性樹脂やその他公知の硬化性樹脂に上記した光を反射して散乱する材料を分散させた組成物を、凹部に向けて過剰に供給する。次にこれをブレードによりスキージして余分な組成物を掻き取って除去するとともに、凹部に組成物を充填する。このようにして充填された組成物に対して適切な硬化方法を適用して硬化性樹脂を硬化させる。ここでスキージの際に、ブレードを光透過部に少し強く押し当てる。これにより組成物が凹部の内容積よりも少なくなるように掻き出され、凹部内の開口部付近に空間が形成され、光散乱部位117’aとなる。そして当該凹部内の空間に光吸収部位117’bとなる組成物を過剰に供給し、再度ブレードによりスキージして余分な組成物を掻き取って除去するとともに、該空間内に組成物を充填する。次いで充填された組成物に対して適切な硬化方法を適用して硬化性樹脂を硬化させ光吸収部位117’bとする。
このように2回にわたって光透過部間の凹部にそれぞれの組成物を供給、スキージ、及び硬化することで光散乱部117’を形成することができる。
変形例に係る表示パネル100’によれば、光散乱部117’の一部に光を吸収する部位が形成されている。これにより図9に光路例L105で示したように、スクリーン110’に入射する正面側からの外光の一部を光吸収部位117’bで吸収することが可能となる。これにより表示パネル100’は、表示パネル100で説明した効果に加え、映像光や背面側景色のコントラストを向上させることが可能となる。
また、本変形例では光吸収部位117’bが備えられているものの、光吸収部位117’bは光散乱部117’の一部にしか形成されていないことから、光散乱部117’の光散乱性能の低下を小さく抑えつつ外光を吸収することができる。従って、正面側への明るい映像光を提供する機能、及び明るい背面側景色を観察者に提供する機能を高く維持しつつ、コントラストも向上させることが可能である。
図10は第二形態にかかる表示パネル200を説明する図であり、図3に相当する図である。表示パネル200では、表示パネル100と同様の構成のものには同じ符号を付すとともに詳しい説明は省略する。以下同様である。なお、ここでは表示パネル200の光透過部216、光散乱部217が水平方向に延び、鉛直方向に配列されるとともに、反射型のスクリーンとして用いる例を示した。しかしながら表示パネル200も表示パネル100と同様に機動性に富むものであり、表示パネル100と同様に用いることができる。
表示パネル200は、枠体101及び該枠体101の枠内に配置されるスクリーン210を有している。スクリーン210は、透光板111、該透光板111に貼合された積層体212を備えている。そして、積層体212は、接着層221、光散乱層215、基材層214、ハードコート層120を備えている。
接着層221は、積層体212を透光板111に貼り付けるための層である。
接着層221に用いられる材料は特に限定されることはないが、接着の機能を発揮させる観点からは公知の粘着剤、接着剤を用いることができる。例えばアクリル系の粘着剤を用いることができ、さらに具体的にはアクリル系共重合体とイソシアネート化合物を組み合わせた粘着剤を挙げることができる。ただし、スクリーン210の性質上透光性に優れていることが好ましく、耐候性に優れた材料によることがより好ましい。
スクリーン210では光散乱層215が、スクリーン110の光散乱層115と比較して観察者側と背面側とが反転した形状とされている。これに伴って基材層214が光散乱層215の観察者側に配置されている。
従って光散乱層215は当該反転した形態であること以外は光散乱層115と同様であり、光透過部216は光透過部116に相当し、光散乱部217は光散乱部117に相当する。
また、基材層214は光散乱層215を形成するための基材となる層である点で基材層114と共通する。従って基材層214は、透光性を有するとともに光散乱層215の変形を防止できるように支持する。かかる観点から、基材層214を構成する材料の具体例として例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等のうちの1つ以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。基材層214の厚さは特に限定されないが、25μm以上300μm以下であることが好ましい。基材層214の厚さがこの範囲を外れると、加工性に問題を生じる虞がある。例えば、基材層214が薄過ぎればしわが生じやすくなる。また、基材層214が厚過ぎれば、スクリーン210を製造する工程のうち中間工程において巻き取る際に、その巻き取りが困難になる。
このようなスクリーン210では、必ずしも保護層を必要としない点でスクリーン110に比べて層構成を簡略化することができるため、低コストで製造することができる。例えばスクリーン210は次のように製造することができる。
基材層214の一方の面に光散乱層215を形成する方法は、上記したスクリーン100の製造方法のうち、基材層114の一方の面に光散乱層115を形成する方法と同様である。ここで基材層214の他方の面には予めハードコート層120が形成されていることが好ましい。
その後、光散乱層215の面のうち基材層214とは反対側の面に接着層221を積層して積層体212を作製し、接着層221により透光板111に貼合することでスクリーン210を製造することができる。そして当該スクリーン210の四辺を縁取るように枠体101を取り付けて表示パネル200となる。
次に、表示パネル200を図1(a)、図1(b)、図2のようにして設置したときの作用について説明する。図10に模式的な光路例を示した。
映写機10(図1(a)、図1(b)参照)から出射された映像光L201は、ハードコート層120及び基材層214を透過して光散乱層215の光散乱部217に到達する。光散乱部217に到達した映像光L201は、光散乱部217によって散乱反射される。そして、散乱反射された光の一部が映写機10側、すなわち観察者側に向きが変えられる。そしてスクリーン210から出射して観察者に映像として提供される。
表示パネル200によれば、光散乱部217に達した映像光が吸収されることなく散乱反射されて観察者に出射されるので、明るい映像光を提供することができる。すなわち、映写機10からの映像光を効率よく観察者に出射することが可能である。
一方、スクリーン210の背面側からスクリーン210を通過して観察者に達する光はL202による。すなわち、背面側からの光L202は光散乱部217に達することなくスクリーン210を透過して観察者に観察される。従って、光散乱層215のうち光透過部216が配置された部分の表裏面を介して背面側からの光が観察者に提供されるので、明確に明るく表示パネル200の背面側を観察することができる。
また、機動性についても表示パネル100と同様である。
以上のように、表示パネル200によれば、表示パネル100と同様の効果を奏するものとなる。
図11は、第三の形態にかかる表示パネル300の層構成を説明する図であり、図8に相当する図である。なお、ここでは表示パネル300の光透過部116、光散乱部317が水平方向に延び、鉛直方向に配列される例を示すが、表示パネル300もその向きや移動に関しては表示パネル100と同様であり機動性に富むものとなっている。
表示パネル300は、枠体101及び該枠体101の枠内に配置されたスクリーン310を有している。スクリーン310は、背面側から透光板111、及び透光板111の観察者側に積層された積層体312を有している。そして積層体312は、背面側から接着層113、基材層314、光散乱層315、接着層118、保護層119、ハードコート層120を備えている。
スクリーン310では、透光板111、接着層113、接着層118、保護層119、及びハードコート層120は上記したスクリーン110と同様である。
基材層314は、光散乱層315を形成するための基材となる層である。従って基材層314は、透光性を有するとともに光散乱層315の変形を防止できるように支持する。かかる観点から、基材層314を構成する材料の具体例として例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等のうちの1つ以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
基材層314の厚さは特に限定されないが、25μm以上300μm以下であることが好ましい。基材層314の厚さがこの範囲を外れると、加工性に問題を生じる虞がある。例えば、基材層314が薄過ぎればしわが生じやすくなる。また、基材層314が厚過ぎれば、スクリーン310を製造する工程のうち中間工程において巻き取りが困難になる。
光散乱層315は光透過部116及び光散乱部317を有している。光散乱層315は、図11に示した断面を有して紙面奥/手前側に延在する形状を有する。すなわち、図11に表れる断面を有して光透過部116及び光散乱部317がスクリーン面に沿った一方向(本例では水平方向)に延びるように配置されるとともに、該一方向とは異なる方向(本例では鉛直方向)のスクリーン面に沿って複数の光透過部116が配列されている。そして光散乱部317は光透過部116の間に配置されている。
光透過部116はスクリーン100と同様である。
光散乱部317は、到達した光を散乱させつつ透過することができるように構成されている。
スクリーン110に備えられた光散乱部117が光を散乱反射させるのに対して、光散乱部317は光を透過させつつ散乱させるという点で異なる。光散乱部317は、光散乱部117と同様に、光透過部116間の凹部に形成される。到達した光を透過させつつ散乱させる光散乱部317を構成する材料としては、透明なバインダー樹脂と該バインダー樹脂とは屈折率が異なる透明な散乱剤とを混合させた材料が好ましい。
透明なバインダー樹脂としては光透過部116と同様のものを用いることができる。
一方、当該散乱剤としては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル及びスチレンを中心としたモノマーを重合して得られた架橋粒子が挙げられる。当該架橋粒子の具体例としては、アイカ工業株式会社製のガンツパール(登録商標)が挙げられる。上記架橋粒子は、アクリル酸エステル及びスチレンとの混合比を変えることによって、屈折率を制御することができる。例えば、アクリル比を高くすることで屈折率を1.49程度にすることができ、スチレン比を高くすることで屈折率を1.59程度にすることができる。また、散乱剤にはウレタン架橋粒子を用いることも可能である。当該ウレタン架橋粒子の具体例としては、根上工業株式会社製のアートパール(登録商標)が挙げられる。また、散乱剤は中空粒子にすることも可能である。これにより効率よく光を透過散乱することができる。
光散乱部317の他の構成についてはスクリーン110の光散乱部117と同様であることから説明を省略する。
スクリーン310の製造方法についても、光散乱部317に充填すべき材料を上記のものに変更するのみでスクリーン110と同様の方法を適用することが可能である。
次に、表示パネル300を図7(a)、図7(b)のように透過型のスクリーンとして設置したときの作用について説明する。図11に模式的な光路例を示した。
映写機20(図7(a)、図7(b)参照)から投射された映像光L301は、透光板111、接着層113、及び基材層314を透過して光散乱層315の光散乱部317に到達する。光散乱部317に到達した映像光L301は、光散乱部317に入り、該光散乱部317の作用により散乱される。そして、散乱された光は、スクリーン310から出射して観察者に映像として提供される。
スクリーン310によれば、光散乱部317に達した映像光が吸収されることなく散乱されて観察者に出射されるので、明るい映像光を提供することができる。すなわち、映写機20からの映像光を効率よく観察者に出射することが可能である。
一方、スクリーン310の背面側からスクリーン310を通過して観察者に達する光はL302による。すなわち、背面側からの光L302は光散乱部317に達することなくスクリーン310を透過して観察者に観察される。従って、光散乱層315のうち光透過部116が配置された部位の表裏面を介して背面側からの光が観察者に提供されるので、明確に明るく表示パネル300の背面側を観察することができる。
図12は、第四の形態にかかる表示パネル400の層構成を説明する図であり、図11に相当する図である。なお、ここでは表示パネル400の光透過部416、光散乱部417が水平方向に延び、鉛直方向に配列される例を示すが、表示パネル400もその向きや移動に関しては表示パネル100と同様であり機動性に富むものとなっている。
表示パネル400は、枠体101及び該枠体101の枠内に配置されたスクリーン410を有している。スクリーン410は、背面側から透光板111、及び透光板111の観察者側に積層された積層体412を有している。そして積層体412は、背面側から接着層413、光散乱層415、基材層414、ハードコート層120を備えている。
接着層413は、光散乱層415、基材層414及びハードコート層120を透光板111に貼り付けるための層である。従って、接着層413に用いられる材料は接着が可能であれば特に限定されることはなく公知の粘着剤、接着剤を用いることができる。例えばアクリル系の粘着剤を用いることができ、さらに具体的にはアクリル系共重合体とイソシアネート化合物を組み合わせた粘着剤を挙げることができる。ただし、表示パネル400の性質上透光性に優れていることが好ましく、耐候性に優れた材料によることがより好ましい。
スクリーン410では光散乱層415が、スクリーン310の光散乱層315と比較して観察者側と背面側とが反転した形状とされている。これに伴って基材層414が光散乱層415の観察者側に配置されている。
従って光散乱層415は当該反転した形態であること以外は光散乱層315と同様であり、光透過部416は光透過部116に相当し、光散乱部417は光散乱部317に相当する。
また、基材層414は基材層314と同様である。
このような表示パネル400のスクリーン410では、保護層を必ずしも必要としない点で表示パネル300のスクリーン310に比べて層構成を簡略化することができるため、低コストで製造することができる。例えばスクリーン410は次のように製造することができる。
基材層414の一方の面に光散乱層415を形成する方法は、上記したスクリーン310の製造方法のうち、基材層314の一方の面に光散乱層315を形成する方法と同様である。ここで基材層414の他方の面には予めハードコート層120が形成されていることが好ましい。
次に、表示パネル400を図7(a)、図7(b)のように透過型のスクリーンとして設置したときの作用について説明する。図12に模式的な光路例を示した。
映写機20(図7(a)、図7(b)参照)から投射された映像光L401は、透光板111、及び接着層413を透過して光散乱層415の光散乱部417に到達する。光散乱部417に到達した映像光L401は、光散乱部417に入り、該光散乱部417の作用により散乱される。そして、散乱された光は、スクリーン410から出射して観察者に映像として提供される。
表示パネル400のスクリーン410によれば、光散乱部417に達した映像光が吸収されることなく散乱されて観察者に出射されるので、明るい映像光を提供することができる。すなわち、映写機20からの映像光を効率よく観察者に出射することが可能である。
一方、スクリーン410の背面側からスクリーン410を透過して観察者に達する光はL402による。すなわち、背面側からの光L402は光散乱部417に達することなくスクリーン410を透過して観察者に観察される。従って、光散乱層415のうち光透過部416が配置された部位の表裏面を介して背面側からの光が観察者に提供されるので、明確に明るく表示パネル400の背面側を観察することができる。
10 映写機
20 映写機
100 表示パネル
101 枠体
110 スクリーン
111 透光板
112 積層体
113 接着層
114 基材層
115 光散乱層
116 光透過部
117 光散乱部
118 接着層
119 保護層
120 ハードコート層
200 表示パネル
210 スクリーン
212 積層体
214 基材層
215 光散乱層
216 光透過部
217 光散乱部
221 接着層
300 表示パネル
310 スクリーン
312 積層体
315 光散乱層
317 光散乱部
400 表示パネル
410 スクリーン
412 積層体
413 接着層
414 基材層
415 光散乱層
416 光透過部
417 光散乱部

Claims (5)

  1. 映写機から投射された映像光を観察者に視認可能に表示するスクリーンを備える表示パネルであって、
    前記スクリーンと、該スクリーンの縁に沿って配置された枠体と、を有し、
    前記スクリーンは、
    透光性を有するシート状の基材層と、
    前記基材層の一方の面に形成され、光を散乱する光散乱層と、を備え、
    前記光散乱層は、
    前記基材層の一方の面に沿って複数並べて配置され、光を透過する光透過部と、
    隣り合う前記光透過部間に配置され、光を散乱する光散乱部と、を有する、
    表示パネル。
  2. 前記光散乱部には白色又は銀色の顔料が混ぜられた樹脂が充填され、散乱反射により光を散乱する請求項1に記載の表示パネル。
  3. 前記光散乱部には透明の樹脂と、該透明の樹脂とは屈折率が異なる粒子状の光散乱剤と、が充填されている請求項1に記載の表示パネル。
  4. 前記スクリーンは縁が四辺を有する矩形であり、前記枠体は該縁を縁取るように配置された矩形枠とされ、
    前記光透過部及び前記光散乱部は所定の断面を有して前記枠体を構成する枠材のうちの少なくとも1つの枠材に平行に延びている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示パネル。
  5. 前記光散乱部の一部には、光を吸収する光吸収部位が具備されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示パネル。
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