JP2014115154A - フォトダイオードアレイ検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】受光素子に入射する光量が少ない場合でも、検出信号の値を高い精度で得ることができるフォトダイオードアレイ検出器を提供する。
【解決手段】分光素子により波長分散された光を検出するために用いられるフォトダイオードアレイ検出器であって、同一の波長範囲の光を検出する複数個の受光素子を1ユニットとして、該ユニットを前記波長分散の方向に複数並べて構成した受光素子アレイ11と、前記ユニット内の複数個の受光素子の電荷蓄積時間がそれぞれ異なるように設定する電荷蓄積時間設定手段12と、を備えることを特徴とするフォトダイオードアレイ検出器を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明はフォトダイオードアレイ検出器に関する。特に、分光素子により波長分散された光を検出するフォトダイオードアレイ検出器に関する。
分光光度計では、光源から発した光を試料に照射し、試料と相互作用した後の光(透過光など)を分光素子により波長分散して各波長毎の強度を検出する。このような分光光度計では、例えば、光源としてハロゲンランプや重水素ランプ、分光素子として回折格子、検出器としてフォトダイオードアレイ検出器が用いられる。
このような分光光度計は、例えば液体クロマトグラフの検出部において用いられる。その要部構成を図1に示す。光源1から発せられた光はレンズ2により集光され、試料セル3に照射される。試料セル3には図示しないカラムにおいて時間的に分離された試料中の成分が移動相と共に流れ込み、特定波長の光を吸収した後、ドレインに排出される。試料セル3を透過した光は、スリット4を通過した後、凹面回折格子5により波長分散されてフォトダイオードアレイ検出器6で検出される。フォトダイオードアレイ検出器6からの検出信号は、試料成分を同定したり、試料成分の濃度を決定するために用いられる。
フォトダイオードアレイ検出器6は、例えば1000個の素子が1次元アレイ状に並べられて構成されており、最短の波長の光が1番目の素子に、最長の波長の光が1000番目の素子に入射するように配置されている。各受光素子に入射した光は電荷に変換され蓄積される。そして、所定時間蓄積された電荷は取り出されて検出信号となる。受光素子に蓄積可能な電荷量には上限があるため、電荷蓄積時間は受光素子に蓄積される電荷が飽和しないように設定される。
ハロゲンランプや重水素ランプから放射される光の強度は波長によって異なる。前記のように、電荷蓄積時間を、これらの光源から発せられる光の強度(以下、「光源の光強度」とする。)が最大となる波長を基準に設定してしまうと、光源の光強度が小さい波長領域では検出信号が小さくなり、ノイズに埋もれてしまう。そこで、従来、フォトダイオードアレイ検出器を構成する各受光素子の電荷蓄積時間を、各波長領域の光強度に応じて設定することにより、光強度が小さい波長領域においても高いS/N比を保つ工夫がなされている(例えば特許文献1)。通常、各受光素子の電荷蓄積時間は、試料成分による光の吸収がない状態(試料セル3に移動相のみを流通させた状態)で各受光素子に蓄積される電荷が飽和容量に達する時間にそれぞれ設定される。
特開平8-15013号公報
上記のような波長毎に異なる電荷蓄積時間の設定がなされた分光光度計であっても、試料成分が高濃度である場合には、該試料成分が光を吸収する波長範囲において受光素子に入射する光量が少なくなり、蓄積される電荷量が少なくなる。その結果、ノイズの影響が大きくなって検出信号の値の精度が低下してしまう。検出信号の値の精度が低いと、検量線を用いて該試料成分の濃度を求める際に試料成分の濃度を正確に求めることができない、という問題が生じる。
本発明が解決しようとする課題は、受光素子に入射する光量が少ない場合でも、検出信号の値を高い精度で得ることができるフォトダイオードアレイ検出器を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、分光素子により波長分散された光を検出するために用いられるフォトダイオードアレイ検出器であって、
a) 同一の波長範囲の光を検出する複数個の受光素子を1ユニットとして、該ユニットを前記波長分散の方向に複数並べて構成した受光素子アレイと、
b) 前記ユニット内の複数個の受光素子の電荷蓄積時間がそれぞれ異なるように設定する電荷蓄積時間設定手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るフォトダイオードアレイ検出器では、同一の波長範囲の光を検出する複数個の受光素子を1ユニットとし、該ユニットを波長分散の方向に複数並べて受光素子アレイを構成する。1ユニット内に含まれる複数の受光素子は、それらの受光素子が同一の波長範囲の光を検出するように隣接して配置する。具体的には、複数の受光素子を1列に並べたり、格子状に並べて配置する。
例えば、2個の受光素子を1ユニットとする場合、2個の受光素子を波長分散の方向と同一の方向に並べて、全体として1次元アレイ状に受光素子を配列してもよく、あるいは、2個の受光素子を波長分散の方向と直交する方向に並べて、全体として2次元アレイ状に受光素子を配列してもよい。
また、例えば、4個の受光素子を1ユニットとする場合には、上記のような配列のほか、受光素子を2個×2個の格子状に配列して1ユニットを構成し、それらを波長分散の方向に並べて受光素子アレイを構成することもできる。
1次元アレイ状に受光素子を配列する場合、ユニット内の複数個の受光素子が検出する光の波長はそれぞれ異なるが、該ユニット内の受光素子により検出される波長範囲の全体を上記の同一の波長範囲として取り扱う。
本発明に係るフォトダイオードアレイ検出器では、各ユニットが受光する波長範囲における光源の光強度等を考慮して、それぞれのユニットの電荷蓄積時間を個別に設定する。上記のいずれのように受光素子を配列する場合でも、例えば、このフォトダイオードアレイ検出器を用いて試料を通過した透過光を測定する場合には、或る1つのユニット内の第1の受光素子の電荷蓄積時間は、試料成分による光の吸収がない状態(試料セルに移動相のみを流通させた状態)で電荷蓄積量が飽和する時間に設定する。同ユニットの第2の受光素子の電荷蓄積時間は、第1の受光素子の電荷蓄積時間よりも長く設定する。第3以降の受光素子が存在する場合には、順次、電荷蓄積時間が長くなるように設定する。
本発明に係るフォトダイオード検出器を用いて上記のように各受光素子の電荷蓄積時間を設定することにより、受光素子に入射する光量が少ない場合でも、第2以降の受光素子によって精度が高い検出信号の値を得ることができる。
本発明に係るフォトダイオードアレイ検出器は、さらに、
c) 前記1ユニット内の複数個の受光素子からそれぞれ得られた検出信号の値が予め設定された範囲内であるかを判定し、その結果に基づいて、該ユニットの検出信号の値を決定する信号値決定手段と
を備えることが望ましい。
この態様では、適切な精度を有する値の幅を上記範囲として予め設定しておき、1ユニットに含まれる複数の受光素子からそれぞれ得られた検出信号の値が該範囲内であるかを信号値決定手段に判定させて該ユニットの検出信号の値を決定させることで、各ユニットの検出信号の値をそれぞれ適切な精度を有するものとすることができる。
例えば、前記信号値決定手段は、各ユニットに含まれる複数の受光素子から得られた検出信号を、次のように取り扱う。まず、検出信号比較手段は、1ユニット内で最も短い電荷蓄積時間が設定された第1の受光素子から得られた検出信号の値が、予め設定された範囲内(予め設定された閾値以上、検出信号の最大値未満)であるか否かを判定する。閾値は、ノイズの影響が小さく、検出信号の値が高い精度を有すると判断できるような値に設定する。第1の受光素子から得られた検出信号の値が前記範囲内である場合には、検出信号決定手段は、その検出信号の値に基づいて当該ユニットが検出した波長範囲の光に対する検出信号の値を決定する。
一方、第1の受光素子から得られた検出信号の大きさが前記閾値よりも小さい場合には、検出信号比較手段は、第2の受光素子から得られた検出信号の値が前記予め設定された範囲内であるか否かを判定する。この値がこの範囲内である場合には、検出信号決定手段は、第2の受光素子から得られた検出信号の値に基づいて当該ユニットが検出した波長範囲の光に対する検出信号の値を決定する。第3以降の受光素子が存在する場合には、それらについても上記同様に判定を繰り返し、検出信号の値を決定する。ただし、判定を繰り返した結果、1ユニット内で最も長い電荷蓄積時間が設定された受光素子に到達した場合には、該受光素子の検出信号の値に基づいて当該ユニットの検出信号の値を決定する。ここでは、1ユニット内で最も短い電荷蓄積時間が設定された受光素子から順に判定を行う場合について説明したが、逆に、1ユニット内で最も長い電荷蓄積時間が設定された受光素子から順に判定を行うようにしてもよい。
ここでは、本発明に係るフォトダイオードアレイ検出器を用いて、試料を通過した透過光を測定する場合の電荷蓄積時間の設定及び検出信号処理の一例を説明したが、試料からの蛍光を測定する場合には第2の受光素子の電荷蓄積時間を第1の受光素子の電荷蓄積時間よりも短く設定するなど、適宜に変更することができる。
本発明に係るフォトダイオード検出器では、第1の受光素子に加えて、第1の受光素子よりも長い電荷蓄積時間が設定された、少なくとも1つの受光素子により検出した信号を併用する。そのため、各ユニットに含まれる複数の受光素子から得られた信号の中から精度の高い検出器の値を得て当該ユニットが検出した波長領域における検出信号とする。従って、受光素子に入射する光量が少ない場合でも、検出信号の値を高い精度で得ることができる。
液体クロマトグラフの検出部に用いられる分光光度計の要部構成図。 実施例1に係るフォトダイオードアレイ検出器の構成を説明する図。 実施例1に係るフォトダイオードアレイ検出器における、各受光素子の電荷蓄積時間を説明する図。 実施例2に係るフォトダイオードアレイ検出器の構成を説明する図。 本発明に係るフォトダイオードアレイ検出器の変形例の構成を説明する図。
本発明に係るフォトダイオードアレイ検出器に関する複数の実施例について、以下、図面を参照して説明する。
実施例1のフォトダイオードアレイ検出器は、液体クロマトグラフの検出部(図1参照)において用いられる。実施例1のフォトダイオードアレイ検出器の要部構成を図2に示す。このフォトダイオードアレイ検出器は、受光素子アレイ11、電荷蓄積時間設定部12、及び信号値決定部13を備えている。受光素子アレイ11は、凹面回折格子5の波長分散方向に2N個の受光素子を並べて構成されている。受光素子アレイ11では、隣接する2個が1ユニットを構成しており、順に、受光素子1a,1b(ユニット1)、受光素子2a, 2b(ユニット2),…、受光素子Na, Nb(ユニットN)となっている。そして、各ユニットに含まれる2個の受光素子が検出する波長範囲全体が1つの波長範囲として取り扱われる。
実施例1の受光素子アレイ11を構成する各受光素子に蓄積される電荷が飽和容量に達した状態で得られる検出信号の値(上限値)は1×M、試料成分の濃度を求めるために必要な精度を担保できる(ノイズの影響が小さいと判断できる)検出信号の下限値は10-2×Mである。つまり、精度よく得られる検出信号の上限値と下限値の比は100である。
電荷蓄積時間設定部12が各受光素子に設定する電荷蓄積時間を図3に示す。受光素子1a, 2a, …, Naの電荷蓄積時間はそれぞれ、試料による光の吸収がない状態(試料セル3に移動相のみを流通させた状態)で各受光素子に蓄積される電荷が飽和容量に達する時間(1×t1, 1×t2, …, 1×tN)に設定されている。一方、受光素子1b, 2b, …, Nbの電荷蓄積時間はそれぞれ、102×t1, 102×t2, …, 102×tNに設定されている。つまり、受光素子1b, 2b, …, Nbの電荷蓄積時間は、上述した、精度よく得られる検出信号の上限値と下限値の比に基づいて設定されている。
ここで、ユニット1内の受光素子1a, 1bについて詳しく説明する。上述したとおり、実施例1の受光素子において精度よく得られる検出信号の上限値と下限値の比は100である。従って、受光素子1aにより検出可能な光強度の上限をImaxとすると、受光素子1aでは10-2×Imax〜1×Imaxの光強度を有する光を精度よく検出することができる。また、入射光の強度が1×Imax、10-2×Imaxである場合の検出信号の値は、それぞれ1×M、10-2Mである。しかし、光強度が10-2×Imaxよりも弱い場合には、検出信号の値が10-2×Mよりも小さくなり、ノイズの影響が大きくなるため、受光素子1aではその光強度を精度よく検出することができない。
受光素子1bの電荷蓄積時間は、受光素子1aの電荷蓄積時間の100倍に設定されている。従って、光強度が10-2×Imaxである場合に受光素子1bから得られる検出信号は1×Mとなる。また、受光素子1bが検出可能な光強度の下限は10-4×Imaxとなり、このときに得られる検出信号が10-2×Mとなる。つまり、受光素子1bにより精度良く検出可能な光強度の範囲は10-4×Imax〜10-2×Imaxである。
ユニット1内の受光素子1a, 1bから得られた検出信号は、信号値決定部13により次のように処理される。まず、受光素子1aから得られた検出信号の値が、10-2×M以上1×M未満であるか否かを判定する。受光素子1aから得られた検出信号の値がこの範囲内である場合には、その検出信号の値に基づいてユニット1の検出信号の値を決定する。一方、受光素子1aから得られた検出信号の値が10-2×Mよりも小さい場合には、受光素子1bから得られた検出信号の値に基づき、当該ユニットが検出した波長範囲の光に対する検出信号の値を決定する。
ここではユニット1に関してのみ説明したが、他のユニットについても同様である。従来の構成のフォトダイオードアレイ検出器では、1つの波長範囲の光を検出する受光素子は1個であるため、精度よく検出可能な光強度の範囲は10-2×Imax〜1×Imaxであったが、実施例1のフォトダイオードアレイ検出器を用いることで、これを10-4×Imax〜1×Imaxに拡張することができる。
次に、実施例2のフォトダイオードアレイ検出器について説明する。実施例1のフォトダイオードアレイ検出器と同じ構成等については説明を省略し、実施例1と異なる点についてのみ説明する。実施例2のフォトダイオードアレイ検出器も受光素子アレイ11a及び電荷蓄積時間設定部12a、信号値決定部13aを備えている。
実施例2では、図4に示すように、1ユニットを3個の受光素子により構成し、それらを波長分散の方向と垂直な方向に並べて受光素子アレイ11aを構成している。実施例1のフォトダイオードアレイ検出器では2個の受光素子を波長分散の方向と同じ方向に並べて1ユニットを構成するため、1つの波長範囲の光を検出する受光素子が1個である従来のフォトダイオードアレイ検出器と比べた場合、波長分解能が約半分に低下する。しかし、実施例2のように構成することにより、波長分解能を低下させることなく、精度よく検出可能な光強度の範囲を拡張することができる。
実施例2では、ユニット1内の3つの受光素子1a, 1b, 1cの電荷蓄積時間をそれぞれ1×t1, 102×t1, 104×t1に設定する。精度よく得られる検出信号の上限値と下限値の比に基づいて、各ユニット内のそれぞれ受光素子の電荷蓄積時間を設定するという考え方は実施例1と同じである。
信号値決定部13bによるユニット1内の受光素子1a, 1b, 1cから得られた検出信号の取り扱いも、実施例1と同様である。受光素子1aから得られた検出信号の値が10-2×M以上1×M未満である場合には、受光素子1aから得られた検出信号の値に基づいてユニット1の検出信号の値を決定する。そうでない場合には、受光素子1bから得られた検出信号の値が上記範囲内であるかを判定し、その値が上記範囲内である場合には、受光素子1bから得られた検出信号の値に基づいてユニット1の検出信号の値を決定する。受光素子1bから得られた検出信号の値が10-2×Mよりも小さい場合には、受光素子1cから得られた検出信号の値に基づいてユニット1の検出信号の値を決定する。
上記実施例はいずれも一例であって、本発明の趣旨に沿って適宜に変更することができる。例えば、図5に示すように、受光素子を2個×2個の格子状に配列して1ユニットとし、それらを波長分散の方向に並べて受光素子アレイ11bを構成してもよい。この例の場合にも、各受光素子の電荷蓄積時間は電荷蓄積時間設定部12bにより設定され、各ユニットが検出した波長範囲の光に対する検出信号の値は信号値決定部13bにより決定される。
上記実施例では、受光素子1b, 2b, …, Nbの電荷蓄積時間を、使用する受光素子において精度よく得られる検出信号の上限値と下限値の比に基づいて設定したが、電荷蓄積時間の設定方法はこれに限られない。具体的には、前記の比が100である場合には、受光素子1a, 1b, ・・・の電荷蓄積時間の比を100以下に設定しておけば、1ユニットに含まれる複数の受光素子のいずれかにより確実に精度よく検出信号を得ることができる。受光素子1a, 1b, ・・・の電荷蓄積時間の比を小さく設定すると、1ユニット内の複数の受光素子から得られる検出信号の値が上述した範囲内になる場合があり得る。そのような場合には、より大きな検出信号の値を優先して当該ユニットの検出信号の値を決定したり、平均処理を行って当該ユニットの検出信号の値を決定したりすればよい。
上記実施例では、1ユニット内で最も短い電荷蓄積時間が設定された受光素子から順に判定を行う場合について説明したが、これとは逆に、1ユニット内で最も長い電荷蓄積時間が設定された受光素子から順に判定を行うようにしてもよい。
また、上記実施例では、フォトダイオードアレイ検出器を液体クロマトグラフの検出部に使用することを想定し、受光素子1aの電荷蓄積時間を基準として、受光素子1b, 1cの電荷蓄積時間が順に長くなるように設定した。しかし、例えば、発光スペクトルを測定するために本発明に係るフォトダイオードアレイ検出器を用いる場合には、受光素子1aの電荷蓄積時間を基準として、受光素子1b, 1cの電荷蓄積時間が順に短くなるように設定してもよい。
1…光源
2…レンズ
3…試料セル
4…スリット
5…凹面回折格子
6…フォトダイオードアレイ検出器
10…フォトダイオードアレイ検出器
11、11a、11b…受光素子アレイ
12、12a、12b…電荷蓄積時間設定部
13、13a、13b…信号値決定部

Claims (2)

  1. 分光素子により波長分散された光を検出するために用いられるフォトダイオードアレイ検出器であって、
    a) 同一の波長範囲の光を検出する複数個の受光素子を1ユニットとして、該ユニットを前記波長分散の方向に複数並べて構成した受光素子アレイと、
    b) 前記ユニット内の複数個の受光素子の電荷蓄積時間がそれぞれ異なるように設定する電荷蓄積時間設定手段と、
    を備えることを特徴とするフォトダイオードアレイ検出器。
  2. c) 前記1ユニット内の複数個の受光素子からそれぞれ得られた検出信号の値が予め設定された範囲内であるかを判定し、その結果に基づいて、該ユニットが検出した波長範囲の光に対する検出信号の値を決定する信号値決定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のフォトダイオードアレイ検出器。
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