JP2014113670A - リムレス眼鏡用レンズ加工装置 - Google Patents

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則夫 沖本
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Abstract

【課題】 リムレス眼鏡用レンズに対してフレームを片側2点留めするための2孔加工を正確かつ効率的に行えるだけでなく、2孔の配置や間隔が異なる多様な加工バリエーションに対応することができ、しかも、装置コストも安価に抑えられるリムレス眼鏡用レンズ加工装置を提供すること。
【解決手段】 レンズ固定台1と;ドリル装置2と;ドリル位置調節機構3と;データ記憶装置4と;モデルデータを記憶するための入力手段E1と;任意のモデルデータを選択するための入力手段E2と;基準位置を決定するための入力手段E3と;ドリル装置2を起動・停止させるための入力手段E4と;各入力手段や選択されたモデルデータ、ドリルビット21の位置情報に基いてロック機構32の制御を行うロック制御プログラム及びこのプログラムを実行する中央処理装置6とからレンズ加工装置を構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ加工装置の改良、詳しくは、リムレス眼鏡用レンズに対してフレームを片側2点留めするための2孔加工を正確かつ効率的に行えるだけでなく、2孔の配置や間隔が異なる多様な加工バリエーションに対応することができ、しかも、装置コストも安価に抑えられるリムレス眼鏡用レンズ加工装置に関するものである。
周知のとおり、眼鏡フレームには、フルリム型やハーフリム型のフレームだけでなく、ブリッジとヨロイをレンズに直接固定するリムレス型のフレームも存在するが、リムレス型のフレームは、レンズに一点で固定すると固定部分が回転してフレームの角度が変わってしまうため、フレームの空回りが起こらない固定方法を採用する必要がある。
そして、上記フレームの空回りを防止する方法としては、レンズに楕円型の止着孔を設ける方法や、レンズ外周面に当接させるツメ部をフレームに設ける方法が公知となっているが、前者の方法は、レンズの孔開け加工の難度が高くなる欠点があり、また後者の方法についても、ツメ部の形状に合ったレンズしか選べないという欠点がある。
また他にも、リムレス眼鏡では、レンズ両側に止着孔を二つずつ設けて二点でフレームを固定する方法も採用されており、この方法であれば、レンズの孔開け加工が容易になるだけでなく、2孔の間隔を予め決めておくことで、同じ型のフレーム(またはレンズ)に様々な形状のレンズ(またはフレーム)を取り付けることも可能となる。
そこで、従来においては、上記フレームを固定する2孔をレンズに穿設するためのドリル装置も開発されているが(特許文献1,2参照)、これらは、玉摺機としての機能やレンズ形状の測定機能を備えた非常に高価な装置であるため、販売量が多い小売店しか購入することができないというコストパフォーマンスの面での難点がある。
しかも、上記ドリル装置では、入力された各孔の座標位置にドリルビットが自動的に移動し、全ての孔開けが終わるまで連続的に加工が行われるため、加工を中断して孔の位置を途中で変更するといった操作を行うことができない。また、数値入力が誤っていた場合でも加工が終わった後にしかそのミスを発見できないため、入力ミスの修正も難しい。
他方、上記レンズの孔開け加工に使用する道具としては、穿孔具による孔開け作業を容易に行えるようにする治具も開発されているが(特許文献1)、このような治具を用いた方法では、正確な位置に孔開けを行うことが難しいだけでなく、レンズ形状や加工パターンごとに治具を個別に用意する必要があるため、準備に手間がかかる。
また、本件出願人も、以前にレンズの孔開けを行うドリル装置を開発しているが(特許文献4参照)、この装置では、1孔ずつの加工が前提となっているため、2孔の孔開け加工を効率的に行うことができない。またこの装置では、位置座標の登録も1孔ずつ行う必要があるため、2孔加工のバリエーションが多いと管理や選択が難しくなる。
特開2005−238378号公報 特開2007−229862号公報 特開2005−14113号公報 特開2008−96558号公報
そこで本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、リムレス眼鏡用レンズに対してフレームを片側2点留めするための2孔加工を正確かつ効率的に行えるだけでなく、2孔の配置や間隔が異なる多様な加工バリエーションに対応することができ、しかも、装置コストも安価に抑えられるリムレス眼鏡用レンズ加工装置を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、レンズLを固定するためのレンズ固定台1と;このレンズ固定台1に固定されたレンズLの上方にドリルビット21が配置され、かつ、このドリルビット21を昇降せしめる可動部を備えたドリル装置2と;このドリル装置2のドリルビット21を、レンズLの面方向にスライドさせて位置調整するための機構であって、X・Y軸方向のスライドガイド31・31とロック機構32を備えたドリル位置調節機構3と;レンズLのブリッジB取付け側、或いはテンプルT取付け側のサイドに並べて配置する第一止着孔H1と第二止着孔H2の基準位置からの距離をワンセットで含むモデルデータが記憶されるデータ記憶装置4と;データ記憶装置4にモデルデータを記憶するための入力手段E1と;データ記憶装置4に記憶された複数のモデルデータから任意のモデルデータを選択するための入力手段E2と;レンズ上縁部の基準位置T及びレンズ側縁部の基準位置Sを決定するための入力手段E3と;ドリル装置2を起動・停止させるための入力手段E4と;これらの各入力手段や選択されたモデルデータ、ドリルビット21の位置情報に基いてロック機構32の制御を行うロック制御プログラム及びこのプログラムを実行する中央処理装置6とからレンズ加工装置Aを構成する一方、
前記モデルデータには、レンズ上縁部の基準位置Tから第一止着孔H1までのY軸方向の距離、レンズ側縁部の基準位置Sから第一止着孔H1までのX軸方向の距離、およびレンズ側縁部の基準位置S又は第一止着孔H1の位置から第二止着孔H2までのX軸方向の距離を含めると共に、
前記ロック制御プログラムに、レンズ上縁部の基準位置Tを決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に第一止着孔H1までのY軸方向の距離を読み込むプログラムと;ドリルビット21をレンズ上縁部を始点として読み込んだY軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のY軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
レンズ側縁部の基準位置Sを決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に第一止着孔H1までのX軸方向の距離を読み込むプログラムと;ドリルビット21をレンズ側縁部を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
第一止着孔H1の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、或いは第一止着孔H1の位置を基準位置に決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に、レンズ側縁部の基準位置S又は第一止着孔H1の位置から第二止着孔H2までのX軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット21を第一止着孔H1を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムとを備えて構成した。
また更に、データ記憶装置4に、レンズLの第一止着孔H1と第二止着孔H2が設けられるサイドと反対側のサイドに設けられる第三止着孔H3及び第四止着孔H4の基準位置からの距離をワンセットで含むモデルデータを記憶させる場合には、
前記モデルデータに、レンズ上縁部の基準位置Tから第三止着孔H3までのY軸方向の距離、レンズ側縁部の基準位置Sから第三止着孔H3までのX軸方向の距離、及びレンズ側縁部の基準位置S又は第三止着孔H3の位置から第四止着孔H4までのX軸方向の距離を含めると共に、
ロック制御プログラムに、第二止着孔H2の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、データ記憶装置4から中央処理装置6にレンズ上縁部の基準位置Tから第三止着孔H3までのY軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット21を第三止着孔H3を始点として読み込んだY軸方向の位置まで移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のY軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
レンズ側縁部の基準位置Sを決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に第三止着孔H3までのX軸方向の距離を読み込むプログラムと;ドリルビット21をレンズ側縁部を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
第三止着孔H3の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、或いは第三止着孔H3の位置を基準位置に決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に、レンズ側縁部の基準位置S又は第三止着孔H3の位置から第四止着孔H4までのX軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット21を第三止着孔H3を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムとを含めることで、レンズL両側の4孔加工を効率的に行うことができる。
また、上記ロック制御プログラムについては、第一止着孔H1の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、或いは第一止着孔H1の位置を基準位置に決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に、レンズ上縁部の基準位置T又は第一止着孔H1の位置から第二止着孔H2までのY軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット21を第一止着孔H1を始点として読み込んだY軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムとを含めることで、第一止着孔H1の斜め横に配置された第二止着孔H2の孔開け加工にも対応することができる。
一方、上記ドリル位置調節機構3のロック機構32に関しては、ドリルビット21に固定された電磁石32aと、X・Y軸のスライドガイド31・31に沿って配設された強磁性板32bとから構成することができ、この構成を採用すれば、制御装置61からの指令に従い前記電磁石32aを励磁して、この電磁石32aに強磁性板32bを吸着させることでドリルビット21の動きをロックすることができる。
本発明では、ドリル装置のデータ記憶装置に、少なくともレンズ片側に穿設する2孔の位置データをセットで記憶させると共に、一番目の孔の位置を、レンズ上縁部及びレンズ側縁部の基準位置からの距離、二番目の孔の位置を、一番目の孔の位置からの距離によって特定し、更にこれらの位置まで手動で移動させたドリルビットを、ロック制御で自動的に固定可能としたことにより、素人でも2孔加工を簡単に行うことが可能となる。
しかも、本発明では、二つの基準位置(レンズ上縁部及びレンズ側縁部)からのX軸方向及びY軸方向の距離を基に一番目の孔の位置を特定しているため、レンズ形状を測定しなくても孔開け加工の位置精度を充分に高めることができる。またこれによって、穿孔具と治具を用いた方法よりも正確な加工を行うことができる。
また、本発明のドリル装置は、ドリルビットを手動で移動させる構造を採用しているため、一つ目の孔を開けた後に加工を中断して、二つ目の孔の位置を途中で変更することもできる。また、ドリルビットを入れる位置をしっかりと目で確認しながら加工を行えるため、位置データが誤っていた場合でも、穿孔前にチェックして修正することができる。
そしてまた、本発明では、ドリル装置のデータ記憶装置に2孔の位置データをセットで記憶させているため、1孔ずつデータを記憶させるよりも登録データの管理を容易に行うことができる。また、加工バリエーションの増加によって、登録データ数が膨大になる心配もないため、使用者が登録データから任意のデータを容易に選択できる。
また他にも、本発明では、玉摺機の機能やレンズ形状の測定機能を設ける必要がないため、装置コストを安価に抑えることもできる。また、これによって導入時のコスト負担を軽減することが可能となるため、眼鏡の販売量の少ない小売店であっても比較的気軽に装置を導入することができる。
したがって、本発明により、小売店の店員でもレンズの孔開け加工を簡単に行うことができるだけでなく、レンズやフレームの形状に応じて加工バリエーションを増やした場合でも容易に対応できるリムレス眼鏡用レンズの加工装置を安価に提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明の実施例1におけるレンズ加工装置を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例1におけるレンズ加工装置を表わす部分拡大図である。 本発明の実施例1におけるロック制御部を表わすブロック図である。 本発明の実施例1における操作パネルを表わす部分拡大図である。 本発明の実施例1におけるモデルデータを表わす説明図である。 本発明の実施例1における入力手段を表わす説明図である。 本発明の実施例1における入力手段を表わす説明図である。 本発明の実施例1におけるドリルビットの移動手順を表わす説明図である。
『実施例1』
まず本発明の実施例1について、図1から図8に基いて説明する。なお同図において、符号1で指示するものは、レンズ固定台であり、符号2で指示するものは、ドリル装置である。また符号3で指示するものは、ドリル位置調節機構であり、符号4で指示するものは、データ記憶装置である。また符号5で指示するものは、操作パネルであり、符号6で指示するものは、制御装置である。
[レンズ加工装置の構成について]
この実施例1では、レンズ加工装置Aを、レンズLを固定するためのレンズ固定台1、及びこのレンズ固定台1に固定したレンズLの上方にドリルビット21が配置され、かつ、このドリルビット21を昇降させる可動部を備えたドリル装置2、及びこのドリル装置2のドリルビット21を、固定されたレンズLの面方向にスライドさせて位置調整するドリル位置調節機構3を含んで構成している(図1参照)。
また本実施例では、上記レンズ加工装置Aに、左右レンズL・Lを二つ並べて固定できるレンズ固定台1を使用し、また、上記ドリル装置2には、可動部を利用してドリルビット21を昇降操作するためのハンドル部22を設けると共に、角度調節レバーVによってドリルビット21の左右角度を5°単位で調節できるようにしている。
また、上記レンズ加工装置Aには、ドリルビット21の前後角度を調節するための調整ダイアルQ1、ドリルビット21の回転速度を調節するための調整ダイアルQ2、および装置の電源スイッチPを設けている。そしてまた、上記ドリル装置2のドリルビット21は、脱着可能に構成して任意の寸法のドリルビット21に交換できるようにしている。
また本実施例では、上記ドリル位置調節機構3を、X軸方向(固定したレンズLの縦幅方向)およびY軸方向(固定したレンズLの横幅方向)のスライドガイド31・31を備えた構造としている。また更に、上記ドリル位置調節機構3には、各スライドガイド31・31上でのドリル装置2の移動を強制的に停止させるロック機構32を設けている。
また更に本実施例では、上記ドリル位置調節機構3のロック機構32を、図2に示すようにドリルビット21に固定した電磁石32aと、X・Y軸のスライドガイド31・31に沿って配設した強磁性板32bとから構成し、通電により励磁させた電磁石32aに強磁性板32bを吸着させてドリルビット21の移動をロックできるようにしている。
一方、上記レンズ加工装置Aには、図3に示すように、主記憶装置41と補助記憶装置42から成るデータ記憶装置4、図4に示す入力部51と液晶表示部52を備えた操作パネル5、及び制御装置61と演算装置62を備えた中央処理装置6を設けている。また、中央処理装置6の制御装置61は、上記ドリル位置制御機構3のロック機構32に接続している。
なお本実施例では、上記操作パネル5の入力部51に、クリアボタン51a、モードボタン51b、リムーブボタン51c、セットボタン51d、記憶・呼出ボタン51e、ドリルon/offボタン51fを設けており、これらのボタンの押し方(普通押しと長押し)とボタンの組み合わせ、押し順によって様々な入力操作を可能としている。
また、上記データ記憶装置4には、レンズLのテンプルT取付け側のサイドに並べて配置する第一止着孔H1と第二止着孔H2、及びブリッジT取付け側のサイドに並べて配置する第三止着孔H3と第四止着孔H4の位置データをモデルデータD1・D2…(図5参照)としてワンセットで記憶させている。
ちなみに、上記モデルデータD1・D2…の位置データには、レンズ上縁部の基準位置Tから第一止着孔H1までのY軸方向の距離、レンズ側縁部の基準位置Sから第一止着孔H1までのX軸方向の距離、および第一止着孔H1の位置から第二止着孔H2までのX軸方向の距離、レンズ上縁部の基準位置Tから第三止着孔H3までのY軸方向の距離、レンズ側縁部の基準位置Sから第三止着孔H3までのX軸方向の距離、及び第三止着孔H3の位置から第四止着孔H4までのX軸方向の距離が含まれる。
[入力手段について]
次に、上記モデルデータD1・D2…を登録するための入力手段E1を図6に基いて以下に説明する。まず、クリアボタン51aの長押しと普通押しを一度ずつ行って数値入力モードに移行する(図示せず)。その後、記憶・呼出ボタン51eの[1]を押して入力画面(表示:左側に“TOP”,Y側に点滅カーソル)に移行する(step1)。
次いで、上記step1後に移行した入力画面において、レンズ上縁部の基準位置Tから第一止着孔H1までのY軸方向の距離をセットボタン51dを押して入力する。その後、再度、記憶・呼出ボタン51eの[1]を押して入力値を決定する(step2)。
次いで、上記step2後に移行した入力画面(表示:左側に“Xコバ”,X側に点滅カーソル)で、レンズ側縁部の基準位置Sから第一止着孔H1までのX軸方向の距離をセットボタン51dを押して入力する。その後、step1と同様、記憶・呼出ボタン51eの[1]をもう一度押して入力値を決定する(step3)。
次いで、上記step3後に移行した入力画面(表示:左側に“2アナ”,X側に点滅カーソル)で、第一止着孔H1の位置から第二止着孔H2までのX軸方向の距離をセットボタン51dを押して入力する。その後、記憶・呼出ボタン51eの[2]を押して入力値を決定する(step4)。
次いで、上記step4後に移行した入力画面(表示:左側に“3アナ”,Y側に点滅カーソル)で、レンズ上縁部の基準位置Tから第三止着孔H3までのY軸方向の距離をセットボタン51dを押して入力する。その後、記憶・呼出ボタン51eの[3]を押して入力値を決定する(step5)。
次いで、上記step5後に移行した入力画面(表示:左側に“3アナ”,X側に点滅カーソル)で、レンズ側縁部の基準位置Sから第三止着孔H3までのX軸方向の距離をセットボタン51dを押して入力する。その後、記憶・呼出ボタン51eの[3]を押して入力値を決定する(step6)。
次いで、上記step6後に移行した入力画面(表示:左側に“4アナ”,X側に点滅カーソル)で、第三止着孔H3の位置から第四止着孔H4までのX軸方向の距離をセットボタン51dを押してを入力する。その後、記憶・呼出ボタン51eの[4]を押して入力値を決定する(step7)。
そして最後に、上記step7後に移行した画面に表示されたモデル番号を確認した後、クリアボタン51aを押してモデルデータDの登録を完了する(step8)。更に上記入力手段E1によるモデルデータD1・D2…の登録をモデルパターン毎に行ってデータ記憶装置4に記憶させる。
次に、上記データ記憶装置4に記憶させた複数のモデルデータD1・D2…から任意のモデルデータDnを選択するための入力手段E2を図7に基いて説明する。まずクリアボタン51aの長押しを二度行ってモデルデータ選択画面に移行する。その後、セットボタン51dとリムーブボタン51cでモデルデータを選択し、クリアボタン51aを押して決定する。
次に、上記レンズ上縁部の基準位置T及びレンズ側縁部の基準位置Sを決定するための入力手段E3について説明する。まずレンズ上縁部の基準位置Tについては、上記入力手段E2でモデルデータDnを選択した後、ドリルビット21をレンズ上縁部の頂点位置に合わせ、クリアボタン51aを押して決定する。
一方、レンズ側縁部の基準位置Sについては、上記レンズ上縁部の基準位置Tから、ドリルビット21をX軸方向に所定距離だけ動かしてX軸方向の動きロックした後、ドリルビットを第一止着孔H1に近いレンズ側縁部に合わせ、クリアボタン51aを押して決定する。
また、第三止着孔H3に近いレンズ側縁部の基準位置Tも同様の手順で決定する。
次に、上記ドリル装置2を起動・停止させるための入力手段E4について説明する。まずドリルビット21を第一止着孔H1、第二止着孔H2、第三止着孔H3、第四止着孔H4の何れかの位置に合わせて、ドリルビット21のX軸方向とY軸方向の動きをロックした後、ドリルon/offボタン51fを押してドリル装置2を起動する。また孔開け完了後は、もう一度ドリルon/offボタン51fを押してドリル装置2を停止する。
そして、レンズ加工装置Aのデータ記憶装置4には、上記各入力手段Eや選択されたモデルデータDn、ドリルビット21の位置情報に基いてロック機構32の制御を行うロック制御プログラムを記憶させて、このロック制御プログラムを中央処理装置6によって実行している。なお本実施例では、制御装置61からの指令で励磁させた電磁石32aに強磁性板32bを吸着させてドリルビット21のロック制御を行っている。
[ロック制御プログラムについて]
次に、上記ロック制御プログラムについて詳細に説明する。まずロック制御プログラムには、レンズ上縁部の基準位置Tを決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に第一止着孔H1までのY軸方向の距離を読み込むプログラムと、ドリルビット21をレンズ上縁部を始点として読み込んだY軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のY軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムを含める。
また、上記ロック制御プログラムには、レンズ側縁部の基準位置Sを決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に第一止着孔H1までのX軸方向の距離を読み込むプログラムと、ドリルビット21をレンズ側縁部を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムも含める。
そしてまた、上記ロック制御プログラムには、第一止着孔H1の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に、レンズ側縁部の基準位置S又は第一止着孔H1の位置から第二止着孔H2までのX軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと、ドリルビット21を第一止着孔H1を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムも含める。
また本実施例では、図5のモデル3のような第一止着孔H1と第二止着孔H2を斜めに配置するケースにも対応できるように、ロック制御プログラムに、第一止着孔H1の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に、第一止着孔H1の位置から第二止着孔H2までのY軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと、ドリルビット21を第一止着孔H1を始点として読み込んだY軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムも含めている。
また、本実施例のようにモデルデータDに第三止着孔H3及び第四止着孔H4の基準位置からの距離を含める場合には、第二止着孔H2の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、データ記憶装置4から中央処理装置6にレンズ上縁部の基準位置Tから第三止着孔H3までのY軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと、ドリルビット21を第三止着孔H3を始点として読み込んだY軸方向の位置まで移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のY軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムも含める。
また、上記ロック制御プログラムには、レンズ側縁部の基準位置Sを決定したとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に第三止着孔H3までのX軸方向の距離を読み込むプログラムと、ドリルビット21をレンズ側縁部を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムも含める。
また更に、上記ロック制御プログラムには、第三止着孔H3の位置でロックされたドリル装置2を停止させたとき、データ記憶装置4から中央処理装置6に、第三止着孔H3の位置から第四止着孔H4までのX軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムと、ドリルビット21を第三止着孔H3を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構32にドリルビット21のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムも含める。
[ドリルビットの移動手順について]
次に、ドリル加工時におけるドリルビットの移動手順を図8に基いて説明する。なお、本説明では図5のモデル2を加工対象とした場合の方法を説明する。まず入力手段E2によりモデルデータD2を選択した後、ドリルビット21をレンズ上縁部に移動させて入力手段E3により基準位置Tを決定する(ポジション[イ])。そして、ドリルビット21をロックがかかるまでX軸方向に動かした後(ポジション[ロ])、ドリルビット21をレンズ側縁部までY軸方向に動かして、入力手段E3により基準位置Sを決定する(ポジション[ハ])。
その後、ドリルビット21をロックがかかるまでY軸方向に動かし、ロックがかかった位置で、入力手段E4によりドリル装置2を起動させる(ポジション[二])。そして、ドリルビット21をレンズLに向けて下降させて第一止着孔H1の穿設を行う。また、第一止着孔H1の穿設後は、入力手段E4によってドリル装置2を停止させ、ドリルビット21を元の位置まで上昇させる。
そして、上記ドリルビット21をレンズLから抜いた後は、ドリルビット21をロックがかかるまでY軸方向に動かし、ロックがかかった位置でドリル装置2を起動して、上記第一子孔H1と同様の手順で第二止着孔H2の穿設を行う(ポジション[ホ])。
そして更に、上記第二止着孔H2の穿設後は、ドリルビット21をロックがかかるまでY軸方向に動かした後(ポジション[へ])、ドリルビット21を反対側のレンズ側縁部まで動かして、入力手段E3により基準位置Sを決定する(ポジション[ト])。なお、図5のモデル1が加工対象の場合には、第二止着孔H2の穿設後、そのまま反対側のレンズ側縁部までドリルビット21を移動させる。
その後、ドリルビット21をロックがかかるまでY軸方向に動かして、ロックがかかった位置で第三止着孔H3の穿設を行う(ポジション[チ])。そして最後に、ドリルビット21をロックがかかるまでY軸方向に動かしてロックがかかった位置で第四止着孔H4の穿設を行う(ポジション[リ])。これにより、レンズLの両側にフレームを取り付ける4つの止着孔の孔開け加工を効率的に行うことができる。
また本実施例では、上記データ記憶装置4に、エンコーダから入力されたドリルビット21のX軸方向の移動データを正負反転させるプログラム(ミラー機能)を組み込むことによって、同じモデルデータDを利用して、レンズ固定台1に固定された反対側のレンズLの加工を行うこともできる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものではなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、レンズ固定台1については、片方のレンズLだけを固定する小型のものや、複数セットの左右レンズL・Lを固定できる大型のものを採用することもできる。
また、ドリル位置調節機3のロック機構32についても、電磁石32aと強磁性板32bを用いたマグネット式のロック機構以外にも、例えばガイドロッドをツメやコレットで掴んで固定する機械式のロック機構や、ガイド板を真空吸引して固定する負圧を利用したロック機構などを採用することもできる
そしてまた、モデルデータDの登録や選択、基準位置T・Sを決定する入力手段Eについても、操作パネル5の入力部51のボタンの数を増やして入力操作を単純化することができる。また逆に、ボタンの数を減らす場合には入力操作のパターンを増やすことで対応することができる。また、入力手段Eを操作パネル5でなくパソコン等の外部端末を利用して行うこともできる。
また更に、モデルデータDについては、必ずしも4孔の位置データがセットで含まれている必要はなく、最低でもレンズLのテンプル取付け側、或いはブリッジ取付け側の2孔の位置データがセットで含まれていればよい。また、第二止着孔H2と第四止着孔H4のX軸方向の位置データについては、第一止着孔H1または第三止着孔H3からの距離でなく、レンズ側縁部の基準位置Sからの距離を採用することもできる。
また同様に、第三止着孔H3のY軸方向の位置データについても、レンズ上縁部の基準位置Tからの距離でなく、第二止着孔H2からの距離を採用することもできる。また他にも、2孔を斜めに配置する場合には、第二止着孔H2または第四止着孔H4のY軸方向の位置データにレンズ上縁部の基準位置Tからの距離でなく、第一止着孔H1または第三止着孔H3からの距離を採用することもできる。
また、ロック制御プログラムにおける、データ記憶装置4から中央処理装置6に、第一止着孔H1(又は第三止着孔H3)の位置から第二止着孔H2(又は第四止着孔H4)までのY軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構32にドリルビット21のロックを解除する指令を出すプログラムについては、ドリルを停止させたときでなく、第一止着孔H1(又は第三止着孔H3)の位置を基準位置に決定したときに実行されるようにしてもよい。
そしてまた、ロック制御プログラムに、一方のレンズLの第四止着孔H4の孔開けが終わった後、すぐに他方のレンズLの基準位置Tを入力する画面に移行するプログラムを含めることで、左右レンズL・Lの孔開け加工を一連に行えるようにしてもよく、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
近年、リムレス眼鏡は幅広い需要者から支持されているものの、フレームデザインに応じてレンズ加工を専門業者に委託しなければならなかったため、加工コストの点からフレームデザインの多様化を図ることが難しかった。そのような中で、本発明のレンズ加工装置は、レンズの孔開け加工を小売店側で簡単に行えるだけでなく、装置コストも安価に抑えられる有用な技術であるため、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 レンズ固定台
2 ドリル装置
21 ドリルビット
22 ハンドル部
3 ドリル位置調節機構
31 スライドガイド
32 ロック機構
32a 電磁石
32b 強磁性板
4 データ記憶装置
41 補助記憶装置
42 主記憶装置
5 操作パネル
51 入力部
51a クリアボタン
51b モードボタン
51c リムーブボタン
51d セットボタン
51e 記憶・呼出ボタン
51f ドリルon/offボタン
52 表示部
6 中央処理装置
61 制御装置
62 演算装置
A レンズ加工装置
L レンズ
V 角度調節レバー
H 止着孔
D モデルデータ
T レンズ上縁部の基準位置
S レンズ側縁部の基準位置
E 入力手段
Q 調整ダイアル
P 電源スイッチ

Claims (4)

  1. レンズ(L)を固定するためのレンズ固定台(1)と;このレンズ固定台(1)に固定されたレンズ(L)の上方にドリルビット(21)が配置され、かつ、このドリルビット21を昇降せしめる可動部を備えたドリル装置(2)と;このドリル装置(2)のドリルビット(21)を、レンズ(L)の面方向にスライドさせて位置調整するための機構であって、X・Y軸方向のスライドガイド(31)(31)とロック機構(32)を備えたドリル位置調節機構(3)と;レンズ(L)のブリッジ(B)取付け側、或いはテンプル(T)取付け側のサイドに並べて配置する第一止着孔(H1)と第二止着孔(H2)の基準位置からの距離をワンセットで含むモデルデータが記憶されるデータ記憶装置(4)と;データ記憶装置(4)にモデルデータを記憶するための入力手段(E1)と;データ記憶装置(4)に記憶された複数のモデルデータから任意のモデルデータを選択するための入力手段(E2)と;レンズ上縁部の基準位置(T)及びレンズ側縁部の基準位置(S)を決定するための入力手段(E3)と;ドリル装置(2)を起動・停止させるための入力手段(E4)と;これらの各入力手段や選択されたモデルデータ、ドリルビット(21)の位置情報に基いてロック機構(32)の制御を行うロック制御プログラム及びこのプログラムを実行する中央処理装置(6)とを含んで成り、
    前記モデルデータには、レンズ上縁部の基準位置(T)から第一止着孔(H1)までのY軸方向の距離、レンズ側縁部の基準位置(S)から第一止着孔(H1)までのX軸方向の距離、およびレンズ側縁部の基準位置(S)又は第一止着孔(H1)の位置から第二止着孔(H2)までのX軸方向の距離が含まれると共に、
    前記ロック制御プログラムには、レンズ上縁部の基準位置(T)を決定したとき、データ記憶装置(4)から中央処理装置(6)に第一止着孔(H1)までのY軸方向の距離を読み込むプログラムと;ドリルビット(21)をレンズ上縁部を始点として読み込んだY軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構(32)にドリルビット(21)のY軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
    レンズ側縁部の基準位置(S)を決定したとき、データ記憶装置(4)から中央処理装置(6)に第一止着孔(H1)までのX軸方向の距離を読み込むプログラムと;ドリルビット(21)をレンズ側縁部を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構(32)にドリルビット(21)のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
    第一止着孔(H1)の位置でロックされたドリル装置(2)を停止させたとき、或いは第一止着孔(H1)の位置を基準位置に決定したとき、データ記憶装置(4)から中央処理装置(6)に、レンズ側縁部の基準位置(S)又は第一止着孔(H1)の位置から第二止着孔(H2)までのX軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構(32)にドリルビット(21)のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット(21)を第一止着孔(H1)を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構(32)にドリルビット(21)のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムとが少なくとも備えられていることを特徴とするリムレス眼鏡用レンズ加工装置。
  2. データ記憶装置(4)に、レンズ(L)の第一止着孔(H1)と第二止着孔(H2)が設けられるサイドと反対側のサイドに設けられる第三止着孔(H3)及び第四止着孔(H4)の基準位置からの距離をワンセットで含むモデルデータが記憶されると共に、
    前記モデルデータには、レンズ上縁部の基準位置(T)から第三止着孔(H3)までのY軸方向の距離、レンズ側縁部の基準位置(S)から第三止着孔(H3)までのX軸方向の距離、及びレンズ側縁部の基準位置(S)又は第三止着孔(H3)の位置から第四止着孔(H4)までのX軸方向の距離が含まれ、
    更にロック制御プログラムには、第二止着孔(H2)の位置でロックされたドリル装置(2)を停止させたとき、データ記憶装置(4)から中央処理装置(6)にレンズ上縁部の基準位置(T)から第三止着孔(H3)までのY軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構(32)にドリルビット(21)のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット(21)を第三止着孔(H3)を始点として読み込んだY軸方向の位置まで移動させたとき、ロック機構(32)にドリルビット(21)のY軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
    レンズ側縁部の基準位置(S)を決定したとき、データ記憶装置(4)から中央処理装置(6)に第三止着孔(H3)までのX軸方向の距離を読み込むプログラムと;ドリルビット(21)をレンズ側縁部を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構(32)にドリルビット(21)のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムと;
    第三止着孔(H3)の位置でロックされたドリル装置(2)を停止させたとき、或いは第三止着孔(H3)の位置を基準位置に決定したとき、データ記憶装置(4)から中央処理装置(6)に、レンズ側縁部の基準位置(S)又は第三止着孔(H3)の位置から第四止着孔(H4)までのX軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構(32)にドリルビット(21)のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット(21)を第三止着孔(H3)を始点として読み込んだX軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構(32)にドリルビット(21)のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムとが含まれていることを特徴とする請求項1記載のリムレス眼鏡用レンズ加工装置。
  3. ロック制御プログラムに、第一止着孔(H1)の位置でロックされたドリル装置(2)を停止させたとき、或いは第一止着孔(H1)の位置を基準位置に決定したとき、データ記憶装置(4)から中央処理装置(6)に、レンズ上縁部の基準位置(T)又は第一止着孔(H1)の位置から第二止着孔(H2)までのY軸方向の距離を読み込むと共に、ロック機構(32)にドリルビット(21)のロックを解除する指令を出すプログラムと;ドリルビット(21)を第一止着孔(H1)を始点として読み込んだY軸方向の距離だけ移動させたとき、ロック機構(32)にドリルビット(21)のX軸方向の動きをロックする指令を出すプログラムとが含まれていることを特徴とする1または2に記載のリムレス眼鏡用レンズ加工装置。
  4. ドリル位置調節機構(3)のロック機構(32)が、ドリルビット(21)に固定された電磁石(32a)と、X・Y軸のスライドガイド(31)(31)に沿って配設された強磁性板(32b)とから成り、制御装置(61)からの指令に従い前記電磁石(32a)を励磁して、この電磁石(32a)に強磁性板(32b)を吸着させることでドリルビット(21)の動きをロック可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のリムレス眼鏡用レンズ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104385366A (zh) * 2014-10-20 2015-03-04 四川仁心医疗科技有限公司 一种可提高镜片成品质量的孔加工设备

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