JP2014110856A - 透析液供給装置、透析液供給装置の作動方法及びプログラム - Google Patents

透析液供給装置、透析液供給装置の作動方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】軟質性の給排容器を使用し、流量調整バルブを使用せずに低コスト化を図りつつ、透析の除水量を厳格に制御可能な透析液供給装置を提供する。
【解決手段】透析供給装置11は、内部を給液室Aと排液室Bに隔てる変位可能な隔壁40を有する軟質性の給排容器30と、給排容器30の給液室Aに透析液を送る給液ポンプ51と、給液室Aから排液室Bに透析液を送る循環ポンプ80と、除水ポンプ90と、給液ポンプ51の第1のリリーフ弁55と、循環ポンプ80の第2のリリーフ弁81と、循環ポンプ80の駆動電圧を制御することによって給液室Aから排液室Bに流れる透析液の流量を調整し、排液室Bが透析液で満杯になるときに、排液室Bに付加される循環ポンプ80の出力圧がリリーフ圧になるように循環ポンプ80の駆動電圧を一時的に上昇させる制御装置110と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、透析器に透析液を供給し、当該透析器から透析液を排出する透析液供給装置、透析液供給装置の作動方法、及びプログラムに関する。
血液透析装置は、透析器に対し透析液を供給し排出する透析液供給装置を有している。この透析液供給装置には、透析器に供給するための透析液を収容する給液室と、透析器から排出された透析液を収容する排液室と、それらの給液室と排液室を隔てて変位自在な隔壁とを備えた給排容器が設けられている(特許文献1参照)。この種の給排容器によれば、給液室から透析器に送り出された分の透析液が排液室に入り込む。
また、透析液供給装置は、給液室に透析液を送る給液ポンプと、給液室の透析液を透析器に送り、当該透析器の透析液を排液室に送る循環ポンプを備えている。透析器に対する透析液の流量は、流量調整バルブにより調整されている。
さらに、透析液供給装置は、透析器から排出された透析液の一部を吸引して排液室を介さずに排出するための除水ポンプを有している。この除水ポンプにより、透析器に供給された透析液の液量より多い量の液体を透析器から排出することによって、透析器において患者の血液から不要水分を抜いて除水することができる。上記給排容器では、給液室に収容される透析液の量と、排液室に収容される透析液の量が等しくなるので、除水ポンプにより液体を排出した分だけ、患者の血液から除水が行われる。よって、除水ポンプの流量を厳格に制御することによって、患者の透析による除水量を厳格に制御できる。
特公昭56−82号公報
ところで、血液透析装置の低コスト化のため、上述の給排容器には、安価な樹脂などの素材を用いるのが好ましい。しかし、この場合、給排容器が軟質で内圧に応じて多少膨縮するため、給液室と排液室の容積も内圧によって変動する。このため、給液室に収容される透析液の量と排液室に収容される透析液の量が一致しないことが考えられる。このため、給排容器に軟質性の素材を用いた場合には、例えば図6に示すように給液ポンプ200と循環ポンプ201のそれぞれに同じリリーフ圧を有するリリーフ弁202、203を設けるとよい。こうすることによって、給液ポンプ200により給排容器204の給液室Aに透析液を供給する際の圧力と、循環ポンプ201により排液室Bに透析液を供給する際の圧力を、同じリリーフ圧に揃えることができるので、このときの給液室Aと排液室Bの容積が同じになり、給液室Aに収容される透析液の量と排液室Aに収容される透析液の量を等しくできる。これにより、除水ポンプ205による患者の除水量を厳格に制御できる。
さらに血液透析装置の低コスト化を図るため、流量調整バルブ206をなくし、透析器207に対する透析液の給排流量の調整を、循環ポンプ201の駆動電圧を制御することによって行うことを考えている。
しかしながら、この場合、透析液の設定流量により循環ポンプの駆動電圧が変わり、循環ポンプの出力圧も変動するので、循環ポンプの出力圧がリリーフ弁203の規定するリリーフ圧に達しないことがある。そうなると、給液室に透析液が供給されたときと同じ圧力で、排液室に透析液が供給されなくなり、排液室の容積が変わるので、給液室に収容される透析液の量と排液室に収容される透析液の量が一致しなくなる。この結果、透析液の給排量のバランスがくずれ、患者の透析の除水量を厳格に制御できない恐れがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、軟質性の給排容器を使用し、流量調整バルブを使用せずに低コスト化を図りつつ、透析の除水量を厳格に制御可能な透析液供給装置とその作動方法、及びプログラムを提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、透析器に透析液を供給し、当該透析器から透析液を排出する透析液供給装置であって、内部を給液室と排液室に隔てる変位可能な隔壁を有する軟質性の給排容器と、前記給排容器の給液室に透析液を送る給液ポンプと、前記給液室の透析液を前記透析器に送り、当該透析器から排液される透析液を前記排液室に送る循環ポンプと、前記透析器から排出された透析液の一部を前記排液室を介さずに排出する除水ポンプと、前記給液室に付加される前記給液ポンプの出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第1のリリーフ弁と、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力上限圧を前記第1のリリーフ弁と同じ所定のリリーフ圧に制限する第2のリリーフ弁と、前記循環ポンプの駆動電圧を制御することによって前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を調整し、前記排液室が透析液で満杯になるときに、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力圧が前記リリーフ圧になるように前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させる電圧制御装置と、を有する、透析液供給装置である。なお、隔壁の「変位」には、ピストンのように隔壁全体が移動するもののみならず、ダイアフラムのように隔壁自体が変形して変位するものも含まれる。
本発明によれば、循環ポンプの駆動電圧を制御して透析液の流量を調整できるので、従来のように流量調整バルブを使用せずに透析液の流量を調整でき、コストを低減できる。また、排液室が透析液で満杯になるときに、排液室に付加される循環ポンプの出力圧が、給液室が満杯になった時と同じリリーフ圧になるように循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させるので、軟質性の給排容器を用いても、給液室に充填される透析液の量と排液室に充填される透析液の量を厳格に一致させることができる。これにより、低コストの軟質性の給排容器を用いた場合であっても、透析器に対する透析液の給排量を厳格に制御でき、これによって患者の透析の除水量を厳格に制御できる。
上記透析液供給装置は、前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を測定するための測定部をさらに有し、前記電圧制御装置は、測定された前記透析液の流量に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を設定するようにしてもよい。
また、上記透析液供給装置は、前記給液室から前記排液室への透析液の供給開始から供給終了までの供給時間を測定する測定部をさらに有し、前記電圧制御装置は、測定された前記供給時間に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させるタイミングを設定するようにしてもよい。
別の観点による本発明は、内部を給液室と排液室に隔てる変位可能な隔壁を有する軟質性の給排容器と、前記給排容器の給液室に透析液を送る給液ポンプと、前記給液室の透析液を前記透析器に送り、当該透析器から排液される透析液を前記排液室に送る循環ポンプと、前記透析器から排出された透析液の一部を前記排液室を介さずに排出する除水ポンプと、前記給液室に付加される前記給液ポンプの出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第1のリリーフ弁と、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力上限圧を前記第1のリリーフ弁と同じ所定のリリーフ圧に制限する第2のリリーフ弁と、を有する透析液供給装置の作動方法であって、前記循環ポンプの駆動電圧を制御することによって前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を調整し、前記排液室が透析液で満杯になるときに、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力圧が前記リリーフ圧になるように前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させる電圧制御装置が作動する、透析液供給装置の作動方法である。
上記透析液供給装置の作動方法において、前記透析液供給装置が、前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を測定するための測定部をさらに有し、前記電圧制御装置は、測定された前記透析液の流量に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を設定するようにしてもよい。
上記透析液供給装置の作動方法において、前記透析液供給装置は、前記給液室から前記排液室への透析液の供給開始から供給終了までの供給時間を測定する測定部をさらに有し、前記電圧制御装置は、測定された前記供給時間に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させるタイミングを設定するようにしてもよい。
別の観点による本発明は、内部を給液室と排液室に隔てる変位可能な隔壁を有する軟質性の給排容器と、前記給排容器の給液室に透析液を送る給液ポンプと、前記給液室の透析液を前記透析器に送り、当該透析器から排液される透析液を前記排液室に送る循環ポンプと、前記透析器から排出された透析液の一部を前記排液室を介さずに排出する除水ポンプと、前記給液室に付加される前記給液ポンプの出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第1のリリーフ弁と、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力上限圧を前記第1のリリーフ弁と同じリリーフ圧に制限する第2のリリーフ弁と、を有する透析液供給装置において、前記循環ポンプの駆動電圧を制御することによって前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を調整し、前記排液室が透析液で満杯になるときに、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力圧が前記リリーフ圧になるように前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させるようにコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、軟質性の給排容器を使用し、流量調整バルブを使用せずに低コスト化を図りつつ、透析の除水量を厳格に制御できる。
血液透析装置の構成の概略を示す模式図である。 給液室が満杯になったときの血液透析装置を示す模式図である。 循環ポンプの駆動電圧の制御例を示すグラフである。 排液室が満杯になったときの血液透析装置の構成の概略を示す模式図である。 供給時間を測定して電圧立ち上げ時間を調整する場合の循環ポンプの駆動電圧の制御例を示すグラフである。 リリーフ弁を設けた場合の血液透析装置の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る透析液供給装置を有する血液透析装置1の構成の概略を示す模式図である。
血液透析装置1は、例えば血液回路10と、透析液供給装置11を有している。血液回路10は、透析器20と、血液ポンプ21を有している。
透析器20は、例えば中空糸膜を内蔵した中空糸モジュールであり、膜の一次側に患者の血液を通過させつつ、膜の二次側に透析液を通過させ、一次側の血液の不要な水分を膜を通じて二次側に透過させて血液を透析することができる。血液ポンプ21は、患者の血液を透析器20に送り、透析器20から患者に戻すことができる。
透析液供給装置11は、例えば給液室Aと排液室Bを有する2つの給排容器30、31と、給排容器30、31の給液室Aに透析液を供給する給液回路32と、給排容器30、31の給液室Aの透析液を透析器20に供給し、透析器20から排出された透析液を給排容器30、31の排液室Bに排出する循環回路33と、給排容器30、31の排液室Bの透析液を外部に排液する排液回路34と、血液から不要水分を除去するため、透析器20から排出された透析液の一部を排液室Bを通さずに排出する除水回路35を有している。
給排容器30、31は、軟質性の樹脂などにより構成されている。よって、給排容器30、31は、内圧に応じて容積がわずかに変動する。給排容器30、31は、給液室Aと排液室Bを隔て変位自在な隔壁40を有している。隔壁40は、例えばゴム製のダイアフラムなどにより構成されている。給液室Aと排液室Bは、内圧により隔壁40が変位して容積が変動し、一方の容積が大きくなるとその分他方の容積が小さくなる。隔壁40は、給排容器30、31の内部の中央に設けられ、隔壁40が最大限給液室A側に移動した際の排液室Bの最大容積と、隔壁40が最大限排液室B側に移動した際の給液室Aの最大容積とが同じになる。
給液回路32は、水などの希釈液を温度調整するヒータ50と、ヒータ50で温調された希釈液を給液室A側に送る給液ポンプ51と、透析液の原液を貯留する2つの原液容器52、53と、各原液容器52、53の原液を所定の割合で混合して希釈液に合流させる原液ポンプ54を有している。給液ポンプ51には、給液室Aに付加される給液ポンプ51の出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第1のリリーフ弁55が設けられている。第1のリリーフ弁55のリリーフ圧Pは、例えば100kPaとする。
循環回路33は、給液室Aから透析器20に接続された第1回路60と、透析器20から排液室Bに接続された第2回路61を有している。第1回路60は、流れの有無を検出するフローセンサ70と、透析液からエンドトキシンなどの所定の不要成分を除去するフィルタ71を有している。第2回路61は、給液室Aの透析液を透析器20を介して排液室Bに送る循環ポンプ80と、排液室Bに付加される循環ポンプ80の出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第2のリリーフ弁81を有している。第2のリリーフ弁81のリリーフ圧Pは、第1のリリーフ弁55と同じ例えば100kPaとする。
除水回路35は、例えば第2回路61の循環ポンプ80と排液室Bとの間から分岐し、排液室Bを迂回して排液回路34に接続されている。除水回路35には、循環回路33から所定量の透析液を排出する除水ポンプ90が設けられている。この除水回路35に排出される透析液の量が、透析器20を通過する患者の血液から抜かれる除水量となる。
各給排容器30、31の前後の回路には、それぞれ開閉弁100、101、102、103、104、105、106、107が設けられている。
血液透析装置1は、制御装置110によって制御されている。制御装置110は、コンピュータであり、メモリに記憶されたプログラムを実行することによって、血液透析装置1の動作が実行される。制御装置110は、血液ポンプ21、ヒータ50、給液ポンプ51、原液ポンプ54、循環ポンプ80、除水ポンプ90、開閉弁100〜107等の動作を制御している。制御装置110は、循環ポンプ80の電圧制御装置としても機能し、透析液の設定流量に応じて循環ポンプ80の駆動電圧を調整する。また、制御装置110は、排液室Bが透析液で満杯になるときに、排液室Bに付加される循環ポンプ80の出力圧がリリーフ圧Pになるように循環ポンプ80の駆動電圧を一時的に上昇させる。
次に、以上のように構成された血液透析装置1における透析液供給装置11の作動方法について説明する。
血液透析処理時の血液回路10側では、血液ポンプ21が作動し、患者の血液が血液回路10を通じて透析器20に供給される。血液は、分離器20の膜の一次側を通り、その後血液回路10を通って患者に戻される。
一方、透析液供給装置11側では、透析器20に対し透析液を連続的に給排する。先ず、給液ポンプ51が作動し、ヒータ50で体温程度に温められた希釈液と、原液ポンプ54により原液タンク52、53から送出された原液とが混合した透析液が、図2に示すように給排容器30の給液室Aに供給される。このとき、給液ポンプ51の駆動電圧は、高い状態に維持され、給液ポンプ51の出力圧が第1のリリーフ弁55のリリーフ圧Pになっている。よって、給液室Aには、透析液がリリーフ圧Pで供給される。隔壁40が完全に排液室B側に移動し、給液室Aに透析液が満杯になったときにこの圧力Pが維持される。したがって、内圧にリリーフ圧Pがかかった状態、つまりリリーフ圧Pに応じた容積(例えば13030ml)を持った状態の給液室Aに透析液が充填される。なお、このとき、排液室B側に収容されていた透析液は、隔壁40に押されて排液回路34に排出される。また、新鮮な透析液が給排容器30の給液室Aに供給されている間、循環ポンプ80により給液ポンプ51より遅い速度で前回作成された給排容器31の給液室Aの透析液が透析器20に供給される。
給排容器31の排液室Bに透析液が満杯になると、給排容器30と給排容器31の切り替えが行われ、循環ポンプ80により給排容器30の給液室Aの透析液が透析器20に供給され、透析器20を通過した透析液が給排容器30の排液室Bに排出される。このとき、隔壁40が排液室B側から給液室A側に徐々に移動していく。また、このとき、例えば医師により設定された透析液の流量(例えば500ml/min)に応じて、図3に示すように循環ポンプ80の駆動電圧Vが電圧Vaに設定されている。透析液の設定流量が多い場合には、電圧Vaが大きくなり、透析液の設定流量が少ない場合には、電圧Vaは小さくなる。このときの循環ポンプ80の出力圧は、通常第2のリリーフ弁81のリリーフ圧Pよりも低くなっている。透析器20では、膜の一次側の血液から膜の二次側に不要な水分が抜かれ、血液が浄化されている。
また、給液室Aの透析液が透析器20に供給されている間、除水ポンプ90により透析液の一部が排液室Bを介さずに排液回路34に排出される。これにより、透析器20に供給される透析液よりも透析器20から排出される透析液の量が多くなり、その増加分の水分が患者の血液から除水される。
図4に示すように給液室Aの透析液がすべて排出されると、透析器20から流入する透析液により排液室Bが満杯になる。この排液室Bが満杯になる直前に、図3に示したように循環ポンプ80の駆動電圧Vが電圧Vbに上げられ、排液室Bに付加される循環ポンプ80の出力圧が一時的にリリーフ圧Pになる。このとき、排液室Bの満杯時S2より所定時間前、例えば0.5s前から循環ポンプ80の出力圧がリリーフ圧Pになるように駆動電圧Vが電圧Vbに上げられ、排液室Bの満杯時S2より所定時間後、例えば0.2s後までその駆動電圧Vbが維持される。その後、給排容器30と給排容器31の切り替えが行われ、駆動電圧Vが電圧Vbから電圧Vaに下げられる。駆動電圧Vが電圧VaからVbに上げられる際、或いは駆動電圧Vが電圧Vbから電圧Vaに下げられる際には、電圧が所定の時間をかけて変動させられる。
図4のように排液室Bが満杯になるときに、排液室Bには、給液室Aが満杯になるときと同じリリーフ圧Pがかけられているので、そのリリーフ圧Pに応じた容積の排液室Bに透析液が充填される。よって、給液室Aに満杯に入れられた透析液の量と排液室Bに満杯に入れられた透析液の量が一致する。
給排容器30の排液室Bが満杯になった後、給排容器30と給排容器31の切り替えが行われ、給排容器30の給液室Aに再び透析液が供給され始め、これに伴い排液室Bの透析液は、排液回路34から外部に排出される。このように、給排容器30において、給液室Aへの透析液の供給及び排液室Bからの透析液の排液と、給液室Aから透析器20を介した排液室Bへの透析液の循環とが、交互に行われる。一方、もう一つの給排容器31においても、給排容器30と同様に給液室Aへの透析液の供給及び排液室Bからの透析液の排液と、給液室Aから透析器20を介した排液室Bへの透析液の循環とが、交互に行われる。給排容器30において給液室Aへの透析液の供給及び排液室Bからの透析液の排液が行われている際に、給排容器31において給液室Aから透析器20を介した排液室Bへの透析液の循環が行われ、給排容器30において給液室Aから透析器20を介した排液室Bへの透析液の循環が行われている際に、給排容器31において給液室Aへの透析液の供給及び排液室Bからの透析液の排液が行われる。こうして、透析器20には、連続的に透析液が給排される。なお、この給排容器30と給排容器31の切り替えは、開閉弁100〜107の開閉により実行される。
以上の実施の形態によれば、循環ポンプ80の駆動電圧を制御することによって透析液の流量を調整できるので、従来のように流量調整バルブを使用せずに透析液の流量を調整でき、コストを低減できる。また、排液室Bが透析液で満杯になるときに、排液室Bに付加される循環ポンプ80の出力圧が、給液室Aが満杯になった時と同じリリーフ圧Pになるように循環ポンプ80の駆動電圧を一時的に上昇させるので、軟質性の給排容器30、31を用いても、給液室Aに充填される透析液の量と排液室Bに充填された透析液の量を一致させることができる。これにより、低コストの軟質性の給排容器30、31を用いた場合であっても、透析器20に対する透析液の給排バランスを厳格に制御でき、これによって患者の透析の除水量を厳格に制御できる。
上記実施の形態において、制御装置110は、測定部としてのフローセンサ70を用いて測定された透析液の流量に応じて、給液室Aから排液室Bへの透析液の次の供給時における、循環ポンプ80の駆動電圧Vaを設定するようにしてもよい。かかる場合、先ずフローセンサ70により、例えば給排容器30の給液室Aから循環回路33への透析液の流れ始めと、流れ終わりを検出し、制御装置110により、その透析液が流れている間の時間を計測して、トータルの透析液量(給液室Aの容積)から透析液の流量を算出する。そして、この算出された透析液の流量が目標の流量よりも少なかった場合には、次の透析液の供給時の循環ポンプ80の駆動電圧Vaの設定値を上げる。また、算出された透析液の流量が目標の流量よりも多かった場合には、循環ポンプ80の駆動電圧Vaの設定値を下げる。こうすることによって、例えばフィルター71などに目詰まりが生じて循環回路33の圧力損失が増加したような場合に、透析液の目標流量を確保できる。また、目詰まりが解消したときなど何らかの原因で透析液の流量が多くなった場合には、透析液の流量を目標の流量に戻すことができる。その際、急激な透析液流量の変動を抑えるため、一回の循環ポンプ80の駆動電圧を制限することで規定の透析液流量相当分、例えば10ml/min相当分しか変化させないことも可能である。なお、この例における透析液の流量の測定は、必ずしもフローセンサ70を用いて行う必要はなく他の手段を用いて行ってもよい。
また、上記実施の形態において、制御装置110が、給液室Aから排液室Bへの透析液の供給開始から供給終了までの供給時間を測定する測定部110aを備え、制御装置110は、その供給時間に応じて、給液室Aから排液室Bへの透析液の次の供給時における、循環ポンプ80の駆動電圧Vを一時的に上昇させるタイミングを設定してもよい。図3に示すように初期値として、透析液の供給開始S1から供給終了S2までの供給時間T1が例えば15.5sに設定され、透析液の供給開始S1から循環ポンプ80の駆動電圧Vを上昇させるタイミングS3までの時間T2(電圧立ち上げ時間)が例えば15s(T1−T2=0.5s)に設定されている。そして、例えば図5に示すように制御装置110の測定部110aが透析液の供給時間T1を測定した時に、供給時間T1が例えば15.8sであった場合、その供給時間T1に応じて、次の透析液の供給時の電圧立ち上げ時間T2を15.3s(T1−T2=0.5s)に調整する。何らかの原因で透析液の流量が異常に多くなって、排液室Bが予定より早く満杯になって、計測された供給時間T1が例えば15.0sであった場合には、直ちに循環ポンプ80の駆動電圧VがVbに上げられる。
こうすることにより、例えば循環回路33の圧力損失が増大するなど何らかの理由で透析液の流量が減速した場合に、次の透析液の供給時の供給終了S2時(排液室Bの満杯時)に、駆動電圧Vが上昇されていないことを防止できる。これによって、排液室Bが満杯になる時の前後に排液室Bにリリーフ圧Pをかけて、所定量の透析液を排液室Bに入れることができる。よって、透析器20に対する透析液の給排量が厳密に制御され、患者の血液から抜かれる除水量も厳格に制御される。なお、かかる例において、透析液の供給の度、或いは所定回数に一回、透析液の供給時間T1を測定し、それに応じて電圧立ち上げ時間T2を調整してもよい。
通常の血液透析装置において、給排容器30と給排容器31の給液室Aの透析液の温度(例えば37℃)が排液室Bの透析液温度(例えば36℃)より高い場合が多い。この温度差による透析液の密度の違いから、給液室Aと排液室Bに同じ圧力を加えて、給液室Aと排液室Bの容積を同じとしても、給液室Aの透析液の重量が排液室Bの透析液より軽くなる。この重量の差をなくすため、給液室Aに加える圧力(例えば110kPa)を排液室Bに加える圧力(例えば100kPa)より大きくしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、軟質性の給排容器を使用し、流量調整バルブを使用せずに低コスト化を図りつつ、透析の除水量を厳格に制御する際に有用である。
1 血液透析装置
10 血液回路
11 透析液供給装置
20 透析器
21 血液ポンプ
30、31 給排容器
32 給液回路
33 循環回路
34 排液回路
35 除水回路
40 隔壁
50 ヒータ
51 給液ポンプ
52、53 原液容器
54 原液ポンプ
55 第1のリリーフ弁
60 第1回路
61 第2回路
70 フローセンサ
71 フィルター
80 循環ポンプ
81 第2のリリーフ弁
90 除水ポンプ
100〜107 開閉弁
110 制御装置
A 給液室
B 排液室

Claims (7)

  1. 透析器に透析液を供給し、当該透析器から透析液を排出する透析液供給装置であって、
    内部を給液室と排液室に隔てる変位可能な隔壁を有する軟質性の給排容器と、
    前記給排容器の給液室に透析液を送る給液ポンプと、
    前記給液室の透析液を前記透析器に送り、当該透析器から排液される透析液を前記排液室に送る循環ポンプと、
    前記透析器から排出された透析液の一部を前記排液室を介さずに排出する除水ポンプと、
    前記給液室に付加される前記給液ポンプの出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第1のリリーフ弁と、
    前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力上限圧を前記第1のリリーフ弁と同じ所定のリリーフ圧に制限する第2のリリーフ弁と、
    前記循環ポンプの駆動電圧を制御することによって前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を調整し、前記排液室が透析液で満杯になるときに、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力圧が前記リリーフ圧になるように前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させる電圧制御装置と、を有する、透析液供給装置。
  2. 前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を測定するための測定部をさらに有し、
    前記電圧制御装置は、測定された前記透析液の流量に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を設定する、請求項1に記載の透析液供給装置。
  3. 前記給液室から前記排液室への透析液の供給開始から供給終了までの供給時間を測定する測定部をさらに有し、
    前記電圧制御装置は、測定された前記供給時間に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させるタイミングを設定する、請求項1又は2に記載の透析液供給装置。
  4. 内部を給液室と排液室に隔てる変位可能な隔壁を有する軟質性の給排容器と、
    前記給排容器の給液室に透析液を送る給液ポンプと、
    前記給液室の透析液を前記透析器に送り、当該透析器から排液される透析液を前記排液室に送る循環ポンプと、
    前記透析器から排出された透析液の一部を前記排液室を介さずに排出する除水ポンプと、
    前記給液室に付加される前記給液ポンプの出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第1のリリーフ弁と、
    前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力上限圧を前記第1のリリーフ弁と同じ所定のリリーフ圧に制限する第2のリリーフ弁と、を有する透析液供給装置の作動方法であって、
    前記循環ポンプの駆動電圧を制御することによって前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を調整し、前記排液室が透析液で満杯になるときに、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力圧が前記リリーフ圧になるように前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させる電圧制御装置が作動する、透析液供給装置の作動方法。
  5. 前記透析液供給装置は、前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を測定するための測定部をさらに有し、
    前記電圧制御装置は、測定された前記透析液の流量に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を設定する、請求項4に記載の透析液供給装置の作動方法。
  6. 前記透析液供給装置は、前記給液室から前記排液室への透析液の供給開始から供給終了までの供給時間を測定する測定部をさらに有し、
    前記電圧制御装置は、測定された前記供給時間に応じて、前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させるタイミングを設定する、請求項4又は5に記載の透析液供給装置の作動方法。
  7. 内部を給液室と排液室に隔てる変位可能な隔壁を有する軟質性の給排容器と、
    前記給排容器の給液室に透析液を送る給液ポンプと、
    前記給液室の透析液を前記透析器に送り、当該透析器から排液される透析液を前記排液室に送る循環ポンプと、
    前記透析器から排出された透析液の一部を前記排液室を介さずに排出する除水ポンプと、
    前記給液室に付加される前記給液ポンプの出力上限圧を所定のリリーフ圧に制限する第1のリリーフ弁と、
    前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力上限圧を前記第1のリリーフ弁と同じリリーフ圧に制限する第2のリリーフ弁と、を有する透析液供給装置において、
    前記循環ポンプの駆動電圧を制御することによって前記給液室から前記排液室に流れる透析液の流量を調整し、前記排液室が透析液で満杯になるときに、前記排液室に付加される前記循環ポンプの出力圧が前記リリーフ圧になるように前記循環ポンプの駆動電圧を一時的に上昇させるようにコンピュータに実行させるためのプログラム。
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