JP2014110300A - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1導電型の半導体層(7)および第2導電型の半導体層(3)を含む半導体構造体(9)を有する半導体発光素子(30)の製造方法において、第1出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、第1導電型の半導体層(7)上に銀を含む第1層を形成し、第2出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、第1層上に銀を含む第2層を形成し、これら第1層および第2層は電極層(11)の少なくとも一部(11a)を成す。第1出力は0.05W/cm2以上0.60W/cm2以下の範囲にあり、かつ、第2出力は第1出力より大きい。
【選択図】図1
Description
(a)第1出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1導電型の半導体層上に銀を含む第1層を形成する工程と、
(b)第2出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1層上に銀を含む第2層を形成する工程と
を含み、前記第1層および前記第2層が電極層の少なくとも一部を成し、
前記第2出力が前記第1出力より大きい(換言すれば、前記第1出力が前記第2出力より小さい)ことを特徴とする、半導体発光素子の製造方法が提供される。
(a)第1出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1導電型の半導体層上に銀を含む第1層(本明細書において「第1銀層」とも言う)を形成する工程と、
(b)第2出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1層上に銀を含む第2層(本明細書において「第2銀層」とも言う)を形成する工程と
を含み、前記第1層および前記第2層が電極層の少なくとも一部を成し、
前記第1出力が0.05W/cm2以上0.60W/cm2以下の範囲にあり、かつ、前記第2出力が前記第1出力より大きいことを特徴とする、半導体発光素子の製造方法が提供される。
本発明の半導体発光素子の製造方法によれば、0.05W/cm2以上0.60W/cm2以下の第1出力で銀または銀混合物をスパッタリングして第1層(第1銀層)を半導体層上に直接形成することによって、銀層と半導体層との間のコンタクト抵抗を効果的に低下させることができ、これにより、半導体発光素子の駆動電圧を低下させることができる。そして、本発明の半導体発光素子の製造方法によれば、第1出力より大きい第2出力で銀または銀混合物をスパッタリングして第2層(第2銀層)を第1層(第1銀層)上に形成することによって、高い生産効率を得ることができる。なお、本明細書における第1出力及び第2出力(W/cm2)は、スパッタリングのターゲット(銀または銀混合物)に対するもの(より詳細には、該ターゲットの面積に対する出力)である。
(a)第1出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1導電型の半導体層上に銀を含む第1層を形成する工程と、
(b)第2出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1層上に銀を含む第2層を形成する工程と
を含み、前記第1層および前記第2層が電極層の少なくとも一部を成し、
前記第2出力が前記第1出力より大きいことを特徴とする。
まず、銀または銀混合物のターゲットを所定の第1条件にてスパッタリングすることにより、p型半導体層7上に第1銀層を形成する。
次に、銀または銀混合物のターゲットを所定の第2条件にてスパッタリングすることにより、第1銀層上に第2銀層を形成する。
まず、本発明の効果を確認するため、CTLM(circular transmission line model)法により、半導体層上に銀層および銀非含有金属層を形成し、これらから成る金属電極層のコンタクト抵抗を測定した。
本発明に従って半導体発光素子を製造し、その順方向電圧Vfおよび光出力Poを測定して、半導体発光素子の初期特性を評価した。
3 n型半導体層
5 活性層
7 p型半導体層
9 半導体構造体
11a 銀層(第1層および第2層から形成される)
11b 銀非含有金属層
11 金属電極層
13 カバー電極層
15 保護膜
17 パッド電極層
19 n側電極(パッド電極層)
21 p側電極
30、40 半導体発光素子
Claims (11)
- 第1導電型の半導体層および第2導電型の半導体層を含む半導体構造体を備える半導体発光素子の製造方法であって、
(a)第1出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1導電型の半導体層上に銀を含む第1層を形成する工程と、
(b)第2出力にて銀または銀混合物をスパッタリングすることにより、前記第1層上に銀を含む第2層を形成する工程と
を含み、前記第1層および前記第2層が電極層の少なくとも一部を成し、
前記第1出力が0.05W/cm2以上0.60W/cm2以下の範囲にあり、かつ、前記第2出力が前記第1出力より大きいことを特徴とする、半導体発光素子の製造方法。 - 前記第1出力が0.10W/cm2以上0.25W/cm2以下の範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記工程(a)は、前記第1出力でのスパッタリングを第1圧力下で実施して前記第1層を形成するものであり、
前記工程(b)は、前記第2出力でのスパッタリングを第2圧力下で実施して前記第2層を形成するものであり、
前記第1圧力が0.1Pa以上0.7Pa以下の範囲にあり、かつ、前記第2圧力が前記第1圧力より低いことを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体発光素子の製造方法。 - 前記第1圧力が0.2Pa以上0.4Pa以下の範囲にあることを特徴とする、請求項3に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記第1層が、1nm以上100nm以下の厚さで形成することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記第1層と前記第2層の厚さの合計が200nm以下で形成することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記第1層および前記第2層の少なくとも一方が、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Au、Zn、Al、Ga、In、SiおよびGeからなる群から選択される少なくとも1種類の元素を更に含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記第1層および前記第2層の少なくとも一方が、Au、Cu、PdおよびPtからなる群から選択される少なくとも1種類の元素を更に含むことを特徴とする、請求項7に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記工程(a)および前記工程(b)の各々のスパッタリングとして高周波スパッタリングを実施することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記半導体構造体が、窒化物半導体材料から成ることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記第1導電型がp型であり、前記第2導電型がn型であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
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