JP2014110299A - 蓋開閉装置 - Google Patents

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▲徳▼幸 倉津
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Abstract

【課題】被収納物及び被収納物導出入領域の浄化を好適に実施し得る蓋開閉装置を提供する。
【解決手段】蓋開閉装置1は、レチクルRを収納するポッド70について、容器本体71に対する蓋部72の開閉を行う装置である。蓋開閉装置1は、ポッド70が載置される載置面10、蓋部72に対向する開口3b、レチクル導出入領域2a、及び、領域2aの下側に位置し、隔壁6によって領域2aと仕切られた機器設置領域2bが設けられた装置本体2と、蓋部72を支持し、開口3bと領域2aとの間において昇降する昇降台7と、領域2b内に設けられ、昇降台7を昇降させるエアシリンダ12と、隔壁6に設けられ、領域2a内のガスGを領域2b内に排気する排気部24と、領域2a内の気圧が領域2b内の気圧よりも高くなるように気圧差を発生させるパージ装置16及び排気装置17と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、被収納物を収納する収納容器について、容器本体に対する蓋部の開閉を行う蓋開閉装置に関する。
半導体装置や液晶表示装置等の製造工場のクリーンルームにおいては、半導体ウェハやガラス基板等が収納容器に収納された状態で搬送される。そのため、収納容器と各種装置との間で被収納物を移載するに際しては、蓋開閉装置を用いて、容器本体に対する蓋部の開閉を行う必要がある。従来、容器本体に対する蓋部の開閉を迅速に且つ安定的に行うために、収納容器の内外の圧力差を平衡にする圧力平衡機構を蓋開閉装置に設けるなど、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3180600号公報
上述した半導体装置や液晶表示装置等の製造工場では、各種部品の搬送効率の向上がシビアに要求されることから、収納容器と各種装置との間での被収納物の移載についても、その効率を向上させることは極めて重要である。また、収納容器と各種装置との間で被収納物を移載するに際し、被収納物の汚染を防止することも、極めて重要である。
そこで、本発明は、被収納物及び被収納物導出入領域の浄化を好適に実施することができる蓋開閉装置を提供することを目的とする。
本発明の蓋開閉装置は、被収納物を収納する容器本体と、容器本体に対して開閉可能な底部を成し、被収納物が載置される蓋部と、を備える収納容器について、容器本体に対する蓋部の開閉を行う蓋開閉装置であって、収納容器が載置される載置面、載置面に収納容器が載置されたときに蓋部に対向する第1開口、被収納物導出入口を介して被収納物の導出入が行われる被収納物導出入領域、及び、被収納物導出入領域の下側に位置し、隔壁によって被収納物導出入領域と仕切られた機器設置領域が設けられた装置本体と、蓋部を支持し、第1開口と被収納物導出入領域との間において昇降する昇降台と、機器設置領域内に設けられ、昇降台を昇降させる昇降駆動部と、隔壁に設けられ、被収納物導出入領域内のガスを機器設置領域内に排気する排気部と、被収納物導出入領域内の気圧が機器設置領域内の気圧よりも高くなるように気圧差を発生させる気圧差発生装置と、を備える。
この蓋開閉装置では、昇降駆動部が設けられた機器設置領域が被収納物導出入領域の下側に配置されており、隔壁によって被収納物導出入領域と機器設置領域とが仕切られているので、被収納物導出入領域と機器設置領域との連通部分(例えば、昇降駆動部が昇降する部分及び排気部)を極めて小さくすることができ、機器設置領域内で発生した塵埃が被収納物設置領域内に流入するのを好適に抑制することができる。また、被収納物導出入領域内のガスが下側に向かって排気されるので、被収納物導出入領域内で塵埃が拡散するのを好適に抑制することができる。よって、この蓋開閉装置によれば、被収納物及び被収納物導出入領域の浄化を好適に実施することが可能となる。
気圧差発生装置は、機器設置領域内のガスを排気する排気装置を備えてもよい。この構成によれば、機器設置領域内において補足した塵埃を装置外に的確に排出することができる。
また、排気装置は、上下方向に垂直な所定方向における機器設置領域の一端であり、且つ上下方向における機器設置領域の下端である位置に設けられており、排気部は、所定方向における隔壁の他端である位置に設けられていてもよい。この構成によれば、排気部によって機器設置領域内に排気されたガスが、機器設置領域内を上側から下側に且つ一端側から他端側に流れることになる(つまり、機器設置領域内を縦断及び横断するようにして流れることになる)。そのため、昇降駆動部から発生する塵埃をより的確に捕捉して、排気装置側に流すことができる。
また、気圧差発生装置は、被収納物導出入領域内にパージガスを給気するパージ装置を更に備え、パージ装置は、所定方向における被収納物導出入領域の一端であり、且つ上下方向における被収納物導出入領域の上端である位置に設けられていてもよい。この構成によれば、被収納物導出入領域におけるパージガスの滞留時間を長くとりつつ、被収納物導出入領域全体にパージガスを行き渡らせて、被収納物及び被収納物導出入領域の浄化を効率良く実施することができる。
また、パージ装置は、所定方向に沿って一端から他端に向かってパージガスを噴射する第1ノズルと、上下方向に沿って上端から下端に向かってパージガスを噴射する第2ノズルと、を有してもよい。この構成によれば、被収納物が載置された蓋部と共に昇降台が下降して、被収納物導出入領域に被収納物が配置されたときに、第1ノズルから噴射されたパージガスが被収納物に当たるので、被収納物を迅速に浄化することができる。更に、第2ノズルから噴射されたパージガスが昇降台の下側の領域に回るので、昇降台の下側の領域を迅速に浄化することができる。
また、パージ装置は、被収納物導出入領域内の気圧が被収納物導出入領域外の気圧よりも高くなるように、被収納物導出入領域内にパージガスを給気してもよい。この構成によれば、機器設置領域内で発生した塵埃がレチクル導出入領域内に流入するのを確実に抑制することができる。
また、被収納物導出入口は、上下方向に垂直な所定方向における被収納物導出入領域の一端又は他端であり、且つ、蓋部を支持した昇降台が下降した位置において被収納物を所定方向に出入可能である位置に設けられていてもよい。この構成では、被収納物を所定方向(水平方向)に移動させれば、被収納物導出入領域に対する被収納物の導出及び導入を行うことができる位置に、被収納物導出入口が設けられている。そのため、被収納物導出入領域外への開口部分(すなわち、被収納物導出入領域外への連通部分)となる被収納物導出入口の面積を非常に小さくすることができる。
また、蓋開閉装置は、被収納物導出入口を開閉する閉鎖板を更に備えてもよい。この構成によれば、被収納物導出入領域内の気密性を高めることができる。更に、昇降台は、第1開口を気密に閉鎖し、閉鎖板は、被収納物導出入口を気密に閉鎖してもよい。この構成によれば、被収納物導出入領域の気密性をより高めることができる。
また、排気部は、隔壁に設けられた第2開口と、隔壁に設けられ、被収納物導出入領域内の気圧を調整する調整機構と、を有してもよい。この構成によれば、被収納物導出入領域内のガスの排気が効率良く行われ且つ被収納物導出入領域内の気圧が被収納物導出入領域外の気圧よりも高くなるように、被収納物導出入領域内の気圧を容易に且つ適切に調整することができる。従って、被収納物導出入領域内のガスの排気を効率良く行うことが可能となる。
また、昇降台には、隔壁に設けられた第3開口を介して機器設置領域に延在する筒状部材が設けられており、昇降駆動部は、上下方向に伸縮可能なアクチュエータであり、少なくとも被収納物導出入領域において筒状部材に包囲されていてもよい。この構成によれば、アクチュエータから発生した塵埃が被収納物導出入領域内に進入するのを抑制することができる。
このとき、アクチュエータは、シリンダ部と、基端部がシリンダ部内に挿入されたロッド部と、を有し、シリンダ部内に対するガスの導出入によってロッド部がスライドするエアシリンダであってもよい。この構成によれば、アクチュエータがエアシリンダであるため、例えばラックピニオン機構を用いる場合に比べ、動作時の発塵を抑制することができると共に機構の簡素化を図ることができる。従って、被収納物導出入領域内の雰囲気を清浄に維持しつつ、昇降台を確実に動作させることができる。
本発明によれば、被収納物及び被収納物導出入領域の浄化を好適に実施することができる蓋開閉装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態の蓋開閉装置を備えるストッカの正面図である。 図1のII−II線に沿ってのストッカの断面図である。 図1のIII−III線に沿ってのストッカの断面図である。 本発明の一実施形態の蓋開閉装置の縦断面図である。 別の状態での図4の蓋開閉装置の縦断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[ストッカの構成]
図1は、本発明の一実施形態の蓋開閉装置を備えるストッカの正面図である。図2は、図1のII−II線に沿ってのストッカの断面図であり、図3は、図1のIII−III線に沿ってのストッカの断面図である。図1〜3に示されるように、ストッカ50は、レチクル用回転棚51と、ポッド用回転棚52と、を備えている。レチクル用回転棚51は、半導体ウェハやガラス基板等の表面に所定のパターンを露光する際に使用される矩形板状のレチクルRを複数保管する。ポッド用回転棚52は、レチクルRを収納して搬送するためのポッド70を空の状態で複数保管する。このようなストッカ50は、半導体装置や液晶表示装置等の製造工場のクリーンルームに設置される。
レチクル用回転棚51は、駆動部53によって軸線CL周りを回転させられる。レチクル用回転棚51は、その回転方向に沿って並設された複数のブロック51aを有している。各ブロック51aは、レチクルRを上下複数段に保管することができるようになっている。ポッド用回転棚52は、レチクル用回転棚51の下側において、駆動部54によって軸線CL周りを回転させられる。ポッド用回転棚52は、その回転方向に沿って複数のポッド70を保管することができるようになっている。
ストッカ50は、更に、レチクル搬送装置55と、ポッド搬送装置56と、蓋開閉装置1と、を備えている。レチクル搬送装置55は、昇降ガイド57に沿って昇降するロボットアームであり、蓋開閉装置1とレチクル用回転棚51との間でレチクルRを搬送する。ポッド搬送装置56は、昇降ガイド58に沿って昇降するロボットアームであり、蓋開閉装置1とポッド用回転棚52との間で空のポッド70を搬送する。蓋開閉装置1は、ポッドオープナーと称される装置であり、ポッド70の開閉を行う。蓋開閉装置1の近傍には、レチクルRを収納したポッド70や空のポッド70を一時保管するポッド用固定棚59が設置されている。
上述した回転棚51,52、駆動部53,54、搬送装置55,56、固定棚59及び蓋開閉装置1は、ケーシング61内に配置されている。ケーシング61には、例えば天井走行車がアクセスすることができるポート62,63が設置されている。レチクルRを収納したポッド70は、ポート62を介してケーシング61内に入庫される。一方、レチクルRを収納したポッド70は、ポート63を介してケーシング61外に出庫される。
ケーシング61の上壁には、クリーンガス供給装置64が設置されている。クリーンガス供給装置64は、例えばクリーンエアや窒素等のクリーンガスをダウンフローとしてケーシング61内に供給する。ケーシング61内に供給されたクリーンガスは、ケーシング61の下部からケーシング61外に排気される。
なお、図1〜3において図示は省略するが、レチクル搬送装置55の稼動領域(レチクル搬送領域)と、蓋開閉装置1を含むポッド搬送装置56の稼動領域(ポッド搬送領域)との間は、隔壁によって分離されている。この隔壁には、両方の領域間でレチクルRの搬送に必要な箇所にのみ開口が形成されている。そして、レチクル用回転棚51はレチクル搬送領域側にのみ開口し、ポッド用回転棚52及び固定棚59はポッド搬送領域側にのみ開口するようになっている。また、クリーンガス供給装置64によってケーシング61内は清浄な雰囲気に保持されているが、レチクル搬送領域内はより清浄度が高くなるようにされている。これは、例えば、レチクル搬送領域側へのガス流量をポッド搬送領域へのガス流量よりも高くする等して両領域間に圧力差をもたせること、及び搬送装置55,56に排気装置を設置して発塵を抑制することで、可能となる。
ここで、レチクルRを収納したポッド70が入庫される場合のストッカ50の動作について説明する。例えば天井走行車によってポート62にポッド70が搬送されると、当該ポッド70は、ポッド搬送装置56によって蓋開閉装置1に搬送される。ポッド70が蓋開閉装置1に搬送されると、当該ポッド70に収納されていたレチクルRは、レチクル搬送装置55によってレチクル用回転棚51に格納される。その一方で、蓋開閉装置1に残された空のポッド70は、ポッド搬送装置56によってポッド用回転棚52に格納される。なお、多数のポッド70が連続してケーシング61内に入庫されるような場合には、ポッド70は、ポッド用固定棚59に一時保管され、蓋開閉装置1に順次搬送される。
次に、レチクルRを収納したポッド70が出庫される場合のストッカ50の動作について説明する。レチクル搬送装置55によってレチクル用回転棚51から蓋開閉装置1にレチクルRが搬送されると、当該レチクルRは、ポッド搬送装置56によってポッド用回転棚52から蓋開閉装置1に搬送された空のポッド70に収納される。そして、レチクルRが収納されたポッド70は、ポッド搬送装置56によって蓋開閉装置1からポート63に搬送され、例えば天井走行車によってポート63から所定の搬送先に搬送される。なお、多数のポッド70が連続してケーシング61外に出庫されるような場合には、ポッド70は、ポッド用固定棚59に一時保管され、ポート63に順次搬送される。
[蓋開閉装置の構成]
図4は、本発明の一実施形態の蓋開閉装置の縦断面図である。なお、以下の説明においては、蓋開閉装置1に対してレチクルRが導出入される側を「前側」といい、その反対側を「後側」という。また、正立状態にある蓋開閉装置1を前側から見た場合における左側を単に「左側」といい、正立状態にある蓋開閉装置1を前側から見た場合における右側を単に「右側」という。
図4に示されるように、蓋開閉装置1は、直方体箱状の装置本体2を備えている。装置本体2は、上壁3、下壁4、側壁5及び隔壁6を有している。装置本体2の内部空間は、隔壁6によって、レチクル導出入領域(被収納物導出入領域)2aと機器設置領域2bとに上下に分離されている。ただし、レチクル導出入領域2aと機器設置領域2bとは、隔壁6の左側の領域及び右側の領域において連通している。上壁3には、断面矩形状の凹部3aが設けられており、凹部3aの底面には、断面矩形状の開口(第1開口)3bが設けられている。凹部3aの底面は、ポッド搬送装置56によって搬送されたポッド(収納容器)70が載置される載置面10となっている。なお、ポッド70は、レチクル(被収納物)Rを収納する直方体箱状の容器本体71と、レチクルRが載置される矩形板状の蓋部72と、を備えている。蓋部72は、容器本体71に対して開閉可能な底部を成している。容器本体71の頂部には、ポッド搬送装置56によって把持される被把持部73が設けられている。蓋開閉装置1は、レチクルRを収納するポッド70について、容器本体71に対する蓋部72の開閉を行う装置である。
装置本体2内には、開口3bとレチクル導出入領域2aとの間において昇降する昇降台7が配置されている。昇降台7は、矩形板状の本体部8と、本体部8の下端部に設けられた矩形板状のフランジ部9と、を有している。昇降台7の上昇時には、本体部8は開口3b内に配置され、フランジ部9は上壁3の内面に当接する。このとき、上壁3の開口3bは、フランジ部9に設けられた矩形環状の封止部材11によって気密に閉鎖され、本体部8の上面8aは、載置面10(すなわち、凹部3aの底面)と面一となる。ここで、開口3bは、載置面10にポッド70が載置されたときに蓋部72に対向するので、昇降台7は、容器本体71から取り外された蓋部72を支持して昇降することになる。
装置本体2内には、昇降台7を昇降させるエアシリンダ(アクチュエータ、昇降駆動部)12が配置されている。エアシリンダ12は、下壁4の内面に固定されたシリンダ部12aと、基端部がシリンダ部12a内に挿入されたロッド部12bと、を有し、上下方向に伸縮可能となっている。ロッド部12bの先端部は、隔壁6の中央部分に設けられた断面矩形状の開口(第3開口)6aを介して、昇降台7の下面に固定されている。なお、装置本体2内の機器設置領域2bには、エアシリンダ12に対するガスの導出入を調節するための電磁弁等、各種機器が設置されている。
昇降台7の下面には、隔壁6の開口6aを介して機器設置領域2bに延在する断面矩形状の筒状部材21が設けられている。筒状部材21は、少なくともレチクル導出入領域2aにおいてエアシリンダ12を包囲している。筒状部材21の外面と開口6aの内面との間には、所定間隔の隙間が設けられている。
装置本体2の前側の側壁5には、外部と装置本体2内のレチクル導出入領域2aとを連通する断面矩形状のレチクル導出入口(被収納物導出入口)5aが設けられている。つまり、レチクル導出入口5aは、前後方向(上下方向に垂直な所定方向)におけるレチクル導出入領域2aの前端(他端)であり、且つ上下方向におけるレチクル導出入領域2aの中間(上端と下端との間)である位置に設けられている。レチクル導出入口5aは、一対のエアシリンダ22によって動作させられる閉鎖板14によって内側から開閉される。閉鎖板14によるレチクル導出入口5aの閉鎖時には、レチクル導出入口5aは、閉鎖板14に設けられた矩形環状の封止部材15によって気密に閉鎖される。
閉鎖板14を動作させる一対のエアシリンダ22は、左側の側壁5を介して当該側壁5の左側に設けられた領域、及び右側の側壁5を介して当該側壁5の右側に設けられた領域のそれぞれに配置されている。各エアシリンダ22は、装置本体2に回動可能に取り付けられたシリンダ部22aと、基端部がシリンダ部22a内に挿入されたロッド部22bと、を有している。左側の領域において、ロッド部22bの先端部は、閉鎖板14に設けられた左側の軸部14aに、平衡リンク機構23を介して連結されている。左側の軸部14aは、左側の側壁5に設けられた円弧状の切欠き部5bを介して左側の領域に延在している。一方、右側の領域において、ロッド部22bの先端部は、閉鎖板14に設けられた右側の軸部14aに、平衡リンク機構23を介して連結されている。右側の軸部14aは、右側の側壁5に設けられた円弧状の切欠き部5bを介して右側の領域に延在している。これにより、閉鎖板14の左側及び右側において軸部14aが切欠き部5bに沿って動作させられ、閉鎖板14がレチクル導出入口5aを内側から開閉することになる。
装置本体2の上壁3の後側部分には、湿度や清浄度が管理されたパージガスPG(例えばクリーンエアや窒素等)をレチクル導出入領域2aに給気するパージ装置(気圧差発生装置)16が取り付けられている。パージ装置16は、前後方向におけるレチクル導出入領域2aの後端(一端)であり、且つ上下方向におけるレチクル導出入領域2aの上端である位置から、レチクル導出入領域2a内にパージガスPGを給気する。より具体的には、パージ装置16は、左右方向に沿って並設された複数の第1ノズル16aと、左右方向に沿って並設された複数の第2ノズル16bと、を有している。第1ノズル16aは、前後方向に沿ってレチクル導出入領域2aの後端から前端に向かってパージガスPGを噴射する。第2ノズル16bは、上下方向に沿ってレチクル導出入領域2aの上端から下端に向かってパージガスPGを噴射する。
装置本体2の隔壁6の前側部分には、排気部24が設けられている。排気部24は、前後方向におけるレチクル導出入領域2aの前端であり、且つ上下方向におけるレチクル導出入領域2aの下端である位置から、レチクル導出入領域2a内のガスGを機器設置領域2b内に排気する。より具体的には、排気部24は、隔壁6の前側部分に設けられた開口(第2開口)6bと、隔壁6に設けられ、レチクル導出入領域2a内の気圧を調整する調整機構25と、を有している。調整機構25は、一例として、隔壁6に対して摺動可能に設けられた矩形板状の摺動部材である。当該摺動部材は、開口6bの開口度を調整するための部材であり、隔壁6の上面にボルト等によって固定さている。なお、調整機構25が摺動部材である場合、当該摺動部材の中央部分には、筒状部材21が通る開口25aが設けられている。開口25aは、当該摺動部材を摺動させても、筒状部材21と干渉しない形状となっている。
装置本体2の下壁4の後側部分には、排気ファン等である排気装置(気圧差発生装置)17が取り付けられている。排気装置17は、前後方向における機器設置領域2bの後端(一端)であり、且つ上下方向における機器設置領域2bの下端である位置から、機器設置領域2b内のガスGを外部に排気する。これにより、ガスGは、機器設置領域2bに流入し、排気装置17によって装置本体2外に排気される。なお、排気装置17は、フィルタを有しており、ガスG中に含まれる塵埃を除去しつつ、ガスGの排気を行う。
本実施形態においては、上述したパージ装置16及び排気装置17によって、機器設置領域2b内の気圧よりもレチクル導出入領域2a内の気圧が高くなるように気圧差を発生させる気圧差発生装置が構成されている。また、上述した排気装置17は、外部の気圧よりも機器設置領域2b内の気圧を低くするように、動作させられる。このように、機器設置領域2b内の気圧を外部の気圧よりも低くするのは、機器設置領域2b内の各種機器による発塵を含んだガスが周囲に流出・拡散することを防止するためである。そして、排気部24においては、外部の気圧よりも機器設置領域2b内の気圧が低くなり、且つ機器設置領域2b内の気圧よりもレチクル導出入領域2a内の気圧が高くなるように、調整機構25が調整される。一例として、調整機構25が摺動部材である場合、開口6bの開口度が調整された状態で、当該摺動部材が隔壁6の上面に固定さている。これらにより、パージ装置16によってレチクル導出入領域2aにパージガスPGが給気されると、レチクル導出入領域2a内の塵埃を含んだガスGは、排気部24を介してレチクル導出入領域2aから機器設置領域2bに流入し、更に機器設置領域2b内の塵埃を含んだガスGは、排気装置17によって装置本体2外に排気される。なお、この排気されたガスGは、周囲への拡散を抑制するために、工場内の床下に排気される場合もあり、工場側の排気ラインによって所定箇所に集められる場合もある。
ここで、レチクルRを収納したポッド70が入庫される場合の蓋開閉装置1の動作について説明する。図4に示されるように、蓋開閉装置1は、上壁3の開口3bが昇降台7によって気密に閉鎖され、且つレチクル導出入口5aが閉鎖板14によって気密に閉鎖された状態で、待機する。このとき、蓋開閉装置1では、パージ装置16及び排気装置17が動作し続けるため、装置本体2内の雰囲気は、湿度が極めて低く且つ清浄度が高い状態に維持される。この状態において、ポッド搬送装置56によってポート62から蓋開閉装置1に搬送されたポッド70が、蓋開閉装置1の載置面10に載置されると、当該ポッド70の錠機構は、蓋開閉装置1によって開錠状態にされる。
続いて、図5に示されるように、レチクルRが載置された蓋部72と共に昇降台7が下降して、レチクル導出入領域2aにレチクルRが配置される。そして、閉鎖板14が動作してレチクル導出入口5aが開放されると、レチクル搬送装置55がレチクル導出入口5aを介してレチクル導出入領域2aにアクセスし、レチクル導出入領域2aに配置されたレチクルRがレチクル用回転棚51に格納される。
続いて、閉鎖板14が動作してレチクル導出入口5aが閉鎖板14によって気密に閉鎖されると共に、蓋部72と共に昇降台7が上昇して上壁3の開口3bが昇降台7によって気密に閉鎖されると、蓋開閉装置1の載置面10に載置された空のポッド70の錠機構は、蓋開閉装置1によって施錠状態にされる。そして、錠機構が施錠状態にされた空のポッド70は、ポッド搬送装置56によってポッド用回転棚52に格納される。
次に、レチクルRを収納したポッド70が出庫される場合のストッカ50の動作について説明する。図4に示されるように、蓋開閉装置1は、上壁3の開口3bが昇降台7によって気密に閉鎖され、且つレチクル導出入口5aが閉鎖板14によって気密に閉鎖された状態で、待機する。このとき、蓋開閉装置1では、パージ装置16及び排気装置17が動作し続けるため、装置本体2内の雰囲気は、湿度が極めて低く且つ清浄度が高い状態に維持される。この状態において、ポッド搬送装置56によってポッド用回転棚52から蓋開閉装置1に搬送された空のポッド70が、蓋開閉装置1の載置面10に載置されると、当該ポッドの錠機構は、蓋開閉装置1によって開錠状態にされる。
続いて、図5に示されるように、蓋部72と共に昇降台7が下降して、レチクル導出入領域2aに蓋部72が配置される。そして、閉鎖板14が動作してレチクル導出入口5aが開放されると、レチクル用回転棚51からレチクルRを搬送してきたレチクル搬送装置55がレチクル導出入口5aを介してレチクル導出入領域2aにアクセスし、レチクル導出入領域2aに配置され蓋部72にレチクルRが載置される。
続いて、閉鎖板14が動作してレチクル導出入口5aが閉鎖板14によって気密に閉鎖されると共に、レチクルRが載置された蓋部72と共に昇降台7が上昇して上壁3の開口3bが昇降台7によって気密に閉鎖されると、蓋開閉装置1の載置面10に載置されたポッド70の錠機構は、蓋開閉装置1によって施錠状態にされる。そして、錠機構が施錠状態にされたポッド70は、ポッド搬送装置56によってポート62に搬送される。
以上説明したように、蓋開閉装置1では、エアシリンダ12が設けられた機器設置領域2bがレチクル導出入領域2aの下側に配置されており、隔壁6によってレチクル導出入領域2aと機器設置領域2bとが仕切られている。これにより、レチクル導出入領域2aと機器設置領域2bとの連通部分(例えば、隔壁6の開口6a及び開口6b)を極めて小さくすることができ、機器設置領域2b内で発生した塵埃がレチクル導出入領域2a内に流入するのを好適に抑制することができる。また、蓋開閉装置1では、レチクル導出入領域2a内のガスGが下側に向かって排気される。これにより、レチクル導出入領域2a内で塵埃が拡散するのを好適に抑制することができる。よって、蓋開閉装置1によれば、レチクルR及びレチクル導出入領域2aの浄化を好適に実施することが可能となる。
また、蓋開閉装置1では、排気装置17が、機器設置領域2b内のガスGを排気する。これにより、機器設置領域2b内において補足した塵埃を装置外に的確に排出することができる。
また、蓋開閉装置1では、排気装置17が、前後方向における機器設置領域2bの後端であり、且つ上下方向における機器設置領域2bの下端である位置に設けられており、排気部24が、前後方向における隔壁6の前端である位置に設けられている。これにより、排気部24によって機器設置領域2b内に排気されたガスGが、機器設置領域2b内を上側から下側に且つ前側から後側に流れることになる(つまり、機器設置領域2b内を縦断及び横断するようにして流れることになる)。そのため、エアシリンダ12から発生する塵埃をより的確に捕捉して、排気装置17側に流すことができる。
また、蓋開閉装置1では、レチクル導出入領域2a内にパージガスPGを給気するパージ装置16が、前後方向におけるレチクル導出入領域2aの後端であり、且つ上下方向におけるレチクル導出入領域2aの上端である位置に設けられている。これにより、レチクルRの導出入が行われるレチクル導出入領域2aにおけるパージガスPGの滞留時間を長くとりつつ、レチクルRの導出入が行われるレチクル導出入領域2a全体にパージガスPGを行き渡らせることができる。よって、レチクルRの汚染を防止すると共に、レチクル導出入領域2aの高い洗浄度を長時間保持し、いわゆるレチクルヘイズ等が防止された最良の状態で、レチクルRをポッド70又はストッカ50に搬入することができる。以上のように、蓋開閉装置1によれば、レチクルR及びレチクル導出入領域2aの浄化を効率良く実施することが可能となる。
また、蓋開閉装置1では、パージ装置16の第1ノズル16aが、前後方向に沿ってレチクル導出入領域2aの後端から前端に向かってパージガスPGを噴射する。これにより、レチクルRが載置された蓋部72と共に昇降台7が下降して、レチクル導出入領域2aにレチクルRが配置されたときに、第1ノズル16aから噴射されたパージガスPGがレチクルRに当たるので、レチクルRを迅速に浄化することができる。
また、蓋開閉装置1では、パージ装置16の第2ノズル16bが、上下方向に沿ってレチクル導出入領域2aの上端から下端に向かってパージガスPGを噴射する。これにより、レチクルRが載置された蓋部72と共に昇降台7が下降して、レチクル導出入領域2aにレチクルRが配置されたときに、第2ノズル16bから噴射されたパージガスPGが昇降台7の下側の領域に回るので、昇降台7の下側の領域を迅速に浄化することができる。
また、蓋開閉装置1では、レチクル導出入領域2a内の気圧がレチクル導出入領域2a外の気圧よりも高くなるように、パージ装置16がレチクル導出入領域2a内にパージガスPGを給気する。これにより、機器設置領域2b内で発生した塵埃がレチクル導出入領域2a内に流入するのを確実に抑制することができる。
また、蓋開閉装置1では、レチクル導出入口5aが、前後方向におけるレチクル導出入領域2aの前端であり、且つ、蓋部72を支持した昇降台7が下降した位置においてレチクルRを前後方向に出入可能である位置に設けられている。つまり、レチクルRを前後方向(水平方向)に移動させれば、レチクル導出入領域2aに対するレチクルRの導出及び導入を行うことができる位置に、レチクル導出入口5aが設けられている。これにより、レチクル導出入領域2a外への開口部分(すなわち、レチクル導出入領域2a外への連通部分)となるレチクル導出入口5aの面積を非常に小さくすることができる。
また、蓋開閉装置1では、昇降台7の下降時以外は、昇降台7が上壁3の開口3bを気密に閉鎖し、閉鎖板14の開放時以外は、閉鎖板14がレチクル導出入口5aを気密に閉鎖する。これにより、レチクル導出入領域2aの気密性を高めることができる。
また、蓋開閉装置1では、排気部24が、レチクル導出入領域2aと機器設置領域2bとを仕切る隔壁6に設けられている。これにより、レチクル導出入領域2aが排気部24を介して直接的に外部と連通するのを防止することができる。更に、レチクル導出入領域2aと機器設置領域2bとの間に隔壁6を配置することで、機器設置領域2b内で発生した塵埃がレチクル導出入領域2a内に進入するのを抑制しつつ、レチクル導出入領域2aを効率良く浄化することができる。
また、蓋開閉装置1では、排気部24が、隔壁6に設けられた開口6bにおいてレチクル導出入領域2a内の気圧を調整する調整機構25を有している。これにより、レチクル導出入領域2a内のガスGの排気が効率良く行われ且つレチクル導出入領域2a内の気圧がレチクル導出入領域2a外の気圧よりも高くなるように、レチクル導出入領域2a内の気圧を容易に且つ適切に調整することができる。従って、レチクル導出入領域2a内のガスGの排気を効率良く行うことが可能となる。
また、蓋開閉装置1では、隔壁6の開口6aを介して機器設置領域2bに延在する筒状部材21が昇降台7に設けられており、昇降台7を昇降させるエアシリンダ12が少なくともレチクル導出入領域2aにおいて筒状部材21に包囲されている。これにより、エアシリンダ12から発生した塵埃がレチクル導出入領域2a内に進入するのを抑制することができる。
また、蓋開閉装置1では、昇降台7を昇降させるアクチュエータとして、シリンダ部12a内に対するガスの導出入によってロッド部12bがスライドするエアシリンダ12が用いられている。これにより、例えばラックピニオン機構を用いる場合に比べ、動作時の発塵を抑制することができると共に機構の簡素化を図ることができる。従って、レチクル導出入領域2a内の雰囲気を清浄に維持しつつ、昇降台7を確実に動作させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の蓋開閉装置の対象は、レチクルRを収納するポッド70に限定されず、他の被収納物を収納する他の収納容器であってもよい。また、昇降台7を昇降させるために、複数のエアシリンダを用いてもよいし、エアシリンダに代えて、上下方向に伸縮可能な他のアクチュエータを用いてもよい。また、本実施形態においては、気圧差発生装置がパージ装置16及び排気装置17を備えた構成としているが、パージ装置16は設けない場合もある。この場合には、例えば、クリーンガス供給装置64からのクリーンガスを、開口部からレチクル導出入領域2a内に導入すると共に、排気装置17は、機器設置領域2b内の気圧がレチクル導出入領域2a内の気圧よりも低くなるように動作するようにする。この例においては、排気装置17によって気圧差発生装置が構成される。また、上述した全ての構成の形状や材料としては、上述したもの限定されず、様々な形状や材料を適用することができる。
1…蓋開閉装置、2…装置本体、2a…レチクル導出入領域(被収納物導出入領域)、2b…機器設置領域、3b…開口(第1開口)、5a…レチクル導出入口(被収納物導出入口)、6…隔壁、6a…開口(第3開口)、6b…開口(第2開口)、7…昇降台、10…載置面、12…エアシリンダ(アクチュエータ、昇降駆動部)、14…閉鎖板、16…パージ装置(気圧差発生装置)、16a…第1ノズル、16b…第2ノズル、17…排気装置(気圧差発生装置)、21…筒状部材、24…排気部、25…調整機構、70…ポッド(収納容器)、71…容器本体、72…蓋部、R…レチクル(被収納物)、PG…パージガス、G…ガス。

Claims (12)

  1. 被収納物を収納する容器本体と、前記容器本体に対して開閉可能な底部を成し、前記被収納物が載置される蓋部と、を備える収納容器について、前記容器本体に対する前記蓋部の開閉を行う蓋開閉装置であって、
    前記収納容器が載置される載置面、前記載置面に前記収納容器が載置されたときに前記蓋部に対向する第1開口、被収納物導出入口を介して前記被収納物の導出入が行われる被収納物導出入領域、及び、前記被収納物導出入領域の下側に位置し、隔壁によって前記被収納物導出入領域と仕切られた機器設置領域が設けられた装置本体と、
    前記蓋部を支持し、前記第1開口と前記被収納物導出入領域との間において昇降する昇降台と、
    前記機器設置領域内に設けられ、前記昇降台を昇降させる昇降駆動部と、
    前記隔壁に設けられ、前記被収納物導出入領域内のガスを前記機器設置領域内に排気する排気部と、
    前記被収納物導出入領域内の気圧が前記機器設置領域内の気圧よりも高くなるように気圧差を発生させる気圧差発生装置と、を備える、蓋開閉装置。
  2. 前記気圧差発生装置は、前記機器設置領域内のガスを排気する排気装置を備える、請求項1記載の蓋開閉装置。
  3. 前記排気装置は、上下方向に垂直な所定方向における前記機器設置領域の一端であり、且つ上下方向における前記機器設置領域の下端である位置に設けられており、
    前記排気部は、前記所定方向における前記隔壁の他端である位置に設けられている、請求項2記載の蓋開閉装置。
  4. 前記気圧差発生装置は、前記被収納物導出入領域内にパージガスを給気するパージ装置を更に備え、
    前記パージ装置は、前記所定方向における前記被収納物導出入領域の一端であり、且つ上下方向における前記被収納物導出入領域の上端である位置に設けられている、請求項3記載の蓋開閉装置。
  5. 前記パージ装置は、
    前記所定方向に沿って前記一端から前記他端に向かって前記パージガスを噴射する第1ノズルと、
    上下方向に沿って前記上端から前記下端に向かって前記パージガスを噴射する第2ノズルと、を有する、請求項4記載の蓋開閉装置。
  6. 前記パージ装置は、前記被収納物導出入領域内の気圧が前記被収納物導出入領域外の気圧よりも高くなるように、前記被収納物導出入領域内に前記パージガスを給気する、請求項4又は5記載の蓋開閉装置。
  7. 前記被収納物導出入口は、上下方向に垂直な所定方向における前記被収納物導出入領域の端部であり、且つ、前記蓋部を支持した前記昇降台が下降した位置において前記被収納物を前記所定方向に出入可能である位置に設けられている、請求項1〜6のいずれか一項記載の蓋開閉装置。
  8. 前記被収納物導出入口を開閉する閉鎖板を更に備える、請求項1〜7のいずれか一項記載の蓋開閉装置。
  9. 前記昇降台は、第1開口を気密に閉鎖し、
    前記閉鎖板は、前記被収納物導出入口を気密に閉鎖する、請求項8記載の蓋開閉装置。
  10. 前記排気部は、
    前記隔壁に設けられた第2開口と、
    前記隔壁に設けられ、前記被収納物導出入領域内の気圧を調整する調整機構と、を有する、請求項1〜9のいずれか一項記載の蓋開閉装置。
  11. 前記昇降台には、前記隔壁に設けられた第3開口を介して前記機器設置領域に延在する筒状部材が設けられており、
    前記昇降駆動部は、上下方向に伸縮可能なアクチュエータであり、少なくとも前記被収納物導出入領域において前記筒状部材に包囲されている、請求項1〜10のいずれか一項記載の蓋開閉装置。
  12. 前記アクチュエータは、シリンダ部と、基端部が前記シリンダ部内に挿入されたロッド部と、を有し、前記シリンダ部内に対するガスの導出入によって前記ロッド部がスライドするエアシリンダである、請求項11記載の蓋開閉装置。
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