JP2014109692A - マイクロレンズアレイ基板の製造方法、光学ユニット、および電子機器 - Google Patents

マイクロレンズアレイ基板の製造方法、光学ユニット、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】明るくて品質が高くコスト競争力があるマイクロレンズアレイ基板の製造方法、光学ユニット、および電子機器を提供する。
【解決手段】マイクロレンズアレイ基板の製造方法は、光透過性を有する基板11の一面11aに凹部12を形成する凹部形成工程と、基板11の凹部12に光透過性を有する無機材料を充填して、基板11とは異なる屈折率を有するレンズ層13を形成するレンズ層形成工程と、を含み、レンズ層形成工程において形成するレンズ層13の屈折率を、レンズ層13に含まれる物質の組成比によって制御することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、マイクロレンズアレイ基板の製造方法、光学ユニット、および電子機器に関する。
素子基板と対向基板との間に電気光学物質(例えば、液晶など)を備えた電気光学装置が知られている。電気光学装置として、例えば、プロジェクターの液晶ライトバルブとして用いられる液晶装置などを挙げることができる。プロジェクターは、光源が射出する光を赤色、緑色、青色の3原色の色光に分離し、赤色用、緑色用、青色用の液晶装置(液晶ライトバルブ)を透過した各色光を合成して画像を拡大表示する。このような液晶装置においては、高い光利用効率を実現することが求められている。
液晶装置では、基板上の画素の領域外に画素を駆動するTFT素子や配線などが設けられ、これらと平面的に重なるように遮光層が設けられる。そのため、画素の開口率は100%とはならず、入射する光の一部は利用されない。そこで、液晶装置の素子基板および対向基板の少なくとも一方にマイクロレンズアレイ基板を備えることにより、入射した光をマイクロレンズで集光して光の利用効率を高める構成が知られている。
マイクロレンズアレイ基板は、基板の一面に設けられた複数の凹部にレンズ材料を充填してレンズ層を形成することで構成された複数のマイクロレンズを有している。マイクロレンズの光学特性(例えば、屈折率など)は特定波長域の光を基準に設定されるが、一般に、赤色用、緑色用、青色用の各液晶装置には光学特性が同じマイクロレンズが用いられる。したがって、波長域が異なる赤色、緑色、青色の各色光に対して、いずれかの色光で光の利用効率が良好であっても、他の色光ではその一部が遮光層で遮光されてしまうことなどにより光の利用効率が低下してしまうという課題があった。
これに対して、赤色、緑色、青色の色光のそれぞれに対応して光学特性が設定されたマイクロレンズを用いる液晶装置(液晶表示装置)の構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の液晶装置の構成によれば、レンズ材料として樹脂を用い、赤色、緑色、青色の各色光に対応してマイクロレンズの曲率や屈折率を異ならせることで、各色光を透過させたときの焦点距離が同じになるとしている。
特開2002−148617号公報
しかしながら、色光によってマイクロレンズの曲率、すなわち凹部の形状を異ならせる場合は、光学設計において多くのパラメーターを調整する必要があり、凹部を形成する工程における露光マスクの構成やエッチング条件なども異なるものとなる。また、レンズ材料の樹脂で屈折率を異ならせる場合は、樹脂に対する添加物の配合比が変わることにより、マイクロレンズの光透過率、耐光性、信頼性などの特性が変わってくるため、他のパラメーターも変更する必要がある。これらの結果、設計工数の増大や、製造プロセスの複雑化に伴う生産性の低下や歩留りの低下などを招いてしまうという課題がある。さらに、液晶装置をプロジェクターの液晶ライトバルブとして用いる場合、高輝度の光が入射することで液晶装置が高温に晒されるが、マイクロレンズのレンズ材料に樹脂を用いていると、無機材料に比べて光や高温に対する耐性が劣るため、マイクロレンズの信頼性が低下するという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法は、光透過性を有する基板の一面に凹部を形成する凹部形成工程と、前記基板の前記凹部に光透過性を有する無機材料を充填して、前記基板とは異なる屈折率を有するレンズ層を形成するレンズ層形成工程と、を含み、前記レンズ層形成工程において形成する前記レンズ層の屈折率を、前記レンズ層に含まれる物質の組成比によって制御することを特徴とする。
本適用例の方法によれば、レンズ層に含まれる物質の組成比によってレンズ層の屈折率を制御するので、マイクロレンズを構成する凹部の形状を変えることなく、波長域が異なる複数の色光に対してマイクロレンズの焦点距離が一致するようにでき、各色光に対する光の利用効率を最適化することができる。そのため、多数のパラメーターを変更することなく様々な仕様のマイクロレンズアレイ基板を設計することが可能となるので、設計効率を向上できる。また、基板に凹部を形成する製造プロセスは変わらないので、製造プロセスの複雑化に伴う生産性の低下や歩留りの低下を抑えることができる。そして、樹脂よりも光や高温に対する耐性が優れる無機材料でレンズ層を形成するので、マイクロレンズの信頼性を向上させることができる。これにより、マイクロレンズアレイ基板の品質および生産性の向上を図ることができる。
[適用例2]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、前記レンズ層形成工程では、CVD法により、酸素を含む第1ガスと、窒素を含む第2ガスと、ケイ素を含むガスと、を供給して、酸窒化ケイ素からなる前記レンズ層を形成し、供給する前記第1ガスと前記第2ガスとの流量比を変えることにより、前記レンズ層に含まれる酸素と窒素との組成比を調整することが好ましい。
本適用例の方法によれば、CVD法を用いてレンズ層を形成する際に、酸素を含む第1ガスと窒素を含む第2ガスとの流量比を変えることにより、レンズ層を構成する酸窒化ケイ素に含まれる酸素と窒素との組成比が調整される。これにより、仕様が異なるマイクロレンズアレイ基板のレンズ層を同じ製造設備及び方法で形成でき、マイクロレンズの屈折率を容易に制御することができる。
[適用例3]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、前記レンズ層形成工程では、ケイ素を含む第1材料と、ゲルマニウムを含む第2材料と、を含む粉末状の混合物を焼成して前記レンズ層を形成し、前記混合物における前記第1材料と前記第2材料との重量比を変えることにより、前記レンズ層に含まれるゲルマニウムとケイ素との組成比を調整することが好ましい。
本適用例の方法によれば、粉末状の混合物におけるケイ素を含む第1材料とゲルマニウムを含む第2材料との重量比を変えることにより、レンズ層に含まれるケイ素とゲルマニウムとの組成比が調整される。これにより、仕様が異なるマイクロレンズアレイ基板のレンズ層を同じ製造設備及び方法で形成でき、マイクロレンズの屈折率を容易に制御することができる。
[適用例4]本適用例に係る光学ユニットは、第1マイクロレンズアレイ基板を有し、第1波長域の光が供給される第1電気光学装置と、第2マイクロレンズアレイ基板を有し、前記第1波長域とは波長域が異なる第2波長域の光が供給される第2電気光学装置と、
前記第1電気光学装置から射出された光と、前記第2電気光学装置から射出された光と、を合成して射出する光合成光学系と、を備え、前記第1マイクロレンズアレイ基板と前記第2マイクロレンズアレイ基板とは、上記適用例に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法で製造されており、前記第1マイクロレンズアレイ基板のレンズ層の屈折率は、前記第2マイクロレンズアレイ基板のレンズ層の屈折率と異なることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、光学ユニットが備える第1電気光学装置と第2電気光学装置とは、それぞれ上述のマイクロレンズアレイ基板の製造方法で製造され互いに屈折率が異なる第1マイクロレンズアレイ基板と第2マイクロレンズアレイ基板とを有する。そのため、第1電気光学装置に供給される第1波長域の光と、第2電気光学装置に供給される第2波長域の光とのそれぞれに対して、マイクロレンズを構成する凹部の形状を変えることなく光の利用効率を最適化することができる。また、レンズ層に樹脂よりも光や高温に対する耐性が優れる無機材料が用いられているので、樹脂を用いる場合に比べて、第1マイクロレンズアレイ基板と第2マイクロレンズアレイ基板との信頼性を向上できる。これにより、明るくて品質が高くコスト競争力がある光学ユニットを提供できる。
[適用例5]上記適用例に係る光学ユニットであって、前記第1マイクロレンズアレイ基板の凹部の曲率は、前記第2マイクロレンズアレイ基板の凹部の曲率と同じであってもよい。
本適用例の構成によれば、第1マイクロレンズアレイ基板の凹部の曲率と第2マイクロレンズアレイ基板の凹部の曲率とが同じであっても、それぞれの屈折率を互いに異ならせることが容易にできる。
[適用例6]本適用例に係る電子機器は、上記適用例の光学ユニットを備えていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、明るくて品質が高くコスト競争力がある光学ユニットを備えた電子機器を提供することができる。
第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略平面図。 第1の実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図。 第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 ガスの流量比とレンズ層の屈折率との関係を示すグラフ。 第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 第3の実施形態に係る電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大、縮小、あるいは誇張して表示している。また、説明に必要な構成要素以外は図示を省略する場合がある。
なお、以下の形態において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
(第1の実施形態)
<電気光学装置>
ここでは、電気光学装置として、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor;TFT)を画素のスイッチング素子として備えたアクティブマトリックス型の液晶装置を例に挙げて説明する。この液晶装置は、例えば、後述する投射型表示装置(プロジェクター)の光変調素子(液晶ライトバルブ)として好適に用いることができるものである。
まず、第1の実施形態に係る電気光学装置としての液晶装置について、図1、図2、および図3を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略平面図である。図2は、第1の実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。図3は、第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図である。詳しくは、図3は、図1のA−A’線に沿った概略断面図である。
図1および図3に示すように、第1の実施形態に係る液晶装置1は、対向配置された素子基板20および対向基板30と、素子基板20と対向基板30との間に配置された液晶層40とを有する。図1に示すように、素子基板20は対向基板30よりも一回り大きく、両基板は、額縁状に配置されたシール材42を介して接合されている。
液晶層40は、素子基板20と対向基板30とシール材42とによって囲まれた空間に封入された、正または負の誘電異方性を有する液晶で構成されている。シール材42は、例えば熱硬化性または紫外線硬化性のエポキシ樹脂などの接着剤からなる。シール材42には、素子基板20と対向基板30との間隔を一定に保持するためのスペーサー(図示省略)が混入されている。
額縁状に配置されたシール材42の内側には、額縁状の周縁部を有する遮光層22(26、32)が設けられている。遮光層22(26、32)は、例えば遮光性の金属あるいは金属酸化物などからなる。遮光層22(26、32)の内側は、複数の画素Pが配列された表示領域Eとなっている。画素Pは、例えば、略矩形状を有し、マトリックス状に配列されている。遮光層22(26、32)は、表示領域Eにおいて、複数の画素Pを平面的に区画するように、例えば格子状に設けられている。
素子基板20の1辺部のシール材42の外側には、1辺部に沿ってデータ線駆動回路51および複数の外部接続端子54が設けられている。また、その1辺部に対向する他の1辺部に沿ったシール材42の内側には、検査回路53が設けられている。さらに、これらの2辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿ったシール材42の内側には、走査線駆動回路52が設けられている。
検査回路53が設けられた1辺部のシール材42の内側には、2つの走査線駆動回路52を繋ぐ複数の配線55が設けられている。これらデータ線駆動回路51、走査線駆動回路52に繋がる配線は、複数の外部接続端子54に接続されている。また、対向基板30の角部には、素子基板20と対向基板30との間で電気的導通をとるための上下導通部56が設けられている。なお、検査回路53の配置はこれに限定されず、データ線駆動回路51と表示領域Eとの間のシール材42の内側に沿った位置に設けてもよい。
以下の説明では、データ線駆動回路51が設けられた1辺部に沿った方向をX方向とし、この1辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿った方向をY方向とする。X方向は、図1のA−A’線に沿った方向である。遮光層22(26、32)は、X方向とY方向とに沿った格子状に設けられている。画素Pは、遮光層22によって格子状に区画され、X方向とY方向とに沿ったマトリックス状に配列されている。
また、X方向およびY方向と直交し図1における上方に向かう方向をZ方向とする。なお、本明細書では、液晶装置1の対向基板30の表面11b(図3参照)の法線方向(Z方向)から見ることを「平面視」という。
図2に示すように、表示領域Eには、走査線2とデータ線3とが互いに交差するように形成され、走査線2とデータ線3との交差に対応して画素Pが設けられている。画素Pのそれぞれには、画素電極28と、スイッチング素子としてのTFT24(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター)とが設けられている。
TFT24のソース電極(図示しない)は、データ線駆動回路51から延在するデータ線3に電気的に接続されている。データ線3には、データ線駆動回路51(図1参照)から画像信号(データ信号)S1、S2、…、Snが線順次で供給される。TFT24のゲート電極(図示しない)は、走査線駆動回路52から延在する走査線2の一部である。走査線2には、走査線駆動回路52から走査信号G1、G2、…、Gmが線順次で供給される。TFT24のドレイン電極(図示しない)は、画素電極28に電気的に接続されている。
画像信号S1、S2、…、Snは、TFT24を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線3を介して画素電極28に所定のタイミングで書き込まれる。このようにして画素電極28を介して液晶層40に書き込まれた所定レベルの画像信号は、対向基板30に設けられた共通電極34(図3参照)との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。
なお、保持された画像信号S1、S2、…、Snがリークするのを防止するため、走査線2に沿って形成された容量線4と画素電極28との間に蓄積容量5が形成され、液晶容量と並列に配置されている。このように、各画素Pの液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶の配向状態が変化する。これにより、液晶層40(図3参照)に入射した光が変調されて階調表示が可能となる。
液晶層40を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。例えば、ノーマリーホワイトモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少する。ノーマリーブラックモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加し、全体として液晶装置1からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が射出される。
図3に示すように、素子基板20は、基板21と、遮光層22と、絶縁層23と、TFT24と、絶縁層25と、遮光層26と、絶縁層27と、画素電極28と、配向膜29とを備えている。基板21は、例えばガラスや石英などの光透過性を有する材料からなる。遮光層22は、遮光層26および対向基板30の遮光層32に平面視で重なるように格子状に形成されている。遮光層22に囲まれた領域(開口部22a内)は、光が透過する領域となる。
絶縁層23は、基板21と遮光層22とを覆うように設けられている。絶縁層23は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。TFT24は、絶縁層23上に設けられている。TFT24は、画素電極28を駆動するスイッチング素子である。TFT24は、図示しない半導体層、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極で構成されている。半導体層には、ソース領域、チャネル領域、およびドレイン領域が形成されている。チャネル領域とソース領域、または、チャネル領域とドレイン領域との界面にはLDD(Lightly Doped Drain)領域が形成されていてもよい。
ゲート電極は、素子基板20において平面視で半導体層のチャネル領域と重なる領域に絶縁層25の一部(ゲート絶縁膜)を介して形成されている。図示を省略するが、ゲート電極は、下層側に配置された走査線にコンタクトホールを介して電気的に接続されており、走査信号が印加されることによってTFT24をオン/オフ制御している。
絶縁層25は、絶縁層23とTFT24とを覆うように設けられている。絶縁層25は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。絶縁層25は、TFT24の半導体層とゲート電極との間を絶縁するゲート絶縁膜を含む。絶縁層25により、TFT24によって生ずる表面の凹凸が緩和される。絶縁層25上には、遮光層26が設けられている。そして、絶縁層25と遮光層26とを覆うように、無機材料からなる絶縁層27が設けられている。
画素電極28は、絶縁層27上に、画素Pに対応して設けられている。画素電極28は、遮光層22の開口部22aおよび遮光層26の開口部26aに平面視で重なる領域に配置されている。画素電極28は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜29は、画素電極28を覆うように設けられている。
対向基板30は、マイクロレンズアレイ基板10と、光路長調整層36と、遮光層32と、保護層33と、共通電極34と、配向膜35とを備えている。マイクロレンズアレイ基板10は、基板11とレンズ層13とを備えている。マイクロレンズアレイ基板10は、基板11の一面11a側が素子基板20に対向するように配置されている。
基板11は、一面11a側に形成された複数の凹部12を有している。各凹部12は、各画素Pに対応して設けられている。凹部12は、その底部(基板11の表面11b側)に向かって先細りとなる曲面状に形成されている。基板11は、例えばガラスや石英などの光透過性を有する材料からなる。
レンズ層13は、基板11の凹部12を埋め込むように形成されている。レンズ層13は、光透過性を有し、基板11とは異なる屈折率を有する材料からなる。より具体的には、レンズ層13は、基板11よりも光屈折率の高い無機材料からなる。このような無機材料としては、例えば、酸窒化ケイ素(SiON)、アルミナ(Al23)、ホウケイ酸ガラスなどが挙げられる。本実施形態では、レンズ層13は酸窒化ケイ素(SiON)で形成されている。
基板11の凹部12を埋め込むレンズ層13により、凸状のマイクロレンズMLが構成される。したがって、各マイクロレンズMLは、各画素Pに対応して設けられている。また、複数のマイクロレンズMLによりマイクロレンズアレイMLAが構成される。レンズ層13のレンズ材料として用いる無機材料は、樹脂よりも光や高温に対する耐性が優れるので、マイクロレンズMLの信頼性の向上を図ることができる。
光路長調整層36は、マイクロレンズアレイ基板10を覆うように設けられている。光路長調整層36は、例えば、基板11とほぼ同じ屈折率を有する無機材料からなる。光路長調整層36は、マイクロレンズアレイ基板10の表面を平坦化するとともに、マイクロレンズMLから遮光層22までの距離を所望の値に合わせる機能を有する。
遮光層32は、素子基板の遮光層22および遮光層26に平面視で重なるように格子状に形成されている。遮光層32に囲まれた領域(開口部32a内)は、光が透過する領域となる。保護層33は、光路長調整層36と遮光層32とを覆うように設けられている。共通電極34は、保護層33を覆うように設けられている。共通電極34は、複数の画素Pに跨って形成されている。共通電極34は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜35は、共通電極34を覆うように設けられている。
液晶層40は、素子基板20側の配向膜29と対向基板30側の配向膜35との間に封入されている。液晶層40は、正または負の誘電異方性を有する液晶で構成されている。
液晶装置1では、光は、マイクロレンズMLを備える対向基板30(基板11の表面11b)側から入射し、マイクロレンズMLによって屈折され集光される。例えば、表面11b側から凸状のマイクロレンズMLに入射する光のうち、画素Pの平面的な中心を通過する光軸に沿って入射した入射光L1は、マイクロレンズMLをそのまま直進し、液晶層40を通過して素子基板20側に射出される。
入射光L1よりも外側の平面視で遮光層32と重なる領域からマイクロレンズMLの周縁部に入射した入射光L2は、仮にそのまま直進した場合、破線で示すように遮光層32で遮光されてしまうが、基板11とレンズ層13との間の光屈折率の差により、画素Pの平面的な中心側へ屈折する。液晶装置1では、このように直進した場合に遮光層32で遮光されてしまう入射光L2も、マイクロレンズMLの集光作用により遮光層32の開口部32a内に入射させて液晶層40を通過させることができる。この結果、素子基板20側から射出される光の量を多くできるので、光の利用効率を高めることができる。
ここで、例えば、入射光が赤色光(R)である場合と緑色光(G)である場合と青色光(B)である場合とでは、それぞれ入射光の波長域が異なるため、マイクロレンズMLでの屈折の度合いが異なる。したがって、波長域が互いに異なる赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の各色光に対して、屈折率が同じマイクロレンズMLを用いた場合、色光によって焦点距離が異なってしまう。
すなわち、例えば、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)のうちのいずれか一つの色光を基準としてマイクロレンズMLの曲率やマイクロレンズMLから遮光層32までの距離などの光学設計を行った場合、色光によっては屈折の度合いが小さくなって入射光の一部が遮光層32で遮光され、光の利用効率が低下してしまうこととなる。
本実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10では、マイクロレンズMLの形状(曲率)が同じであっても、レンズ層13を形成するレンズ材料の組成比を変えることにより、レンズ層13の屈折率を入射光の波長域に対応させて異ならせることができる。したがって、マイクロレンズMLの形状(曲率)を変えることなく、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)のそれぞれに対応した屈折率を有し光の利用効率が最適化された各色光用のマイクロレンズアレイ基板10を提供できる。
<マイクロレンズアレイ基板の製造方法>
次に、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10の製造方法について、図4および図5を参照して説明する。図4および図5は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。図4および図5の各図は、図1のA−A’線に沿った断面に相当する。
なお、図示しないが、マイクロレンズアレイ基板10の製造工程では、マイクロレンズアレイ基板10を複数枚取りできる大型の基板(マザー基板)で加工が行われ、最終的にそのマザー基板を切断して個片化することにより、複数のマイクロレンズアレイ基板10が得られる。したがって、以下に説明する各工程では個片化する前のマザー基板の状態で加工が行われるが、ここでは、マザー基板の中の個別のマイクロレンズアレイ基板10に対する加工について説明する。
まず、図4(a)に示すように、石英などからなる光透過性を有する基板11の一面11aに、マスク層71を形成する。続いて、図4(b)に示すように、マスク層71に複数の開口部71aを形成する。開口部71aは、後の工程で得られるマイクロレンズML(凹部12)の平面的な中心位置、すなわち、画素P(図3参照)の平面的な中心位置に対応して設けられる。これにより、開口部71a内に基板11の一面11aが露出する。
次に、図4(c)に示すように、マスク層71の開口部71aを介して基板11に等方性エッチング処理を施すことにより、基板11に凹部12を形成する(凹部形成工程)。凹部形成工程における等方性エッチング処理としては、例えばフッ酸溶液などのエッチング液を用いたウエットエッチングを用いることができる。
この等方性エッチング処理により、基板11の一面11a側から開口部71aを中心として等方的にエッチングされ、断面視で略半球状の領域が除去されて、凹部12が形成される。凹部12は、平面視で、開口部71aを中心とする同心円状に形成される。等方性エッチング処理を施す時間の経過に伴って凹部12が拡大する。図4(d)に示すように、凹部12が所望の形状となったところで、等方性エッチング処理を停止する。
次に、図5(a)に示すように、基板11からマスク層71を除去する。これにより、一面11a側に凹部12が形成された基板11が得られる。
次に、図5(b)に示すように、基板11の一面11aに凹部12を埋め込むように、レンズ材料13aを配置してレンズ層13を形成する(レンズ層形成工程)。レンズ層13を形成するためのレンズ材料13aには、光透過性を有し、基板11よりも高い屈折率を有する無機材料を用いる。本実施形態では、レンズ材料13aを酸窒化ケイ素(SiON)とし、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いてレンズ層13を形成する。
レンズ層形成工程では、プラズマCVD装置(図示しない)のチャンバー内に基板11を載置し、減圧手段によりチャンバー内を所定の圧力に減圧する。チャンバー内には、例えば、シラン(SiH4)、窒素(N2)、一酸化二窒素(N2O)、アンモニア(NH3)などのガスを供給する。そして、高周波放電を起こすことにより、チャンバー内に供給したガスを励起してプラズマ状態とし、基板11の一面11aにSiONを堆積させる。
ここで、本実施形態では、N2Oが酸素を含む第1ガスに相当し、NH3が窒素を含む第2ガスに相当する。第1ガス(N2O)と第2ガス(NH3)との流量比によって、レンズ材料13aであるSiONにおける酸素(O)と窒素(N)との組成比が変わる。そして、SiONにおける酸素(O)と窒素(N)との組成比が変わると、レンズ層13の屈折率が変わる。図6は、ガスの流量比とレンズ層の屈折率との関係を示すグラフである。
図6において、横軸はN2OおよびNH3の合計流量に対するNH3の流量の比率(NH3/N2O+NH3)を示し、縦軸は形成されるレンズ層13の屈折率を示している。屈折率は、入射光の波長が632.8nmの場合のものである。このときのN2の流量はSiH4の流量の4.5倍である。例えば、N2Oの流量およびNH3の流量をともにSiH4の流量の5倍とすると、N2OおよびNH3の合計流量に対するNH3の流量の比率は50%となる。
図6に示すように、N2OおよびNH3の合計流量に対するNH3の流量比が大きくなるほど、すなわち、SiONにおいて酸素(O)に対する窒素(N)の組成比が大きくなるほど、形成されるレンズ層13の屈折率は大きくなる。また、図6に示す例では、N2OおよびNH3の合計流量に対するNH3の流量比が1%変化すると、レンズ層13の屈折率は0.0020から0.0025程度変化する。
このように、本実施形態では、第1ガス(N2O)と第2ガス(NH3)との流量比を変えることにより、レンズ材料13a(SiON)に含まれる酸素(O)と窒素(N)との組成比を変化させて、形成されるレンズ層13の屈折率を調整することができる。一例として、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の3つの色光のそれぞれに対してマイクロレンズMLの焦点距離を同一としたい場合は、以下のように調整すればよい。
例えば、3つの色光のうち波長域が中間となる緑色光(G)を基準とすると、屈折率が相対的に小さくなる長波長域側の赤色光(R)に対しては、SiONにおける酸素(O)に対する窒素(N)の組成比を大きくすることで、マイクロレンズMLの屈折率を大きくできる。また、緑色光(G)を基準として屈折率が相対的に大きくなる短波長域側の青色光(B)に対しては、SiONにおける酸素(O)に対する窒素(N)の組成比を小さくすることで、マイクロレンズMLの屈折率を小さくできる。
したがって、本実施形態のマイクロレンズアレイ基板の製造方法によれば、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の各色光用のマイクロレンズアレイ基板10に対して、凹部形成工程を共通にできる。また、レンズ層形成工程においても、ガスの流量比を制御するだけで、各色光に対して屈折率が調整され光の利用効率が最適化されたマイクロレンズアレイ基板10を製造できる。これにより、様々な仕様のマイクロレンズアレイ基板10を同じ製造プロセスで製造することが可能となる。
図5(b)に戻って、マイクロレンズアレイ基板10の製造工程の説明を続ける。レンズ層形成工程において、基板11の一面11aにレンズ材料13aを配置して形成されたレンズ層13の上面には、凹部12と凹部12同士の境界部との段差が反映される。
次に、図5(c)に示すように、レンズ層13に対して平坦化処理を施す。平坦化処理の方法としては、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理などを用いて、レンズ層13の上面を研磨する。なお、平坦化処理の方法は、CMP処理に限定されるものではなく、エッチバック法を用いてもよい。これにより、レンズ層13が平坦化されて、マイクロレンズアレイMLAを備えたマイクロレンズアレイ基板10が完成する。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
レンズ材料13a(SiON)に含まれる酸素(O)と窒素(N)との組成比によってレンズ層13の屈折率を制御するので、特許文献1に記載の液晶装置のようにマイクロレンズを構成する凹部の形状を変えることなく、波長域が異なる複数の色光に対してマイクロレンズMLの焦点距離が一致するようにでき、各色光に対する光の利用効率を最適化することができる。そのため、特許文献1に記載の液晶装置のように多数のパラメーターを変更することなく、様々な仕様のマイクロレンズアレイ基板10を設計することが可能となるので、設計効率を向上できる。
また、基板11に凹部12を形成する製造プロセスは変わらないので、特許文献1に記載の液晶装置に比べて、製造プロセスの複雑化に伴う生産性の低下や歩留りの低下を抑えることができる。そして、樹脂よりも光や高温に対する耐性が優れる無機材料(SiON)でレンズ層13を形成するので、樹脂でレンズ層を形成する特許文献1に記載の液晶装置に比べて、マイクロレンズMLの信頼性を向上させることができる。これにより、マイクロレンズアレイ基板10の品質および生産性の向上を図ることができる。
なお、液晶装置1をプロジェクターの液晶ライトバルブとして用いる場合、赤色光(R)用、緑色光(G)用、青色光(B)用のそれぞれの液晶装置1で、入射光の波長域に応じて素子基板20と対向基板30との間隔を異ならせる場合がある。このような場合、各色光(波長域)に対応してマイクロレンズMLの焦点位置が変わってくるが、本実施形態によれば、容易にマイクロレンズMLの屈折率を調整して所望の焦点位置に合わせ込むことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板およびその製造方法について、図7を参照して説明する。図7は、第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。図7の各図は、図1のA−A’線に沿った断面に相当する。
第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板およびその製造方法は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板およびその製造方法に対して、レンズ層を形成するレンズ材料と、レンズ層形成工程におけるレンズ層の形成方法とが異なるが、他の構成はほぼ同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図7(c)に示すように、第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10Aは、基板11とレンズ層14とを備えている。レンズ層14は、二酸化ケイ素(SiO2)と二酸化ゲルマニウム(GeO2)とを含む無機材料をレンズ材料として形成されている。
<マイクロレンズアレイ基板の製造方法>
第2の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法に対して、図5(a)に示す基板11に凹部12を形成する工程までは同じであるが、続くレンズ層形成工程が異なる。第2の実施形態におけるレンズ層形成工程は、レンズ材料を準備する準備工程と、レンズ材料を凹部12に充填する充填工程と、充填されたレンズ材料を焼成する焼成工程とを有する。
まず、準備工程を説明する。準備工程については図示を省略するが、レンズ層14を形成するレンズ材料14aに、例えば、ホウケイ酸ガラスが粉末化されたガラスフリットと、酸化ゲルマニウム系ガラスが粉末化されたガラスフリットとの混合物を用いる。ホウケイ酸ガラスには第1材料としての二酸化ケイ素(SiO2)が含まれ、酸化ゲルマニウム系ガラスには第2材料としての二酸化ゲルマニウム(GeO2)が含まれる。
ガラスフリットの粒径は、レンズ材料14aの流動性が確保でき、かつ微粒子の製造コスト上昇が避けられるように、例えば、10nm〜10μm程度の範囲とする。ここで、ガラスフリットの混合物における二酸化ケイ素(SiO2)と二酸化ゲルマニウム(GeO2)との重量比によって焼成後のこれらの材料の組成比が変わり、形成されるレンズ層14における屈折率が変わる。より具体的には、二酸化ケイ素(SiO2)に対する二酸化ゲルマニウム(GeO2)の重量比(組成比)が大きくなるほど、形成されるレンズ層14の屈折率は大きくなる。
準備工程では、このガラスフリットと、ガラスフリットを繋ぐための主に樹脂成分からなるバインダーと、分散媒とを混合しペースト状に調整する。バインダーとしては、樹脂成分であれば特に限定はされないが、ガラスフリットを繋ぎ止める性能に加え、後述の焼成工程において確実に蒸散される性質を有する必要がある。このようなバインダーとして、例えば、セルロース系樹脂、ポリビニルブチラール(PVB)などを用いることができる。
分散媒としては、低沸点タイプのエタノール、アセトン、中沸点タイプのブタノール、トルエン、高沸点タイプのイソホロン、ターピネオールなどが使用可能である。ただし、後述するようにレンズ材料14aをペースト状に調製する必要上、この分散媒についてもペースト材料として好適なもの、すなわち、高沸点タイプの溶剤などを単体、もしくは複数種を混合して用いるのが好ましい。
レンズ材料14aをペースト状に調製するには、まず、分散媒にバインダーを加えたものをボールミル装置に入れ充分な時間をかけて混合し、バインダーを分散媒に溶解させる。続いて、この溶液中にガラスフリットを投入し、引き続き三本ロールミル装置で混合することにより、ガラスフリットが分散された分散液を調製する。このようにして調製された分散液は、バインダーを溶解し、さらにガラスフリットを分散させることで粘度が高くなり、ペースト状となる。
ガラスフリット、分散媒、バインダーの各配合量については、バインダーを分散媒で良好に溶解させることができ、かつ、ガラスフリットを分散させた状態で所望の粘度、すなわち後述するスクリーン印刷に適した粘度となるように適宜設定する。
次に、充填工程を説明する。図7(a)に示すように、ペースト状のレンズ材料14aを、例えば、スクリーン印刷版73を用いてスクリーン印刷法により、基板11の凹部12に充填する。スクリーン印刷版73には、凹部12に対応するレンズ材料14aの充填量に応じてメッシュパターン73aが形成されている。このメッシュパターン73aは、例えば、ペースト状のレンズ材料14aの流動性(粘性)や、基板11の凹部12の深さ、大きさによって決定される。
図7(a)に示すように、基板11上にスクリーン印刷版73を配置して、スクリーン印刷版73上にレンズ材料14aを配し、続いてスキージ74によってレンズ材料14aをならす。これにより、図7(b)に示すように、ペースト状のレンズ材料14aを押圧して基板11の凹部12および一面11a上に、メッシュパターン73aを介してレンズ材料14aを充填配置することができる。
次に、焼成工程では、図7(b)に示す焼成前の基板11およびレンズ材料14aを加熱して焼成する。この焼成工程では、まず、凹部12に充填したレンズ材料14a中のバインダーが蒸散する温度まで加熱温度を上げて、バインダーを確実に蒸散させる。次に、レンズ材料14a中のガラスフリットの軟化点より高い温度で加熱して焼成し、レンズ層14を形成する。
次に、図7(c)に示すように、レンズ層14に対してCMP処理などの平坦化処理を施す。これにより、マイクロレンズアレイMLAを備えたマイクロレンズアレイ基板10Aが完成する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、レンズ層14の屈折率を、レンズ材料14aに含まれるSiO2とGeO2との組成比によって制御するので、マイクロレンズMLを構成する凹部12の形状を変えることなく、波長域が異なる複数の色光に対してマイクロレンズMLの焦点距離が一致するようにでき、各色光に対する光の利用効率を最適化することができる。これにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、レンズ材料14a中に含まれるガラスフリットは、上述のホウケイ酸ガラスや酸化ゲルマニウム系ガラスに限定されるものではなく、異なる2つ以上の材料の組成比を変化させることで形成されるレンズ層14の屈折率を調整できるものであれば、他のガラス材料の組合せであってもよい。
(第3の実施形態)
<電子機器>
次に、第3の実施形態に係る電子機器について図8を参照して説明する。図8は、第3の実施形態に係る電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図である。
図8に示すように、第3の実施形態に係る電子機器としてのプロジェクター(投射型表示装置)100は、光学ユニット130として、偏光照明装置110と、光分離素子としての2つのダイクロイックミラー104,105と、3つの反射ミラー106,107,108と、5つのリレーレンズ111,112,113,114,115と、3つの液晶ライトバルブ121,122,123と、光合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム116と、投射レンズ117とを備えている。
また、図示を省略するが、プロジェクター100は、光学ユニット130の他に、電源部、制御部、冷却部、インターフェイス部、ユーザーが操作するための操作部、ユーザーに対して情報を表示するインジケーター部などを備えている。
偏光照明装置110は、例えば超高圧水銀灯やハロゲンランプなどの白色光源からなる光源としてのランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とを備えている。ランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とは、システム光軸Lに沿って配置されている。
ダイクロイックミラー104は、偏光照明装置110から射出された偏光光束のうち、第1波長域の光としての赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)と青色光(B)とを透過させる。もう1つのダイクロイックミラー105は、ダイクロイックミラー104を透過した第2波長域の光としての緑色光(G)を反射させ、青色光(B)を透過させる。
ダイクロイックミラー104で反射した赤色光(R)は、反射ミラー106で反射した後にリレーレンズ115を経由して液晶ライトバルブ121に入射する。ダイクロイックミラー105で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ114を経由して液晶ライトバルブ122に入射する。ダイクロイックミラー105を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ111,112,113と2つの反射ミラー107,108とで構成される導光系を経由して液晶ライトバルブ123に入射する。
光変調素子である透過型の液晶ライトバルブ121,122,123は、クロスダイクロイックプリズム116の色光ごとの入射面に対してそれぞれ対向配置されている。液晶ライトバルブ121,122,123は、色光の入射側と射出側とにおいてクロスニコルに配置された一対の偏光素子の間に隙間を置いて配置されている。液晶ライトバルブ121に入射した赤色光(R)、液晶ライトバルブ122に入射した緑色光(G)、および液晶ライトバルブ123に入射した青色光(B)は、それぞれ映像情報(映像信号)に基づいて変調され、クロスダイクロイックプリズム116に向けて射出される。
クロスダイクロイックプリズム116は、4つの直角プリズムが貼り合わされて構成されており、その内面には赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が合成される。合成された光は、投射光学系である投射レンズ117によってスクリーン140上に投射され、画像が拡大されて表示される。
第1波長域の光としての赤色光(R)が入射する第1電気光学装置としての液晶ライトバルブ121は、第1マイクロレンズアレイ基板として、赤色光(R)に対して屈折率が調整されたマイクロレンズアレイ基板10,10Aを有している。第2波長域の光としての緑色光(G)が入射する第2電気光学装置としての液晶ライトバルブ122は、第2マイクロレンズアレイ基板として、緑色光(G)に対して屈折率が調整されたマイクロレンズアレイ基板10,10Aを有している。また、青色光(B)が入射する液晶ライトバルブ123は、青色光(B)に対して屈折率が調整されたマイクロレンズアレイ基板10,10Aを有している。
すなわち、液晶ライトバルブ121,122,123のそれぞれが有するマイクロレンズアレイ基板10,10Aでは、マイクロレンズMLの曲率は同じであるが、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)に対してマイクロレンズMLの焦点距離が一致するように、無機材料で形成されたそれぞれのレンズ層13,14の屈折率が調整されている。
第3の実施形態に係るプロジェクター100の構成によれば、各色光に対する光の利用効率が最適化され、品質および生産性の向上が図られたマイクロレンズアレイ基板10,10Aを有する液晶装置1を液晶ライトバルブとして備えているので、明るくて品質が高くコスト競争力があるプロジェクター100を提供することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上記の実施形態および変形例では、レンズ層13を基板11よりも光屈折率の高い材料で形成していたが、本発明はこのような形態に限定されない。レンズ層13を、基板11よりも光屈折率の低い材料で形成してもよい。
(変形例2)
上記の実施形態および変形例では、液晶装置1において、マイクロレンズアレイ基板10,10Aを対向基板30に備えていたが、本発明はこのような形態に限定されない。例えば、マイクロレンズアレイ基板10,10Aを素子基板20に備えた構成としてもよい。また、マイクロレンズアレイ基板10,10Aを素子基板20および対向基板30の双方に備えた構成としてもよい。
(変形例3)
上記の実施形態および変形例では、マイクロレンズML(凹部12)が断面視で略半球状などの曲面形状を有していたが、本発明はこのような形態に限定されない。マイクロレンズML(凹部12)が断面視で、例えばV字状など他の形状を有していてもよい。
(変形例4)
上記の実施形態および変形例では、マイクロレンズアレイ基板10,10Aにおいて、マイクロレンズML(凹部12)がマトリックス状に配列された構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。マイクロレンズMLの配列は、画素Pの配列に対応して、例えば、ハニカム状の配列など異なる配列であってもよい。
(変形例5)
上記の実施形態の電子機器(プロジェクター100)では、液晶装置1が適用された3枚の液晶ライトバルブ121,122,123を備えていたが、本発明はこのような形態に限定されない。電子機器は、2枚の液晶ライトバルブ(液晶装置1)を備えた構成であってもよいし、4枚以上の液晶ライトバルブ(液晶装置1)を備えた構成であってもよい。
1…液晶装置(電気光学装置、第1電気光学装置、第2電気光学装置)、10,10A…マイクロレンズアレイ基板、第1マイクロレンズアレイ基板、第2マイクロレンズアレイ基板、11…基板、11a…一面、12…凹部、13,14…レンズ層、13a,14a…レンズ材料、100…プロジェクター(電子機器)、130…光学ユニット、ML…マイクロレンズ、MLA…マイクロレンズアレイ。

Claims (6)

  1. 光透過性を有する基板の一面に凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記基板の前記凹部に光透過性を有する無機材料を充填して、前記基板とは異なる屈折率を有するレンズ層を形成するレンズ層形成工程と、を含み、
    前記レンズ層形成工程において形成する前記レンズ層の屈折率を、前記レンズ層に含まれる物質の組成比によって制御することを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  2. 請求項1に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、
    前記レンズ層形成工程では、CVD法により、酸素を含む第1ガスと、窒素を含む第2ガスと、ケイ素を含むガスと、を供給して、酸窒化ケイ素からなる前記レンズ層を形成し、
    供給する前記第1ガスと前記第2ガスとの流量比を変えることにより、前記レンズ層に含まれる酸素と窒素との組成比を調整することを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  3. 請求項1に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法であって、
    前記レンズ層形成工程では、ケイ素を含む第1材料と、ゲルマニウムを含む第2材料と、を含む粉末状の混合物を焼成して前記レンズ層を形成し、
    前記混合物における前記第1材料と前記第2材料との重量比を変えることにより、前記レンズ層に含まれるゲルマニウムとケイ素との組成比を調整することを特徴とするマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  4. 第1マイクロレンズアレイ基板を有し、第1波長域の光が供給される第1電気光学装置と、
    第2マイクロレンズアレイ基板を有し、前記第1波長域とは波長域が異なる第2波長域の光が供給される第2電気光学装置と、
    前記第1電気光学装置から射出された光と、前記第2電気光学装置から射出された光と、を合成して射出する光合成光学系と、を備え、
    前記第1マイクロレンズアレイ基板と前記第2マイクロレンズアレイ基板とは、請求項1から3のいずれか一項に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法で製造されており、
    前記第1マイクロレンズアレイ基板のレンズ層の屈折率は、前記第2マイクロレンズアレイ基板のレンズ層の屈折率と異なることを特徴とする光学ユニット。
  5. 請求項4に記載の光学ユニットであって、
    前記第1マイクロレンズアレイ基板の凹部の曲率は、前記第2マイクロレンズアレイ基板の凹部の曲率と同じであることを特徴とする光学ユニット。
  6. 請求項4または5に記載の光学ユニットを備えていることを特徴とする電子機器。
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