JP2014109576A - タイムベースを調節するための高精度電子時計ムーブメントおよびタイムベースを調節するための方法 - Google Patents

タイムベースを調節するための高精度電子時計ムーブメントおよびタイムベースを調節するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイムベースを調節するための高精度電子時計ムーブメントおよびタイムベースを調節する方法を提供する。
【解決手段】ブロック期間Pを選択するステップと各ブロック期間にわたって、タイムベースの周波数が基準単位周波数に最も近付くように、周波数分割器回路を活性化するクロックパルスの数を調節するために、ブロック期間P当たりに抑制すべきクロックパルスの第1の数Nを決定するステップと、各ブロック期間Pに関して、複数の副期間P1を選択するステップと、各副期間P1内に、クロックパルスの第1の数を副期間P1の数で割った整数除算の結果に対応する第2の数N1(N1=INT[N/K])のクロックパルスを抑制するステップと、前のステップの抑制に加えて、各ブロック期間内に、前記整数除算の余りに対応する第3の数N2(N2=NmodK)のクロックパルスを抑制するステップとを含む方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子時計ムーブメントの分野に関し、特に、公的機関(スイスにおいて:COSC−Official Swiss Chronometer Testing Institute:スイスクロノメータ検定協会)によって付与されるクロノメータ認証を得るために精度試験を受ける高精度電子時計ムーブメントに関する。より詳細には、本発明は、クロックパルスをブロックすることによって調節される水晶振動子を備えるタイムベース、および特にそのようなタイムベースを調節するための方法に関する。
電子時計ムーブメントは、一般に、時間信号を供給するタイムベースと、この時間信号を受信するディスプレイモジュールとを備え、時間信号は、タイミングパルスから生成される。タイムベースは、クロック回路と周波数分割器回路とを備える。クロック回路は、水晶振動子によって形成され、周波数分割器回路にクロック信号を供給し、このクロック信号は、所定のクロック周波数を有する。周波数分割器回路は、分割器の連鎖(通常は2つ)によって形成され、単位周波数で発生されたタイミングパルスから生成される時間信号を出力する。
産業上の製造操作では、基準周波数F0(これは、基準単位周波数(特に1Hz)を有するタイミングパルスを得ることができるようにする)を有する振動子を常に製造することはできないので、基準周波数F0よりも高い特定の周波数範囲内で分散される周波数Fを有する水晶振動子を製造することが企図される。ベース期間P0(特に1分)を考えた場合、基準周波数でのクロックパルスの数は、M0=P0・F0である(F0は整数であり、P0も秒単位で整数であると認められる)。水晶振動子は、期間P0内に水晶振動子が発生するパルスの数X0(実数)がM0とM0+N0maxとの間にあるように選択される(すなわち、M0<X0<M0+N0max)。タイムベースによって発生される時間信号を最良に調節するために、このタイムベースにブロック回路を接続することが知られており、ブロック回路は、周波数分割器回路への入力としてブロック信号を供給し、ブロック信号により、ブロック期間P0当たりにN0個のクロックパルスを抑制して、各ブロック期間P0にわたって周波数分割器回路を活性化するクロックパルスの数を調節する。数N0は、正の整数である。各クロック回路に関して、周波数分割器回路は、期間P0にわたってX0−N0回活性化されると決定され、この回数X0−N0は、整数M0に丸められる(すなわちM0−1/2<X0−N0≦M0+1/2)。したがって、時計ムーブメントに関して得られる精度は、(1/2)/M0=1/2M0である。
時計ムーブメントの精度を高めるために、P0を係数Y倍してブロック期間Pを増加させることが可能である。すなわちP=Y・P0であり、ここでY>1である。この期間Pにわたって、基準周波数でのクロックパルスの数Mは、Y・M0であり(すなわちM=Y・M0)、所与の水晶振動子によって発生される周波数Fでのクロックパルスの数Xは、Y・X0である(すなわち、X=Y・X0)。上述した基準に従って選択される水晶振動子の場合、期間Pにわたってブロックすべきクロックパルスの最大数Nmaxは、Y・N0maxである(すなわちNmax=Y・N0max)ことに留意されたい。ここでも、各振動子に関して、ブロックすべきクロックパルスの数Nは、以下の数学的な等式によって決定される。
M−1/2<X−N≦M+1/2
したがって、ブロックによって得られる精度は、(1/2)/M=(1/2)/(Y・M0)=(1/Y)・(1/2M0)である。したがって、ブロック期間がこの係数Y倍に増加されるときに、ブロック期間にわたる精度は係数Y倍に増加することが観察される。この精度はタイムベースの平均精度に対応し、時間の経過と共にこのタイムベースのドリフトを生じることに留意されたい。
しかし、ブロック期間をP0からPに延長すると、以下に説明する問題が生じる。なぜなら、タイムベースによって供給される時間の2つの測定値間の絶対最大誤差EAmaxは、Yに比例して増加するからである。これは、ブロック期間当たりN個のクロックパルスのブロックが、このブロック期間に対応するいくつかの時間間隔で合計で行われるからである。さらに、従来の定義でのブロック期間は、この処置により得られる。したがって、
EAmax(P)=Nmax/F=Y・N0max/F=Y・EAmax(P0)
である。
これは、図2に、8分のブロック期間Pに関して示されている。P0が1分である場合、絶対最大誤差EAmaxはブロック期間に比例し、期間P内でのこの最大絶対誤差は、ベースブロック期間P0に関する対応する誤差の8倍である。瞬時絶対誤差は、時計ムーブメントの動作に関して問題を生じず、長い期間の場合には無視することができるが、タイムベースまたはそのようなタイムベースを備える時計ムーブメントに対する精度試験中には大きな問題を生じる。したがって、ブロック期間を延長することによって精度が高められるとき、その精度向上を短時間にわたって検証することはできず、したがって、認証機関、特にスイスでのCOSCによる高精度クロノメータ認証を得ることができない。試験は、例えば約24時間にわたって、ブロック期間Pに対して非同期で行われる。すなわち、試験期間にわたって最大絶対誤差を実用的に測定することができるように、試験期間は、ブロック期間の整数倍に等しくなるようには決定されない。試験期間は比較的短いので、得られる相対誤差は比較的高い。したがって、時計ムーブメントの実際の精度の測定を認証機関が正確に行うことはできない。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題を解決することであり、すなわち、認証試験を受けるときにこの時計ムーブメントの高精度を確実に立証できることを保証することによって、電子時計ムーブメントの精度の向上を可能にすることである。
本発明は、単位周波数で発生されるタイミングパルスから生成される時間信号を供給するように構成されたタイムベースを備える電子時計ムーブメントであって、このタイムベースは、
−所定のクロック周波数で発生されるクロックパルスを供給するクロック回路と、
−第1の入力でクロックパルスを受信し、時間信号を出力する周波数分割器回路と、
−周波数分割器回路の第2の入力にブロック信号を供給するブロック回路とを備え、このブロック回路は、各ブロック期間にわたって、上記単位周波数が基準単位周波数に最も近付くように、周波数分割器回路を活性化するクロックパルスの数を調節するために、ブロック期間P当たり第1の数Nのクロックパルスをブロック信号によって抑制するように構成される電子時計ムーブメントに関する。
産業上の実用では、この電子時計ムーブメントのクロック周波数は、基準周波数よりも高い特定の周波数範囲内で提供される。基準周波数は、ブロックが行われないときには、周波数分割器回路の出力で基準単位周波数を得られるようにする。
本発明によれば、各ブロック期間は、複数(K個)の副期間に分割され、ブロック回路は、N個のクロックパルスを抑制するために、各副期間内に第2の数のクロックパルスを抑制するように構成され、この第2の数は、第1の数を副期間の数で割った整数除算の結果(N1=INT[N/K])に対応し、さらに、ブロック回路は、各ブロック期間内に、上記整数除算の余りに対応する第3の数(N mod K)のクロックパルスを抑制するように構成される。
また、本発明は、本発明による時計ムーブメントに実装されるアルゴリズムに対応してタイムベースを調節するための方法に関する。
本発明の特徴により、ブロック期間Pを延長することによって時計ムーブメントの精度を高めると共に、K分の1のブロック期間の絶対誤差と実質的に等しくなるように絶対誤差を減少させることができる。
本発明を、一般的な例として示す添付図面に基づいて詳細に説明する。
本発明による電子時計ムーブメントの機能ブロックの概略図である。 (既述)8分のブロック期間を有する従来技術のムーブメントに関する時間に対する絶対時間誤差を示すグラフである。 やはり8分のブロック期間を有する本発明による電子時計ムーブメントに関する時間に対する絶対時間誤差を示す、図2と同様のグラフである。 図3によるブロックプロセスの変形形態を示す図である。
図1は、単位周波数F1で発生される時間パルスから生成される時間信号S1を供給するように構成されたタイムベース4を備える電子時計ムーブメント2を概略的に示す。このタイムベースは、
−所定のクロック周波数Fで発生されるクロックパルスから生成されるクロックパルス信号S2を供給するクロック回路8と、
−第1の入力でクロック信号S2のクロックパルスを受信し、時間信号S1を出力する周波数分割器回路10と、
−周波数分割器回路10の第2の入力にブロック信号S3を供給するブロック回路12と
を備える。
ブロック回路12をクロック回路と同期させるために、またブロック信号の周期的な伝送を管理するために、このブロック回路は、周波数分割器回路10に接続され、周波数分割器回路10は、ブロック回路に制御信号S4を供給する。
既に上で説明したように、クロック周波数Fは、基準周波数F0よりも高い特定の周波数範囲内で提供される。基準周波数F0は、ブロックが行われないときには、周波数分割器回路から出力される基準単位周波数を得られるようにする。基準単位周波数は、一般に1Hz(1sの期間)である。
本発明によれば、本発明による時計ムーブメントで行われる調節プロセスは、以下のステップを含む。
−1分よりも長いブロック期間Pを選択するステップ;
−各ブロック期間Pにわたって、単位周波数F1が上述した基準単位周波数に最も近付くように、周波数分割器回路10を活性化するクロックパルスの数を調節するために、ブロック期間P当たりに抑制すべきクロックパルスの第1の数Nを決定するステップ;
−各ブロック期間Pに関して、複数(K個)の副期間P1を選択するステップ;
−各副期間P1内に、クロックパルスの第1の数Nを副期間の数Kで割った整数除算の結果に対応する第2の数N1(N1=INT[N/K])のクロックパルスを抑制するステップ;および
−前のステップの抑制に加えて、各ブロック期間P内に、クロックパルスの第1の数Nを副期間の数Kで割った整数除算の余りに対応する第3の数N2(N2=N mod K)のクロックパルスを抑制するステップ。
したがって、各ブロック期間Pにわたって第1の数Nが実際に抑制され、このブロック期間に関して最大の精度を得ることができる。実際、N=N1+N2である。
図3は、本発明によるタイムベース4を調節するためのプロセスの利益を示す。従来技術では、通常、1分のブロック期間P0を与える(P0=1分)。精度を高めるために、図2に示される従来技術の変形形態のように、例えば8分のより長いブロック期間P(P=8分)を使用することができる。期間Pにわたってクロックパルスをブロックすることでタイムベースを調節することによって基準単位周波数を正確に得ることができるようにする特定の場合を考えると、瞬時絶対誤差EAAAは、(N/P)/Fによって与えられる傾きで変化し、ここで、Nは、期間P当たりに抑制すべきクロックパルスの数であり、Fはクロック周波数である。したがって、従来技術では、(期間の開始と終了の間の)期間Pにわたる最大絶対誤差EAAAは、N/Fである。N=Nmaxである場合、期間PにわたるNmax/Fの最大絶対誤差が得られる。上の特定の場合には、N=Y・N0であることに留意されたい。ここで、N0は、ベース期間P0=P/Yにわたって抑制すべきパルスの数である。一般に、Nmax=Y・N0maxである。
図3は、図2の従来技術の場合のものに対応するブロック期間Pに関して、本発明による調節プロセスを用いた絶対誤差EAを示す。K=8、したがって副期間P1=1分とすると、期間P内の任意の2つの時点の間の最大絶対誤差EAmaxは大幅に減少される。これは、本質的に、以下の等式および不等式によって与えられる。
EAmax=(INT[N/K]+N mod K)/F
EAmax<(INT[N/K]+K)/F
図3では、N mod Kは、N%Kと示されていることを理解されたい。例として、P1は、ベース期間P0に等しいものとして選択されているが、これは特定の場合であり、限定するものではない。特に、P=8分の期間に関して、K=4およびP1=2分、またはK=16およびP1=30秒を採用することができる。
上の特定の場合には、EAmax=INT[N/K]=N0およびEAmaxは、時間にわたる任意の2つの時点の間の最大絶対誤差に対応する。一般的な場合を示すために、数値の一例を挙げる。すなわち、P=8分、K=8、およびN=245とする。すると、従来技術の場合(図2)には、最大絶対誤差EAmaxAA=245/Fである。本発明の場合には、副期間P1=1分、INT[N/K]=30、およびN mod K=5である。したがって、最大絶対誤差EAmax=(30+5)/F=35/Fである。前に与えた不等式によれば、EAmax<(INT[N/K]+K)/F=38/Fである。したがって、最悪の場合でも、最大絶対誤差は、大きくとも6分の1に減少されることが分かる。
図3では、各ブロック期間Pにおいて、期間Pにわたる整数除算の余り(N mod K、N%Kと表記する)の補正は、1つの副期間P1(副期間番号5、13、・・・、5+nK、・・・)内で行われ、一方、INT[N/K]クロックパルスの補正は、各副期間P1の終了時および開始時に行われる。図4は、本発明による調節プロセスの変形形態をより詳細に示し、ここでは、期間Pにわたる整数除算の余りN mod Kの補正は、副期間P1の終了時または開始時にINT[N/K]クロックパルスの補正と共に行われる。図4の変形形態において、Δt1=(INT[N/K])/FおよびΔt2=(N mod K)/Fである。上述した数値の例と同様に、Δt2がゼロでなく、Δt1の6分の1にほぼ等しい一例を与えている。N mod Kがゼロではないために各副期間P1での補正Δt1が比較的不正確であるときには、各ブロック期間Pの過程中のドリフト(点線で定義される)が存在することは明らかである。タイムベースの平均周波数が、同じブロック期間Pを有する従来技術の一実施形態で得られる平均周波数と同一になるように、このドリフトは、ブロック期間Pの終了時に補償される。上述したように、最大絶対誤差EAmax=Δt1+Δt2である。
一般に、デジタル回路内の2進レジスタを用いて作業を行うと仮定すると、好ましくはK=2nが選択され、nは、1よりも大きい整数(n>1)である。数Nは、水晶振動子の製造交差によって与えられる最大値Nmaxを有する。Nは、メモリレジスタに2進形式で記録された整数である。例えば、Nmax=1023である。210=1024であるので、メモリレジスタは10ビットを備える。一般に、2n<Nmax<2mを適用し、ここで、本発明の枠組内では、定義により、mはnよりも大きい(m>n)。したがって、タイムベースの調節プロセスを実施するために決定しなければならない抑制すべきパルスの2つの数値、すなわちINT[N/K]とN mod Kが簡単に得られる。実際、一方では、INT[N/K]は、メモリレジスタの最初のm−n個のビットを取ることによって得られる2進数に対応し、これは、メモリレジスタ内の2進数をm−nビット右にシフトすることに相当する。他方で、N mod Kは、メモリレジスタの最後のn個のビットによって与えられる。
2 電子時計ムーブメント
4 タイムベース
8 クロック回路
10 周波数分割器回路
12 ブロック回路
F クロック周波数
F1 単位周波数
P ブロック期間
P1 副期間
S1 時間信号
S2 クロックパルス信号
S3 ブロック信号

Claims (8)

  1. 単位周波数(F1)で発生されるタイミングパルスから生成される時間信号(S1)を供給するように構成されたタイムベース(4)を備える電子時計ムーブメント(2)であって、前記タイムベースは、
    所定のクロック周波数(F)でクロックパルスを抑制するクロック回路(8)と、
    第1の入力で前記クロックパルスを受信し、前記時間信号を出力する周波数分割器回路(10)と、
    前記周波数分割器回路の第2の入力にブロック信号(S3)を供給するブロック回路(12)とを備え、前記ブロック回路は、各ブロック期間にわたって、前記単位周波数が基準単位周波数に最も近付くように、前記周波数分割器回路を活性化するクロックパルスの数を調節するために、ブロック期間(P)当たり第1の数Nのクロックパルスをブロック信号によって抑制するように構成され、
    前記クロック周波数は、基準周波数よりも高い特定の周波数範囲内で提供され、基準周波数は、ブロックが行われないときには、前記周波数分割器回路の出力で基準単位周波数を得ることができるようにし、
    各ブロック期間は、複数(K個)の副期間(P1)に分割され、前記ブロック回路は、N個のクロックパルスを抑制するために、各副期間内に第2の数N1のクロックパルスを抑制するように構成され、前記第2の数N1は、第1の数を副期間の数で割った整数除算の結果(N1=INT[N/K])に対応し、さらに、前記ブロック回路は、各ブロック期間内に、前記整数除算の余りである第3の数N2(N2=N mod K)のクロックパルスを抑制するように構成される
    ことを特徴とする電子時計ムーブメント(2)。
  2. 副期間の数Kは、2の整数乗であり、すなわちK=2nであり、ここで、nはゼロよりも大きい整数(n>0)であり、数Kは、ブロック期間(P)当たりに抑制すべきクロックパルスの最大数未満であることを特徴とする請求項1に記載の電子時計ムーブメント。
  3. 前記整数nは2よりも大きい(n>2)ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子時計ムーブメント。
  4. 前記ブロック期間(P)は8分以上である(P≧8分)ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子時計ムーブメント。
  5. 単位周波数(F1)で発生されるタイミングパルスから生成される時間信号(S1)を供給するように構成されたタイムベース(4)を調節するための方法であって、前記タイムベースは、
    所定のクロック周波数(F)でクロックパルスを抑制するクロック回路(8)と、
    第1の入力で前記クロックパルスを受信し、前記時間信号を出力する周波数分割器回路(10)と、
    前記周波数分割器回路の第2の入力にブロック信号(S3)を供給するブロック回路(12)とを備え、
    前記クロック周波数は、基準周波数よりも高い特定の周波数範囲内で提供され、基準周波数は、ブロックが行われないときには、前記周波数分割器回路の出力で基準単位周波数を得ることができるようにし、
    前記調節方法は、
    1分よりも長いブロック期間(P)を選択するステップと、
    各ブロック期間にわたって、前記単位周波数が前記基準単位周波数に最も近付くように、前記周波数分割器回路を活性化するクロックパルスの数を調節するために、ブロック期間(P)当たりに抑制すべきクロックパルスの第1の数Nを決定するステップと、
    各ブロック期間(P)に関して、複数(K個)の副期間(P1)を選択するステップと、
    各副期間(P1)内に、クロックパルスの前記第1の数を副期間の数で割った整数除算の結果に対応する第2の数N1(N1=INT[N/K])のクロックパルスを抑制するステップと、
    前記ステップの抑制に加えて、各ブロック期間(P)内に、前記整数除算の余りに対応する第3の数N2(N2=N mod K)のクロックパルスを抑制するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 副期間の数Kは、2の整数乗であり、すなわちK=2nであり、ここで、nはゼロよりも大きい整数(n>0)であり、数Kは、ブロック期間(P)当たりに抑制すべきクロックパルスの最大数未満であることを特徴とする請求項5に記載の調節方法。
  7. 前記整数nは2よりも大きい(n>2)ことを特徴とする請求項5または6に記載の調節方法。
  8. 前記ブロック期間(P)は8分以上である(P≧8分)ことを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の調節方法。
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