JP2014108571A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性を犠牲にすることなく初期化処理を簡略化することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明によれば、筐体に対して少なくとも1つのカバー扉が開閉自在に形成された画像形成装置であって、電源オフ期間中の前記カバー扉の開放に応答してセンサから出力される信号の出力値を該カバー扉の開放履歴として保持するカバー扉開放検知手段と、複数の初期化動作からなる初期化処理の実行を制御する初期化処理制御手段とを含み、前記初期化処理制御手段は、少なくとも1つの前記カバー扉について前記開放履歴があった場合に、該カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作を実行するように制御する画像形成装置が提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、インクジェットプリンタをはじめとする画像形成装置は、電源オン時に、複数の初期化動作(搬送経路やキャリッジの可動域内の異物検知、インク吐出系の異常検知、主走査位置のアライメントなど)からなる初期化処理を実施するため、電源スイッチが押下されてから記録可能な待機状態に遷移するまでに長い時間を要していた。
この点につき、特開2009−279889号公報(特許文献1)は、前回の電源オフ時に正常状態であったことを条件として、オールリセット処理よりも動作構成の少ない簡易リセット処理を実行するように制御することで、電源スイッチが押下されてから記録可能な待機状態に遷移するまでの時間を短縮するように構成された記録装置を開示する。
しかしながら、特許文献1の記録装置は、電源オフ期間中に何者かが上カバーを開けて異物をキャリッジの可動域内に置いたり、インクカートリッジを抜いたりした場合であっても、前回の電源オフ時の正常状態だけを頼りに初期化動作を省略してしまうため、印刷時に障害が発生する虞があった。
本発明は、上記従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、安全性を確保しつつ初期化処理を簡略化することができる新規な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明者は、安全性を確保しつつ初期化処理を簡略化することができる新規な画像形成装置につき鋭意検討した結果、以下の構成に想到し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、筐体に対して少なくとも1つのカバー扉が開閉自在に形成された画像形成装置であって、電源オフ期間中の前記カバー扉の開放に応答してセンサから出力される信号の出力値を該カバー扉の開放履歴として保持するカバー扉開放検知手段と、複数の初期化動作からなる初期化処理の実行を制御する初期化処理制御手段とを含み、前記初期化処理制御手段は、少なくとも1つの前記カバー扉について前記開放履歴があった場合に、該カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作を実行するように制御する画像形成装置が提供される。
本実施形態の画像形成装置の斜視図。 本実施形態の画像形成装置の内部機構を示す図。 本実施形態の画像形成装置が電源オン時に実行する初期化処理を示すフローチャート。 本実施形態の画像形成装置が搭載するコントローラボードの機能ブロックを示す図。 本実施形態におけるカバー扉センサを示す図。 本実施形態におけるカバー扉開放検知部を説明するための概念図。 本実施形態における電源プラグ抜挿検知部を説明するための概念図。 本実施形態の画像形成装置が電源オフ時に実行する処理を示すフローチャート。 本実施形態の画像形成装置が電源オン時に実行する処理を示すフローチャート。 本実施形態における初期化動作実施要否定義テーブルを示す図。 本実施形態における初期化処理制御テーブルを示す図。 本実施形態の画像形成装置が電源オン時に実行する初期化処理を示すフローチャート。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜、その説明を省略するものとする。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置100の斜視図を示す。画像形成装置100は、インクカートリッジ式のインクジェットプリンタとして参照される装置であり、その筐体に対して3つのカバー扉(上カバー102、インクカートリッジカバー103、紙送りダイアルカバー104)が開閉自在に形成されている。以下、図1に示した実施形態に基づいて説明を行うが、本発明は、画像形成装置の種類をインクジェットプリンタに限定するものではなく、また、カバー扉が形成される位置や数を限定するものではないことに留意されたい。
上カバー102は、その開放によって画像形成装置100の内部が露出するように、筐体の上面に形成されている。また、インクカートリッジカバー103は、その開放によってイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインクカートリッジ10が取り出し可能になるように、筐体の右端前面に形成されている。さらに、紙送りダイアルカバー104は、その開放によって紙送りダイアル106のダイアル操作が可能になるように、筐体の左側面に形成されている。具体的には、ユーザは、紙送りダイアルカバー104の開放によって露出した紙送りダイアル106をつまんで回すことによって、画像形成装置100内部の用紙搬送ベルト(後述する)を副走査方向に移動させることが可能になる。
ここで、画像形成装置100においては、上述した各カバー扉に対して固有のカバー扉センサ120(120a〜120c)が配設されている。各カバー扉センサ120は、対応するカバー扉の開放に応答して信号を出力するように構成されたセンサ素子である(詳細は後述する)。
続いて、本実施形態の画像形成装置100の内部機構について図2に基づいて概説する。図2(a)は、画像形成装置100の内部機構の上面図を示し、図2(b)は、その側面図を示す。なお、以下の説明においては、図2(a)(b)を併せて参照するものとする。
画像形成装置100の筐体を構成する左右の側板21Aと側板21Bの間には、ガイドロッド31とステー32が架け渡されている。キャリッジ33は、ガイドロッド31とステー32によって主走査方向に移動自在に支持されており、主走査モータ(図示せず)の駆動に応じて矢示方向(主走査方向)に移動するように構成されている。
また、キャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための4個の記録ヘッド34が主走査方向に直交して配設されており、制御部(図示せず)がハーネス22を介して記録ヘッド34のインク滴吐出を制御するように構成されている。
さらに、キャリッジ33には、各色の記録ヘッド34にインクを供給するための4つのサブタンク35が搭載されており、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10(10k,10c,10m,10y)からインク供給チューブ36を介して対応する各サブタンク35にインクが補充供給されるように構成されている。
一方、給紙トレイ2から用紙42を給紙するための給紙部は、用紙積載板41上に積載された用紙42を1枚ずつ分離給送するための半月状の給紙コロ43、これに対向して付勢する分離パッド44、ガイド部材45、カウンタローラ46、搬送ガイド部材47、押さえ部材48、先端加圧コロ49、および記録ヘッド34に対向して配置される用紙搬送ベルト51を備えている。
用紙搬送ベルト51は、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡され、副走査モータ(図示せず)が搬送ローラ52を回転駆動することによって、矢示方向(副走査方向)に周回するように構成されている。このとき、用紙搬送ベルト51の表面は、帯電ローラ56によって帯電され、給紙部から給紙された用紙42は、用紙搬送ベルト51に静電吸着して記録ヘッド34の下側に送り込まれる。
用紙42が記録ヘッド34の下側まで搬送されたことに応答して、キャリッジ33は、主走査方向に移動しながら記録ヘッド34を画像信号に応じて駆動する。その結果、停止している用紙42に対して画像信号に応じたインク滴が吐出される。そのようにして1行分の記録が終了すると、用紙42が副走査方向に所定量搬送され、次の行の記録を行い、以降、同様の手順を繰り返す。そして、記録終了信号または用紙42の後端が記録領域に到達した信号のいずれかを受けたことに応答して、記録動作を終了する。
記録が終了した用紙42を排紙するための排紙部は、用紙搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61、排紙ローラ62、排紙コロ63を備えており、排紙された用紙42は、排紙トレイ3にストックされる。
一方、キャリッジ33の主走査方向の紙面右端部には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持・回復するための維持回復機構81が配置されている。維持回復機構81は、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするためのキャップ82a〜82dと、ノズル面をワイピングするためのワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するための空吐出の際に出る液滴を受ける空吐出受け84を備えている。
キャリッジ33は、記録(印字)が終了すると、維持回復機構81側に移動する。維持回復機構81は、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングして、ノズルの湿潤状態を維持する。さらに、維持回復機構81は、記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を随時行うことによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する他、後述する所定の回復動作を実施する。
以上、画像形成装置100の内部機構について概説したが、次に、図3に示すフローチャートに基づいて画像形成装置100が実行する初期化処理について説明する。なお、以下の説明においては、適宜、図2を参照するものとする。
画像形成装置100は、装置の電源スイッチがオンされたことに応答して、装置内に異常がないことを確認し、また、印字動作のために必要な準備を行うために所定の初期化処理を開始する。以下、初期化処理を構成する複数の初期化動作の内容を順を追って説明する。
電源スイッチがオンされた時点(以下、電源オン時という)では、記録ヘッド34は、各キャップ82でキャッピングされている。したがって、キャリッジ33を移動可能とするために、まず、キャッピングを解除する動作を実施する(ステップ101)。
キャッピングが解除されると、続いて、主走査位置決め動作を実施する(ステップ102)。例えば、キャリッジ33を移動させて筐体(21B)に突き当てることによって基準位置を取得した後、当該基準位置に基づいて主走査位置を決定する。
続いて、ジャム検知動作を実施する(ステップ103)。例えば、用紙搬送ベルト51を一定時間周回させて、用紙搬送ベルト51上に紙がないことや、搬送ローラ52の回転負荷が一定の範囲内に収まっていることなどを検出して紙詰まりがないことを確認する。万が一、紙詰まりを検知した場合は、オペレーションパネルのUI画面にその旨(エラー)を表示して、ユーザの対応を促す。
続いて、キャリッジ33の可動域内の異物を検知する動作を実施する(ステップ104)。例えば、主走査モータ(図示せず)を駆動してキャリッジ33を主走査方向にゆっくりと移動させながら、主走査モータの回転負荷が一定範囲に収まっていることを検出して異物がないことを確認する。万が一、異物を検知した場合は、オペレーションパネルのUI画面にその旨(エラー)を表示して、ユーザの対応を促す。
続いて、サブタンク35内の異常検知動作を実施する(ステップ105)。例えば、インク量が適切な量となっているか、サブタンク35内に空気が混入していないかなどを検知する。万が一、異常が検知された場合は、維持回復機構81に所定の回復動作を実施させる。具体的には、インク量が適切な量となっていない場合には、インクカートリッジ10からサブタンク35にインクを供給したり、ノズルからインクを排出したりして適切な量に調整する。また、サブタンク35内に空気が混入している場合には、そのまま印字すると気泡によりヘッドが目詰まりする虞があるので、記録ヘッド34をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引して気泡を排出する。これらの回復動作を行っても異常が回復しない場合は、オペレーションパネルのUI画面にその旨(エラー)を表示して、ユーザの対応を促す。
上述した一連の動作が終了すると、ノズルの湿潤状態を維持するために記録ヘッド34をキャップ82でキャッピングして(ステップ106)、初期化処理を終了する。
以上、説明したように、初期化処理は、検知動作のためにキャリッジ33や用紙搬送ベルト51の駆動を要する動作を含むので、必然的に一定の時間がかかる。この点につき、本実施形態の画像形成装置100は、実施の必要がないと考えられる検知動作を適宜省略することによって、電源オン時から記録可能な待機状態に遷移するまでの時間を最短化する。以下、画像形成装置100の構成を順を追って説明する。
図4は、画像形成装置100が搭載するコントローラボード200の機能ブロックを示す。なお、図4においては、コントローラボード200が搭載する機能部のうち、初期化動作を説明するために必要な最小限のブロックのみを図示し、その余の周知構成については図示せずにその説明を省略する。
コントローラボード200は、電源回路202、カバー扉開放検知部220a〜220c、初期化処理制御部230、エンジン制御部240、画像出力制御部250、初期化動作実施要否設定部260、不揮発性メモリ270、異常発生記録部280を含んで構成されている。ここで、エンジン制御部240は、モータ(主走査モータや副走査モータ)やクラッチなどの各種アクチュエータ130の駆動を制御し、画像出力制御部250は、キャリッジ33に搭載された記録ヘッド34からインクを吐出させるための制御を行う。
商用電源に電源プラグ140が挿し込まれると、PSU201(電源ユニット)は、商用電源(交流)を直流電源に変換して電源回路202に入力する。電源回路202は、入力された直流電源から、コントローラボード200上の各ブロックが使用する固有の電圧値の電源を生成する。
電源回路202は、電源スイッチ(図示せず)がオンにされたことに応答して、コントローラボード200上の各ブロックに対して生成した電源を供給し、これを受けて各ブロックが動作する。一方、電源回路202は、電源スイッチがオフにされたことに応答して、コントローラボード200上の各ブロックに対する電源供給を停止する。ただし、電源回路202は、電源スイッチがオフにされている期間(以下、電源オフ期間という)中、少なくともカバー扉開放検知部220a〜220cを含む一部のブロック(破線で囲む)に対して電源供給を維持するように構成されている。
ただし、電源オフ期間中に電源プラグ140が商用電源から抜かれた場合は、コントローラボード200に対する全ての電源供給が停止する。この場合、電源回路202がその内部に具備する電源プラグ抜挿検知部210は、電源オフ期間中に電源プラグ140が商用電源から抜かれたことを示す信号を保持する(詳細は後述する)。
カバー扉センサ120a、120bおよび120cは、対応するカバー扉の開放に応答して信号を出力する。本実施形態におけるカバー扉センサ120は、電源オフ期間中に電力を消費しない構成とすることが好ましい。図5は、メカニカル・スイッチで構成されたカバー扉センサ120を例示的に示す。
メカニカル・スイッチは、バネ等で閉方向(オン方向)に付勢されており、図5(a)に示すカバー扉が閉じた状態では、突起110がメカニカル・スイッチの接点部122を押下して電力線を断線するように構成されている。カバー扉が閉じている状態では、メカニカル・スイッチは電力せず、カバー扉センサ120の出力はLowになる。一方、図5(b)に示すように、カバー扉が開放されると、突起110からの押圧がなくなり、メカニカル・スイッチの接点部122が閉方向に付勢されて通電する。その結果、カバー扉センサ120の出力はHighになる。なお、本実施形態は、カバー扉センサ120の構成に限定されるものではなく、例えば、低消費電力型の光センサを使用してカバー扉センサ120を構成してもよい。
カバー扉開放検知部220a、220bおよび220cは、それぞれ、カバー扉センサ120a、120bおよび120cに接続されている。各カバー扉センサ120は、電源オフ期間中に対応するカバー扉(上カバー102、インクカートリッジカバー103、紙送りダイアルカバー104)が開放されたことに応答して信号を出力する。一方、電源オフ期間中に各カバー扉開放検知部(220a、220b、220c)は、電源回路202から電源供給を受けており、カバー扉センサ(120a、120b、120c)から出力される信号の出力値を、次回の電源オン時まで保持する(詳細は後述する)。
異常発生記録部280は、電源スイッチがオフにされた時点(以下、電源オフ時という)で、画像形成装置100内に異常(紙詰まり、キャリッジ可動域内の異物、サブタンク内の異常など)が発生しているか否かを判断し、異常が発生している場合は、異常発生履歴を不揮発性メモリ270(例えば、NVRAM)に記録する。併せて、異常発生記録部280は、電源オフ時における主走査位置を不揮発性メモリ270に記録する。
初期化処理制御部230は、初期化動作実施要否設定部260に設定された内容(詳細は後述する)に基づいて、電源オン時における初期化動作の実行を制御する。具体的には、初期化処理制御部230は、カバー扉開放検知部220a〜220cおよび電源プラグ抜挿検知部210のそれぞれに保持されている信号を参照して、初期化動作の実行を制御する。ここで、カバー扉開放検知部220および電源プラグ抜挿検知部210の詳細について説明する。
まず、図6を参照して、カバー扉開放検知部220について説明する。本実施形態におけるカバー扉開放検知部220は、電源オフ期間中のカバー扉の開放に応答してカバー扉センサ120から出力される信号の出力値を直前の電源オフ期間における当該カバー扉の開放履歴として次回の電源オン時まで保持するための手段である。図6(a)は、フリップフロップを使用して構成したカバー扉開放検知部220の例示的な回路構成を示し、図6(b)は、その際のフリップフロップの動作チャートを示す。
図6(b)に示す例では、フリップフロップのData入力はhighに固定される。ここで、初期化処理制御部230は、電源オフ時において、フリップフロップのリセット信号の入力(high)をLowとした後にHighに戻す。その結果、フリップフロップの出力QがLowにリセットされ、装置電源は、フリップフロップの出力QがLowにリセットされるのを待ってオフ状態に遷移する。その後、電源回路202から初期化処理制御部230に対する電源供給は停止するが、カバー扉開放検知部220に対する電源供給は維持される。
この状態で、電源オフ期間中に、カバー扉が開放されると、当該カバー扉に対して配設されたカバー扉センサ120から出力する信号がフリップフロップに入力する。その結果、フリップフロップのClock信号がhighになり、これに同期してフリップフロップの出力QもHighとなる。その後、当該カバー扉が閉じられるとフリップフロップのClock信号はLowになるが、フリップフロップの出力Qはhigh状態をそのまま保持する。
その後、再び、電源がオンになると、初期化処理制御部230は、電源回路202から電源供給を受けて起動し、カバー扉開放検知部220のフリップフロップの出力Qを読み出す。このとき、前回の電源オフ期間にカバー扉が一度でも開放された場合は、フリップフロップの出力QがHigh(真)として読み出され、前回の電源オフ期間にカバー扉が一度も開放されなかった場合は、フリップフロップの出力QがLow(偽)として読み出されることになる。
つまり、本実施形態においては、フリップフロップに保持される出力Q(Low/High)は、電源オフ期間中のカバー扉の開放に応答してカバー扉センサ120から出力される信号の出力値(Low/High)に対応しているので、初期化処理制御部230は、電源オン時に読み出した出力Q(Low/High)から電源オフ期間中のカバー扉の開放履歴の有無(開放無し/開放有り)を判断する。
以上、カバー扉開放検知部220について説明したが、図6に示した構成はあくまで例示であって、これに限定されるものではなく、カバー扉センサ120から出力される信号の出力値を次回の電源オン時まで保持しうるものであれば、他の回路構成であってもよい。
続いて、図7を参照して、電源プラグ抜挿検知部210について説明する。本実施形態における電源プラグ抜挿検知部210は、電源オフ期間中の電源プラグの抜挿に応答して出力される信号の出力値を直前の電源オフ期間における電源プラグ抜挿履歴として次回の電源オン時まで保持するための手段である。図7(a)は、フリップフロップと遅延回路を使用して構成した電源プラグ抜挿検知部210の例示的な回路構成を示し、図7(b)は、その際のフリップフロップの動作チャートを示す。
図7(b)に示すように、フリップフロップのData入力がhighに固定される点、装置電源がオフ状態に遷移する前にフリップフロップの出力QをLowにリセットする点、および、電源オフ期間中に電源プラグ抜挿検知部210に対する電源供給は維持される点は、上述したカバー扉開放検知部220と同様である。
一方、電源プラグ抜挿検知部210においては、highに固定される遅延回路の出力がフリップフロップのClock入力とされる。ここで、電源オフ期間中に電源プラグ140が商用電源から抜かれると(プラグオフ)、電源プラグ抜挿検知部210に対する電源供給が断たれるので、Data入力信号、Clock入力信号、Reset入力信号は、いずれもLowに落ちる。その後、再び、電源プラグ140が商用電源に挿し込まれると(プラグイン)、電源プラグ抜挿検知部210に対して電源が供給される結果、Reset入力信号およびData入力信号がHighとなり、そのタイミングに若干遅れてClock入力信号がHighとなる。その結果、遅延したClock入力信号の立ち上がりに同期して、フリップフロップの出力QがHighになり、その状態を保持する。
その後、再び、電源スイッチがオンされると、初期化処理制御部230は、電源回路202から電源供給を受けて起動し、電源プラグ抜挿検知部210のフリップフロップの出力Qを読み出す。このとき、前回の電源オフ期間に電源プラグ140が一度でも抜挿された場合は、フリップフロップの出力QがHigh(真)として読み出され、前回の電源オフ期間に電源プラグ140が一度も抜挿されなかった場合は、フリップフロップの出力QがLow(偽)として読み出されることになる。
つまり、本実施形態においては、フリップフロップに保持される出力Q(Low/High)は、電源オフ期間中の電源プラグ140の抜挿の有無に対応しており、初期化処理制御部230は、電源オン時に読み出した出力Q(Low/High)から電源オフ期間中の電源プラグ140の抜挿履歴の有無(抜挿無し/抜挿有り)を判断する。
以上、電源プラグ抜挿検知部210について説明したが、図7に示した構成はあくまで例示であって、これに限定されるものではなく、他の回路構成であってもよい。例えば、上述した遅延回路に代えて電源監視ICを採用してもよい。
続いて、本実施形態の画像形成装置100が初期化処理に関連して実行する処理について、以下、具体的に説明する。
まず、図8に示すフローチャートに基づいて、本実施形態の画像形成装置100が電源オフ時に実行する処理を説明する。
電源スイッチがオフされたことに応答して、異常発生記録部280は、その時点で画像形成装置100内に異常(紙詰まり、キャリッジ可動域内の異物、サブタンク内の異常など)が発生しているか否かを確認する(ステップ201)。その結果、異常が発生していない場合は(ステップ201、No)、その旨(例えば、“正常終了フラグ”)を不揮発性メモリ270に記録するとともに、現在の主走査位置を不揮発性メモリ270に記録する(ステップ202)。一方、異常が発生している場合は(ステップ201、Yes)、異常発生履歴(例えば、“異常終了フラグ”)を不揮発性メモリ270に記録する(ステップ203)。
続くステップ204では、初期化処理制御部230が電源プラグ抜挿検知部210およびカバー扉開放検知部220のそれぞれのフリップフロップの出力QをLowにリセットした後、電源回路202がコントローラボード200上の各ブロックに対する電源供給を停止して(ステップ205)、電源オフ時処理を終了する。ただし、このとき、電源プラグ抜挿検知部210およびカバー扉開放検知部220に対する電源供給は維持される。
次に、図9に示すフローチャートに基づいて、本実施形態の画像形成装置100が電源オン時に実行する処理を説明する。
電源スイッチがオンされたことに応答して、初期化処理制御部230は、前回の電源オフ時の異常発生履歴の有無および前回の電源オフ時における主走査位置を不揮発性メモリ270から読み出す(ステップ301)。なお、不揮発性メモリ270に記録された情報は、予期せぬシャットダウンによって誤った情報が残らないようにするために、RAMにコピーした後は、速やかにクリアすることが好ましい。
続くステップ302では、初期化処理制御部230は、電源プラグ抜挿検知部210のフリップフロップの出力Q(Low/High)を参照して電源オフ期間中の電源プラグ抜挿履歴の有無(抜挿無し/抜挿有り)を確認する。加えて、初期化処理制御部230は、カバー扉開放検知部220のフリップフロップの出力Q(Low/High)を参照して電源オフ期間中のカバー扉の開放履歴の有無(開放無し/開放有り)を確認する。
続くステップ303では、ステップ301で確認した前回の電源オフ時の異常発生履歴の有無、ならびに、ステップ302で確認した直前の電源オフ期間における電源プラグ抜挿履歴の有無およびカバー扉の開放履歴の有無に基づいて、初期化処理制御テーブルを作成する。以下、初期化処理制御テーブルの作成手順について具体的に説明する。
ここでは、まず、本実施形態が採用する初期化動作の省略に関するポリシーについて説明する。
本実施形態においては、前回の電源オフ時に異常があった場合には、安全性確保の観点から、電源オン時に全ての初期化動作を実施する。一方、前回の電源オフ時に異常がなかった場合には、一定の条件が満たされる限りにおいて、全ての初期化動作を省略する。
ここで、本実施形態においては、“一定の条件”として、下記(1)および(2)を採用する。

(1)直前の電源オフ期間に電源プラグが抜挿されていないこと
(2)直前の電源オフ期間にカバー扉が開放されていないこと
本実施形態においては、上記条件(1)を満たさなかった場合、画像形成装置100内部のセンシングや履歴保持機能に誤動作が生じている可能性を考慮して、全ての初期化動作を実施する。
一方、本実施形態においては、上記条件(2)を満たさない場合、前回の電源オフ時の状態が維持されていない可能性を考慮して、カバー扉の開放を前提として発生しうる異常を検知するために必要な最小限の初期化動作を実施する。この点につき、図3で説明した6つの初期化動作を例にとって説明する。
まず、直前の電源オフ期間に上カバー102が開放された場合について考える。上カバー102が開放されると、機器の内部(キャリッジ可動域や搬送路)が露出する。したがって、上カバー102が開放された場合は、キャリッジ可動域内や搬送路上に異物が混入している可能性を考慮する必要がある。この点につき、本実施形態においては、上カバー102の開放履歴が有る場合、「ジャム検知動作」および「キャリッジ可動域の異物検知動作」を実施する。
次に、直前の電源オフ期間にインクカートリッジカバー103の開放された場合について考える。インクカートリッジカバー103が開放されると、インクカートリッジ10が取り出し可能になる。したがって、インクカートリッジカバー103が開放された場合は、インクカートリッジ10の抜挿に起因してサブタンク35に空気が混入するなどの異常が発生している可能性を考慮する必要がある。この点につき、本実施形態においては、インクカートリッジカバー103の開放履歴が有る場合、「サブタンク内の異常検知動作」を実施する。
次に、直前の電源オフ期間に紙送りダイアルカバー104の開放された場合について考える。紙送りダイアルカバー104が開放されると、紙送りダイアル106の操作が可能になる。したがって、紙送りダイアルカバー104が開放された場合は、用紙搬送ベルト51の移動に起因して紙詰まりが発生している可能性を考慮する必要がある。この点につき、本実施形態においては、紙送りダイアルカバー104の開放履歴が有る場合、「ジャム検知動作」を実施する。
図10は、初期化動作実施要否設定部260で管理される初期化動作実施要否定義テーブル1000を例示的に示す。初期化動作実施要否定義テーブル1000は、上述した初期化動作の実施要否を条件毎にテーブル定義するものである。なお、図10において、“○”は実施要を意味し、“×”は実施不要を意味する。
初期化動作実施要否定義テーブル1000においては、前回の電源オフ時の異常発生履歴の有無、電源プラグ抜挿履歴の有無、上カバーの開放履歴の有無、インクカートリッジカバーの開放履歴の有無、および、紙送りダイアルカバーの開放履歴の有無、といった都合10種類の条件のそれぞれに対して、図3で説明した6つの初期化動作に係る実施の要否が対応付けられている。
初期化動作実施要否定義テーブル1000においては、各種の履歴が無いという条件に対しては、6つの初期化動作の全てについて実施不要(×)が対応付けられている。一方、異常発生履歴有りおよび電源プラグ抜挿履歴有りという条件に対しては、6つの初期化動作の全てについて実施要(○)が対応付けられている。
上カバーの開放履歴有りという条件に対しては、サブタンク内の異条件検知動作について実施不要(×)が対応付けられており、その余の5つ初期化動作について実施要(○)が対応付けられている。キャリッジ可動域の異物検知動作は、キャリッジ33の移動を伴うので、主走査位置決め動作ならびにキャッピング解除動作およびキャッピング動作の実施を必要とするからである。
インクカートリッジカバーの開放履歴有りという条件に対しては、主走査位置決め動作、ジャム検知動作、キャリッジ可動域異物検知動作について実施不要(×)が対応付けられており、その余の3つ初期化動作について実施要(○)が対応付けられている。サブタンク内の異常検知動作は、キャッピング解除動作およびキャッピング動作の実施を必要とするからである。
紙送りダイアルカバーの開放履歴有りという条件に対しては、ジャム検知動作について実施要(○)が対応付けられており、その余の5つ初期化動作について実施不要(×)が対応付けられている。ジャム検知動作自体は、キャリッジ33の移動を要しないので、キャッピング解除動作、キャッピング動作、および主走査位置決め動作を実施する必要がないからである。
なお、初期化動作実施要否定義テーブル1000の値(要否)は、固定値であってもよいし、利用者が自由に変更できるように構成してもよい。この場合、初期化動作実施要否定義テーブル1000を変更可能な形でリザーブ領域においておけば、設計変更や機種展開が容易となる。
再び、図9のステップ303に戻って説明を続ける。ステップ303では、ステップ301で確認した前回の電源オフ時の異常の有無ならびにステップ302で確認した電源プラグ抜挿履歴の有無およびカバー扉の開放履歴の有無、のそれぞれの結果を図10に示す初期化動作実施要否定義テーブル1000に照らして初期化処理制御テーブルを作成する。具体的には、確認した結果(履歴の有無)に対応付けられた実施要否について、その論理和(OR)を取ることによって初期化処理制御テーブルを得る。
図11は、ステップ303で作成される初期化処理制御テーブル2000を例示的に示す。なお、図11において、“○”は実施要を意味し、“×”は実施不要を意味する。
例えば、異常発生履歴が無く、且つ、電源プラグ抜挿履歴が無く、且つ、全てのカバー扉(上カバー102・インクカートリッジカバー103・紙送りダイアルカバー104)の開放履歴が無かった場合、これら5つの条件に対応付けられた実施要否について、その論理和(OR)を取ると、図11(a)に示す初期化処理制御テーブル2000aが作成される。
例えば、異常発生履歴および電源プラグ抜挿履歴の少なくとも一方が有る場合は、カバー扉(上カバー102・インクカートリッジカバー103・紙送りダイアルカバー104)の開放履歴の有無にかかわらず、これら5つの条件に対応付けられた実施要否について、その論理和(OR)を取ると、図11(b)に示す初期化処理制御テーブル2000bが作成される。
例えば、異常発生履歴が無く、且つ、電源プラグ抜挿履歴が無く、且つ、上カバー102の開放履歴が有り、且つ、その他のカバー扉(インクカートリッジカバー103・紙送りダイアルカバー104)の開放履歴が無かった場合、これら5つの条件に対応付けられた実施要否について、その論理和(OR)を取ると、図11(c)に示す初期化処理制御テーブル2000cが作成される。
例えば、異常発生履歴が無く、且つ、電源プラグ抜挿履歴が無く、且つ、上カバー102の開放履歴が無く、且つ、インクカートリッジカバー103の開放履歴が有り、且つ、紙送りダイアルカバー104の開放履歴が有る場合、これら5つの条件に対応付けられた実施要否について、その論理和(OR)を取ると、図11(d)に示す初期化処理制御テーブル2000dが作成される。
再び、図9のステップ303に戻って説明を続ける。ステップ303に続くステップ304では、作成した初期化処理制御テーブル2000に基づいて初期化処理を実施する。具体的には、初期化処理制御テーブル2000において、実施要(○)となっている初期化動作についてはこれを実施し、実施不要(×)となっている初期化動作についてはこれを省略する(すなわち、実施しない)。
続いて、ステップ304で実行される初期化処理を図12に示すフローチャートに基づいてより具体的に説明する。以下に示す一連の初期化動作は、初期化処理制御部230が初期化処理制御テーブル2000を参照しながら、エンジン制御部240や画像出力制御部250を制御して実施する。
最初に、初期化処理制御テーブル2000を参照して、キャッピング解除動作の実施要否を確認する(ステップ401)。その結果、実施要の場合は(ステップ401、Yes)、キャッピング解除動作を実施して(ステップ402)、ステップ403に進む。一方、実施不要の場合は(ステップ401、No)、そのままステップ403に進む(すなわち、キャッピング解除動作を省略する)。
続くステップ403では、初期化処理制御テーブル2000を参照して、主走査位置決め動作の実施要否を確認する。その結果、実施要の場合は(ステップ403、Yes)、主走査位置決め動作を実施して(ステップ404)、ステップ406に進む。一方、実施不要の場合は(ステップ403、No)、不揮発性メモリ270から前回の電源オフ時の記録した主走査位置を読み出してセットして、ステップ406に進む(すなわち、主走査位置決め動作を省略する)。
続くステップ406では、初期化処理制御テーブル2000を参照して、ジャム検知動作の実施要否を確認する。その結果、実施不要の場合は(ステップ406、No)、ステップ409に進む(すなわち、ジャム検知動作を省略する)。一方、実施要の場合は(ステップ406、Yes)、ジャム検知動作を実施する(ステップ407)。その結果、紙詰まりが検知されなかった場合は(ステップ408、No)、ステップ409に進む。一方、紙詰まりが検知された場合は(ステップ408、Yes)、ステップ420に進んで、その旨をエラー表示した後、キャッピング動作を実施して(ステップ421)、処理を終了する(異常終了)。
続くステップ409では、初期化処理制御テーブル2000を参照して、キャリッジ可動域の異物検知動作の実施要否を確認する。その結果、実施不要の場合は(ステップ409、No)、ステップ412に進む(すなわち、キャリッジ可動域の異物検知動作を省略する)。一方、実施要の場合は(ステップ409、Yes)、キャリッジ可動域の異物検知動作を実施する(ステップ410)。その結果、異物が検知されなかった場合は(ステップ411、No)、ステップ412に進む。一方、異物が検知された場合は(ステップ411、Yes)、ステップ420に進んで、その旨をエラー表示した後、キャッピング動作を実施して(ステップ421)、処理を終了する(異常終了)。
続くステップ412では、初期化処理制御テーブル2000を参照して、サブタンク内の異常検知動作の実施要否を確認する。その結果、実施不要の場合は(ステップ412、No)、ステップ417に進む(すなわち、サブタンク内の異常検知動作を省略する)。一方、実施要の場合は(ステップ412、Yes)、サブタンク内の異常検知動作を実施する(ステップ413)。その結果、異常が検知されなかった場合は(ステップ414、No)、キャッピング動作を実施して(ステップ418)、処理を終了する(正常終了)。
一方、異常が検知された場合は(ステップ414、Yes)、ステップ415に進んで、所定の回復動作を実施する(ステップ415)。その結果、異常が回復した場合は(ステップ416、Yes)、キャッピング動作を実施して(ステップ418)、処理を終了する(正常終了)。一方、異常が回復しなかった場合は(ステップ416、No)、ステップ420に進んで、その旨をエラー表示した後、キャッピング動作を実施して(ステップ421)、処理を終了する(異常終了)。
以上、説明したように、本実施形態によれば、不要な初期化動作を最大限に省略する一方で、電源オフ期間中に行われたカバー扉の開閉に起因して発生する虞のある障害要因を考慮して必要最小限の初期化動作を実施するので、安全性を犠牲にすることなく、電源オン時から記録可能な待機状態に遷移するまでの時間を最短化することが可能になる。
また、本実施形態においては、電源オフ期間中に電源プラグの挿抜が行われた場合は、初期化動作を省略しないように構成されているので、より高度の安全性が担保される。さらに、本実施形態においては、初期化動作の実施可否をテーブル参照で制御するように構成されているので、ソフト開発が簡略化でき、追加仕様への対応が容易となる。
上述した実施形態の各機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROMなどの装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
4…カートリッジ装填部
10…インクカートリッジ
21…側板
22…ハーネス
31…ガイドロッド
32…ステー
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
35…サブタンク
36…インク供給チューブ
41…用紙積載板
42…用紙
43…給紙コロ
44…分離パッド
45…ガイド部材
46…カウンタローラ
47…搬送ガイド部材
48…押さえ部材
49…先端加圧コロ
51…用紙搬送ベルト
52…搬送ローラ
53…テンションローラ
56…帯電ローラ
61…分離爪
62…排紙ローラ
63…排紙コロ
81…維持回復機構
82…キャップ
83…ワイパーブレード
100…画像形成装置
102…上カバー
103…インクカートリッジカバー
104…ダイアルカバー
106…紙送りダイアル
110…突起
120…カバー扉センサ
122…接点部
130…アクチュエータ
140…電源プラグ
200…コントローラボード
201…PSU
202…電源回路
210…電源プラグ抜挿検知部
220…カバー扉開放検知部
230…初期化処理制御部
240…エンジン制御部
250…画像出力制御部
260…初期化動作実施要否設定部
270…不揮発性メモリ
280…異常発生記録部
1000…初期化動作実施要否定義テーブル
2000…初期化処理制御テーブル
特開2009−279889号公報

Claims (10)

  1. 筐体に対して少なくとも1つのカバー扉が開閉自在に形成された画像形成装置であって、
    電源オフ期間中の前記カバー扉の開放に応答してセンサから出力される信号の出力値を該カバー扉の開放履歴として保持するカバー扉開放検知手段と、
    複数の初期化動作からなる初期化処理の実行を制御する初期化処理制御手段とを含み、
    前記初期化処理制御手段は、
    少なくとも1つの前記カバー扉について前記開放履歴があった場合に、該カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作を実行するように制御する、
    画像形成装置。
  2. 電源オフ時の異常発生履歴を不揮発性メモリに記録する異常発生記録手段を含み、
    前記初期化処理制御手段は、
    電源オン時に前記異常発生履歴の有無および前記開放履歴の有無を参照し、
    前記異常発生履歴が無く、且つ、前記開放履歴が無かった場合には、少なくとも1つの初期化動作を省略するように制御し、
    前記異常発生履歴が無く、且つ、少なくとも1つの前記カバー扉について前記開放履歴があった場合には、該カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作を実行し、その余の初期化動作の少なくとも1つを省略するように制御する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作は、該カバー扉の開放を前提として発生しうる異常を検知するための動作を含む、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記少なくとも1つの前記カバー扉は、その開放によって機器の内部が露出し、該カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作は、キャリッジ可動域内の異物検知動作を含む、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記少なくとも1つの前記カバー扉は、その開放によってインクカートリッジが取り出し可能になり、該カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作は、該インクカートリッジに接続されるサブタンク内の異常検知動作を含む、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記少なくとも1つの前記カバー扉は、その開放によって用紙搬送ベルトを手動で移動させるための紙送り手段が操作可能になり、該カバー扉の開放履歴に対応付けられた所定の初期化動作は、ジャム検知動作を含む、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 電源オフ期間中の電源プラグの抜挿に応答して出力される信号の出力値を電源プラグ抜挿履歴として次回の電源オン時まで保持する電源プラグ抜挿検知手段をさらに含み、
    前記初期化処理制御手段は、
    電源オン時に前記電源プラグ抜挿履歴の有無を参照し、
    前記電源プラグ抜挿履歴がある場合には、前記異常発生履歴および前記開放履歴の有無にかかわらず、初期化動作を省略しないように制御する、
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記異常発生履歴の有無、前記電源プラグ抜挿履歴の有無および前記開放履歴の有無のそれぞれに対して、各初期化動作に係る実施の要否を予め対応付けた初期化動作実施要否定義テーブルを含み、
    前記初期化処理制御手段は、
    電源オン時に参照した前記異常発生履歴の有無、前記電源プラグ抜挿履歴の有無および前記開放履歴の有無を前記初期化動作実施要否定義テーブルに照らして、各初期化動作に係る実施の要否を設定した初期化処理制御テーブルを生成し、該初期化処理制御テーブルに設定された値に基づいて各初期化動作の実行の可否を制御する、請求項7および8に記載の画像形成装置。
  9. 前記カバー扉開放検知手段は、フリップフロップを含んで構成され、
    前記カバー扉の開放に応答してセンサから出力される信号の入力に応答して前記フリップフロップの出力が真に保持される、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記電源プラグ抜挿検知手段は、フリップフロップと遅延回路を含んで構成され、
    前記電源プラグの抜挿に応答して前記遅延回路から出力される信号の入力に応答して前記フリップフロップの出力が真に保持される、
    請求項7〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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