JP2014108326A - 超音波処置装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共振周波数と反共振周波数の幅の狭い超音波振動子の長時間にわたる連続駆動を可能として、長時間にわたる処置を行う。
【解決手段】超音波振動により処置対象部位を処置する先端部9と、駆動周波数で変動する駆動電圧を加えることにより先端部9を振動させる駆動用圧電素子10と、該駆動用圧電素子10に絶縁部材7を介して隣接配置され、駆動用圧電素子10により発生した振動を電圧信号に変換する検出用圧電素子12と、駆動用圧電素子10に供給する駆動電圧の駆動周波数を設定する周波数設定部14と、検出用圧電素子12により検出された電圧信号と駆動電圧との位相差を算出する位相差算出部17と、該位相差算出部17により算出された位相差に基づいて周波数設定部14を制御する周波数制御部18とを備える超音波処置装置1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波処置装置に関するものである。
従来、超音波メスのような超音波処置装置の超音波振動子は、供給する電流と電圧の位相差が一定となるように位相同期によって駆動されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4266712号公報
しかしながら、超音波振動子は自己振動による発熱や外部の温度によって駆動周波数がずれやすく、共振周波数と反共振周波数の幅が狭いために、位相同期によって長時間駆動し続けることができないという不都合がある。共振周波数と反共振周波数の幅が狭い超音波振動子を位相同期によって駆動しようとする場合、位相同期のスキャンレンジを広くしなければならず、電源を投入してから超音波振動子が振動するまでに遅れが生じてしまい、安定した駆動をすることができないという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、共振周波数と反共振周波数の幅の狭い超音波振動子の長時間にわたる連続駆動を可能として、長時間にわたる処置を行うことができる超音波処置装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、超音波振動により処置対象部位を処置する先端部と、駆動周波数で変動する駆動電圧を加えることにより前記先端部を振動させる駆動用圧電素子と、該駆動用圧電素子に絶縁部材を介して隣接配置され、前記駆動用圧電素子により発生した振動を電圧信号に変換する検出用圧電素子と、前記駆動用圧電素子に供給する駆動電圧の駆動周波数を設定する周波数設定部と、前記検出用圧電素子により検出された電圧信号と前記駆動電圧との位相差を算出する位相差算出部と、該位相差算出部により算出された位相差に基づいて前記周波数設定部を制御する周波数制御部とを備える超音波処置装置を提供する。
本態様によれば、駆動用圧電素子に駆動周波数で変動する駆動電圧を加えることにより、先端部を振動させて処置対象部位を処置することができる。この場合に、駆動用圧電素子には、絶縁部材を介して検出用圧電素子が隣接配置されているので、駆動用圧電素子の振動が検出用圧電素子に伝達され、検出用圧電素子からは振動に応じた電圧信号が出力される。そして、検出用圧電素子から出力された電圧信号と駆動電圧との位相差が位相差算出部によって算出され、周波数制御部が算出された位相差に基づいて駆動用圧電素子に入力する駆動電圧の駆動周波数が制御される。その結果、発熱等によって超音波振動子の共振周波数がずれても、そのずれた共振周波数を追尾するように駆動周波数が制御されるので、長時間にわたって安定した駆動を行うことができる。
上記態様においては、前記周波数制御部が、前記位相差算出部により算出された位相差を目標位相差に近づけるように駆動周波数を制御してもよい。
このようにすることで、共振周波数と反共振周波数の幅の狭い超音波振動子において、共振周波数がずれても常に共振周波数での振幅の高い安定した振動を得ることができる。
また、上記態様においては、前記周波数制御部により駆動周波数を制御しても、所定時間にわたって目標位相差までの位相差が所定の閾値以上である場合にこれを報知する報知部を備えていてもよい。
このようにすることで、制御不能の場合を報知部によって外部に報知し、適正な処置ができない状態で作動し続けることを防止することができる。
また、上記態様においては、前記駆動用圧電素子、前記検出用圧電素子および前記絶縁部材が、振動方向に積層して配置されていてもよい。
このようにすることで、駆動用圧電素子、検出用圧電素子および絶縁部材を一体的に構成することができる。
本発明によれば、共振周波数と反共振周波数の幅の狭い超音波振動子の長時間にわたる連続駆動を可能として、長時間にわたる処置を行うことができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る超音波処置装置を示す全体構成図である。 図1の超音波処置装置の駆動部の分極方向を示す図である。 図1の駆動部を構成する駆動用圧電素子および電極を示す分解斜視図である。 図1の超音波処置装置の駆動電圧および検出電圧の波形例を示すグラフである。 図1の超音波処置装置の変形例を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る超音波処置装置1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る超音波処置装置1は、図1に示されるように、装置本体2と、該装置本体2を制御する制御部3とを備えている。
装置本体2は、超音波振動させられる先端部4と、該先端部4を超音波振動させる駆動部5と、該駆動部5により発生された振動を検出する検出部6と、該検出部6と駆動部5とを電気的に絶縁する絶縁板7と、検出部6よりも基端側に配置される基端部8とを備えている。
先端部4は、例えば、先端に向かって先細になる円錐台状に形成され、ステンレス鋼等の高剛性材料からなるフロントマスを構成している。先端部4の先端には、組織Aを切断するメスのような処置具9が取り付けられるようになっている。
駆動部5は、図3に示されるように、中央に貫通孔10aを有する複数、例えば4枚のリング板状の圧電セラミックからなる駆動用圧電素子10を積層状態に配置するとともに、各駆動用圧電素子10間にリング状の電極11を挟むことにより構成されている。図3において符号11aは電極11を外部配線に接続するための接続部である。
複数の駆動用圧電素子10および電極11は、積層されることによって円柱状に形成され、貫通孔10aを貫通する高張力鋼からなるボルトとナット(図示略)とを締結することによって各駆動用圧電素子10に厚さ方向に圧縮応力が加えられている。
各駆動用圧電素子10は、図2に示されるように、厚さ方向に隣接するものが、厚さ方向に互いに反対方向に分極処理されている。これにより、高い電気機械結合係数が得られ、縦効果縦振動モードで振動させられるようになっている。
電極11は、図3に示されるように、各駆動用圧電素子10の片面に印刷されることにより構成され、該電極11を同じ側に配置して駆動用圧電素子10を複数積層することにより、駆動用圧電素子10の両側に電極11が配置されるようになっている。
各駆動用圧電素子10の両側の電極11には極性の異なる電圧が供給されるように、同じ極性の電圧が供給される電極11は、それらの接続部11aが相互に接続されることにより、並列に接続されている。
検出部6は、中央に貫通孔(図示略)を有するリング板状の圧電セラミックからなり、駆動用圧電素子10と略同等の形状を有する検出用圧電素子12と、該検出用圧電素子12の両端面に配置される電極13とを備えている。駆動部5の作動によって検出用圧電素子12が変形させられることにより発生する電圧を電極13間に現れる電位差によって検出することができるようになっている。
検出用圧電素子12の分極方向は、図2に示される方向に限定されるものではなく、厚さ方向のいずれの方向でもよい。
絶縁板7は、例えば、アルミナ等の絶縁体により構成されている。
基端部8は、例えば、円柱状に形成され、ステンレス鋼等の高剛性材料からなるバックマスを構成している。
制御部3は、駆動部5の電極11および検出部6の電極13にそれぞれ接続され、検出部6により検出される検出電圧に基づいて駆動部5に供給する駆動電圧を制御するようになっている。
さらに具体的には、制御部3は、駆動部5の電極11に接続された周波数発生器14および電力増幅器15と、検出部6の電極13に接続された振動検出器16と、周波数発生器14により発生された駆動電圧と振動検出器16により検出された検出電圧との位相差を算出する位相比較器17と、該位相比較器17により算出された位相差に基づいて、該位相差が一定となるように周波数発生器14により発生する周波数を制御する周波数調節器18とを備えている。
周波数調節器18は、例えば、位相比較器17により算出された位相差Δθが、0°<Δθ≦10°の場合には、周波数発生器14により発生された駆動電圧の周波数をΔf=0.1Hz増加させ、10°<Δθ≦20°の場合には、Δf=1Hz増加させ、20°<Δθ≦50°の場合には、Δf=5Hz増加させ、50°<Δθの場合にはΔf=10Hz増加させるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る超音波処置装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る超音波処置装置1を用いて組織Aを処置するには、先端部4の先端に取り付けた処置具9を組織Aに接触させつつ、駆動部5を駆動させ、先端部4を介して処置具9を振動させることにより、組織Aの切断等の処置を行うことができる。
処置具9が組織Aに接触していない状態では、駆動電圧と検出電圧との位相差は、図4に示されるように、90°(目標位相差)に維持されており、処置具9の先端は最大振幅で共振させられている。一方、処置具9が組織Aに接触すると、処置具9に組織Aとの間の摩擦抵抗が作用する結果、処置具9の振動周波数が小さくなる。すると、位相比較器17により算出される、検出電圧と駆動電圧との位相差が大きくなる。
制御部3は、位相比較器17で算出された位相差に基づいて、位相差が大きい場合には周波数発生器14により発生する駆動電圧の周波数を大きく増加させ、位相差が小さい場合には周波数を小さく増加させる。これにより、処置具9に組織Aが接触して摩擦抵抗が増大しても、常に共振周波数の近傍で処置具9を振動させることができ、処置具9の処置能力を一定に維持することができるという利点がある。
すなわち、従来のように共振周波数と反共振周波数の幅の狭い振動子を備える超音波処置装置では、組織Aが処置具9に接触することで振動子の共振周波数がずれた場合には、駆動できなくなるのに対し、本実施形態に係る超音波処置装置1によれば、周波数を追尾して、常に共振周波数近傍で処置具9を振動させることができ、長時間にわたって安定した処置を行うことができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、駆動用圧電素子10を4枚積層することとしたが、これに代えて、2枚以上の任意の枚数積層してもよい。また、検出用圧電素子12を駆動用圧電素子10の積層方向と同方向に積層配置したが、これに代えて、図5に示されるように、基端部8の側面に密着させて配置してもよい。これにより、駆動用圧電素子10の積層方向に超音波処置装置1の長さ寸法が長くなり過ぎることを防止することができる。
また、制御部3の周波数調節器18が、位相比較器17から出力された位相差に基づいて周波数発生器14から出力する駆動電圧の周波数を調節する方法の一例を例示したが、これに限定されるものではなく、P制御、PI制御あるいはPID制御等の任意の制御を行ってもよい。また、一定時間にわたる上記制御の結果、目標とする位相差に達しない場合に、これを報知する報知部(図示略)や駆動部5による処置具9の振動を停止させる手段を備えていてもよい。報知部としては、音や音声、光、画面表示等の任意の手法を採用することができる。
1 超音波処置装置
4 先端部
7 絶縁板(絶縁部材)
9 処置具(先端部)
10 駆動用圧電素子
12 検出用圧電素子
14 周波数発生器(周波数設定部)
17 位相比較器(位相差算出部)
18 周波数調節器(周波数制御部)

Claims (4)

  1. 超音波振動により処置対象部位を処置する先端部と、
    駆動周波数で変動する駆動電圧を加えることにより前記先端部を振動させる駆動用圧電素子と、
    該駆動用圧電素子に絶縁部材を介して隣接配置され、前記駆動用圧電素子により発生した振動を電圧信号に変換する検出用圧電素子と、
    前記駆動用圧電素子に供給する駆動電圧の駆動周波数を設定する周波数設定部と、
    前記検出用圧電素子により検出された電圧信号と前記駆動電圧との位相差を算出する位相差算出部と、
    該位相差算出部により算出された位相差に基づいて前記周波数設定部を制御する周波数制御部とを備える超音波処置装置。
  2. 前記周波数制御部が、前記位相差算出部により算出された位相差を目標位相差に近づけるように駆動周波数を制御する請求項1に記載の超音波処置装置。
  3. 前記周波数制御部により駆動周波数を制御しても、所定時間にわたって目標位相差までの位相差が閾値以上である場合にこれを報知する報知部を備える請求項1または請求項2に記載の超音波処置装置。
  4. 前記駆動用圧電素子、前記検出用圧電素子および前記絶縁部材が、振動方向に積層して配置されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の超音波処置装置。
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