JP2014108318A - クッション - Google Patents

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益志 柿本
Junichi Takano
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Abstract

【課題】 使用者の体が接触する種々の部分を対象として用いることができ、かつ使用者の姿勢にかかわらず体圧分散効果を発揮できるクッションを提供すること。
【解決手段】 可撓性を備えたフィルムを用いて、左右および前後に配置された複数のセル12と、複数のセル12のうちの隣接するセル12どうしを連通する複数の連通路13とを備えたクッション本体11を形成した。また、クッション本体11におけるセル12と連通路13とで囲まれる部分に上下に貫通する穿孔部14を形成した。そして、クッション本体11の内部に水16を封入した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、寝具、椅子、枕、背もたれ等に用いられ使用者に対する接触圧を分散できるクッションに関する。
従来から、例えば、寝具の中には、液体が封入されたクッションを寝具の上面や内部に設置して、使用者の体圧を分散させることによって、床ずれを防止したり、快適な睡眠がとれるようにしたりするものがある(例えば、特許文献1参照)。このクッションは、上下2枚の柔軟な合成樹脂シートを熱溶着して内部に液体を収容可能な収容空間を形成したクッション本体と、収容空間を所定位置に応じた大きさの領域に区分けする堰部と、堰部で区分けされた領域間で液体を流入または流出させるオリフィス部とを備えている。そして、クッション本体の所定の領域に液体を収容し、他の領域に軟質部材や空気等を収容している。
しかしながら、前述した従来のクッションは、椅子の座面に設置されたときに使用者の臀部に合った形状になるように形成されていたり、寝具のマットレスに設置されたときに使用者が仰向けに寝るときの体形に合った形状になるように形成されていたりしている。このため、1つのクッションを使用できる対象に制限があり、設計時に想定されたポジションで使用することが効果の前提となっている。また、体形に関係なく一定の形状に形成されたクッションも開発されている(特許文献2参照)。このクッション(水性液体収容バッグ)は、四角形のプラスチックシートを重ね合わせてその外周部を融着させるとともに、内部に格子状の融着帯を設けて複数の独立した室を形成することにより構成されている。そして、融着帯における隣接する室の角部に位置する部分に不連続部を設けることによって、各室を連通している。これによって、使用者の体形に応じて内部に収容された液体が各室の間で移動してクッションは変形することができる。
特開2011−152191号公報 特開2000−217685号公報
しかしながら、このクッションでは、四角形に形成された内部における格子状の融着帯を除いた部分すべてに液体が位置しているため、液体の移動がスムーズに行われず、使用者の体形に対する追従性が満足なものではなかった。また、このクッションを、寝具用のクッションとして用いる場合、使用者が仰向けの姿勢以外の横向きや上半身を起こした姿勢になったときには、体圧を分散させる効果を充分に発揮することはできない。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、使用者が寝たり座ったりする際に、体が接触する種々の部分を対象として用いることができ、かつ使用者の姿勢や使用者のポジション(位置)にかかわらず体圧分散効果を発揮できるクッションを提供することである。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
前述した目的を達成するため、本発明に係るクッションの構成上の特徴は、左右および前後に配置された複数の収容部(12,22,32,42,52,62)と、複数の収容部のうちの隣接する収容部どうしを連通する複数の連通路(13,23,43,53,63)とが形成された可撓性を備えたフィルムからなるクッション本体(11,21,31,41,51,61)と、クッション本体の内部に封入された流体(16,26,37)とを備えたクッション(10,20,30,40,50,60)であって、収容部と連通路とで囲まれる部分に上下に貫通する穿孔部(14,24,44,54,64)が形成されていることにある。
本発明に係るクッションには、複数の収容部と、隣接する収容部どうしを連通する連通路とで構成されるクッション本体が備わっており、このクッション本体における収容部と連通路とで囲まれる部分に上下に貫通する穿孔部が形成されている。このように、穿孔部を設けたためクッションの硬さが緩和されて、使用者の体に対する追従性が増すようになる。例えば、穿孔部が形成されてなく、クッション本体における収容部と連通路とで囲まれる部分にクッション本体を構成するフィルムが位置しているとすると、その部分が板を張ったように硬くなり、使用者の体に沿って変形し難くなる。
これに対し、本発明に係るクッションは、穿孔部を設けることによって、使用者の体に沿って容易に変形するようになり、クッションと体との接触面積が増すことによって、使用の際に体圧が適度に分散されるようになる。これによって、クッションを寝具で用いた場合には、床ずれの発生を防止できるとともに、快適な睡眠が可能になる。また、クッションを枕に組み付けて使用した場合にも、快適な睡眠が可能になる。さらに、クッションを椅子に組み付けて使用した場合には、座り心地のよい椅子を得ることができる等、クッションを種々の方法で使用できるとともに、その使用に応じた効果を奏することができる。
また、このクッションは、使用者の体の特定の部分に合わせた形状になってなく、体のどの部分にでも追従して変形できるように形成されているため、寝具で用いた場合に、使用者の姿勢や体の向きやポジション(位置)に関係なく体圧分散効果を発揮できる。また、腰部や臀部等の体の中央部分だけでなく、肩や足等の部位に対しても適用できる。さらに、穿孔部を設けたことにより、クッションを連通路の部分で折り曲げ易くなる。これによって、不使用時の収納が容易になるとともに、持ち運びも容易になる。
また、クッション本体に収容する流体としては、液体を用いることが好ましいが、固体や気体を用いることもできる。また、液体、固体、気体をそれぞれ単体で用いる他、任意に組み合わせて用いることもできる。液体としては、水やエチレングリコール等を用いることができ、水を用いると安価につき、エチレングリコールを用いると粘性を高める機能を付加することができるとともに、低温時に凍ることを防止できる。また、人体に無害な溶質であれば、他の溶質を用いてもよいし、それらの溶質を混合した混合液を用いてもよい。固体としては、粉体やビーズ等を用いることができる。
気体としては空気を用いることができ、これによると安価につくとともに、クッションの軽量化が図れる。さらに、これらの流体に加えて、スポンジのような可撓性を備えた弾性体や多孔質体からなる部材を収容部の内部に封入したり、収容部の内面に層状に張り付けたりすることもできる。なお、クッション本体に収容する流体としては、粘性係数が1.8×10-5Ps・s(空気相当)〜3.0×10-2Ps・s(エチレングリコール相当)の範囲のものを用いることが好ましい。また、収容部の平面視による形状は、円形、楕円形、三角形、四角形、それ以上の多角形、星形等種々の形状にすることができる。なお、本発明における左右および前後に配置された複数の収容部は、規則正しく整列された収容部だけでなく、ランダムに配置された収容部も含み、所定の面積を持った範囲の中に配置されている収容部の意味である。
また、本発明に係るクッションの他の構成上の特徴は、クッションの平面視による外郭部を、最小の矩形または円形を形成する仮想線(a)で囲ったときの仮想線の内部の面積に対する、仮想線の内部の面積からクッションの面積を除いた部分(14,14a)の面積を15%〜45%に設定したことにある。
この場合の仮想線は、複数の収容部が左右前後に格子状に形成されて全体として四角形になっている場合には、クッションの外周縁部の最も外部側に位置する点を直線で結んだときに形成される矩形を形成する線であり、複数の収容部が全体として円状に形成されている場合には、クッションの外周縁部の最も外部側に位置する点を曲線で結んだときに形成される円形を形成する線である。また、この円形には楕円形も含まれるものとする。仮想線の内部の面積からクッションの面積を除いた部分の面積には、穿孔部の面積と、仮想線とクッションの外周縁部との間に位置する部分の面積とが含まれる。本発明によると、適度な面積の穿孔部を備えることにより大きな効果を奏することのできるクッションを得ることができる。なお、仮想線の内部の面積からクッションの面積を除いた部分の面積は、仮想線の内部の面積の20%〜40%にすることがより好ましく、最も好ましいのは25%〜35%に設定することである。
本発明に係るクッションのさらに他の構成上の特徴は、収容部の平面視による内径の等価直径を20mm〜150mmに設定したことにある。
この場合の等価直径とは、面積を3.14で除した値の平方根の2倍の値とする。このため、言い換えると、収容部の平面視による面積は、310mm2〜17660mm2程度となる。したがって、収容部の形状を円形以外のどのような形状に形成しても、収容部の大きさを好ましい範囲の大きさにすることができる。本発明によると、各収容部が、使用者の体に沿って変形できる適度の大きさに形成されたクッションを得ることができる。
本発明に係るクッションのさらに他の構成上の特徴は、連通路の内部の幅の長さを収容部の内径に対応する等価直径で除した値を、0.1〜0.4に設定したことにある。本発明によると、流体が所定の収容部から他の収容部に流れる際に、適度な抵抗を受けるように連通路の幅を設定することができる。これによって、流体が各収容部間で適度の速度で移動しながら、使用者の体に沿って変形し、クッションと体との接触面積が増加することにより、使用者に対する接触圧を平均化できるクッションを得ることができる。
また、本発明に係るクッションのさらに他の構成上の特徴は、二枚の軟質のフィルムを重ねて、複数の収容部と複数の連通路とを形成する部分の周縁部を、供給口(15)を形成するための一部を除いて溶着によって接合するとともに、穿孔部を形成する部分を切断除去して、供給口を備えたクッション本体を形成し、供給口から、クッション本体内に流体を供給したのちに、供給口を溶着によって閉塞することにより構成されたことにある。
本発明によるとクッションの製造が容易になる。また、二枚のフィルムを重ねて溶着することにより、クッション本体を形成する場合には、本発明のように穿孔部を設ける場合と設けない場合とでクッションの体圧分散の効果にさらに大きな差が生じる。すなわち、穿孔部がなく、クッション本体における収容部と連通路とで囲まれる部分にクッション本体を構成する二枚の溶着されたフィルムが位置しているとすると、その部分は分厚く、かつ硬くなり、使用者の体に沿って変形し難くいものになるが、穿孔部を設けることによって、クッションは使用者の体に沿って容易に変形するようになる。
本発明の第1実施形態に係るクッションを示した平面図である。 図1の2−2断面図である。 クッション本体を示した平面図である。 収容部と連通路との大きさの関係を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係るクッションを示した平面図である。 図5の6−6断面図である。 本発明の第3実施形態に係るクッションの要部を示した断面図である。 本発明の第4実施形態に係るクッションの概略を示した平面図である。 本発明の第5実施形態に係るクッションの概略を示した平面図である。 本発明の第6実施形態に係るクッションの概略を示した平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1および図2は、同実施形態に係るクッション10を示している。図1は、クッション10を上方から見た状態を示しており、以下の説明において、前後(紙面の下側が前方で上側が後方)、左右、上下の各方向は、図1に基づいたものとする。このクッション10は、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)のフィルムからなるクッション本体11の内部に水16を密閉状態で収容して構成されている。クッション本体11は、図3に示したように構成されており、製造時には、2個1組で成形され、その後、2つに切断される。なお、2つに切断せずにそのまま使用する場合もある。
このクッション本体11は、本発明に係る収容部を構成する平面視による形状が円形のセル12と、各セル12の内部間を連通する連通路13とで構成されており、セル12は、前後に3個並んだ列が、左右に4列設けられて合計12個が一定間隔で配置されている。また、それぞれの隣接するセル12を17個の連通路13が連通している。そして、セル12と連通路13とで囲まれる6か所の部分に、それぞれ上下に貫通する穿孔部14が形成されている。この穿孔部14は、菱形の各辺を内部側に湾曲させた略菱形に形成されている。
また、角部に位置する所定のセル12、すなわち、図3の前側のクッション本体11の後部左端のセル12と、図3の後側のクッション本体11の前部左端のセル12との左端にはそれぞれ左側に延びる供給口15が形成されている。また、各セル12と各連通路13との境界部には、それぞれRが設けられて角部ができないようにしている。このように構成されたクッション本体11の内部に水16を入れ、供給口15を閉塞することによってクッション10が構成されている。クッション本体11の内部に水16を入れることによって、各セル12は上下面がそれぞれ曲率の小さなドーム状になって外部側に突出した形状になっている。
クッション10は、前後の長さが300mm、左右の長さが400mm、セル12の最大厚みの部分の厚みが20mmに設定されている。また、各セル12の内径は90mm、外径は100mmにそれぞれ設定され、連通路13の内部の幅は20mm、外部の幅は30mmにそれぞれ設定されている。そして、2つのセル12の中心部間の長さであるピッチは、98mmに設定されている。また、また、図1に示したように、クッション10の外周部に接するようにして四角形の仮想線aを引いたときの仮想線a内の面積に対する穿孔部14の面積と、仮想線aとクッション10の外周縁部との間の部分14aの面積との合計面積は、30%に設定されている。また、クッション本体11を構成するEVAフィルムの厚みは、0.6mmに設定されている。
なお、本実施形態では、各部分の寸法等を前述のようにしているが、この寸法等は下記のようにすることができる。セル12の内径は、20mm〜150mmの範囲で任意に設定することができる。また、セル12の最大厚みの部分の厚みは、5mm〜40mmの範囲にすることが好ましい。さらに、連通路13の内部の幅は、セル12の内径に関連づけて設定することが好ましく、図4に示したように、セル12の内径をD、連通路13の内部の幅をWとしたときに、W/Dの値が0.1〜0.4の範囲になるように設定することが好ましい。また、2つのセル12の中心部間の長さであるピッチをPとしたときに、P/Dの値が0.9〜1.5の範囲になるように設定することが好ましい。なお、クッション10では、P/Dの値は1.1に設定されている。また、本実施形態では、仮想線a内の面積に対する穿孔部14と部分14aとの合計面積を30%にしているが、この面積は、15%〜45%の範囲で設定することが好ましい。
つぎに、クッション10の製造方法について説明する。この場合、まず、前後方向の長さが620mm、左右方向の長さが450mm程度の2枚のEVAフィルムを準備して、重ね合わせる。ついで、この2枚のEVAフィルムにおけるセル12、連通路13および供給口15を形成する部分の外周部を高周波溶着によって接合して幅が5mmの接合部11aを形成する。その後、接合部11aにおける外周縁部と、接合部11aにおける穿孔部14を形成する部分の内周縁部とを切断刃で切断する。
この場合、二つのクッション本体11を接続する接続部11bは残して、二つのクッション本体11が連結された図3の状態にする。また、供給口15の端部は溶着せず開口した状態にしておく。そして、供給口15からクッション本体11内に水16を供給したのちに、供給口15を高周波溶着で接合することによって閉塞する。その状態で、接続部11bを切断することにより、2つのクッション10が得られる。なお、接続部11bを切断する際に、供給口15や接続部11bの余分な部分は除去する。
そして、このクッション10を複数の弾性体(マットレス)を備えた寝具で使用する場合には、複数の弾性体の間に設置したり、寝具の上に設置したりする。この場合、寝具における腰部や臀部が位置する部分に局部的にクッション10を設置することができる。クッション10を寝具を構成する弾性体間に設置する場合には、クッション10を設置する寝具における腰部が位置する部分やその近傍部分に、例えば、四角形の凹部を設けて、その凹部にクッション10を設置し、その上に他の弾性体を載せて寝具を構成する。これにより、クッション10が位置ずれすることを防止できる。また、クッション10を寝具の上に設置する場合にも、寝具における腰部が位置する部分やその近傍部分に、凹部を設けて、その凹部にクッション10を設置し、その上にシート状のものを被せることが好ましい。
これによると、使用者が寝具に寝た時に、クッション10が使用者の腰部や臀部の形に追従して変形し、クッションと体との接触面積が増大するため、体圧が分散されるようになる。この結果、長期間寝ていても、使用者の腰部や臀部の一部に大きな負担がかかってその部分に床ずれができたりすることを予防・改善する。また、使用者が横向きの姿勢になったり上半身を起こした姿勢になったりしても、クッション10は、そのときの使用者の腰部や臀部の形状に追従して変形する。また、クッション10は1個だけでなく、複数個を使用することができ、この場合、複数個のクッション10を平面状に並べてもよいし、重ねてもよい。また、複数のクッション10は整列させてもよいし、整列させなくてもよい。
また、クッション10を椅子やソファ等、着座するもので使用する場合には、座面にクッション10を設置して、その上をシート状のもので覆うことが好ましい。この場合、クッション10は、使用者の臀部の形状に追従して変形するため、接触圧が分散されて、座り心地が良好になる。また、このクッション10は、背もたれに取り付けて使用することもでき、この場合、クッション10は、使用者の背中の形状に追従して変形するため、接触圧が分散されて、座り心地が良好になる。さらに、このクッション10は、枕に組み付けて使用することもでき、この場合、枕カバーでクッション10に位置ずれが生じないようにする。この場合、クッション10は、使用者の頭部の形状に追従して変形するため、接触圧が分散されて、快適な睡眠ができるようになる。クッション10は、それ以外にも、アームレスト、フットレスト、座布団等身体に接触するあらゆるクッションとして使用することもできる。
つぎに、寝具において、クッション10を使用した場合と、クッション10を使用しない場合とにおける使用者の接触圧力を比較するテストを行った。その結果を、下記の表1に示した。このテストは、密度と硬さの異なるウレタン4層からなるマットレスを用い、比較例ではクッション10を使用せず、そのマットレスだけを使用して総厚みを105mmにした。また、実施例1では、マットレスの中間層に位置するように複数のクッション10を平面状に並べて組み合わせ、実施例2では、マットレスの中間層に位置するように2個のクッション10が重なるようにして複数のクッション10を組み合わせた。実施例1ではマットレスの重さによりクッション10の厚みは14mmになり、実施例2ではマットレスの重さによりクッション10の厚みは26mmになった。
また、クッション10は、マットレスにおける臀部が位置する部分を中心として幅が60cmで長さが40cmになるように配置した。そして、センサを用いて、マットレスに被験者が寝たときの臀部の接触平均圧力と接触圧力ピーク値(mmHg)とを測定した。また、被験者は、身長が172cm、体重が61kgでスウェットにジャージを着衣してテストを行った。測定は、臥床直後から5分間行い、圧力値が安定した3分後のデータを採用した。また、表1におけるAは、寝具の腰部より上半身部分をギャッジアップして60度傾斜させたときの結果を示し、Bは被験者が横向きの姿勢になった側臥位のときの結果を示し、Cは被験者が仰向けの姿勢になった仰臥位のときの結果を示している。また、表1に示したテスト結果は、クッション10を使用しない比較例の結果に対する実施例1,2のそれぞれの結果の減少率を%で示している。
Figure 2014108318
この結果、表1に示したAギャッジアップの状態では、実施例1,2ともに、比較例よりも接触平均圧力および接触圧力ピーク値が減少している。接触平均圧力は実施例1で2.51%減少し、実施例2では41.11%と大幅に減少している。また、接触圧力ピーク値は、実施例1で4.24%減少し、実施例2では36.50%と大幅に減少している。このことから、ギャッジアップして被験者が上半身を起こした状態では、クッション10を用いることにより、臀部の接触圧力が局部に集中することを低減でき、さらにクッション10を重ねて使用することによりその効果はさらに大きくなることが分かる。
つぎに、表1に示したB側臥位の状態では、実施例1,2ともに、比較例よりも接触平均圧力および接触圧力ピーク値の双方が減少している。接触平均圧力は実施例1で12.70%と大幅に減少し、実施例2でも12.59%と大幅に減少している。また、接触圧力ピーク値は、実施例1で14.62%減少し、実施例2では9.35%減少している。このことから、被験者が横向きの姿勢になって寝た状態では、クッション10を用いることにより、臀部の接触圧力を低減できる。なお、クッション10を重ねて使用してもその効果は同程度であることが分かる。
つぎに、表1に示したC仰臥位の状態では、実施例1,2ともに、比較例よりも接触平均圧力および接触圧力ピーク値が減少している。接触平均圧力は実施例1で12.49%と大幅に減少し、実施例2でも6.46%と減少している。また、接触圧力ピーク値は、実施例1で20.29%と大幅に減少し、実施例2でも13.53%と大幅に減少している。このことから、被験者が仰向きの姿勢になって寝た状態では、クッション10を用いることにより、臀部の接触圧力を低減できるが、クッション10を重ねて使用するとその効果は重ねないときよりも小さくなることが分かる。
以上のように、本実施形態に係るクッション10には、前後左右に配置された12個のセル12と、隣接するセル12どうしを連通する連通路13とで構成されるクッション本体11が備わっており、このクッション本体11におけるセル12と連通路13とで囲まれる部分に上下に貫通する穿孔部14が形成されている。このように、穿孔部14を設けたためクッション10の硬さが緩和されて、使用者の体に対する追従性が増すようになり、クッション10は使用者の体に沿って容易に変形する。この結果、クッションと体との接触面積が増大し、体圧が適度に分散されるようになり、クッション10を寝具で用いた場合には、床ずれの発生を防止できるとともに、快適な睡眠が可能になる。また、このクッション10を枕で使用した場合にも、快適な睡眠が可能になる。
さらに、クッション10を椅子で用いた場合には、座り心地のよい椅子を得ることができる等、クッション10は種々の方法で使用できるとともに、その使用に応じた効果を奏することができる。また、このクッション10は、使用者の体のどの部分にでも追従して変形できるように形成されているため、寝具で用いた場合に、使用者の姿勢や体の向きに関係なく体圧分散効果を発揮できる。さらに、穿孔部14を設けたことにより、クッション10を連通路13の部分で折り曲げ易くなる。これによって、不使用時の収納が容易になるとともに、持ち運びも容易になる。この場合、連通路13の長さを長めに設定することにより、さらに折り曲げ易くなる。
また、クッション10は、二枚の軟質のフィルムを重ねて、セル12と連通路13とを形成する部分の周縁部を溶着によって接合するとともに、穿孔部14を形成する部分を切断除去して、供給口15を備えたクッション本体11を形成し、供給口15から、クッション本体11内に水を供給したのちに、供給口15を溶着によって閉塞することにより構成されるため、製造が容易である。
(第2実施形態)
図5および図6は、本発明の第2実施形態に係るクッション20を示している。このクッション20は、複数の円形のセル22と、各セル22の内部間を連通する連通路23と、セル22と連通路23とで囲まれた部分に形成された複数の穿孔部24とで構成されており、セル22は、前後に4個並んだ列が、左右に3列設けられて合計12個が一定間隔で配置されている。すなわち、このクッション20は、平面視による形状が、前述したクッション10を水平面上で90度回転した形状と略同じに形成されており、このクッション20では供給口が形成されていた部分がセル22の外周に沿って除去されている。また、このクッション20の平面視による各部分の寸法もクッション10と同じに設定されている。
このクッション20では、クッション本体21の底部を構成する下面部21aは平面状に形成され、上部を構成する上面部21bは、12個の凸面を備えた凹凸面状に形成されている。そして、クッション本体21の内部には、エチレングリコール水溶液26が密閉状態で収容されている。また、セル22の最大厚みの部分の厚みは20mmに設定されている。このクッション20を製造する際には、まず、クッション本体21を形成するための2枚の高分子化合物からなる合成樹脂や生分解性樹脂等の可塑性軟質フィルムを準備して、そのうちの一方を真空吸引することによって、上面部21bの凹凸に対応する凹凸面を備えた型に沿わせて凹凸のある形状にする。
つぎに、凹凸のある可塑性軟質フィルムが上方に位置するようにして、2枚の可塑性軟質フィルムを重ね合わせて、セル22、連通路23および供給口(図示せず)を形成する部分の外周部を高周波溶着によって固定して幅が5mmの接合部21cを形成する。ついで、接合部21cにおける外周縁部と、穿孔部24を形成する部分の内周縁部とを切断刃で切断する。これによって、下面部21aが平面で、上面部21bが凹凸面になったクッション本体21が形成される。そして、供給口からクッション本体21内にエチレングリコール水溶液26を供給したのちに、供給口を高周波溶着で接合して余分な部分を除去することによってクッション20が得られる。このクッション20のそれ以外の部分の構成および製造方法については、前述したクッション10と同一である。
本実施形態に係るクッション20によると、下面部21aが平面に形成されているため、クッション20を安定した状態で設置できる。また、クッション本体21の内部に、エチレングリコール水溶液26を入れたため、粘度が大きくなり、使用者の姿勢の変化に対してクッション20の変形が遅れて生じるようになる。このため、使用者は、体圧が分散されていく様子を感じ取れるようになりクッション20の高級感が増す。このクッション20のそれ以外の作用効果については、前述したクッション10と同様である。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係るクッション30の要部を示している。このクッション30では、クッション本体31におけるセル32の内面に自然の状態での厚みが5mmの層状のスポンジ36が張り付けられており、セル32の内部には、空気37が充填されている。このクッション30のそれ以外の部分の構成は、前述したクッション10の対応する部分と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。このように構成したため、クッション30を軽量化することができる。また、スポンジ36を設けることにより、クッション30の形状に安定感を持たせることができる。このクッション30のそれ以外の作用効果については、前述したクッション10と同様である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態に係るクッション40の概略を示している。このクッション40は、前後に2個並んだ列が左右に3列に配置された6個のセル42と、隣接する各セル42を連通する7個の連通路43とで構成されるクッション本体41と、セル42と連通路43とで囲まれて形成された穿孔部44と、クッション本体41の内部に収容されたビーズ(図示せず)とで構成されている。そして、セル42および連通路43の平面視による形状はそれぞれ正方形に形成されている。また、セル42の内部の1辺の長さは90mmに設定され、連通路43の内部の幅は20mmに設定されている。このため、セル42の内部の平面視による面積は8100mm2になり、これを3.14で除した値の平方根は略50mmになる。このため、セル42の等価直径は略100mmになる。
なお、本実施形態においても、セル42の等価直径は、20mm〜150mmの範囲で設定することが好ましい。また、連通路43の内部の幅も、セル42の等価直径をD、連通路43の内部の幅をWとしたときに、W/Dの値が0.1〜0.4の範囲になるように設定することが好ましい。さらに、2つのセル42の中心部間の長さであるピッチをPとしたときに、P/Dの値が0.9〜1.5の範囲になるように設定することが好ましい。また、クッション40を囲う仮想線(図示せず)内の面積に対する穿孔部44等の空間部分の面積は、15%〜45%の範囲で設定することが好ましい。
このクッション40も前述したクッション10,20,30と同様の方法で使用することができるが、クッション本体41内にビーズを入れているため、特に、枕に組み合わせて使用することにより、クッション40本来の効果に加えて、マッサージ効果も生じる。このクッション40のそれ以外の作用効果については、前述したクッション10等と同様である。
(第5実施形態)
図9は、本発明の第5実施形態に係るクッション50の概略を示している。このクッション50は、前述したクッション40におけるセル42に代えて平面視が円形のセル52を備えた形状をしている。すなわち、クッション本体51が、円形の6個のセル52と、隣接する各セル52を連通する7個の連通路53とで構成されており、セル52と連通路53とで囲まれた部分には2つの穿孔部54が形成されている。そして、クッション本体51の内部には、ウレタン粒子からなる粉体と水との混合物が収容されている。このクッション50のそれ以外の部分の構成は、前述したクッション40と同一である。
このクッション50によると、製造の際に、粉体と水との混合比を任意に変更することができる。このため、使用目的にあった粘性を備えた混合物が充填されたクッション50を得ることができる。このクッション50のそれ以外の作用効果については、前述したクッション40と同様である。
(第6実施形態)
図10は、本発明の第6実施形態に係るクッション60の概略を示している。このクッション60は、8個のセル62と、隣接する各セル62を連通する8個の連通路63とで構成されるクッション本体61と、セル62と連通路63とで囲まれた部分に形成された穿孔部64と、クッション本体61の内部に収容された空気とエチレングリコール水溶液との混合物(図示せず)とで構成されている。セル62は、左右に並んだ3個からなる列が前後に間隔を保って2列配置された6個のセル62と、その2列の間に、左右方向の位置をずらして配置された2個のセル62とがそれぞれ等間隔になるようにして配置されている。
そして、連通路63は、2列の間に配置された2個セル62と、そのそれぞれのセル62を囲うように配置されたそれぞれ4個のセル62とを連通するように配置されている。このクッション60に備わっているセル62は、クッション50に備わっているセル52と同じ大きさに形成され、クッション60に備わっている連通路63は、クッション50に備わっている連通路53と同じ大きさになっている。したがって、クッション60は、セル62の数が多い分、クッション50よりも大きくなっている。このクッション60のそれ以外の部分の構成は、前述したクッション50と同一である。
このクッション60によると、クッション本体61内に収容する流体として、粘性係数の大きいエチレングリコール水溶液を用いながら、クッション60の重量が重くなることを防止できる。このクッション60のそれ以外の作用効果については、前述したクッション10等と同様である。
また、本発明に係るクッションは、前述した各実施形態に限定するものでなく適宜、変更して実施することができる。例えば、前述した第1実施形態では、流体として水16を用いているが、この水16に代えて、他の液体、固体または気体を用いてもよいし、それらを組み合わせて用いてもよい。同様に、他の実施形態においても、これらを任意に選択して使用することができる。また、セル12,42等の形状についても、円形や四角形に限らず、楕円形、三角形、他の多角形、星形等種々の形状にすることができ、セルの個数も適宜変更することができる。さらに、本発明に係るクッションのそれ以外の部分についても、本発明の技術的範囲内で適宜変更して実施することができる。
10,20,30,40,50,60…クッション、11,21,31,41,51,61…クッション本体、12,22,32,42,52,62…セル、13,23,43,53,63…連通路、14,24,44,54,64…穿孔部、14a…部分、15…供給口、16…水、26…エチレングリコール水溶液、36…スポンジ、37…空気、a…仮想線。

Claims (5)

  1. 左右および前後に配置された複数の収容部と、前記複数の収容部のうちの隣接する収容部どうしを連通する複数の連通路とが形成された可撓性を備えたフィルムからなるクッション本体と、
    前記クッション本体の内部に封入された流体とを備えたクッションであって、
    前記収容部と前記連通路とで囲まれる部分に上下に貫通する穿孔部が形成されていることを特徴とするクッション。
  2. 前記クッションの平面視による外郭部を、最小の矩形または円形を形成する仮想線で囲ったときの前記仮想線の内部の面積に対する、前記仮想線の内部の面積から前記クッションの面積を除いた部分の面積を15%〜45%に設定した請求項1に記載のクッション。
  3. 前記収容部の平面視による内径の等価直径を20mm〜150mmに設定した請求項1または2に記載のクッション。
  4. 前記連通路の内部の幅の長さを前記収容部の内径に対応する等価直径で除した値を、0.1〜0.4に設定した請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載のクッション。
  5. 二枚の軟質のフィルムを重ねて、前記複数の収容部と前記複数の連通路とを形成する部分の周縁部を、供給口を形成するための一部を除いて溶着によって接合するとともに、前記穿孔部を形成する部分を切断除去して、前記供給口を備えたクッション本体を形成し、前記供給口から、前記クッション本体内に前記流体を供給したのちに、前記供給口を溶着によって閉塞することにより構成された請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載のクッション。
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