JP2014107883A - 無線電力伝送システム、送電装置、および、受電装置 - Google Patents

無線電力伝送システム、送電装置、および、受電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電力を効率良く伝送できる無線電力伝送システムを提供すること。
【解決手段】送電装置は第1および第2電極(111,112)、第1インダクタ(113A,114A)、第1および第2接続線(115,116)と、第1キャパシタ(311,312)とを有し、受電装置は、第1および第2電極(121,122)、第2インダクタ(123A,124A)と、第3および第4接続線(125,126)と、第2キャパシタ(411,412)と、を有し、第1および第2電極ならびに第1キャパシタと、第1インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数と、第3および第4電極ならびに第2キャパシタと、第2インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数が略等しくなるように設定される。
【選択図】図15

Description

本発明は、無線電力伝送システム、送電装置、および、受電装置に関するものである。
特許文献1には、電磁誘導を用いて、非接触の二つの電気回路間で電力の伝送を行う無線電力伝送装置が開示されている。
特開平8−340285号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、電力を伝送するためのコイルにおける電力の損失が大きいため、電力を効率良く伝送できないという問題点がある。
そこで、本発明は、電力を効率良く伝送できる無線電力伝送システム、送電装置、および、受電装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、送電装置から受電装置に対して無線で交流電力を伝送する無線電力伝送システムにおいて、前記送電装置は、所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第1および第2電極と、前記第1および第2電極間に接続された第1インダクタと、前記第1および第2電極と交流電力発生部の2つの出力端子とをそれぞれ電気的に接続する第1および第2接続線と、前記第1および第2電極と前記交流電力発生部の2つの出力端子の少なくとも一方との間に挿入される第1キャパシタと、を有し、前記受電装置は、所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第3および第4電極と、前記第3および第4電極間に接続された第2インダクタと、前記第3および第4電極と負荷の2つの入力端子とをそれぞれ電気的に接続する第3および第4接続線と、前記第3および第4電極と前記負荷の2つの入力端子の少なくとも一方の間に挿入される第2キャパシタと、を有し、前記第1および第2電極ならびに前記第1キャパシタと、前記第1インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数と、前記第3および第4電極ならびに前記第2キャパシタと、前記第2インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数が略等しくなるように設定され、前記第1および第2電極と前記第3および第4電極は近傍界であるλ/2π以下の距離を隔てて配置される、ことを特徴とする。
このような構成によれば、電力を効率良く伝送できる無線電力伝送システムを提供することができる。
また、本発明の一側面は、前記第1および第2キャパシタの少なくとも一方は、前記第1および第2電極の少なくとも一方に対向するように設けられた電極、または、前記第3および第4電極の少なくとも一方に対向するように設けられた電極を有していることを特徴とする。
このような構成によれば、既存の第1および第2電極または第3および第4電極を利用してキャパシタを構成することができるので、構成部品の点数を減らすことができる。
また、本発明の一側面は、前記第1および第2電極は誘電体基板上に形成され、前記第1キャパシタは前記誘電体基板を挟んで前記第1および第2電極の少なくとも一方と対向するように配置された電極を有し、前記第3および第4電極は誘電体基板上に形成され、前記第2キャパシタは前記誘電体基板を挟んで前記第3および第4電極の少なくとも一方と対向するように配置された電極を有する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、誘電体基板を利用してキャパシタを構成することができるので、装置の厚さを薄くすることができる。
また、本発明の一側面は、前記第1および第2キャパシタは、チップコンデンサによって構成されることを特徴とする。
このような構成によれば、素子値の安定したチップコンデンサを用いることで共振周波数を安定化することができる。
また、本発明は、送電装置から受電装置に対して無線で交流電力を伝送する無線電力伝送システムの前記送電装置において、所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第1および第2電極と、前記第1および第2電極間に接続された第1インダクタと、前記第1および第2電極と交流電力発生部の2つの出力端子とをそれぞれ電気的に接続する第1および第2接続線と、前記第1および第2電極と前記交流電力発生部の2つの出力端子の少なくとも一方の間に挿入される第1キャパシタと、前記第1および第2電極ならびに前記第1キャパシタと、前記第1インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数は、前記受電装置が有する第3および第4電極ならびに第2キャパシタと第2インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数と略等しくなるように設定され、前記第1および第2電極と前記第3および第4電極は近傍界であるλ/2π以下の距離を隔てて配置される、ことを特徴とする。
このような構成によれば、電力を効率良く伝送できる送電装置を提供できる。
また、本発明は、送電装置から受電装置に対して無線で交流電力を伝送する無線電力伝送システムの前記受電装置において、所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第3および第4電極と、前記第3および第4電極間に接続された第2インダクタと、前記第3および第4電極と負荷の2つの入力端子とをそれぞれ電気的に接続する第3および第4接続線と、前記第3および第4電極と前記負荷の2つの入力端子の少なくとも一方の間に挿入される第2キャパシタと、を有し、前記第3および第4電極ならびに前記第2キャパシタと、前記第2インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数は、前記送電装置が有する第1および第2電極ならびに前記第1キャパシタと、前記第1インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数と略等しくなるように設定され、前記第1および第2電極と前記第3および第4電極は近傍界であるλ/2π以下の距離を隔てて配置される、ことを特徴とする。
このような構成によれば、電力を効率良く伝送できる受電装置を提供できる。
本発明によれば、電力を効率良く伝送できる無線電力伝送システム、送電装置、および、受電装置を提供することが可能となる。
直列共振を利用する無線電力伝送システムの動作原理を説明するための図である。 図1に示す構成の等価回路である。 図2に示す等価回路の伝送特性を示す図である。 直列共振を利用する無線電力伝送システムを構成する送電装置の詳細な構成例を示す図である。 直列共振を利用する無線電力伝送システムの構成例を示す図である。 図5に示す無線電力伝送システムの伝送効率および反射損の周波数特性を示す図である。 図5に示す無線電力伝送システムの入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 並列共振を利用する無線電力伝送システムを構成する送電カプラの詳細な構成例を示す図である。 図8に示す構成の等価回路である。 図8に示す無線電力伝送システムの伝送効率および反射損の周波数特性を示す図である。 図8に示す無線電力伝送システムの入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 並列共振を利用する無線電力伝送システムを構成する送電カプラの詳細な構成例を示す図である。 図12に示す無線電力伝送システムの伝送効率および反射損の周波数特性を示す図である。 図12に示す無線電力伝送システムの入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る送電カプラの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る無線電力電送システムの構成例を示す図である。 図16に示す第1実施形態の等価回路である。 図16に示す第1実施形態の伝送効率および反射損の周波数特性を示す図である。 図16に示す第1実施形態の入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る無線電力電送システムの構成例を示す図である。 図20に示す第2実施形態の伝送効率および反射損の周波数特性を示す図である。 図20に示す第2実施形態の入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)実施形態の動作原理の説明
本実施形態は、キャパシタを付加することによって並列共振点よりも低い共振点を発生させて電力を伝送することを特徴としているが、以下では、基本形である直列共振を利用して電力を伝送する構成について説明した後に、本実施形態について説明する。
図1は、直列共振を利用した無線電力伝送システム1の動作原理を説明するための図である。この図に示すように、無線電力伝送システム1は、送電装置10、および、受電装置20を有している。
ここで、送電装置10は、電極11,12、インダクタ13,14、接続線15,16、および、交流電力発生部17を有している。また、受電装置20は、電極21,22、インダクタ23,24、接続線25,26、および、負荷27を有している。電極11,12およびインダクタ13,14は送電用カプラを構成する。電極21,22およびインダクタ23,24は受電用カプラを構成する。
ここで、電極11,12は、導電性を有する部材によって構成され、所定の距離d1を隔てて配置されている。図1の例では、電極11,12,21,22として、略同一のサイズを有する矩形形状を有する平板状の電極が例示されている。また、電極11と電極21は距離d2を隔てて対向するように平行に配置され、電極12と電極22も同じ距離d2を隔てて対向するように平行に配置されている。なお、電極11,12,21,22としては、図1に示す以外の形状の電極であってもよい。例えば、円形または楕円形状の平板電極であったり、球形等の立体形状であったり、平板ではなく湾曲した形状または屈曲した形状の電極であったりしてもよい。
電極11および電極12の距離d1を含む合計幅Dは、これらの電極から放射される電界の波長をλとした場合に、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。同様に、電極21および電極22の距離d1を含む合計幅Dは、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。また、電極11と電極21および電極12と電極22の間の距離d2についても、λ/2πで示される近傍界よりも短くなるように設定されている。
インダクタ13,14は、例えば、導電性の線材(例えば、銅線)を巻回して構成され、図1の例では、電極11,12の端部にそれぞれの一端が電気的に接続されている。接続線15はインダクタ13の他端と交流電力発生部17の出力端子の一端とを接続する導電性の線材(例えば、銅線)によって構成される。接続線16はインダクタ14の他端と交流電力発生部17の出力端子の他端とを接続する導電性の線材によって構成される。なお、接続線15,16は、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成される。
交流電力発生部17は、所定の周波数の交流電力を発生し、接続線15,16を介してインダクタ13,14に供給する。
電極21,22は、電極11,12と同様に、導電性を有する部材によって構成され、所定d1の距離を隔てて配置されている。
インダクタ23,24は、例えば、導電性の線材を巻回して構成され、図1の例では、電極21,22の端部にそれぞれの一端が電気的に接続されている。接続線25はインダクタ23の他端と負荷27の入力端子の一端とを接続する導電性の線材(例えば、銅線)によって構成される。接続線26はインダクタ24の他端と負荷27の入力端子の他端とを接続する導電性の線材によって構成される。なお、接続線25,26は、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成される。
負荷27は、交流電力発生部17から出力され、送電用カプラおよび受電用カプラを介して伝送された電力が供給される。なお、負荷27は、例えば、整流装置および二次電池等によって構成されている。もちろん、これ以外であってもよい。
図2は、図1に示す無線電力伝送システム1の等価回路を示す図である。この図2において、電源部負荷222は、接続線15,16および接続線25,26の特性インピーダンスと等しい値を示し、Z0の値を有している。抵抗2は、送電側回路、主にインダクタに付随する抵抗を示し、R1の素子値を有している。インダクタ3はインダクタ13,14に対応し、L1の素子値を有している。キャパシタ4は、電極11,12の間に生じる素子値C1のキャパシタである。キャパシタ6は、電極21,22の間に生じる素子値C2のキャパシタである。キャパシタ5は、電極11,12と電極21,22の間に生じるキャパシタを示し、Cmの素子値を有している。インダクタ7はインダクタ23,24に対応し、L2の素子値を有している。抵抗8は、受電側回路、主にインダクタに付随する抵抗を示し、R2の素子値を有している。
図3は、送電装置10と受電装置20の間のSパラメータの周波数特性を示している。具体的には、図3の横軸は周波数を示し、縦軸は送電装置10から受電装置20への挿入損失(S21)を示している。この図3に示すように、送電装置10から受電装置20への挿入損失は、周波数fで反共振点を有し、周波数fおよびfで共振点を有している。ここで、周波数fは、図2に示すインダクタ3,7のインダクタンス値L1,L2と、電極11,12または電極21,22によって形成されるキャパシタのキャパシタンス値C1,C2によって定まる。また、周波数fおよびfは、図2に示すインダクタ3,7のインダクタンス値L1,L2と、電極11,12および電極21,22によって形成されるキャパシタのキャパシタンス値Cmならびに電極11,12の間および電極21,22の間にそれぞれ生じるキャパシタのキャパシタンス値C1,C2によって定まる。
交流電力発生部17が発生する交流電力の周波数は、図3に示すfまたはfと等しくなるように設定される。このように、交流電力発生部17の周波数を設定することにより、送電装置10から受電装置20への挿入損失が略0dBとなることから、送電装置10から受電装置20に対して損失なく電力を送信することができる。
図1に示す無線電力電送システムでは、送電装置10の電極11,12と受電装置20の電極21,22は、電界共振結合されており、送電装置10の電極11,12から受電装置20の電極21,22に対して電界によって交流電力が伝送される。
つまり、図1に示す無線電力電送システムでは、送電装置10の電極11,12と受電装置20の電極21,22は、近傍界であるλ/2πよりも短い距離d2だけ隔てて配置されているので、電極11,12から放射される電界成分が支配的である領域に電極21,22が配置される。また、電極11,12の間に形成されるキャパシタおよびインダクタ13,14による共振周波数と、電極21,22の間に形成されるキャパシタおよびインダクタ23,24による共振周波数とは略等しくなるように設定されている。このように、送電装置10の電極11,12と受電装置20の電極21,22は、電界共振結合されていることから、送電装置10の電極11,12から受電装置20の電極21,22に対して電界によって交流電力が効率よく伝送される。
図4は直列共振を利用した無線電力伝送システムを構成する送電用カプラの詳細な構成例を示している。この図に示すように、直列共振を利用した無線電力伝送システムでは、送電用カプラ110は、矩形の板状形状を有する絶縁部材(誘電体基板)によって構成される回路基板118の表(おもて)面118A上に、矩形形状を有する導電性部材によって構成される電極111,112が配置されて構成される。回路基板118の裏面118Bには、この図4の例では、電極等は配置されていない。具体的な構成例としては、例えば、ガラスエポキシ基板やガラスコンポジット基板等によって構成される回路基板118上に、銅等の導電性の薄膜によって電極111,112が形成される。電極111,112は、所定の距離d1だけ離れた位置に平行に配置されている。また、距離d1を含む電極111,112の幅Dは、これらの電極から放射される電界の波長をλとした場合に、λ/2πで示される近傍界よりも狭くなるように設定されている。
回路基板118の電極111,112の短手方向の端部には、インダクタ113,114の一端がそれぞれ接続されている。また、インダクタ113,114の他端は、接続線115,116の一端にそれぞれ接続されている。接続線115,116は、電極111,112の領域およびこれらに挟まれる領域を回避するように配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向(図4の左下方向)に伸延するように配置されている。より詳細には、電極111,112のそれぞれの矩形領域と、これら2つの電極111,112によって挟まれた領域を回避して配置されるとともに、これらの領域から遠ざかる方向に伸延するように配置されている。このように配置することで、電極111,112と接続線115,116の間の干渉を少なくすることができるので、伝送効率の低下を防止できる。接続線115,116は、例えば、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成されている。なお、接続線115,116の他端は、図示しない交流電力発生部の出力端子にそれぞれ接続されている。接続線115,116によって送電用カプラ110に交流電力発生部が接続されることにより、送電装置が構成される。
送電用カプラ110は、電極111,112が所定の距離d1を隔てて配置されることによって形成されるキャパシタのキャパシタンスCと、インダクタ113,114のインダクタンスLによる直列共振回路を構成するので、これらによる固有の共振周波数fを有している。
受電用カプラ120は、送電用カプラ110と同様の構成とされ、回路基板128の表面128A上に、矩形形状を有する導電性部材によって構成される電極121,122およびインダクタ123,124が配置され、インダクタ123,124の他端に接続線125,126が接続されて構成される。電極121,122によって形成されるキャパシタのキャパシタンスCと、インダクタ123,124のインダクタンスLによる直列共振回路の共振周波数fは送電用カプラ110と略同じに設定される。接続線125,126は、例えば、同軸ケーブルまたは平衡ケーブルによって構成されている。受電用カプラ120の接続線125,126の他端には、図示しない負荷が接続される。接続線125,126によって受電用カプラ120に負荷が接続されることにより、受電装置が構成される。なお、送電用カプラ110および受電用カプラ120のインダクタ113,114,123,124は、それぞれ、巻き数が13回とされ、インダクタンス値がfにおいて2.8μHとされている。
図5は、送電用カプラ110と受電用カプラ120を対向配置した状態を示す図である。この図に示すように、送電用カプラ110と受電用カプラ120は、回路基板118,128の表面118A,128Aが対向するように距離d2を隔て、回路基板118,128が平行になるように配置される。
つぎに、図5に示す直列共振を利用した無線電力伝送システムの動作について説明する。図6は、図5に示す無線電力伝送システムの送電用カプラ110と受電用カプラ120を20cm隔てて対向配置した場合(d2=20cmの場合)における送電用カプラ110から受電用カプラ120への伝送効率η21(=|S21|^2)と、反射損η11(=|S11|^2)の周波数特性を示す図である。この図において横軸は伝送する交流電力の周波数(MHz)を示し、縦軸は伝送効率を示している。図6に示す例では、27MHz周辺において、伝送効率90%以上を達成していることが分かる。なお、図5では、例えば、インダクタ113,114,123,124は、それぞれ、巻き数が13回、インダクタンス値が2.8μHとされ、回路基板118,128のサイズ(DとL)は250×250mmとされ、電極111,112および電極121,122間のギャップd1は34.4mmとされている。
図7は、図5に示す直列共振を利用した無線電力伝送システムの入力インピーダンス特性を示す図である。この図7に示すように、入力インピーダンスの実部Reは共振周波数である27MHz付近において約50Ωとなり、虚部Imは約0Ωとなる。
つぎに、図8を参照して、並列共振を行う場合について説明する。図8では、送電用カプラ110Aを構成する回路基板118の電極111,112の短手方向の一方の端部には、インダクタ113,114の一端がそれぞれ接続されている。また、インダクタ113,114の他端は相互に接続されている。また、接続線115,116の一端は電極111,112の短手方向の他方の端部に直接接続されている。受電用カプラ120Aも送電用カプラ110Aと同様の構成とされ、これらの送電用カプラ110Aと受電用カプラ120Aが図5と同様に一定の距離を隔てて対向配置される。なお、図8では、インダクタ113,114は、それぞれ、巻き数が13で、インダクタンス値が2.8μHとされている。このときの各インダクタに付随する抵抗値は0.5Ωである。
図9は、図8に示す送電用カプラ110Aと、これと同様の構成を有する図示しない受電用カプラ120Aによって構成される無線電力伝送システムの等価回路を示す図である。なお、図9において、図2と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図9に示す等価回路は、図2と比較して、抵抗2とインダクタ3および抵抗8とインダクタ7が直列接続され、キャパシタ4およびキャパシタ6とそれぞれ並列接続されている。これ以外の構成は、図2と同様である。
図10は、図8に示す送電用カプラ110Aと受電用カプラ120Aを20cm隔てて対向配置した場合における送電用カプラ110Aから受電用カプラ120Aへの伝送効率η21(=|S21|^2)と、反射損η11(=|S11|^2)の周波数特性を示す図である。なお、図10では、例えば、インダクタ113,114,123,124は、それぞれ、巻き数が13回、インダクタンス値が2.8μHとされ、回路基板118,128のサイズ(DとL)は250×250mmとされ、電極111,112および電極121,122間のギャップd1は34.4mmとされている。この図に示すように、伝送効率η21は周波数によらず0%であり、また、反射損η11は周波数によらず“1”である。
図11は、図8に示す送電用カプラ110Aと図示しない受電用カプラ120Aを20cm隔てて対向配置した場合における入力インピーダンス特性を示す図である。この図11に示すように、入力インピーダンスの実部Reは共振周波数である27MHz付近において約20kΩ以上となり、虚部Imは27MHz付近を境にしてプラス無限大からマイナス無限大に変化している。つまり、共振周波数において、反共振している。以上から、送電用カプラ110Aを用いた無線電力伝送システムでは、電力を伝送することはできない。
図12は、図8に示す送電用カプラ110Aのインダクタ113,114をインダクタンス値が低いインダクタ113A,114Aに置換した構成を示している。図12では、インダクタ113A,114Aは、それぞれ、巻き数が8で、インダクタンス値が1.72μHとされている。
図13は、図12に示す送電用カプラ110Bと、これと同様の構成を有する受電用カプラ120Bを20cm隔てて対向配置した場合における送電用カプラ110Bから受電用カプラ120Bへの伝送効率η21(=|S21|^2)と、反射損η11(=|S11|^2)の周波数特性を示す図である。この図に示すように、伝送効率η21は周波数によらず0%であり、また、反射損η11は周波数によらず“1”である。
図14は、図12に示す送電用カプラ110Bと、これと同様の構成を有する受電用カプラ120Bを用いた無線電力伝送システムの入力インピーダンス特性を示す図である。図11に比較すると、図14では反共振周波数は約27MHzから約38MHzに増加している。また、入力インピーダンスの実部Reは共振周波数である約38MHz付近において約20kΩ以上となり、虚部Imは約38MHz付近を境にしてプラス無限大からマイナス無限大に変化している。図14でも、共振周波数において、反共振している。以上から、送電用カプラ110Bを用いた無線電力伝送システムでは、電力を伝送することはできない。
(B)第1実施形態の説明
つぎに、本発明の第1実施形態に係る無線電力伝送システムについて説明する。図15は本発明の第1実施形態に係る無線電力電送システムの送電用カプラ110Cの構成例を示す図である。この図において、図12と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図15では、図12に比較して、電極111,112と接続線115,116の間にチップコンデンサ311,312がそれぞれ挿入されている。チップコンデンサ311は、一方の端子が接続線115の一端に接続され、他方の端子が電極111に接続されている。チップコンデンサ312は、一方の端子が接続線116の一端に接続され、他方の端子が電極112に接続されている。それ以外の構成は図12と同様である。なお、受電用カプラ120Cも送電用カプラ110Cと同様の構成とされる。
図16は図15に示す送電用カプラ110Cと受電用カプラ120Cを用いた無線電力電送システムの構成例を示す図である。この図の例では、送電用カプラ110Cと受電用カプラ120Cを20cm隔てて対向配置されている。また、インダクタ113A,114A,123A,124Aは、それぞれ巻き数が8回とされ、インダクタンス値は1.72μHとされている。このときの各インダクタに付随する抵抗値は0.3Ωである。また、チップコンデンサ311,312,411,412の素子値はそれぞれ10.4pFとされている。
図17は、図16に示す無線電力電送システムの等価回路を示す図である。なお、図17において、図9と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図17は、図9と比較すると、交流電力発生部17とインダクタ3および抵抗2の間にチップコンデンサ311,312に対応するキャパシタ500がそれぞれ挿入され、負荷27とインダクタ7および抵抗8の間にチップコンデンサ411,412に対応するキャパシタ501がそれぞれ挿入されている。なお、これ以外の構成は図9と同様である。図16に示す無線電力電送システムでは、チップコンデンサ311,312,411,412を直列に付加することで、図9に示す等価回路の並列共振周波数よりも低い周波数で、直列共振周が生じる。すなわち、共振周波数を下げることができる。なお、入力インピーダンスもチップコンデンサの付加によって変化するので、インダクタとチップコンデンサの素子値をうまく組み合わせることで、共振周波数において、例えば、50Ωに整合を図ることができる。
図18は、図16に示す無線電力電送システムの送電用カプラ110Cと受電用カプラ120Cを20cm隔てて対向配置した場合における送電用カプラ110Dから受電用カプラ120Dへの伝送効率η21(=|S21|^2)と、反射損η11(=|S11|^2)の周波数特性を示す図である。なお、この例では、インダクタ113,114,123,124は、それぞれ、巻き数が8回、インダクタンス値が1.72μHとされ、このときの各インダクタに付随する抵抗値は0.3Ωである。回路基板118,128のサイズ(DとL)は250×250mmとされ、電極111,112および電極121,122間のギャップd1は34.4mmとされている。この図に示すように、図17に示す無線電力伝送システムの伝送効率η21は約27MHzにおいて90%以上となり、また、反射損η11は約27MHzにおいて0となっている。
図19は、図16に示す無線電力電送システムの入力インピーダンス特性を示す図である。図19に示すように、入力インピーダンスの実部Reは約27MHzにおいて50Ωとなり、また、虚部も約27MHzにおいて0Ωとなっている。なお、同じインダクタを用いている図12の特性(図14参照)と比較すると、共振周波数が38MHzから27MHzに低下している。
以上に説明したように、本発明の第1実施形態に係る無線電力電送システムでは、チップコンデンサを直列接続することにより、図5に示す構成と比較して、同じ共振周波数でもインダクタとして素子値が小さいものを使用することが可能になるので、装置のサイズを小型化することができる。また、素子値が小さいインダクタを使用した場合でも、伝送効率を高く保つことができる。
(C)第2実施形態の説明
つぎに、本発明の第2実施形態に係る無線電力伝送システムについて説明する。図20は本発明の第2実施形態に係る無線電力電送システムの構成例を示す図である。この図において、図16と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図20では、図16に比較して、チップコンデンサが除外され、その代わりに、回路基板118,128を利用したキャパシタが配置されている。より詳細には、図20の例では、回路基板128の裏面128Bには、電極121,122の一部に対向する位置に、矩形形状を有する導電性部材によってキャパシタ電極711,712が形成され、回路基板128の表面128Aに形成されている電極211,212との間にキャパシタが形成される。キャパシタ電極711,712は接続線125,126に接続されている。回路基板118の裏面119Bには、電極111,112の一部に対向する位置に、矩形形状を有する導電性部材によってキャパシタ電極611,612が形成され、回路基板118の表面118Aに形成されている電極111,112との間にキャパシタが形成される。キャパシタ電極611,612は接続線115,116に接続されている。
図20に示す第2実施形態では、送電用カプラ110Dと受電用カプラ120Dを20cm隔てて対向配置されている。また、インダクタ113A,114A,123A,124Aはそれぞれ巻き数が8回とされインダクタンス値は1.72μHとされている。このときの各インダクタに付随する抵抗値は0.3Ωである。また、キャパシタ電極611,612と電極111,112によるキャパシタの素子値は共振周波数が約28MHzになるように設定され、キャパシタ電極711,712と電極121,122によるキャパシタの素子値も共振周波数が約28MHzになるように設定されている。なお、図20に示す第2実施形態の等価回路は、図17と同様である。
図21は、図20に示す無線電力電送システムの送電用カプラ110Dと受電用カプラ120Dを20cm隔てて対向配置した場合における送電用カプラ110Dから受電用カプラ120Dへの伝送効率η21(=|S21|^2)と、反射損η11(=|S11|^2)の周波数特性を示す図である。なお、この例では、インダクタ113,114,123,124は、それぞれ、巻き数が8回、インダクタンス値が1.72μHとされている。このときの各インダクタに付随する抵抗値は0.3Ωである。回路基板118,128のサイズ(DとL)は250×250mmとされ、電極111,112および電極121,122間のギャップd1は34.4mmとされている。この図に示すように、伝送効率η21は約28MHzにおいて90%以上となり、また、反射損η11は約28MHzにおいて0となっている。
図22は、図20に示す送電用カプラ110Dと受電用カプラ120Dを用いた無線電力伝送システムの入力インピーダンス特性を示す図である。図22に示すように、入力インピーダンスの実部Reは約28MHzにおいて50Ωとなり、また、虚部も約28MHzにおいて0Ωとなっている。
以上に説明したように、本発明の第2実施形態に係る無線電力電送システムでは、コンデンサを直列接続することにより、図5に示す構成と比較して、同じ共振周波数でもインダクタとして素子値が小さいものを使用することが可能になるので、装置のサイズを小型化することができる。
また、第2実施形態では、第1実施形態と比較すると、回路基板118,128を利用してコンデンサを構成することができるため、部品点数を減らすことができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の各実施形態では、電極111,112および電極121,122は同じサイズを有するようにしたが、これらが異なるサイズを有するようにしてもよい。具体的には、電極121,122が電極111,112よりも小さいサイズになるようにしてもよい。もちろん、その逆の構成でもよい。
また、以上の実施形態では、電極111,112および電極121,122を対向配置するようにしたが、例えば、これらが図16に示すX方向またはY方向にずれた状態で配置されるようにしてもよい。あるいは、送電用カプラ110と受電用カプラ120が所定の角度だけ相対的に回転するように配置してもよい。
また、電極111,112および電極121,122の形状は、矩形形状ではなく、円形または楕円形状であってもよい。あるいは、平板形状ではなく、湾曲したり、屈曲したりした形状であってもよいし、球形等の立体形状であってもよい。
また、インダクタ113,114およびインダクタ123,124は、2つのインダクタを接続する構成としたが、これらを1つの構成としてもよい。また、以上の各実施形態では、インダクタとしては、導体線を円柱状に巻回して構成するようにしたが、例えば、マイクロストリップラインで使用されるような、平面上を蛇行する形状を有するものや、平面上で螺旋形状を有するものによって構成するようにしてもよい。
また、第1実施形態ではチップコンデンサを用い、第2実施形態では回路基板を誘電体とするコンデンサを用いるようにしたが、チップコンデンサと回路基板を誘電体として用いるコンデンサを組み合わせて用いるようにしてもよい。例えば、送電用カプラまたは受電用カプラの一方だけをチップコンデンサにして他方は回路基板を用いたコンデンサとしてもよい。もちろん、送電用カプラまたは受電用カプラのそれぞれについて、チップコンデンサと回路基板を用いたコンデンサを組み合わせて使用してもよい。
1 無線電力伝送システム
10 送電装置
11,12 電極
13,14 インダクタ
15,16 接続線
17 交流電力発生部
20 受電装置
21,22 電極
23,24 インダクタ
25,26 接続線
27 負荷
110 送電用カプラ
111,112 電極(第1電極、第2電極)
113A,114A インダクタ(第1インダクタ)
115,116 接続線(第1接続線、第2接続線)
118 回路基板
120 受電用カプラ
121,122 電極(第3電極、第4電極)
123A,124A インダクタ(第2インダクタ)
125,126 接続線(第3接続線、第4接続線)
128 回路基板
222 電源部負荷
311,312 チップコンデンサ(第1キャパシタ)
411,412 チップコンデンサ(第2キャパシタ)
611,612 キャパシタ電極(第1キャパシタ)
711,712 キャパシタ電極(第2キャパシタ)

Claims (6)

  1. 送電装置から受電装置に対して無線で交流電力を伝送する無線電力伝送システムにおいて、
    前記送電装置は、
    所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第1および第2電極と、
    前記第1および第2電極間に接続された第1インダクタと、
    前記第1および第2電極と交流電力発生部の2つの出力端子とをそれぞれ電気的に接続する第1および第2接続線と、
    前記第1および第2電極と前記交流電力発生部の2つの出力端子の少なくとも一方との間に挿入される第1キャパシタと、を有し、
    前記受電装置は、
    所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第3および第4電極と、
    前記第3および第4電極間に接続された第2インダクタと、
    前記第3および第4電極と負荷の2つの入力端子とをそれぞれ電気的に接続する第3および第4接続線と、
    前記第3および第4電極と前記負荷の2つの入力端子の少なくとも一方の間に挿入される第2キャパシタと、を有し、
    前記第1および第2電極ならびに前記第1キャパシタと、前記第1インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数と、前記第3および第4電極ならびに前記第2キャパシタと、前記第2インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数が略等しくなるように設定され、前記第1および第2電極と前記第3および第4電極は近傍界であるλ/2π以下の距離を隔てて配置される、
    ことを特徴とする無線電力伝送システム。
  2. 前記第1および第2キャパシタの少なくとも一方は、前記第1および第2電極の少なくとも一方に対向するように設けられた電極、または、前記第3および第4電極の少なくとも一方に対向するように設けられた電極を有していることを特徴とする請求項1に記載の無線電力電送システム。
  3. 前記第1および第2電極は誘電体基板上に形成され、前記第1キャパシタは前記誘電体基板を挟んで前記第1および第2電極の少なくとも一方と対向するように配置された電極を有し、
    前記第3および第4電極は誘電体基板上に形成され、前記第2キャパシタは前記誘電体基板を挟んで前記第3および第4電極の少なくとも一方と対向するように配置された電極を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線電力伝送システム。
  4. 前記第1および第2キャパシタの少なくとも一方は、チップコンデンサによって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の無線電力電送システム。
  5. 送電装置から受電装置に対して無線で交流電力を伝送する無線電力伝送システムの前記送電装置において、
    所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第1および第2電極と、
    前記第1および第2電極間に接続された第1インダクタと、
    前記第1および第2電極と交流電力発生部の2つの出力端子とをそれぞれ電気的に接続する第1および第2接続線と、
    前記第1および第2電極と前記交流電力発生部の2つの出力端子の少なくとも一方の間に挿入される第1キャパシタと、
    前記第1および第2電極ならびに前記第1キャパシタと、前記第1インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数は、前記受電装置が有する第3および第4電極ならびに第2キャパシタと第2インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数と略等しくなるように設定され、前記第1および第2電極と前記第3および第4電極は近傍界であるλ/2π以下の距離を隔てて配置される、
    ことを特徴とする送電装置。
  6. 送電装置から受電装置に対して無線で交流電力を伝送する無線電力伝送システムの前記受電装置において、
    所定の距離を隔てて配置され、当該所定の距離を含む合計幅が近傍界であるλ/2π以下の長さを有する第3および第4電極と、
    前記第3および第4電極間に接続された第2インダクタと、
    前記第3および第4電極と負荷の2つの入力端子とをそれぞれ電気的に接続する第3および第4接続線と、
    前記第3および第4電極と前記負荷の2つの入力端子の少なくとも一方の間に挿入される第2キャパシタと、を有し、
    前記第3および第4電極ならびに前記第2キャパシタと、前記第2インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数は、前記送電装置が有する第1および第2電極ならびに前記第1キャパシタと、前記第1インダクタとによって構成されるカプラの共振周波数と略等しくなるように設定され、前記第1および第2電極と前記第3および第4電極は近傍界であるλ/2π以下の距離を隔てて配置される、
    ことを特徴とする受電装置。
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