JP2014107206A - 発電システム及び発電システムの運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】SOFCの起動時において、SOFCの内部でのドレンの発生を抑制する。
【解決手段】圧縮機21と燃焼器22を有するガスタービン11と、空気極及び燃料極を有するSOFC13と、圧縮機21で圧縮された圧縮空気A2を、SOFC13の空気極に供給する第2圧縮空気供給ライン31と、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、圧縮空気A2中の凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮器61と、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、圧縮空気A2の流れ方向において、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31と、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31との間で熱交換を行う再生熱交換器62と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも燃料電池とガスタービンとを組み合わせた発電システム及び発電システムの運転方法に関するものである。
燃料電池としての固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下SOFC)は、用途の広い高効率な燃料電池として知られている。このSOFCは、イオン導電率を高めるために作動温度が高くされているので、ガスタービンの圧縮機から吐出された空気を空気極側に供給する空気(酸化剤)として使用することができる。また、SOFCは、利用できなかった高温の燃料及び排熱をガスタービンの燃焼器において燃料及び酸化性ガスとして使用することができる。また、SOFCの他に作動温度が高い燃料電池として溶融炭酸塩形燃料電池が知られており、SOFCと同様にガスタービンとの連携による排熱利用が検討されている。
このため、例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2に記載されるように、高効率発電を達成することができる発電システムとして、SOFCとガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたものが各種提案されている。この特許文献1及び特許文献2に記載されたコンバインドシステムは、SOFCと、このSOFCから排出された排燃料ガスと排出空気とを燃焼するガスタービン燃焼器と、空気を圧縮してSOFCに供給する圧縮機を有するガスタービンとを設けたものである。
特開2009−205930号公報 特開2004−220941号公報
上述した特許文献1及び特許文献2の発電システムは、起動時において、ガスタービンの圧縮機により圧縮された空気(圧縮空気)が、圧縮機からSOFCに供給される。ここで、圧縮空気は、圧縮機により昇温・昇圧される一方で、起動時におけるSOFCは、その内部の温度が低くなっている。このため、起動時において、圧縮空気が圧縮機からSOFCに供給されると、圧縮空気に含まれる水蒸気等の凝縮性ガスが、ドレンとなってSOFCの内部にて凝縮する。例えば、大気温度35℃、相対湿度75%の空気を圧力比20で圧縮する場合は、飽和温度は約95℃まで上昇することになる。従い、圧縮空気A2の温度が温度の低い部位に接触することで、容易に飽和温度以下となり、SOFC13の内部でドレンが発生しやすくなる。SOFCの内部にドレンが発生すると、SOFCが劣化する可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、燃料電池の起動時において、燃料電池の内部におけるドレンの発生を抑制することができる発電システム及び発電システムの運転方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の発電システムは、圧縮機と燃焼器を有するガスタービンと、空気極及び燃料極を有する燃料電池と、前記圧縮機で圧縮された圧縮酸化性ガスを、前記燃料電池の前記空気極に供給する圧縮酸化性ガス供給ラインと、前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガス中から、凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮器と、前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガスの流れ方向において、前記凝縮器の上流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインと、前記凝縮器の下流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインとの間で熱交換を行う再生熱交換器と、を備えることを特徴とする。
従って、圧縮酸化性ガス供給ラインによって、圧縮機で圧縮した圧縮酸化性ガスを、燃料電池の空気極に供給することができる。このとき、凝縮器において、圧縮酸化性ガス中に含まれる凝縮性ガスを凝縮し、ドレンとして回収することができる。このため、燃料電池の起動時において、温度の低い燃料電池に、圧縮酸化性ガスが供給された場合でも、凝縮器においてドレンが回収されていることから、燃料電池内においてドレンが発生することを抑制することができる。なお、凝縮器の作動停止としては、例えば、圧縮酸化性ガスの圧力比に応じて、所定時間経過後、又は燃料電池内部の温度が所定温度に達した場合としても良い。また、凝縮器を通過して温度が低くなった圧縮酸化性ガスを、再生熱交換器によって、凝縮器に供給される前の圧縮酸化性ガスにより加熱することができる。このため、燃料電池に供給される圧縮酸化性ガスを昇温することができるため、圧縮酸化性ガスによる燃料電池の昇温を妨げることなく、燃料電池を好適に昇温することができる。なお、凝縮性ガスとしては、例えば、水蒸気であり、ドレンとしては、例えば、水である。
本発明の発電システムでは、前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記凝縮器の上流側において前記再生熱交換器に供給される前の前記圧縮酸化性ガスを加熱する加熱器を、さらに備えることを特徴とする。
従って、加熱器は、圧縮酸化性ガスの温度を上昇させることができるため、再生熱交換器において、凝縮器の下流側の圧縮酸化性ガス供給ラインを通過する圧縮酸化性ガスを、加熱器が無い場合よりも高温に昇温させることができ、燃料電池を迅速に昇温させることができる。なお、加熱器として、燃料ガスを燃焼させることで圧縮酸化性ガスを加熱する燃焼器が適用される場合には、燃料ガスを燃焼させることで発生する水蒸気等の凝縮性ガスも、凝縮器によりドレンとして回収することができる。
また、本発明の発電システムの運転方法は、圧縮機と燃焼器を有するガスタービンと、空気極及び燃料極を有する燃料電池と、前記圧縮機で圧縮された圧縮酸化性ガスを、前記燃料電池の前記空気極に供給する圧縮酸化性ガス供給ラインと、前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガス中から、凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮器と、前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガスの流れ方向において、前記凝縮器の上流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインと、前記凝縮器の下流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインとの間で熱交換を行う再生熱交換器と、を備える発電システムの運転方法であって、前記凝縮器において、前記圧縮機から前記凝縮器に供給される前記圧縮酸化性ガス中の少なくとも一部を分離して除去する凝縮工程と、前記再生熱交換器において、前記凝縮器の下流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインを通過する前記圧縮酸化性ガスを、前記凝縮器の上流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインにより加熱する再加熱工程と、を含むことを特徴とする。
従って、凝縮工程において、圧縮酸化性ガス中に含まれる凝縮性ガスを凝縮し、ドレンとして回収することができる。このため、燃料電池の起動時において、温度の低い燃料電池に、圧縮酸化性ガスが供給された場合でも、凝縮器においてドレンが回収されていることから、燃料電池内においてドレンが発生することを抑制することができる。また、再加熱工程において、凝縮器を通過して温度が低くなった圧縮酸化性ガスを、凝縮器に供給される前の圧縮酸化性ガスにより加熱することができるため、圧縮酸化性ガスによる燃料電池の昇温を妨げることがなく、燃料電池を好適に昇温することができる。
本発明の発電システム及び発電システムの運転方法によれば、圧縮酸化性ガス供給ラインにおいて、圧縮酸化性ガス中に含まれる凝縮性ガスをドレンとして回収することができる。このため、燃料電池の内部にドレンが発生することを低減することができるため、燃料電池のドレンによる劣化を抑制することができる。
図1は、実施例1の発電システムを表す概略構成図である。 図2は、SOFCの温度変化に関するタイムチャートである。 図3は、実施例2の発電システムを表す概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る発電システム及び発電システムの運転方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
実施例1の発電システムは、固体酸化物形燃料電池(以下、SOFCと称する。)とガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたトリプルコンバインドサイクル(Triple Combined Cycle:登録商標)である。このトリプルコンバインドサイクルは、ガスタービンコンバインドサイクル発電(GTCC)の上流側にSOFCを設置することにより、SOFC、ガスタービン、蒸気タービンの3段階で電気を取り出すことができるため、極めて高い発電効率を実現することができる。なお、以下の説明では、本発明の燃料電池として固体酸化物形燃料電池を適用して説明するが、この形式の燃料電池に限定されるものではない。
図1は、実施例1の発電システムを表す概略構成図である。実施例1において、図1に示すように、発電システム10は、ガスタービン11及び発電機12と、SOFC13と、蒸気タービン14及び発電機15とを有している。この発電システム10は、ガスタービン11による発電と、SOFC13による発電と、蒸気タービン14による発電とを組み合わせることで、高い発電効率を得るように構成したものである。
ガスタービン11は、圧縮機21、燃焼器22、タービン23を有しており、圧縮機21とタービン23は、回転軸24により一体回転可能に連結されている。圧縮機21は、空気取り込みライン25から取り込んだ空気Aを圧縮する。燃焼器22は、圧縮機21から第1圧縮空気供給ライン26を通して供給された圧縮空気A1と、第1燃料ガス供給ライン27から供給された燃料ガスL1とを混合して燃焼する。タービン23は、燃焼器22から排ガス供給ライン28を通して供給された排ガス(燃焼ガス)Gにより回転する。なお、図示しないが、タービン23は、圧縮機21で圧縮された圧縮空気A1が車室を通して供給され、この圧縮空気A1を冷却空気として翼などを冷却する。発電機12は、タービン23と同軸上に設けられており、タービン23が回転することで発電することができる。なお、ここで、燃焼器22に供給する燃料ガスL1及び後述する燃料ガスL2、燃料ガスL4の各燃料ガスは、例えば、液化天然ガス(LNG)、水素(H)および一酸化炭素(CO)、メタン(CH)などの炭化水素ガス、石炭など炭素質原料のガス化設備により製造したガスを用いることが可能である。
SOFC13は、還元剤としての高温の燃料ガスと、酸化剤としての高温の空気(酸化性ガス)とが供給されることで、所定の作動温度にて反応して発電を行うものである。このSOFC13は、圧力容器内に空気極と固体電解質と燃料極が収容されて構成される。空気極に圧縮機21で圧縮された一部の圧縮空気A2が供給され、燃料極に燃料ガスL2が供給されることで発電を行う。また、SOFC13に供給される酸化性ガスは、酸素を略15%〜30%含むガスであり、代表的には空気が好適であるが、空気以外にも燃焼排ガスと空気の混合ガスや、酸素と空気の混合ガスなどが使用可能である(以下、SOFC13に供給される酸化性ガスを空気という)。
このSOFC13は、第1圧縮空気供給ライン26から分岐した第2圧縮空気供給ライン(圧縮酸化性ガス供給ライン)31が連結され、圧縮機21が圧縮した一部の圧縮空気(圧縮酸化性ガス)A2を空気極の導入部に供給することができる。この第2圧縮空気供給ライン31は、供給する空気量を調整可能な制御弁32と、圧縮空気A2を昇圧可能なブロワ(昇圧機)33とが空気の流れ方向に沿って設けられている。制御弁32は、第2圧縮空気供給ライン31における空気の流れ方向の上流側に設けられ、ブロワ33は、制御弁32の下流側に設けられている。なお、制御弁32とブロワ33の配置は、図1の配置に限定されることはなく、ブロワや制御弁の形式によって、順序を逆にして配置してもよい。SOFC13は、空気極で用いられた排空気A3を排出する排空気ライン34が連結されている。この排空気ライン34は、空気極で用いられた排空気A3を外部に排出する排出ライン35と、燃焼器22に連結される排酸化性ガス供給ライン36とに分岐される。排出ライン35は、排出する空気量を調整可能な制御弁37が設けられ、排酸化性ガス供給ライン36は、SOFC13及びガスタービン11間の系統を切り離すための遮蔽弁38が設けられている。
また、SOFC13は、燃料ガスL2を燃料極の導入部に供給する第2燃料ガス供給ライン41が設けられている。第2燃料ガス供給ライン41は、供給する燃料ガス量を調整可能な制御弁42が設けられている。SOFC13は、燃料極で用いられた排燃料ガスL3を排出する排燃料ライン43が連結されている。この排燃料ライン43は、外部に排出する排出ライン44と、燃焼器22に連結される排燃料ガス供給ライン45とに分岐される。排出ライン44は、排出する燃料ガス量を調整可能な制御弁46が設けられ、排燃料ガス供給ライン45は、供給する燃料ガス量を調整可能な制御弁47と、排燃料ガスL3を昇圧可能なブロワ48が排燃料ガスL3の流れ方向に沿って設けられている。制御弁47は、排燃料ガス供給ライン45における排燃料ガスL3の流れ方向の上流側に設けられ、ブロワ48は、制御弁47の排燃料ガスL3の流れ方向の下流側に設けられている。なお、制御弁47とブロワ48の配置は、図1の配置に限定されることはなく、ブロワや制御弁の形式によって、順序を逆にして配置してもよい。
また、SOFC13は、排燃料ライン43と第2燃料ガス供給ライン41とを連結する燃料ガス再循環ライン49が設けられている。燃料ガス再循環ライン49は、排燃料ライン43の排燃料ガスL3を第2燃料ガス供給ライン41に再循環する再循環ブロワ50が設けられている。
蒸気タービン14は、排熱回収ボイラ(HRSG)51で生成された蒸気Sによりタービン52を回転するものである。この排熱回収ボイラ51は、ガスタービン11(タービン23)からの排ガスライン53が連結されており、空気と高温の排ガスGとの間で熱交換を行うことで、蒸気Sを生成する。蒸気タービン14(タービン52)は、排熱回収ボイラ51との間に、蒸気供給ライン54と給水ライン55とが設けられている。そして、給水ライン55は、復水器56と給水ポンプ57とが設けられている。発電機15は、タービン52と同軸上に設けられており、タービン52が回転することで発電することができる。なお、排熱回収ボイラ51で熱が回収された排ガスGは、大気へ放出される。なお、本実施例においては、排ガスGをHRSG51の熱源として利用しているが、排ガスGはHRSG51以外の各種機器の熱源として利用することも可能である。
ここで、本実施例の発電システム10の作動について説明する。発電システム10を起動する場合、ガスタービン11が起動した後に蒸気タービン14及びSOFC13が起動する。
まず、ガスタービン11にて、圧縮機21が空気Aを圧縮し、燃焼器22が圧縮空気A1と燃料ガスL1とを混合して燃焼し、タービン23が排ガスGにより回転することで、発電機12が発電を開始する。次に、蒸気タービン14にて、排熱回収ボイラ51により生成された蒸気Sによりタービン52が回転し、これにより発電機15が発電を開始する。
SOFC13では、まず、圧縮空気A2を供給して昇圧を開始し、加熱を開始する。排出ライン35の制御弁37と排酸化性ガス供給ライン36の遮断弁38を閉止し、第2圧縮空気供給ライン31のブロワ33を停止した状態もしくはブロワ33を運転した状態で、制御弁32もしくは加圧専用の図示されていない制御弁を所定開度だけ開放する。なお、ここで制御弁32において昇圧速度を制御するための開度調整を行う。すると、圧縮機21で圧縮した一部の圧縮空気A2が第2圧縮空気供給ライン31からSOFC13側へ供給される。これにより、SOFC13側は、圧縮空気A2が供給されることで圧力が上昇する。
一方、SOFC13では、その燃料極側に、第2燃料ガス供給ライン41から燃料ガスL2、図示されていない圧縮空気供給ライン31の分岐から圧縮空気(酸化性ガス)A2、窒素等の不活性ガスを供給して昇圧を開始する。排出ライン44の制御弁46と排燃料ガス供給ライン45の制御弁47を閉止し、ブロワ48を停止した状態で、第2燃料ガス供給ライン41の制御弁42を開放すると共に、燃料ガス再循環ライン49の再循環ブロワ50を駆動する。なお、再循環ブロワ50は、燃料極側の加圧前に起動していてもよい。すると、燃料ガスL2が第2燃料ガス供給ライン41からSOFC13側へ供給されると共に、排燃料ガスL3が燃料ガス再循環ライン49により再循環する。これにより、SOFC13側は、燃料ガスL2、圧縮空気A2、不活性ガス等が供給されることで圧力が上昇する。
そして、SOFC13の空気極側の圧力が圧縮機21の出口圧力になると、制御弁32にてSOFC13への供給空気流量を制御すると共に、ブロワ33が起動していなければ、ブロワ33を駆動する。それと同時に制御弁37を開放してSOFC13からの排空気A3を排出ライン35から排出する。すると、圧縮空気A2がブロワ33によりSOFC13側へ供給される。それと同時に制御弁46を開放してSOFC13からの排燃料ガスL3を排出ライン44から排出する。そして、SOFC13における空気極側の圧力と燃料極側の圧力とが目標圧力に到達すると、SOFC13の昇圧が完了する。
その後、SOFC13の圧力制御が安定したら、制御弁37が開となっている場合は閉止する一方、遮断弁38を開放する。すると、SOFC13からの排空気A3が排酸化性ガス供給ライン36から燃焼器22に供給される。また、排燃料ガスL3の成分が燃焼器へ投入可能となったら、制御弁46を閉止する一方、制御弁47を開放してブロワ48を駆動する。すると、SOFC13からの排燃料ガスL3が排燃料ガス供給ライン45から燃焼器22に供給される。このとき、第1燃料ガス供給ライン27から燃焼器22に供給される燃料ガスL1を減量する。
ここで、ガスタービン11の駆動による発電機12での発電、SOFC13での発電、蒸気タービン14の駆動による発電機15での発電が全て行われることとなり、発電システム10が定常運転となる。
次に、図2を参照して、SOFC13の空気極側に導入される圧縮空気A2の温度変化と、SOFC13の内部の温度変化について説明する。図2は、SOFCの温度変化に関するタイムチャートである。
図2は、その横軸が時間となっており、その縦軸が温度となっている。SOFC13の空気極側に導入される圧縮空気A2の温度はP1となっており、SOFC13の内部の温度はP2となっている。また、0からt1までの時間が起動期間となっており、t1からt2までの時間が昇温期間となっており、t2以降が発電期間となっている。
図2に示すように、発電システム10において、SOFC13の起動が開始されると、ガスタービン11の圧縮機21から圧縮空気A2が供給される。このとき、時間0からt1までの起動期間において、SOFC13に供給される圧縮空気A2の温度P1は、圧縮機21において昇温・昇圧されることから、SOFC13の内部の温度P2よりも上回っている。一方で、時間0からt1までの起動期間において、SOFC13の内部の温度P2は、圧縮空気A2及び図示しない昇温手段によって、徐々に昇温されていく。図示しない昇温手段としては、例えば、バーナー等の昇温用の燃焼器を使用するものや、SOFC13の空気極に燃料ガスを供給するものがあり、空気極の触媒作用により燃料ガスを燃焼させることで、SOFC13の内部の温度P2を上昇させることも可能である。
このように、発電システム10では、SOFC13の起動時(起動期間中)において、SOFC13の内部の温度P2が、SOFC13に供給される圧縮空気A2の温度P1よりも低くなっている。このため、圧縮空気A2がSOFC13の空気極側に導入されると、圧縮空気A2が冷やされ、圧縮空気A2に含まれる凝縮性ガスが、SOFC13の内部にドレンとして発生する可能性がある。例えば、大気温度35℃、相対湿度75%の空気を圧力比20で圧縮する場合は、飽和温度は約95℃まで上昇することになる。従い、圧縮空気A2の温度が温度の低い部位に接触し、低下しただけで、容易に飽和温度以下となり、SOFC13の内部でドレンが発生しやすくなる。このため、上記の発電システム10では、SOFC13の内部においてドレンが発生することを抑制すべく、SOFC13の空気極側に供給される圧縮空気A2に含まれる凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去している。
再び、図1を参照するが、実施例1の発電システム10は、凝縮器61と、再生熱交換器62とを有している。凝縮器61は、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、圧縮空気A2中に含まれる凝縮性ガスを凝縮して、ドレンDとして回収している。なお、凝縮性ガスとしては、例えば、水蒸気であり、ドレンDとしては、水である。凝縮器61は、凝縮器本体61aと、冷却ライン61bと、ドレン排出ライン61cとを有している。凝縮器本体61aには、第2圧縮空気供給ライン31が接続されており、第2圧縮空気供給ライン31から供給された圧縮空気A2が、凝縮器本体61aの内部において流通する。冷却ライン61bは、その内部に冷却材が流通しており、凝縮器本体61aの内部に設けられている。冷却材としては、例えば、水等の冷却水、図示しない復水器で発生した復水、または燃料等がある。ドレン排出ライン61cは、凝縮器本体61aに接続されており、回収したドレンDを排出する。
凝縮器61は、第2圧縮空気供給ライン31から凝縮器本体61aの内部に圧縮空気A2が供給されると、冷却ライン61bにより圧縮空気A2を冷却する。すると、冷却された圧縮空気A2は、圧縮空気A2に含まれる凝縮性ガスが凝縮することでドレンDとなって発生する。発生したドレンDは、図示しないバルブを開として、ドレン排出ライン61cにより凝縮器本体61aの外部に排出され、ドレンDの排出後は、図示しないバルブを閉として、SOFC13の内部圧力を維持させる。また、発生したドレンDは、凝縮器本体61aのドレン水位を適正範囲に収まるように制御しながら連続的又は間欠的に図示しないバルブを開にすることで抜き出すことも可能である。一方で、ドレンDが回収された後の圧縮空気A2は、第2圧縮空気供給ライン31を通ってSOFC13へ向けて供給される。
再生熱交換器62は、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31と、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31との間で熱交換を行っている。再生熱交換器62は、熱交換器本体62aを有し、熱交換器本体62aの内部に、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31が設けられている。熱交換器本体62aには、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31が接続されている。
再生熱交換器62は、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31から熱交換器本体62aの内部に圧縮空気A2が供給されると、供給された圧縮空気A2により、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31を加熱する。つまり、再生熱交換器62は、凝縮器61によって冷却される前の圧縮空気A2により、凝縮器61によって冷却された後の圧縮空気A2を加熱している。なお、再生熱交換器62は、熱交換器本体62aの内部にドレンDが発生しても、熱交換器本体62aの内部における圧縮空気A2の流通を妨げないような構成とするか、又はドレンが発生しない運転温度に制御することが望ましい。
次に、実施例1の発電システム10の運転方法について説明する。この発電システム10の運転方法は、SOFC13を起動するときに行われる運転方法である。この発電システム10の運転方法は、凝縮工程と、再加熱工程とを含んでいる。
発電システム10が起動され、制御弁32が所定開度に開弁されることで、SOFC13に圧縮機21から圧縮空気A2が供給される。すると、圧縮空気A2は、再生熱交換器62の熱交換器本体62aの内部に供給される。熱交換器本体62aの内部に供給された圧縮空気A2は、熱交換器本体62aの内部を流通した後、凝縮器61に供給される。
凝縮工程では、凝縮器61に供給された圧縮空気A2中の凝縮性ガスをドレンDとして回収する。つまり、凝縮工程では、第2圧縮空気供給ライン31から凝縮器本体61aの内部に圧縮空気A2が供給されると、冷却ライン61bにより圧縮空気A2を冷却し、圧縮空気A2に含まれる凝縮性ガスを凝縮させる。そして、凝縮工程では、凝縮させた凝縮性ガスをドレンDとして、ドレン排出ライン61cから凝縮器本体61aの外部に排出する。ドレンDが回収された後の圧縮空気A2、つまり、凝縮性ガスを除去(除湿)した圧縮空気A2は、凝縮器本体61aの内部から第2圧縮空気供給ライン31に供給される。
再加熱工程では、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31を通過する圧縮空気A2を、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31を通過する圧縮空気A2により加熱する。つまり、再加熱工程では、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31から熱交換器本体62aの内部に圧縮空気A2が供給されると、供給された圧縮空気A2により、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31を流通する圧縮空気A2を加熱する。このため、凝縮器61で冷却された圧縮空気A2は、再生熱交換器62により加熱され、再生熱交換器62により加熱された圧縮空気A2が、SOFC13の空気極側の導入部に供給される。これと併せて、凝縮器61入口の圧縮空気A2温度を低下させることで、凝縮器61による冷却量を低減できる。
なお、凝縮器61による圧縮空気A2中の凝縮性ガスの除去は、起動期間が経過する、つまり時間t1を過ぎることで終了となる。つまり、時間t1が経過すると、凝縮器61の作動を停止、すなわち、冷却材の流通を停止させることにより、凝縮器61による圧縮空気A2中の凝縮性ガスの除去を終了する。なお、凝縮器61による圧縮空気A2中の凝縮性ガスの除去は、SOFC13の内部の温度P2が所定の温度以上となることで終了してもよい。時間t1は、SOFC13において内部温度のアンバランスを考慮した設定温度(例えば、圧縮空気A2が圧力比20で圧縮されている場合であれば約100℃)以上に、SOFC13の内部温度が達する為に必要な経過時間であって、発電システム10におけるSOFC13の設置容量で異なるが1〜3時間であることが望ましい。つまり、凝縮器61の作動の停止は、SOFC13の内部において、ドレンが発生しない条件となる場合であれば、いずれのタイミングで凝縮器61への冷却材の供給停止もしくは凝縮器61をバイパスしてもよい。以上から、凝縮器61の作動を停止させることで、凝縮器61による冷却の取り止めによるSOFC13へ供給される圧縮空気A2温度の上昇およびそれに伴う昇温速度の加速や凝縮器61を作動させるための動力が必要な場合は動力を抑制することができる。
このように実施例1の発電システム10にあっては、圧縮機21と燃焼器22を有するガスタービン11と、空気極及び燃料極を有するSOFC13と、圧縮機21で圧縮された圧縮空気A2を、SOFC13の空気極に供給する第2圧縮空気供給ライン31と、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、圧縮空気A2中から、凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮器61と、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、圧縮空気A2の流れ方向において、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31と、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31との間で熱交換を行う再生熱交換器62と、を備える。
従って、第2圧縮空気供給ライン31によって、圧縮機21で圧縮した圧縮空気A2を、SOFC13の空気極に供給することができる。このとき、凝縮器61において、圧縮空気A2中に含まれる凝縮性ガスを凝縮し、ドレンDとして回収することができる。このため、SOFC13の起動時において、内部温度の低いSOFC13に、圧縮空気A2が供給された場合でも、凝縮器61においてドレンDが回収されていることから、SOFC13内においてドレンDが発生することを抑制することができる。また、凝縮器61を通過して温度が低くなった圧縮空気A2を、再生熱交換器62によって、凝縮器61に供給される前の圧縮空気A2により加熱することができるため、圧縮空気A2によるSOFC13の昇温を妨げることがない。
また、実施例1の発電システム10の運転方法にあっては、圧縮機21と燃焼器22を有するガスタービン11と、空気極及び燃料極を有するSOFC13と、圧縮機21で圧縮された圧縮空気A2を、SOFC13の空気極に供給する第2圧縮空気供給ライン31と、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、圧縮空気A2中から、凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮器61と、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、圧縮空気A2の流れ方向において、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31と、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31との間で熱交換を行う再生熱交換器62と、を備え、凝縮器61において、圧縮機21から凝縮器61に供給される圧縮空気A2中から、凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮工程と、再生熱交換器62において、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31を通過する圧縮空気A2を、凝縮器61の上流側の第2圧縮空気供給ライン31により加熱する再加熱工程と、を含む。
従って、凝縮工程において、圧縮空気A2中に含まれる凝縮性ガスを凝縮し、ドレンDとして回収することができる。このため、SOFC13の起動時において、内部温度の低いSOFC13に、圧縮空気A2が供給された場合でも、凝縮器61においてドレンDが回収されていることから、SOFC13内においてドレンDが発生することを抑制することができる。再加熱工程において、凝縮器61を通過して温度が低くなった圧縮空気A2を、凝縮器61に供給される前の圧縮空気A2により加熱することができるため、圧縮空気A2によるSOFC13の昇温を妨げることがない。
次に、図3を参照して、実施例2の発電システム70について説明する。図3は、実施例2の発電システムを表す概略構成図である。なお、実施例2では、実施例1と重複する記載を避けるべく、実施例1と異なる部分について説明する。実施例2では、第2圧縮空気供給ライン31に加熱器71が設けられている。実施例2の発電システム70について説明する。
図3に示すように、発電システム70において、第2圧縮空気供給ライン31には、加熱器71が設けられている。加熱器71は、圧縮機21と再生熱交換器62との間の第2圧縮空気供給ライン31に設けられている。加熱器71には、燃料ガスL4を供給する起動用燃料ガス供給ライン72が接続されている。起動用燃料ガス供給ライン72は、燃料ガスL4を、加熱器71に供給している。起動用燃料ガス供給ライン72は、供給する燃料ガス量を調整可能な制御弁73が設けられている。
加熱器71は、起動用燃料ガス供給ライン72から供給された燃料ガスL4を燃焼させることで、圧縮機21から供給された圧縮空気A2の温度を上昇させている。このため、再生熱交換器62の熱交換器本体62aの内部には、昇温された圧縮空気A2が供給される。熱交換器本体62aの内部に昇温された圧縮空気A2が供給されると、再生熱交換器62は、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31を、加熱器71(もしくは燃焼器)が無い場合よりも高温に加熱することができる。よって、再生熱交換器62からSOFC13に供給される圧縮空気A2を加熱器71(もしくは燃焼器)が無い場合よりも高温にすることができる。ここで、加熱器71は、燃料ガスL4を燃焼させることで蒸気等の凝縮性ガスが発生する。このとき、加熱器71で発生した凝縮性ガスは、凝縮器61において除去される。
なお、加熱器71による圧縮空気A2の加熱(昇温)は、加熱器71による加熱が不要となるタイミング、つまり凝縮器61を停止する時間t1、および昇温が完了する時間t2の間で停止することとなる。つまり、加熱器71を停止する際には、制御弁73が閉弁することで、起動用燃料ガス供給ライン72からの燃料ガスL4の供給を停止する。
このように実施例2の発電システム70にあっては、第2圧縮空気供給ライン31に設けられ、凝縮器61の上流側において再生熱交換器62に供給される前の圧縮空気A2を加熱する加熱器71を、さらに備える。従って、加熱器71は、圧縮空気A2の温度を上昇させることができるため、再生熱交換器62において、凝縮器61の下流側の第2圧縮空気供給ライン31を通過する圧縮空気A2を、加熱器71を設置しない場合よりも高温にすることができ、SOFC13を迅速に昇温させることができる。このとき、凝縮器61は、加熱器71が燃料ガスL4を燃焼させることで発生する蒸気等の凝縮性ガスを、ドレンDとして回収することができる。
なお、実施例2では、加熱器71を適用したが、圧縮機21から供給される圧縮空気A2を昇温可能な加熱器であればよく、特に限定されない。
10 発電システム
11 ガスタービン
12 発電機
13 SOFC(固体酸化物形燃料電池:燃料電池)
14 蒸気タービン
15 発電機
21 圧縮機
22 燃焼器
23 タービン
26 第1圧縮空気供給ライン
31 第2圧縮空気供給ライン
32 制御弁
33 ブロワ(昇圧機)
34 排空気ライン
35 排出ライン
36 排酸化性ガス供給ライン
37 制御弁
38 遮断弁
61 凝縮器
61a 凝縮器本体
61b 冷却ライン
61c ドレン排出ライン
62 再生熱交換器
62a 熱交換器本体
70 発電システム(実施例2)
71 加熱器(実施例2)
72 起動用燃料ガス供給ライン(実施例2)
73 制御弁(実施例2)
L1 燃料ガス
L2 燃料ガス
L3 排燃料ガス
L4 燃料ガス
A1 圧縮空気
A2 圧縮空気
A3 排空気
D ドレン

Claims (3)

  1. 圧縮機と燃焼器を有するガスタービンと、
    空気極及び燃料極を有する燃料電池と、
    前記圧縮機で圧縮された圧縮酸化性ガスを、前記燃料電池の前記空気極に供給する圧縮酸化性ガス供給ラインと、
    前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガス中から、凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮器と、
    前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガスの流れ方向において、前記凝縮器の上流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインと、前記凝縮器の下流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインとの間で熱交換を行う再生熱交換器と、を備えることを特徴とする発電システム。
  2. 前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記凝縮器の上流側において前記再生熱交換器に供給される前の前記圧縮酸化性ガスを加熱する加熱器を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
  3. 圧縮機と燃焼器を有するガスタービンと、
    空気極及び燃料極を有する燃料電池と、
    前記圧縮機で圧縮された圧縮酸化性ガスを、前記燃料電池の前記空気極に供給する圧縮酸化性ガス供給ラインと、
    前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガス中から、凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮器と、
    前記圧縮酸化性ガス供給ラインに設けられ、前記圧縮酸化性ガスの流れ方向において、前記凝縮器の上流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインと、前記凝縮器の下流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインとの間で熱交換を行う再生熱交換器と、を備える発電システムの運転方法であって、
    前記凝縮器において、前記圧縮機から前記凝縮器に供給される前記圧縮酸化性ガス中の前記凝縮性ガスの少なくとも一部を分離して除去する凝縮工程と、
    前記再生熱交換器において、前記凝縮器の下流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインを通過する前記圧縮酸化性ガスを、前記凝縮器の上流側の前記圧縮酸化性ガス供給ラインにより加熱する再加熱工程と、を含むことを特徴とする発電システムの運転方法。
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