JP2014107095A - イオン発生器 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン発生器の小型化を図る。
【解決手段】第1基板10と、第1基板10と接続導体80,81により電気的に接続された第2基板30,40と、第1基板10に設けられたトランス駆動回路と、第1基板10に設けられ、トランス駆動回路により駆動されて電圧を昇圧するトランス50と、第2基板30,40に設けられ、トランス50で昇圧された電圧を印加されることにより放電してイオンを発生させる放電電極とを備える。また、第1基板10を内部に収容する第1ケース部110と、第1ケース部110の内部に絶縁材が充填されて第1基板10を封止する第1絶縁封止部90とを備える。第1ケース部110は、第1基板10を収容するための開口を有する容器部材110aを含む。容器部材110aは、上記開口から充填される絶縁材からなる第1絶縁封止部90を内部に蓄え、かつ、トランス50を内部に収容するために外側に突出した凸部112を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、イオン発生器に関し、特に、高電圧回路を含むイオン発生器に関する。
小型化および薄型化を図ったイオン発生装置を開示した先行文献として、特開2008−16345号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載されたイオン発生装置においては、少なくともトランス駆動回路を配置するためのトランス駆動回路ブロックと、トランスの少なくとも2次側を配置するためのトランスブロックと、イオン発生素子を配置するためのイオン発生素子ブロックとに平面的に区画された外装ケースを備える。
この外装ケースを備えることにより、ブロック毎にモールド可能となり、イオン発生装置の高圧部分を効率よくモールドで絶縁分離することができる。その結果、各構成を近づけて配置することが可能となり、イオン発生装置の小型化および薄型化を図ることができる。
特開2008−16345号公報
特許文献1に記載されたイオン発生装置においては、高電圧が印加されるトランスおよびトランス駆動回路が別々の区画されたブロックに配置されており、さらなる小型化の余地がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、小型化されたイオン発生装置を提供することを目的とする。
本発明に基づくイオン発生器は、第1基板と、第1基板と接続導体により電気的に接続された第2基板と、第1基板に設けられたトランス駆動回路と、第1基板に設けられ、トランス駆動回路により駆動されて電圧を昇圧するトランスと、第2基板に設けられ、トランスで昇圧された電圧を印加されることにより放電してイオンを発生させる放電電極とを備える。また、イオン発生器は、第1基板を内部に収容する第1ケース部と、第1ケース部の内部に絶縁材が充填されて第1基板を封止する第1絶縁封止部とを備える。第1ケース部は、第1基板を収容するための開口を有する容器部材を含む。容器部材は、上記開口から充填される絶縁材からなる第1絶縁封止部を内部に蓄え、かつ、トランスを内部に収容するために外側に突出した凸部を有する。
本発明の一形態においては、第1ケース部が、容器部材と係合して開口を閉塞する蓋部材をさらに含む。第1基板に外部接続用端子が設けられる。外部接続用端子の第1基板側とは反対側は、第1絶縁封止部の外側に位置する。蓋部材は、外部接続用端子を覆う位置に孔部または切欠部を有する。
本発明の一形態においては、イオン発生器は、第2基板を内部に収容する第2ケース部と、第2ケース部の内部に充填されて第2基板を封止する第2絶縁封止部とをさらに備える。放電電極の尖端側は、第2ケース部の外側に位置する。接続導体の一方端は第1絶縁封止部により封止され、接続導体の他方端は第2絶縁封止部により封止されている。
本発明の一形態においては、容器部材は、その外形が容器部材の内部に収容する第1基板に設けられたトランスおよびトランス駆動回路の外形に沿うように形成されている。
本発明によれば、イオン発生器の小型化を図れる。
本発明の実施形態1に係るイオン発生器を備えたイオン発生装置の構成を示す平面図である。 同実施形態に係るイオン発生器の構成を示す平面図である。 図2のイオン発生器を矢印III方向から見た図である。 図2のイオン発生器を矢印IV方向から見た図である。 同実施形態に係るイオン発生器における絶縁封止構造を示す平面図である。 図5の絶縁封止構造を矢印VI方向から見た図である。 同実施形態の第1変形例に係るイオン発生装置の構成を示す平面図である。 同実施形態の第2変形例に係るイオン発生装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態2に係るイオン発生器の構成を示す平面図である。 同実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態1に係るイオン発生器について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るイオン発生器を備えたイオン発生装置の構成を示す平面図である。図1に示すように、本実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置においては、イオン発生器100が矢印1で示す方向に挿入されてダクト20に装着されることにより構成される。
イオン発生装置は、図示しない送風機を備えている。ダクト20は、送風機による送風方向に延在している。図1においては、紙面の奥行き方向が送風方向である。本実施形態においては、ダクト20は、平面視矩形状の外形を有しているが、ダクト20の平面視における形状はこれに限られず、円形または楕円形などでもよい。
ダクト20は、周壁に図示しない開口を有している。この開口に、イオン発生器100が着脱自在に装着される。イオン発生器100のケースは、ダクト20の開口と係合してダクト20の内壁を構成する。すなわち、ダクト20の開口は、イオン発生器100のケースによって閉塞される。
図2は、本実施形態に係るイオン発生器の構成を示す平面図である。図3は、図2のイオン発生器を矢印III方向から見た図である。図4は、図2のイオン発生器を矢印IV方向から見た図である。
図2〜4に示すように、本発明の一実施形態に係るイオン発生器100は、第1基板である基板10と、第2基板である基板30および基板40と、針状の第1放電電極160と、針状の第2放電電極170と、平板状の誘導電極180と、ケースとを含む。
基板10には、後述するトランスおよびトランス駆動回路が実装されている。トランスは、トランス駆動回路により駆動されて電圧を昇圧する。また、基板10には、外部接続用端子70が設けられている。外部接続用端子70は、外部から電力および各種信号を供給される端子である。
基板30は、接続導体80により基板10と電気的に接続されている。基板30には、第1放電電極160が実装されている。第1放電電極160は、トランスで昇圧された負電圧を印加されることにより放電して負イオンを発生させる。
基板40は、接続導体81により基板10と電気的に接続されている。基板40には、第2放電電極170が実装されている。第2放電電極170は、トランスで昇圧された正電圧を印加されることにより放電して正イオンを発生させる。
第1放電電極160および第2放電電極170の各々は、尖鋭な針状の形状を有する。ただし、第1放電電極160および第2放電電極170の形状はこれに限られず、線形が0.数mm以下の極細線などでもよい。または、第1放電電極160および第2放電電極170は、プレス加工によって金属製薄板から打ち抜くことにより、平面視の外形を成形し、尖端部のみ再度プレス加工によって塑性変形させることにより、四角錘状の尖頭形状に成形したものでもよい。
誘導電極180は、図示しない接続導体により基板10と電気的に接続されて、基準電位を形成している。基準電位は、たとえば、接地した0電位である。
誘導電極180の形状は、平面視矩形状である。ただし、誘導電極180の形状はこれに限られず、線形が0.数mm以下の極細線などでもよい。または、誘導電極180は、プレス加工によって金属製薄板から打ち抜くことにより、平面視の外形を成形し、尖端部のみ再度プレス加工によって塑性変形させることにより、四角錘状の尖頭形状に成形したものでもよい。さらに、誘導電極180は、基板10上にパターン印刷などにより形成されたものでもよい。誘導電極180の材質は、金属である。
ケースは、基板10を内部に収容する第1ケース部である本体ケース部110と、基板30を内部に収容する第2ケース部である負電極ケース部120と、基板40を内部に収容する第2ケース部である正電極ケース部130とを含む。
本体ケース部110は、平面視矩形状の外形を有している。本体ケース部110と負電極ケース部120とは、接続導体80の中央部分を内部に収容する左側導体ケース部140を間に挟んで繋がっている。本体ケース部110と正電極ケース部130とは、接続導体81の中央部分を内部に収容する右側導体ケース部150を間に挟んで繋がっている。
負電極ケース部120は、平面視において左側導体ケース部140と直交するように延在している。正電極ケース部130は、平面視において右側導体ケース部150と直交するように延在している。負電極ケース部120と正電極ケース部130とは、互いに対向している。左側導体ケース部140および右側導体ケース部150は、同一直線上に位置している。
ケースは、基板10,30,40を収容するための開口を有する容器部材110a、および、容器部材110aと係合して開口を閉塞する平板状の蓋部材110bを含む。本実施形態において、容器部材110aおよび蓋部材110bは、樹脂の射出成型により形成されている。本実施形態においては、容器部材110aと蓋部材110bとは、スナップフィット構造により互いに連結しているが、締結部材により互いに連結されていてもよい。なお、ケースは、蓋部材110bを必ずしも含まなくてもよい。
本実施形態においては、本体ケース部110、負電極ケース部120、正電極ケース部130、左側導体ケース部140および右側導体ケース部150は、一体のケースで形成されているが、これに限られず、それぞれ別体のケースで形成されていてもよい。すなわち、別体の複数のケースが、互いの内部で連通するように連結されていてもよい。
図3,4に示すように、本体ケース部110の容器部材110aは、トランスを内部に収容するために外側に突出した凸部112を有する。また、本体ケース部110の容器部材110aは、トランス駆動回路を内部に収容する平坦部113を有する。
図2に示すように、蓋部材110bは、外部接続用端子70を覆う位置に孔部111を有している。本実施形態においては、蓋部材110bは孔部111を有しているが、蓋部材110bが外部接続用端子70を覆う位置に切欠部を有していてもよい。すなわち、後述するように、外部入力線が蓋部材110bを貫通して外部接続用端子70と接触可能であればよい。
第1放電電極160の尖端側は、負電極ケース部120の外側に位置している。第2放電電極170の尖端側は、正電極ケース部130の外側に位置している。本実施形態においては、第1放電電極160と第2放電電極170とは、互いに間隔を置いて対向しているが、これに限られず、たとえば、第1放電電極160と第2放電電極170とが平行に並んでいてもよい。
図1に示すように、イオン発生装置においては、負電極ケース部120は、ダクト20の一方側の内壁と係合する。正電極ケース部130は、ダクト20の一方側とは反対側の他方側の内壁と係合する。これにより、第1放電電極160は、ダクト20の一方側の内壁から突出する。第2放電電極170は、送風方向に対して直交する方向において第1放電電極160に対して間隔を置いてダクト20の内壁から第1放電電極160と対向するように突出する。
誘導電極180は、ダクト20における一方側の内壁と他方側の内壁とを繋ぐ中間の内壁に配置されている。その結果、誘導電極180は、ダクト20の内壁における第1放電電極160の突出位置と第2放電電極170の突出位置との間の位置に配置されて、第1放電電極160の尖端と第2放電電極170の尖端とを結ぶ直線上からずれて位置している。
本実施形態においては、誘導電極180は、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離と、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離とが、略等しくなる位置に配置されている。ただし、誘導電極180の位置はこれに限られず、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離と、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離とが、異なる位置に誘導電極180が配置されていてもよい。
イオン発生装置においてイオンを効率よく放出するためには、第1放電電極160で発生した負イオン、および、第2放電電極170で発生した正イオンにおいて、ダクト20から放出される前に消滅する割合を低減することが必要である。
負イオンおよび正イオンがダクト20内で消滅する原因として、誘導電極または逆極性を有する放電電極に補足される、ダクト20の内壁に捕獲される、および、逆極性のイオンと結合するなどがある。
本実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置においては、第1放電電極160と第2放電電極170とをダクト20内において互いに反対側に配置して離間させていることにより、負イオンおよび正イオンが逆極性を有する放電電極に補足されることを抑制している。
また、負イオンおよび正イオンが誘導電極に補足されることを抑制するために、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離、および、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離を、それぞれ所定距離以上確保している。
電気的に異極性となる、第1放電電極160と誘導電極180、第2放電電極170と誘導電極180、および、第1放電電極160と第2放電電極170における各電極同士の間の距離を所定距離以上確保することにより、使用環境によっては生じることのあるリーク電流の発生を抑制することができる。従来のイオン発生装置においては、たとえば、埃が多く高湿の環境においてイオン発生装置が長期間使用された場合、イオン発生器のケースに埃が付着して、このケースの沿面を通じてリーク電流が発生することがあった。本実施形態に係るイオン発生装置においては、異極性となる電極同士の間隔を所定距離以上確保することにより、仮に長期間の使用によってイオン発生器のケースに埃が付着した場合にも、このケースの沿面を通じた電極間のリーク電流が発生しにくくなっている。
上記のように、誘導電極180をダクト20の内壁に設けて第1放電電極160の尖端と第2放電電極170の尖端とを結ぶ直線上からずれて位置させることにより、小型化を図るためのイオン発生器の制約寸法内において、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離、および、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離を、それぞれ所定距離以上で最大限確保することができる。
このように、本実施形態に係るイオン発生装置においては、ダクト20の内側の空間を最大限有効利用することにより、イオンの放出効率の低下を抑制しつつ長期使用によるリーク電流の発生を抑制して耐久性を向上するとともにダクト20の大型化を抑制できる。言い換えると、誘導電極180をダクト20の内壁ではない内部空間に設けた場合と比較して、ダクト20の外形を小さくでき、ひいてはイオン発生装置を小型化できる。
図5は、本実施形態に係るイオン発生器における絶縁封止構造を示す平面図である。図6は、図5の絶縁封止構造を矢印VI方向から見た図である。図5,6においては、ケースを透視して示している。
図5,6に示すように、基板10の下面に、トランス50、および、ダイオード61とコンデンサ60とその他の抵抗などからなるトランス駆動回路が実装されている。基板10の上面に、外部接続用端子70が実装されている。すなわち、高電圧が印加される部品のうち、第1放電電極160および第2放電電極170以外の部品が基板10に集約されている。
上記のように、基板10は本体ケース部110内に収容され、第1放電電極160を実装した基板30は負電極ケース部120内に収容され、第2放電電極170を実装した基板40は正電極ケース部130内に収容されている。
本体ケース部110の容器部材110aは、図6中の矢印2で示すように上部の開口から充填される第1絶縁封止部90を内部に蓄える。第1絶縁封止部90は、絶縁材であるエポキシ樹脂などの絶縁性樹脂からなる。
本体ケース部110と左側導体ケース部140との間は、仕切壁141で仕切られている。本体ケース部110と右側導体ケース部150との間は、仕切壁151で仕切られている。
仕切壁141,151は、基板10の上面より上方で、かつ、蓋部材110bとの間に、接続導体80,81を引き回し可能な隙間が確保できる高さまで形成されている。
第1絶縁封止部90は、基板10の上面より上方で、かつ、外部接続用端子70の基板10側とは反対側の端面より下方の位置まで充填される。このようにすることにより、基板10を確実に第1絶縁封止部90によって封止できるとともに、外部接続用端子70の基板10側とは反対側は、第1絶縁封止部90の外側に位置させることができる。
上記のように、蓋部材110bは、外部接続用端子70を覆う位置に孔部111を有しているため、外部入力線を矢印71で示す方向に挿入し、孔部111を通して第1絶縁封止部90の外側に位置する部分の外部接続用端子70に接続することにより、外部入力線と外部接続用端子70とを電気的に接続することができる。
負電極ケース部120および正電極ケース部130の容器部材110aは、図6中の矢印2で示すように上部の開口から充填される第2絶縁封止部91を内部に蓄える。第2絶縁封止部91は、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂からなる。
負電極ケース部120と左側導体ケース部140との間は、仕切壁142で仕切られている。正電極ケース部130と右側導体ケース部150との間は、仕切壁152で仕切られている。
仕切壁142,152は、基板30,40の上面より上方で、かつ、蓋部材110bとの間に、接続導体80,81を引き回し可能な隙間が確保できる高さまで形成されている。
第2絶縁封止部91は、基板30,40の上面より上方の位置まで充填される。このようにすることにより、基板30,40を確実に第2絶縁封止部91によって封止できる。
上記の構成により、接続導体80,81の一方端は第1絶縁封止部90により封止され、接続導体80,81の他方端は第2絶縁封止部91により封止されている。よって、接続導体80,81のうちの基板10,30、40との接続部のみを簡易に封止することができる。
本実施形態においては、容積の大きなトランス50に対応する部分のみ容器部材110aに凸部を設けているため、トランス50を収容するために容器部材110aの全体を大きくした場合に比較して、ケースの大きさを削減できる。よって、イオン発生器100の小型化を図ることができる。
さらにケースの小型化を図るために、容器部材110aを、その外形が容器部材110aの内部に収容する基板10に設けられたトランス50およびトランス駆動回路の外形に沿うように形成してもよい。
本実施形態に係るイオン発生器100においては、本体ケース部110内に矢印2で示すように上方から第1絶縁封止部90を充填することにより、基板10に集約された高電圧が印加される部品を封止できるため、イオン発生器100の製造時間および製造コストの低減を図ることができる。
以下、本実施形態の変形例に係るイオン発生装置について図を参照して説明する。なお、本変形例に係るイオン発生装置は、ダクトの大きさ、イオン発生器の配置が実施形態1に係るイオン発生装置とは異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図7は、本実施形態の第1変形例に係るイオン発生装置の構成を示す平面図である。図7に示すように、本実施形態の第1変形例に係るイオン発生装置のダクト21は、実施形態1に係るイオン発生装置のダクト20に比較して大きい。具体的には、ダクト21は、図7中の上下方向における長さがダクト20より長い。
このように上下方向に長いダクト21に、イオン発生器100をダクト21の下方から矢印1で示す向きに挿入して装着した場合、ダクト21内の上部にイオンを十分に分布させられない場合がある。
そこで、本変形例に係るイオン発生装置においては、さらに他のイオン発生器100をダクト21の上方から矢印3で示す向きに挿入して装着することにより、ダクト21内の上部にイオンを十分に分布させる。これにより、ダクト21内においてより均一にイオンを分布させることができる。
本変形例においては、図7中のダクト21の左側の内壁に第1放電電極160および第2放電電極170を配置し、ダクト21の右側の内壁に第1放電電極160および第2放電電極170を配置している。ただし、ダクト21内の風の流れによっては、図7中のダクト21の左側の内壁に第1放電電極160のみを配置し、ダクト21の右側の内壁に第2放電電極170のみを配置した方が、イオン発生装置から効率よくイオンを送出できる場合がある。このようにするには、他のイオン発生器100を表裏反転して、ダクト21に装着すればよい。
図8は、本実施形態の第2変形例に係るイオン発生装置の構成を示す平面図である。図8に示すように、本実施形態の第2変形例に係るイオン発生装置のダクト22は、実施形態1に係るイオン発生装置のダクト20に比較して大きい。具体的には、ダクト22は、左右方向における長さがダクト20より長い。
このように左右方向に長いダクト22に、イオン発生器100をダクト22の下方から矢印1で示す向きに挿入して装着した場合、ダクト22内の一部にイオンを十分に分布させられない場合がある。
そこで、本変形例に係るイオン発生装置においては、さらに他のイオン発生器100を左右方向にずらしてダクト22の上方から矢印3で示す向きに挿入して装着することにより、ダクト22内の全体にイオンを十分に分布させる。これにより、ダクト22内においてより均一にイオンを分布させることができる。
なお、ダクト22の左右方向における中央に同極性である第2放電電極170を背中合わせに配置することにより、発生したイオンが異極性の電極に引き寄せられて消滅することを低減できる。
以下、本発明の実施形態2に係るイオン発生器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係るイオン発生装置は、イオン発生器の平面視形状が実施形態1に係るイオン発生装置とは異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2に係るイオン発生器の構成を示す平面図である。図10は、本実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置の構成を示す平面図である。
図9に示すように、本発明の実施形態2に係るイオン発生器300においては、ケースは、基板10を収容する本体ケース部310と、左側に位置して第1放電電極160および第2放電電極170が突出する第1ケース部320と、右側に位置して第1放電電極160および第2放電電極170が突出する第2ケース部330とを含む。
ケースは、基板10などを内部に収容する容器部材と、この容器部材と係合する平板状の蓋部材とから構成されている。本実施形態において、容器部材および蓋部材は、樹脂の射出成型により形成されている。図9に示すように、蓋部材は、上記外部接続用端子を覆う位置に孔部311を有している。
本体ケース部310は、平面視矩形状の中央部と、その中央部から左右に延びた腕部とを含む。第1ケース部320は、本体ケース部310の左腕部と繋がって、平面視において左腕部と直交するように延在している。第2ケース部330は、本体ケース部310の右腕部と繋がって、平面視において右腕部と直交するように延在している。第1ケース部320と第2ケース部330とは、互いに対向している。
第1ケース部320と第2ケース部330とは、上下方向において本体ケース部310側とは反対側の先端部および中央部にて、互いに連結されている。
第1ケース部320においては、本体ケース部310側から順に、第1放電電極160と第2放電電極170とが互いに間隔を置いて突出している。第2ケース部330においては、本体ケース部310側から順に、第2放電電極170と第1放電電極160とが互いに間隔を置いて突出している。
第1ケース部320から突出した第1放電電極160と、第2ケース部330から突出した第2放電電極170とは、互いに対向している。第1ケース部320から突出した第2放電電極170と、第2ケース部330から突出した第1放電電極160とは、互いに対向している。
これらの2対の第1放電電極160および第2放電電極170は、基板10に対して電気的に互いに並列に接続されている。
本実施形態においては、誘導電極180は、第1ケース部320から突出した第1放電電極160と誘導電極180との間の距離と、第2ケース部330から突出した第2放電電極170と誘導電極180との間の距離とが、略等しくなる位置に配置されている。
また、本実施形態においては、第1ケース部320から突出した第1放電電極160と第2放電電極170との間の距離は、第1ケース部320から突出した第1放電電極160と誘導電極180との間の距離より大きい。また、第2ケース部330から突出した第1放電電極160と第2放電電極170との間の距離は、第2ケース部330から突出した第2放電電極170と誘導電極180との間の距離より大きい。
図10に示すように、本実施形態に係るイオン発生装置においては、イオン発生器300が矢印1で示す方向に挿入されてダクト23に装着されることにより構成される。
第1放電電極160に負電圧を、第2放電電極170に正電圧を印加することにより、図10中の2点鎖線で示すように、第1放電電極160と第2放電電極170との間で左右方向に電界4、第1放電電極160と誘導電極180との間で電界5、第2放電電極170と誘導電極180との間で電界6、第1放電電極160と第2放電電極170との間で上下方向に電界7を発生させる。なお、上記の電界は、発生する電界の一部を例示的に示している。
電気的に異極性となる、第1放電電極160と誘導電極180、第2放電電極170と誘導電極180、および、第1放電電極160と第2放電電極170における各電極同士の間の距離を所定距離以上確保することにより、負イオンおよび正イオンが逆極性を有する放電電極に補足されることを抑制し、また、負イオンおよび正イオンが誘導電極に補足されることを抑制し、さらに、使用環境によっては生じることのあるリーク電流の発生を抑制することができる。その結果、イオン発生装置のイオンの発生効率および耐久性を向上できる。
本実施形態においては、大型のダクト23に一方向からイオン発生器300を挿入するだけでよいため、イオン発生装置の構成を簡易にでき、イオン発生装置の小型化を図ることができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4,5,6,7 電界、10,30,40 基板、20,21,22,23 ダクト、50 トランス、60 コンデンサ、61 ダイオード、70 外部接続用端子、80,81 接続導体、90 第1絶縁封止部、91 第2絶縁封止部、100,300 イオン発生器、110,310 本体ケース部、110a 容器部材、110b 蓋部材、111,311 孔部、112 凸部、113 平坦部、120 負電極ケース部、130 正電極ケース部、140 左側導体ケース部、141,142,151,152 仕切壁、150 右側導体ケース部、160 第1放電電極、170 第2放電電極、180 誘導電極、320 第1ケース部、330 第2ケース部。

Claims (4)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板と接続導体により電気的に接続された第2基板と、
    前記第1基板に設けられたトランス駆動回路と、
    前記第1基板に設けられ、前記トランス駆動回路により駆動されて電圧を昇圧するトランスと、
    前記第2基板に設けられ、前記トランスで昇圧された電圧を印加されることにより放電してイオンを発生させる放電電極と、
    前記第1基板を内部に収容する第1ケース部と、
    前記第1ケース部の内部に絶縁材が充填されて前記第1基板を封止する第1絶縁封止部とを備え、
    前記第1ケース部は、前記第1基板を収容するための開口を有する容器部材を含み、
    前記容器部材は、前記開口から充填される前記絶縁材からなる前記第1絶縁封止部を内部に蓄え、かつ、前記トランスを内部に収容するために外側に突出した凸部を有する、イオン発生器。
  2. 前記第1ケース部が、該容器部材と係合して前記開口を閉塞する蓋部材をさらに含み、
    前記第1基板に外部接続用端子が設けられ、
    前記外部接続用端子の前記第1基板側とは反対側は、前記第1絶縁封止部の外側に位置し、
    前記蓋部材は、前記外部接続用端子を覆う位置に孔部または切欠部を有する、請求項1に記載のイオン発生器。
  3. 前記第2基板を内部に収容する第2ケース部と、
    前記第2ケース部の内部に充填されて前記第2基板を封止する第2絶縁封止部とを
    さらに備え、
    前記放電電極の尖端側は、前記第2ケース部の外側に位置し、
    前記接続導体の一方端は前記第1絶縁封止部により封止され、前記接続導体の他方端は前記第2絶縁封止部により封止されている、請求項1または2に記載のイオン発生器。
  4. 前記容器部材は、その外形が前記容器部材の内部に収容する前記第1基板に設けられた前記トランスおよび前記トランス駆動回路の外形に沿うように形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のイオン発生器。
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