JP2014135199A - イオン発生器 - Google Patents
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Abstract
【課題】イオン発生器の正極放電電極と負極放電電極との間の距離を可変にして、大きさの異なるダクトにイオン発生器を装着可能にする。
【解決手段】第1放電電極と、第2放電電極と、第1基板10、第2基板および第3基板40を内部に収容するケースとを備える。ケースは、第1基板10を内部に収容する第1ケース部110,150、第2基板を内部に収容する第2ケース部、第3基板40を内部に収容する第3ケース部130を含む。第2ケース部は、第1ケース部110,150の一端側に位置する。第3ケース部130は、第1ケース部110,150の他端側に位置する。第2ケース部および第3ケース部130は、それぞれの第1ケース部110,150に対する位置が可変となるように構成されている。第2ケース部および第3ケース部130の各々の第1ケース部110,150に対する位置を変更することにより、第1放電電極と第2放電電極との間の間隔が切り換わる。
【選択図】図7
【解決手段】第1放電電極と、第2放電電極と、第1基板10、第2基板および第3基板40を内部に収容するケースとを備える。ケースは、第1基板10を内部に収容する第1ケース部110,150、第2基板を内部に収容する第2ケース部、第3基板40を内部に収容する第3ケース部130を含む。第2ケース部は、第1ケース部110,150の一端側に位置する。第3ケース部130は、第1ケース部110,150の他端側に位置する。第2ケース部および第3ケース部130は、それぞれの第1ケース部110,150に対する位置が可変となるように構成されている。第2ケース部および第3ケース部130の各々の第1ケース部110,150に対する位置を変更することにより、第1放電電極と第2放電電極との間の間隔が切り換わる。
【選択図】図7
Description
本発明は、イオン発生器に関し、特に、1対の針状の放電電極を有するイオン発生器に関する。
イオン発生装置の構成を開示した先行文献として、特開2010−40173号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載されたイオン発生装置は、放電電極と誘導電極とを備えている。放電電極は、針状の先端を有している。誘導電極は、円形の貫通孔を有している。放電電極の先端は、誘導電極の貫通孔を貫通して誘導電極の上面よりも上側に突出している。
従来のイオン発生器においては、正イオンを放出する正極放電電極と負イオンを放出する負極放電電極との間の距離が固定されており、イオンを運ぶ送風路を構成するダクトの大きさに合わせてイオン発生器を作製する必要性があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、正極放電電極と負極放電電極との間の距離が可変で、大きさの異なるダクトに装着可能なイオン発生器を提供することを目的とする。
本発明に基づくイオン発生器は、第1基板と、第1基板と第1接続導体により電気的に接続された第2基板と、第1基板と第2接続導体により電気的に接続された第3基板とを備える。また、イオン発生器は、第1基板に設けられたトランス駆動回路と、第1基板に設けられ、トランス駆動回路により駆動されて電圧を昇圧するトランスとを備える。さらに、イオン発生器は、第2基板に設けられ、トランスで昇圧された負電圧を印加されることにより放電して負イオンを発生させる針状の第1放電電極と、第3基板に設けられ、トランスで昇圧された正電圧を印加されることにより放電して正イオンを発生させる針状の第2放電電極と、第1基板、第2基板および第3基板を内部に収容するケースとを備える。ケースは、第1基板を内部に収容する第1ケース部、第2基板を内部に収容する第2ケース部、第3基板を内部に収容する第3ケース部を含む。第2ケース部は、第1ケース部の一端側に位置する。第3ケース部は、第1ケース部の他端側に位置する。第2ケース部および第3ケース部は、それぞれの第1ケース部に対する位置が可変となるように構成されている。第2ケース部および第3ケース部の各々の第1ケース部に対する位置を変更することにより、第1放電電極と第2放電電極との間の間隔が切り換わる。
本発明の一形態においては、第1放電電極と第2放電電極との間の間隔を切り換える際に、第1接続導体および第2接続導体が変形する。
本発明の一形態においては、第1放電電極は、第2ケース部の第3ケース部側の側壁から突出している。第2放電電極は、第3ケース部の第2ケース部側の側壁から第1放電電極と対向するように突出している。
本発明の一形態においては、第1放電電極は、第2ケース部の側壁から突出している。第2放電電極は、第3ケース部の側壁から第1放電電極と平行に並んで対面するように突出している。
本発明の一形態においては、第1放電電極および第2放電電極の各々との間に電界を形成する誘導電極を第1ケース部にさらに備える。
本発明の一形態においては、第1ケース部、または、第2ケース部および第3ケース部は、上記一端側と上記他端側を繋ぐ方向において所定の間隔を置いて外表面に複数の第1膨出部を有する。複数の第1膨出部を有さない、第1ケース部、または、第2ケース部および第3ケース部は、内表面に第1膨出部と係合する第2膨出部を有する。第1ケース部、または、第2ケース部および第3ケース部は、弾性を有して複数の第1膨出部の中から第2膨出部と係合する第1膨出部を選択可能である。第2膨出部と係合する第1膨出部を変更することにより、第1放電電極と第2放電電極との間の間隔が段階的に切り換わる。
本発明によれば、イオン発生器の正極放電電極と負極放電電極との間の距離を可変にして、大きさの異なるダクトにイオン発生器を装着できる。
以下、本発明の実施形態1に係るイオン発生器について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るイオン発生器を備えたイオン発生装置の構成を示す平面図である。図1に示すように、本実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置においては、イオン発生器100が矢印1で示す方向に挿入されてダクト20に装着されることにより構成される。
図1は、本発明の実施形態1に係るイオン発生器を備えたイオン発生装置の構成を示す平面図である。図1に示すように、本実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置においては、イオン発生器100が矢印1で示す方向に挿入されてダクト20に装着されることにより構成される。
イオン発生装置は、図示しない送風機を備えている。ダクト20は、送風機による送風方向に延在している。図1においては、紙面の奥行き方向が送風方向である。本実施形態においては、ダクト20は、平面視矩形状の外形を有しているが、ダクト20の平面視における形状はこれに限られず、円形または楕円形などでもよい。
ダクト20は、周壁に図示しない開口を有している。この開口に、イオン発生器100が着脱自在に装着される。イオン発生器100のケースは、ダクト20の開口と係合してダクト20の内壁を構成する。すなわち、ダクト20の開口は、イオン発生器100のケースによって閉塞される形状を有している。
図2は、本実施形態に係るイオン発生器の構成を示す平面図である。図3は、図2のイオン発生器を矢印III方向から見た図である。図4は、図2のイオン発生器を矢印IV方向から見た図である。
図2〜4に示すように、本発明の実施形態1に係るイオン発生器100は、第1基板である基板10と、第2基板である基板30と、第3基板である基板40と、針状の第1放電電極160と、針状の第2放電電極170と、平板状の誘導電極180と、ケースとを含む。
基板10には、後述するトランスおよびトランス駆動回路が実装されている。トランスは、トランス駆動回路により駆動されて電圧を昇圧する。また、基板10には、外部接続用端子70が設けられている。外部接続用端子70は、外部から電力および各種信号を供給される端子である。
基板30は、第1接続導体80により基板10と電気的に接続されている。本実施形態においては、第1接続導体80はリード線であるが、これに限られず、変形可能な導電体であればよい。基板30には、第1放電電極160が実装されている。第1放電電極160は、トランスで昇圧された負電圧を印加されることにより放電して負イオンを発生させる。
基板40は、第2接続導体81により基板10と電気的に接続されている。本実施形態においては、第2接続導体81はリード線であるが、これに限られず、変形可能な導電体であればよい。基板40には、第2放電電極170が実装されている。第2放電電極170は、トランスで昇圧された正電圧を印加されることにより放電して正イオンを発生させる。
第1放電電極160および第2放電電極170の各々は、尖鋭な針状の形状を有する。ただし、第1放電電極160および第2放電電極170の形状はこれに限られず、線形が0.数mm以下の極細線などでもよい。または、第1放電電極160および第2放電電極170は、プレス加工によって金属製薄板から打ち抜くことにより、平面視の外形を成形し、尖端部のみ再度プレス加工によって塑性変形させることにより、四角錘状の尖頭形状に成形したものでもよい。
誘導電極180は、図示しない接続導体により基板10と電気的に接続されて、基準電位を形成している。基準電位は、たとえば、接地した0電位である。
誘導電極180の形状は、平面視矩形状である。ただし、誘導電極180の形状はこれに限られず、線形が0.数mm以下の極細線などでもよい。または、誘導電極180は、プレス加工によって金属製薄板から打ち抜くことにより、平面視の外形を成形し、尖端部のみ再度プレス加工によって塑性変形させることにより、四角錘状の尖頭形状に成形したものでもよい。さらに、誘導電極180は、基板10上にパターン印刷などにより形成されたものでもよい。誘導電極180の材質は、金属である。
ケースは、基板10を内部に収容する第1ケース部に含まれる本体ケース部110と、基板30を内部に収容する第2ケース部である負電極ケース部120と、基板40を内部に収容する第3ケース部である正電極ケース部130とを含む。負電極ケース部120は、本体ケース部110の一端側に位置している。正電極ケース部130は、本体ケース部110の他端側に位置している。
本体ケース部110は、平面視矩形状の外形を有している。本体ケース部110と負電極ケース部120とは、第1接続導体80の中央部分を内部に収容する左側導体ケース部140を介して接続されている。本体ケース部110と正電極ケース部130とは、第2接続導体81の中央部分を内部に収容する右側導体ケース部150を介して接続されている。左側導体ケース部140および右側導体ケース部150は、第1ケース部に含まれる。
負電極ケース部120の一部は、平面視において左側導体ケース部140と直交するように延在している。負電極ケース部120の残部121は、平面視において左側導体ケース部140と同一直線上に延在している。すなわち、負電極ケース部120は、平面視L字状の外形を有している。
正電極ケース部130の一部は、平面視において右側導体ケース部150と直交するように延在している。正電極ケース部130の残部131は、平面視において右側導体ケース部150と同一直線上に延在している。すなわち、正電極ケース部130は、平面視逆L字状の外形を有している。
負電極ケース部120の一部と正電極ケース部130の一部とは、互いに対向している。負電極ケース部120の残部121と正電極ケース部130の残部131とは、同一直線上に位置している。左側導体ケース部140および右側導体ケース部150は、同一直線上に位置している。
本実施形態においては、左側導体ケース部140の先端側が負電極ケース部120の内側に挿入されて係止されている。同様に、右側導体ケース部150の先端側が正電極ケース部130の内側に挿入されて係止されている。
ケースは、基板10を収容するための開口を有する容器部材110a、および、容器部材110aと係合して開口を閉塞する平板状の蓋部材110bを含む。また、ケースは、基板30を収容するための開口を有する容器部材120a、および、容器部材120aと係合して開口を閉塞する平板状の蓋部材120bを含む。さらに、ケースは、基板40を収容するための開口を有する容器部材130a、および、容器部材130aと係合して開口を閉塞する平板状の蓋部材130bを含む。
本実施形態において、容器部材110a、蓋部材110b、容器部材120a、蓋部材120b、容器部材130aおよび蓋部材130bは、樹脂の射出成型により形成されている。
本実施形態においては、容器部材110aと蓋部材110bとは、スナップフィット構造により互いに連結しているが、締結部材により互いに連結されていてもよい。同様に、容器部材120aと蓋部材120bとは、スナップフィット構造により互いに連結しているが、締結部材により互いに連結されていてもよい。容器部材130aと蓋部材130bとは、スナップフィット構造により互いに連結しているが、締結部材により互いに連結されていてもよい。
本実施形態においては、本体ケース部110、左側導体ケース部140および右側導体ケース部150は、一体のケースで形成されているが、これに限られず、それぞれ別体のケースで形成されていてもよい。すなわち、別体の3つのケースが、互いの内部が連通するように連結されていてもよい。
図3,4に示すように、本体ケース部110の容器部材110aは、トランスを内部に収容するために外側に突出した凸部112を有する。
図2に示すように、蓋部材110bは、外部接続用端子70を覆う位置に孔部111を有している。本実施形態においては、蓋部材110bは孔部111を有しているが、蓋部材110bが外部接続用端子70を覆う位置に切欠部を有していてもよい。すなわち、後述するように、外部入力線が蓋部材110bを貫通して外部接続用端子70と接触可能であればよい。
第1放電電極160の尖端側は、負電極ケース部120の正電極ケース部130側の側壁から突出している。第2放電電極170の尖端側は、正電極ケース部130の負電極ケース部120側の側壁から突出している。本実施形態においては、第1放電電極160と第2放電電極170とは、互いに間隔を置いて対向している。
図1に示すように、イオン発生装置においては、負電極ケース部120は、ダクト20の一方側の内壁と係合する。正電極ケース部130は、ダクト20の一方側とは反対側の他方側の内壁と係合する。これにより、第1放電電極160は、ダクト20の一方側の内壁から突出する。第2放電電極170は、送風方向に対して直交する方向において第1放電電極160に対して間隔を置いてダクト20の内壁から第1放電電極160と対向するように突出する。
誘導電極180は、ダクト20における一方側の内壁と他方側の内壁とを繋ぐ中間の内壁に配置されている。その結果、誘導電極180は、ダクト20の内壁における第1放電電極160の突出位置と第2放電電極170の突出位置との間の位置に配置されて、第1放電電極160の尖端と第2放電電極170の尖端とを結ぶ直線上からずれて位置している。
本実施形態においては、誘導電極180は、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離と、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離とが、略等しくなる位置に配置されている。ただし、誘導電極180の位置はこれに限られず、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離と、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離とが、異なる位置に誘導電極180が配置されていてもよい。
第1放電電極160に負電圧を、第2放電電極170に正電圧を印加することにより、図1中の2点鎖線で示すように、第1放電電極160と第2放電電極170との間で電界2、第1放電電極160と誘導電極180との間で電界3、第2放電電極170と誘導電極180との間で電界4を発生させる。なお、上記の電界は、発生する電界の一部を例示的に示している。
イオン発生装置においてイオンを効率よく放出するためには、第1放電電極160で発生した負イオン、および、第2放電電極170で発生した正イオンにおいて、ダクト20から放出される前に消滅する割合を低減することが必要である。
負イオンおよび正イオンがダクト20内で消滅する原因として、誘導電極または逆極性を有する放電電極に補足される、ダクト20の内壁に捕獲される、および、逆極性のイオンと結合するなどがある。
本実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置においては、第1放電電極160と第2放電電極170とをダクト20内において互いに反対側に配置して離間させていることにより、負イオンおよび正イオンが逆極性を有する放電電極に補足されることを抑制している。
また、負イオンおよび正イオンが誘導電極に補足されることを抑制するために、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離、および、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離を、それぞれ所定距離以上確保している。
電気的に異極性となる、第1放電電極160と誘導電極180、第2放電電極170と誘導電極180、および、第1放電電極160と第2放電電極170における各電極同士の間の距離を所定距離以上確保することにより、使用環境によっては生じることのあるリーク電流の発生を抑制することができる。従来のイオン発生装置においては、たとえば、埃が多く高湿の環境においてイオン発生装置が長期間使用された場合、イオン発生器のケースに埃が付着して、このケースの沿面を通じてリーク電流が発生することがあった。本実施形態に係るイオン発生装置においては、異極性となる電極同士の間隔を所定距離以上確保することにより、仮に長期間の使用によってイオン発生器のケースに埃が付着した場合にも、このケースの沿面を通じた電極間のリーク電流が発生しにくくなっている。
上記のように、誘導電極180をダクト20の内壁に設けて第1放電電極160の尖端と第2放電電極170の尖端とを結ぶ直線上からずれて位置させることにより、小型化を図るためのイオン発生器の制約寸法内において、第1放電電極160と誘導電極180との間の距離、および、第2放電電極170と誘導電極180との間の距離を、それぞれ所定距離以上で最大限確保することができる。
このように、本実施形態に係るイオン発生装置においては、ダクト20の内側の空間を最大限有効利用することにより、イオンの放出効率の低下を抑制しつつ長期使用によるリーク電流の発生を抑制して耐久性を向上するとともにダクト20の大型化を抑制できる。言い換えると、誘導電極180をダクト20の内壁ではない内部空間に設けた場合と比較して、ダクト20の外形を小さくでき、ひいてはイオン発生装置を小型化できる。なお、誘導電極180は必ずしも設けなくてもよい。
図5は、本実施形態に係るイオン発生器における絶縁封止構造を示す平面図である。図6は、図5の絶縁封止構造を矢印VI方向から見た図である。図5,6においては、ケースの蓋部材を透視して示している。
図5,6に示すように、基板10の下面に、トランス50、および、ダイオード61とコンデンサ60とその他の抵抗などからなるトランス駆動回路が実装されている。基板10の上面に、外部接続用端子70が実装されている。すなわち、高電圧が印加される部品のうち、第1放電電極160および第2放電電極170以外の部品が基板10に集約されている。
上記のように、基板10は本体ケース部110内に収容され、第1放電電極160を実装した基板30は負電極ケース部120内に収容され、第2放電電極170を実装した基板40は正電極ケース部130内に収容されている。
本体ケース部110の容器部材110aは、上部の開口から充填される第1絶縁封止部90を内部に蓄える。第1絶縁封止部90は、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂からなる。
本体ケース部110と左側導体ケース部140との間は、仕切壁141で仕切られている。本体ケース部110と右側導体ケース部150との間は、仕切壁151で仕切られている。
仕切壁141,151は、基板10の上面より上方で、かつ、蓋部材110bとの間に、第1または第2接続導体80,81を引き回し可能な隙間が確保できる高さまで形成されている。
第1絶縁封止部90は、基板10の上面より上方で、かつ、外部接続用端子70の基板10側とは反対側の端面より下方の位置まで充填される。このようにすることにより、基板10を確実に第1絶縁封止部90によって封止できるとともに、外部接続用端子70の基板10側とは反対側は、第1絶縁封止部90の外側に位置させることができる。
上記のように、蓋部材110bは、外部接続用端子70を覆う位置に孔部111を有しているため、外部入力線を矢印71で示す方向に挿入し、孔部111を通して第1絶縁封止部90の外側に位置する部分の外部接続用端子70に接続することにより、外部入力線と外部接続用端子70とを電気的に接続することができる。
負電極ケース部120の容器部材120aは、上部の開口から充填される第2絶縁封止部91を内部に蓄える。正電極ケース部130の容器部材130aは、上部の開口から充填される第2絶縁封止部91を内部に蓄える。第2絶縁封止部91は、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂からなる。
負電極ケース部120の内部は、仕切壁122で仕切られている。仕切壁122は、基板30の上面より上方で、かつ、蓋部材120bとの間に、第1接続導体80を引き回し可能な隙間が確保できる高さまで形成されている。
正電極ケース部130の内部は、仕切壁132で仕切られている。仕切壁132は、基板40の上面より上方で、かつ、蓋部材130bとの間に、第2接続導体81を引き回し可能な隙間が確保できる高さまで形成されている。
第2絶縁封止部91は、基板30,40の上面より上方の位置まで充填される。このようにすることにより、基板30,40を確実に第2絶縁封止部91によって封止できる。
上記の構成により、第1および第2接続導体80,81の一方端は第1絶縁封止部90により封止され、第1および第2接続導体80,81の他方端は第2絶縁封止部91により封止されている。よって、第1および第2接続導体80,81のうちの基板10,30、40との接続部のみを簡易に封止することができる。
本実施形態においては、容積の大きなトランス50に対応する部分のみ容器部材110aに凸部を設けているため、トランス50を収容するために容器部材110aの全体を大きくした場合に比較して、ケースの大きさを削減できる。よって、イオン発生器100の小型化を図ることができる。
さらにケースの小型化を図るために、容器部材110aを、その外形が容器部材110aの内部に収容する基板10に設けられたトランス50およびトランス駆動回路の外形に沿うように形成してもよい。
以下、本実施形態に係るイオン発生器において、第1放電電極160と第2放電電極170と間の距離を変更可能にする構造について説明する。
図7は、図6のVII部を拡大して示す図である。なお、正電極ケース部130側について説明するが、負電極ケース部120側においても同様の構造が形成されている。
図7に示すように、右側導体ケース部150の容器部材110aおよび蓋部材110bの両方において、左側導体ケース部140と右側導体ケース部150とを繋ぐ方向において所定の間隔を置いて外表面に複数の第1膨出部が形成されている。
具体的には、右側導体ケース部150の先端から順に膨出部152、膨出部154、膨出部155および膨出部153が形成されている。膨出部154および膨出部155は、半球状に形成されている。膨出部152および膨出部153は、直方体状で膨出部154および膨出部155より大きく形成されている。
複数の第1膨出部を有さない正電極ケース部130の内表面には、第1膨出部と係合する第2膨出部が形成されている。具体的には、正電極ケース部130の先端の内表面に、互いに対向するように2つの直方体状の膨出部133が形成されている。
左側導体ケース部140と右側導体ケース部150とを繋ぐ方向における膨出部133の幅は、膨出部152と膨出部154との間隔、膨出部154と膨出部155との間隔、および、膨出部155と膨出部153との間隔の各々よりわずかに小さい。
すなわち、図7に示すように、膨出部133が膨出部152と膨出部154との間に位置する場合は、膨出部133が膨出部152および膨出部154と係合する。
正電極ケース部130は、弾性を有している。そのため、正電極ケース部の残部131の右側導体ケース部150側の先端が外側に開くように変形可能である。その変形能により、膨出部133は、膨出部154および膨出部155を乗り越えることができる。すなわち、複数の膨出部152,154,153,155の中から膨出部133と係合する膨出部を選択可能である。
なお、膨出部133は、膨出部152および膨出部153を乗り越えることはできない。よって、膨出部152および膨出部153は、膨出部133のストッパーとして機能する。この膨出部152および膨出部153によって、第1放電電極160と第2放電電極との間の距離を所定の範囲に維持することができる。
このように、膨出部133と係合する膨出部152,154,153,155を変更することにより、正電極ケース部130の右側導体ケース部150に対する位置を図7中の矢印5で示すように変更可能である。同様に、負電極ケース部120の左側導体ケース部140に対する位置も変更可能である。これにより、第1放電電極160と第2放電電極170との間の間隔が段階的に切り換えることができる。
第1放電電極160と第2放電電極170との間の間隔を切り換える際、第1接続導体80および第2接続導体81は、ケース内で弾性変形または塑性変形している。よって、第1放電電極160および第2放電電極170とトランス50との電気的接続を維持することができる。
上記の構成により、イオン発生器100は、第1放電電極160と第2放電電極170との間の距離を変更でき、大きさの異なるダクトに装着可能となる。
なお、左側導体ケース部140および右側導体ケース部150が弾性を有して、左側導体ケース部140および右側導体ケース部150の先端側が内側に縮むように変形可能であってもよい。その変形能により、膨出部133は、膨出部154および膨出部155を乗り越えることができる。
また、第1膨出部が負電極ケース部120および正電極ケース部130の内表面に形成され、第2膨出部が左側導体ケース部140および右側導体ケース部150の外表面に形成されていてもよい。
さらに、イオン発生器100のケースの形状は、ダクト20の形状に合わせて適宜変更可能である。また、正電極ケース部130の右側導体ケース部150に対する位置、および、負電極ケース部120の左側導体ケース部140に対する位置を変更する構造は、上記に限られず、他の構造を採用して非段階的に変更可能としてもよい。
以下、本発明の実施形態2に係るイオン発生器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係るイオン発生器は、放電電極の配置のみ実施形態1に係るイオン発生器とは異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2に係るイオン発生器を備えたイオン発生装置の構成を示す平面図である。図8に示すように、本実施形態に係るイオン発生装置においては、イオン発生器200が矢印1で示す方向に挿入されてダクト20に装着されることにより構成される。
図8は、本発明の実施形態2に係るイオン発生器を備えたイオン発生装置の構成を示す平面図である。図8に示すように、本実施形態に係るイオン発生装置においては、イオン発生器200が矢印1で示す方向に挿入されてダクト20に装着されることにより構成される。
ダクト20は、周壁に図示しない開口を有している。この開口に、イオン発生器200が着脱自在に装着される。イオン発生器200のケースは、ダクト20の開口と係合してダクト20の内壁を構成する。すなわち、ダクト20の開口は、イオン発生器200のケースによって閉塞される形状を有している。
図9は、本発明の実施形態2に係るイオン発生器の構成を示す平面図である。図10は、図9のイオン発生器を矢印Xで示す方向から見た図である。
図9,10に示すように、本発明の実施形態2に係るイオン発生器は、基板10と、針状の第1放電電極260と、針状の第2放電電極270と、平板状の誘導電極180と、ケースとを含む。
第1放電電極260の尖端側は、負電極ケース部120の側壁から突出している。第2放電電極270の尖端側は、正電極ケース部130の側壁から第1放電電極260と平行に並んで対面するように突出している。
第1放電電極260は、第1接続導体80により基板10と電気的に接続されており、トランスで昇圧された負電圧を印加されることにより放電して負イオンを発生させる。
第2放電電極270は、第2接続導体81により基板10と電気的に接続されており、トランスで昇圧された正電圧を印加されることにより放電して正イオンを発生させる。
第1放電電極260および第2放電電極270の各々は、尖鋭な針状の形状を有する。ただし、第1放電電極260および第2放電電極270の形状はこれに限られず、線形が0.数mm以下の極細線などでもよい。または、第1放電電極260および第2放電電極270は、プレス加工によって金属製薄板から打ち抜くことにより、平面視の外形を成形し、尖端部のみ再度プレス加工によって塑性変形させることにより、四角錘状の尖頭形状に成形したものでもよい。
ケースは、基板10を内部に収容する第1ケース部に含まれる本体ケース部110と、基板30を内部に収容する第2ケース部である負電極ケース部220と、基板40を内部に収容する第3ケース部である正電極ケース部230とを含む。負電極ケース部220は、本体ケース部110の一端側に位置している。正電極ケース部230は、本体ケース部110の他端側に位置している。
本体ケース部110は、平面視矩形状の外形を有している。本体ケース部110と負電極ケース部220とは、第1接続導体80の中央部分を内部に収容する左側導体ケース部240を介して接続されている。本体ケース部110と正電極ケース部230とは、第2接続導体81の中央部分を内部に収容する右側導体ケース部250を介して接続されている。左側導体ケース部240および右側導体ケース部250は、第1ケース部に含まれる。
負電極ケース部220は、平面視において左側導体ケース部240と同一直線上に延在している。正電極ケース部230は、平面視において右側導体ケース部250と同一直線上に延在している。左側導体ケース部240および右側導体ケース部250は、同一直線上に位置している。
本実施形態においては、左側導体ケース部240の先端側が負電極ケース部120の内側に挿入されて係止されている。同様に、右側導体ケース部250の先端側が正電極ケース部130の内側に挿入されて係止されている。
ケースは、基板10を収容するための開口を有する容器部材110a、および、容器部材110aと係合して開口を閉塞する平板状の蓋部材110bを含む。また、ケースは、基板30を収容するための開口を有する容器部材220a、および、容器部材220aと係合して開口を閉塞する平板状の蓋部材220bを含む。さらに、ケースは、基板40を収容するための開口を有する容器部材、および、この容器部材と係合して開口を閉塞する平板状の蓋部材を含む。
本実施形態においては、本体ケース部110、左側導体ケース部240および右側導体ケース部250は、一体のケースで形成されているが、これに限られず、それぞれ別体のケースで形成されていてもよい。すなわち、別体の3つのケースが、互いの内部が連通するように連結されていてもよい。
本実施形態においては、第1放電電極260と第2放電電極270とは、互いに平行に並んでいる。
図8に示すように、負電極ケース部220は、ダクト20の一方側の内壁と係合する。正電極ケース部230は、ダクト20の一方側の内壁と係合する。これにより、第1放電電極260は、ダクト20の一方側の内壁から突出する。第2放電電極270は、送風方向に対して直交する方向において第1放電電極160に対して間隔を置いてダクト20の内壁から第1放電電極160と平行に並ぶように突出する。
誘導電極180は、ダクト20における一方側の内壁に配置されている。その結果、誘導電極180は、ダクト20の内壁における第1放電電極260の突出位置と第2放電電極270の突出位置との間の位置に配置されて、第1放電電極260の尖端と第2放電電極270の尖端とを結ぶ直線上からずれて位置している。
本実施形態においては、誘導電極180は、第1放電電極260と誘導電極180との間の距離と、第2放電電極270と誘導電極180との間の距離とが、略等しくなる位置に配置されている。ただし、誘導電極180の位置はこれに限られず、第1放電電極260と誘導電極180との間の距離と、第2放電電極270と誘導電極180との間の距離とが、異なる位置に誘導電極180が配置されていてもよい。
第1放電電極260に負電圧を、第2放電電極270に正電圧を印加することにより、図8中の2点鎖線で示すように、第1放電電極260と第2放電電極270との間で電界9、第1放電電極260と誘導電極180との間で電界7、第2放電電極270と誘導電極180との間で電界8を発生させる。なお、上記の電界は、発生する電界の一部を例示的に示している。
本実施形態に係るイオン発生装置においても、ダクト20の内側の空間を最大限有効利用することにより、イオンの放出効率の低下を抑制しつつダクト20の大型化を抑制できる。言い換えると、誘導電極180をダクト20の内壁ではない内部空間に設けた場合と比較して、ダクト20の外形を小さくでき、ひいてはイオン発生装置を小型化できる。
本実施形態においては、図8中の電界9で示すように、第1放電電極260および第2放電電極270の突出方向に電界が広がる傾向にある。そのため、図8中の左右方向の長さに対する上下方向の長さの比率が大きなダクトに対して、本実施形態のように、図8中の左右方向において第1放電電極260および第2放電電極270を互いに離間して配置しつつ、図8中の上下方向に対して第1放電電極260および第2放電電極270を平行に配置することにより、ダクト20の内側の放電空間を有効に利用することができる。
なお、イオン発生器200のケースの形状は、ダクト20の形状に合わせて適宜変更可能である。
図9に示すように、本実施形態においても、左側導体ケース部240および右側導体ケース部250に複数の第1膨出部を形成し、負電極ケース部220および正電極ケース部230に第2膨出部を形成している。
これにより、負電極ケース部220の左側導体ケース部240に対する位置を図9中の矢印6aで示すように変更可能である。同様に、正電極ケース部230の右側導体ケース部250に対する位置を図9中の矢印6bで示すように変更可能である。よって、第1放電電極260と第2放電電極270との間の間隔を段階的に切り換えることができる。
上記の構成により、イオン発生器200は、第1放電電極260と第2放電電極270との間の距離を変更でき、大きさの異なるダクトに装着可能となる。
以下、本発明の実施形態3に係るイオン発生器を含むイオン発生装置について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係るイオン発生器を含むイオン発生装置は、ダクトの大きさおよびイオン発生器の配置のみが実施形態1に係るイオン発生器を含むイオン発生装置とは異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態3)
図11は、本発明の実施形態3に係るイオン発生器を含むイオン発生装置の構成を示す平面図である。図11に示すように、本発明の実施形態3に係るイオン発生器を含むイオン発生装置のダクト21は、実施形態1に係るイオン発生器を含むイオン発生装置のダクト20に比較して大きい。具体的には、ダクト21は、図11中の上下方向における長さがダクト20より長い。
図11は、本発明の実施形態3に係るイオン発生器を含むイオン発生装置の構成を示す平面図である。図11に示すように、本発明の実施形態3に係るイオン発生器を含むイオン発生装置のダクト21は、実施形態1に係るイオン発生器を含むイオン発生装置のダクト20に比較して大きい。具体的には、ダクト21は、図11中の上下方向における長さがダクト20より長い。
このように上下方向に長いダクト21に、イオン発生器100をダクト21の下方から矢印1で示す向きに挿入して装着した場合、ダクト21内の上部にイオンを十分に分布させられない場合がある。
そこで、本実施形態に係るイオン発生装置においては、さらに他のイオン発生器100をダクト21の上方から矢印1aで示す向きに挿入して装着することにより、ダクト21内の上部にイオンを十分に分布させる。これにより、ダクト21内においてより均一にイオンを分布させることができる。
本実施形態においては、図11中のダクト21の左側の内壁に第1放電電極160および第2放電電極170を配置し、ダクト21の右側の内壁に第1放電電極160および第2放電電極170を配置している。ただし、ダクト21内の風の流れによっては、図11中のダクト21の左側の内壁に第1放電電極160のみを配置し、ダクト21の右側の内壁に第2放電電極170のみを配置した方が、イオン発生装置から効率よくイオンを送出できる場合がある。このようにするには、他のイオン発生器100を表裏反転して、ダクト21に装着すればよい。
図12は、本実施形態の変形例に係るイオン発生器を含むイオン発生装置の構成を示す平面図である。図12に示すように、本実施形態の変形例に係るイオン発生器を含むイオン発生装置のダクト22は、実施形態1に係るイオン発生装置のダクト20に比較して大きい。具体的には、ダクト22は、左右方向における長さがダクト20より長い。
このように左右方向に長いダクト22に、イオン発生器100をダクト22の下方から矢印1で示す向きに挿入して装着した場合、ダクト22内の一部にイオンを十分に分布させられない場合がある。
そこで、本実施形態に係るイオン発生装置においては、さらに他のイオン発生器100を左右方向にずらしてダクト22の上方から矢印1aで示す向きに挿入して装着することにより、ダクト22内の全体にイオンを十分に分布させる。これにより、ダクト22内においてより均一にイオンを分布させることができる。
なお、ダクト22の左右方向における中央に同極性である第2放電電極170を背中合わせに配置することにより、発生したイオンが異極性の電極に引き寄せられて消滅することを低減できる。
上記の実施形態および変形例において組み合わせ可能な構成については、適宜組み合わせることを想定している。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2,3,4,7,8,9 電界、10,30,40 基板、20,21,22 ダクト、50 トランス、60 コンデンサ、61 ダイオード、70 外部接続用端子、80 第1接続導体、80,81 第2接続導体、90 第1絶縁封止部、91 第2絶縁封止部、100,200 イオン発生器、110 本体ケース部、110a,120a,130a,220a 容器部材、110b,120b,130b,220b 蓋部材、111 孔部、112 凸部、120,220 負電極ケース部、121,131 残部、122,132,141,151 仕切壁、130,230 正電極ケース部、133,152,153,154,155 膨出部、140,240 左側導体ケース部、150,250 右側導体ケース部、160,260 第1放電電極、170,270 第2放電電極、180 誘導電極。
Claims (5)
- 第1基板と、
前記第1基板と第1接続導体により電気的に接続された第2基板と、
前記第1基板と第2接続導体により電気的に接続された第3基板と、
前記第1基板に設けられたトランス駆動回路と、
前記第1基板に設けられ、前記トランス駆動回路により駆動されて電圧を昇圧するトランスと、
前記第2基板に設けられ、前記トランスで昇圧された負電圧を印加されることにより放電して負イオンを発生させる針状の第1放電電極と、
前記第3基板に設けられ、前記トランスで昇圧された正電圧を印加されることにより放電して正イオンを発生させる針状の第2放電電極と、
前記第1基板、前記第2基板および前記第3基板を内部に収容するケースと
を備え、
前記ケースは、前記第1基板を内部に収容する第1ケース部、前記第2基板を内部に収容する第2ケース部、前記第3基板を内部に収容する第3ケース部を含み、
前記第2ケース部は、前記第1ケース部の一端側に位置し、
前記第3ケース部は、前記第1ケース部の他端側に位置し、
前記第2ケース部および前記第3ケース部は、それぞれの前記第1ケース部に対する位置が可変となるように構成され、
前記第2ケース部および前記第3ケース部の各々の前記第1ケース部に対する位置を変更することにより、前記第1放電電極と前記第2放電電極との間の間隔が切り換わる、イオン発生器。 - 前記第1放電電極と前記第2放電電極との間の間隔を切り換える際に、前記第1接続導体および前記第2接続導体が変形する、請求項1に記載のイオン発生器。
- 前記第1放電電極は、前記第2ケース部の前記第3ケース部側の側壁から突出し、
前記第2放電電極は、前記第3ケース部の前記第2ケース部側の側壁から前記第1放電電極と対向するように突出している、請求項1または2に記載のイオン発生器。 - 前記第1放電電極は、前記第2ケース部の側壁から突出し、
前記第2放電電極は、前記第3ケース部の側壁から前記第1放電電極と平行に並んで対面するように突出している、請求項1または2に記載のイオン発生器。 - 前記第1放電電極および前記第2放電電極の各々との間に電界を形成する誘導電極を前記第1ケース部にさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載のイオン発生器。
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JP2013002642A JP2014135199A (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | イオン発生器 |
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