JP2014106697A - メッセージ閲覧装置、メッセージ閲覧方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メッセージ閲覧装置10は、一の利用者によって投稿されたメッセージを端末装置20から受け付けるメッセージ受付部156と、受け付けたメッセージを複数の利用者の一部または全部の端末装置に閲覧可能に提供するメッセージ提供部150と、複数の利用者の利用者情報を利用者ごとに記憶する利用者情報記憶部134を参照して、複数の利用者のうちの第1利用者の利用者情報にアクセスした第2利用者の端末装置に対し、所定の第1情報を提示する表示制御部131と、を含み、メッセージ受付部156は、第2利用者の端末装置20に提示された第1情報と、当該第1情報に対して第2利用者が指定した第2情報とに関連して生成された第3情報を、第2利用者によって投稿されたメッセージとして受け付ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、利用者同士のコミュニケーションを促進することできるような技術を提供することにある。
受け付けられたメッセージについては、複数の利用者の全員について閲覧可能としても良いし、複数の利用者の一部、例えば投稿した利用者に所定の関係にある者(友達)に制限して閲覧可能にしても良いし、さらに、所定の関係にある者のうち、所定の条件(例えば投稿回数が多いこと、質問に対する回答率が高いこと)を充足する者に制限して閲覧可能にしても良い。
第1利用者の利用者情報にアクセスするとは、典型的には、第1利用者が仮想的に居住する部屋を訪問することであるが、第1利用者の日記やプロフィールなどを閲覧することなども含まれる。
上記構成において、前記情報生成部(138)は、前記第3情報に、前記第2利用者の利用者情報にアクセスするためのリンク情報を含める態様としても良い。この態様によれば、第2利用者によって投稿されたものとして扱われたメッセージを閲覧した利用者が、第2利用者の利用者情報に当該リンク情報により容易にアクセスすることができる。
なお、第2利用者の利用者情報にアクセスすると、第1情報が提示される。このため、第2利用者と、第2利用者の利用者情報にアクセスした利用者との間でコミュニケーションの契機が生じる。また、第1利用者が第2利用者の利用者情報にアクセスした場合には、第1利用者に第1情報が提示される。したがって、第1利用者の立場と第2利用者の立場とが入れ替わるので、第1利用者と第2利用者との間でのコミュニケーションがさらに促進されることになる。
また、上記構成または態様において、前記メッセージ提供部(150)は、前記複数の利用者のうちの所定の条件を満たしていない利用者の端末装置(20)に対しては、前記第1情報に対応した情報における所定の一部を含まない態様で前記第3情報を提供し、前記複数の利用者のうちの前記所定の条件を満たした利用者の端末装置(20)に対しては、前記第1情報に対応した情報における所定の一部を含む態様で前記第3情報を提供しても良い。
所定の条件は、典型的には、前記提示部が提示した前記第1情報に対する前記第2情報を前記第2利用者の端末装置から受け付けた後に、前記第1利用者の利用者情報にアクセスしたことである。このほかにも、例えば単位時間当たりのメッセージの投稿回数が所定回数以上であることや、第1情報が提示された回数に対して第2情報を指定する割合が一定値以上であることなどが想定される。
なお、上記プログラムは記録媒体に記録させても良い。この記録媒体を用いれば、例えば上記コンピューターに上記プログラムをインストールすることができる。ここで、上記プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
メッセージ閲覧装置(サーバ)で提供されるSNSの1つに、利用者に対応するアバターを仮想世界での住人に見立て、利用者によるメッセージの発信を当該利用者に対応するアバターによるメッセージの発信(投稿)として表現する、というサービスがある。ここで、アバターとは、ネットワーク上のコミュニティにおいて利用者の分身となるキャラクター情報(画像情報)である。このようにアバターを介したコミュニケーションを実現することで、人間同士の直接的な関係に比べて、利用者は他の利用者に気軽にメッセージを送信することができる。
本実施形態は、このようなサービスを用いて、利用者同士のさらなるコミュニケーションを次のようにして誘発させる。
サーバは、アバターを介してコミュニケーションするためのサービスの提供時に複数の端末装置と通信可能に接続される。この図では便宜的に互いに友達関係にある利用者A、Bによって操作される端末装置のそれぞれと、サーバとが通信可能な状態が前提となっている。また、各利用者に対応するアバターは、仮想世界においてカスタマイズ可能な「部屋(ルーム)」を持つ。
サーバは、部屋主である利用者Bのアバターが訪問者である利用者Aのアバターに対して、予め用意された質問を提示する(ステップSa12)。すなわち、サーバが利用者Bに成り代わって利用者Aに対して質問することになる。
質問に対して、利用者Aが端末装置を操作して回答する(ステップSa13)。
利用者Bが自分の部屋に移動したとき、サーバは、利用者Bに成り代わってサーバが利用者Aに対して提示した質問と、当該質問に対する利用者Aの回答とによって生成したメッセージを、利用者Bの端末装置に送信する(ステップSa16)。利用者Bの端末装置では、サーバから送信されたメッセージ、すなわち利用者Aが発信したものとして生成されたメッセージが提示される(ステップSa17)。これにより、利用者Bは、自分の部屋に利用者Aが訪問したことと、訪問した利用者Aに提示された質問の内容と、当該質問に対する利用者Aの回答内容と、を知ることになる。
なお、ここではサーバを介した利用者A、Bのみについて着目しているが、他の利用者に対しては、利用者Aが発信したものとして生成されたメッセージは、回答部分を伏せたメッセージ、または/および、回答部分が伏せられていないメッセージとして閲覧される。
次に、実施形態の詳細について説明することにする。
図1は、実施形態に係るメッセージ閲覧装置10を含むシステム1の全体的な構成を示す図である。
この図に示されるように、システム1では、複数の端末装置20−1、20−2、20−3、20−4、…が、移動通信網Nb、ゲートウェイNcおよびインターネットNaを介してメッセージ閲覧装置10に接続された構成となっている。
端末装置20−1、20−2、20−3、…については、一般的に説明するために、符号における「−(ハイフン)」以下を省略して単に「20」とする。端末装置20は、例えば多機能型の携帯電話機である。この端末装置20は、表示パネル212に重ねられたタッチパネル214を有し、利用者が表示パネル212に表示された画面に対してタッチ操作等することで、必要な情報の入力や各種の指示が与えられる構成となっている。
SNSサーバ14は、SNS会員(以下、単に「会員」という。)同士が交流するためのSNSを提供するために、会員に関する情報や、会員から投稿されたメッセージを管理する。管理サーバ12は、上記SNSのうち、アバターを介してコミュニケーションするためのサービスを利用者に提供するためのものである。換言すれば、会員のうち、例えば所定の手続きを経た利用者が、アバターを介したコミュニケーションをすることができる。
なお、図1においては、管理サーバ12とSNSサーバ14とは、ともにインターネットNaに接続された構成となっているが、データの流れでいえば、後述するように管理サーバ12が、SNSサーバ14と端末装置20とを中継するような構成となる。
RTC126は、現在の時刻情報を例えば年月日時分秒の形式で出力する。
ストレージユニット128では、CPU121によって管理されるデータベース129が構築されるほか、管理サーバ12が端末装置20の利用者に、アバターを介したサービスを提供するためのサービスプログラムなどを記憶する。
データベース129では、後述するように利用者に対応したアバター情報や部屋についての情報などが利用者ごとに管理される。
このうち、CPU201は端末装置20の全体を制御し、メモリ202は基本プログラムや、上記サービスの提供を受けるためのアプリケーションプログラム(アプリ)などを不揮発性に記憶する。このアプリは、例えば特定の配信サイトからダウンロードされて端末装置20にインストールされたものであり、アバターを介してコミュニケーションするサービスを利用者に提供するための機能を含んでいる。
通信ユニット204は、移動通信網Nbや無線LAN(Local Area Network)など介してメッセージ閲覧装置10と通信する。
ここで、特定可能なタッチ操作の種類には、例えばタップ、フリック、ドラッグ、ピンチ等が含まれる。このうち、タップとは、表示画面を指で軽く叩く操作である。フリックとは、画面に表示された対象物を指で軽く払う操作である。ドラッグとは、画面に表示された対象物を指で接触させた状態で移動させる操作である。ピンチとは、表示画面に二本の指を接触させた状態で広げたり狭めたりする操作である。
端末装置20は、携帯電話機に限られず、タブレット型コンピューターやPDA(Personal Digital Assistant)、ノート型またはデスクトップ型のPC(Personal Computer)などでも良い。
この図では、メッセージ閲覧装置10と、複数台のうち、ある1台について着目した端末装置20とで構築される機能ブロックを示している。
上述したように、メッセージ閲覧装置10において管理サーバ12は、SNSサーバ14と端末装置20とを中継する構成となる。またここでは、1台の端末装置20について着目しているが、実際には、複数台接続される。
なお、管理側記憶部132では、アバター情報記憶部133と利用者情報記憶部134との2つの記憶部が構築されるが、詳細については後述する。
表示制御部131は、提示部を内包するものであり、管理側記憶部132を管理するとともに、次のような各種の機能を実行する。具体的には、表示制御部131は、各種の指示・情報を端末装置20から受信したり、管理側記憶部132にアクセスして必要な情報を取得したり、端末装置20に質問画面を提示するために必要な情報を送信したり、当該質問画面で提示する質問Qusを情報生成部138に供給したり、SNSサーバ14に対してメッセージを要求・受信したり、回答受付部136から情報の供給を受けたりする。
この図に示される例では、提示される質問(第1情報)が「私を動物に例えると何ですか? 気になって夜も眠れません。」である。この質問に対して回答(第2情報)があった場合、情報生成部138は、(a)で示されるように「(質問者)さんの質問に答えました。(回答者)さんは、(質問者)さんを動物に例えると×××と思っているそうです。」というメッセージと、(b)で示されるように「(質問者)さんを動物に例えると(回答内容)と思っているそうです。」というメッセージと、の2つ態様で生成する。
生成されるメッセージのうち、(質問者)の部分は、実際には、部屋主である利用者の名前に置き換わり、(回答者)の部分は、部屋を訪問した利用者の名前に置き換わる。また、(回答内容)には、実際に回答した内容に置き換わる。上記例の質問において回答が「たぬき」であれば、この(回答内容)の部分が「たぬき」に置き換わる。
なお、生成されたメッセージのうち、(質問者)、(回答者)および(回答内容)以外の部分は、質問に対応した定型文を用いることができる。
なお、質問は1種類に限られず、質問と当該質問に対する定型文との組を複数用意して、ランダムにまたは順番に提示しても良い。
したがって、本実施形態では、情報生成部138で生成されるメッセージは、2つの態様で区別することができる以外、利用者が実際に投稿したメッセージと区別されることなく扱われる。
メッセージ提供部150は、端末装置20または管理サーバ12(表示制御部131)から、ある利用者が投稿したメッセージ取得の要求があった場合に、当該利用者によって投稿されたメッセージを投稿記憶部154から取得して、端末装置20または管理サーバ12に供給する。また、メッセージ提供部150は、ある利用者と友達関係にある利用者が投稿したメッセージ取得の要求があった場合に、友達関係にある利用者を友達関係記憶部153にアクセスして特定するとともに、特定した利用者によって投稿されたメッセージを投稿記憶部154から取得して、端末装置20または管理サーバ12に供給する。
表示部230は、端末制御部220の制御にしたがって表示パネル212の表示領域に各種の内容を表示する一方、タッチパネル214の検出信号から画面に対してなされた操作を特定して、当該操作を示す操作情報を端末制御部220に供給する。
端末制御部220は、各種の処理を実行するもので、例えばメッセージ閲覧装置10から供給された情報に応じた内容を表示部230に表示させたり、表示部230に対してなされた操作にしたがって処理を実行したり、などする。
なお、図1におけるインターネットNaや、移動通信網Nb、ゲートウェイNc、図2におけるI/F125や、図3における通信ユニット204については、情報やメッセージ等の伝送経路に過ぎないので、図4において図示を省略している。
図5(a)は、アバター情報記憶部133の記憶内容の一例を示す図である。
アバター情報記憶部133では、利用者ごとにアバター情報が対応付けられて記憶されている。
このうち、利用者には、実際には、当該利用者を一意に識別する利用者IDが用いられる。また、アバター情報は、利用者に対応するアバターを規定する情報である。本実施形態においてアバターは三次元的に立体表示される。このため、アバターは、例えば頭部、胴部、両手、両足に相当するブロックがデフォルメされて、これらのブロックが、関節に相当する連結部において一定のルールでモーションするように表示される。なお、アバター情報は、例えば利用者が登録時において作成したものや、複数のなかから選択したものが用いられる。
図5(b)は、利用者情報記憶部134の記憶内容の一例を示す図である。
利用者情報記憶部134では、利用者(利用者ID)ごとに部屋情報(利用者情報)が対応付けられて記憶されている。上述したように、利用者に対応するアバターは、このサービスが提供される仮想世界において「部屋(ルーム)」を持つ。部屋情報は、狭義には、窓や家具、照明などの配置や、壁紙、配色などのように部屋を規定する情報であるが、広義には、部屋主である利用者に関する情報であって、例えば、部屋の訪問者に提示する質問内容や、誰が訪問して、いつ回答したのかを示す情報なども含まれる。
図5(c)は、友達関係記憶部153の記憶内容の一例を示す図である。
友達関係記憶部153では、利用者(利用者ID)ごとに、当該利用者と友達関係にある利用者(利用者ID)を示す情報が対応付けられて記憶されている。例えば、利用者Aに対して利用者B、C、Dの3人が友達関係にあれば、利用者Aの利用者IDに対して、利用者B、C、Dの利用者IDが3つ登録される。
図5(d)は、投稿記憶部154の記憶内容の一例を示す図である。
この図に示されるように、投稿記憶部154では、利用者(利用者ID)ごとに、当該利用者によって投稿されたメッセージが記憶されている。
なお、投稿記憶部154に記憶される各メッセージには、投稿された時間情報が対応付けられる。また、メッセージには、利用者によって投稿されたものとみなされるメッセージ、すなわち情報生成部138によって生成された2つの態様のメッセージが含まれる。
投稿記憶部154において、投稿されたメッセージをすべて蓄積する構成にすると、日時の経過に伴って記憶すべきメッセージの量が膨大になるので、投稿から一定期間経過したメッセージについては投稿記憶部154から削除する構成としても良い。
特に図示しないが、SNSサーバ14では、利用者(利用者ID)ごとに、当該利用者の名前や、プロフィール画像情報などが、登録されている。このため、本実施形態では、利用者IDをキーとして、利用者の名前や、プロフィール画像を取得することができる。
次に、システム1の動作について説明する。既に動作概要については説明しているので、ここでは、端末装置20における状態(画面)遷移を中心に説明することにする。
まず、端末装置20において、このサービスの提供を受けるために、利用者が所定の操作をしたとき、例えばアプリを起動する前のメインメニュー画面(図示省略)においてアプリに対応したアイコンをタップ操作したとき、表示部230は、当該操作を示す操作情報を端末制御部220に供給する。これにより、アプリが起動すると、端末制御部220は、ログイン情報として予め記憶されたメールアドレスやパスワードを出力するなどしてメッセージ閲覧装置10にログインするとともに、メッセージ提供部150に対して端末装置20を操作する利用者の利用者IDを送信して、必要な情報を要求する。
表示制御部131は、アバター情報記憶部133にアクセスして、利用者本人および当該利用者本人と友達関係にある利用者のそれぞれに対応付けられたアバター情報を取得して、要求した利用者本人の端末装置20に送信する。利用者本人および友人関係にある利用者からメッセージが投稿されていれば、表示制御部131は、投稿した利用者の情報(利用者ID)と投稿があった旨を示す情報とを端末装置20に送信する。
これらの情報を受信した端末制御部220は、表示部230にトップ画面を表示させる(ステップSb11)。
この図に示されるように、表示部230においては、ログインした利用者Aのアバターが仮想的な床面に立脚するように画面のほぼ中央に表示されるとともに、利用者Aと友達関係にある利用者のアバターが、利用者Aを中心とする床面の仮想円周上にあって、互いに一定距離を保った地点に立脚するように配置される。
なお、このようなアバターが配置された状態の床面を平面視で表示させると、立体感に乏しくなるので、本実施形態では、図に示されるように床面を俯瞰状態で表示することにしている。また、アバターの配置は、これに限られず、投稿回数や頻度、利用者同士の親密度などに応じて適宜変更しても良い。
このメッセージを表示させる動作については、ここでは説明しないが、当該メッセージは、利用者Cが利用者Bの部屋に訪問して、利用者Bが提示した質問に対して回答したときに生成されたものである。利用者Cが利用者Bから提示された質問に対して回答した後に利用者Aが利用者Bの部屋を訪問していない場合、利用者Aには、利用者Cの回答部分が×××で伏せられる。利用者Aが、その伏せられた回答部分を知るには、利用者Bの部屋に訪問して、同じように質問に対して回答すれば、利用者Cの回答部分が提示される構成となっている。
さて、トップ画面の表示状態からは、次の3状態のいずれかに遷移可能である。すなわち、ソフトウェアボタン291への操作による終了状態か、友達の部屋を訪問する状態か、自分の部屋に移動した状態か、のいずれかに遷移可能である。
このうち、友達の部屋を訪問するための操作の例としては、例えば所定の操作アイコン(図示省略)を操作したときにポップアップ表示されるリストから選択する、または、自分のアバターを画面上方に移動させたときに、アバターがそれぞれ居住する家(マンション)が表示されて、そのなかから選択する、などが挙げられる。
また、表示制御部131は、端末装置20から、訪問先部屋主の利用者IDと訪問した利用者の利用者IDとを受信したとき、訪問先部屋主の部屋に端末装置20の利用者が訪問した旨を追記する。
一方、部屋情報を受信した端末制御部220は、当該部屋情報に含まれる質問内容を用いて、表示部230に質問画面を表示させる(ステップSb21)。
この図に示されるように、友達の部屋を訪問したときの画面にあっては、利用者Bの部屋が利用者Bの部屋情報で規定される内容で再現されるとともに、部屋主である利用者Bのアバターと訪問した利用者Aのアバターとが会話するような位置関係に配置される。なお、2人の利用者に対応するアバター情報は、既にステップSb11において端末装置20の側で取得済みである。さらに、この質問画面では、部屋主である利用者Bのアバターが発言したかのような吹き出し261によって質問が、利用者Aに提示される。
ソフトウェアボタン271が操作されたとき、端末制御部220は、回答を入力するための画面(入力画面)を表示させる(ステップSb22)。
なお、図12は、図11の質問画面においてソフトウェアボタン271が操作されたときであって、フィールド272に回答として「たぬき」が入力されている状態を示した例である。
ソフトウェアボタン293が操作されたとき、端末制御部220は、1つ前の画面状態、すなわち質問画面の表示状態(ステップSb21)に戻す。
管理サーバ12において、回答Ansと利用者IDとを受け付けた回答受付部136は、受け付けた時刻情報をRTC126から取得して、回答Ansと、利用者IDと、時刻情報とを表示制御部131と情報生成部138とに供給する。表示制御部131は、ログインした利用者(回答者)が部屋情報に対応した利用者(部屋主)の部屋を訪問して時刻情報で示される時刻に回答した旨を、当該部屋主の利用者に対応する部屋情報に追記する。
表示制御部131は、特定した利用者IDと投稿時間とをメッセージ提供部150に供給してメッセージ取得を要求し、メッセージ提供部150は、投稿記憶部154にアクセスして、特定した利用者IDで示される利用者が投稿したメッセージのうち、特定された投稿時間に一致するメッセージを読み出す。ここで読み出されるメッセージは、情報生成部138によって生成されたメッセージである。このため、メッセージ提供部150は、回答部分が伏せられていない態様のものを選択して、表示制御部131に供給する。
表示制御部131は、メッセージ提供部150から提供されたメッセージを、ソフトウェアボタン273が操作された端末装置20の端末制御部220に転送する。当該メッセージの供給を受けた端末制御部220は、表示部に当該メッセージ、すなわち、友達が訪問している部屋で既に回答した内容の閲覧画面を表示させる(ステップSb24)。
この図に示されるように、閲覧画面では、友達が回答した内容を示すメッセージ281が表示される。図10では、回答部分が伏せられていたが、このメッセージ281では、回答部分が伏せられることなく表示される。したがって、利用者Aは、図10の段階では、知ることができなかった利用者Cの回答部分について、利用者Bの部屋を訪問して質問に回答することによって、はじめて知ることができる。
ソフトウェアボタン293が操作されたとき、端末制御部220は、トップ画面の表示状態(ステップSb11)に戻す。
一方、ソフトウェアボタン274Cが操作されたとき、端末制御部220は、利用者Cの部屋に移動させる(ステップSb21)。これにより、利用者Aは、利用者Cの回答を閲覧して利用者Cに興味を持ったときに、トップ画面を経由することなく、直ちに利用者Cの部屋に移動することができる。
一方、図11乃至図14は、利用者Aが利用者Bの部屋に訪問し回答した場合の例であり、利用者Bからすれば、利用者Aが自分の部屋を訪問したことや、利用者Aにいかなる質問が提示されて、利用者Aがいかなる回答したのかを、知らない状態にある。
そこで、トップ画面から、自分の部屋に移動したときの動作について、利用者Aが利用者Bの部屋に訪問して回答した後に、当該利用者Bが自分の部屋に移動したときを例にとりつつ説明することにする。
図15は、トップの画面の一例を示す図である。ただし、図9の例とは、ログインした利用者がAではなくBである点において異なる。このため、ログインした利用者Bのアバターが画面のほぼ中央に表示されるとともに、利用者Bと友達関係にある利用者のアバターが、利用者Bを中心とする仮想円周上にあって、互いに一定距離を保った地点に配置される。なお、この例では、利用者Bと友達関係にある利用者にはA、Cが含まれる。
また、利用者Cが利用者Bの部屋を既に訪問して、利用者Bが提示した質問に対して回答しているので、利用者Cから投稿があった旨がアイコン241によって示されているのは、上述した通りである。
表示制御部131は、利用者Aが投稿した(ものとして生成された)メッセージのうち、回答部分を伏せた態様のものをメッセージ提供部150に要求する。メッセージ提供部150は投稿記憶部154にアクセスして、当該態様のメッセージを取得し、表示制御部131に返信する。表示制御部131は、当該態様のメッセージを端末制御部220に供給する。これにより、例えば図16に示されるように、回答部分が伏せられたメッセージを含む吹き出し252が表示される。
利用者Bが利用者Aの回答内容を知るためには、自分の部屋に移動する必要がある。
なお、既に利用者Bが、自分の部屋を訪問して利用者Aの回答内容を閲覧しているときには、図15におけるアイコン242を表示する必要はない。
端末制御部220は、表示制御部131に対し、移動先の利用者の利用者IDとともに端末装置20を操作する利用者の情報(利用者ID)を送信する。
なお、端末制御部220および表示制御部131のそれぞれは、2つの利用者IDが同じなので、利用者自身の部屋に移動する指示である旨を判断することができる。
この図に示されるように、行動選択画面では、ログインした利用者B本人の部屋が部屋情報で規定される内容で再現されるとともに、再現された部屋において利用者Bのアバターがひとり佇むように配置される。
端末制御部220は、行動選択画面に、ソフトウェアボタン275、276、293を表示させる。
ソフトウェアボタン293が操作されたとき、端末制御部220は、1つ前の画面状態、すなわちトップ画面の表示状態(ステップSb11)に戻す。ソフトウェアボタン275は、自己のアバターを着替え等させる場合に、別画面への移動を指示するものであるが、本発明とは直接関係しないので、説明を省略する。ソフトウェアボタン276は、この部屋を訪問した利用者の回答の閲覧を指示するものである。
なお、質問内容は、先のステップSb31で受信した部屋情報に含まれている。
また、上述したアイコン242の操作によって、自分の部屋に移動する前に、自分の部屋の訪問者に提示された質問内容を把握することができる場合もあるが、ログイン後、アイコン241、242を操作することなく、自分の部屋に移動すると、自分の部屋で提示された質問内容を把握することができない。このため、当該質問内容が確認的に表示されるようにしている。
端末制御部220は、部屋情報に含まれる質問内容262を表示させるとともに、ソフトウェアボタン277、293を表示させる。
ソフトウェアボタン293が操作されたとき、端末制御部220は、1つ前の画面状態、すなわち行動選択画面の表示状態(ステップSb31)に戻す。
ソフトウェアボタン277が操作されたとき、端末制御部220は、表示制御部131に、その操作情報と部屋主の利用者IDと端末装置20の利用者の利用者IDとを送信する。表示制御部131は、利用者情報記憶部134にアクセスして、部屋主の利用者IDに対応する部屋情報を取得し、当該部屋を訪問して回答した利用者の情報(利用者ID)と、いつ回答したのを示す時刻情報(投稿時間)とを特定する。なお、部屋を訪問して回答した利用者は、1人であるとは限らない。
表示制御部131に、特定した利用者IDと投稿時間とをメッセージ提供部150に供給してメッセージ取得を要求し、メッセージ提供部150は、投稿記憶部154にアクセスして、特定した利用者IDで示される利用者が投稿したメッセージのうち、特定された投稿時間に一致するメッセージを読み出す。ここで読み出されるメッセージは、情報生成部138によって生成されたメッセージであるが、メッセージ提供部150は、回答部分が伏せられていない態様のものを選択して、表示制御部131に供給する。
表示制御部131は、メッセージ提供部150から提供されたメッセージを、ソフトウェアボタン277が操作された端末装置20の端末制御部220に転送する。当該メッセージの供給を受けた端末制御部220は、表示部に当該メッセージ、すなわち、部屋を訪問したときに利用者が回答した内容の閲覧画面を表示させる(ステップSb33)。
この図に示されるように、閲覧画面では、部屋を訪問した利用者が回答した内容を示すメッセージ281、282が表示される。なお、メッセージ281は、図14に示したものと同じものである。また、メッセージ282は、図12において、利用者Aが利用者Bの部屋を訪問したときに回答したものに相当している。
いすれのメッセージ281、282でも、回答部分が伏せられることなく表示される。したがって、利用者Bは、自分の部屋を訪問した利用者A、Cにいかなる質問が提示されて、利用者A、Cがいかなる回答をしたのかを知ることができる。
ソフトウェアボタン293が操作されたとき、端末制御部220は、1つ前の画面状態、すなわち質問表示画面の表示状態(ステップSb32)に戻す。
一方、端末制御部220は、ソフトウェアボタン274Cが操作されたとき、利用者Bを利用者Cの部屋に移動させ、ソフトウェアボタン274Aが操作されたとき、利用者Bを利用者Aの部屋に移動させる(ステップSb21)。これにより、回答を閲覧して利用者C、Aに興味を持ったときに、トップ画面を経由することなく、直ちに利用者C、A部屋に移動することができる。すなわち、ソフトウェアボタン274C、274Aは、利用者の部屋にアクセスするためにリンク情報して機能する。
一方、利用者Cと友達関係にある利用者には、利用者Cの回答部分が伏せられたメッセージを受け取る。この伏せられた部分が気になる利用者は、利用者Bの部屋を訪問するので、さらにコミュニケーションを促進することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の応用・変形が可能である。なお、次に述べる応用・変形の態様は、任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
上述した実施形態では、情報生成部138を管理サーバ12に設けたが、端末装置20に設ける構成としたが、図20に示されるように、端末装置20に、情報生成部138と同等な機能を有する情報生成部238を持たせる構成としても良い。詳細には、表示制御部131から供給された部屋情報に含まれる質問と、フィールド272に入力された回答とから、メッセージを、端末装置20を操作する利用者が投稿したものとして生成して、メッセージ受付部156に供給しても良い。
実施形態などでは、情報生成部138(238)が生成するメッセージとして、図6に示したように、回答者による回答部分を伏せた態様と、回答部分を伏せていない態様とを例示したが、本発明はこれに限られない。例えば、図21に質問内容に相当する部分の一部と回答内容とを伏せた態様と、伏せていない態様とで生成する構成としても良い。
このように回答とともに質問の一部について伏せたメッセージを閲覧した利用者からすれば、質問と回答とを知りたがる傾向が増す。このため、それだけ利用者の部屋の訪問、質問に対する回答を通じたコミュニケーションを促進させることができる。
このように質問の一部を伏せると、コミュニケーションの促進を図ることができる一方で、伏せた部分が多すぎると、それを閲覧した利用者は、内容を想像(または理解)しにくくなる。このため、質問と回答とに関連して生成されるメッセージのうち、どの部分を伏せて、どの部分を伏せないのかを、回答者、質問者またはメッセージ閲覧装置10の管理者のいずれかで設定できるようにしても良い。
実施形態では、第1情報を部屋の訪問者に提示される質問とし、第2情報を当該質問に対して訪問者が端末装置を操作して入力した回答として説明したが、本発明はこれに限られない。すなわち、第1情報が提示されたときに、当該第1情報に対して利用者が入力や選択などにより指定した情報を第2情報として、これらの第1情報と第2情報とに関連して第3情報を生成する構成であれば良い。例えば、アンケートなどのように調査事項を第1情報とし、この調査項目に対して利用者が複数の選択肢のなかから選択した項目を第2情報として、これらに関連したメッセージを生成する構成などが考えられる。
実施形態では、メッセージ閲覧装置10は、管理サーバ12とSNSサーバ14とに分けたが、端末装置20の側からみれば、区別する必要がないので、機能的にみて一体であれば良い。
実施形態では、管理サーバ12が利用者情報記憶部134を管理側記憶部132に内包して管理する構成としていたが、管理サーバ12、SNSサーバ14以外の外部サーバで管理する構成、すなわちクラウドコンピューティングで管理するようにしても良い。アバター情報記憶部133や、友達関係記憶部153、投稿記憶部154についても、外部サーバで管理する構成としても良い。
実施形態では、部屋を訪問した利用者の回答内容(投稿メッセージ)を投稿記憶部154から取得する際に、投稿時間をキーの1つとして用いたが、例えば投稿メッセージに一意に付与されるメッセージIDをキーとして用いても良い。
なお、メッセージIDは、例えば受け付けたメッセージに対してメッセージ受付部156によって一意に付与される。このため、表示制御部131は、部屋を訪問した利用者が回答したときに、部屋情報にメッセージIDを関連付けて記憶する場合、情報生成部138によって生成されたメッセージを受け付けたときに、メッセージ受付部156によって付与されたメッセージIDの提供を受けるなど処理が必要となる。
また、実施形態では、情報生成部138は、質問Qusと、回答受付部136で受け付けられた回答Ansとに関連して、回答が伏せられている態様と、回答が伏せられていない態様との2態様のメッセージを、回答者である利用者が、時刻情報で示される時刻で投稿したとみなされるように生成して、メッセージ受付部156に供給する構成としたが、本発明はこれに限られない。例えば、回答が伏せられている態様のメッセーのみを、情報生成部138が回答者である利用者が投稿したとみなされるように生成してメッセージ受付部156に供給し、回答が伏せられていない態様のメッセージは、管理サーバ12の利用者情報記憶部134に、回答者または/および質問者の利用者IDに関連付けて記憶して、質問者である利用者の利用情報にアクセスした利用者に対して提示するようにしても良い。このようにすることで、従来のSNSサービスを提供するSNSサーバ14に手を加えることなく、管理サーバ12に対して上述した機能を実装することで、本発明を実施することが可能となる。
Claims (8)
- 複数の利用者のそれぞれによって各々が操作される端末装置と通信可能なメッセージ閲覧装置であって、
一の利用者によって投稿されたメッセージを端末装置から受け付けるメッセージ受付部と、
受け付けたメッセージを前記複数の利用者の一部または全部の端末装置に閲覧可能に提供するメッセージ提供部と、
前記複数の利用者の利用者情報を利用者ごとに記憶する利用者情報記憶部を参照して、前記複数の利用者のうちの第1利用者の利用者情報にアクセスした第2利用者の端末装置に対し、所定の第1情報を提示する提示部と、
を含み、
前記メッセージ受付部は、
前記提示部が前記第2利用者の端末装置に提示した第1情報と、当該第1情報に対して前記第2利用者が当該端末装置を操作することで指定した第2情報とに関連して生成された第3情報を、前記第2利用者によって投稿されたメッセージとして受け付ける
ことを特徴とするメッセージ閲覧装置。 - 前記提示部が提示した第1情報に対する第2情報を前記第2利用者の端末装置から受け付ける情報受付部と、
前記情報受付部が前記第2利用者の端末装置から前記第2情報を受け付けたことに応じて、当該第1情報と当該第2情報とに関連した第3情報を生成する情報生成部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ閲覧装置。 - 前記情報生成部は、
前記第3情報に、前記第1利用者の利用者情報にアクセスするためのリンク情報を含める
ことを特徴とする請求項2に記載のメッセージ閲覧装置。 - 前記メッセージ提供部は、
前記複数の利用者のうちの所定の条件を満たしていない利用者の端末装置に対しては、前記第2情報を含まない態様で前記第3情報を提供し、
前記複数の利用者のうちの前記所定の条件を満たした利用者の端末装置に対しては、前記第2情報を含む態様で前記第3情報を提供する
ことを特徴とする請求項2または3に記載のメッセージ閲覧装置。 - 前記メッセージ提供部は、
前記複数の利用者のうちの所定の条件を満たしていない利用者の端末装置に対しては、前記第1情報に対応した情報における所定の一部を含まない態様で前記第3情報を提供し、
前記複数の利用者のうちの前記所定の条件を満たした利用者の端末装置に対しては、前記第1情報に対応した情報における所定の一部を含む態様で前記第3情報を提供する
ことを特徴とする請求項2または3に記載のメッセージ閲覧装置。 - 前記所定の条件は、前記提示部が提示した前記第1情報に対する前記第2情報を前記第2利用者の端末装置から受け付けた後に、前記第1利用者の利用者情報にアクセスしたこと
であることを特徴とする請求項4または5に記載のメッセージ閲覧装置。 - 複数の利用者のそれぞれによって各々が操作される端末装置と通信可能なメッセージ管方法置であって、
一の利用者によって投稿されたメッセージを端末装置から受け付ける受付ステップと、
受け付けたメッセージを前記複数の利用者の一部または全部の端末装置に閲覧可能に提供する提供ステップと、
前記複数の利用者の利用者情報を利用者ごとに記憶する利用者情報記憶部を参照して、前記複数の利用者のうちの第1利用者の利用者情報にアクセスした第2利用者の端末装置に対し、所定の第1情報を提示する提示ステップと、
を含み、
前記受付ステップは、
前記提示部が前記第2利用者の端末装置に提示した第1情報と、当該第1情報に対して前記第2利用者が当該端末装置を操作することで指定した第2情報とに関連して生成された第3情報を、前記第2利用者によって投稿されたメッセージとして受け付ける
ことを特徴とするメッセージ閲覧方法。 - 複数の利用者のそれぞれによって各々が操作される端末装置と通信可能なコンピューターを、
一の利用者によって投稿されたメッセージを端末装置から受け付けるメッセージ受付部、
受け付けたメッセージを前記複数の利用者の一部または全部の端末装置に閲覧可能に提供するメッセージ提供部、および、
前記複数の利用者の利用者情報を利用者ごとに記憶する利用者情報記憶部を参照して、前記複数の利用者のうちの第1利用者の利用者情報にアクセスした第2利用者の端末装置に対し、所定の第1情報を提示する提示部、
として機能させるプログラムであって、
前記メッセージ受付部は、
前記提示部が前記第2利用者の端末装置に提示した第1情報と、当該第1情報に対して前記第2利用者が当該端末装置を操作することで指定した第2情報とに関連して生成された第3情報を、前記第2利用者によって投稿されたメッセージとして受け付ける
ことを特徴とするプログラム。
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