JP2014106027A - 巻尺ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】受け入れ部の破損を抑制することができる巻尺ホルダを提供する。
【解決手段】巻尺ホルダ100は、ベルト101に取り付けられた状態で巻尺102を保持するためのものであって、巻尺102に取り付けられる差し込み体10と、差し込み体10を受け入れ可能な本体部20とを備えている。本体部20は、ベルト101に取り付けられる取り付け部21と、差し込み体10を受け入れる受け入れ部Rとを含んでいる。本体部20は、受け入れ部Rを規定する金属部材を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は巻尺ホルダに関し、特に、ベルトに取り付けられた状態で巻尺を保持するための巻尺ホルダに関するものである。
従来、作業者のベルトに取り付け可能な巻尺ホルダが用いられている。たとえば、特開2003−127072号公報(特許文献1)および登録実用新案第3163381号公報(特許文献2)には、巻尺に取り付けられた差し込み体を本体部に着脱することで巻尺を着脱可能な巻尺ホルダが開示されている。これらのような巻尺ホルダでは、差し込み体は本体部の受け入れ部に挿入される。
特開2003−127072号公報 登録実用新案第3163381号公報
上記のような巻尺ホルダでは、受け入れ部の材料にプラスチック樹脂が使用されている。そのため、巻尺の装着時などに差し込み体から受け入れ部に荷重が加わると、当該受け入れ部が破損することがあった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、受け入れ部の破損を抑制することができる巻尺ホルダを提供することである。
本発明の巻尺ホルダは、ベルトに取り付けられた状態で巻尺を保持するためのものであって、巻尺に取り付けられる差し込み体と、差し込み体を受け入れ可能な本体部とを備えている。本体部は、ベルトに取り付けられる取り付け部と、差し込み体を受け入れる受け入れ部とを含んでいる。本体部は、受け入れ部を規定する金属部材を有する。
本発明の巻尺ホルダによれば、本体部は受け入れ部を規定する金属部材を有しているため、受け入れ部がプラスチック樹脂で形成されている場合に比べて受け入れ部の強度を向上することができる。このため、受け入れ部の破損を抑制することができる。
上記の巻尺ホルダでは、好ましくは、本体部は、差し込み体を受け入れる受け入れ軌道と交差する方向に移動可能な係止部と、係止部を受け入れ軌道と交差する方向に移動するように付勢可能な弾性部材と、受け入れ軌道に対して斜め方向に受け入れ部に向かって移動可能なスイッチ部とを含んでいる。スイッチ部が移動することで、係止部が弾性部材の付勢力に抗して受け入れ軌道から離れる方向に移動された状態で、差し込み体は、受け入れ部から取り出されるように構成されている。
スイッチ部が受け入れ軌道に対して斜め方向に受け入れ部に向かって移動するため、作業者はスイッチ部を押し込んだ状態で巻尺を取り外しやすい。つまり、作業者は片手の親指でスイッチ部を押し込みつつ片手の残りの指で巻尺をつかみやすい。この作業者の手の動きは自然な手の関節の動きに従うものであるため、作業者は自然な動作で巻尺を取り外すことができる。よって、作業者の巻尺を取り出す動作の負担を軽減することができる。
上記の巻尺ホルダでは、好ましくは、差し込み体および受け入れ部のいずれか一方は凸部を含み、他方は凹部を含んでいる。差し込み体が受け入れ部に受け入れられた状態で凸部と凹部とは嵌合するように構成されている。凸部と凹部とが嵌合することで差し込み体を受け入れ部にしっかりと保持することができる。
上記の巻尺ホルダは、好ましくは、巻尺に接続された紐部材をさらに備えている。本体部は、紐部材に接続され、受け入れ軌道と交差する方向における本体部の端部に配置された接続部をさらに備えている。紐部材は、差し込み体が受け入れ部に受け入れられる際に、受け入れ軌道に対して接続部と同じ側において巻尺に接続されている。このため、差し込み体が受け入れ部に受け入れられる際に、受け入れ軌道に紐部材が入ることを抑制することができる。これにより、差し込み体の受け入れ部への受け入れが紐部材によって阻害されることが抑制される。よって、巻尺の装着時の作業性を向上することができる。
上記の巻尺ホルダでは、好ましくは、接続部は紐部材を挿通可能な貫通孔部と、貫通孔部を取り囲む貫通孔周辺部とを含んでいる。貫通孔周辺部は金属部材で形成されている。これにより、接続部の強度を向上することができる。
上記の巻尺ホルダでは、好ましくは、差し込み体は金属からなっている。このため、差し込み体の強度を向上することができる。これにより、受け入れ部を規定する金属材料と接触することによって、差し込み体が破損することを抑制することができる。
以上説明したように、本発明の巻尺ホルダによれば、受け入れ部の破損を抑制することができる。
本発明の一実施の形態における巻尺ホルダの概略斜視図であって、巻尺ホルダに巻尺が装着されており、巻尺ホルダがベルトに取り付けられた状態を示す図である。 本発明の一実施の形態における巻尺ホルダの概略斜視図であって、巻尺ホルダに巻尺が着脱される様子を示す図である。 本発明の一実施の形態における巻尺ホルダの差し込み体が巻尺に取り付けられた状態を示す概略斜視図である。 本発明の一実施の形態における巻尺ホルダの差し込み体の概略斜視図である。 本発明の一実施の形態における巻尺ホルダのスイッチ部周辺を示す概略正面図であって、スイッチ部が押し込まれる前の状態を示す図である。 本発明の一実施の形態における巻尺ホルダのスイッチ部周辺を示す概略正面図であって、スイッチ部が押し込まれた状態を示す図である。 本発明の一実施の形態における巻尺ホルダのスイッチ部周辺を示す概略正面図であって、スイッチ部が押し込まれた状態で差し込み体が受け入れ部から取り出された状態を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダの差し込み体が巻尺に取り付けられた状態を示す概略斜視図である。 本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダの差し込み体の概略斜視図である。 本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダのスイッチ部周辺を示す概略正面図であって、スイッチ部が押し込まれる前の状態を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダのスイッチ部周辺を示す概略正面図であって、スイッチ部が押し込まれた状態を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダのスイッチ部周辺を示す概略正面図であって、スイッチ部が押し込まれた状態で差し込み体が受け入れ部から取り出された状態を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施の形態の巻尺ホルダの構成について説明する。
図1を参照して、本実施の形態の巻尺ホルダ100は、ベルト101に取り付けられた状態で巻尺102を保持するためのものである。巻尺ホルダ100に巻尺102が装着されている。また巻尺ホルダ100はベルト101に取り付けられている。なお、ベルト101はズボンのベルト通しに挿入された状態で示されているが、図1では見やすくするためズボンは図示されていない。この点は図2でも同様である。
主に図2〜図5を参照して、巻尺ホルダ100は、巻尺102に取り付けられる差し込み体10と、差し込み体10を受け入れ可能な本体部20とを主に有している。
図3および図4を参照して、差し込み体10は、円弧状部10aと、張出部10bと、胴体部10cとを有している。円弧状部10aは差し込み体10の先端部に配置されており、張出部10bは差し込み体10の後端部に配置されている。円弧状部10aは略半円状に形成されており、胴体部10cの先端から外側に張り出すように形成されている。張出部10bは胴体部10cの両側面から側方に張り出すように形成されている。胴体部10cは円弧状部10aと張出部10bとを連結している。円弧状部10aは、差し込み体10の厚み方向において、張出部10bと異なる高さ位置に配置されている。円弧状部10aの上端面10dは、外側が差し込み体10の先端部側に下がるように傾斜している。
差し込み体10は、厚み方向において張出部10b側から巻尺102に固定されている。差し込み体10はその中央部で巻尺102にねじ止めされている。また、差し込み体10は巻尺102の一方面102aの中央部に固定されている。したがって、張出部10bは巻尺102の一方面102aから間隔をあけて配置されている。差し込み体10は樹脂からなっている。なお、差し込み体10は金属からなっていてもよい。
主に図2および図5を参照して、本体部20は、取り付け部21と、カバー部材22と、係止部23と、弾性部材24と、スイッチ部25と、接続部26とを有している。なお、図5では、見やすくするためにカバー部材22はその外形が一点鎖線で示されており、カバー部材22の裏側に配置された係止部23などは実線で示されている。また、図5では、見やすくするため巻尺102は図示されていない。
取り付け部21はベルト101に取り付けられるように構成されている。取り付け部21はベルト101を挿入可能な内部空間21aを有している。内部空間21aは本体部20の両側を貫通するように形成されている。
カバー部材22は、係止部23と、弾性部材24と、スイッチ部25とを本体部20に保持すように形成されている。カバー部材22は中央部にガイド部22aを有している。ガイド部22aは差し込み体10の胴体部10cと係合して差し込み体10を案内可能に構成されている。
また、カバー部材22と取り付け部21との間に収容空間Sが設けられている。収容空間Sは差し込み体10の円弧状部10aおよび張出部10bを収容可能に構成されている。この収容空間Sに差し込み体10の円弧状部10aおよび張出部10bの少なくとも一部が収容されることで、差し込み体10がカバー部材22側に脱落することを防ぐことができる。
カバー部材22と収容空間Sとによって受け入れ部Rが構成されている。受け入れ部Rは差し込み体10を受け入れるように構成されている。なお、ガイド部22aの厚みが大きく、ガイド部22aで差し込み体10を保持可能な場合には、カバー部材22と取り付け部21との間に収容空間Sが設けられていなくてもよい。
カバー部材22は金属部材で構成されている。これにより、本体部20は受け入れ部Rを規定する金属部材を有している。なお、カバー部材22の全体が金属部材で構成されている必要はなく、ガイド部22aが金属部材で構成されていればよい。また、カバー部材22の表面側および裏面側のいずれかが金属部材で構成されていてもよい。
係止部23は差し込み体10を受け入れる受け入れ軌道30と交差する方向に移動可能に構成されている。受け入れ軌道30は差し込み体10の外形が通過する領域を有している。係止部23は第1の係合面23aおよび第2の係合面23bを有している。第1の係合面23aは、スイッチ部25の先端に設けられた斜面25aに摺動可能に形成されている。第2の係合面23bは、差し込み体10の円弧状部10aの上端面10dに摺動可能に構成されている。本発明の一実施の形態では、係止部23は受け入れ軌道30に対して斜め下方向に移動可能に構成されている。
弾性部材24は係止部23を受け入れ軌道30と交差する方向に移動するように付勢可能に構成されている。弾性部材24は係止部23と本体部20の側面部20aとの間に配置されており、受け入れ軌道30に向かって伸縮することで係止部23を付勢可能に形成されている。弾性部材24はたとえばコイルばねである。
スイッチ部25は受け入れ軌道30に対して斜め方向に受け入れ部Rに向かって移動可能に構成されている。本発明の一実施の形態では、スイッチ部25は受け入れ軌道30に対して斜め上方向に移動可能に構成されている。スイッチ部25は後端を押されることで先端に設けられた斜面25aで係止部23を押圧可能に構成されている。スイッチ部25が移動することで、係止部23が弾性部材24の付勢力に抗して受け入れ軌道30から離れる方向に移動された状態で、差し込み体10は、受け入れ部Rから取り出されるように構成されている。
接続部26は受け入れ軌道30と交差する方向における本体部20の端部に配置されている。カバー部材22はガイド部22aを挟んでスイッチ部25と反対側に接続部26を有している。接続部26は、貫通孔部26aと、貫通孔周辺部26bとを有している。貫通孔部26aは、紐部材31を挿通可能に形成されている。貫通孔周辺部26bは、貫通孔部26aを取り囲むように形成されている。貫通孔周辺部26bはカバー部材22を構成する金属部材で形成されている。つまり、接続部26とカバー部材22とは金属部材で一体に形成されている。なお、接続部26はカバー部材22と一体に形成されている必要はなく、別体に形成されていてもよい。
また、差し込み体10は先端部に凸部41を有している。凸部41は円弧状部10a上の形成されている。受け入れ部Rは凸部41と嵌合可能な凹部42を有している。凹部42はガイド部22aの下端に形成されている。差し込み体10が受け入れ部Rに受け入れられた状態で、凸部41と凹部42とは嵌合するように構成されている。
なお、差し込み体10が凹部42を有しており、受け入れ部Rが凸部41を有していてもよい。つまり、差し込み体10および受け入れ部Rのいずれか一方は凸部41を有し、他方は凹部42を有していればよい。
また、再び図2を参照して、巻尺ホルダ100は紐部材31を有している。紐部材31は取り付けのための取付具32を有していてもよい。紐部材31は巻尺102と接続部26とに接続されている。紐部材31は、差し込み体10が受け入れ部Rに受け入れられる際に、受け入れ軌道30に対して接続部26と同じ側において巻尺102に接続されている。つまり、巻尺102の紐部材31との接続部分と接続部26とが同じ側に配置されている。
次に、本発明の一実施の形態の巻尺ホルダの使用状態について説明する。
再び図1を参照して、巻尺ホルダ100はベルト101に取り付けられた状態で使用される。巻尺ホルダ100は巻尺102を保持している。この状態では、図5に示すように、差し込み体10が受け入れ部Rに受け入れられている。具体的には、差し込み体10の円弧状部10aおよび張出部10bが収容空間Sに収容され、胴体部10cがガイド部22aに係合されている。また差し込み体10の凸部41が受け入れ部Rの凹部42と嵌合している。円弧状部10aの上端面10dには弾性部材24に付勢された係止部23の第2の係合面23bが係合されている。巻尺ホルダ100から巻尺102を取り外す場合にはスイッチ部25の後端が図5中矢印A1方向(斜め左下方向)に押される。これにより、スイッチ部25は受け入れ軌道30に対して斜め方向に受け入れ部Rに向かって移動する。
図6を参照して、スイッチ部25が押し込まれると、スイッチ部25によって係止部23が押される。具体的には、スイッチ部25の先端に設けられた斜面25aに係止部23の第1の係合面23aが摺動しながら係止部23が押される。これにより、係止部23は受け入れ軌道30と交差する方向に移動する。つまり、係止部23は、図6中矢印A2方向(斜め右下方向)に移動する。本発明の一実施の形態では、スイッチ部25が押される方向A1と係止部23が移動する方向A2とは略直交している。係止部23は弾性部材24の付勢力に抗して受け入れ軌道30から離れる方向に移動する。これにより、差し込み体10の円弧状部10aと係止部23の第2の係合面23bとの係合が解除される。
図7を参照して、スイッチ部25が押し込まれて係止部23が受け入れ軌道30から離れる方向に移動した状態で、差し込み体10が受け入れ軌道30上を移動する。これにより、差し込み体10は受け入れ部Rから図中矢印A3方向(上方向)に取り出される。このようにして、図2に示すように、巻尺ホルダ100がベルト101に取り付けられた状態で巻尺ホルダ100から巻尺102が取り外される。
次に、本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダについて説明する。なお、上記と同一の機能を果たす要素には同一の参照符号を付し、その説明は、特に必要がなければ繰り返さない。
図8〜図10を参照して、本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダ100では、差し込み体10の円弧状部10aの上端面10dは略水平に形成されている。つまり、円弧状部10aの上端面10dは受け入れ軌道30と略直交するように形成されている。また、本発明の一実施の形態における変形例の巻尺ホルダ100では、係止部23は受け入れ軌道30に対して略直交する方向に移動可能に構成されている。
なお、本発明の一実施の形態における変形例の巻尺ホルダでは、差し込み体10は先端部に凸部41を有しておらす、受け入れ部Rは凸部41と嵌合可能な凹部42を有していない。しかしながら、差し込み体10に凸部41が設けられ、受け入れ部Rに凹部42が設けられていてもよい。そして、差し込み体10が受け入れ部Rに受け入れられた状態で、凸部41と凹部42とは嵌合するように構成されていてもよい。
次に、本発明の一実施の形態の巻尺ホルダの使用状態について説明する。
再び図10を参照して、差し込み体10の円弧状部10aの上端面10dには弾性部材24に付勢された係止部の第2の係合面23bが係合されている。巻尺ホルダ100から巻尺102を取り外す場合にはスイッチ部25の後端が図5中矢印A1方向(斜め左下方向)に押される。これにより、スイッチ部25は受け入れ軌道30に対して斜め方向に受け入れ部Rに向かって移動する。
図11を参照して、スイッチ部25が押し込まれると、スイッチ部25によって係止部23が押される。具体的には、スイッチ部25の先端に設けられた斜面25aに係止部23の第1の係合面23aが摺動しながら係止部23が押される。これにより、係止部23は受け入れ軌道30と略直交する方向に移動する。つまり、係止部23は、図11中矢印A4方向(水平方向)に移動する。本発明の一実施の形態の変形例における巻尺ホルダ100では、スイッチ部25が押される方向A1と係止部23が移動する方向A4とのなす角度は、たとえば60度に設定されている。係止部23は弾性部材24の付勢力に抗して受け入れ軌道30から離れる方向に移動する。これにより、差し込み体10の円弧状部10aと係止部23の第2の係合面23bとの係合が解除される。
図12を参照して、スイッチ部25が押し込まれて係止部23が受け入れ軌道30から離れる方向に移動した状態で、差し込み体10が受け入れ軌道30上を移動する。これにより、差し込み体10は受け入れ部Rから図中矢印A3方向(上方向)に取り出される。
次に、本発明の一実施の形態の巻尺ホルダの作用効果について説明する。
本発明の一実施の形態の巻尺ホルダ100によれば、本体部20は受け入れ部Rを規定する金属部材を有しているため、受け入れ部Rがプラスチック樹脂で形成されている場合に比べて受け入れ部Rの強度を向上することができる。このため、受け入れ部Rの破損を抑制することができる。
本発明の一実施の形態の巻尺ホルダ100によれば、スイッチ部25が受け入れ軌道30に対して斜め方向に受け入れ部Rに向かって移動するため、作業者はスイッチ部25を押し込んだ状態で巻尺102を取り外しやすい。つまり、作業者は片手の親指でスイッチ部25を押し込みつつ片手の残りの指で巻尺をつかみやすい。この作業者の手の動きは自然な手の関節の動きに従うものであるため、作業者は自然な動作で巻尺102を取り外すことができる。よって、作業者の巻尺102を取り出す動作の負担を軽減することができる。
本発明の一実施の形態の巻尺ホルダ100によれば、差し込み体10が受け入れ部Rに受け入れられた状態で凸部41と凹部42とは嵌合するように構成されている。このため、凸部41と凹部42とが嵌合することで差し込み体10を受け入れ部Rにしっかりと保持することができる。
本発明の一実施の形態の巻尺ホルダ100によれば、紐部材31は、差し込み体10が受け入れ部Rに受け入れられる際に、受け入れ軌道30に対して接続部26と同じ側において巻尺102に接続されている。このため、差し込み体10が受け入れ部Rに受け入れられる際に、受け入れ軌道30に紐部材31が入ることを抑制することができる。これにより、差し込み体10の受け入れ部Rへの受け入れが紐部材31によって阻害されることが抑制される。よって、巻尺102の装着時の作業性を向上することができる。
本発明の一実施の形態の巻尺ホルダ100では、接続部26の貫通孔部26aを取り囲む貫通孔周辺部26bはカバー部材22を構成する金属部材で形成されている。これにより、接続部26の強度を向上することができる。
本発明の一実施の形態の巻尺ホルダ100では、差し込み体10は金属からなっていてもよい。この場合、差し込み体10が樹脂からなっている場合と比較して、差し込み体10の強度を向上することができる。このため、受け入れ部Rを規定する金属材料と接触することによって、差し込み体10が破損することを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、ベルトに取り付けられた状態で巻尺を保持するための巻尺ホルダに特に有利に適用され得る。
10 差し込み体、10a 円弧状部、10b 張出部、10c 胴体部、10d 上端面、20 本体部、20a 側面部、21 取り付け部、21a 内部空間、22 カバー部材、22a ガイド部、23 係止部、23a 第1の係合面、23b 第2の係合面、24 弾性部材、25 スイッチ部、25a 斜面、26 接続部、26a 貫通孔部、26b 貫通孔周辺部、30 受け入れ軌道、31 紐部材、32 取付具、41 凸部、42 凹部、100 巻尺ホルダ、101 ベルト、102 巻尺、102a 一方面、R 受け入れ部、S 収容空間。

Claims (6)

  1. ベルトに取り付けられた状態で巻尺を保持するための巻尺ホルダであって、
    前記巻尺に取り付けられる差し込み体と、
    前記差し込み体を受け入れ可能な本体部とを備え、
    前記本体部は、
    前記ベルトに取り付けられる取り付け部と、前記差し込み体を受け入れる受け入れ部とを含み、
    前記本体部は、前記受け入れ部を規定する金属部材を有する、巻尺ホルダ。
  2. 前記本体部は、
    前記差し込み体を受け入れる受け入れ軌道と交差する方向に移動可能な係止部と、
    前記係止部を前記受け入れ軌道と交差する方向に移動するように付勢可能な弾性部材と、
    前記受け入れ軌道に対して斜め方向に前記受け入れ部に向かって移動可能なスイッチ部とを含み、
    前記スイッチ部が移動することで、前記係止部が前記弾性部材の付勢力に抗して前記受け入れ軌道から離れる方向に移動された状態で、前記差し込み体は、前記受け入れ部から取り出されるように構成されている、請求項1に記載の巻尺ホルダ。
  3. 前記差し込み体および前記受け入れ部のいずれか一方は凸部を含み、他方は凹部を含み、
    前記差し込み体が前記受け入れ部に受け入れられた状態で前記凸部と前記凹部とは嵌合するように構成されている、請求項1または2に記載の巻尺ホルダ。
  4. 前記巻尺に接続された紐部材をさらに備え、
    前記本体部は、前記紐部材に接続され、前記受け入れ軌道と交差する方向における前記本体部の端部に配置された接続部をさらに備え、
    前記紐部材は、前記差し込み体が前記受け入れ部に受け入れられる際に、前記受け入れ軌道に対して前記接続部と同じ側において前記巻尺に接続されている、請求項1〜3のいずれかに記載の巻尺ホルダ。
  5. 前記接続部は、前記紐部材を挿通可能な貫通孔部と、前記貫通孔部を取り囲む貫通孔周辺部とを含み、
    前記貫通孔周辺部は前記金属部材で形成されている、請求項4に記載の巻尺ホルダ。
  6. 前記差し込み体は金属からなっている、請求項1〜5のいずれかに記載の巻尺ホルダ。
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