JP2014105638A - エンジンの補機駆動構造 - Google Patents

エンジンの補機駆動構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2014105638A
JP2014105638A JP2012259583A JP2012259583A JP2014105638A JP 2014105638 A JP2014105638 A JP 2014105638A JP 2012259583 A JP2012259583 A JP 2012259583A JP 2012259583 A JP2012259583 A JP 2012259583A JP 2014105638 A JP2014105638 A JP 2014105638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
sprocket
guide member
chain guide
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012259583A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Ozawa
智也 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012259583A priority Critical patent/JP2014105638A/ja
Publication of JP2014105638A publication Critical patent/JP2014105638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

【課題】構成の簡素化が確保できると共に補機の支持剛性が確保できるエンジンの補機駆動構造を提供する。
【解決手段】クランク軸によって回転駆動されるチェーンスプロケット6と、カムスプロケット12、14と、各スプロケット6、12、14に巻き掛けられるタイミングチェーン16とが配置され、タイミングチェーン16にガイド面22、26が摺接するチェーンガイド20と、チェーンガイド20に設けられて補機スプロケット33がタイミングチェーン16に噛合うオイルポンプ30とを備える。チェーンガイド20にオイルポンプ30を取り付ける簡単な構成でオイルポンプ30の取付支持剛性が確保できる。チェーンガイド20にオイルポンプ30を取付支持することで、チェーンガイド20の設置範囲内にオイルポンプ30が配置され、専用の補機設置スペースが省略されてレイアウトの自由度が確保できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの補機駆動構造に関し、特にタイミングチェーンによって駆動される補機の駆動構造に関する。
従来、エンジンに設けられるオイルポンプ、ウォータポンプ、ブレーキ用負圧ポンプ等の補機は、エンジンの回転を駆動源とするタイミングチェーン等を介して駆動される。
この種のタイミングチェーンによって駆動する補機駆動構造の一例として特許文献1がある。この特許文献1による補機駆動構造を図5を参照して説明する。
タイミングチェーン101は、その内周側にクランク軸の端部に固定されたクランクスプロケット102、2個の各カム軸に固定されたカムスプロケット103、103に巻掛けられる。両カムスプロケット103、103の間においてタイミングチェーン101の外周側にオイルポンプ等の補機を駆動する補機スプロケット105が噛合する。
補機スプロケット105のタイミングチェーン101の走行方向前後には、タイミングチェーン101の外周側に摺接して補機スプロケット105の巻掛け角を保持するチェーンガイド106、107が配設される。また、タイミングチェーン101の外周にチェーンガイド108及びチェーンテンショナ装置110が配設される。
クランク軸に固定されたクランクスプロケット102の駆動力は、タイミングチェーン101により2個のカムスプロケット103、103に伝達され、カム軸を同期して回転する。また、タイミングチェーン101に噛合する補機スプロケット105に伝達され、オイルポンプ等の補機を駆動する。
特開2010−20350号公報
上記特許文献1によると、補機スプロケット105のタイミングチェーン101の走行方向前後にチェーンガイド106、107を配置して補機スプロケット105に対するタイミングチェーン101の巻掛け角を保持することで、補機の安定した駆動が得られる。
しかし、補機スプロケット105に隣接して前後に2個のチェーンガイド106、107を配置することから構成が複雑になると共に、タイミングチェーン101の走行経路が複雑に折曲してエンジン前部のレイアウトが大きく制限される。
一方、エンジン本体の前部には、種々の補機が取り付けられるため、これらの補機のレイアウトの自由度が低く、また、仕様等によりエンジンに設けられる補機が異なり、追加して配置される補機の配設スペースの確保が困難な場合がある。一方、タイミングチェーンにより駆動される補機は、振動音を抑制すべく支持剛性を高めて組み付ける必要がある。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、簡単な構成で安定した補機の作動が確保できると共に補機の支持剛性に優れたエンジンの補機駆動構造を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1の発明は、エンジン本体の前部に設けられたクランク軸によって回転駆動されるチェーンスプロケットと、カムスプロケットと、両スプロケットの間に巻き掛けられるタイミングチェーンとが配置され、前記チェーンスプロケットとカムスプロケットとの間において前記エンジン本体に配置されて前記タイミングチェーンにガイド面が摺接してガイドするチェーンガイドと、補機スプロケットが前記タイミングチェーンに噛合して駆動される補機とを備えたエンジンの補機駆動構造において、前記補機が前記チェーンガイドに設けられ、かつ該補機スプロケットが前記チェーンガイドのガイド面に沿って走行するタイミングチェーンに噛合して駆動されることを特徴とする。
これによると、エンジン本体に配置されたチェーンガイドに補機を取り付ける簡単な構成で補機の取付支持剛性が確保できると共に、チェーンガイドの設置範囲内に補機が配置されることから、専用の補機設置スペースが省略されて補機の取付レイアウトの自由度が確保できる。
また、補機の補機スプロケットは、チェーンガイドのガイド面にガイドされるタイミングチェーンに噛合することで、確実なタイミングチェーンと補機スプロケットとの噛合が確保され安定した補機の作動が得られる。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のエンジンの補機駆動構造において、前記チェーンガイドは、エンジン本体に取り付けられて前記タイミングチェーンに沿って延在する第1ガイド面を備えた第1チェーンガイド部材と、該第1チェーンガイド部材と間隔を隔ててエンジン本体に取り付けられて前記タイミングチェーンに沿って延在する第2ガイド面を備えた第2チェーンガイド部材とを備え、前記補機は、前記第1チェーンガイド部材と第2チェーンガイド部材間に架設して設けられ、前記補機スプロケットが前記第1ガイド部材の第1ガイド面と第2ガイド部材の第2ガイド面との間隙から突出して前記第1ガイド面及び第2ガイド面にガイドされて走行する前記タイミングチェーンに噛合して駆動されることを特徴とする。
これによると、チェーンガイドをエンジン本体に取付けられる第1チェーンガイド部材と、第2チェーンガイド部材とによって構成し、第1チェーンガイド部材と第2チェーンガイド部材間に補機を架設して取り付ける簡単な構成で補機の取付支持剛性が確保できる。
また、第1チェーンガイド部材及び第2チェーンガイド部材に架設された補機の補機スプロケットが、第1チェーンガイド部材の第1ガイド面と第2チェーンガイド部材の第2ガイド面との間から突出して第1ガイド面及び第2ガイド面にガイドされるタイミングチェーンに噛合することで、確実なタイミングチェーンと補機スプロケットの噛合が確保され、安定した補機の作動が得られる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のエンジンの補機駆動構造において、前記第1チェーンガイド部材及び第2チェーンガイド部材は、取付ボルトによりエンジン本体に締結され、前記補機は、前記補機スプロケットを有する補機本体と、該補機本体に設けられて前記第1チェーンガイド部材に取付ボルトにより締結される第1ブラケットと第2チェーンガイド部材に取付ボルトにより締結される第2ブラケットとを備えたことを特徴とする。
これによると、エンジン本体に取付ボルトによって強固に取付けられる第1チェーンガイド部材と第2チェーンガイド部材に補機を取付ボルトによって結合する簡単な構成で補機の取付支持剛性が確保できる。
また、予め第1チェーンガイド部材と第2チェーンガイド部材に補機を結合して、この補機が結合された第1チェーンガイド部材及び第2チェーンガイド部材をエンジン本体に取付ボルトで締結することで、補機の取付作業の簡素化を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のエンジンの補機駆動構造において、前記チェーンガイドのガイド面と前記補機スプロケットとの間に介在する前記タイミングチェーンに該補機スプロケットが噛合することを特徴とする。
これによると、チェーンガイドのガイド面と補機スプロケットとの間に介在した状態のタイミングチェーンに補機スプロケットが噛み合うことで、タイミングチェーンと補機スプロケットの噛み合い状態が確実に維持され、高負荷の補機であっても安定した作動が得られる。
本発明によると、エンジン本体に配置されたチェーンガイドに補機を取り付ける簡単な構成で補機の取付支持剛性が確保でき、かつチェーンガイドの設置範囲に補機が配置され、専用の補機設置スペースが省略されて補機の取付レイアウトの自由度が確保できる。また、補機の補機スプロケットは、チェーンガイドのガイド面にガイドされるタイミングチェーンに噛合することで、タイミングチェーンと補機スプロケットの確実な噛合が確保でき、安定した補機の作動が得られる。
エンジンの補機駆動構造の第1実施の形態の概要を示すエンジンの前面図である。 図1のII部拡大図である。 第2実施の形態の概要を示すエンジンの前面図である。 図3のIV部拡大図である。 従来のエンジンの補機駆動装置の概要説明図である。
(第1実施の形態)
以下、本発明の第1実施の形態を水平対向型エンジンの場合を例に図1及び図2を参照して説明する。
図1は、第1実施の形態の概要を示す水平対向型エンジンの前面図、図2は図1のII部拡大図である。
水平対向型エンジンのエンジン本体1は、クランクケースを一体に有し、クランク軸4を中心に左右に延出する左バンク側(以下「LH」と略記する)シリンダブロック2a及び右バンク側(以下「RH」と略記する)シリンダブロック2bと、LHシリンダブロック2a及びRHシリンダブロック2a、2bにそれぞれ取り付けられるLHシリンダヘッド3a、RHシリンダヘッド3bを有する。
シリンダブロック2の前部にはクランク軸4の軸端に装着されるクランクギヤ5、クランクギヤ5の上方に配置されたチェーンスプロケット6、LHシリンダヘッド3a及びRHシリンダヘッド3bにそれぞれ配置される吸気カム軸7、8及び排気カム軸9、10の軸端に装着される吸気カムスプロケット11、12及び排気カムスプロケット13、14等が配置される。チェーンスプロケット6は、クランクギヤ5に噛み合うドリブンギヤ6aとLHタイミングチェーン15及びRHタイミングチェーン16がそれぞれ巻回されるスプロケット6b、6cが一体形成されている。
チェーンスプロケット6とLHシリンダヘッド3aに設けられる吸気カムスプロケット11及び排気カムスプロケット13とにLHタイミングチェーン15が巻回される。また、チェーンスプロケット6と排気カムスプロケット13との間にLHタイミングチェーン15に圧接してLHタイミングチェーン15の張力を調整するチェーンテンショナ17が配置される。更に、チェーンスプロケット6と吸気カムスプロケット11の間にチェーンガイド18が配置される。これらチェーンテンショナ17及びチェーンガイド18はシリンダブロック2の前部及びLHシリンダヘッド3aに前部に取り付け支持される。
チェーンテンショナ17は、湾曲側面にシューを有するレバー17Aがピン17aによってシリンダブロック2に揺動自在に支持されており、レバー17Aがテンショナー17BによりLHタイミングチェーン15に向けて付勢してLHタイミングチェーン15に張力を付与する。
チェーンガイド18は、両端が取付ボルト18a、18bによってLHシリンダブロック2a及びシリンダヘッド3aに固定された棒状であって、ガイド面18cがLHタイミングチェーン15に摺接してLHタイミングチェーン15の走行をガイドする。
そして、クランク軸4の回転によってクランクギヤ5を介してチェーンスプロケット6が回転し、チェーンスプロケット6の回転がLHタイミングチェーン15によって吸気カムスプロケット11及び排気カムスプロケット13に伝達される。これによりクランク軸4に対してLHシリンダヘッド3aの吸気カム軸7及び排気カム軸9が同期して回転される。
一方、チェーンスプロケット6とRHシリンダヘッド3bに設けられる吸気カムスプロケット12及び排気カムスプロケット14とにRHタイミングチェーン16が巻回されている。また、チェーンスプロケット6と吸気カムスプロケット12との間にRHタイミングチェーン16に圧接してRHタイミングチェーン16の張力を調整するチェーンテンショナ19が配置される。更に、チェーンスプロケット6と排気カムスプロケット14の間にRHタイミングチェーン16に摺接してRHタイミングチェーン16の走行をガイドするチェーンガイド20が配置される。
チェーンテンショナ19は、湾曲側面にシューを有するレバー19Aがピン19aによってRHシリンダブロック2bに揺動自在に支持されており、レバー19Aがテンショナー19BによりRHタイミングチェーン16に向けて付勢してRHタイミングチェーン16に張力を付与する。
チェーンガイド20は、取付ボルト24によってRHシリンダブロック2bに取り付けられてRHタイミングチェーン16の外周に沿って延在する第1チェーンガイド部材21と、取付ボルト28によってRHシリンダヘッド3bに取り付けられてRHタイミングチェーン16の外周に沿って延在する第2チェーンガイド部材25とを有する。第1チェーンガイド21の端部21aと第2チェーンガイド25の端部25aは後述する補機スプロケット33が突出可能な離間距離Lを有して互いに対向する。
第1チェーンガイド部材21は、その全長に亘ってRHタイミングチェーン16の外周面に摺接する帯状の第1ガイド面22を有し、第1ガイド面22の両側にフランジが形成される。端部21aの近傍において第1ガイド面22の側縁にRHタイミングチェーン16から離反する方向に延在する取付フランジ23が形成される。
第2チェーンガイド部材25は、その全長に亘ってRHタイミングチェーン16の外周面に摺接する帯状の第2ガイド面26を有し、第2ガイド面26の両側にフランジが形成される。端部25aの近傍において第2ガイド面26の側縁にRHタイミングチェーン16から離反する方向に延在する取付フランジ27が形成される。
対向する第1チェーンガイド部材21の端部21aと第2チェーンガイド部材25の端部25aとの間に、オイルポンプやウォータポンプ等の補機、本実施の形態ではオイルポンプ30が架設して設けられる。
オイルポンプ30は、図2に示すように、補機本体となるポンプ本体31に設けられた回転軸32の軸端にRHタイミングチェーン16に噛合可能な補機スプロケット33が取り付けられる。更に、ポンプ本体31に第1チェーンガイド部材21の取付フランジ23及び第2チェーンガイド部材25の取付フランジ27にそれぞれ取付ボルト36及び37によって締結可能な第1ブラケット34及び第2ブラケット35が設けられる。
このように構成されたオイルポンプ30は、第1ブラケット34を第1チェーンガイド部材21の取付フランジ23に取付ボルト36によって締結し、かつ第2ブラケット35を第2チェーンガイド部材25の取付フランジ27に取付ボルト37によって締結して第1チェーンガイド部材21と第2チェーンガイド部材25に架設される。
この第1チェーンガイド部材21及び第2チェーンガイド部材25に架設されたオイルポンプ30の補機スプロケット33は、第1チェーンガイド部材21の端部21aと第2チェーンガイド部材25の端部25aとの隙間から突出して第1チェーンガイド部材21の第1ガイド面22及び第2チェーンガイド部材25の第2ガイド面26にガイドされて走行するRHタイミングチェーン16に外周側から噛合する。
第1チェーンガイド部材21の第1ガイド面22及び第2チェーンガイド部材25の第2ガイド面26がRHタイミングチェーン16の外周に摺接してRHタイミングチェーン16をガイドすると共に、これら第1ガイド面22、第2ガイド面26に摺接して走行するRHタイミングチェーン16に噛み合うオイルポンプ30の補機スプロケット33を回転駆動する。
そしてクランク軸4の回転によってクランクギヤ5を介してチェーンスプロケット6が回転し、チェーンスプロケット6の回転がRHタイミングチェーン16によって吸気カムスプロケット12、排気カムスプロケット14及び補機スプロケット33に伝達される。これによりクランク軸4に対しRHシリンダヘッド3bの吸気カム軸8及び排気カム軸10が同期して回転し、第1チェーンガイド部材21及び第2チェーンガイド部材25に取り付けられたオイルポンプ30が駆動される。
このように構成された本実施の形態によるとチェーンガイド20をRHシリンダヘッド3bに取付ボルト24によって強固に取付けられる第1チェーンガイド部材21とRHシリンダブロック2bに取付ボルト28によって強固に取り付けられる第2チェーンガイド部材25によって構成し、第1チェーンガイド部材21と第2チェーンガイド部材25にオイルポンプ30を架設して取り付ける簡単な構成でオイルポンプ30の取付支持剛性が確保できオイルポンプ30の振動等が抑制される。
チェーンガイド20を構成する第1チェーンガイド21及び第2チェーンガイド25の間に架設してオイルポンプ30を取付支持することで、チェーンガイドの設置範囲内にオイルポンプ30が配置され、専用のオイルポンプ設置のためのスペースが省略されてオイルポンプ30の取付レイアウトの自由度が確保できる。更に、また、エンジン本体1の前部が簡素化されてエンジン本体1の前部のレイアウトの自由度が確保される
また、第1チェーンガイド部材21及び第2チェーンガイド部材25に架設されたオイルポンプ30の補機スプロケット33は、第1チェーンガイド部材21の第1ガイド面22の端部21aと第2チェーンガイド部材25の第2ガイド面26の端部25aとの間から突出して第1チェーンガイド部材21の第1ガイド面22及び第2チェーンガイド部材25の第2ガイド面26にガイドされて走行するRHタイミングチェーン16に外周側から噛合することで、RHタイミングチェーン16と補機スプロケット33の確実な噛み合いが確保されて安定したオイルポンプ30の作動が得られる。
更に、補機スプロケット33に対するRHタイミングチェーン18の巻き付け角が浅く、RHタイミングチェーン16のレイアウトが簡素化され、補機スプロケット33の巻き掛けによる影響が抑制される。また、エンジン前部の簡素化が得られ、エンジン前部のレイアウトの自由度が確保できる。
また、予め第1チェーンガイド部材21と第2チェーンガイド部材25にオイルポンプ30を結合して、このオイルポンプ30が結合された第1チェーンガイド部材21及び第2チェーンガイド部材25をエンジン本体に取り付けることで、オイルポンプ30の取付作業の簡素化を図ることができる。
更に、エンジン本体に取付ボルトによって取り付けられる第1チェーンガイド部材21と第2チェーンガイド部材25にオイルポンプ30を取り付けて構成されることからチェーンガイド設置範囲内にオイルポンプ30が配置され、エンジン本体の基本構成を変更することなく、既存のエンジンにオイルポンプを取り付けることもできる。
(第2実施の形態)
以下、本発明の第2実施の形態を図3及び図4を参照して説明する。
図3は、エンジンの補機駆動構造の第2実施の形態の概要を示すエンジンの正面図、図4は図3のIV部拡大図である。なお、本実施の形態はRHシリンダブロック及びRHシリンダヘッドに取り付けられるチェーンガイド及び補機が第1実施の形態と異なり、他の構成は第1実施の形態と同一であり、同一部位に同一符号を付することで該部の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
チェーンスプロケット6と排気カムスプロケット13の間に配置されるチェーンガイド40は、一端40aが取付ボルト43によってRHシリンダブロック2bに取り付けられると共に他端40bが取付けボルト44によってRHシリンダヘッド3bに取り付けられる棒状で、RHタイミングチェーン16の外周に沿って延在する。一端40aから他端40bに亘ってRHタイミングチェーン16の外周面に摺接する帯状のガイド面41を有し、ガイド面41の両側にフランジが形成される。
チェーンガイド40の中間部にガイド面41の側縁にRHタイミングチェーン16から離反する方向に突出する取付フランジ42が形成される。
この取付フランジ42にオイルポンプやウォータポンプ等の補機、本実施の形態ではオイルポンプ50が設けられる。
オイルポンプ50は、図4に示すように、ポンプ本体51に設けられた回転軸52の軸端にRHタイミングチェーン16に噛合可能な補機スプロケット53が取り付けられる。
更に、ポンプ本体51にチェーンガイド40の取付フランジ42に取付ボルト56及び57によって結合可能な第1ブラケット54及び第2ブラケット55が設けられる。
このように構成されたオイルポンプ50は、第1ブラケット54及び第1ブラケット55がチェーンガイド40の取付フランジ42に取付ボルト56、57によって締結されてチェーンガイド40に取り付けられる。
このチェーンガイド40に取付けられたオイルポンプ50の補機スプロケット53は、チェーンガイド40のガイド面41によって外周側が摺接してガイドされるRHタイミングチェーン16に内周側から噛合する。換言すると、チェーンガイド40のガイド面41と補機スプロケット53との間に介在した状態のRHタイミングチェーン16に内側から補機スプロケット53が噛み合う。これにより、RHタイミングチェーン16と補機スプロケット53の噛み合い状態が確実に維持され、高負荷のオイルポンプ50であっても安定した作動が得られる。
そしてクランク軸4の回転によってクランクギヤ5を介してチェーンスプロケット6が回転し、チェーンスプロケット6の回転がRHタイミングチェーン16によって吸気カムスプロケット12、排気カムスプロケット14及び補機スプロケット53に伝達される。
これによりクランク軸4に対しRHシリンダヘッド3bの吸気カム軸8及び排気カム軸10が同期して回転し、チェーンガイド40に取り付けられたオイルポンプ50が駆動される。
このように構成された本実施の形態によると、RHシリンダヘッド3b及びRHシリンダブロック2bに取付ボルトによって強固に取り付けられるチェーンガイド40にオイルポンプ50を取り付ける簡単な構成でオイルポンプ50の取付支持剛性が確保できると共に、チェーンガイド40の設置範囲内にオイルポンプ50が配置され、専用のオイルポンプ設置スペースが省略されてオイルポンプ50の取付レイアウトの自由度が確保できる。
また、エンジン本体1の前部が簡素化されてエンジン本体1の前部のレイアウトの自由度が確保される
また、チェーンガイド40に架設されたオイルポンプ50の補機スプロケット53は、チェーンガイド40のガイド面41によって外周側が摺接してガイドされるRHタイミングチェーン16に内周側から噛合することで、チェーンガイド40のガイド面41と補機スプロケット53との間に介在した状態のRHタイミングチェーン16に内側から補機スプロケット53が噛み合い、RHタイミングチェーン16と補機スプロケット53の噛み合い状態が維持され、オイルポンプ50の作動が得られる。
更に、補機スプロケット53に対するRHタイミングチェーン18の巻き付け角が浅く、RHタイミングチェーン16のレイアウトが簡素化され、補機スプロケット53の巻き掛けによる影響が抑制される。
更に、エンジン本体に取付ボルトによって取り付けられるチェーンガイド40にオイルポンプ50を取り付けて構成されることからチェーンガイド設置範囲内にオイルポンプ50が配置され、エンジン本体の基本構成を変更することなく、既存のエンジンにオイルポンプを取り付けることもできる。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では補機としてオイルポンプを例に説明したが、ウォータポンプや発電機等の他の補機の駆動に適用することもできる。また、上記説明では水平対向型エンジンを例に説明したが、V型エンジンや直列型エンジン等他のエンジンに適用することもできる。
1 エンジン本体
2 シリンダブロック
2a LHシリンダブロック
2b RHシリンダブロック
3a LHシリンダヘッド
3b RHシリンダヘッド
4 クランク軸
5 クランクギヤ
6 チェーンスプロケット
6a ドリブンギヤ
6b、6c スプロケット
7、8 吸気カム軸
9、10 排気カム軸
11、12 吸気カムスプロケット
13、14 排気カムスプロケット
15 LHタイミングチェーン
16 RHタイミングチェーン
18 チェーンガイド
19 チェーンテンショナ
20 チェーンガイド
21 第1チェーンガイド部材
22 ガイド面
23 取付フランジ
24 取付ボルト
25 第2チェーンガイド部材
26 ガイド面
27 取付フランジ
28 取付ボルト
30 オイルポンプ(補機)
31 ポンプ本体(補機本体)
32 回転軸
33 補機スプロケット
34 第1ブラケット
35 第2ブラケット
36、37 取付ボルト
40 チェーンガイド
41 ガイド面
42 取付フランジ
43、44 取付ボルト
50 オイルポンプ(補機)
51 ポンプ本体(補機本体)
52 回転軸
53 補機スプロケット
54 第1ブラケット
55 第2ブラケット
56、57 取付ボルト

Claims (4)

  1. エンジン本体の前部に設けられたクランク軸によって回転駆動されるチェーンスプロケットと、カムスプロケットと、両スプロケットの間に巻き掛けられるタイミングチェーンとが配置され、前記チェーンスプロケットとカムスプロケットとの間において前記エンジン本体に配置されて前記タイミングチェーンにガイド面が摺接してガイドするチェーンガイドと、補機スプロケットが前記タイミングチェーンに噛合して駆動される補機とを備えたエンジンの補機駆動構造において、
    前記補機が前記チェーンガイドに設けられ、かつ該補機スプロケットが前記チェーンガイドのガイド面に沿って走行するタイミングチェーンに噛合して駆動されることを特徴とするエンジンの補機駆動構造。
  2. 前記チェーンガイドは、
    エンジン本体に取り付けられて前記タイミングチェーンに沿って延在する第1ガイド面を備えた第1チェーンガイド部材と、
    該第1チェーンガイド部材と間隔を隔ててエンジン本体に取り付けられて前記タイミングチェーンに沿って延在する第2ガイド面を備えた第2チェーンガイド部材とを備え、
    前記補機は、前記第1チェーンガイド部材と第2チェーンガイド部材間に架設して設けられ、前記補機スプロケットが前記第1ガイド部材の第1ガイド面と第2ガイド部材の第2ガイド面との間隙から突出して前記第1ガイド面及び第2ガイド面にガイドされて走行する前記タイミングチェーンに噛合して駆動されることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの補機駆動構造。
  3. 前記第1チェーンガイド部材及び第2チェーンガイド部材は、取付ボルトによりエンジン本体に締結され、
    前記補機は、
    前記補機スプロケットを有する補機本体と、
    該補機本体に設けられて前記第1チェーンガイド部材に取付ボルトにより締結される第1ブラケットと第2チェーンガイド部材に取付ボルトにより締結される第2ブラケットとを備えたことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの補機駆動構造。
  4. 前記チェーンガイドのガイド面と前記補機スプロケットとの間に介在する前記タイミングチェーンに該補機スプロケットが噛合することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの補機駆動構造。
JP2012259583A 2012-11-28 2012-11-28 エンジンの補機駆動構造 Pending JP2014105638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012259583A JP2014105638A (ja) 2012-11-28 2012-11-28 エンジンの補機駆動構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012259583A JP2014105638A (ja) 2012-11-28 2012-11-28 エンジンの補機駆動構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014105638A true JP2014105638A (ja) 2014-06-09

Family

ID=51027358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012259583A Pending JP2014105638A (ja) 2012-11-28 2012-11-28 エンジンの補機駆動構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014105638A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4235242B1 (ja) タイミングチェーンドライブ装置
KR101361891B1 (ko) 타이밍 체인 드라이브 장치
JP5354462B2 (ja) エンジンのチェーンケース構造
JP5807731B1 (ja) エンジンのベルト張力調整装置
JP2018066301A (ja) エンジンの補機支持構造
JP2017218920A (ja) エンジンのマウント構造
JP2007046480A (ja) エンジンの前部構造
KR950003163B1 (ko) 엔진의 오일펌프 부착구조
WO2016171211A1 (ja) エンジンの補機取付構造
JP5759344B2 (ja) 内燃機関の補機駆動装置
JP6244218B2 (ja) エンジンの動弁系駆動装置
JP2006214551A (ja) 軸受装置およびバランサ装置
JP2014105638A (ja) エンジンの補機駆動構造
JP2017218923A (ja) エンジンのチェーンカバー構造
JP5580026B2 (ja) 内燃機関の動弁駆動装置
JP2011094567A (ja) 内燃機関
JP2007170231A (ja) エンジンの前部構造
JP6168095B2 (ja) エンジンの燃料ポンプ締結構造
JP7449912B2 (ja) チェーンの移動構造
JP2006316625A (ja) 内燃機関の振動低減装置
JP2015169329A (ja) チェーンテンショナ装置
JP5346097B2 (ja) エンジンに固設されたカバー
JP2014013028A (ja) 動弁駆動装置
JP5888602B2 (ja) 補機の駆動装置
JP2010255529A (ja) 燃料ポンプの駆動装置