JP2014104993A - 注出部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】、開封キャップの回転によって開封できる開封機構を備えた注出部材であって、開封キャップが不必要に回転したり、引き抜かれたりすることによる誤開封をより確実に防止することができる注出部材を提供する。
【解決手段】基部23から円筒状に立ち上がる注出筒部22を有する注出部材本体2と、注出部材本体2に同心状に装着される開封キャップ3とを備える注出部材1において、開封キャップ3の開口端側の内周面に係合突部3dを形成するとともに、係合突部3dと係合し、かつ、係合突部3dの上方及び左右の三方を囲む三方突部5を注出筒部22の基部23側に形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、流動性の内容物が密封充填される容器に取り付けられて、内容物の注出口を形成する注出部材に関し、特に、開封キャップの回転によって開封できる開封機構を備えた注出部材に関する。
従来、流動性の内容物が密封充填される容器として、樹脂フィルムなどの軟包材を製袋してなる袋状の容器(パウチ)が知られている。そして、病院などの医療機関では、この種の袋状容器は、経腸栄養剤、流動食、薬液などを密封充填するための容器として多用されており、これらの内容物を注出して患者に投与するにあたっては、ノズル状の注出部材が利用され、その一例が特許文献1に示されている。
特開2002−293361号公報
特許文献1に示された注出部材(容器用キャップ装置)は、開封用キャップを注出筒に対して回転させることにより、開封用キャップに係合された止め栓を捩じ切って、注出筒に手を触れることなく衛生的に開封できるようになっている。
しかしながら、上記のような開封機構を備えた注出部材にあっては、例えば、移送時や、内容物を密封充填する際などに、開封用キャップが回転するなどして止め栓が捩じ切られると、内容物が漏れ出してしまうおそれがある。このため、使用時以外に開封用キャップが不必要に回転したり、引き抜かれたりすることによる誤開封を防止することが望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、開封キャップの回転によって開封できる開封機構を備えた注出部材であって、開封キャップが不必要に回転したり、引き抜かれたりすることによる誤開封をより確実に防止することができる注出部材の提供を目的とする。
本発明に係る注出部材は、注出部材本体と、前記注出部材本体に同心状に装着される開封キャップとを備え、前記注出部材本体が、基部から円筒状に立ち上がる注出筒部を有し、前記注出筒部の先端側には、薄肉部を介して封止部が形成されており、前記封止部に係合させた前記開封キャップを中心軸回りに回転させることによって、前記封止部が前記薄肉部で捩じ切られて、前記注出筒部を開封するようにした注出部材であって、前記開封キャップの開口端側の内周面に係合突部が形成され、前記係合突部と係合し、かつ、前記係合突部の上方及び左右の三方を囲む三方突部が前記注出筒部の前記基部側に形成されている構成としてある。
本発明によれば、開封キャップ側に形成された係合突部を、注出部材本体側に形成された当該係合突部の上方及び左右の三方を囲む三方突部に係合させることにより、使用時以外に開封キャップが不必要に回転したり、引き抜かれたりすることによる誤開封をより確実に防止することができる。
本発明の実施形態に係る注出部材を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態に係る注出部材の一部を断面で示す説明図であり、(a)に示す断面は、中心軸Cを含む図1(b)のA−A断面に相当し、(b)に示す断面は、中心軸Cを含む図1(a)のB−B断面に相当する。 注出部材本体の斜視図である。 図3に示す注出部材本体の要部拡大斜視図である。 開封キャップの説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 開封キャップの断面図であり、(a)に示す断面は、中心軸Cを含む図5(b)のC−C断面に相当し、(b)に示す断面は、中心軸Cを含む図5(a)のD−D断面に相当する。 注出部材本体から開封キャップを取り外した状態を示す説明図である。 三方突部と係合突部とが係合した状態と、三方突部との係合が解除された係合突部が反対側の三方突部の柱状突部に当接した状態を示す図1(a)のE−E断面に相当する説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態における注出部材1は、注出部材本体2と、注出部材本体2に装着される開封キャップ3とを備えている。注出部材1が備えるこれらの部材は、例えば、ポリプロピレン,ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形などの成形手段によって製造することができる。
また、図2に示すように、注出部材本体2は、基部23から円筒状に立ち上がる注出筒部22を有しており、注出筒部22と基部23との境界部には、水平に張り出すフランジ部2cが形成されている。そして、注出筒部22の先端側には、薄肉部21aを介して封止部21が形成されおり、封止部21を薄肉部21aで捩じ切ることによって、注出筒部22を開封できるようにしてある。
本実施形態では、注出部材本体2に装着された開封キャップ3が不必要に回転したり、引き抜かれたりして、封止部21が誤って捩じ切られるなどすることによる誤開封を防止するために、注出筒部22の基部23側に三方突部5が形成されている。
また、注出部材本体2には、基部23に対して下方に位置する舟形部24が形成されている。この舟形部24と基部23とは、注出筒部22内に連通して通液路2aが形成されるように、その内部を貫通させてある。
注出部材本体2に形成される舟形部24は、例えば、樹脂フィルムのような軟包材を製袋してなるパウチなどの容器に、注出部材1を内容物の注出口として取り付ける際の溶着部となる部位であり、左右に水平に張り出す三つの溶着基板24aと、基部23との境界部に位置する位置決め基板24bとを有している。これにより、内容物の注出口として注出部材1をパウチに取り付ける際には、図1にパウチの一例を二点鎖線で示すように、パウチを形成する軟包材の端縁に位置決め基板24bを当接させて、その位置決めをしつつ、溶着基板24aの側面に当該軟包材が溶着されるようになっている。
一方、開封キャップ3は、天板3aを備えた筒状の部材とされている。そして、開封キャップ3は、注出部材本体2に、その注出筒部22の先端側に形成された封止部21と基部23側に形成された三方突部5との二か所で係合するように打栓により装着されて、注出筒部22の周囲を覆うようになっている。
開封キャップ3を注出部材本体2の封止部21に係合させるには、例えば、図2などに示すように、封止部21に、その周縁に沿って鍔状に突出する突出部21bを形成するとともに、この突出部21bと係合する係合リブ3bを開封キャップ3の内周面に形成するなどすればよい。これにより、注出部材本体2に開封キャップ3を打栓する際に、開封キャップ3に形成された係合リブ3bが、封止部21に形成された突出部21bを乗り越えて互いに係合することで、開封キャップ3と封止部21との係合がなされるようにすることができる。
開封キャップ3には、注出部材本体2に開封キャップ3を打栓する際に、開封キャップ3が傾いてしまったり、開封キャップ3が必要以上に注出部材本体2側に押しつけられて、封止部21が傾くなどして薄肉部21aが破断して誤開封してしまったりするのを防止するなどの目的で、図5及び図6に示すように、その開口端側の端面から垂下して、注出部材本体2に形成されたフランジ部2cに当接する突片3fを必要に応じて形成してもよい。
また、開封キャップ3は、注出部材本体2に同心状に装着されるところ、その中心軸C回りに、右回り、又は左回りのいずれかの方向に回転させることによって、図7に示すように、開封キャップ3に係合された封止部21が薄肉部21aで捩じ切られて、注出筒部22を開封するようにしてある。これによって、注出部材1が取り付けられたパウチなどの容器内の内容物を、通液路2aを通過して注出筒部22の先端から注出できるようになっている。
なお、図7は、注出筒部本体2から開封キャップ3を取り外した状態を示す説明図であり、開封キャップ3は一部を省略した断面を示している。
開封キャップ3による封止部21の捩じ切りを可能とするには、例えば、図2(a)に示すように、封止部21に、その径方向に張り出す一対の張り出し片21cを形成するとともに、この張り出し片21cが係止される係止溝3cを開封キャップ3の内周面に形成するなどすればよい。これにより、開封キャップ3を中心軸C回りに、右回り、又は左回りのいずれかの方向に回転させると、これに伴って封止部21も回転し、薄肉部21aで捩じ切られるようにすることができる。捩じ切られた封止部21は、図7に示すように、捩じ切られた後も開封キャップ3の係合リブ3bと封止部21の突出部21bの係合が維持されるようにすることで、開封キャップ3からの脱落を防止することができる。
このような開封キャップ3を注出部材本体2に装着すれば、注出部材本体2の注出筒部22が開封キャップ3で覆われた状態のまま使用者の手指が注出筒部22に触れることなく、封止部21を捩じ切って注出筒部22を開封することが可能となり、開封された注出筒部22の先端から内容物を注出させることができる。すなわち、使用者は、例えば、一方の手で注出部材本体2の基部23側を把持しつつ、他方の手で開封キャップ3を回転させるだけで、注出筒部22に触れることなく衛生的に封止部21を捩じ切ることができる。
本実施形態では、注出部材本体2に装着された開封キャップ3が不必要に回転したり、引き抜かれたりして、封止部21が誤って捩じ切られるなどすることによる誤開封を防止するために、封止部21の突出部21bと開封キャップ3の係合リブ3bとの係合に加え、注出筒部22の基部23側に形成された三方突部5と開封キャップ3の開口端側の内周面に形成された係合突部3dとの係合によって、開封キャップ3が注出部材本体2に装着されている。
注出部材本体2の注出筒部22に形成される三方突部5は、これと係合する開封キャップ3側の係合突部3dの上方及び左右の三方を囲み、開封キャップ3が不必要に回転したり、引き抜かれたりしてしまうのを抑止できるように、注出筒部22の周面に沿って延在する梁状突部5aと、この梁状突部の両端から注出筒部22の周面に沿って垂下するように形成された左右一対の柱状突部5bとからなるゲート状に形成されている。このような三方突部5を注出筒部22に形成することで、突部を別々に形成した場合と比較して樹脂材料の使用量の増加を抑えることができ、注出筒部22の基部23側の肉厚を部分的に厚くして、その強度を高めることもできる。
そして、注出部材本体2に開封キャップ3が装着される際に、開封キャップ3側に形成された係合突部3dが、注出部材本体2側に形成された三方突部5の梁状突部5aを乗り越えて互いに係合し、係合突部3dが梁状突部5aに突き当たることによって開封キャップ3の上方への動きが制限され、係合突部3dが柱状突部5bに突き当たることによって開封キャップ3の左右の動き(回転)が制限される。注出部材本体2に開封キャップ3を装着する際に、係合突部3dが三方突部5の梁状突部5aを乗り越え易いように、梁状突部5aの上面側は、中心軸Cを含む断面において直線状又は曲線状に傾斜するように形成するのが好ましい。
また、注出部材本体2に開封キャップ3が装着される際には、開封キャップ3に形成された係合リブ3bが、封止部21に形成された突出部21bを乗り越えて互いに係合することで、開封キャップ3と封止部21との係合がなされるようにしているのは前述した通りであるが、このとき、打栓による衝撃が封止部21に過剰に加わると、薄肉部21aが破断して誤開封してしまうことが考えられる。
このため、三方突部5の梁状突部5aの上面側に形成した斜面よりも、封止部21に形成される突出部21bの上面側が急傾斜するようにして、封止部21に過剰の衝撃が加わらないようにするのが好ましい。このためには、図2(b)に示すように、中心軸Cを含む断面における突出部21bの上端の接線L1と中心軸Cとのなす角度αが、中心軸Cを含む断面における三方突部5の梁状突部5aの上端の接線L2と中心軸Cとのなす角度βよりも小さくなるようにするのが好ましい。つまり、角度βよりも角度αを小さくすることで、開封キャップ3に形成された係合リブ3bが、封止部21に形成された突出部21bに係合する際の抵抗が小さくなり、これによって、封止部21への衝撃が小さくなるため、より誤開封を防ぐことができる。
さらに、注出部材本体2に開封キャップ3を装着する際に、開封キャップ3に形成された係合リブ3bが、封止部21に形成された突出部21bを乗り越えるタイミングと、開封キャップ3に形成された係合突部3dが、三方突部5の梁状突部5aを乗り越えるタイミングとが同じになるように、これらの相対的な位置関係を定めるのが好ましい。
これらのタイミングが合わずに、開封キャップ3に形成された係合リブ3bが、封止部21に形成された突出部21bを乗り越えるタイミングの方が速くなる場合には、組み付け精度の高い装置を用いて打栓しなければ、打栓時の衝撃が好ましくない方向から突出部21bに加わり、突出部21bが傾くなどすることによって、薄肉部21aが破断して誤開封してしまうおそれがある。また、開封キャップ3に形成された係合突部3dが、三方突部5の梁状突部5aを乗り越えるタイミングの方が速くなる場合にも、係合リブ3bが、単独で封止部21に形成された突出部21bを乗り越えることになってしまい、打栓時の衝撃によって薄肉部21aが破断して誤開封してしまうおそれがある。
開封キャップ3に形成された係合リブ3bが、封止部21に形成された突出部21bを乗り越えるタイミングと、開封キャップ3に形成された係合突部3dが、三方突部5の梁状突部5aを乗り越えるタイミングとが同じとなるようにするには、中心軸Cに沿った突出部21bの上端と三方突部5の梁状突部5aの上端との距離をLa1(図2(b)参照)、開封キャップ3の内周面に形成された係合リブ3bの最突出部と係合突部3dの最突出部との中心軸Cに沿った距離をLb(図6(b)参照)としたときに、Lb−La1≦0.5mmなる関係が成り立つのが好ましい。このような関係が成り立つようにすることで、注出部材本体2に開封キャップ3を打栓により装着する際に、係合リブ3bが突出部21bに当接するのとほぼ同時に、係合突部3dが三方突部5の梁状突部5aに当接し、その状態で打栓される。このため、打栓する際に突出部21bが傾くなどの不具合を有効に回避することができ、かつ、注出部材本体2への負荷が分散され、突出部21bにかかる衝撃を弱めることができるので、より誤開封を防ぐことができる。
さらに、中心軸Cに沿った突出部21bの下端と三方突部5の梁状突部5aの下端との距離をLa2(図2(b)参照)としたときに、上記距離Lbとの間には、Lb−La2≦0.5mmなる関係が成り立つのが好ましい。このような関係が成り立つようにすることで、開封キャップ3を引き抜く方向の遊びが少なくなるとともに、開封キャップ3を回転させずに垂直に引き上げたときに、係合リブ3bと係合する突出部21bと、係合突部3dと係合する三方突部5とにほぼ同時に力が加わるようになるため、注出部材本体2への負荷が分散され、突出部21bにかかる衝撃を弱めることができ、より誤開封を防ぐことができる。
また、注出部材本体2の注出筒部22に形成する三方突部5は、注出部材本体2の中心軸Cに対して対称に配置されるようにするのが好ましい。図示する例では、二つの三方突部5が、180°隔てて対向するように配置してあるが、これとともに、開封キャップ3に形成する係合突部3dも三方突部5の形成位置に対応して配置されるようにしてある。
本実施形態において、封止部21を捩じ切る際には、図8(a)に示すように、三方突部5と係合突部3dとが係合した状態から開封キャップ3を回転させることになるが、このとき、互いに係合しあう三方突部5と係合突部3dは弾性変形しながら、その係合が解除される。そして、係合突部3dが三方突部5の柱状突部5bを乗り越える際の抵抗、又は、振動が、クリック感として使用者に伝わってくる。さらに、開封キャップ3が中心軸C回りに半回転弱の角度で回転すると、図8(b)に示すように、係合突部3dが反対側の三方突部5の柱状突部5bに当接し、これによって、開封キャップ3は、これ以上の回転がなされないか、又は回転させ難い状態になる。よって、使用者は、開封キャップ3の回転が止められた感触により、封止部21の捩じ切りが完了したこと、又は既に完了していることを感覚的に知ることができる。
すなわち、このような態様にあっては、三方突部5と係合突部3dとの係合が解除される際のクリック感によって、開封開始時期を使用者に知らせ、図8(b)に示す状態で開封キャップ3の回転が妨げられるようにすることで、開封完了時期を使用者に知らせることができる。これにより、開封開始時期と開封完了時期とを使用者に感触的に知らせることができるとともに、実際の開封も完了し、開封キャップ3を上方へ引き抜くことが可能な状態にすることができる。
したがって、本実施形態によれば、封止部21を捩じ切る際に、開封キャップ3を必要以上に回転させて、無駄な作業時間を費やしてしまったり、開封キャップ3の回転が足りずに封止部21の捩じ切りが完了しないまま、開封キャップ2を無理に引き抜こうとして内容物をこぼしてしまったりするなどの不具合を回避することができる。
また、封止部21の捩じ切りに必要な回転角度を、開封キャップ3の回転を開始してから、三方突部5との係合が解除された係合突部3dが、反対側の三方突部5の柱状突部5bに当接するまでの回転角度よりも小さくなるように、薄肉部21aの肉厚や、その材料などを適宜調整することができる。
以上のような注出部材1は、例えば、経腸栄養剤、流動食などを内容物として密封充填するパウチに取り付けて使用することができる。そして、封止部21を捩じ切って開封キャップ3を取り外してから、開封された注出筒部22をカテーテルなどのチューブに差し込んで接続した後に、内容物を注出することにより、患者への投与がなされる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
本発明に係る注出部材は、衛生的に開封する必要がある内容物が密封充填される容器に、特に好適に利用することができる。
1 注出部材
2 注出部材本体
21 封止部
21a 薄肉部
21b 突出部
22 注出筒部
23 基部
3 開封キャップ
3b 係合リブ
3d 係合突部
5 三方突部
5a 梁状突部
5b 柱状突部


Claims (5)

  1. 注出部材本体と、前記注出部材本体に同心状に装着される開封キャップとを備え、前記注出部材本体が、基部から円筒状に立ち上がる注出筒部を有し、前記注出筒部の先端側には、薄肉部を介して封止部が形成されており、前記封止部に係合させた前記開封キャップを中心軸回りに回転させることによって、前記封止部が前記薄肉部で捩じ切られて、前記注出筒部を開封するようにした注出部材であって、
    前記開封キャップの開口端側の内周面に係合突部が形成され、
    前記係合突部と係合し、かつ、前記係合突部の上方及び左右の三方を囲む三方突部が前記注出筒部の前記基部側に形成されていることを特徴とする注出部材。
  2. 前記三方突部が、前記注出筒部の周面に沿って延在する梁状突部と、前記梁状突部の両端から前記注出筒部の周面に沿って垂下する左右一対の柱状突部とからなり、
    前記係合突部が前記梁状突部に突き当たることによって前記開封キャップの上方への動きが制限され、前記係合突部が前記柱状突部に突き当たることによって前記開封キャップの左右の動きが制限されている請求項1に記載の注出部材。
  3. 前記封止部の周縁に沿って鍔状に突出する突出部を形成するとともに、前記突出部と係合する係合リブを前記開封キャップの内周面に形成することにより、前記開封キャップが前記封止部に係合されるようになっており、
    中心軸を含む断面における前記突出部の上端の接線と中心軸とのなす角度αが、中心軸を含む断面における前記梁状突部の上端の接線と中心軸とのなす角度βよりも小さい請求項2に記載の注出部材。
  4. 中心軸に沿った前記突出部の上端と前記梁状突部の上端との距離La1と、前記開封キャップの内周面に形成された前記係合リブの最突出部と前記係合突部の最突出部との中心軸に沿った距離Lbとの間に、Lb−La1≦0.5mmなる関係が成り立つ請求項3に記載の注出部材。
  5. 中心軸に沿った前記突出部の下端と前記梁状突部の下端との距離La2と、前記開封キャップの内周面に形成された前記係合リブの最突出部と前記係合突部の最突出部との中心軸に沿った距離Lbとの間に、Lb−La2≦0.5mmなる関係が成り立つ請求項3又は4に記載の注出部材。
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