JP2014104498A - 非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法 - Google Patents

非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法において、電極が母材に接触したときの損傷を抑制し、アークスタートに要する時間を短縮すること。
【解決手段】時刻t2〜t4の期間中は電極を前進移動させて母材と接触させ、その後に前記電極を後退移動させて時刻t5に母材から引き離してアークを発生させる。電極と母材との初期距離Li、第1前進距離L1、低速の第1前進速度W1及び高速の第2前進速度W2を設定し、第2前進距離L2=Li−L1を算出し、電極を第2前進距離L2に達する時刻t3までは第2前進速度W2で前進移動させ、その後は第1前進速度W1に切り換えて母材と時刻t4に接触するまで前進移動させる。これにより、電極の前進移動速度は、最初は高速になり、途中から低速になるので、母材との接触による損傷を抑制し、前進移動の総時間を短縮することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、溶接トーチに装着された非消耗の電極を前進移動させて母材と接触させ、その後に電極を後退移動させて母材から引き離してアークを発生させる非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法に関するものである。
非消耗電極アーク溶接には、ティグ溶接、プラズマアーク溶接等がある。これらの非消耗電極アーク溶接において、アークを点弧するために高周波高電圧を電極と母材との間に引火する方法が慣用されている。しかし、このような高周波高電圧を使用するアークスタート方法では、強い電磁波ノイズが発生するために、周辺機器に対して誤動作を引き起こしたり、ときには故障を生じさせる場合もある。また、高周波高電圧を使用するアークスタート方法は、溶接用ケーブルが数十mと長くなると、電圧値が減衰するために、アークスタート性が悪くなるという問題もある。
これらの問題を解決するために、タッチスタート制御と呼ばれる方法が使用されている。このタッチスタート制御方法では、溶接トーチに装着された非消耗の電極を溶接トーチを前進移動させて母材と接触させ、電極が母材と接触して短絡状態になると小電流値の初期電流を通電し、その後に溶接トーチを後退移動させて電極を母材から引き離してアークを発生させ、アークが発生すると予め定めた定常電流を通電する。初期電流としては、電極と母材とが溶着しない値、例えば1〜10A程度に設定される。このタッチスタート制御方法では、電磁波ノイズは発生せず、溶接用ケーブルが長いときでも良好なアークスタート性を得ることができる。
特許文献1の発明では、タッチスタート制御において、電極を母材から引き離してアークを発生させたときに、アークを維持することができずにアークが消弧してしまうことを抑制するために、アークが発生した時点で定常電流よりも大きな電流を一定期間通電している。また、特許文献2の発明では、タッチスタート制御方法において、電極と母材とが接触したときに過渡的に大きな電流が通電して電極と母材とが溶着することを抑制するために、過渡的に大電流を通電しない初期電流通電用電源を溶接電源とは独立して設けるものである。
特許第2640313号公報 特開2000−176640号公報
上述したように、タッチスタート制御方法では、高周波高電圧を印加しないので電磁波ノイズが発生せず、溶接用ケーブルが長いときでも良好なアークスタート性を得ることができる。溶接トーチをロボットに取り付けてタッチスタート制御を行う場合には、ロボットを前進移動させることで溶接トーチを前進移動させて電極を母材に接触させ、その後はロボットを後退移動させることで溶接トーチを後退移動させて電極を母材から引き離してアークを発生させる。このときに、ロボットの前進移動の速度が速いと、電極先端が母材と激しく接触することになり、電極先端が変形又は欠損することが生じる。電極先端がこのような状態になると、定常状態のアークが非対象形状になったり、広がりすぎた形状になったりして、溶接結果が悪くなる。このために、電極の研磨又は交換を頻繁に行うことになる。逆に、ロボットによる前進移動の速度が遅くなると、接触時の電極先端の変形又は欠損は防止することはできるが、電極が母材に接触するまでに要する時間が長くなる。短い溶接長の溶接個所を繰り返して溶接する場合には、1回当たりのアークスタートに要する時間が長くなるので、タクトタイムが長くなり、生産効率が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明では、タッチスタート制御方法において、電極が母材に接触したときに電極先端が変形又は欠損することを抑制し、かつ、アークスタートに要する時間が長くなることを抑制することができる非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、溶接トーチに装着された非消耗の電極を前進移動させて母材と接触させ、その後に前記電極を後退移動させて前記母材から引き離してアークを発生させる非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法において、
前記前進移動を開始する時点における前記電極と前記母材との初期距離、前記初期距離よりも小さな値の第1前進距離、第1前進速度及び前記第1前進速度よりも高速な値の第2前進速度を予め設定し、前記初期距離から前記第1前進距離を減算して第2前進距離を算出し、
前記電極を前記第2前進距離に達するまで前記第2前進速度で前進移動させ、その後は前記第1前進速度に切り換えて前記母材と接触するまで前進移動させる、
ことを特徴とする非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法である。
請求項2の発明は、第1回目のアークスタート時は、前記電極を前記第1前進速度で前記母材と接触するまで前進移動させると共にこの前進移動の時間を計測し、その後に前記電極を後退移動させて前記母材から引き離してアークを発生させ、前記前進移動時間と前記第1前進速度を乗算して前記初期距離を自動設定し、第2回目以降のアークスタート時は、自動設定された初期距離を使用して請求項1記載のタッチスタート制御を行う、
ことを特徴とする非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法である。
請求項3の発明は、第1回目のアークスタート時は、前記電極を前記第1前進速度で前記母材と接触するまで前進移動させると共にこの前進移動の時間を計測し、その後に前記電極を後退移動させて前記母材から引き離してアークを発生させ、前記前進移動時間と前記第1前進速度を乗算して前記初期距離を自動設定し、
第n(n≧2の整数)回目のアークスタート時は、第n−1回目のアークスタート時に自動設定された初期距離を使用して請求項1記載のタッチスタート制御を行い、この第n回目のアークスタート時における前記第1前進速度による前進移動時間を第1前進移動時間として計測し、この第1前進移動時間と前記第1前進速度を乗算した値に前記第2前進距離を加算して前記初期距離を自動設定する、
ことを特徴とする非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法である。
請求項4の発明は、複数の溶接個所がある場合には、各溶接個所ごとに前記初期距離、前記第1前進距離、前記第1前進速度及び前記第2前進速度を独立して設定する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法である。
本発明によれば、電極の先端が母材と接触するときの第1前進速度は遅いので、電極先端に変形又は欠損が生じることを抑制することができる。さらに、第2前進速度は速いので、電極を母材と接触させる時間を短縮することができるので、アークスタートに要する時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を実施するための溶接装置の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を示す図1の溶接装置における各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法において、第1回目のアークスタート時の動作を示す図1の溶接装置における各信号のタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を実施するためのロボットを使用した溶接装置の構成図である。以下、同図を参照して、各構成物について説明する。
短絡判別回路SDは、電極1と母材2との間に印加される溶接電圧Vwを入力として、溶接電圧Vwの値がしきい値未満のときは短絡状態であると判別してHighレベルとなる短絡判別信号Sdを出力する。しきい値は10V程度に設定される。この短絡判別信号SdがLowレベルのときは、電極1と母材2との間に70V程度の無負荷電圧が印加されている状態又は15〜40V程度のアーク電圧が印加されたアーク発生状態のときである。この短絡判別回路SDは、ロボット制御装置RC又は溶接電源PSに内蔵されることが多い。
ロボット制御装置RCは、外部からの溶接開始信号St及び上記の短絡判別信号Sdを入力として図2で詳述する以下の処理を行い、ロボットRMの動作制御を行う動作制御信号McをロボットRMの各軸のサーボモータ(図示は省略)に出力すると共に、起動信号On及び電流設定信号Irを溶接電源PSに出力する。
1)溶接開始信号StがHighレベルになると、ロボットRMに搭載された溶接トーチ4を予め教示された溶接開始位置Spに移動させるための動作制御信号Mcを出力する。
2)溶接トーチ4が溶接開始位置Spに到着すると、起動信号OnをHighレベル(溶接電源PSの出力開始)にして出力すると共に、電流設定信号Irを予め定めた初期電流設定値Iirにして出力する。同時に、溶接トーチ4を前進移動させるための動作制御信号Mcを出力する。前進移動する方向は、電極1の長手方向である。前進移動の詳細については、図2で後述する。
3)前進移動によって電極1が母材2と接触すると、短絡判別信号SdがHighレベルに変化する。これに応動して、溶接トーチ4を後退移動させるための動作制御信号Mcを出力する。後退移動の方向は、前進移動と逆方向である。
4)後退移動によって電極1と母材2とが引き離されてアーク3が発生すると、短絡判別信号SdはLowレベルに変化する。この変化に応動して、電流設定信号Irを予め定めたスタート電流設定値Isrに切り換えて出力する。後退移動は継続される。
5)後退移動によって溶接トーチ4が上記の溶接開始位置Spに復帰すると、電流設定信号Irを予め定めた定常電流設定値Icrに切り換えて出力する。同時に、溶接トーチ4の後退移動を停止させ、溶接線に沿って移動させるための動作制御信号Mcを出力し、溶接を開始する。
ロボットRMは、溶接トーチ4を搭載して、上記の動作制御信号Mcに従って溶接トーチ4の先端位置(TCP)を予め教示された動作軌跡に沿って移動させる。
溶接電源PSは、垂下特性又は定電流特性の電源であり、上記の起動信号On及び上記の電流設定信号Irを入力として、起動信号OnがHighレベルになると出力を開始して、電流設定信号Irによって定まる溶接電流Iwを出力する。
溶接トーチ4に装着されたタングステン等の非消耗の電極1と母材2との間にアーク3が発生する。電極1と母材2との間に溶接電圧Vwが印加し、アーク3中を溶接電流Iwが通電する。電極1の先端と母材2との距離が電極先端・母材間距離Lw(mm)であり、したがってこの電極先端・母材間距離Lwはアーク発生中はアーク長と同一になる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を示す図1の溶接装置における各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接開始信号Stの時間変化を示し、同図(B)は起動信号Onの時間変化を示し、同図(C)は電流設定信号Irの時間変化を示し、同図(D)は短絡判別信号Sdの時間変化を示し、同図(E)は溶接電流Iwの時間変化を示し、同図(F)は電極先端・母材間距離Lwの時間変化を示す。以下、同図を参照して説明する。
(1)時刻t1〜t2の期間
時刻t1において、同図(A)に示すように、溶接開始信号Stが外部から入力(Highレベル)されると、ロボットRMに搭載された溶接トーチ4を移動させて、時刻t2において溶接トーチ4は予め教示された溶接開始位置Spに到着して停止する。同図(F)に示すように、電極先端・母材間距離Lwは、時刻t1から短くなり、時刻t2で初期距離Liとなる。
(2)時刻t2〜t4の期間
時刻t2において、溶接トーチ4が溶接開始位置Spに到着すると、同図(B)に示すように、起動信号OnはHighレベルに変化する。これに応動して、溶接電源PSは定電流特性を形成して出力を開始するが、この期間中は電極1と母材2とは離れており無負荷状態にあるために、無負荷電圧が印加する。同時に、同図(C)に示すように、電流設定信号Irは、時刻t2において、予め定めた定常電流設定値Icrから小さな値の予め定めた初期電流設定値Iirに変化する。ロボットRMは、時刻t2から前進移動を開始して、溶接トーチ4も前進移動する。溶接トーチ4の前進移動の方向は、電極1の長手方向である。この前進移動の方法を以下に詳述する。
上述したように溶接トーチ4が溶接開始位置Spに到着した状態(溶接トーチ4が前進移動を開始する時点)における電極先端・母材間距離Lwである上記の初期距離Liを予め設定する。また、初期距離Liよりも小さな値の第1前進距離L1、第1前進速度W1及び第1前進速度W1よりも高速な値の第2前進速度W2を予め設定する。さらに、初期距離Liから第1前進距離L1を減算して第2前進距離L2=Li−L1を算出する。これらの設定は、作業プログラムのパラメータとしてロボット制御装置RCに記憶される。
時刻t2において、溶接トーチ4を第2前進速度W2で前進移動させる。同図(F)に示すように、時刻t3において、時刻t2〜t3の前進移動距離が第2前進距離L2と等しくなると、前進移動速度を第1前進速度W1に切り換えて、電極1が母材2と接触する時刻t4まで前進移動を継続する。時刻t2〜t3の前進移動距離は、時刻t2〜t3の第2前進移動時間T2を計測し、T2×W2で算出することができる。同図(F)に示すように、電極先端・母材間距離Lwは、時刻t2〜t3の期間中は急速に短くなり、時刻t3〜t4の期間中は緩やかに短くなり、時刻t4で0となる。
上記の初期距離Liは、定常溶接時のアーク長よりも長い距離に設定される。これは、電極1の突出長さ、母材2の設置状態等のばらつきによって溶接開始位置Spに向かって移動している途中で電極1が母材2と激しく接触することを防止するためである。初期距離Liは、例えば10mmである。上記の第1前進速度W1は、この速度で電極先端が母材と接触しても変形又は欠損を生じない速度に設定される。第1前進速度W1は、例えば5mm/sである。上記の第2前進速度W2は、アークスタートに要する時間を最大限に短縮するために第1前進速度W1の10倍程度に設定される。第2前進速度W2は、例えば50mm/sである。上記の第1前進距離L1は、第2前進速度W2から第1前進速度W1に切り換わったときに、電極1と母材2とが接触するまでに第1前進速度W1に収束することができる距離に設定される。第1前進距離L1は、例えば5mmである。
(3)時刻t4〜t5の期間
時刻t4において、同図(F)に示すように、溶接トーチ4の前進移動によって電極1が母材2に接触すると、溶接電圧Vw(図示は省略)が無負荷電圧から数Vの短絡電圧値に急減し、同図(D)に示すように、短絡判別信号SdがHighレベルに変化する。同時に、同図(C)に示すように、電流設定信号Irは初期電流設定値Iirであるので、同図(E)に示すように、溶接電流Iwは初期電流Iiが通電する。短絡判別信号SdがHighレベルに変化したことに応動して、溶接トーチ4は前進移動とは逆方向への後退移動を開始する。しかし、ロボットRMが前進移動から後退移動に切り換わるのに時間遅れが生じるので、時刻t5までは電極1と母材2とは短絡状態のままである。したがって、同図(F)に示すように、電極先端・母材間距離Lwは、時刻t4〜t5の期間中は0のままである。
(4)時刻t5〜t6の期間
時刻t5において、上記の溶接トーチ4の後退移動によって電極1の先端が母材2から引き離されると、アーク3が発生する。アーク3が発生すると、溶接電圧Vwは数十Vのアーク電圧値に急増するので、同図(D)に示すように、短絡判別信号SdはLowレベルに変化する。これに応動して、同図(C)に示すように、電流設定信号Irは予め定めたスタート電流設定値Isrに変化する。このために、同図(E)に示すように、溶接電流Iwはスタート電流Isが通電する。ここでは、スタート電流Isは定常電流Icよりも大きな値である。溶接トーチ4の後退移動は継続される。この結果、同図(F)に示すように、電極先端・母材間距離Lwは時刻t5の0から次第に長くなる。
(5)時刻t6以降の期間
時刻t6において、時刻t5〜t6の後退移動距離が予め定めた定常距離Lcに達すると、溶接トーチ4は後退移動を停止する。これで、溶接トーチ4は、時刻t2時点とは電極先端・母材間距離Lwは異なるが溶接開始位置Spに復帰したことになる。ここで、時刻t5〜t6の後退移動距離は、後退速度×後退移動時間によって算出することができる。時刻t6において、溶接トーチ4が溶接開始位置Spに復帰すると、同図(C)に示すように、電流設定信号Irは予め定めた定常電流設定値Icrに変化する。このために、同図(E)に示すように、溶接電流Iwは定常電流Icが通電する。ロボットRMは、時刻t6からは溶接線に沿って移動を開始する。同図(F)に示すように、電極先端・母材間距離Lwは、時刻t6で定常距離Lcと等しくなり、それ以降はその値を維持する。
上記の後退速度は、速すぎると電極1と母材2とが引き離されたときにアークが発生するのに失敗するおそれがある。逆に、後退速度が遅いと、アークスタートに要する時間が長くなる。したがって、後退速度は、アークが確実に発生し、後退移動途中でアークが消弧しない最速の値に設定することが望ましい。後退速度は、例えば20mm/sである。上記の定常距離Lcは、定常状態のアーク長であり、溶接品質を考慮して設定される。定常距離Lcは、例えば5mmである。同図においては、スタート電流Isは定常電流Icよりも大きな値に設定されている。これは、電極1の温度を速く上昇させて、安定したアーク発生状態に導くためである。スタート電流Isを、時刻t5にアーク3が発生した時点から所定期間だけ通電するようにしても良い。
上述した実施の形態1によれば、溶接トーチを第2前進距離に達するまで第2前進速度で前進移動させ、その後は第1前進速度に切り換えて電極が母材と接触するまで前進移動させる。これにより、電極の先端が母材と接触するときの第1前進速度は遅いので、電極先端に変形又は欠損が生じることを抑制することができる。さらに、第2前進速度は速いので、電極を母材と接触させる時間を短縮することができるので、アークスタートに要する時間を短縮することができる。
上記の短縮効果を数値例で示す。所期距離Li=10mm、第1前進距離L1=5mm、第1前進速度W1=5mm/s、第2前進速度W2=50mm/s、第2前進距離L2=Li−L1=10−5=5mmである。従来技術のように、初期距離Liを第1前進速度W1で前進移動すると、接触するまでの時間はLi/W1=2秒となる。これに対して、本実施の形態では、接触までの時間は、L2/W2+L1/W1=0.1+1=1.1秒となる。したがって、約半分に短縮される。このために、アークスタートを頻繁に繰り返す溶接では、生産効率が大幅に向上する。
[実施の形態2]
実施の形態2の発明は、
1) 第1回目のアークスタート時は、電極を第1前進速度W1で母材と接触するまで前進移動させると共に、この前進移動の時間Tiを計測し、その後に電極を後退移動させて母材から引き離してアークを発生させ、上記の前進移動時間Tiと第1前進速度W1を乗算して初期距離Liを自動設定する(この動作については図3で後述する)。
2) 第2回目以降のアークスタート時は、自動設定された初期距離Liを使用して図2で上述した実施の形態1のタッチスタート制御を行うものである。
実施の形態2に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を実施するための溶接装置は、上述した図1と同一である。但し、ロボット制御装置RCの動作が異なっている。この異なる動作については、図3で後述する。
図3は、本発明の実施の形態2に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法において、第1回目のアークスタート時の動作を示す図1の溶接装置における各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接開始信号Stの時間変化を示し、同図(B)は起動信号Onの時間変化を示し、同図(C)は電流設定信号Irの時間変化を示し、同図(D)は短絡判別信号Sdの時間変化を示し、同図(E)は溶接電流Iwの時間変化を示し、同図(F)は電極先端・母材間距離Lwの時間変化を示す。同図は上述した図2と対応しており、時刻t2〜t4の前進移動期間の動作のみが異なり、それ以外の期間の動作は同一である。以下、同図を参照して、異なる動作の期間について説明する。
第1回目のアークスタートとは、同一のワークの溶接を繰り返して行う場合において、最初に行うアークスタートのことである。溶接を休止した後に再開する場合には、再開後の最初のアークスタートのことである。したがって、前日と同一のワークの溶接を本日も行う場合には、本日の最初のアークスタートのことである。また、電極の研磨、交換、ワーク固定位置の調整、溶接機器の清掃等によって溶接を中断した場合には、中断後の最初のアークスタートのことである。
(1)時刻t1〜t2の期間
時刻t1において、同図(A)に示すように、溶接開始信号Stが外部から入力(Highレベル)されると、ロボットRMに搭載された溶接トーチ4を移動させて、時刻t2において溶接トーチ4は予め教示された溶接開始位置Spに到着して停止する。この期間の動作は、図2と同一である。
(2)時刻t2〜t4の期間
時刻t2において、溶接トーチ4が溶接開始位置Spに到着すると、同図(B)に示すように、起動信号OnはHighレベルに変化する。これに応動して、溶接電源PSは定電流特性を形成して出力を開始するが、この期間中は電極1と母材2とは離れており無負荷状態にあるために、無負荷電圧が印加する。同時に、同図(C)に示すように、電流設定信号Irは、時刻t2において、予め定めた定常電流設定値Icrから小さな値の予め定めた初期電流設定値Iirに変化する。ロボットRMは、時刻t2から前進移動を開始して、溶接トーチ4も前進移動する。この前進移動の方法を以下に詳述する。
溶接トーチ4が溶接開始位置Spに到着した状態(溶接トーチ4が前進移動を開始する時点)における電極先端・母材間距離Lwである初期距離Liは、図2では予め設定されたが、同図では以下に説明する方法で自動設定されることになる。また、図2と同様に、第1前進速度W1を予め設定する。この第1前進速度W1は、図2のときと同一値に設定される。
時刻t2において、溶接トーチ4の第1前進速度W1での前進移動を開始し、時刻t4において電極1が母材2と接触するまで継続する。この時刻t2〜t4の前進移動時間Tiを計測する。そして、この前進移動時間Tiと第1前進速度W1とを乗算して初期距離Li=Ti×W1を自動設定する。同図(F)に示すように、電極先端・母材間距離Lwは、時刻t2〜t4の期間中は緩やかに短くなり、時刻t4で0となる。
時刻t4以降の期間の動作は、図2と同一であるので、説明は省略する。
第2回目以降のアークスタート時は、第1回目のアークスタート時に自動設定された初期距離Liを使用して、図2で上述した実施の形態1のタッチスタート制御を行う。
上述した実施の形態2によれば、第1回目のアークスタート時は、電極を第1前進速度で母材と接触するまで前進移動させると共に、この前進移動の時間を計測し、その後に電極を後退移動させて母材から引き離してアークを発生させ、前進移動時間と第1前進速度を乗算して初期距離を自動設定し、第2回目以降のアークスタート時は、自動設定された初期距離を使用して実施の形態1のタッチスタート制御を行う。これにより、実施の形態2は、実施の形態1の効果に加えて、以下の効果を奏する。実施の形態1では、初期距離を予め設定していた。このために、設定の手間がかかっていた。さらに、電極の研磨、交換、ワーク固定位置の調整、溶接機器の清掃等によって初期距離は変化する。この結果、初期距離の設定値と実際の初期距離とに差が生じる場合があった。実際の初期距離が設定値よりも長い場合には、時間の短縮効果が小さくなるという問題が生じる。逆の場合には、電極が低速値に収束する前に母材と接触することになり、変形又は欠損が生じるという問題がある。これに対して、実施の形態2では、初期距離を実測しているので、常に正確な初期距離の値に基づいてタッチスタート制御を行うことができる。このために、時間短縮効果及び電極の変形又は欠損対策効果を最大限発揮させることができる。
[実施の形態3]
実施の形態3の発明は、
1) 第1回目のアークスタート時は、図3で上述した実施の形態2と同様に、電極を第1前進速度W1で母材と接触するまで前進移動させると共に、この前進移動の時間Tiを計測し、その後に電極を後退移動させて母材から引き離してアークを発生させ、上記の前進移動時間Tiと第1前進速度W1を乗算して初期距離Liを自動設定する。
2) 第n(n≧2の整数)回目のアークスタート時は、第n−1回目のアークスタート時に自動設定された初期距離を使用して、図2で上述した実施の形態1のタッチスタート制御を行い、この第n回目のアークスタート時における前記第1前進速度による前進移動時間を第1前進移動時間として計測し、この第1前進移動時間と前記第1前進速度を乗算した値に前記第2前進距離を加算して前記初期距離を自動設定するものである。
実施の形態3に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を実施するための溶接装置は、上述した図1と同一である。但し、ロボット制御装置RCの動作が異なっている。上記1)項の動作は、図3で上述した実施の形態2と同様であるので、説明は省略する。
上記2)項の動作は、図2で上述したタッチスタート制御方法において、前進速度が第1前進速度W1に変化する時刻t3から電極1が母材2と接触する時刻t4までの第1前進移動時間T1を計測し、下式によって初期距離Liを算出する。
Li=T1×W1+L2
ここで、W1は第1前進速度であり、L2は第2前進距離である。
この算出した初期距離Liをn+1回目のアークスタート時に使用する。
上述した実施の形態3によれば、第1回目のアークスタート時は、電極を第1前進速度で母材と接触するまで前進移動させると共に、この前進移動の時間を計測し、その後に電極を後退移動させて母材から引き離してアークを発生させ、前進移動時間と第1前進速度を乗算して初期距離を自動設定し、第n(n≧2の整数)回目のアークスタート時は、第n−1回目のアークスタート時に自動設定された初期距離を使用して、実施の形態1のタッチスタート制御を行い、この第n回目のアークスタート時における第1前進速度による前進移動時間を第1前進移動時間として計測し、この第1前進移動時間と第1前進速度を乗算した値に第2前進距離を加算して前記初期距離を自動設定する。
これにより、実施の形態1及び2の効果に加えて、以下の効果を奏する。実施の形態2では、第2回目以降のアークスタート時には、第1回目のアークスタート時に算出した初期距離を使用する。しかし、アークスタート回数が多くなるのに伴い、電極1の先端は次第に消耗して、初期距離が変化する。実施の形態3では、アークスタートごとに初期距離を実測して自動設定し、次のアークスタート時に新たに自動設定された初期距離を使用することができる。このために、常に正確な初期距離に基づいてタッチスタート制御を行うことができるので、時間短縮効果及び電極の変形又は欠損対策効果を最大限発揮させることができる。
[実施の形態4]
実施の形態4の発明は、複数の溶接個所がある場合には、各溶接個所ごとに初期距離、第1前進距離、第1前進速度及び第2前進速度を独立して設定するものである。
実施の形態4に係る非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法を実施するための溶接装置は、上述した図1と同一である。但し、ロボット制御装置RCの動作が異なっている。この異なる動作については、以下に説明する。
1つのワークに異なる溶接条件の第1〜第3溶接個所がある場合を想定する。溶接は、第1溶接個所、第2溶接個所、第3溶接個所と順次行い、ワークを交換して繰り返して行われる場合とする。
上記の溶接に対して、実施の形態1のタッチスタート制御を行う場合には、第1溶接個所、第2溶接個所及び第3溶接個所それぞれに独立して、初期距離Li、第1前進距離L1、第1前進速度W1及び第2前進速度W2を予め設定する。その上で、図2で上述したタッチスタート制御を行う。
上記の溶接に対して、実施の形態2のタッチスタート制御を行う場合には、第1溶接個所、第2溶接個所及び第3溶接個所それぞれに独立して、第1前進距離L1、第1前進速度W1及び第2前進速度W2を予め設定する。その上で、第1溶接個所に対する第1回目のアークスタート時は、図3で上述したタッチスタート制御を行うと共に、第1溶接個所の初期距離Liを自動設定する。第2溶接個所及び第3溶接個所に対する第1回目のアークスタート時も同様に、第2溶接個所の初期距離Li及び第3溶接個所の初期距離Liをそれぞれ自動設定する。第1溶接個所に対する第2回目以降のアークスタート時は、自動設定した第1溶接個所の初期距離Liを使用して、図2で上述したタッチスタート制御を行う。第2溶接個所及び第3溶接個所に対する第2回目以降のアークスタート時も同様である。
上記の溶接に対して、実施の形態3のタッチスタート制御を行う場合には、第1溶接個所、第2溶接個所及び第3溶接個所それぞれに独立して、第1前進距離L1、第1前進速度W1及び第2前進速度W2を予め設定する。その上で、第1溶接個所に対する第1回目のアークスタート時は、図3で上述したタッチスタート制御を行うと共に、第1溶接個所の初期距離Liを自動設定する。第2溶接個所及び第3溶接個所に対する第1回目のアークスタート時も同様に、第2溶接個所の初期距離Li及び第3溶接個所の初期距離Liをそれぞれ自動設定する。第1溶接個所に対する第n回目のアークスタート時は、第n−1回目のアークスタート時に自動設定した第1溶接個所の初期距離Liを使用して、図2で上述したタッチスタート制御を行う。第2溶接個所及び第3溶接個所に対する第n回目のアークスタート時も同様である。ここで、nは2以上の整数である。
上述した実施の形態4によれば、複数の溶接個所がある場合には、各溶接個所ごとに、初期距離、第1前進距離、第1前進速度及び第2前進速度を独立して設定して、実施の形態1〜3のタッチスタート制御を行う。これにより、実施の形態1〜3のタッチスタート制御を、複数の溶接個所の溶接を繰り返して行う場合に適用することができる。
1 電極
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
Ic 定常電流
Icr 定常電流設定値
Ii 初期電流
Iir 初期電流設定値
Ir 電流設定信号
Is スタート電流
Isr スタート電流設定値
Iw 溶接電流
L1 第1前進距離
L2 第2前進距離
Lc 定常距離
Li 初期距離
Lw 電極先端・母材間距離
Mc 動作制御信号
On 起動信号
PS 溶接電源
RC ロボット制御装置
RM ロボット
SD 短絡判別回路
Sd 短絡判別信号
Sp 溶接開始位置
St 溶接開始信号
T1 第1前進移動時間
T2 第2前進移動時間
Ti 前進移動時間
Vw 溶接電圧
W1 第1前進速度
W2 第2前進速度

Claims (4)

  1. 溶接トーチに装着された非消耗の電極を前進移動させて母材と接触させ、その後に前記電極を後退移動させて前記母材から引き離してアークを発生させる非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法において、
    前記前進移動を開始する時点における前記電極と前記母材との初期距離、前記初期距離よりも小さな値の第1前進距離、第1前進速度及び前記第1前進速度よりも高速な値の第2前進速度を予め設定し、前記初期距離から前記第1前進距離を減算して第2前進距離を算出し、
    前記電極を前記第2前進距離に達するまで前記第2前進速度で前進移動させ、その後は前記第1前進速度に切り換えて前記母材と接触するまで前進移動させる、
    ことを特徴とする非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法。
  2. 第1回目のアークスタート時は、前記電極を前記第1前進速度で前記母材と接触するまで前進移動させると共にこの前進移動の時間を計測し、その後に前記電極を後退移動させて前記母材から引き離してアークを発生させ、前記前進移動時間と前記第1前進速度を乗算して前記初期距離を自動設定し、第2回目以降のアークスタート時は、自動設定された初期距離を使用して請求項1記載のタッチスタート制御を行う、
    ことを特徴とする非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法。
  3. 第1回目のアークスタート時は、前記電極を前記第1前進速度で前記母材と接触するまで前進移動させると共にこの前進移動の時間を計測し、その後に前記電極を後退移動させて前記母材から引き離してアークを発生させ、前記前進移動時間と前記第1前進速度を乗算して前記初期距離を自動設定し、
    第n(n≧2の整数)回目のアークスタート時は、第n−1回目のアークスタート時に自動設定された初期距離を使用して請求項1記載のタッチスタート制御を行い、この第n回目のアークスタート時における前記第1前進速度による前進移動時間を第1前進移動時間として計測し、この第1前進移動時間と前記第1前進速度を乗算した値に前記第2前進距離を加算して前記初期距離を自動設定する、
    ことを特徴とする非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法。
  4. 複数の溶接個所がある場合には、各溶接個所ごとに前記初期距離、前記第1前進距離、前記第1前進速度及び前記第2前進速度を独立して設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非消耗電極アーク溶接のタッチスタート制御方法。
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