JP2014104453A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液体吐出装置から吐出する液体の吐出量や濃度を安定させる。
【解決手段】 液体吐出装置10は、液体Lを収納するシリンジ11と、液体Lを撹拌するための撹拌部材13と、撹拌部材13を回転させる回転機構17と、を備える。撹拌部材13は、支持軸13cと、羽根13dを有する。支持軸13cは、シリンジ底面11aと直交している。羽根13dの羽根端部13aとシリンジ底面11aは対向しており、互いに平行である。撹拌部材13が回転することにより、シリンジ11の底部11dにおいても、液体Lに流動性が付与され、液体L中のフィラーの凝集や沈降が起きにくくなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 液体吐出装置10は、液体Lを収納するシリンジ11と、液体Lを撹拌するための撹拌部材13と、撹拌部材13を回転させる回転機構17と、を備える。撹拌部材13は、支持軸13cと、羽根13dを有する。支持軸13cは、シリンジ底面11aと直交している。羽根13dの羽根端部13aとシリンジ底面11aは対向しており、互いに平行である。撹拌部材13が回転することにより、シリンジ11の底部11dにおいても、液体Lに流動性が付与され、液体L中のフィラーの凝集や沈降が起きにくくなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液体を吐出するための液体吐出装置に関する。
液体吐出装置は、たとえば、接着剤、被覆材、充填材、塗料、インクなどの液体を定量吐出するために用いられ、液体を収納するためのシリンジと、液体を吐出するためのノズルと、を備える。シリンジに収納された液体は、ディスペンサーコントローラからの圧縮空気により押圧され、ノズルを通ってシリンジの外部へ吐出される。
この液体吐出装置は、種々の製品の生産現場において長時間にわたり使用され、たとえば4時間以上もの間、継続的に使用されることもある。その場合、液体に含まれる材料の経時的な凝集や沈降が起こり、吐出される液体の吐出量や濃度に変化をきたすことが多い。特に、液体が粒状または粉状のフィラーを含む場合には、フィラーの沈降が起きやすく、吐出される液体の吐出量や液体中に含まれるフィラーの含有率の変化が顕著となる。
この問題を解消するため、特許文献1(特開平6−126227号公報)には、図5に示されたような液体吐出装置100が開示されている。この液体吐出装置100では、シリンジ111の中部111cに撹拌部材113を設け、この撹拌部材113を回転させて液体Lに流動性を付与することにより、液体L中の凝集や沈降を抑制している。
しかし、液体吐出装置100は、シリンジ111の中部111cにおいては撹拌部材113が設けられているが、シリンジ111の底部111dにおいては撹拌部材113が設けられておらず液体Lに流動性を付与することが困難である。
また、液体吐出装置100は、シリンジ111の内径が中部111cから底部111dに向かうにしたがい小さくなっており、それにともない、撹拌部材113の幅も小さくなっている。そのため、中部111cから底部111dにかけての撹拌部材113の側部の周速が、中部111cにおける撹拌部材113の側部の周速に比べ小さくなり、液体Lに十分な流動性を付与することができない。
このように、特許文献1に示された液体吐出装置100では、依然として、液体L中のフィラーの凝集や沈降が起きやすくなっており、凝集物または沈降物が底部111dに滞留することにより、吐出される液体Lの吐出量や濃度に変化をきたす可能性があった。本発明の目的は、これらの課題を解決し得る液体吐出装置を提供することである。
本発明に係る液体吐出装置は、液体を内部に収納するためのシリンジと、シリンジに収納された液体を撹拌するため、シリンジの内部に設けられる撹拌部材と、撹拌部材を回転させるため、撹拌部材に取り付けられる回転機構と、シリンジに収納された液体を外部へ吐出するため、シリンジの内部と外部とを連通するように設けられるノズルと、を備えるものであって、シリンジは、シリンジの内部側においてシリンジ底面およびシリンジ側面を有し、撹拌部材は、回転するときに中心となる支持軸と、支持軸の周囲に配置される羽根と、を有し、撹拌部材の支持軸は、シリンジ底面に対し直交しており、羽根は、シリンジ底面に対向する羽根端部を有し、羽根端部とシリンジ底面は、互いに平行である。
好ましくは、シリンジ側面は、シリンジ底面に対して直交しており、羽根は、シリンジ側面に対向する羽根側部を有し、羽根側部とシリンジ側面は、互いに平行である。
また、シリンジ底面およびシリンジ側面により形成されるシリンジの内部の形状が有底円筒状であり、撹拌部材を回転させたときに形成される撹拌部材の回転軌跡が円柱状であることが好ましい。
また、撹拌部材の支持軸は、鉛直方向に対して傾いていることが好ましい。
本発明に係る液体吐出装置によれば、撹拌部材の支持軸がシリンジ底面に対し直交しており、シリンジ底面と撹拌部材の羽根端部とが対向しており互いに平行である。これにより、シリンジ底面に接する液体にも撹拌部材により確実に流動性が付与される。その結果、液体中のフィラーの凝集や沈降が起きにくくなり、吐出される液体の吐出量や濃度が安定する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る液体吐出装置10は、図1(A)に示すとおり、液体Lを収納するためのシリンジ11と、液体Lを撹拌するための撹拌部材13と、撹拌部材13を回転させるための回転機構17と、液体Lを吐出するためのノズル14と、を備える。シリンジ11の開口11e側には、シリンジ11の内部11cを密閉するための蓋15が取り付けられる。蓋15には押圧用配管16が設けられ、押圧用配管16には図示しないディスペンサーコントローラが取り付けられる。このディスペンサーコントローラから押圧用配管16を介して、内部11cに圧縮空気が投入される。これにより、内部11cに収納された液体Lに押圧力がかかり、液体Lがノズル14を通ってシリンジ11の外部へ吐出される。
第1実施形態に係る液体吐出装置10は、図1(A)に示すとおり、液体Lを収納するためのシリンジ11と、液体Lを撹拌するための撹拌部材13と、撹拌部材13を回転させるための回転機構17と、液体Lを吐出するためのノズル14と、を備える。シリンジ11の開口11e側には、シリンジ11の内部11cを密閉するための蓋15が取り付けられる。蓋15には押圧用配管16が設けられ、押圧用配管16には図示しないディスペンサーコントローラが取り付けられる。このディスペンサーコントローラから押圧用配管16を介して、内部11cに圧縮空気が投入される。これにより、内部11cに収納された液体Lに押圧力がかかり、液体Lがノズル14を通ってシリンジ11の外部へ吐出される。
液体Lは、樹脂を溶剤で希釈することにより作製されたものである。液体Lの粘度は、たとえばJISK7117−1に記載された方法により、単一円筒回転粘度計で測定した場合、0.2〜1.0Pa・sである。液体Lに含まれる樹脂、溶剤、フィラーについては特に限定されないが、たとえばフィラーの粒径が極めて小さい場合や、溶剤で希釈された樹脂とフィラーとの比重差が大きい場合は、液体L中でフィラーの凝集や沈降が起きやすくなる。これを抑制するためには、フィラーの沈降の起きやすい箇所において液体Lを撹拌することが有効である。第1実施形態に示す液体吐出装置10は、フィラーの沈降の起きやすいシリンジ11の底部11dにおいても、液体Lが撹拌される構造となっている。
シリンジ11は、開口11eを有する容器状の形状をしている。シリンジ11の内部11cは、たとえば内径22mmの有底円筒形状である。シリンジ11は、開口11e側の外周に鍔部11fを有し、この鍔部11fを回転させることにより、蓋15に対して着脱可能となっている。シリンジ11の材質としては、たとえば透明の樹脂、ガラスなどが挙げられる。
シリンジ11は、その内部11c側において底面および側面を有する。以下において、シリンジ11の内部11cの底面をシリンジ底面11aと呼び、シリンジ11の内部11cの側面をシリンジ側面11bと呼ぶ。シリンジ底面11aは平坦である。シリンジ側面11bは直線状であり、シリンジ底面11aに対して直交している。すなわち、シリンジ底面11aとシリンジ側面11bとにより形成される角度は、正面から見たときに直角である。液体Lは、これらシリンジ底面11aおよびシリンジ側面11bに接しながら内部11cに収納される。
ノズル14は、シリンジ11の底部11dにおいて、シリンジ11の内部11cと外部とを連通するように設けられる。ノズル14の上流端14aの位置は、シリンジ底面11aと一致している。ただし、上流端14aの位置は、シリンジ底面11aからシリンジ11の内側に所定長さ突出していてもよい。ノズル14の形状はパイプ状であり、具体的には、たとえば内径0.25mmの貫通孔を有している。ノズル14の材質としては、たとえばステンレス鋼、アルミニウムなどの金属、ポリエチレンなどの樹脂が挙げられる。ノズル14は、シリンジ11の底部11dに設けられた貫通孔に挿入され、接着剤などによりシリンジ11に固定される。
撹拌部材13は、シリンジ底面11aおよびシリンジ側面11bと接触しないように、シリンジ11の内部11cに設けられる。撹拌部材13は、回転するときに中心となる支持軸13cと、支持軸13cの周囲に配置される複数の羽根13dと、を有する。支持軸13cの回転中心Cは、シリンジ底面11aに対して直交している。
図1(A)に示すとおり、複数の羽根13dは、支持軸13cの軸方向に対して、重複する箇所を一部設けながら異なる位置にそれぞれ設けられる。また、図1(B)に示すとおり、支持軸13cに対して放射状に設けられる。この羽根13dの構造により、撹拌部材13を回転させたときの回転軌跡は、円柱状となる。撹拌部材13の材質としては、たとえばステンレス鋼、アルミニウムなどの金属、ポリエチレンなどの樹脂が挙げられる。なお、図1(B)の方向から見たときに、羽根13dの形状は、直線状でもよいし、曲線状でもよい。羽根13dは、面積を有するものであれば、板状でもよいし、棒状でもよい。
撹拌部材13には、連結部材18を介して回転機構17が取り付けられる。この回転機構17の動作により、撹拌部材13の羽根13dが回転させられ、液体Lが撹拌される。回転機構17としては、たとえば電動モータ、空圧モータなどが挙げられる。
回転機構17は回転機構取付部材19に取り付けられ、回転機構取付部材19と蓋15は互いに固定される。回転機構17を取り付ける際は、回転機構17の回転ロッド17aの中心、撹拌部材13の支持軸13cの回転中心C、およびシリンジ11の内部11cの中心が、一致するように調整される。回転ロッド17aが蓋15を貫通できるように、蓋15には回転摺動部15aが設けられる。この回転摺動部15aにより、シリンジ11の内部11cの密閉性が保たれながら、回転ロッド17aが回転可能となっている。
ここで、撹拌部材13の羽根13dとシリンジ11の関係について詳しく説明する。羽根13dには、シリンジ底面11aに対向する羽根端部13aと、シリンジ側面11bに対向する羽根側部13bとがある。羽根端部13aとシリンジ底面11aとは近接しており、その距離taは、たとえば0.5mm〜4mmである。羽根側部13bとシリンジ側面11bも近接しており、その距離tbは、たとえば0.5mm〜4mmである。なお、撹拌部材13の回転数を大きくすれば、これらの距離ta、tbもそれぞれ大きく設定することができる。
羽根端部13aは、直線状であり、支持軸13cに対して直交している。一方、支持軸13cに対してシリンジ底面11aは直交しているので、羽根端部13aとシリンジ底面11aは、互いに平行の状態で対向配置される。これにより、シリンジ11の底部11dにおいて、シリンジ底面11aに接する液体Lにも確実に流動性が付与される。その結果、液体L中のフィラーの凝集や沈降が起きにくくなり、吐出される液体Lの吐出量や液体L中に含まれるフィラーの含有率が安定する。また、シリンジ底面11aと一致するようにノズル14の上流端14aが取り付けられる場合であっても、ノズル14の上流端14a付近の液体Lにも流動性が付与されるので、フィラーの凝集物や沈降物によるノズル14の詰まりを抑制できる。
また、羽根側部13bは、直線状であり、支持軸13cに対して平行である。一方、シリンジ底面11aに対してシリンジ側面11bは、直交しているので、羽根側部13bとシリンジ側面11bは、互いに平行の状態で対向配置される。これにより、シリンジ11の底部11dにおいても羽根側部13bの周速が小さくならず、シリンジ側面11bに接する液体Lに対しても流動性が付与される。特に、シリンジ底面11aとシリンジ側面11bとが交わる内角において、フィラーの凝集や滞留を抑制できる。
また、シリンジ底面11aおよびシリンジ側面11bにより形成されるシリンジ11の内部11cの形状は有底円筒状であり、撹拌部材13を回転させたときの撹拌部材13の回転軌跡は円柱状である。これにより、シリンジ11の内部11c全体において、液体Lがよどみなく撹拌される。特に、距離taと距離tbが等しい場合、すなわち、シリンジ11の内部11cの円筒形状と、撹拌部材13の回転軌跡による円柱形状とが相似形である場合は、より均一に液体Lに対して流動性が付与される。
図2(A)および図2(B)は、第1変形例である液体吐出装置30を説明するための図である。液体吐出装置30は、ノズル34の取り付け位置および撹拌部材33の羽根端部の形状に特徴がある。第1実施形態と共通する構成については図中に同じ符号を記し、説明を省略する。
第1変形例において、ノズル34はシリンジ底面11aより内側に突出している。具体的には、ノズル34の上流端34aがシリンジ底面11aより2mm上方に位置する。ノズル34は、突出された状態のまま、接着剤などによりシリンジ11に固定される。
撹拌部材33は、ノズル34の上流端34aに対して所定の距離をあけて設けられる。撹拌部材33は、支持軸33cと、支持軸33cの周囲に配置される複数の羽根33dを有する。羽根33dには、シリンジ底面11aに対向する羽根端部33aと、シリンジ側面11bに対向する羽根側部33bとがある。羽根端部33aは、支持軸33cの先端よりシリンジ底面11a側に張り出している。
第1変形例の羽根端部33aとシリンジ底面11aは、互いに平行の状態で対向配置される。これにより、シリンジ11の底部11dにおいて、シリンジ底面11a接する液体Lにも確実に流動性が付与される。また、羽根側部33bとシリンジ側面11bは、互いに平行の状態で対向配置される。これにより、シリンジ11の底部11dにおいても羽根側部33bの周速が小さくならず、シリンジ側面11bに接する液体Lに対しても流動性が付与される。また、ノズル34がシリンジ11の内側に突出しているので、元々の液体Lに凝集物が含まれていたとしてもノズル34の上流端34aに凝集物が入りにくく、ノズル34の詰まりが抑制される。
図3(A)および図3(B)は、第2変形例である液体吐出装置40を説明するための図である。液体吐出装置40は、ノズル44の構造および撹拌部材43の形状に特徴がある。第1実施形態と共通する構成については図中に同じ符号を記し、説明を省略する。
第2変形例において、ノズル44は、シリンジ41と同じ材質であり、シリンジ41と一体に形成される。ノズル44の上流端44aの位置は、シリンジ41の底面41aと一致している。ノズル44は、たとえば内径0.4mmの貫通孔を有している。
シリンジ41は、その内部41c側においてシリンジ底面11aおよびシリンジ側面11bを有する。シリンジ底面11aは平坦である。シリンジ側面41bは直線状であり、シリンジ底面41aに対して直交している。
撹拌部材43は平板から作製されたものであり、支持軸43cと、支持軸43cの周囲に配置される複数の羽根43dを有する。支持軸43cは、シリンジ底面41aに対して直交している。複数の羽根43dは、支持軸43cの軸方向に対して、間隔をあけた状態で異なる位置にそれぞれ設けられる。回転機構17の回転ロッド17aの中心、撹拌部材43の支持軸43cの回転中心C、およびシリンジ41の内部41cの中心は、それぞれが一致するように調整される。撹拌部材43には、シリンジ底面41aに対向する羽根端部43aと、シリンジ側面41bに対向する羽根側部43bとがある。
第2変形例の羽根端部43aは、直線状であり、支持軸43cに対して直交している。一方、支持軸43cに対してシリンジ底面41aは直交しているので、羽根端部43aとシリンジ底面41aは、互いに平行の状態で対向配置される。これにより、シリンジ41の底部41dにおいて、シリンジ底面41aに接する液体Lに対しても確実に流動性が付与される。また、羽根側部43bは、直線状であり、支持軸43cに対して平行である。一方、シリンジ底面41aに対してシリンジ側面41bは、直交しているので、羽根側部43bとシリンジ側面41bは、互いに平行の状態で対向配置される。これにより、シリンジ41の底部11dにおいても羽根側部43bの周速が小さくならず、シリンジ側面41bに接する液体Lに対しても流動性が付与される。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態に係る液体吐出装置50の正面図である。液体吐出装置50は、第1実施形態に係る液体吐出装置10を傾けて配置した点に特徴がある。第1実施形態と共通する構成については、図中に同じ符号を記し、説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係る液体吐出装置50の正面図である。液体吐出装置50は、第1実施形態に係る液体吐出装置10を傾けて配置した点に特徴がある。第1実施形態と共通する構成については、図中に同じ符号を記し、説明を省略する。
図4に示すとおり、液体吐出装置50を構成するシリンジ11、撹拌部材13、ノズル14および回転機構17は、回転機構取付部材19に対し実質的に一体となって組み立てられる。液体吐出装置50は、さらに傾き調整部材21を有する。回転機構取付部材19は、傾き調整部材21に設けられたピン21aを中心に回転可能となっている。回転機構取付部材19は、所定の角度θ傾けられた後、ネジなどにより傾き調整部材21に固定される。図4では、液体吐出装置50における撹拌部材13の支持軸13cが、鉛直方向に対してθ=30°傾いた位置に固定されている。
液体Lに含まれる凝集物やフィラーは鉛直下向きに沈降しようとするが、液体吐出装置50を傾けて設置することにより、撹拌部材13による鉛直方向への撹拌力が増す。これにより、液体Lに大きな流動性が付与されるため、液体L中のフィラーの凝集や沈降をより効果的に抑制できる。なお、液体吐出装置50の支持軸13cの傾きを30°より大きく設定すると、シリンジ11の内部11cおいて吐出されずに残る液体Lの量が増えるので、所定の角度θは0°より大きく30°以下であることが好ましい。
第1実施形態および第2実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、技術的思想の同一性が認められる範囲で種々の変形が可能である。たとえば、回転ロッド17aと撹拌手段13とを一体に形成してもよい。また、ノズル14はシリンジ11に対して着脱可能であってもよい。
なお、第1実施形態および第2実施形態に係る液体吐出装置を実際に使用したところ、液体Lの吐出量の変化は、4時間経過しても10%以内であることを確認した。
10:液体吐出装置
11:シリンジ
11a:シリンジ底面
11b:シリンジ側面
11c:シリンジの内部
11d:シリンジの底部
11e:シリンジの開口
11f:シリンジの鍔部
13:撹拌部材
13a:羽根端部
13b:羽根側部
13c:支持軸
13d:羽根
14:ノズル
14a:ノズルの上流端
15:蓋
15a:蓋の回転摺動部
16:押圧用配管
17:回転機構
17a:回転ロッド
18:連結部材
19:回転機構取付部材
C:回転中心
L:液体
11:シリンジ
11a:シリンジ底面
11b:シリンジ側面
11c:シリンジの内部
11d:シリンジの底部
11e:シリンジの開口
11f:シリンジの鍔部
13:撹拌部材
13a:羽根端部
13b:羽根側部
13c:支持軸
13d:羽根
14:ノズル
14a:ノズルの上流端
15:蓋
15a:蓋の回転摺動部
16:押圧用配管
17:回転機構
17a:回転ロッド
18:連結部材
19:回転機構取付部材
C:回転中心
L:液体
Claims (4)
- 液体を内部に収納するためのシリンジと、
前記シリンジに収納された液体を撹拌するため、前記シリンジの内部に設けられる撹拌部材と、
前記撹拌部材を回転させるため、前記撹拌部材に取り付けられる回転機構と、
前記シリンジに収納された液体を外部へ吐出するため、前記シリンジの内部と外部とを連通するように設けられるノズルと、
を備える液体吐出装置であって、
前記シリンジは、前記シリンジの内部側においてシリンジ底面およびシリンジ側面を有し、
前記撹拌部材は、回転するときに中心となる支持軸と、前記支持軸の周囲に配置される羽根と、を有し、
前記撹拌部材の前記支持軸は、前記シリンジ底面に対し直交しており、
前記羽根は、前記シリンジ底面に対向する羽根端部を有し、
前記羽根端部と前記シリンジ底面は、互いに平行であることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記シリンジ側面は、前記シリンジ底面に対して直交しており、
前記羽根は、前記シリンジ側面に対向する羽根側部を有し、
前記羽根側部と前記シリンジ側面は、互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載された液体吐出装置。 - 前記シリンジ底面および前記シリンジ側面により形成される前記シリンジの内部の形状が有底円筒状であり、前記撹拌部材を回転させたときに形成される前記撹拌部材の回転軌跡が円柱状であることを特徴とする請求項1または2に記載された液体吐出装置。
- 前記撹拌部材の前記支持軸は、鉛直方向に対して傾いていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載された液体吐出装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2012261688A JP2014104453A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 液体吐出装置 |
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