JP2014104352A - 温度変化領域の迅速検出方法および装置 - Google Patents

温度変化領域の迅速検出方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度変化領域を迅速に認識することを可能にする温度変化領域の迅速決定方法を提供する。
【解決手段】a)磁場内で高周波パルスによってサンプルボリューム内の核スピンを励起し、b)マルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第1のn次元空間にわたる積分の第1のm次元空間への第1の投影を取得して記憶し、n+m=3であり、かつマルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第2のn次元空間にわたる積分の第2のm次元空間への第1の投影を取得して記憶し、第1および第2のm次元空間が互いに平行でなく、n+m=3であり、c)ステップb)を繰り返し、それぞれの第2の投影を取得して記憶し、d)温度変化を決定するために、第1のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成し、かつ第2のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、磁気共鳴トモグラフィによりマルチエコーシーケンスを用いてサンプルボリューム内の温度変化領域を迅速に決定する方法ならびにその方法を実施するための磁気共鳴トモグラフィ装置(磁気共鳴断層撮影装置)に関する。
磁気共鳴測定では、原子核の磁気モーメント即ち核スピンと、外部磁場との相互作用が検査される。核スピンは、その外部磁場内で整列し、外部磁場内での整列軸を中心とする外部の電磁的な交番磁場によって励起された際に、原子核の磁気モーメントの値とその外部磁場とに依存するラーモア周波数で歳差運動をする。その際に原子核がラーモア周波数を有する電磁的な交番磁場を生成する。原子核が存在するサンプルの温度に依存して、この歳差運動の出力振幅、つまり位相コヒーレンスが変化し、かつ励起の減衰も変化する。2つの測定の比較によって、両測定間におけるサンプルの温度変化を求めることができる。
熱による外科治療を磁気共鳴トモグラフィによって拡散強調イメージング法を用いて監視することは公知である(例えば、特許文献1参照)。この方法では局所的な温度が局所的な拡散率と関連づけられ、温度変化が拡散率マッピングを介して表示可能である。上述の方法は温度変化の3次元表示をもたらす。最高速の公知のシーケンスでさえも、完全な3次元検出は、緩和時間のような種々の物理的な作用のために或る特定の時間を必要とし、感度損失なしにはこの時間を短縮することはできない。
磁気共鳴技術では、3Tまでおよびそれ以上の強い磁場の使用により、高周波励起信号の周波数が上昇し、それにともない比吸収率SAR(Specific Absorption Rate)も2乗関数的に増大する。その一方でそのSARと、高周波信号による患者身体の最大許容加熱とによって測定時間が制限される。患者における磁場強度の不均一分布は、特に局所送信コイルの使用時に発生し、全身的には限界値を守っていても局所的には過熱や組織損傷を招くことがあって危険である。更に、まさに狭い局所に限定された加熱は、拡散又は血流による熱エネルギーの分散によって急速に冷え、それゆえ遅い測定の場合には組織を傷つけ得るような形で視認することができない。
ハイパーサーミア又はアブレーションにより病変組織を除去する異なる方法も公知である。通常は、病変組織の完全な消滅に加えて周辺組織の保護が目標とされる。これは特に、できる限り迅速にかつ短く病変組織を臨界温度もしくはそれ以上に加熱することによって達成される。この場合にも、周辺組織へ熱が伝播するので、温度を非常に短い時間で測定することが必要である。
欧州特許出願公開第534607号明細書
従って、本発明の課題は、温度変化の位置を迅速に検出することを可能にする方法および装置を提供することにある。
その課題は、温度変化領域を迅速に認識する本発明による方法ならびにその方法を実施する磁気共鳴トモグラフィ装置(磁気共鳴断層撮影装置)によって解決される。
本発明による方法は、
a)磁場内で高周波パルスによってサンプルボリューム内の核スピンを励起するステップと、
b)マルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第1のn次元空間にわたる積分の第1のm次元空間への第1の投影を取得して記憶し、n+m=3であり、かつマルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第2のn次元空間にわたる積分の第2のm次元空間への第1の投影を取得して記憶し、第1および第2のm次元空間が互いに平行でなく、n+m=3であるステップと、
c)ステップb)を繰り返し、それぞれの第2の投影を取得して記憶するステップと、
d)温度変化を決定するために、第1のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成し、かつ第2のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成するステップと、
を含む。
本発明による方法においては、互いに平行でない2つのm次元空間への投影の取得が行われる。用語「空間」は、互いに垂直な3つの座標軸を有するユークリッド空間だけでなく、数学的な意味で解釈すべきである。この意味での1次元空間は線又は直線であり、2次元空間は面又は平面である。自然数nおよびmの和はその都度3であり、ユークリッド空間の次元数に相当する。従って、有利なことに、空間的にサンプルボリューム全体をスライスで走査する代わりに2つのみの投影によって、温度変化領域の空間的位置を検出することができる。従って、過渡的な温度ピークも認識することができ、これに対して短時間においてその間に変化しなかったアーチファクトは消去される。
サンプルボリューム内の温度変化領域を迅速に決定する本発明による磁気共鳴トモグラフィ装置は、サンプルボリューム内に静磁場B0を生成する磁場磁石と、サンプルボリューム内に傾斜磁場を生成する傾斜磁場コイルとを有する。更に、磁気共鳴トモグラフィ装置は、サンプルボリュームへの高周波信号の送信および/またはサンプルボリュームからの高周波信号の受信を行う1つ又は複数のアンテナと、傾斜磁場コイルおよびアンテナを信号で制御(駆動)しかつ1つ又は複数のアンテナからの高周波信号を受信する供給ユニットと、供給ユニットを制御しかつ受信された高周波信号を解析する制御部とを有する。
制御部は、ステップa)において、供給ユニットが磁場内でサンプルボリューム内の核スピンを高周波パルスによって励起するように供給ユニットを制御するように設計されている。更に、制御部は、ステップb)において、マルチエコーシーケンスによりサンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第1のn次元空間にわたる積分の第1のm次元空間への第1の投影が取得されて記憶されるように供給ユニットを制御し、かつ供給ユニットによって検出された高周波信号を解析するように設計されている。n+m=3である。nおよびmは0に等しくない自然数である。同様に制御部は、ステップc)において、マルチエコーシーケンスにより制御部がサンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第2のn次元空間にわたる積分の第2のm次元空間への第1の投影を取得して記憶するように供給ユニットを制御し、かつ供給ユニットによって検出された高周波信号を解析するように設計されている。第1および第2のm次元空間は互いに平行でなく、n+m=3である。
更に、制御部は、ステップa)乃至c)を繰り返すように設計されており、それにより高周波パルスによる励起が行われ、それぞれの第2の投影が取得されて記憶される。同様に制御部は、温度変化を決定するために、第1のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成し、かつ第2のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成するように設計されている。
本発明による磁気共鳴トモグラフィ装置の利点は本発明による方法の利点に対応する。
本発明の有利な実施形態は従属請求項に示されている。
本発明による方法の実施形態では、ステップc)が、ステップb)の前にステップa)の繰り返しも含む。
高周波パルスによってサンプルボリューム内の核スピンを励起するステップa)を繰り返すことによって、ステップd)における差形成により、他の影響が最小限に抑えられるならば高周波パルスのみでひき起こされた温度変化を決定することができる。
好ましい実施形態において、本発明による方法は、更に、ステップb)の後にステップb1)を有し、ステップd)の後にステップd1)を有する。ステップb1)では、マルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第3のn次元空間にわたる積分の第3のm次元空間への第1の投影が取得されて記憶され、第1および第3のm次元空間ならびに第2および第3のm次元空間が互いに平行でなく、n+m=3である。ステップd1)では、温度変化を決定するために、第3のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差が形成される。
2つもしくは3つのm次元空間が互いに平行でないことによって、3つのm次元空間が1つの座標空間を形成し、この座標空間において、2つもしくは3つの投影によって、有利に、3次元空間内の温度変化の位置を検出し、その位置を平面上もしくはボリューム内で特定することができる。検出は、1回の励起と3×m個のマルチシーケンスのための時間だけが必要であり、完全なトモグラフィに比べて著しく迅速に実行することができ、それによって、特に時間の短い温度変化を検出することができる。
本発明による方法の実現可能な実施形態においては、n=1およびm=2である。この実施形態では、磁気共鳴信号は線又は直線に沿って検出されて積分もしくは積算され、そして2次元の面へ投影される。本発明による方法は、この実施形態において、サンプルボリュームの温度変化の2つもしくは3つの2次元表示をもたらし、それらの面は互いに平行でなく、従って異なる方向からのサンプルボリュームの2つもしくは3つの表示をもたらす。
有利には、特にそれらの面が直交座標系のそれぞれ2つの軸によって囲まれた平面である場合に、温度変化のこれらの2次元表示から、使用者がサンプルボリューム内の温度変化の位置を認識することができる。
実現可能な他の実施形態においては、n=2およびm=1である。この実施形態では、磁気共鳴信号が面又は平面に沿って検出されて積分もしくは積算され、そして1次元の線又は直線に投影される。本発明による方法は、この実施形態において、サンプルボリュームの温度変化の2つもしくは3つの1次元表示をもたらし、それらの線は互いに平行でない。
有利には、特にそれらの線がそれぞれ直交座標系を成す直線である場合に、温度変化のこれらの1次元表示から、サンプルボリューム内の温度変化の位置を決定することができる。この場合には、それぞれ1つの線上の位置が、該当する座標軸上におけるサンプルボリューム内の温度変化の座標に直接に対応する。
本発明による方法の実現可能な実施形態では、マルチエコーシーケンスがシングルショットシーケンスである。
シングルショットシーケンスは単一の励起パルスしか必要とせず、患者に照射される高周波パワーおよび測定時間を有利に低減する。というのは新たな励起の前にスピン緩和を待つ必要がないかである。
本発明による方法の実施形態では、マルチエコーシーケンスのスピンエコーが傾斜磁場により生成される。
スピンエコーを傾斜磁場により生成することによって、有利なことに180°のスピン反転パルスがないので、患者に照射される高周波照射が低減される。
本発明による方法の実施形態では、高周波パルスによってひき起こされる温度変化が決定される。
シングルショットシーケンスおよび傾斜磁場によるスピンエコーの反転に関連して、測定方法に関係のない他の熱源がない場合に、有利に、単一の高周波パルスによる加熱を決定することができ、それゆえ、局所に集中された加熱による患者の危険を適切な時機に認識することができる。
本発明による方法の実施形態では、スピンエコーをリフォーカスパルスにより生成することも考えられ得る。
リフォーカスパルスによるスピンエコーの生成は傾斜磁場コイルにおけるパルス個数を低減し、従って有利に患者の騒音ストレスを軽減する。
本発明による方法の実施形態において、ステップc)の前に熱源又は冷源によってサンプルボリュームの少なくとも部分領域において温度変化がひき起こされることも考えられ得る。
本発明による方法においては、同様にステップc)の前に熱源又は冷源によってサンプルボリューム全体又は少なくとも部分領域において温度変化をひき起こすことができ、ステップd)において本発明による方法は達成された温度変化を決定する。有利に、温熱療法の効果、例えばアブレーションによる癌組織の除去を監視することができる。
本発明による方法の実施形態では、熱源がサンプルボリューム内の超音波場であることが考えられ得る。従って、有利に、低体温症治療またはアブレーションの効果を集束超音波場によって監視することができる。
本発明による方法の他の実施形態では、熱源がサンプルボリューム内の高周波電磁場であることが考えられ得る。従って、有利に、低体温症治療またはアブレーションの効果を高周波電磁場によって監視することができる。
好ましい実施形態において、本発明による方法は、更に、第1の軸、第2の軸および第3の軸に沿った投影により、サンプルボリューム内の温度変化の領域の3次元位置を決定し、もしくは局限化する。
これは、有利に、温度変化の位置を決定し、例えば低体温症治療又はアブレーションが予め定められた位置での加熱をもたらすべく実行されるか否か、又は例えば局所コイルが患者を損傷させる局所的な加熱をもたらすか否かをチェックすることを可能にする。
以下において、図面に基づく実施例を参照して、本発明の上述の特性、特徴および利点ならびにこれらを達成する方法を更に解り易く詳細に説明する。
図1は本発明による磁気共鳴トモグラフィ装置の概略図である。 図2は本発明による方法の一実施形態についてのフローチャートである。 図3は本発明による方法の一実施形態についてのフローチャートである。 図4は本発明による方法の一実施形態の実施時における信号の時間的経過を概略的に示すタイムチャートである。 図5は本発明による方法の結果を示す概略図である。 図6は本発明による方法の他の実施形態の実施時における信号の時間的経過を概略的に示すタイムチャートである。 図7は本発明による他の方法の結果を示す概略図である。
図1は本発明による方法を実施するための本発明による磁気共鳴トモグラフィ装置1の概略図を示す。
磁石ユニット10は、サンプルボリューム内のサンプルつまり患者40の核スピンを整列させるための静磁場B0を生成する静磁場磁石11を有する。そのサンプルボリュームは、磁石ユニット10を長手方向に貫通するトンネル空間16内に配置されている。静磁場磁石11は、一般に3Tまでの磁束密度、最新の装置の場合はそれ以上の磁束密度を有する磁場を供給できる超電導磁石である。しかし、それより低い磁場強度に関しては、永久磁石、又は常電導コイルを有する電磁石を使用することができる。
更に、磁石ユニット10は傾斜磁場コイル12を有し、この傾斜磁場コイル12はサンプルボリューム内で検出される撮像範囲を空間的に区別するために3つの空間方向において可変の磁場を静磁場B0に重畳するように設計されている。傾斜磁場コイル12は一般に常電導線からなるコイルであり、これらのコイルはサンプルボリューム内で互いに直交する磁場を生成することができる。
磁石ユニット10は更にボディコイル14を有し、このボディコイル14は、信号線を介して供給される高周波信号をサンプルボリュームへ照射し、患者40から放出される共鳴信号を受信して信号線を介して出力する。しかし、高周波信号の送信および/または受信のためのボディコイル14が局所コイル15によって置き換えられ、これらの局所コイル15はトンネル空間16内において患者40に近接して配置されていると好ましい。
制御ユニット20は、傾斜磁場コイル12およびボディコイル14もしくは局所コイル15のための種々の信号を磁石ユニット10に供給し、受信された信号を解析する。
従って、制御ユニット20は傾斜磁場制御部21を有し、この傾斜磁場制御部21は、サンプルボリューム内に所望の傾斜磁場を時間調整して与える可変電流を、給電線を介して傾斜磁場コイル12に供給するように設計されている。
更に、制御ユニット20は高周波ユニット22を有し、その高周波ユニット22は、患者40の核スピンの磁気共鳴を励起するために、予め与えられた時間的経過、振幅およびスペクトルパワー分布を有する高周波パルスを生成するように設計されている。その際にパルスパワーはキロワット範囲に達し得る。
高周波ユニット22は、ボディコイル14又は局所コイル15によって受信されて信号線33を介して高周波ユニット22に供給される高周波信号を振幅および位相に関して解析するように設計されている。これは、特に、静磁場B0におけるもしくは静磁場B0と傾斜磁場との重畳により生じる磁場における高周波パルスによる励起に対する応答として患者40の核スピンが送出する高周波信号のことである。
更に、制御ユニット20は制御部23を有し、この制御部23は、傾斜磁場制御部21の作動と高周波ユニット22の作動との時間的調整を行うように設計されている。そのために制御部23は他のユニット21,22に信号バス25を介して接続されており、信号交換をする。制御部23は、そのために、高周波ユニット22によって解析された患者40からの信号を受信して処理し、又は傾斜磁場制御部21および高周波ユニット22にパルス波形および信号波形を予め与えてかつ時間的に調整するように設計されている。
患者40は患者テーブル30上に配置されている。この患者テーブル30は既に磁気共鳴トモグラフィから知られている。患者テーブル30は、患者テーブル30の第1端部31の下に配置された第1支持体36を有する。この支持体36は、患者テーブル30を水平姿勢に保持できるように、一般に患者テーブル30に沿って延びた足部を有する。患者テーブルを移動するために、その足部もローラのような移動手段を有することができる。床と患者テーブルとの間には、第1端部31における支持体36のほかに構造部材が配置されてないので、患者テーブルは第1端部31まで静磁場磁石11のトンネル空間16の中に挿入することができる。図1には直線レールシステム34が示されており、その直線レールシステム34は、患者テーブル30をその長手方向2に沿って移動できるように、支持体36を患者テーブル30に移動可能に連結する。そのために、直線レールシステム34は駆動装置37を有する。この駆動装置37は、操作者によって又は同様に制御部23によって制御されて、患者テーブル30を長手方向2に移動することを可能にするので、トンネル空間16内のサンプルボリュームよりも長い患者身体範囲を検査することもできる。
図2は、本発明による方法の実現可能な実施形態の経過をフローチャートで示す。
ステップS10において、サンプルボリューム内の核スピンが、静磁場B0内での高周波パルスによって磁場B0に平行な方向からフリップ角α0だけ偏向される。そのためにラーモア周波数を有する高周波パルスがボディコイル14又は局所コイル15を介して患者40に照射される。フリップ角α0は、パルス持続時間および照射される電磁場の強度に関係する。ラーモア周波数は、核スピンの位置における磁場B0の磁場強度と、原子核の磁気モーメントとから生じる。磁場B0の空間的な変化および原子の核周辺の影響に基づいてラーモア周波数が変化するので、サンプルボリューム全体の核スピンを励起するために高周波パルスは予め与えられたバンド幅を持たなければならない。
図4は、図2に応じた模範的な方法の期間中における種々の信号および磁場の有り得る時間的経過を示す。水平軸には右に向って値の増す時間が取られている。RFは、ステップS10においてフリップ角α0だけ核スピンを励起するために用意された高周波パルスの磁場強度を表す。Gx,Gy,Gzは、x,y,z方向の傾斜磁場の磁場強度を表し、これらはステップS10において磁場強度0を有する。その励起と同時に、励起された原子核が静磁場B0内での歳差運動に基づいて高周波信号MRを送出し始める。この信号はディフェージングにより急速に減衰する。
ステップ20においては、図4に示されているように、傾斜磁場Gxの負の矩形信号およびそれに続く正の矩形信号によるグラジエントエコーによって、核スピンがリフェーズされ、このことが共鳴信号MRの上昇および下降を生じさせる。傾斜磁場Gxが印加されることによって、この傾斜磁場の方向において第1の線もしくは軸に沿ってラーモア周波数が位置に依存する。この傾斜磁場のもとでの信号MRの周波数解析(例えば、フーリエ変換)によって、この傾斜磁場の方向に沿って信号の起点に関する空間情報を求めることができる。これに対して、B0とGxとの重畳から生じかつ第1の線の横方向に延在する一定磁場を有する1つの面では、ラーモア周波数が等しく、この第1の面に沿った核スピンの信号が積算されて信号が形成される。その形成された積算信号は第1の面における信号群の積分であり、その2次元の第1の面の核スピンは、その積算信号において、いわば1次元の第1の軸又は線の上に投影される。理想的に均一で平行に向けられた磁場内では、第1の軸が1つの線であり、第1の面がその第1の軸に対して垂直に向けられた1つの平面である。
信号MRから、ディフェージングの温度依存性によって、第1の軸に沿ったサンプル40つまり患者の相対的な温度分布に関する情報を推定することができる。しかし、信号MRは絶対的な温度に関して全く情報をもたらさない。
信号MRは、ステップS20において、第1の軸について、ボディコイル14もしくは局所コイル15によって受信され、高周波ユニット22によって検出され、制御部23によって記憶される。
図2に示されているように、ステップS30およびS40においてはそれぞれ傾斜磁場GyもしくはGzと、それぞれ第2もしくは第3の軸および面とに関して、取得および記憶のステップS20が繰り返される。それぞれ第1、第2および第3の軸ならびに第1、第2および第3の面は互いに平行でなく、従ってこれらの軸は3次元空間を設定する。これらの軸が互いに直交する場合に、これらの軸はサンプルボリュームに対して直交座標系を設定する。
温度変化を決定するためには、2つの信号MRを、異なる時点でかつそのほかにできるだけ変化しない条件で比較しなければならない。そのために、ステップS50において、既に信号の第2の投影が取得されたかどうかが判定される。これがそうでない場合には、ステップS10〜S40が繰り返され、図4に示された第2のグラジエントエコー52の第2の信号列にも示されているように、各軸への第2の投影がそれぞれ取得されて記憶される。もちろん、判定を伴うステップS50を実行しないで、ステップS10,S20,S30,S40を規定の順序でもう一度繰り返すことも考えられ得る。
ステップS60において、それぞれの面にわたる軸へのそれぞれの第1の投影と第2の投影との差が形成される。サンプル内の他の条件が測定時間内に僅かしか変化しなかったという前提のもとで、軸への投影は、図5に概略的に示されているように、3つの軸上における患者40の温度変化の1次元表示を表す。これらの3つの軸の組合せから、例えば、座標Tx,Ty,Tzを用いた温度変化の最大位置およびその最大値を決定することができる。
図4に示された測定のためにその都度3つのグラジエントエコーしか必要でないために測定時間が非常に短いので、例えば患者40の動きによる他の周辺条件の変化が最小である。熱伝達又は物質代謝プロセスによる温度変化を無視することができるので、求められる温度変化は、主として、ステップS10の繰り返し時に高周波パルスRFによってのみ引ひき起こされる。従って、本発明による方法は、単一の高周波パルスRFによる熱負荷を局所的にも定量的にも決定することを可能にする。しかし、ステップS50の後における1つの高周波パルスRFによる新たな励起の代わりに、他のグラジエントエコーによってステップS10における第1の励起から信号を生成することによって、信号MRの第1および第2の投影を唯一の高周波パルスRFにより取得することも考えられ得る。従って、その都度における第2の投影のための繰り返し時には、ステップS50の後にステップS20が続く。
図6は、本発明による方法の実現可能な他の実施形態を示す。ステップS20,S30,S40における個別の傾斜磁場Gx,Gy,Gzの代わりに、その都度1つの第1の傾斜磁場コイルによって位相エンコードのための一連の傾斜磁場PE(位相エンコードトレイン)が生成される一方で、同時にその都度1つの第2の傾斜磁場コイルにおいて位相エコーの生成のための一連の傾斜磁場RO(EPI(エコープラナーイメージング)リードアウトトレイン)が印加される。図6には、ROパルスとREパルスとの対が、GxとGyとにおいて、GyとGzとにおいて、そしてGzとGxとにおいて示されている。しかし、異なる対および順序も考えられ、この場合に、各傾斜磁場コイルGx,Gy,Gzが、それぞれ、ある時は位相エンコードの生成のために使用され、又ある時は位相エコーの生成のために使用される。ステップS10,S20,S30およびS40のこの第1の系列は第1のエコートレイン71と呼ばれる。
位相エンコードによって個々の磁気共鳴信号MRに第2の座標を割り当てることができる。従って、図6の方法では、ステップS20,S30およびS40において、磁気共鳴信号MRが1つの面から1つの線又は軸への投影として、つまり1次元にて検出されるだけでなく、位相エンコードは更に、1つの他の追加の次元において磁気共鳴信号MRを識別し、かつ各ステップS20,S30,S40について磁気共鳴信号MRを2次元マトリックスにて検出して記憶することを可能にする。投影は、1つの線に沿って面に向けて、もしくはその面上のマトリックに向けて行われる。第2のエコートレイン72におけるステップS10,S20,S30,S40(もしくは第2の高周波パルスRFなしの実施形態の場合、ステップS20,S30,S40)の、ステップS50で制御された第2の繰り返し後に、磁気共鳴イメージングの値を有する第2のマトリックスがその都度記憶される際に、差形成によってそれぞれ3つの2次元分布の温度変化が求められる。第2のエコートレイン72の一部として第2の高周波パルスRFが送出された否かに応じて、その温度変化は主として高周波パルスによって生じた変化であるか、又はその温度変化はその他の原因によってひき起こされた変化(HIFU=High Intensity Focus Ultrasound、高密度焦点式超音波)の画像をもたらす。
図7は、患者40における温度変化の3つの2次元表示を、それぞれX−Y平面、Y−Z平面およびZ−X平面において概略的に示す。2次元表示は、温度変化の位置を決定することのみならず、2次元投影によって空間的な分布を推定しやすくする。同時に3つの2次元表示の生成は3次元の温度変化の完全な検出よりもまだ著しく迅速であり、それゆえ一時的に短時間の変化のみを検出することもできる。
図3には、比吸収率SARの監視および特に明確な温度上昇を有する可能性のある領域、所謂ホットスポットの検出を可能にする方法をフローチャートで概略的に示す。この方法の一部は、本発明による方法であって、例えば本発明による磁気共鳴トモグラフィ装置(磁気共鳴断層撮影装置)によって実施される。
ステップS110において、患者40のための数学的モデルおよび高周波パルスRFのための第1のパラメータセットが制御部23にメモリから、又はインターフェースを介して取り込まれる。
ステップ120において、制御部がSAR負荷のシミュレーションを実行する。これは、例えば有限要素法又はその他の方法を用いたシミュレーションによって行われる。シミュレーションの結果は、患者40の取り込まれた数学的モデルに基づく患者40におけるSAR負荷のモデルである。
ステップS130において、シミュレーション値が、SAR負荷および/または温度上昇に対して予め与えられた限界値と比較される。このシミュレーションが、たとえ局所的であっても限界値を上回るSAR値をもたらす場合には、ステップS140において高周波パルスRFのパラメータセットが調整され、シミュレーション値が予め定められた限界値を下回るまでの間はシミュレーションおよびパラメータセットの調整が繰り返される。
このパラメータセットは、ステップS150において、高周波パルスRFを発生するための高周波ユニット22に予め与えられる。ステップS160において、図2に示された本発明による方法が実行され、その際にステップS50の後に高周波パルスRFによる第2の励起を伴うステップS10が実行される。
ステップS170において、本発明による方法により求められた温度変化が解析される。ステップ170において、本発明による方法によって測定された温度上昇も予め与えられた限界値以下であることが確認されたならば、ステップS190において、求められたパラメータセットにより磁気共鳴トモグラフィ(磁気共鳴断層撮影)が実行される。これに対して、温度上昇が予め与えられた限界値を上回っていることが確認されたときには、磁気共鳴トモグラフィは実行されない。
勿論、本発明による方法を3つの空間次元の全てにおいては実行しないことも考えられ得る。例えば、図6に示された方法において、ZX面およびYZ面における表示によって十分に位置を決定することができ、XY面における表示はもはや必要でない。同様に、2つの1次元表示のみ、又は単一の2次元表示のみを用いた本発明による方法も考えられ得る。異なる座標系を有する複数の本発明による方法を相前後して又は交互配置して実行することも考えられ得る。
更に、本発明による方法および装置において、均一な静磁場B0内でサンプルボリューム全体に亘って核スピンの励起が行われるが、しかし印加された傾斜磁場Gx,Gy,Gzによって、又はボディコイルによって選択的な励起が行われて投影および取得がこの選択されたボリュームに限定されることも可能である。これは、例えば集束超音波によるハイパーサーミア治療の際に検査領域が既知で空間的に限定されている場合に格別に有利であり、検査時間の短縮および/または分解能の改善を達成することができる。
本発明を詳細に好ましい実施例によって詳しく図解して説明したが、本発明は、その開示された例によって限定されることはなく、これからその他の変形を当業者によって本発明の保護範囲を逸脱することなく導き出すことができる。
1 磁気共鳴トモグラフィ装置
2 長手方向
10 磁石ユニット
11 静磁場磁石
12 傾斜磁場コイル
14 ボディコイル
15 局所コイル
16 トンネル空間
20 制御ユニット
21 傾斜磁場制御部
22 高周波ユニット
23 制御部
25 信号バス
30 患者テーブル
31 第1端部
33 信号線
34 直線レールシステム
36 第1支持部
37 駆動装置
40 患者
52 第2のグラジエントエコー
71 第1のエコートレイン
72 第2のエコートレイン

Claims (17)

  1. サンプルボリューム内の温度変化領域を迅速に決定する方法であって、
    a)磁場内で高周波パルスによってサンプルボリューム内の核スピンを励起するステップと、
    b)マルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第1のn次元空間にわたる積分の第1のm次元空間への第1の投影を取得して記憶し、n+m=3であり、かつマルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第2のn次元空間にわたる積分の第2のm次元空間への第1の投影を取得して記憶し、第1および第2のm次元空間が互いに平行でなく、n+m=3であるステップと、
    c)ステップb)を繰り返し、それぞれの第2の投影を取得して記憶するステップと、
    d)温度変化を決定するために、第1のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成し、かつ第2のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成するステップと
    を有するサンプルボリューム内の温度変化領域の迅速決定方法。
  2. ステップc)が、ステップb)の前にステップa)の繰り返しも含む請求項1記載の方法。
  3. 更に、ステップb)の後に次のステップb1)を有し、ステップd)の後に次のステップd1)を有する請求項1又は2記載の方法、
    b1)マルチエコーシーケンスにより、サンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第3のn次元空間にわたる積分の第3のm次元空間への第1の投影を取得して記憶し、第1および第3のm次元空間ならびに第2および第3のm次元空間が互いに平行でなく、n+m=3であるステップ、
    d1)温度変化を決定するために、第3のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成するステップ。
  4. n=1およびm=2である請求項1乃至3の1つに記載の方法。
  5. n=2およびm=1である請求項1乃至3の1つに記載の方法。
  6. マルチエコーシーケンスがシングルショットシーケンスである請求項1乃至5の1つに記載の方法。
  7. スピンエコーが傾斜磁場により生成される請求項1乃至6の1つに記載の方法。
  8. 高周波パルスによってひき起こされる温度変化が決定される請求項7記載の方法。
  9. スピンエコーがリフォーカスパルスにより生成される請求項1乃至6の1つに記載の方法。
  10. ステップc)の前に熱源又は冷源によってサンプルボリュームの少なくとも部分領域において温度変化がひき起こされる請求項1乃至9の1つに記載の方法。
  11. 熱源がサンプルボリューム内の超音波場である請求項10記載の方法。
  12. 熱源がサンプルボリューム内の高周波電磁場である請求項10記載の方法。
  13. 更に、第1のm次元空間、第2のm次元空間および第3のm次元空間への投影によりサンプルボリューム内の温度変化領域の3次元位置が決定される請求項3乃至12の1つに記載の方法。
  14. サンプルボリューム内の温度変化領域を迅速に決定するための磁気共鳴トモグラフィ装置であって、
    サンプルボリューム内に静磁場B0を生成する磁場磁石と、
    サンプルボリューム内に傾斜磁場を生成する傾斜磁場コイルと、
    サンプルボリュームへの高周波信号の送信および/またはサンプルボリュームからの高周波信号の受信を行う1つ又は複数のアンテナと、
    傾斜磁場コイルおよびアンテナを信号で制御しかつ1つ又は複数のアンテナからの高周波信号を受信する供給ユニットと、
    供給ユニットを制御しかつ受信された高周波信号を解析する制御部と
    を有し、その制御部は、次のように設計されている、
    a)供給ユニットが磁場内でサンプルボリューム内の核スピンを高周波パルスによって励起するように供給ユニットを制御し、
    b)マルチエコーシーケンスにより制御部がサンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第1のn次元空間にわたる積分の第1のm次元空間への第1の投影を取得して記憶するように供給ユニットを制御し、かつ供給ユニットによって検出される高周波信号を解析し、n+m=3であり、
    c)マルチエコーシーケンスにより制御部がサンプルボリューム内の磁気共鳴信号の第2のn次元空間にわたる積分の第2のm次元空間への第1の投影を取得して記憶するように供給ユニットを制御し、かつ供給ユニットによって検出される高周波信号を解析し、第1および第2のm次元空間は互いに平行でなく、n+m=3であり、
    d)ステップb)およびc)を繰り返し、それぞれの第2の投影を取得して記憶し、
    e)温度変化を決定するために、第1のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成し、かつ第2のn次元空間にわたる第1の投影と第2の投影との差を形成する
    サンプルボリューム内の温度変化領域を迅速に決定する磁気共鳴トモグラフィ装置。
  15. マルチエコーシーケンスがシングルショットシーケンスである請求項14記載の磁気共鳴トモグラフィ装置。
  16. 磁気共鳴トモグラフィ装置が、複数の局所コイルを有し、かつ局所コイルによりサンプルボリュームへの高周波パルスの送出および/またはサンプルボリュームからの高周波信号の受信を行うように設計されている請求項14又は15記載の磁気共鳴トモグラフィ装置。
  17. 制御部が、第1のn次元空間にわたる投影と第2のn次元空間にわたる投影とによりサンプルボリューム内の温度変化領域の3次元位置を決定するように設計されている請求項14乃至16の1つに記載の磁気共鳴トモグラフィ装置。
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