JP2000300536A - Mri装置を用いた3次元温度計測方法 - Google Patents

Mri装置を用いた3次元温度計測方法

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JP2000300536A
JP2000300536A JP11115500A JP11550099A JP2000300536A JP 2000300536 A JP2000300536 A JP 2000300536A JP 11115500 A JP11115500 A JP 11115500A JP 11550099 A JP11550099 A JP 11550099A JP 2000300536 A JP2000300536 A JP 2000300536A
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Tetsuhiko Takahashi
哲彦 高橋
Kazumi Komura
和美 小村
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MRI装置を使用して、被検体内の3次元温度分
布を計測し3次元画像として表示する3次元温度計測方
法を提供する。 【解決手段】3次元温度分布情報を含む3次元MR撮影シ
ーケンスを実行し、得られる3次元複素MR画像から3次
元位相分布を計算し、次に3次元位相アンラップ処理を
行い、アンラップ処理後の3次元位相分布から3次元温
度分布を計算する。この計算結果に対し、ボリュームレ
ンダリング処理を行って、3次元温度画像を作り、表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に被検体中
の水素や燐等からの磁気共鳴(以下、MRという)信号を
測定し、被検体の温度分布を映像化する磁気共鳴撮影
(以下、MRIという)装置を用いた温度計測方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在臨床の場で普及しているMRIの撮影
対象としては、被検体の主たる構成物質であるプロトン
である。このプロトンの密度の空間分布や、励起状態の
緩和現象の空間分布を画像化することで、人体の頭部、
腹部、四肢等の形態又は機能を、2次元もしくは3次元
的に撮影する。MRIでの空間分解能は、現状では撮影視
野(Field of View;以下、FOVという)当り128、256、
512等が用いられている。
【0003】近年、MRIの新しい利用法として、イン
ターベンショナルMRI(Interventional MRI;以下、
IV-MRIと略称する)が普及し始めている。このIV-MRIは
オープン型MRI装置の普及とともに広がりつつある。
【0004】IV-MRIと他の撮影モダリティによる術中モ
ニタを比較した場合、IV-MRIには、(1)軟部組織の描
出能が優れている、(2)X線被曝がなく低侵襲であ
る、(3)任意断面の撮影が可能である、(4)温度モ
ニタが可能である、などの利点がある。
【0005】IV-MRIで行われる治療法には、レーザ治
療、エタノールなどの薬物注入、高周波(RF)照射切
除、超音波治療、低温治療などがある。これらの治療に
おいて、MRIの役割は、患部に治療用の穿刺針や細管を
挿入する際のリアルタイム・イメージングによるガイ
ド、治療中の組織変化の可視化、加熱・冷却治療中の患
部の局所温度のモニタなどである。
【0006】IV-MRIに関する参考文献としては下記のも
のがあげられる。 (1)JF. Schench, FA. Jolesz, PB. Roemer et al; Su
perconducting open-configuration MR imaging system
for imaging-guided therapy; Radiology. Vol. 195,
pp805〜814, (1995). 文献(1)には、IV-MRI用のダブルドーナツ型のMRI装
置について記載されている。 (2)三井田和夫、原田潤太、土肥美智子、他;インタ
ーベンショナルMRIの特徴と問題点;INNERVISION, Vol.
12, No.9, pp28〜32, (1997). 文献(2)には、永久磁石型のMRI装置を使用したIV-MR
Iの基礎的な報告が記載されている。 (3)橋本卓雄、寺尾亨、石橋敏寛、他;MRガイド下経
皮的レーザー腰椎椎間板ヘルニア蒸散法;日磁医誌, Vo
l.18, No.2, pp98〜106, (1998). 文献(3)には、MRモニタを腰椎治療のためのレーザー
蒸散術に適用した結果が記載されている。 (4)三井田和夫、原田潤太、土肥美智子、他;オープ
ンタイプMRI装置による透視下のinterventional MRI−
特に脳腫瘍生検法について−;日磁医誌, Vol.17, No.
8, pp517〜521, (1997). 文献(4)には、永久磁石型のMRI装置を使用したIV-MR
Iを脳腫瘍生検に適用した結果が記載されている。
【0007】IV-MRIにおいて必要な器具並びに機能とし
ては、(1)オープン型ガントリ、(2)ガントリ周辺
に配置した画像モニタ、(3)専用高周波(RF)受信コ
イル、(4)リアルタイムイメージング機能、(5)温
度変化のモニタリング機能、(6)MR対応の穿刺針など
の非磁性器具、などが上げられる。
【0008】IV-MRIにおいて用いられるオープン型MRI
装置は、0.2T〜0.5Tの中低磁場の装置で多く実現されて
いる。この理由は、1.5Tなどの高磁場の装置に比べて、
中低磁場の装置が、一般にガントリの開放性の点で優れ
ているためである。また、中低磁場でのMRIは、(1)
手術器具などによる静磁場の乱れが画像アーチファクト
になりにくい、(2)RF照射による生体の加熱が起こり
にくい、など、IV-MRIに適した特徴がある。
【0009】IV-MRIでは、患部へのアクセス性を向上確
保するために、IV-MRI専用のオープン型RF受信コイルが
用いられている。このRF受信コイルでは、コイルの導体
部分を細くしたり、変形させたりして、穿刺針の患部へ
の挿入が容易になるようにしてある。
【0010】IV-MRIでは、目的に応じて撮影シーケンス
を使い分けている。すなわち、(1)病変の広がりにつ
いては、通常のMRIシーケンス、(2)穿刺時のモニタ
には、GrE(Gradient Echo)系の高速シーケンス、
(3)レーザ治療など、体内の温度をモニタする場合に
は、信号強度法や位相法(後述する)の温度計測シーケ
ンス、などが用いられている。また、エタノールなどの
薬物治療の場合でも、撮影シーケンスのパラメータを最
適化することにより薬物の画像化が可能になる場合が多
い。
【0011】MRIでは穿刺針による静磁場歪みにより、
穿刺針が実際の直径よりも太い陰影として描出される。
この理由は、穿刺針による静磁場歪みが穿刺針の周囲に
まで及び、信号低下領域が広がるためである。この陰影
の広がりの程度は、SE(SpinEcho)シーケンスでは大き
い。また、この陰影は、静磁場の方向と穿刺針の方向と
の関係、撮影シーケンスの読み出し方向によってさまざ
まに変化する。
【0012】MRIでは、生体内の温度をモニタできる。
このMRIの機能を活用して、レーザ照射治療のモニタ
や、RF(Radio Frequency)アブレーションのモニタが
できるようになりつつある。MRIによる温度モニタの方
法は、各種提案されているが、以下に述べる信号強度法
と位相法(PPS法:Proton Phase Shift)が多く検討さ
れている。
【0013】(1)信号強度法 被検体の温度が変化するとT1値が変化する。また、レー
ザ蒸散法のように局所的に高温度になる場合、生体のT2
値や水分含有量が変化し、信号値が変化する。これらの
変化から、生体内の温度変化を定性的に把握することが
できる。
【0014】(2)位相法 プロトンの核磁気共鳴周波数は、温度に対して比例関係
にある。共鳴周波数の温度係数Cは、−0.01[ppm/℃]で
ある。GrE系シーケンスで生体の加熱前と加熱後に撮影
し、2画像の位相差分を求めると、差分後の位相θ(i,
j)[rad](i,jは画素番号)は、次式で表される。 θ(i,j)=γ・B0・C・ΔT(i,j)・τ ・・・・・(1) ここで、γは磁気回転比、B0は静磁場強度、ΔT(i,j)は
加熱前後の生体の温度変化、τはエコー時間である。
【0015】式(1)を変換することにより、ΔT(i,j)
に関する式(2)が得られる。 ΔT(i,j)=θ(i,j)/(γ・B0・C・τ) ・・・・・(2) 式(2)に基づいて温度変化画像が得られる。温度変化画
像の表示には、2次元カラーマップが使われている。
【0016】一方、MRA(MR Angiography)の血管撮影
では、位相画像から3次元的な構造を表示する方法とし
て、最大投影値法(MIP:Maximum Intensity Projectio
n)などが使われている。また、最近では、ボリューム
レンダリング(VR:Volume Rendering)法も試みられて
いる。
【0017】温度画像に関する公知文献としては、例え
ば、Paul Steiner, Rene Botnar etal; Radio-frequenc
y-induced thermoablation: monitoring with T1-weigh
tedand prpton-frequency-shift MR imaging in an int
erventional 0.5-T environment; Radiology, Vol.206,
pp803〜810, March (1998).がある。この文献では、T1
強調法(信号強度法の一種)と位相法を比較し、その優
劣が記載されている。T1強調法画像、位相法画像はとも
に2次元画像であり、別途取得した構造画像の上にカラ
ーで温度マップを重ねて表示している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】レーザ照射などを受け
た被検体の加熱部分は、通常3次元的な広がりを持って
いる。しかしながら、従来、被検体の加熱部分の温度変
化画像を3次元で計測し、3次元で表示する手法は検討
されていなかった。
【0019】他方、MRIの血管撮影(MRA)に使われてい
る表示手法は、信号値や位相が連続的に変化している場
合にのみ有効であり、レーザ照射時の温度画像のよう
に、局所的に急激な位相変化がある場合には、立体構造
を正確に表示できない問題があった。
【0020】また、位相から血管像を求めるPC(Phase
Contrast)法では、位相の主値が変わらないようにする
ため、撮影シーケンスの速度エンコーデイング(VENC:
Velocity Encodinを、検出する血流速度に応じて、最適
に設定する必要がある。このように、3次元(3D)温度計
測に直ちに従来技術を適用することはできなかった。
【0021】このため、本発明では、MRI装置を用い
て、被検体内の3次元温度計測結果を可視化し、その温
度変化をモニタするのに好適な3次元温度計測方法を提
供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のMRI装置を用いた3次元温度計測方法は、
被検体からのMR信号を計測してMR画像を作成し表示する
MRI装置を用いて、被検体のMR画像の作成、表示する方
法において、(1)被検体の3次元温度分布情報を含む
3次元MR撮影又は2次元マルチスライスMR撮影を実行す
るステップと、(2)ステップ(1)で得られる3次元
複素MR画像又は2次元マルチスライス複素MR画像から、
3次元位相分布を演算するステップと、(3)前記3次
元位相分布に対し、3次元位相アンラップ処理を行うス
テップと、(4)位相アンラップ処理を行った3次元位
相分布から被検体の3次元温度分布を演算するステップ
と、(5)ステップ(4)で得られる3次元温度分布に
ついてボリュームレンダリング処理を行い、ボリューム
レンダリング処理したものを被検体の3次元温度画像と
して表示するステップとを具備するものである(請求項
1)
【0023】この構成では、3次元MR撮影又は2次元マル
チスライスMR撮影の実行、複素MR画像からの3次元位相
分布の演算、3次元位相アンラップ処理の実施後、被検
体の3次元温度分布を演算し、その3次元温度画像をボ
リュームレンダリング法で表示することができるので、
レーザ照射などで得られる加熱部分のような被検体の温
度変化のある部分の温度分布を立体的に正確に観察する
ことができる。
【0024】本発明のMRI装置を用いた3次元温度計測
方法では更に、3次元温度画像のボリュームレンダリン
グ処理の元画像データを温度変化領域の広がりに対応し
て自動抽出するものである。この構成では、3次元温度
画像上で温度変化領域のみが画像データの変化する範囲
と見て、その温度変化領域の広がりに対応する領域のみ
ボリュームレンダリング処理を行うことにしている。こ
のため、ボリュームレンダリング処理の対象となる元画
像データも温度変化領域の部分に限定することにして、
これを自動的に抽出してボリュームレンダリング処理を
行うことにより演算処理時間の短縮化を図っている。
【0025】また、上記目的を達成するため、本発明の
MRI装置は、被検体からのMR信号を計測してMR画像を作
成し表示するMRI装置において、被検体の3次元温度分
布情報を含む3次元MR撮影又は2次元マルチスライスMR
撮影を実行して3次元複素MR画像又は2次元マルチスラ
イス複素MR画像から3次元位相分布を演算する手段と、
前記3次元位相分布に対し3次元位相アンラップ処理を
行う手段と、位相アンラップ処理を行った3次元位相分
布から被検体の3次元温度分布を演算する手段と、3次
元温度分布についてボリュームレンダリング処理を行
い、被検体の3次元温度画像を得る手段と、被検体の3
次元温度画像を表示する手段とを具備する。この構成
は、上記の3次元温度計測方法を実施するMRI装置であ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に沿って説明する。図6は、本発明を実施するのに用い
るMRI装置の構成例を示すブロック図である。図6にお
いて、MRI装置の計測空間600に挿入された被検体601の
周囲には、計測空間600に静磁場を発生する磁石602と、
計測空間600に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル603
と、計測空間600に高周波(RF)磁場を発生するRF照射
コイル604と、RF磁場に励起されて被検体601が発生する
MR信号を検出するRF受信コイル605が配置されている。
また、被検体601はベッド612に載置されて、計測空間60
0に挿入される。
【0027】傾斜磁場コイル603は、x軸、y軸、z軸の3
方向の傾斜磁場コイルで構成され、傾斜磁場電源609か
らの信号に応じてそれぞれの方向の傾斜磁場を発生す
る。RF照射コイル604はRF送信部610の信号に応じてRF磁
場を発生する。RF受信コイル605が受信したMR信号は、
信号検出部606で検出され、信号処理部607で信号処理さ
れ、また、計算により画像信号に変換される。画像は表
示部608で表示される。
【0028】傾斜磁場電源609、RF送信部610、信号検出
部606、信号処理部607、表示部608は制御部11で制御さ
れる。これらの制御のうち、傾斜磁場電源609、RF送信
部610、信号検出部606の制御のタイムチャートは、一般
にパルスシーケンスと呼ばれている。
【0029】次に、図6のMRI装置を用いて本発明の3
次元温度計測方法を実施する手順について、図1のフロ
ーチャートに従って説明する。図1は本発明の3次元温
度計測方法の一実施例のフローチャートを示したもので
ある。図示の如く、本実施例の3次元温度計測方法は5
個のステップから構成される。以下、図1のフローチャ
ートの各ステップについて順を追って説明する。
【0030】先ず、図1の第1ステップ(101)では、
被検体の3次元温度分布情報を収集するために3次元MR
撮影シーケンスを実行する。図2に本発明に用いる撮影
シーケンスの一実施例を示す。この撮影シーケンスは、
3次元GrE法である。スライス方向の傾斜磁場パルス202
に合わせてRFパルス201を被検体601に照射し、TE207経
過後、被検体601から放出されるMR信号206を読み出し方
向の傾斜磁場パルス205に合わせてRF受信コイル605にて
計測する。各計測はスライス方向および位相エンコード
方向について繰り返す。
【0031】上記撮影シーケンスでの撮影パラメータと
しては、例えば、繰り返し時間TR=70ms、エコー時間TE
=35ms、撮影マトリックス=128(読み出し方向)×64
(位相エンコード方向)×8(スライスエンコード方
向)である。また、バルク厚=32mm、積算回数=1回と
する。このとき、撮影時間は35.8s(=70×10-3×64×8
s)である。
【0032】撮影は、少なくとも加熱前と加熱後の2回
行う。加熱は、例えばYAGレーザとレーザファイバを使
用して、椎間板内にレーザを照射する。1回の照射時間
は10秒間とし、所定の治療効果が得られるまでレーザ照
射を繰り返す。
【0033】また、温度の時間的推移を見るためには、
2回目の撮影の後、36s毎に撮影を繰り返す。また、上
記と同様の撮影は、2次元(2D)マルチスライス撮影で
も行うことができる。しかしながら、この場合は、スラ
イス厚が厚くなったり、S/Nが低くなったりするデメリ
ットがある。
【0034】図1において、次の第2ステップ(102)
では、第1ステップ(101)で得られた3次元複素MR画
像から3次元位相分布を計算する。PPS法(位相法)の
温度分布画像においては、温度差ΔT(i, j, k)[℃]に対
応する位相差θ(i, j, k)[rad]は、式(1)の2次元座
標(i, j)を3次元座標(i, j, k)に拡張した式で与えら
れる。ここで、静磁場強度B0はオープン型MRI装置を用
いていることから0.3Tである。式(1)から、0.3Tの場
合、多くの学会発表がなされている1.5Tの場合に比べ
て、同一のTE値に対して位相差θ(i, j, k)が1/5にな
る。従って、同一の温度変化に対して1.5Tと同程度の位
相回転を得るには、TE値を5倍大きくする必要がある。
一方、生体組織のT2減衰による信号量の低下を防ぐ観点
からは、TEの延長には実際には限界がある。このような
考えから、実験では上述のようにTE=35msを用いる。
【0035】次に、3次元位相分布の計算について詳述
する。3次元GrE法で計測した複素MR信号を、3次元フ
ーリェ変換(または2次元マルチスライス撮影時には2
次元フーリェ変換)して、3次元複素MR画像S(i, j,k)
を得る。ここで、複素MR画像S(i, j, k)の絶対値Sa(i,
j, k)=|S(i, j, k)|を求め、所定の閾値以上の画素の
みを抽出することによって、被検体が存在する領域を抽
出しておく。閾値としては、例えばSa(i, j, k)の最大
値の20%を使用する。
【0036】3次元複素MR画像から3次元位相分布を抽
出する。上記の複素MR画像S(i, j,k)は一般に式(3)
のように表される。 S(i, j, k)=Sa(i, j, k)exp[iφ(i, j, k)] ・・・・・(3) ここで、exp[iφ(i, j, k)]は位相成分である。以下で
は、加熱前後の複素MR画像をそれぞれ式(4)、(5)
で表す。 S1(i, j, k)=Sa1(i, j, k)exp[iφ1(i, j, k)] ・・・・・(4) S2(i, j, k)=Sa2(i, j, k)exp[iφ2(i, j, k)] ・・・・・(5)
【0037】両複素MR画像の比ΔS1/2(i, j, k)をとる
と、 ΔS1/2(i, j, k)=S1(i, j, k) /S2(i, j, k) =[Sa1(i, j, k)/Sa2(i, j,k)]・exp[i[φ1(i, j, k)−φ2(i, j, k)]] ・・・・・ (6) である。このうちの位相成分exp[i[φ1(i, j, k)−φ
2(i, j, k)]]が被検体の温度変化を反映している。
【0038】両複素MR画像の比S1/2(i, j, k)の実部と
虚部を式(7)、(8) ΔSr1/2(i, j, k)=real[ΔS1/2(i, j, k)] ・・・・・(7) ΔSi1/2(i, j, k)=img[ΔS1/2(i, j, k)] ・・・・・(8) で表すと、位相差Δφ1-2(i, j, k)≡φ1 (i, j, k)−
φ1 (i, j, k)は式(9)で得られる。 Δφ1-2(i, j, k)≡arctan[ΔSi1/2(i, j, k)/ΔSr1/2(i, j, k)] ・・・・・ (9)
【0039】ここで、逆三角関数arctanは、どのような
値に対しても−πから+πまでの値を与えるため、得ら
れた位相差Δφ1-2(i, j, k)の画像はエリアシングを発
生する。図3は、これを示したもので、図では見やすく
するために2次元表示してある。以上の理由により、Δ
φ1-2(i, j, k)は、式(1)のθ(i, j, k)には直接対
応していない。これを解決するために、次に述べる位相
アンラップ処理を行う。
【0040】図1のフローチャートにおいて、次の第3
ステップ(103)では、第2ステップ(102)で得られた
3次元位相分布の計算結果について、3次元位相アンラ
ップ処理を行う。ここで提案する位相アンラップ処理
は、レーザ等によって被検体が局所的に加熱された場
合、被検体内部の温度分布は連続的であるとの仮定に基
づく。この仮定のもとに、3次元画像の被検体部分の非
連続点を検出し、非連続点についてはエアリシングが発
生していると判断して、位相値のアンラップ処理を行う
ものである。
【0041】以下、位相値のアンラップ処理について図
3を参照しながら説明する。図3は本発明に用いる位相
アンラップ処理を説明するための図である。位相アンラ
ップ処理は、(1)基点の決定、(2)処理の走査方向
の決定、(3)アンラップ処理の実行の手順で行われ
る。
【0042】(1)基点(i0, j0, k0)を決める。図3の
上図は被検体の位相図301を示したものである。この位
相図301は2次元のもの(Δφ1-2(i, j,ko))で、画素
i、jについて表示されている。位相図301上には、加熱
部分302、基点303、エリアシング304、305が表示されて
いる。先ず、基点(i0, j0, k0)の決定方法としては、被
検体内に存在し、かつ温度変化をしていない部位の1画
素を選択する。温度変化をしている部位をおおまかに知
るためには、温度上昇している領域の信号が低下するこ
とを利用する。すなわち、絶対値画像(式(4)、
(5)参照)の加熱前後の信号差、 ΔSa1-2(i, j, k)=| Sa1(i, j, k)−Sa2(i, j, k)| ・・・・・(10) が、最大となる画素を温度変化があった部位と考え、基
点から除外する。
【0043】基点303の決定については、元になる画像
信号値Sa1(i, j, k)およびSa2(i, j,k)が大きいほう
が、位相値の精度も高く、基点303として適している。
すなわち、被検体内で温度変化(差分画像の絶対値の変
化)が少なく、かつ元画像の信号量が大きい画素を基点
303とするのが望ましい。
【0044】温度変化をしている部位をおおまかに知る
ための他の方法について図4により説明する。図4も図
3の上図と同様に被検体の位相図401を示したものであ
る。位相図401内には、温度変化した領域402、基点403
が含まれている。この方法では、図4に示す如く撮影領
域を数個(図4では9個)のブロックに分割し、各々の
ブロックで、被検体内のΔSa1-2(i, j, k)の平均値Smea
nn(n=1〜ブロック数)を求め、Smeannが最大となる
ブロックn内を基点403の選定から除外する。この方法に
よれば、輝点ノイズなどに起因する不可避的な誤検出を
避けることができる。
【0045】(2)処理の走査方法を決定する。アンラ
ップ処理の走査方向は最終的には全方向について行う。
しかし、処理の順番は任意でよい。ここでは、先ず基点
(i0, j0, k0)303を基準にしてiの正方向を走査方向とす
る。
【0046】(3)アンラップ処理を実行する。基点(i
0, j0, k0)303から出発し、走査方向に沿って順次、隣
接画素間の位相差の差分を求め、位相値の差分が位相閾
値thを越えていれば、アンラップ処理を行う。位相閾値
thとしては、例えばπとする。具体的には、式(11)
に示すような演算を行う。 θ(i0, j0, k0)=Δφ1-2(i0, j0, k0) θ(i0+1, j0, k0)=Δφ1-2(i0+1, j0, k0) :if |θ(i0, j0, k0)−Δφ1-2(i0+1, j0, k0)|<th θ(i0+1, j0, k0)=Δφ1-2(i0+1, j0, k0)+2π :ifθ(i0, j0, k0)−Δφ1-2(i0+1, j0, k0)>th θ(i0+1, j0, k0)=Δφ1-2(i0+1, j0, k0)−2π :ifθ(i0, j0, k0)−Δφ1-2(i0+1, j0, k0)<−th ・・・・・(11)
【0047】式(11)の演算内容を図3の下図を用い
て説明する。先ず、図3の上図の被検体の位相図301のj
=j0線306上の位相差分Δφ1-2(i, j, k)が図3の下図
の鋸歯状の実線Aである。この実線Aは、j=j0線306上の
点Cと点Dに対応する位置で位相値のジャンプをしてい
る。
【0048】以下、順にiの正方向にi0+1、i0+2、i0+
3、…について、アンラップ処理を繰り返す。被検体の
点Eまでこの処理を行ったら、次に基点(i0, j0, k0)303
を始点として、iの負方向にi0−1、i0−2、i0−3、…に
ついて、θ(i0, j0, k0)を初期値として同様の処理を行
う。この結果、画素(i0, j0, k0)の線306についての、
Δφ1-2(i, j0, k0)からθ(i, j0, k0)への変換が完了
する。
【0049】ここで、位相アンラップ処理を正確に行う
ための前提条件として、「被検体の形状は、凸面で囲ま
れており、凹部はなく、従って、上記処理を行うにあた
り、被検体領域がiの正または負方向に飛び飛びになる
ことはない」がある。これは、通常の臨床利用ではこの
条件が満たされていると考えられることから、実用上大
きな制約となることはない。
【0050】次に、画素座標(i, j0, k0)を初期値とし
て、処理の走査方向を、jもしくはkの方向とし、同様の
アンラップ処理を行う。この結果、被検体内部につい
て、3次元的な位相アンラップ処理が完了する。
【0051】位相アンラップ処理を更に安定にするため
には、直交座標の3方向だけでなく、さらに斜方向、例
えばi=jと平行な方向にも同様なアンラップ処理を行う
ことが望ましい。
【0052】被検体外部の位相値は、背景ノイズから計
算される位相値であり、ランダムな値である。これらの
位相値は温度情報を含まないので、被検体外部の位相値
θ(i, j, k)は0とする。以上の位相アンラップ処理を行
った結果、位相画像に存在したエリアシングが除去され
る。
【0053】図1のフローチャートにおいて、次の第4
ステップ(104)では、第3ステップ(103)でアンラッ
プ処理した3次元位相分布に基づいて3次元温度分布の
計算を行う。すなわち、上記で計算したθ(i, j, k)に
基づいて、被検体の温度変化の分布を、式(2)を3次元
的表記した式(12)を使って3次元的に求める。 ΔT(i, j, k)=θ(i, j, k)/(γ・B0・C・τ) ・・・・・(12) ここで、γ・B0は共鳴角周波数を与える。B0=0.3Tの場
合には、25.6×106・π[rad/s]である。τは撮影シーケ
ンスのTE値(=35ms)と等しい。
【0054】図1のフローチャートにおいて、次の第5
ステップ(105)では、第4ステップ(104)で求めた3
次元温度分布の計算結果に基づき、表示のための3次元
温度画像を計算し、画面に表示する。本発明において
は、この表示に3次元投影を行う。温度分布の3次元投
影法としては、ボリュームレンダリング法や最大投影値
法などがあるが、ボリュームレンダリング法を用いるの
がよい。何となれば、レーザによる被検体の加熱は、レ
ーザ照射部の中心部分の温度が最も高く、周囲に行くに
従って温度が低くなるためである。
【0055】これに対し、最大投影値法を用いた場合、
基本的には、加熱部分を3次元的に可視化できるもの
の、レーザファイバ先端部付近の閾値よりも高い高温度
部が視覚的にわかりにくいと予想される。このため、本
実施例では、温度画像をボリュームレンダリング法で可
視化する。
【0056】ボリュームレンダリング法では、3次元空
間に対してレイキャスティングを行う。この方法として
は、例えば、front to back法、back to front法、並行
投影法などが当業者に公知である。1画素に注目した場
合、αの不透明度をもつ画素にCinの光が入って来たと
き、画素の色をCとすると、画素を出て行く光Coutは式
(13)で表される。このCoutが撮影時のボクセル値に
相当する。 Cout=Cin(1−α)+C・α ・・・・・(13)
【0057】αは0で完全な透明、1で完全な不透明で
ある。αは温度ΔT(i, j, k)に対応する。ΔT(i, j, k)
=0に対しては、α=0とする。ΔT(i, j, k)の最大値
は、例えばレーザ照射では300℃程度であるので、ΔT
(i, j, k)=300[℃]に対して、α=1とする。すなわ
ち、α=ΔT(i, j, k)/300とする。このように設定する
ことにより、レーザ照射点が不透明になり、その周辺
に、楕円球状に広がる高温度領域を3次元的に画像化す
ることができる。
【0058】温度計測のMR撮影を2回以上繰り返す場合
には、n回目の撮影と1回目の撮影との間で、上記と同
様の演算を行う。その結果、n回目の撮影と1回目の撮
影の間に生じた温度変化の画像を3次元的に得ることが
できる。
【0059】さて、ボリュームレンダリング法は有用で
あるが、演算時間が長いため実用上使い勝手が若干悪い
ことは周知である。温度画像を連続的に、時系列的に、
3次元表示したい場合に演算時間が長いことが問題とな
る。本実施例の撮影時間は35.8sであるが、この数値
は、例えばGrE型のマルチショットEPIシーケンスを導入
することにより、1/4程度の時間、すなわち10s弱にまで
短縮することが可能である。従って、3次元温度分布表
示についても10s以内に完了することが重要な課題とな
る。
【0060】以下では、上記課題を解決するためのダイ
ナミック3次元温度計測に適したボリュームレンダリン
グの改良手法について図5を参照しながら説明する。図
5は本発明に用いるボリュームレンダリング処理の一実
施例の一部を示す図である。ボリュームレンダリング法
の演算時間を減らすには、元になる3次元温度画像の画
素数を減らすことが本質的である。局所温度治療では、
図5に示す如く、注目する温度変化部分501は、ほぼ球
状に局在している。これは、レーザ照射のためのレーザ
ファイバ502やRFトランスジューサが、侵襲的に患部は
挿入され、その部位のみを加熱するためである。同様
に、焦点超音波による加熱においても、局所のみの加熱
となっている。
【0061】このように注目点が局在しているというこ
とは、血管像を表示するMRAの場合とは大きく異なる。
温度画像のこの特徴を利用することによって、元の温度
画像からボリュームレンダリングの対象となる画素のみ
を効率良く自動抽出することができる。
【0062】具体的には、温度画像ΔT(i, j, k)が表示
される温度表示領域505のうちの、温度変化の最大点も
しくは温度変化領域の重心点Q(imax, jmax, kmax)503を
求め、この点Q503を中心としてユーザが設定する半径r0
の球状領域504もしくは一辺の長さa0の立方体領域(図
示せず)のみをボリュームレンダリングの対象領域とす
る。
【0063】球状領域504の半径r0は典型的には20mm程
度、立方体領域の一辺の長さa0は40mm程度とする。撮影
視野(FOV)が250mm×250mmの画像では、画素サイズは
1.95mm(=250mm/128)なので、立方体領域の場合の一辺は
20画素(=40mm/1.95mm)である。また、ボリュームレン
ダリングに使われる画素数は、20×20×20となる。
【0064】ボリュームレンダリング対象領域504の一
辺の大きさ(または半径の大きさ)は、撮影毎に変化さ
せても良い。これは、レーザ加熱の場合、最初はごく小
さい領域が加熱され、徐々に加熱領域が広がっていくこ
とを考慮して、温度画像ΔT(i, j, k)の表示領域505の
うちの、温度変化の最大点Q(imax, jmax, kmax)503を基
準としてΔT(i, j, k)の空間的な変化をr(r=|(i−
imax, j−jmax, k−kmax)|)の関数として求める。ΔT
(i, j, k)の値が最大変化点の値ΔT(imax, jmax, kma x)
の半分になるような半径rを温度変化部位の広がりとし
て捕らえることができる。これをrdとする。
【0065】このときのボリュームレンダリング対象領
域504の半径r0の値は、撮影毎に(すなわちボリューム
レンダリングの元画像データの組毎に)、例えばr0=3
× rdとなるように変化させる。このように半径r0を設
定することにより、ボリュームレンダリング対象の元画
像は、温度変化領域の広がりとともに拡大していき、ボ
リュームレンダリング処理を行うのに必要十分な元画像
データから構成され、ボリュームレンダリング処理の演
算時間も最短となる。
【0066】上記の実施例では、レーザによる加熱時の
被検体の温度変化を3次元的に可視化する例を示した
が、他の実施例として、例えば、RFアブレーション時の
被検体の温度変化を画像化することもできる。また、例
えばクライオサージェリーでは、−40℃まで患部を冷却
した場合、冷凍領域の直径は20mm程度に達するので、こ
のような低温治療時の温度モニタにも本発明は利用する
ことができる。この場合、ボリュームレンダリングにお
いて、温度が下がるほどαの値を大きくするように変換
式の符号を反転する必要がある。
【0067】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、被
検体内の温度変化を3次元的に表示することができる。
また、必要に応じて、本発明のボリュームレンダリング
処理を適応することにより被検体の3次元温度変化を準
リアルタイムで可視化することができる。
【0068】また、従来レーザ照射などで得られる加熱
部分を3次元的に計測し、3次元画像として表示する手
法は検討されていなかったが、本発明によれば、レーザ
照射時の局所的に急激な位相変化がある場合に、その立
体的構造を安定かつ正確に表示することができる。ま
た、位相から血管像を求めるPC(Phase contrast)法の
ように撮影シーケンスのパラメータを最適にセットする
必要もなく、3次元温度計測が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元温度計測方法の一実施例のフロ
ーチャート。
【図2】本発明に用いる撮影シーケンスの一実施例。
【図3】本発明に用いるエリアシング処理を説明するた
めの図。
【図4】本発明に用いる位相アンラップ処理を説明する
ための他の図。
【図5】本発明に用いるボリュームレンダリング処理の
一実施例の一部を示す図。
【図6】本発明を実施するのに用いるMRI装置の構成例
を示すブロック図。
【符号の説明】
101…第1ステップ 102…第2ステップ 103…第3ステップ 104…第4ステップ 105…第5ステップ 201…RFパルス 202,203…スライス方向傾斜磁場パルス 204…位相エンコード方向傾斜磁場パルス 205…読み出し方向傾斜磁場パルス 206…MR信号 207…TE 301, 401…位相図 302, 402…加熱部分(温度変化領域) 303, 403…基点 304, 305…エリアシング 306…j=j0線 501…温度変化部分 502…レーザファイバ 503…温度変化の最大点もしくは温度変化領域の重心点Q 504…球状領域 505…温度表示領域 600…計測空間 601…被検体 602…磁石 603…傾斜磁場コイル 604…RF照射コイル 605…RF受信コイル 606…信号検出部 607…信号処理部 608…表示部 609…傾斜磁場電源 610…RF送信部 611…制御部 612…ベッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体からの磁気共鳴(以下、MRという)
    信号を計測してMR画像を作成し表示する磁気共鳴イメー
    ジング装置(以下、MRI装置という)を用いて、被検体
    のMR画像の作成、表示する方法において、 (1)被検体の3次元温度分布情報を含む3次元MR撮影
    又は2次元マルチスライスMR撮影を実行するステップ
    と、 (2)ステップ(1)で得られる3次元複素MR画像又は
    2次元マルチスライス複素MR画像から、3次元位相分
    布を演算するステップと、 (3)前記3次元位相分布に対し3次元位相アンラップ
    処理を行うステップと、 (4)位相アンラップ処理を行った3次元位相分布から
    被検体の3次元温度分布を演算するステップと、 (5)ステップ(4)で得られる3次元温度分布につい
    てボリュームレンダリング処理を行い、ボリュームレン
    ダリング処理をしたものを被検体の3次元温度画像とし
    て表示するステップとを具備することを特徴とするMRI
    装置を用いた3次元温度計測方法。
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