JP2014104230A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ボタンの押圧操作により演出参加させるという遊技性を十分に発揮し得るパチンコ遊技機を提案する。
【解決手段】操作ボタンの押圧操作を促す操作タイミング以前に動画開始され、該操作タイミングに至るまでの残余時限を表現するタイミング案内動画Gを、所定の低速化条件が成立した場合に、通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度に従って表示するようにしたものである。本構成によれば、低消化速度で表示されるタイミング案内動画Gによって、遊技者が操作タイミングを計り易くなり、該操作タイミングに合わせて操作ボタンを押圧操作し易い。これにより、遊技者自身が操作ボタンの押圧操作によって演出参加していることを強く意識でき、該演出参加を実感することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技者により押圧操作可能な操作ボタンを遊技機本体の前部に備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には、その遊技盤に、様々な演出画像を表示する画像表示器が配設されている。近年、この画像表示器で表示する演出に遊技者を参加させるようにしたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。これは、遊技機本体の前部に、遊技者により押圧操作可能な操作ボタンが配設され、この操作ボタンを遊技者が押圧操作することによって画像表示器で表示する演出が変化するようにしたものである。ここで、画像表示器で表示する演出の変化としては、操作ボタンの押圧操作に伴って、押圧操作しない場合と異なる操作演出画像を画像表示器で表示するようにしたものがよく知られている。このようなパチンコ遊技機では、遊技者が操作ボタンを押圧操作することによって演出に参加できるため、遊技者の興趣感を高めることができる。
こうした操作ボタンを備えた構成では、該操作ボタンの押圧操作を促す操作タイミングが設定されており、該操作タイミングに合わせるように遊技者が操作ボタンを押圧操作することによって上記の操作演出画像を表示するようにしている。例えば、操作タイミングが特別図柄を変動する図柄生成行程の実行中に発生するように設定され、さらに、操作ボタンの押圧操作に伴って表示される操作演出画像が特別図柄の確定停止に至る演出の一部として設定されている構成にあっては、操作ボタンを遊技者が押圧操作することにより、あたかも特別図柄の当り又はハズレが決まるように前記操作演出画像を表示する。この構成によれば、演出参加への遊技者の意識を効果的に高めることができ、興趣感を昂揚させる効果も高い。
特開2007−307163号公報
上述したパチンコ遊技機にあって、操作タイミングを発生させる場合には、該操作タイミングを遊技者が計ることができるように、操作タイミングに至るまでをカウントダウンする等の案内用演出動画を画像表示器で表示するようにしている。そのため、遊技者は、この案内用演出動画を見ながら操作タイミングを見計らって操作ボタンを押圧操作することができる。そして、上述したように操作ボタンの押圧操作によって表示される操作演出画像を、特別図柄の当り又はハズレ確定に至る演出の一部としている構成では、遊技者に操作ボタンを押圧操作させる効果も高い。しかしながら、一般的なパチンコ遊技機は、始動口への遊技球流入によって発生した始動記憶を消化することにより、上記の図柄生成行程の確定前に当り又はハズレが決まっている。そのため、ハズレが決まっている場合には、前記の操作ボタンを遊技者が操作タイミングに合わせて押圧操作したとしても、特別図柄はハズレ確定する。このように遊技者が操作タイミングに合わせて正確に押圧操作しているにも関わらず、ハズレ確定してしまうと、遊技者の失望感が大きく、次回から操作ボタンの押圧操作を行わないこともあり得る。これでは、操作ボタンの押圧操作によって遊技者を演出参加させるという遊技性や興趣性が損なわれてしまう。こうしたことから、一般的な構成では、遊技者が操作ボタンを押圧操作したタイミングが操作タイミングと合っていたか否かを、遊技者が分かり難いように、操作タイミングを計るために表示する前記した案内用演出動画の表示速度を比較的速く設定している。
こうした構成では、操作タイミングに合わせて操作ボタンを押圧操作することが難しく、該押圧操作したタイミングが操作タイミングと明らかに異なってしまう場合もある。特に、遊技経験の浅い者や年配者等の遊技者では、顕著に生じ得る。このような場合に、始動記憶の消化により当りが決まっていると、操作タイミングと明らかに異なるタイミングで操作ボタンを押圧操作したにも関わらず、当り確定してしまう。これでは、操作ボタンの押圧操作と当り確定とに直接的な因果関係が無いことを、遊技者が明確に知得してしまい、操作ボタンの押圧操作に対する遊技者の関心が薄れてしまい易い。そして、これに伴って、遊技者が操作ボタンを押圧操作しなくなれば、該操作ボタンの押圧操作により演出参加させるという遊技性の意義が損なわれてしまう。尚、こうした問題は、一般的な遊技者であっても生じ得る。
本発明は、操作ボタンの押圧操作により演出参加させるという遊技性を十分に発揮し得るパチンコ遊技機を提案するものである。
本発明は、演出画像を表示する画像表示器と、遊技機本体の前部に配設され、遊技者が押圧操作可能な操作ボタンと、該操作ボタンの押圧操作を遊技者に促す操作タイミングで、該操作ボタンが押圧操作されたことによって、画像表示器で所定の操作演出画像を表示するボタン演出制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記ボタン演出制御手段は、前記操作タイミング以前に動画開始されて、該操作タイミングに至るまでの残余時限を表現するタイミング案内動画を表示する演出動画表示処理を備え、前記演出動画表示処理は、前記タイミング案内動画を、予め設定された通常の時限消化速度に従って表示する通常消化処理内容と、前記タイミング案内動画を、前記通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度に従って表示する低速消化処理内容と、所定の低速化条件が成立した場合に、前記低速消化処理内容を選択して実行し、該低速化条件が非成立の場合に、前記通常消化処理内容を選択して実行するようにした時限消化速度選択処理内容とを備えたものであることを特徴とするパチンコ遊技機である。
ここで、操作タイミングに至るまでの残余時限を表現するタイミング案内動画としては、残余時限を、タイマやカウンタの増加または減少(消化)によって報知する動画や、所定の図柄の相対的な位置関係や図柄の拡大や縮小等の変化に従って報知する動画等を適用できる。こうしたタイミング案内動画の表示によって、操作タイミングの到来を該操作タイミング以前から遊技者に刻々と知らせることができ、遊技者が該操作タイミングを見計らって操作ボタンを押圧操作できる。
かかる構成によれば、タイミング案内動画を低消化速度により表示すると、該タイミング案内動画の進行がゆっくりとなるため、遊技者が操作タイミングを正確に計り易くなり、該操作タイミングに合わせて操作ボタンを押圧操作し易くなる。そして、遊技者は、操作タイミングで操作ボタンを押圧操作できたこと、および自身の押圧操作によって操作演出画像が表示されたことを比較的はっきりと認識できる。そのため、遊技者は、操作ボタンの押圧操作によって自身が演出参加していることを強く意識できる。したがって、操作ボタンの押圧操作により遊技者を演出参加させるという遊技性とこれに伴う興趣性とを向上することができる。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、未消化の始動記憶を消化することにより、当落判定を行い、当該判定結果に従って特別図柄を当り又はハズレ確定する図柄生成行程を実行する遊技制御手段とを備えたものであって、ボタン演出制御手段は、演出動画表示処理が、前記図柄生成行程中に一回又は複数回のタイミング案内動画を表示する処理内容を備えると共に、時限消化速度選択処理内容の低速化条件が、前記遊技制御手段による当落判定の結果が当り判定である場合に成立する条件として設定されたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、図柄生成行程で特別図柄を当り確定する場合に、タイミング案内動画を低消化速度により表示するようにしたものであるから、遊技者が操作タイミングに合わせて操作ボタンを押圧操作したことによりあたかも当り確定したように遊技者に思わせることができる。これにより、自らの行為(押圧操作)によって当りを獲得したという印象を、遊技者に強く生じさせ易く、遊技者に操作ボタンの押圧操作を促す作用効果が向上し、該押圧操作により遊技者を演出参加させるという遊技性と興趣性とを一層向上できる。
さらに、遊技経験の浅い者や年配者等の操作ボタンの押圧操作が比較的苦手な遊技者にあっても、特別図柄が当り確定する場合には、操作タイミングに合わせて操作ボタンを押圧操作し易くなるため、押圧操作による演出参加という遊技性と興趣性とを十分に満喫できる。
尚、本構成にあって、図柄生成行程中に複数回のタイミング案内動画を表示する構成の場合には、低速化条件が成立した場合に、全てのタイミング案内動画を低消化速度に従って表示するようにしても良いし、一部のタイミング案内動画を低消化速度に従って表示するようにしても良い。
上述したパチンコ遊技機にあって、演出動画表示処理の低速消化処理内容は、タイミング案内動画の低消化速度が、操作タイミングに近づくにつれて段階的に遅くなるように設定されたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、タイミング案内動画が、操作タイミングに近づくにつれてゆっくり表示されることから、該操作タイミングに合わせて遊技者が操作ボタンを一層押圧操作し易い。したがって、本構成によれば、操作ボタンの押圧操作により遊技者を演出参加させる遊技性と興趣性とを向上させるという、上述した本発明の作用効果を一層向上できる。
本発明は、上述したように、所定の低速化条件が成立した場合に、通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度に従ってタイミング案内動画を表示するようにしたものであるから、低速化条件の成立により表示されるタイミング案内動画によって、遊技者が操作タイミングを計り易くなり、該操作タイミングに合わせて操作ボタンを押圧操作し易い。これにより、遊技者自身が操作ボタンの押圧操作によって演出参加していることを強く意識できるため、遊技者を演出参加させるという遊技性と興趣性とを向上できる。
本実施例のパチンコ遊技機1の正面図である。 パチンコ遊技機1の遊技盤10の正面図である。 パチンコ遊技機1の制御回路のブロック回路図である。 特別図柄処理を示すフロー図である。 特別始動記憶消化処理を示すフロー図である。 操作演出処理を示すフロー図である。 画像表示器14で表示されるタイミング案内動画Gを示す説明図である。 画像表示器14で表示される操作演出画像H1〜H3を示す説明図である。
本発明の実施例を、添付図面を用いて詳述する。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠(図示せず)と、この外枠の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図2参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4を介して外枠に開閉可能に枢結されている。さらに前枠5には、前期開口部を遮蔽する透明板6を備え、該透明板6を介して遊技盤10の遊技領域12(図2参照)を視認可能となっている。また、前枠5の前面下部には、前方へ突出する下部パネル部9が形成されており、該下部パネル部9に、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されている。さらに、前枠5には、下受皿8の右側方に発射ハンドル41が突設されている。
図2は、遊技盤10の正面図である。遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されている。遊技領域12の中央には、各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。このセンターケース13には、画像表示器14が組み付けられている。画像表示器14は、液晶表示器又はCRT表示器等からなり、その表示画面には各種演出画像等が表示される。
このセンターケース13には、所定個数のLEDを夫々備えた特別始動記憶数表示装置17と普通始動記憶数表示装置18とが配設されている。さらに、所定個数のLEDから夫々構成される特別図柄表示装置15と普通図柄表示装置16も配設されている。ここで、特別図柄表示装置15は、後述するように、所定契機によって、各LEDを点滅させることにより夫々の特別図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した特別図柄の態様(停止図柄態様)で停止する。そして、特別図柄の停止図柄態様により、当り又はハズレを確定し、当りの場合に後述する特別遊技作動が実行される。また、普通図柄表示装置16は、後述する普通始動ゲート19を遊技球が通過することにより、各LEDを点滅させることで普通図柄を変動させ、その後に点灯したLEDによって普通図柄の当り又はハズレを確定する。そして、普通図柄が当りの場合に後述の普通電動役物23を拡開作動する。
上記の普通始動ゲート19は、センターケース13の左側に設けられており、遊技球の通過を検知するスイッチが配設されている。このスイッチが遊技球を検知すると、球検知信号を出力し、該球検知信号に基づいて上記の普通図柄表示装置16のLEDが点滅開始する。
また、遊技盤10には、センターケース13の下方に、普通電動役物23と特別電動役物26とが上下に列設され、該特別電動役物26のさらに下方にアウト口30が配設されている。さらに、普通電動役物23と特別電動役物26との左右両側に、複数の入賞装置29も配設されている。
ここで、普通電動役物23は、始動口20と、該始動口20を開閉する左右一対の開閉翼片(図示せず)とを備え、上記した普通図柄表示装置16により普通図柄が当り確定した場合に、該開閉翼片を閉鎖位置から所定時間拡開作動して始動口20を開放する。さらに、普通電動役物23には、始動口20から流入した遊技球を検知するスイッチが内蔵されており、該スイッチが遊技球を検知すると、球検知信号を出力し、かかる検知信号に基づいて上記の特別図柄表示装置15のLEDが点滅開始する。尚、この特別図柄表示装置15により、本発明にかかる図柄表示装置が構成されている。
上記の特別電動役物26は、大入賞口25と横長矩形状の開閉片(図示せず)とを備え、該開閉片を起立位置として大入賞口25を閉鎖し、開閉片を前方へ傾倒して大入賞口25を開放する。この特別電動役物26は、上記した特別図柄表示装置15により特別図柄が当り確定した場合に、該開閉片を開閉作動することにより、大入賞口25を開放する開閉ラウンドを所定回数繰返す特別遊技作動を実行する。さらに、特別電動役物26には、大入賞口25から流入した遊技球を検知するスイッチが内蔵されており、該スイッチが遊技球を検知すると、球検知信号を出力し、かかる球検知信号に従って所定個数の賞球が払い出される。
上記の入賞装置29には、流入した遊技球を検知するスイッチが内蔵されており、該スイッチの遊技球検知に従って、所定個数の賞球が払い出される。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の制御回路について、図3を参照して説明する。
マイクロコンピュータを構成する主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられている。この主制御基板60は、遊技の統括的な制御を実行するものである。この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設される。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラムや、抽選データを参照して図柄生成行程の当落判定や図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。
一方、記憶装置RAMには、各種球検知スイッチからの球検知信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマや乱数カウンタ、計数カウンタ等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。
主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62〜68に設置される各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ信号又はコマンド信号を四つの制御基板62,63,64,68へ出力し、これらの制御基板62,63,64,68の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、及び発射制御基板68の各入力ポートに向け、一方向に出力されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、普通始動ゲート19、普通電動役物23、特別電動役物26、入賞装置29等に設けられた各種スイッチやセンサ等が接続される。そして、主制御基板60が2msごとに、これらに内蔵された各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があると、その球検出信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物23や特別電動役物26等に内臓されたソレノイドやモータが接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらソレノイドやモータを駆動させる。
上記の演出制御基板62には、パチンコ遊技機1で実行される演出全般を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、演出を制御処理する演出制御用中央制御装置CPUに、多岐にわたる演出態様に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。演出制御基板62の出力ポートには、画像表示器14を制御する画像制御基板65、音声演出を制御する音源制御基板66、及びLEDランプによる演出を制御する光源制御基板67が接続されている。そして、演出制御基板62は、主制御基板60からのコマンド信号が入力ポートに入力されると、演出制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、該コマンド信号により指示された演出態様を実行するために、画像制御基板65、音源制御基板66、及び光源制御基板67へ向けてコマンド信号を送信する。
上記の画像制御基板65には、画像表示器14の表示態様を制御するための基板回路が設けられる。画像制御基板65は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の表示態様を表示するデータにしたがって表示用ドライバにより画像表示器14で所定態様の演出画像を表出させる。
上記の音源制御基板66には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられる。この音源制御基板66は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の音データにしたがってサウンドジェネレータによりスピーカで効果音を出力させる。
上記の光源制御基板67には、遊技機本体3に配設された演出用ランプを制御するための基板回路が設けられている。この光源制御基板67は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の光データにしたがって光源作動基板により各種の演出用ランプを点灯、点滅させる。
上記の図柄制御基板63には、特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、特別始動記憶数表示装置17、普通始動記憶数表示装置18を制御するための基板回路が設けられている。この図柄制御基板63は、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の光データにしたがって図柄作動基板により、各装置のLEDを点灯、点滅させる。
上記の払出制御基板64には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この払出制御基板64は、主制御基板60から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定のデータにしたがって貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板64は、プリペイドカードの読込みや書込みを行うプリペイドカードユニットがCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。
上記の発射制御基板68には、球発射装置42(図2参照)を制御するための基板回路が設けられている。この発射制御基板68は、発射ハンドル41からの入力信号に応じた電圧強度で球発射装置42を駆動することにより、発射ハンドル41の回動角度に応じた強さで遊技球を打圧発射する。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動について説明する。なお、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動は、既存のパチンコ遊技機と同様であるため詳細な説明は省略する。
遊技者が発射ハンドル41を操作することにより発射された遊技球が、上記の普通電動役物23の始動口20へ流入すると、図示しない入賞検知処理により、特別図柄用の各乱数カウンタ(大当りカウンタなど)を抽出し、これら抽出したカウンタ値を一纏めとして特別図柄用の始動記憶を生成する。そして、図4の特別図柄処理により、前期始動記憶を消化すると、特別図柄表示装置15でLEDが点滅して特別図柄が変動開始し、変動開始から所定時間経過すると、いずれかのLEDを点灯して特別図柄が変動停止して停止図柄態様を表示して確定する。このように、特別始動記憶の消化によって特別図柄の変動開始から確定停止までの一連の図柄生成行程を実行する。この図柄生成行程で表示した特別図柄の停止図柄態様が所定の当り停止図柄態様であると、当りが確定し、大入賞口25を開閉する特別遊技作動を実行する。この特別遊技作動は、大入賞口25が開閉する開閉ラウンドを所定回数実行する作動であり、遊技者は多量の賞球を獲得することが可能である。尚、この特別遊技作動については、従来から公知の作動態様および作動制御を適用できるため、その詳細については省略する。
ここで、上記した特別図柄処理では、図5の特別始動記憶消化処理により、未消化の始動記憶がある場合に、始動記憶を消化して、該始動記憶を構成する大当りカウンタ値により当落判定し、その他のカウンタ値に基づいて停止図柄態様や画像表示器14で図柄生成行程中に表示実行する演出画像パターンを選定する演出画像パターン選定処理を行う。そして、図柄生成行程で、選定した演出画像パターンに従って、動画を含む演出画像を画像表示器14で表示実行する。この演出画像としては、図柄生成行程を盛り上げる様々な静止画や動画等の画像を備えるものである。
尚、上記した入賞検知処理や特別図柄処理以外の、メイン処理、大入賞口処理。普通図柄処理等については、従来から用いられているものを適用することができるため、その詳細については省略する。
本実施例にあって、主制御基板60により、本発明にかかる始動記憶生成手段が実現されており、上記した入賞検知処理を実行する。また、主制御基板60および図柄制御基板63により、本発明にかかる遊技制御手段を実現しており、上記した特別図柄処理を実行する。
次に本発明の要部について説明する。
遊技機本体3の下部パネル部9には、図1のように、操作ボタン72を備えた操作ボタン装置71が上受皿7の前部に位置して設けられている。この操作ボタン装置71は、操作ボタン72を囲むように枠部73を備え、該枠部73内に嵌挿された操作ボタン72が上下方向に移動可能となっている(図示せず)。さらに、操作ボタン装置71には、その内部に操作ボタン72を上方へ付勢する弾性バネを備え、操作ボタン72は常態で枠部73の上側に僅かに突出する位置に位置決めされる。この操作ボタン72は、遊技者により押圧操作されることによって、弾性バネの付勢力に抗して降動し、押圧解除することにより、弾性バネの付勢力に従って昇動して前記常態の位置に復帰する。
さらに、操作ボタン装置71には、操作ボタン72の押圧操作を検知する検知センサが内蔵されている。この検知センサは、フォトセンサにより構成されており、その発光部と受光部間を、押圧操作により降動した操作ボタン72によって遮断すると、所定の操作信号を発生する。操作ボタン装置71は上記の主制御基板60に接続されており、操作ボタン72が遊技者により押圧操作される毎に、検知センサにより発生した操作信号が主制御基板60に出力される。
上述した操作ボタン72を備えた操作ボタン装置71は、一般的な押圧操作用のボタン構造のものを適用することができるため、その詳細については省略する。
一方、操作ボタン72の押圧操作を遊技者に促す操作タイミングが、上述した特別図柄の図柄生成行程の実行中に設定される。本実施例にあっては、一回の図柄生成行程で、上限三回の操作タイミングを発生するように制御処理する。この操作タイミングとその発生回数とは、上述した特別図柄の始動記憶を構成する大当りカウンタ値の判定結果に基づいて、同じ始動記憶を構成する操作カウンタ値と操作演出カウンタ値により決定される。ここで、操作カウンタ値は、操作タイミングの発生有無と発生回数とを決定するためのものであり、操作演出カウンタ値は、操作タイミングを発生する場合に表示するタイミング案内動画G(図7参照)の画像パターンや操作演出画像H1〜H3(図8参照)の画像パターンを決定するためのものである。
すなわち、図5の特別始動記憶消化処理により始動記憶を消化すると、該始動記憶を構成する大当りカウンタ値を当落判定し、前記大当りカウンタ値を当り判定した場合に、操作カウンタ値により操作タイミングの発生有無と発生回数とを決定し、さらに操作タイミングの発生を決定した場合に、上記した演出画像パターン選定処理により、操作演出カウンタ値に従って後述するタイミング案内動画Gの画像パターンや操作演出画像H1〜H3の画像パターンを選定する。ここで、演出画像パターン選定処理では、タイミング案内動画Gや操作演出画像H1〜H3の各画像パターンだけでなく、上述したように始動記憶を構成する前記以外の各乱数カウンタ値に基づいて選定される演出画像パターンも決定され、図柄生成行程で表示される一連の演出画像パターンが決定される。そして、決定した一連の演出画像パターンに従って、静止画や動画を含む演出画像を画像表示器14で表示する。尚、演出画像パターン選定処理では、夫々の演出画像パターンを、予め設定されている複数の画像データの中から所定の乱数カウンタ値に従って選出したデータの組合せによって決定する。すなわち、上記したタイミング案内動画Gや操作演出画像H1〜H3の各画像パターンは、該タイミング案内動画用に設定した複数の画像データや操作演出画像用に設定した複数の画像データのなかから、前記操作演出カウンタ値に従って選出されたデータの組合せによって決定する。
上記の操作カウンタ値は、大当りカウンタ値を当り判定した場合だけでなく、ハズレ判定した場合にも有効とし、操作タイミングの発生有無を決定する。すなわち、図柄生成行程で特別図柄がハズレ確定する場合でも、該図柄生成行程でタイミング案内動画Gや操作演出画像H1〜H3が表示されることもある。ここで、操作カウンタ値は、大当りカウンタ値を当り判定した場合に、操作タイミングの発生が高確率で決定するように設定され、ハズレ判定した場合に、操作タイミングの発生が前記当り判定に比して低確率で決定するように設定される。さらに、当り判定した場合には、操作カウンタ値により操作タイミングの発生回数を二回や三回に決定する確率が高く、ハズレ判定した場合には、発生回数を一回に決定する確率が高くなるように設定している。すなわち、図柄生成行程で操作タイミングが発生することにより、当り発生への遊技者の期待感を高めることができ、さらに操作タイミングが複数回発生することにより、当り発生への期待感を一層高めることができる。
上記の操作演出画像H1〜H3(図8参照)としては、操作タイミングで遊技者が操作ボタン72を押圧操作することにより発生した操作信号に基づいて、画像表示器14で表示され、操作演出画像H1〜H3の表示によって、遊技者による押圧操作が操作タイミングで実行されたことを示している。尚、この操作演出画像H1〜H3は、上記のタイミング案内動画Gと関係付けられた画像として設定されている。一方、上記のタイミング案内動画G(図7参照)は、操作タイミング以前に動画開始され、該操作タイミングに至るまでの残余時限を表現する動画であり、操作タイミングの到来までを刻々と表示する。遊技者は、このタイミング案内動画Gを見ることにより、操作タイミングまでの残余時限を直接的または間接的に知ることができるため、徐々に近づいてくる操作タイミングの到来を予見でき、該操作タイミングを計ることができる。そして、遊技者は、操作タイミングの到来を見計らって操作ボタン72を押圧操作することができる。
本実施例にあっては、図7のように、タイミング案内動画Gとして、「矢」画像g1が「的」画像g2に向かって発射されて「的」画像g2に命中するまでの動画が設定されている。これは、「弓」画像g3から発射された「矢」画像g1が「的」画像g2に徐々に近づいていく動画により、操作タイミングに至るまでの残余時限を表現しており、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中したタイミングにより操作タイミングを表現している。すなわち、操作タイミングに至るまでの残余時限を、「矢」画像g1と「的」画像g2との相対的な位置関係により報知し、操作タイミングを、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中することにより報知する。こうしたタイミング案内動画Gを表示した場合には、遊技者が「矢」画像g1が「的」画像g2に命中する操作タイミングを計り易く、そのタイミングを見計らって操作ボタン72を押圧操作することにより、操作タイミングに合わせて操作ボタン72を押圧操作することが可能である。そして、この操作タイミングで遊技者により操作ボタン72が押圧操作されると、図8のように、命中を祝う「宝箱」の操作演出画像H1〜H3を表示する。この操作演出画像H1〜H3の表示により、遊技者に、操作タイミングに合わせて操作ボタン72を押圧操作できたことを報知する。さらに、一回の図柄生成行程で操作タイミングが二回または三回発生する場合には、例えば、一回目には図8(A)のように「宝箱」の操作演出画像H1が表示され、二回目には図8(B)のように「宝箱」が開放された操作演出画像H2が表示され、三回目には図8(C)のように「宝箱」の開放を祝福する操作演出画像H3が表示されるように設定されている。
このように操作タイミングで操作ボタン72が押圧操作されて操作演出画像H1〜H3が表示されることにより、遊技者を演出参加させることができると共に、図柄生成行程で当り確定することへの遊技者の期待感を高めることもできる。
さらに本実施例では、上記したタイミング案内動画Gの時限消化速度(進行速度)を、通常の時限消化速度と、該通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度とのいずれかに選択決定して、選択した時限消化速度によりタイミング案内動画Gを表示する動画表示処理を実行するようにしている(図6参照)。ここで、通常の時限消化速度に従ってタイミング案内動画Gを表示する場合には、「矢」画像g1が「的」画像g2に向かって進む動画の進行速度が比較的速く、「矢」画像g1の発射から「的」画像g2に命中するまでに要する時間を比較的短くしている。これにより、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中するタイミング(操作タイミング)を遊技者が正確に計り難く、遊技者が操作タイミングに合わせて操作ボタン72を押圧操作することを難しくしている。そして、操作ボタン72を押圧操作したタイミングが操作タイミングと合っているか否かを、遊技者が判断し難くなっている。一方、通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度に従ってタイミング案内動画Gを表示する場合には、「矢」画像g1が「的」画像g2へ進む進行速度が比較的遅く、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中するまでに要する時間も比較的長くなっている。これにより、前記通常の時限消化速度の場合に比して、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中する操作タイミングを遊技者が正確に計り易く、遊技者が操作タイミングに合わせて操作ボタン72を押圧操作し易くしている。そして、操作ボタン72を押圧操作したタイミングが操作タイミングと合っているか否かを、遊技者が判断し易くなっている。具体的には、通常の時限消化速度の場合には、タイミング案内動画で表示される「矢」画像g1の発射から「的」画像g2に命中するまでに要する時間を3秒間と設定しており、低消化速度の場合には、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中するまでの時間を7.5秒間と設定している。そのため、通常の時限消化速度の場合に比して、低消化速度の場合は、タイミング案内動画Gの表示時間が長くなり、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中する操作タイミングを正確に計り易くしている。
尚ここで、本実施例にあっては、通常の時限消化速度の場合と低消化速度の場合とのいずれも、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中するまでの動画の進行速度は等速度となるように、タイミング案内動画Gを表示している。
このタイミング案内動画Gの時限消化速度を通常の時限消化速度または低消化速度に選択する処理としては、本実施例の場合、大当りカウンタ値を当り判定すると、低消化速度を選択するようにしている(図5,6参照)。また、大当りカウンタ値をハズレ判定すると、操作カウンタ値の従って、通常の時限消化速度または低消化速度のいずれかを選択するようにしている。すなわち、本実施例にあっては、本発明にかかる低速度化条件を、大当りカウンタ値を当り判定した場合に条件成立するものとして設定され、これに加えて、ハズレ判定しかつ操作カウンタ値により選択した場合にも条件成立するものとして設定されている。
上述したタイミング案内動画Gと操作演出画像H1〜H3とを表示する処理について、以下に詳述する。
図4の特別図柄処理により始動記憶を消化することによって、特別図柄表示装置15で特別図柄を変動開始すると共に、静止画や動画を含む演出画像を画像表示器14で表示する制御処理を実行する。これにより、特別図柄の図柄生成行程が開始される。
ここで、図5の特別始動記憶消化処理では、始動記憶を消化することによって、大当りカウンタ値を当落判定し、当り判定した場合には大当りフラグ=1とする。そして、操作カウンタ値により、操作タイミングの実行有無と発生回数とを決定する。ここで、操作タイミングを三回実行することが決定されると、操作フラグ=1とし、タイミング回数値N=3とする。さらに、操作フラグ=1かつ大当りフラグ=1により、低速度フラグ=1とする。また、操作フラグ=1により操作演出カウンタ値を有効とし、演出画像パターン選定処理により、該操作演出カウンタ値に基づいてタイミング案内動画の画像パターンと操作演出画像の画像パターンとを選定する。そして、これら画像パターンと、他の乱数カウンタ値に基づいて選定した演出画像パターンとにより、図柄生成行程で表示される一連の演出画像パターンを決定する。ここで、一連の演出画像パターンにより、三回表示するタイミング案内動画の動画開始時点が決まっている。
図柄生成行程では、各乱数カウンタ値に基づいて決定した演出画像パターンに従って、静止画や動画を含む演出画像を画像表示器14で順次表示する。そして、図6の操作演出処理により、操作フラグ=1、低速度フラグ=1、タイミング回数値N=3に従って、一回目の動画開始時点となると、時限消化速度を低消化速度に設定したタイミング案内動画の画像パターンに従って、タイミング案内動画Gを表示開始する。このタイミング案内動画Gは、図7のように「弓」画像g3と「矢」画像g1と「的」画像g2の各画像が表示され、図7(A)のように「弓」画像g3により「矢」画像g1が「的」画像g2に向かって放たれ、図7(B)〜(D)のように「矢」画像g1が徐々に進行する動画が表示される。そして、「矢」画像g1と「的」画像g2の位置関係が徐々に近づいていくにつれて、命中する操作タイミングまでの残余時限を表現している。ここで、低速度フラグ=1であることから、「弓」画像g3から放たれた「矢」画像g1が「的」画像g2に命中するまでに(図7(A)から(E)までの間に)7.5秒間を要し、「矢」画像g1の進行が比較的ゆっくりを進む。
このように比較的ゆっくり進行するタイミング案内動画Gを遊技者が見ることにより、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中する操作タイミングを、遊技者が計り易く、該操作タイミングに合わせて操作ボタン72を押圧操作し易い。そして、操作ボタン72が押圧操作されることにより発生した操作信号の出力タイミングが、操作タイミングと合っていた場合には、操作演出表示処理(図6参照)により操作演出画像H1の「宝箱」を表示する(図8(A)参照)。
尚ここで、本実施例では、操作カウンタ値により決定したタイミング回数値Nと操作演出カウンタ値により決定したタイミング案内動画Gの画像パターンとによって、各操作タイミングが夫々に決定される。これにより、遊技者が操作ボタン72を押圧操作することにより発生した操作信号の出力タイミングが、各操作タイミングと合っているか否かを判定するタイミング判定処理(図6参照)を実行する。この処理では、この操作タイミングに、時間的な許容誤差を設定しており、該許容誤差の範囲内に操作信号の出力タイミングが入っていれば、操作ボタン72の押圧操作と操作タイミングとが合っていると判定するようにしている。そして、合っていると判定した場合には、上記の操作演出表示処理により操作演出画像H1〜H3を表示する。
タイミング案内動画Gの表示を満了すると、上記のタイミング回数値Nから「1」減算し、N=2とする。そして、タイミング回数値N=2に従って、二回目の動画開始時点となると、上述と同様に、低速度フラグ=1により、時限消化速度を低消化速度に設定したタイミング案内動画Gを表示開始する(図7参照)。そして、操作タイミングで操作ボタン72が押圧操作されると、図8(B)のように操作演出画像H2を表示する。さらに、同様にタイミング回数値=1として三回目の動画開始時点となると、低速度フラグ=1により、時限消化速度を低消化速度に設定したタイミング案内動画Gを表示開始する(図7参照)。そして、操作タイミングで操作ボタン72が押圧操作されると、図8(C)のように操作演出画像H3を表示する。これに伴って、タイミング回数値N=0として、操作フラグ=0かつ低速度フラグ=0とする。その後、当該図柄生成行程では、大当りフラグ=1に従って特別図柄を当り停止図柄態様で停止して、当り確定する(図4参照)。
さらに、本実施例では、操作タイミングを複数回設定している場合に、操作タイミングに合わせて操作ボタン72が押圧操作される毎に、次回の操作タイミングで押圧操作されたことにより表示される操作演出画像H1〜H3を、上述したように異なる画像としている。すなわち、一回目の操作演出画像H1では贈り物として「宝箱」の画像を表示し(図8(A))、二回目の操作演出画像H2では「宝箱」を開放した画像を表示し(図8(B))、三回目の操作演出画像H3では「宝箱」の開放を祝福する画像を表示する(図8(C))ように設定する。これにより、操作演出画像H1〜H3が複数回表示される毎に、当りへの遊技者の期待感を昂揚できるようにしている。
また、図5の特別始動記憶消化処理では、始動記憶の消化によって、大当りカウンタ値をハズレ判定した場合、大当りフラグ=0であり、操作カウンタ値により操作タイミングを発生することを決定しても、低速度フラグ=0を維持する。ここで、タイミング回数値N=1とする。こうした場合に、図6の操作演出処理では、図柄生成行程で動画開始時点となると、低速度フラグ=0により、通常の時限消化速度に設定したタイミング案内動画Gのパターンに従って、タイミング案内動画Gを表示開始する。タイミング案内動画Gは、「弓」画像g3から放たれた「矢」画像g1が「的」画像g2に命中するまでを表示する動画であり、上述した低消化速度に設定した場合と同じ動画内容である。しかし、「矢」画像g1が「的」画像g2に命中するまでに要する時間は、3秒間に設定されている。そのため、低消化速度の場合に比して、「矢」画像g1の進行する速度が速く、「的」画像g2に命中する操作タイミングを遊技者が正確に計り難く、さらに、該操作タイミングに合わせるように操作ボタン72を押圧操作しても、操作タイミングに合っていたか否かが遊技者には判断し難くなっている。ここで、操作ボタン72の押圧操作により発生する操作信号の出力タイミングが、上記したタイミング判定処理(図6参照)により、操作タイミングに合っていないと判定されると、操作演出画像の「宝箱」は表示しない。その後、当該図柄生成行程では、大当りフラグ=0に従って特別図柄をハズレ停止図柄態様で停止して、ハズレ確定する。尚、前記の操作信号の出力タイミングが操作タイミングと合致したか否かを判定するタイミング判定処理では、例え合致したと判定しても、大当りフラグ=0により合致しない判定に強制的に変更して、操作演出画像を表示しないようにしても良い。
上述したように本実施例の構成にあっては、始動記憶の消化により当り判定した図柄生成行程で、操作タイミングに至るまでの残余時限を表現するタイミング案内動画Gを、通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度に従って表示するようにしたから、該タイミング案内動画Gにより操作タイミングの到来を遊技者が正確に計り易く、該操作タイミングに合わせて操作ボタン72を押圧操作し易い。そして、操作タイミングで操作ボタン72が押圧操作されることにより表示する操作演出画像H1〜H3によって、遊技者は、演出参加していることを明確に意識でき、実感することができる。そして、こうした操作演出画像H1〜H3の表示により当該図柄生成行程で当り確定することによって、操作ボタン72の押圧操作に対する遊技者の興味を強く惹き付けることができるため、遊技者に操作ボタン72の押圧操作を促す効果が向上し、操作ボタン72の押圧操作により遊技者を演出参加させるという遊技性とそれに伴う興趣性とを効果的に高めることができる。
さらに、タイミング案内動画Gが比較的ゆっくりと進行することから、遊技経験の浅い者や年配者等でも、比較的容易に操作タイミングを計り易く、該操作タイミングに合わせて操作ボタン72を押圧操作できる。そのため、本実施例の構成によれば、こうした遊技者が、操作タイミングと全く異なるタイミングで操作ボタン72を押圧操作したにも関わらず、当り確定してしまうという上述した従来構成の問題を解決できる。そして、こうした遊技者にあっても、操作ボタン72の押圧操作により演出参加するという遊技性と興趣性とを十分に満喫できる。
尚、本実施例にあって、主制御基板60、演出制御基板62、および画像制御基板65により、本発明にかかるボタン演出制御手段が実現されており、本発明の演出動画表示処理(通常消化処理内容、低速消化処理内容、時限消化速度選択処理内容)を、本実施例の特別始動記憶消化処理と操作演出処理とにより実行している。
上述した実施例の構成にあっては、一回の図柄生成行程で上限三回まで操作タイミングを発生するようにした構成であるが、発生回数の上限は適宜設定可能である。さらに、本実施例では、発生回数を抽選により決定するようにしているが、予め設定された発生回数を実行するようにしても良い。
また、上述した実施例の構成にあっては、三回の操作タイミングに応じて三回表示するタイミング案内動画を、全て同じ動画内容(「矢」と「的」の動画)として説明したが、異なる動画内容も選択できるようにしていても良い。例えば、互いに異なる複数種類の動画内容を設定し、いずれかを選択的に決定するようにした構成としても良い。又は、通常の時限消化速度により表示するタイミング案内動画と、低消化速度により表示するタイミング案内動画とを、異なる動画内容に設定して選択的に表示実行するようにしても良い。
また、上述した実施例の構成にあっては、当り判定の場合に、通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度に従ってタイミング案内動画を表示するようにしたものであるが、これに限らず、当り判定の場合にも通常の時限消化速度でタイミング案内動画を表示することがあっても良く、例えば、通常の時限消化速度と低消化速度とを抽選により決定したり、特定の当り判定(例えば、確変当り判定)の場合に低消化速度を選択するようにした構成とできる。また、操作タイミングを複数回発生する場合には、その全てを低消化速度でタイミング案内動画を実行したり、一部を低消化速度で実行する等、一回の図柄生成行程の中で低消化速度のタイミング案内動画を選択的に実行するようにしても良い。尚、このように、本発明にかかる低速化条件は適宜設定することができる。
さらにまた、当り判定の場合だけでなく、ハズレ判定の場合にも低消化速度のタイミング案内動画を表示することがあるようにしても良い。こうした構成では、ハズレ判定の場合には、当り判定の場合に比して、低消化速度のタイミング案内動画を表示する確率を低く設定した抽選により決定する構成が好適に用いられる。また、一回の図柄生成行程でタイミング案内動画を複数回表示する構成では、低消化速度でタイミング案内動画を表示する回数を、当り判定の場合に比して、ハズレ判定の場合に少ない回数とすることが好適である。
また、上述した実施例の構成にあっては、タイミング案内動画の低消化速度を、通常の時限消化速度に比して遅い一定速度に設定したものであり、動画を一定の低速度でスロー再生している。この他の構成として、低消化速度を、タイミング案内動画が操作タイミングに近づくにつれて段階的に遅くなるように設定することもできる。例えば、上記した「弓」から放たれた「矢」が、「的」までの距離が短くなるにつれて、時限消化速度を複数段階で速度低下するように設定することができる。これにより、少なくとも「矢」が「的」に命中する直前には、動画がゆっくりを進行するため、遊技者が操作タイミングを計り易い。具体的には、「矢」が「弓」から放たれて1秒経過までは、通常の時限消化速度に従って表示し、次の2秒間は通常の時限消化速度の1/2の低消化速度に従って表示し、残りの2.5秒間は通常の時限消化速度の1/2.5の低消化速度に従って表示する。これにより、「矢」が「的」に命中するまでに5.5秒間を要する。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、その他の構成についても、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更可能である。
1 パチンコ遊技機
3 遊技機本体
14 画像表示器
15 特別図柄表示装置(図柄表示装置)
20 始動口
72 操作ボタン

Claims (3)

  1. 演出画像を表示する画像表示器と、
    遊技機本体の前部に配設され、遊技者が押圧操作可能な操作ボタンと、
    該操作ボタンの押圧操作を遊技者に促す操作タイミングで、該操作ボタンが押圧操作されたことによって、画像表示器で所定の操作演出画像を表示するボタン演出制御手段と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    前記ボタン演出制御手段は、前記操作タイミング以前に動画開始されて、該操作タイミングに至るまでの残余時限を表現するタイミング案内動画を表示する演出動画表示処理を備え、
    前記演出動画表示処理は、
    前記タイミング案内動画を、予め設定された通常の時限消化速度に従って表示する通常消化処理内容と、
    前記タイミング案内動画を、前記通常の時限消化速度よりも遅い低消化速度に従って表示する低速消化処理内容と、
    所定の低速化条件が成立した場合に、前記低速消化処理内容を選択して実行し、該低速化条件が非成立の場合に、前記通常消化処理内容を選択して実行するようにした時限消化速度選択処理内容と
    を備えたものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
    遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、
    始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、
    未消化の始動記憶を消化することにより、当落判定を行い、当該判定結果に従って特別図柄を当り又はハズレ確定する図柄生成行程を実行する遊技制御手段と
    を備えたものであって、
    ボタン演出制御手段は、
    演出動画表示処理が、前記図柄生成行程中に一回又は複数回のタイミング案内動画を表示する処理内容を備えると共に、
    時限消化速度選択処理内容の低速化条件が、前記遊技制御手段による当落判定の結果が当り判定である場合に成立する条件として設定されたものであることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 演出動画表示処理の低速消化処理内容は、タイミング案内動画の低消化速度が、操作タイミングに近づくにつれて段階的に遅くなるように設定されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
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