JP2014103548A - 撮像装置および顕微鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲイン設定に応じて自動で適切なノイズ抑制処理を選択する指標を提供し、適切なノイズ抑制処理によって高品位な画像を取得する。
【解決手段】撮像素子10aで取得された信号を増幅する増幅部10bを有する撮像部10と、該撮像部10から出力された画像信号の画像処理を行う処理部11bと、増幅部10bの増幅率と、処理部11bで行う画像処理とを制御する制御部11aとを備え、制御部11aが、増幅率から輝度信号および光電子数を換算する変換係数を算出し、算出された変換係数が大きいほどよりノイズ低減処理を強化するよう処理部11bを制御する撮像装置1を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は撮像装置および顕微鏡システムに関するものである。
従来、暗い蛍光画像等を撮影する際に高いゲイン設定を使用し、その際ローパスフィルタなどのノイズ抑制処理でノイズを低減する技術がある(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特開2010−157791号公報 特開2003−219210号公報 特許第4976832号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術ではノイズ抑制処理をどのように選択するかの基準が明確になっていない。また、特許文献2に記載の技術では観察する標本の構造に依存してノイズの算出量が変化するため、観察対象によっては適切なノイズ抑制処理が選択できないという不都合がある。また、特許文献3には、ゲイン設定に応じて固定パターンノイズのパターンが異なることに対して適切なノイズ除去処理を選択する技術が開示されているが、固定パターンノイズ以外の低減方法に関しては説明されていない。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、ゲイン設定に応じて自動で適切なノイズ抑制処理を選択する指標を提供し、適切なノイズ抑制処理によって高品位な画像を取得することができる撮像装置および顕微鏡システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、撮像素子で取得された信号を増幅する増幅部を有する撮像部と、該撮像部から出力された画像信号の画像処理を行う処理部と、前記増幅部の増幅率と、前記処理部で行う画像処理とを制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記増幅率から輝度信号および光電子数を換算する変換係数を算出し、算出された変換係数が大きいほどよりノイズ低減処理を強化するよう前記処理部を制御する撮像装置を提供する。
上記態様においては、前記処理部による画像処理が、ローパスフィルタを用いた処理であってもよい。
また、上記態様においては、前記制御部が、前記ローパスフィルタを用いた処理をデモザイキング処理の前あるいはデモザイキング処理時に行ってもよい。
また、上記態様においては、前記制御部が、前記変換係数に応じて前記ローパスフィルタの係数を切り替えてもよい。
また、上記態様においては、前記制御部が、光学設定情報を取得し、取得された光学設定情報に応じて前記処理部による画像処理を制御してもよい。
また、上記態様においては、前記処理部による画像処理が、ローパスフィルタを用いた処理であり、前記制御部が、前記光学設定情報に応じて前記ローパスフィルタの幅を決定し、前記変換係数に応じて前記ローパスフィルタの幅以外の形状を決定してもよい。
また、上記態様においては、前記変換係数が、画像内の領域毎に個別の値であり、前記制御部が、前記処理部により画像内の領域毎に個別の画像処理を行ってもよい。
また、上記態様においては、前記制御部が、前記画像処理の制御を処理対象画素の輝度と前記変換係数とに基づいて決定してもよい。
また、上記態様においては、前記制御部が、前記処理部の処理を、前記変換係数の平方根を画像のコントラストで除算した結果に基づいて制御してもよい。
また、上記態様においては、前記ローパスフィルタの処理対象画素にかける係数が、前記変換係数を用いて決定した分散σ1を有する正規分布を用いて決定し、それ以外の係数を前記分散σ1より大きい分散σ2を有する正規分布を用いて、ローパスフィルタの係数の総和が1となるように決定してもよい。
上記態様においては、前記変換係数が、予め撮像装置に記録されていてもよい。
また、本発明は上記いずれかの撮像装置を備える顕微鏡システムを提供する。
本発明によれば、ゲイン設定に応じて自動で適切なノイズ抑制処理を選択する指標を提供し、適切なノイズ抑制処理によって高品位な画像を取得することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置を使用する顕微鏡システムの模式図である。 図1の撮像装置を示す模式図である。 図1の撮像装置の撮像部を説明する模式図である。 図1の撮像装置による撮像動作を説明するフローチャートである。 図1の撮像装置の画像処理部による処理を説明するフローチャートである。 図1の撮像装置によるノイズ抑制処理を説明するフローチャートである。 図1の撮像装置におけるローパスフィルタの係数算出手順を説明するフローチャートである。 図1の撮像装置の変形例による画像処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置によるローパスフィルタの生成方法を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置によるノイズ抑制処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る撮像装置によるノイズ抑制処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る撮像装置によるローパスフィルタの係数算出処理を説明するフローチャートである。 図12の撮像装置におけるローパスフィルタ形状と、従来のガウシアンフィルタ形状の違いを説明する模式図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置1および顕微鏡システム2について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る撮像装置1は、図1に示される顕微鏡システム2に装備される。
本実施形態に係る顕微鏡システム2は、顕微鏡21と、撮像装置1と、コンピュータ(PC)22とを備えている。顕微鏡21と撮像装置1は、光学的かつ機械的に接続されており、撮像装置1とコンピュータ22は電気的に接続されている。
顕微鏡システム2の使用者は、顕微鏡21で観察する画像を撮像装置1で取得し、コンピュータ22で観察および保存する。
顕微鏡21は、レボルバ21aと、ステージ21bと、コンデンサ21cと、コレクタ21dと、光源21eと、3眼鏡筒21fと、筐体21gと、アダプタ21hと、対物レンズ21iと、接眼レンズ21jとを備えている。撮像装置1は、図2に示されるように、撮像部10と、処理部11と、通信部材12とを備え、アダプタ21hによって顕微鏡21に接続されている。
撮像部10と処理部11とは通信部材12で接続されている。コンピュータ22はコンピュータ本体22aとモニタ22bとを備え、処理部11はコンピュータ本体22a内でコンピュータ本体22aに電気的に接続されている。
撮像部10は、撮像素子10aと、駆動部10bと、読み出し部10cとを備えている。処理部11は、制御部11aと、画像処理部11bとを備えている。駆動部10bは、制御部11aと通信部材12によって電気的に接続されている。読み出し部10cは、制御部11aおよび画像処理部11bと通信部材12によって電気的に接続されている。
制御部11aと画像処理部11bは、コンピュータ本体22aと電気的に接続されている。制御部11aは、駆動部10b、読み出し部10cおよび画像処理部11bに電気的に接続されている。
撮像素子10aは、図3に示されるように、電荷読み出し部101と、受光部102と、垂直転送部材103と、水平転送部材104とを備えている。読み出し部10cはアンプ部201と、変換部202を備えている。変換部202は、画像処理部11bに電気的に接続されている。
次に、顕微鏡システム2を用いて標本画像を撮影および観察する際の動作について説明する。
顕微鏡システム2の使用者は、ステージ21b上に観察対象の標本を設置する。
光源21eは、例えば、ハロゲンランプであり、光源21eから出た光は、筐体21g内を通り、コレクタ21dに設けられた図示しない視野絞りで適切に絞られ、垂直上方(対物レンズ21iの光軸方向)に照射される。コレクタ21dから出た光はコンデンサ21cで集光され、またコンデンサ21c内の図示しない視野絞りで適切に絞られ、ステージ21b上の標本に照射される。
標本を透過した光は対物レンズ21iで集光され、3眼鏡筒21fに導かれる。3眼鏡筒21fには図示しない光路切替機構が設けられており、対物レンズ21iから導かれた光を接眼レンズ21j、あるいはアダプタ21h、あるいはその両方に分配して導くことができる。
顕微鏡システム2の使用者は、接眼レンズ21jを用いて観察を行う際にはこの光路を接眼レンズ21j側に切り替える。顕微鏡システム2の使用者は撮像装置1を用いた観察のみを行う場合にはこの光路をアダプタ21h側に切り替える。
アダプタ21hに導かれた光は、アダプタ21hにより撮像部10に入射し、撮像部10内に設けられた図示しないIRカットフィルタで赤外波長成分を切り落とされた後に、撮像素子10aの図示しない受光面で焦点を結ぶ。アダプタ21hは、例えば一定の倍率を有するアダプタである。
図1では、レボルバ21aに対物レンズ21iが1つ設置されている例を示しているが、レボルバ21aには図示しない他の対物レンズ21iが設置されており、レボルバ21aの回転によって対物レンズ21iを切り替えることができる。
筐体21gには図示しない複数種類のNDフィルタが設けられており、顕微鏡システム2の使用者は標本に照射される光量を適切に調整できる。筐体21gには図示しないカラーフィルタが設けられており、顕微鏡システム2の使用者は光源21eの分光スペクトルを適切に調整できる。
次に、図4に示されるフローチャートを用いて撮像装置1による撮像動作を説明する。顕微鏡システム2の使用者はコンピュータ22を通して露光時間、ゲイン設定などの撮像装置1の撮像条件を設定する。制御部11aは使用者の設定に応じて駆動部10bの駆動条件、読み出し部10cの駆動条件および画像処理部11bの処理内容を制御する。
駆動部10bは、制御部11aの制御に従って撮像素子10aと、読み出し部10cと、を制御する。撮像素子10aの受光部102に光が入射すると、光電効果によって内部に光電子が発生する。駆動部10bが受光部102に印加する電圧を制御すると、設定された露光時間のみ発生した光電子が蓄積される(動作1)。
光電子が蓄積されると制御部11aは、受光部102および垂直転送部103に印加する電圧を制御し、蓄積された光電子を、垂直転送部103を用いて順に水平転送部104方向に転送する。また、同時に水平転送部104に印加する電圧を制御し、受光部102の1画素毎の蓄積された光電子を順に電荷読み出し部101に転送する(動作2)。
電荷読み出し部101では、図示しないコンデンサによって光電子の電荷が電圧信号に変換される(動作3)。変換された電気信号は、アンプ部201に転送され、アンプ部201で光電子の電荷量に比例した値となるよう駆動部10bの駆動に従って変換および増幅される(動作4)。
この際の増幅率をAFEゲインと呼ぶ。AFEゲインの値は、制御部11aによって制御される。アンプ部201で増幅された電圧信号は変換部202でデジタル信号に変換される(動作5)。
変換されたデジタル信号は、画像処理部11bで処理され(動作6)、コンピュータ本体22aに転送される(動作7)。転送された画像データは、コンピュータ22のアプリケーションにより、モニタ22bに表示され、あるいは顕微鏡システム2の使用者の指示に従ってファイルとして保存される。
撮像素子10aは、例えばカラーCCD素子である。読み出し部10cは例えばAFEであり、アンプ部201で行う変換処理は、相関2重サンプリングであり、変換部202はADC素子である。処理部11は、例えば、PCIeバスでコンピュータに接続されたPCIeボードであり、制御部11aはPCIeボードのFWとして実装された機能であり、画像処理部11bはPCIeボード上のFPGA内に実装された機能である。画像の保存形式は例えば14bit−Tiffファイルや、8bit−Tiffファイルである。
図5を用いて、本実施形態に係る撮像装置1の画像処理部11bを用いた画像処理について説明する。図5は、画像処理部11bによる処理内容を説明するフローチャートである。
画像処理部11bにデジタル信号が転送されると、画像処理部11bでは制御部11aの制御に従い、画素欠陥補正処理を行う(処理21)。画素欠陥補正処理とは、例えば欠陥画素情報を元に、欠陥画素の輝度を周辺画素から算出した輝度で置換する処理である。欠陥補正後のデータには必要に応じてWB処理、BB処理がかけられる(処理22)。
WB処理とは、例えばコンピュータ22を通じて使用者が指定した画像範囲から算出したカラーチャネルごとのゲインを用いて、カラーチャネル毎に異なる一定のゲインをかけてカラーチャネル間のホワイトバランスをとる処理である。BB処理は、例えば画像データから黒レベルを減算する処理である。
BB処理およびWB処理の後、信号は、ノイズ抑制処理のためのローパスフィルタにかけられる(処理23)。ノイズ抑制処理の内容については後述する。ノイズ抑制処理後の信号は、デモザイキング処理(処理24)によってRGBデータに変換され、色変換(処理25)の後、レベル補正される(処理26)。また、ノイズ抑制処理後の信号は処理24〜26とは別に、レベル補正され(処理11)、輪郭検出され(処理12)、ゲイン調整される(処理13)。処理27の輪郭強調処理によって処理26の出力データに処理13の出力データが合成され、画像の輪郭が強調された後に出力される。
次に、図6を用いて本発明のノイズ抑制処理の手順を説明する。図6は本発明で使用するノイズ抑制処理を説明するフローチャートである。
図6(a)においては、制御部11aは、撮像条件が設定されたときにゲイン設定を読み出し(処理111)、ゲイン設定の内容からアンプゲイン係数を算出する(処理112)。アンプゲイン係数とは1個の光電子が何LSBの信号に対応するかを示す係数であり、単位はLSB/eである。
アンプゲイン係数は、電荷読み出し部101のコンデンサ容量と増幅率、アンプ部201の増幅率および画像処理部11bによるWB処理のゲインによって決まる量であり、撮像装置1製造時に撮像装置1の特性として測定できる。
アンプゲイン係数αは、例えば、撮像装置1の設定可能な最低のゲイン設定でNDフィルタなどによって撮像装置1に入射する光量を変えて複数の輝度の画像を撮影し、撮影した画像の輝度配列AVG[i]と輝度分散の配列Stdev[i]を用いて次式で算出できる。
Figure 2014103548
処理112のアンプゲイン係数算出処理は、例えば撮像装置1の生産時に使用可能なゲイン設定それぞれについて値α[LSB/e]を撮像装置1内に記録しておき、このパラメータをゲイン設定に応じて読み出す処理である。制御部11aは、アンプゲイン係数に応じて、ローパスフィルタの係数を算出する(処理113)。
図7のフローチャートを用いて、本実施形態に係る撮像装置1のローパスフィルタの係数算出の手順を説明する。制御部11aは、ローパスフィルタとしてガウシアンフィルタを使用する場合に、ガウシアンフィルタの分散σ[画素]の関数として、分布全体の積分面積に対する中央1画素の割合の比がどのような量になるのかを予め計算しておく(処理151)。計算式を以下に示す。
Figure 2014103548
上式でxは画素位置である。値を2乗しているのは、カッコ内の式が1次元正規分布の積分であるため、2次元のフィルタを考える場合の比率は2乗になるためである。関数F_光電子数倍率は、ルックアップテーブル(LUT)でもよいし、予めσの関数としてF_光電子数倍率を計算した結果を2次関数でフィッティングした値でもよい。
次に、制御部11aは処理112で算出したアンプゲイン係数α[LSB/e]と、代表輝度X[LSB]とから光ショットノイズのSN比SN_mes[dB]を算出する(処理152)。代表輝度X[LSB]とは、顕微鏡システム2の使用者が観察する画像の代表的な輝度値であり、例えば、14bitの画像を取得する場合には12800LSBなどの値を設定する。SN_mes[dB]の計算式を以下に示す。
Figure 2014103548
ここでX_raw[LSB]とは、処理26で行うレベル補正の逆変換によってX[LSB]から求めた、レベル補正前の代表輝度である。制御部11aは、予め撮像装置1に設定された目標SN比SN_target[dB]を読み出す(処理153)。目標SN比SN_target[dB]とは、撮像装置1で取得する画像内の微小な構造が、ノイズによってつぶれてしまい見えなくなる限界のSN比であり、例えば20[dB]などの値に設定しておくことができる。
制御部11aは処理152で推定したSN比SN_mes[dB]と、目標SN比SN_target[dB]を達成するために、何倍の光電子統計が必要かの倍率G[倍]を求める(処理154)。倍率Gの計算方法を次式に示す。
Figure 2014103548
処理部11は、倍率Gを関数F_光電子数倍率(σ)の逆変換にかけてローパスフィルタの分散σを求める(処理155)。例えば、関数F_光電子数倍率(σ)を2次の近似関数F(σ)=aX+bX+cとして求めていた場合、処理155で算出する分散σは次式で表せる。
Figure 2014103548
こうして求めた分散σ[画素]を用いて、制御部11aは、処理101で使用するローパスフィルタの係数を算出する(処理156)。ローパスフィルタは、例えば3×3のガウシアンフィルタである。ここでは、処理112で求めたアンプゲイン係数α[LSB/e]を用いて制御部11aが処理156で使用する分散σを計算する例を示したが、処理151〜処理155は、撮像装置1の製造時に予め行っておいてもよい。
この場合は撮像装置1にアンプゲイン係数α[LSB/e]と適切な分散σ[画素]の関係を予め書き込んでおき、処理113でローパスフィルタの係数を計算する際には、この記録されている関係式に従って分散σを決定し、処理156でローパスフィルタの係数を決定することもできる。
撮影を行い、画像データが画像処理部11bのノイズ抑制処理過程に来ると、図6(b)に示されるように、画像処理部11bは処理113で算出された係数を用いて画像データにローパスフィルタをかける(処理101)。
処理25の色変換とは、例えば3×3の色行列をかけ合わせる行列計算である。処理26および処理11のレベル補正とは例えばγ補正である。γ補正の例を次式に示す。
(出力データ/出力データ最大輝度)=(入力データ)1/r×出力データ最大輝度
処理12の輪郭検出とは、例えばラプラシアンフィルタ処理である。
処理27の輪郭強調とは、例えば加算処理である。
なお、上記説明ではノイズ抑制処理としてガウシアン型のローパスフィルタを例に挙げて説明したが、必ずしもこの限りではない。別のフィルタ形状でもよい。
処理26および処理11のレベル補正がγ補正である場合を例に挙げて説明したが、必ずしもこの限りではない。予め設定された複数のLUTを用いた変換であってもよい。
上記の例では画像処理部11bの行う処理として図5のフローを挙げたが、必ずしもこの限りではない。ここで説明していないノイズ抑制処理、エッジ強調処理、色変換処理、を行ってもよい。
上記では撮像素子としてカラーCCDを例に挙げたが必ずしもこの限りではない。CMOS、光電子増倍管、APDあるいはSSD等のその他の受光素子であってもよい。
上記ではローパスフィルタの係数を、アンプゲイン係数αを用いて算出する例を示したが必ずしもこの限りではない。ローパスフィルタの係数は撮像装置1の製造時に予め撮像装置1内に記録しておき、アンプゲイン係数αの値に従って保存された係数を読み出して使用してもよい。
上記ではローパスフィルタによる光電子統計の増加の効果を関数F_光電子倍率(σ)で見積もったが、この関数形はこの限りではない。ローパスフィルタが3×3ないし5×5などの大きさを持っている場合、この大きさを考慮して関数F_光電子倍率(σ)を作成する方法もある。
上記ではノイズ抑制処理後の信号がデモザイキング処理によってRGBデータに変換される例を示したが、この限りではない。デモザイキング処理時に使用するフィルタがノイズ抑制処理を兼ねる場合もある。
このように、本実施形態に係る撮像装置1によれば、低いゲインが設定されて、1LSB当たりの光電子数が多く、光電子数の統計ばらつきが小さい場合には、小さな分散のガウシアンフィルタが使用されて、画像の高周波成分を失わずに撮影ができる。一方、高いゲインが設定されて、1LSB当たりの光電子数が少なく、光電子数の統計ばらつきが大きい場合には、大きな分散のガウシアンフィルタが使用され、目標SN比を達成するようノイズが低減された画像が取得できる。これによりそれぞれのゲイン設定に応じて適切なノイズ抑制処理が選択され、高い品位の画像を得ることができるという利点がある。
また、本実施形態に係る撮像装置1ではゲインの設定値そのものではなく、アンプゲイン係数αを基準としてノイズ抑制処理を選択するため、従来のようにゲイン設定に応じてノイズ抑制処理を選択する場合と比較して、電荷読み出し部101やアンプ部201の素子固体の特性ばらつきやWB処理時のゲインの違いの影響を受けずに適切なノイズ抑制処理が選択できるというメリットがある。
なお、本実施形態の第1の変形例に係る撮像装置1は、撮像素子10aとしてカラーCCDではなく、白黒CCDを使用してもよい。
本変形例の特徴である画像処理部11bにおける処理について図8を用いて説明する。図8は本変形例の画像処理を説明するフローチャートである。
撮影を行い、画像データが画像処理部11bに入力されると、画像処理部11bは制御部11aの制御に従って欠陥画素のデータを補正する(処理31)。欠陥補正後のデータはノイズ抑制処理(処理32)された後、出力される。処理32は、例えば、処理23で説明した処理と同じ処理である。
このようにすることで、本実施形態に係る撮像装置1は、カラー情報を区別しない撮像素子に対しても適用可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置1について説明する。
本実施形態は、顕微鏡システム2は図示しない通信方法によって顕微鏡21の対物レンズ21iの設定をコンピュータ22で取得可能な点が第1の実施形態と相違している。
本実施形態に係る撮像装置1は、ノイズ抑制処理で使用するローパスフィルタの係数算出方法が第1の実施形態と相違している。図9のフローチャートを用いて本実施形態の特徴であるローパスフィルタの係数計算方法について説明する。
制御部11aは、撮像条件が設定されたときにゲイン設定を読み出し(処理141)、ゲイン設定の内容からアンプゲイン係数α[LSB/e]を算出する(処理142)。制御部11aは、アンプゲイン係数α[LSB/e]から分散σ[pixel]=k×αの正規分布f1を計算する(処理143)。この際、正規分布f1は、1画素未満の画素位置(例えば0.1画素毎)に対する係数分布として計算する。
また、制御部11aは、顕微鏡の設定を読み出す(処理144)。ここで、顕微鏡の設定とは、対物レンズ21iの倍率M(OBJ)、対物レンズ21iの開口数NAおよびアダプタ21hの倍率M(TV)である。これらの設定は、コンピュータ22の使用者がアプリケーション上で設定した値でもよいし、顕微鏡21がコンピュータ22と通信可能であり、設定の情報をコンピュータ22に送信できる場合は、顕微鏡21から送信された情報でもよい。
制御部11aは、像側開口数NA’をNA’=NA/(M(OBJ)×M(TV))で計算し、この値を用いて光学分解能σ(opt)[pixel]=C×λ/NA’を算出する(処理145)。ここで、符号Cは比例係数、λ[nm]は顕微鏡21で使用する観察波長を代表する値である。制御部11aは、算出した光学分解能σ(opt)を用いて矩形分布f2を計算する(処理146)。矩形分布f2の計算式は、例えば次式のとおりである。
Figure 2014103548
制御部11aは、関数f1,f2を乗算してローパスフィルタを表す関数f3を計算し(処理147)、関数f3を用いてローパスフィルタの係数を算出する(処理148)。係数の算出方法は、例えば次式のとおりである。
Figure 2014103548
この式でx,yとはフィルタをかける対象画素を(0,0)とした場合の画素位置である。上記積分を数値計算する場合は、x,yそれぞれは1画素未満(例えば0.1画素)刻みのデータとして扱い、積分する。
なお、上記では光学分解能σ(opt)を対物レンズ21iの倍率、開口数およびアダプタ21hの倍率を用いて算出する例を説明したが、必ずしもこの限りではない。処理144において顕微鏡21の設定を読み出す際に観察方法(例えば、明視野、暗視野の設定)を読み出し、この情報を考慮して光学分解能を算出してもよい。
上記では矩形分布f2の構造をσ(opt)のみによって決める例を示したが必ずしもこの限りではない。矩形分布の最低幅W_min[画素]を設定しておき、次式で分布の形状を決定してもよい。
Figure 2014103548
このようにすることで、本実施形態に係るノイズ抑制処理によれば、光学分解能に応じてローパスフィルタで使用する画素の範囲を決定できる。このため、光学分解能が低く複数の画素に入射する光量の相違が少なくローパスフィルタをかけても画質が低下し難い場合には分散の大きなローパスフィルタによってノイズが低減され、光学分解能が高く画素毎に入射する光量差が大きな場合にはローパスフィルタの分散を低減することで元々の画像の持つ高周波成分を失わずに済むという利点がある。
第1の実施形態とは異なり、アンプゲイン係数α[LSB/e]に応じて画素毎の情報の平均化の程度を変更し、光学分解能に応じて平均化する範囲を変更することで、より画像情報の劣化の少ないノイズ低減を行うことが出来る。
(第3の実施形態)
本実施形態に係る撮像装置1は、ノイズ抑制処理が第1の実施形態と相違している。図10のフローチャートを用いて本実施形態の特徴であるノイズ抑制処理について説明する。
図10(a)において、制御部11aは撮像条件が設定されたときにゲイン設定を読み出し(処理121)、ゲイン設定の内容からアンプゲイン係数αを算出する(処理122)。制御部11aはアンプゲイン係数αから閾輝度Th[LSB]を算出する(処理123)。閾輝度Thとは、処理122で算出したアンプゲイン係数と予め設定された光電子数N個から計算される値であり、その計算式はTh[LSB]=アンプゲイン係数α[LSB/e]×N[個] である。閾輝度Thはある画素で蓄積された光電子の個数が十分多いかどうかを判定するための閾値である。
次に、制御部11aは処理122で算出したアンプゲイン係数を元に、σ1[画素]の分散を持つガウシアンフィルタである第1のローパスフィルタの係数を選択する(処理124)。また、同様にσ2[画素]の分散を持つガウシアンフィルタである第2のローパスフィルタの係数を選択する(処理125)。ここで、σ1>σ2である。
撮影を行い、画像データが画像処理部11bのノイズ抑制処理過程に来ると、画像処理部11bは、図10(b)に示されるように、まず、処理する対象の画素を選択し(処理131)、対象画素の輝度値X[LSB]を取得する(処理132)。ここで、輝度値Xとは、黒レベルを減算した値であり、該当画素に蓄積された光電子数に比例する値である。
画像処理部11bは、X<Th(判定131)ならば、第1のローパスフィルタを用いて画像処理を行い(処理133)、そうでなければ第2のローパスフィルタを用いて画像処理を行う(処理134)。算出したデータは処理前の画像とは異なるメモリに蓄積する。処理131以降の処理を、全画素に対して行うまで、画像処理部11bは処理を繰返す(判定132が否ならば処理131に戻る)。全画素を処理すれば算出したデータを出力データとしてノイズ抑制処理を終了する。
なお、上記では2種類のガウシアンフィルタを使い分ける例を挙げたが、必ずしもこの限りではない。3種類以上のフィルタを使い分けてもよい。あるいはガウシアンフィルタ以外のフィルタを使い分けてもよい。また、上記例ではアンプゲイン係数を元に閾輝度を予め計算し、この閾輝度を判定に使用してフィルタを選択する場合を説明したが、必ずしもこの限りではない。処理対象画素の輝度とアンプゲイン係数から個々の画素で蓄積された光電子の数を計算し、この個数から直接フィルタの係数を算出してもよい。
このように、本実施形態に係る撮像装置1によれば、処理対象の画素に蓄積された光電子数に応じて使用するローパスフィルタの係数を切り替えるため、入射光量が多く明るい画素では高周波の信号を減衰させず高解像度を維持し、入射光量が少なく暗い画素ではローパスフィルタによって光電子の個数の統計ばらつきによるノイズを抑制し、より高品位の画像を取得できるという利点がある。
(第4の実施形態)
本実施形態に係る撮像装置1は、ノイズ抑制処理において第1の実施形態と相違している。図11のフローチャートを用いて本実施形態の特徴であるノイズ抑制処理について説明する。
画像処理部11bは、まず処理する対象の画素を選択し(処理171)、対象画素の輝度値X[LSB]を取得する(処理172)。処理171および処理172は、例えば処理131、処理132と同じ処理である。画像処理部11bは処理171で選択した処理対象の画素周辺の輝度情報から、コントラストの程度を表す係数Contを算出する(処理173)。
Contは、例えば処理171で選択した画素の周辺3×3画素の範囲の輝度値の分散であってもよいし、この範囲内の最高輝度と最低輝度の差分であっても良い。次に画像処理部11bは処理172で取得した輝度値X[LSB]と処理173で取得したコントラストの程度を表す係数Contからローパスフィルタの分散σを計算する(処理174)。計算式は例えば次式である。
Figure 2014103548
ここで、kは比例係数である。画像処理部11bは処理174で算出したσに基づき、予め撮像装置1内に記録された複数のフィルタ係数から適切なフィルタ係数を選択する(処理175)。例えば、次式のような選択方法が考えられる。
Figure 2014103548
画像処理部11bは、選択した係数を用いたフィルタ処理によって、処理171で選択した画素の輝度を算出する(処理176)。処理171〜処理176が全画素分終了すれば(判定171)、画像処理部11bは画像データを出力する。
なお、上記では画像処理部11bで処理する画素のそれぞれについて輝度X[LSB]を求め、この輝度値を用いてローパスフィルタの分散を算出する例を挙げたが、必ずしもこの限りではない。輝度は画素毎に求めず、第1の実施形態で述べたようなアンプゲイン係数αに応じた代表輝度値を用いてもよい。上記では処理175でフィルタ係数を選択する例を説明したが必ずしもこの限りではない。処理174で算出した分散σを用いて、画素毎にフィルタ係数を計算してもよい。
本実施形態に係る撮像装置1は、取得する画像のコントラストに応じてローパスフィルタの形状を決定するため、画像のコントラストが高くノイズが目立ち難い場合にはローパスフィルタの分散を低減して画像の高周波成分を劣化させないようにし、画像のコントラストが低くノイズに画像内の構造が埋もれているような場合には分散の大きなローパスフィルタを使用することノイズを低減してより高品位な画像を取得する。コントラストが低く、画像の構造がノイズに埋もれている場合には、分散の大きなローパスを使用することによる情報の劣化は少ないので問題はない。
第1の実施形態とは異なり、本実施形態のノイズ抑制処理を用いることで、画像の高周波成分の劣化を抑えて適切なノイズ抑制が行われ、画像の品位を向上させることができる。
(第5の実施形態)
本実施形態に係る撮像装置1は第1の実施形態に記載の方法でアンプゲイン係数αを用いてガウシアンの分散σを決定した後、ローパスフィルタの係数を計算する工程においてが第1の実施形態と相違している。図12を用いて本実施形態の特徴であるローパスフィルタの係数計算方法について説明する。
図12は本実施形態で行うローパスフィルタの係数計算方法を説明するフローチャートである。図12に記載した処理の前段には図7に記載した処理151〜処理155までを行う。ここでは、処理155以降の特徴部分について説明する。
制御部11aは、第1の実施形態に記載の方法でローパスフィルタの分散σを算出する(処理155)。次に、制御部11aは分散σのガウシアンフィルタを仮定してローパスフィルタ処理対象画素の輝度にかける係数k(0,0)を算出する(処理181)。係数k(0,0)の計算式は以下である。
Figure 2014103548
次に、制御部11aは、分散σよりも大きな分散σ2を持つ正規分布f4を用いて係数k4(x,y)を計算し(処理182)、分散σよりも小さな分散σ3を持つ正規分布f5を用いて係数k5(x,y)を計算する(処理183)。係数k4(x,y)、k5(x,y)とは、それぞれローパスフィルタの処理対象画素を座標(0,0)とした場合の、座標(x,y)の画素輝度に対してかけ合わせる係数であり、計算式は、例えば次式のとおりである。
Figure 2014103548
次に、制御部11aは、例えば第2の実施形態に記載の方法で取得した光学分解能の情報を用いて、顕微鏡システム2の光学分解能が予め定めた閾値以上かを判定する(判定181)。光学分解能が閾値以上ならば(x、y)=(0,0)以外のローパスフィルタの係数をk4(x,y)を用いて決定し(処理184)、光学分解能が閾値未満ならば(x、y)=(0,0)以外のローパスフィルタの係数はk5(x,y)を用いて決定する(処理185)。k(0,0)の値はどちらの場合でも処理181で求めた値から変更しない。k4(x,y),k5(x,y)の値からローパスフィルタ係数k(x、y)を算出する式としては、例えば、次式を用いることができる。
Figure 2014103548
以上の処理によって算出した係数k(i)と、ガウシアンフィルタとして計算した係数との違いを説明する模式図を図13に示す。図13は、本実施形態の方法で計算したローパスフィルタの係数を、ある1次元の軸方向について示したものである。
この図に示した3種類のローパスフィルタは、係数和が1であり、かつ中央画素(ローパスフィルタ処理対象画素)の輝度にかける係数が等しい。つまり、ローパスフィルタ処理によるノイズ低減の程度が等しい。しかし、図13に示したように、本実施形態の方法で計算したローパスフィルタの係数はガウシアンフィルタとは形状が異なる。
これにより本実施形態では顕微鏡システム2の光学分解能が高い場合には、中央画素に対する重みが大きくなるようにフィルタをかけ、光学分解能が低い場合には中央画素よりも周辺画素に対する重みが大きくなるようにフィルタをかけることになり、従来の正規分布を用いたローパスフィルタよりも画像の構造情報を保持したまま、同じ割合でノイズを低減することができる。
なお、上記例では顕微鏡システム2の光学分解能情報を取得し、ローパスフィルタ係数を設定する例を示したが、必ずしもこのとおりの処理でなくともよい。例えば、光学分解能の如何に関わらず、正規分布f4(x,y)を用いて(x、y)≠(0,0)以外の係数を計算してもよい。この場合には、従来と同程度のノイズ低減割合を実現し、かつ従来のフィルタ処理よりも画像の構造情報を保持するローパスフィルタ処理を行うことができる。
このようにすることで、従来の正規分布を用いたローパスフィルタと比較して、画像の持つ構造情報をより多く保持したまま、従来のフィルタと同じノイズ低減効果を得るローパスフィルタ処理を行うことができるという利点がある。
1 撮像装置
2 顕微鏡システム
10 撮像部
10a 撮像素子
10b 駆動部(増幅部)
10c 読み出し部
11 処理部
11a 制御部
11b 画像処理部(処理部)
12 通信部材
21 顕微鏡
21a レボルバ
21b ステージ
21c コンデンサ
21d コレクタ
21e 光源
21f 3眼鏡筒
21g 筐体
21h アダプタ
21i 対物レンズ
21j 接眼レンズ
22 コンピュータ
22a コンピュータ本体
22b モニタ
101 電荷読み出し部
102 受光部
103 垂直転送部材
104 水平転送部材
201 アンプ部
202 変換部

Claims (12)

  1. 撮像素子で取得された信号を増幅する増幅部を有する撮像部と、
    該撮像部から出力された画像信号の画像処理を行う処理部と、
    前記増幅部の増幅率と、前記処理部で行う画像処理とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部が、前記増幅率から輝度信号および光電子数を換算する変換係数を算出し、算出された変換係数が大きいほどよりノイズ低減処理を強化するよう前記処理部を制御する撮像装置。
  2. 前記処理部による画像処理が、ローパスフィルタを用いた処理である請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部が、前記ローパスフィルタを用いた処理をデモザイキング処理の前あるいはデモザイキング処理時に行う請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部が、前記変換係数に応じて前記ローパスフィルタの係数を切り替える請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部が、光学設定情報を取得し、取得された光学設定情報に応じて前記処理部による画像処理を制御する請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記処理部による画像処理が、ローパスフィルタを用いた処理であり、
    前記制御部が、前記光学設定情報に応じて前記ローパスフィルタの幅を決定し、前記変換係数に応じて前記ローパスフィルタの幅以外の形状を決定する請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記変換係数が、画像内の領域毎に個別の値であり、
    前記制御部が、前記処理部により画像内の領域毎に個別の画像処理を行う請求項1から請求項6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記制御部が、前記画像処理の制御を処理対象画素の輝度と前記変換係数とに基づいて決定する請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部が、前記処理部の処理を、前記変換係数の平方根を画像のコントラストで除算した結果に基づいて制御する請求項1から請求項8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記ローパスフィルタの処理対象画素にかける係数が、前記変換係数を用いて決定した分散σ1を有する正規分布を用いて決定し、それ以外の係数を前記分散σ1より大きい分散σ2を有する正規分布を用いて、ローパスフィルタの係数の総和が1となるように決定する請求項2に記載の撮像装置。
  11. 前記変換係数が、予め撮像装置に記録されている請求項1から請求項10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の撮像装置を備える顕微鏡システム。
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