JP2007306501A - 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】解像度を維持したままノイズを抑制することができる画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】CCD33出力原画像データにラプラシアンフィルタを作用させることにより原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する輪郭抽出部101と、ガウシアンフィルタの係数を求めるためのσ係数を算出するσ係数算出部102と、輪郭抽出部101で生成された微分画像の各画素値に基づいて微分画像の各画素に作用させるガウシアンフィルタの係数を上記σ係数により求めるガウシアンフィルタ係数算出部103と、原画像の各画素にガウシアンフィルタ係数算出部103で求められた各画素に応じた係数のガウシアンフィルタを作用させることによりノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成するガウシアンフィルタ処理部104とを備えたディジタルカメラ1の画像処理装置100。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像データ上で画像処理を施す画像処理方法、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置、およびプログラムを実行する情報処理装置を画像処理装置として動作させる画像処理プログラムに関する。
従来より、画像データ上で画像処理を施すにあたり、画像データに含まれる雑音等による画像劣化を抑えるための技術がいくつか知られている。
例えば、雑音等の孤立データを除去することを目的に、多変数データの特徴や主成分を容易に抽出するラプラシアンフィルタおよびガウシアンフィルタ(ラプラシアンガウシアンフィルタと総称する)と、その出力を正規化する処理回路に関する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、濃淡画像の、雑音を除去したエッジ(輪郭)を効率的に抽出することを目的に、大小2種類のスケールによるフィルタを利用するエッジ抽出処理方法に関する技術が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、ラプラシアンガウシアンフィルタの、大小2種のスケール値を自動的に決定することを目的に、人間の視覚特性の知見を利用してその画像にとって最適な大小2種の値を決定する処理方法に関する技術が提案されている(特許文献3参照)。
また、位置誤差を低減し、且つ雑音を排除したエッジ画像を抽出することを目的に、スケールの異なるフィルタによるエッジ画像に対してガウシアンフィルタをかけてぼかし、線形に加算して画像のエッジを抽出する処理方法に関する技術が提案されている(特許文献4参照)。
さらに、画像の輪郭ぼけの問題やノイズの問題を各々単独で処理し、全体として見やすい画像にすることを目的に、画像を構成する画素をエッジ画素、ノイズ画素、および非エッジ画素の3つに区分けして、画素毎にフィルタを適用する選択方法に関する技術が提案されている(特許文献5参照)。
また、エッジ周辺の細かい輝度変化が失われないことを目的に、エッジ強度に応じて原画像を低周波成分と高周波成分とに分離する処理方法に関する技術が提案されている(特許文献6参照)。
特開平2−285707号公報 特開平5−189565号公報 特開平5−314255号公報 特開平6−290268号公報 特開平7−152908号公報 特開平10−232927号公報
ここで、画像データ上で画像処理を施すために用いられるガウシアンフィルタは、画素の空間的配置を考慮して、対象画素に近い画素に大きな重みを付けるとともにその対象画素から遠い画素には小さい重みを付けた加重平均をとる平滑化フィルタの一つであり、自然なノイズ除去効果を目的として利用される。しかし、そのパラメータ係数はあらかじめ決められた値が全画素に適用されるため、強くかける(重み付けする)とノイズ除去効果は大きいものの解像度が低下してしまう。反対に解像度が低下しないように弱めにかけるとノイズ除去の効果が半減してしまう。そのため、適用されるパラメータ係数は、それらの両方をバランスよく満たすように設定する必要がある。
特許文献1、特許文献2、特許文献3、および特許文献4に提案された技術において、ガウシアンフィルタとラプラシアンフィルタとの双方を用いる目的の大半は、ノイズ除去としてではなく特徴抽出のために用いられる。二次微分処理であるラプラシアンフィルタは、エッジ検出能力に優れているが、局所領域に作用する微分オペレータのため、雑音に弱いという欠点がある。そのためエッジ強調等に用いる場合には、単独で用いる代わりにガウシアンフィルタなどの平滑化フィルタを施してから適用される。ガウシアンフィルタを施してからラプラシアンフィルタを適用することで、多変数データの特徴抽出や主成分を分析することができるが、これらは特徴を抽出することが目的であり、原信号が大きく変化してしまうためノイズ低減を目的として使用することは困難である。従来の、上述した特許文献1〜4をも含む技術においては、これら2つのフィルタを関連させてノイズ低減処理を行なうものは見当たらない。
また、特許文献5に提案された技術は、画素をエッジ画素、ノイズ画素、および非エッジ画素の3つに分類した後、それぞれの画素毎にエッジ強調、ノイズ除去処理を施すものであるが、最終的な画像にするためには、これらを操作者が合成する必要がある。従って、一義的に定まらないうえに、画素の連続性が保障されていない。また、この特許文献5に提案された技術は、微分フィルタ処理後の濃淡画像データをあらかじめ設定した閾値で振り分けて、エッジ画像を論理1で表わすとともに非エッジ画像を論理0で表わすことで、エッジ面素と非エッジ画素を二値化により分類するものである。このため、エッジ検出の精度が粗くなってしまうという問題がある。
さらに、特許文献6に提案された技術は、エッジ強度に応じて原画像を2つの周波数成分に分離し、低周波成分に対しては階調変換を、高周波成分に関しては強調処理を行なって合成しているため、画質本来の自然さが損なわれるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、解像度を維持したままノイズを抑制することができる画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像処理方法は、画像データ上で画像処理を施す画像処理方法において、
処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることによりその原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する第1ステップと、
上記第1ステップで生成された微分画像の各画素値に基づいて、上記原画像の、その微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求める第2ステップと、
上記原画像の各画素に、上記第2ステップで求められたその各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることにより、ノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する第3ステップとを有することを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、第1ステップにおいて処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることによりその原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成し、次いで第2ステップにおいてその微分画像の各画素値に基づいて、上記原画像の、その微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求め、さらに第3ステップにおいて、上記原画像の各画素に、求められたその各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることにより、ノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成するものである。換言すれば、平滑化フィルタの係数を作成する制御パラメータを固定値として用いるのではなく、微分フィルタを利用して対象画像からその制御パラメータを各画素に対して算出し、それを用いて平滑化フィルタの係数を算出する方法であるため、解像度を維持したままノイズを抑制することができる。また、従来では、高精度なノイズ低減フィルタを実現するためには、大量のパラメータを設計する必要があるため、設計負荷が増大するという問題を抱えているが、本発明の画像処理方法によれば、平滑化フィルタの係数を自動的に設定することができる。従って、大量のパラメータを設計する手間を低減することもできる。
ここで、上記第2ステップは、上記微分画像の各画素値に基づいて、その各画素値がエッジを表わす画素値に近づくほど、上記平滑化フィルタを作用させたときの平滑化の程度を低減させる、その平滑化フィルタの係数を求めるものであることが好ましい。
このようにすると、解像度を十分に維持したままノイズを抑制することができる。従って、高精度なノイズ低減処理を実現することができる。
また、処理対象の原画像データが、撮影により得られた、撮影感度情報を伴う画像データであって、
上記第2ステップは、上記微分画像の各画素値に基づいて、上記平滑化フィルタを作用させたときの平滑化の程度を、その各画素値がエッジを表わす画素値に近づくほど、かつ低い撮影感度ほど低減させる、その平滑化フィルタの係数を求めるものであることも好ましい態様である。
このようにすると、低感度で撮影した画像に対しては平滑化効果を少なくし、高感度になるにしたがい平滑化効果を強くしていくことができ、従って撮影感度を考慮したノイズ低減化を実現することができる。
さらに、上記第2ステップは、上記平滑化フィルタの係数を計算式に基づいて求めるものであることも好ましい。
このようにすると、平滑化フィルタの係数を簡単に求めることができる。
また、上記第2ステップは、上記平滑化フィルタの係数を、ルックアップテーブルを参照するステップを含んで求めるものであることも好ましい。
このようにすると、計算式で表わすことが困難である細かな平滑化フィルタの係数を求めることができ、従ってさらに高精度なノイズ低減処理を実現することができる。
さらに、上記微分フィルタが、ラプラシアンフィルタであることも好ましい。また、上記平滑化フィルタが、ガウシアンフィルタであることも好ましい。
このようにすると、微分フィルタ,平滑化フィルタとして、汎用的なフィルタを使用することができる。
また、上記目的を達成する本発明の画像処理装置は、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置において、
処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることによりその原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する微分演算部と、
上記微分演算部で生成された微分画像の各画素値に基づいて、上記原画像の、その微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求める係数算出部と、
上記原画像の各画素に、上記係数算出部で求められたその各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることによりノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する平滑化演算部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成し、生成された微分画像の各画素値に基づいて、上記原画像の、その微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求め、さらに、上記原画像の各画素に、求められたその各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることによりノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成するものである。即ち、平滑化フィルタの係数を作成する制御パラメータを固定値として用いるのではなく、微分フィルタを利用して対象画像からその制御パラメータを各画素に対して算出し、それを用いて平滑化フィルタの係数を算出する装置である。このため、解像度を維持したままノイズを抑制することができる。また、従来では、高精度なノイズ低減フィルタを実現するためには、大量のパラメータを設計する必要があるため、設計負荷が増大するという問題を抱えているが、本発明の画像処理装置によれば、平滑化フィルタの係数を自動的に設定することができる。従って、大量のパラメータを設計する手間を低減することもできる。
ここで、この画像処理装置が、被写体を撮影して画像データを生成する撮影装置に組み込まれたものであることが好ましい。
このようにすると、例えば、デジタルカメラ、携帯電話に搭載されるカメラ、あるいは動画を撮影するビデオカメラ等の光学機器にも、本発明を適用することができる。
尚、本発明の画像処理装置には、前述の本発明の画像処理方法の各種態様を実行する画像処理装置の全ての態様が包含される。
さらに、上記目的を達成する本発明の画像処理プログラムは、プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、その情報処理装置を、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置として動作させる画像処理プログラムであって、
上記情報処理装置を、
処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることによりその原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する微分演算部と、
上記微分演算部で生成された微分画像の各画素値に基づいて、上記原画像の、その微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求める係数算出部と、
上記原画像の各画素に、上記係数算出部で求められたその各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることによりノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する平滑化演算部とを備えた画像処理装置として動作させることを特徴とする。
尚、本発明の画像処理プログラムには、情報処理装置を、前述の本発明の画像処理方法の各種態様を実行する画像処理装置として動作させる画像処理プログラムの全ての態様が含まれる。
本発明の画像処理プログラムは、上記本発明の画像処理装置として動作させる画像処理プログラムであるため、解像度を維持したままノイズを抑制することができる。また、大量のパラメータを設計する手間を低減することもできる。
本発明によれば、解像度を維持したままノイズを抑制することができる画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の画像処理装置の第1実施形態が組み込まれたデジタルカメラを上方から見た上面図(図1(a))、正面から見た正面図(図1(b))、および背面から見た背面図(図1(c))である。
このデジタルカメラ1は、被写体を撮影して画像データを生成する撮影装置の1つであり、このデジタルカメラ1には、詳細は後述するが、本発明の画像処理装置の第1実施形態である、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置100が組み込まれている。
このデジタルカメラ1は、図1(a),図1(b)に示すようにカメラボディ1aの中央にレンズ鏡胴10が配備されている。また、このカメラボディ1aの上面にはパワーボタン11が配備されており、このパワーボタン11が操作されると、図1(a),(b)に示すようにレンズ鏡胴10が繰出されて撮影準備が整えられるようになっている。
さらに、カメラボディ1a上面には、電源投入用のパワーボタン11のほか、レリーズボタン12とそのレリーズボタン12の廻りに撮影モードダイヤル12_1とが配備されており、この撮影モードダイヤル12_1がAUTOに切り替えられているときにレリーズボタン12が押されて撮影が行なわれるときにはデジタルカメラ1の内部に自動的に撮影条件が設定されて撮影が行なわれる。また、この撮影モードダイヤル12_1が動画撮影モード(符号M)に切り替えられると、動画撮影が行なわれるようになり、シーンポジション(符号SP)側に切り替えられると、撮影シーンに応じた撮影条件がデジタルカメラ1内部に自動的に設定されて撮影が行なわれるようになる。
また、図1(c)に示すように、カメラボディ1aの背面側には、画像表示部(液晶モニタ)13が設けられており、撮影モード時には、この画像表示部13上に被写体が表示されたり、メニューが表示されたりする。この撮影モードにあるときに画像表示部13の脇にある再生ボタン14が一度押されると、再生モードに切り替わり既撮影画像が画像表示部13上に表示され、この再生ボタン14が再度押されると、撮影モードに切り替わりスルー画像が画像表示部13上に表示される。また、再生モードボタン14の横には、F(フォトモード)ボタン15が配備されており、よく用いられるモード、例えばピクセル設定モードや感度設定モードなどの切り替えがこのFボタン15の操作により簡単に行なえるようにもなっている。
また、そのFボタン15の下方には十字キー16やOK/メニューボタン17が配備され上方にはズームスイッチ18が配備されている。これら十字キー16やOK/メニューボタン17の操作により、セットアップメニューに切り替えて日時の設定や画像表示を行なうか否かの設定等を行なったり、撮影メニューに切り替えて連写,セルフタイマ等を選択したりすることができる。
さらに、十字キー16の下方には、画像表示部13の表示を切り換えたり操作を途中でやめるときなどに使用されるDSP/BACKボタン19が配備されている。
また、図1(b)に示すカメラボディ1aの正面には測光センサ20や閃光発光窓21が配備されており、閃光発光が必要な場合にはその閃光発光窓21から閃光が被写体に向けて発光されるようになっている。
図2は、図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す図である。
このデジタルカメラ1には、図1に示すレンズ鏡胴10に収容されたズームレンズ,絞り,フォーカスレンズ,モータ等を有する撮像光学系31と、撮像光学系31に備えられた絞り,フォーカスレンズ,ズームレンズ,モータ等を制御する絞り/フォーカス/ズーム制御部32が備えられている。
また、デジタルカメラ1には、CCD33と、撮像制御部34が備えられている。CCD33は、撮像光学系31を経由してきた被写体光を捉える固体撮像素子であり、このCCD33には、入射された被写体光を電気信号である画像信号に変換するフォトダイオード等の光電変換素子が多数個備えられている。また、撮像制御部34には、所定のタイミングでCCD33を駆動するタイミングジェネレータが備えられており、これによりCCD33に入射されている被写体光が所定のフレームレートで光電変換され、そのCCD33から被写体である原画像を表わす原画像データが出力される。この原画像データは、後述する画像処理装置100に入力される。
さらに、デジタルカメラ1には、CPU35と、ROM36と、RAM37とが備えられている。CPU35は、このデジタルカメラ1全体の制御を行なう。ROM36には、CPU35がデジタルカメラ1全体の制御を行なうためのプログラムが格納されている。また、RAM37は、CPU35で実行されるプログラムに必要な作業用のデータを格納するための作業領域等を有する。
また、デジタルカメラ1には、前述したパワーボタン11,レリーズボタン12,撮影モードダイヤル12_1,再生ボタン14,Fボタン15,十字キー16、OK/メニューボタン17,ズームスイッチ18,DSP/BACKボタン19からなる操作部38が備えられている。
さらに、デジタルカメラ1には、前述した画像表示部13と、その画像表示部13を制御する表示制御部39が備えられている。
また、デジタルカメラ1には、表示用のバッファとしてのバッファメモリ40と、メモリカード41と、そのメモリカード41に画像データを記憶するための制御を行なう画像記録部42とが備えられている。
次に、本実施形態の特徴である画像処理装置100について説明する。尚、この画像処理装置100には、本発明の画像処理方法の一実施形態が含まれている。
画像処理装置100には、輪郭抽出部101と、σ係数算出部102と、ガウシアンフィルタ係数算出部103と、ガウシアンフィルタ処理部104とが備えられている。
輪郭抽出部101は、本発明にいう微分演算部の一例に相当し、処理対象の原画像データにより表わされる原画像にラプラシアンフィルタ(本発明にいう微分フィルタの一例に相当)を作用させることにより、その原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する。
σ係数算出部102は、後述する計算式により、ガウシアンフィルタの係数を求めるためのσ係数を算出する。
ガウシアンフィルタ係数算出部103は、本発明にいう係数算出部の一例に相当し、輪郭抽出部101で生成された微分画像の各画素値に基づいて、原画像の、微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、ガウシアンフィルタ(本発明にいう平滑化フィルタの一例に相当)の係数を、上記σ係数により求める。詳細には、このガウシアンフィルタ係数算出部103は、輪郭抽出部101で生成された微分画像の各画素値に基づいて、各画素値がエッジを表わす画素値に近づくほど、ガウシアンフィルタを作用させたときの平滑化の程度を低減させる、そのガウシアンフィルタの係数を求めるものである。さらに、詳細には、このガウシアンフィルタ係数算出部103は、ガウシアンフィルタの係数を、後述する計算式に基づいて求めるものである。
ガウシアンフィルタ処理部104は、本発明にいう平滑化演算部の一例に相当し、原画像の各画素に、ガウシアンフィルタ係数算出部103で求められた各画素に応じた係数のガウシアンフィルタを作用させることにより、ノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する。
図3は、図2に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図である。
図3には、画像処理装置100を構成する輪郭抽出部101,σ係数算出部102,ガウシアンフィルタ係数算出部103からなるフィルタ係数算出部110が示されている。
図3に示す輪郭抽出部101およびガウシアンフィルタ処理部104には、CCD33からの原画像である入力画像Aを表わす画像データが入力される。輪郭抽出部101は、その画像データにより表わされる原画像にラプラシアンフィルタを作用させることにより、その原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データ(輪郭抽出データ)を生成する。この輪郭抽出データはσ係数算出部102に入力され、後述する計算式によりσ係数が算出される。ガウシアンフィルタ係数算出部103は、算出されたσ係数によりガウシアンフィルタの係数を算出する。
ガウシアンフィルタ処理部104は、入力画像Aの各画素に、ガウシアンフィルタ係数算出部103で求められた各画素に応じた係数のガウシアンフィルタを作用させることによりノイズ低減画像である出力画像Bを表わすノイズ低減画像データを生成する。
本実施形態の、デジタルカメラ1に組み込まれた画像処理装置100では、ガウシアンフィルタの係数を作成するσ係数という制御パラメータを固定値として用いるのではなく、ラプラシアンフィルタを利用して対象画像からσ係数という制御パラメータを各画素に対して算出し、それを用いてガウシアンフィルタの係数を算出するため、より高精度なノイズ低減処理を実現することができる。
また、従来では、高精度なノイズ低減フィルタを実現するためには、大量のパラメータを設計する必要がある。そのため、設計負荷が増大するという問題を抱えている。本実施形態では、輪郭抽出部101,σ係数算出部102,ガウシアンフィルタ係数算出部103からなるフィルタ係数算出部110による、ガウシアンフィルタの係数を自動的に設定する機能を有する。このため、大量のパラメータを設計する手間を低減することができる。
図4は、図2に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャート、図5は、ラプラシアンフィルタの係数を示す図、図6は、ガウシアンフィルタの係数を求めるためのσ係数を算出するσ係数算出式である。また、図7は、ガウシアンフィルタの係数を求めるためのガウシアンフィルタ係数算出式、図8は、ガウシアンフィルタの係数を示す図である。さらに、図9は、原画像を示す図、図10は、ラプラシアンフィルタ適用後の画像を示す図、図11は、図10に示す画像の階調を反転した画像を示す図である。
この画像処理装置100では、先ず、図4に示すステップS11(本発明にいう第1ステップに相当)において、図9に示す原画像に対して、図5に示すラプラシアンフィルタの係数をかけて高い空間周波数を抽出する。即ち、ラプラシアンフィルタで高い空間周波数を抽出する。これにより、図10に示すラプラシアンフィルタ適用後の画像(輪郭のみが白くなっている画像)を得る。
次いで、ステップS12において、図6に示すσ係数算出式より階調を反転して(図11参照)から正規化してσ係数を求める。
さらに、ステップS13において、σ係数よりガウシアンフィルタの係数を適用画素毎に自動的に算出する。具体的には、図7に示すガウシアンフィルタ係数算出式にσ係数を代入してガウシアンフィルタの係数を適用画素毎に自動的に算出する。これにより、図8に示すガウシアンフィルタの係数を求める。ここで、ステップS12,13が、本発明にいう第2ステップに相当する。
次いで、ステップS14(本発明にいう第3ステップに相当)において、図8に示すガウシアンフィルタの係数でガウシアンフィルタ処理を実行する。
さらに、上述した処理を全ての画素に適用するためにステップS15に進む。ステップS15では、最終点(最終の画素)か否かが判定される。最終点でないと判定された場合はステップS11に戻る。一方、最終点であると判定された場合は、このフローを終了する。
図12は、3通りのσ係数による3通りのガウシアンフィルタの係数を示す図である。
図12(a)には、0.1のσ係数によるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、平滑化の効果がないガウシアンフィルタの係数が算出される。
また、図12(b)には、0.5のσ係数によるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、平滑化の効果が小さいガウシアンフィルタの係数が算出される。
さらに、図12(c)には、1.0のσ係数によるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、平滑化の効果が大きいガウシアンフィルタの係数が算出される。つまり、図11に示す階調反転画像において黒くなっている境界部分はσ係数が小さいため平滑化されずにエッジ成分が残り、逆に白くなっている部分はσ係数が大きく平滑化が強くなるため、ノイズを低減することができる。
図13は、本発明の画像処理装置の第2実施形態が組み込まれたデジタルカメラの内部構成を示す図である。
尚、図13に示すデジタルカメラ2の外観図は、図1に示すデジタルカメラ1の外観図と同じであるため、図示省略する。また、図2に示すデジタルカメラ1の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、異なる点について説明する。
図13に示すデジタルカメラ2は、図2に示すデジタルカメラ1と比較し、画像処理装置100が画像処理装置200に置き換えられている点が異なっている。詳細には、LUT定義部201が追加されている点と、σ係数算出部102がσ係数決定部202に置き換えられている点とが異なっている。
画像処理装置200を構成するLUT定義部201には、ルックアップを定義するデータが格納されている。また、σ係数決定部202は、LUT定義部201に格納されたデータを利用して、ガウシアンフィルタの係数を求めるためのσ係数を決定する。
図14は、図13に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図である。
図14には、図13に示す画像処理装置200を構成する輪郭抽出部101,LUT定義部201,σ係数決定部202,ガウシアンフィルタ係数算出部103からなるフィルタ係数算出部210が示されている。
図14に示す輪郭抽出部101およびガウシアンフィルタ処理部104には、CCD33からの原画像である入力画像Aを表わす画像データが入力される。輪郭抽出部101は、その画像データにより表わされる原画像にラプラシアンフィルタを作用させることにより、その原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データである輪郭抽出データを生成する。この輪郭抽出データはσ係数決定部202に入力される。また、σ係数決定部202には、LUT定義部201に格納されたデータも入力される。
σ係数決定部202は、輪郭抽出データに、LUT定義部201に格納されたデータを参照してσ係数を算出する。ガウシアンフィルタ係数算出部103は、算出されたσ係数によりガウシアンフィルタの係数を算出する。
ガウシアンフィルタ処理部104は、入力画像Aの各画素に、ガウシアンフィルタ係数算出部103で求められた各画素に応じた係数のガウシアンフィルタを作用させることによりノイズ低減画像である出力画像Bを表わすノイズ低減画像データを生成する。
本実施形態の、デジタルカメラ2に組み込まれた画像処理装置200では、LUT定義部201に格納されたデータを参照してσ係数が算出される。このため、計算式で表わすことが困難である細かなσ係数を算出することができ、従ってさらに高精度なノイズ低減処理を実現することができる。
図15は、図13に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。
この画像処理装置200では、先ず、図15に示すステップS21において、ラプラシアンフィルタで高い空間周波数を抽出する。
次いで、ステップS22において、LUT定義部201に格納されたデータからなる定義済みのルックアップテーブルよりσ係数を決定する。
さらに、ステップS23において、決定されたσ係数よりガウシアンフィルタの係数を適用画素毎に自動的に算出する。
次いで、ステップS24において、ガウシアンフィルタ処理を実行する。
さらに、ステップS25において、最終点(最終の画素)か否かが判定される。最終点でないと判定された場合はステップS21に戻る。一方、最終点であると判定された場合は、このフローを終了する。
図16は、LUT定義部に格納されたデータからなる3通りのルックアップテーブルを示す図である。
図16(a)に示すルックアップテーブルLUT1を用いた場合は、階調を反転して正規化されたσ係数が得られる。
また、図16(b)に示すルックアップテーブルLUT2を用いた場合は、高めの非線形要素の特性を持ったσ係数が得られる。
さらに、図16(c)に示すルックアップテーブルLUT3を用いた場合は、低めの非線形要素の特性を持ったσ係数が得られる。
このようなσ係数が、前述した図7に示すガウシアンフィルタ係数算出式に代入されてガウシアンフィルタの係数が適用画素毎に自動的に算出される。このガウシアンフィルタの係数によりガウシアンフィルタ処理を実行する。このようなルックアップテーブルLUT1,T2,T3を用いることにより、計算式で表わすことが困難である細かなσ係数を算出することができ、従ってさらに高精度なノイズ低減処理を実現することができる。
図17は、本発明の画像処理装置の第3実施形態が組み込まれたデジタルカメラの内部構成を示す図、図18は、図17に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図、図19は、撮影感度を考慮したσ’係数算出式である。
図17に示すデジタルカメラ3を構成する画像処理装置300には、撮影感度によるσ係数調整部301が備えられている。また、図18には、画像処理装置300を構成する輪郭抽出部101,σ係数算出部102,撮影感度によるσ係数調整部301,ゲイン項(固定値αを含む)およびオフセット項(固定値βを含む)が格納された記憶部311,ガウシアンフィルタ係数算出部103からなるフィルタ係数算出部310が示されている。
図18に示す輪郭抽出部101およびガウシアンフィルタ処理部104には、CCD33からの原画像である入力画像Aを表わす画像データが入力される。この画像データは、撮影により得られた撮影感度情報(後述する)を伴う画像データである。
輪郭抽出部101は、その画像データにより表わされる原画像にラプラシアンフィルタを作用させることにより、その原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データである輪郭抽出データを生成する。この輪郭抽出データはσ係数算出部102に入力され、前述した算出式(図6参照)によりσ係数が算出される。算出されたσ係数は、撮影感度によるσ係数調整部301に入力される。このσ係数調整部301は、図19に示す撮影感度を考慮した、ゲイン項(撮影感度/α)およびオフセット項((撮影感度/β))から構成されたσ’係数算出式により、σ’係数を算出する。さらに、ガウシアンフィルタ係数算出部103は、算出されたσ’係数によりガウシアンフィルタの係数を算出する。
ガウシアンフィルタ処理部104は、入力画像Aの各画素に、ガウシアンフィルタ係数算出部103で求められた各画素に応じた係数のガウシアンフィルタを作用させることによりノイズ低減画像である出力画像Bを表わすノイズ低減画像データを生成する。
本実施形態の、デジタルカメラ3に組み込まれた画像処理装置300は、撮影感度を考慮したσ’係数によりガウシアンフィルタの係数を算出し、入力画像Aの各画素に、ガウシアンフィルタ係数算出部103で求められた各画素に応じた係数のガウシアンフィルタを作用させることによりノイズ低減画像である出力画像Bを表わすノイズ低減画像データを生成する。このため、低感度で撮影した画像に対しては平滑化効果を少なくし、高感度になるにしたがい平滑化効果を強くしていくことができ、従って撮影感度を考慮したノイズ低減化を実現することができる。
図20は、図17に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。
先ず、ステップS31において、ラプラシアンフィルタで高い空間周波数を抽出する。
次いで、ステップS32において、計算式(図6に示すσ係数算出式)より階調を反転してから正規化し、σ係数とする。
さらに、ステップS33において、σ係数より撮影感度に応じて微調整する。詳細には、図19に示す撮影感度を考慮したσ係数算出式により、σ’係数を求める。
さらに、ステップS34において、上記σ’係数よりガウシアンフィルタの係数を適用画素毎に算出する。具体的には、図7に示すガウシアンフィルタ係数算出式にσ’係数を代入してガウシアンフィルタの係数を適用画素毎に自動的に算出する。これにより、微分画像の各画素値に基づいて、ガウシアンフィルタを作用させたときの平滑化の程度を、各画素値がエッジを表わす画素値に近づくほど、かつ低い撮影感度ほど低減させる、ガウシアンフィルタの係数を求める。
次いで、ステップS35において、ガウシアンフィルタ処理を実行する。
さらに、ステップS36において、最終点(最終の画素)か否かが判定される。最終点でないと判定された場合はステップS31に戻る。一方、最終点であると判定された場合は、このフローを終了する。
図21は、撮影感度100のσ係数によるガウシアンフィルタの係数の一例を示す図である。尚、ここでは、固定値α=800,固定値β=1600と設定する。
図21(a)には、σ=0.1のときにはσ’=0.0165となるガウシアンフィルタの係数が示されている。また、図21(b)には、σ=0.5のときにはσ’=0.0665となるガウシアンフィルタの係数が示されている。さらに、図21(c)には、σ=1.0のときにはσ’=0.129となるガウシアンフィルタの係数が示されている。いずれの場合であっても、σ係数を撮影感度100により修正すると、修正されたσ’係数は小さくなるため、平滑化の効果がないガウシアンフィルタの係数が算出される。
図22は、撮影感度400のσ係数によるガウシアンフィルタの係数の一例を示す図である。ここでも、固定値α=800,固定値β=1600と設定する。
図22(a)には、σ=0.1のときにはσ’=0.1125となるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、平滑化の効果がないガウシアンフィルタの係数が算出される。
また、図22(b)には、σ=0.5のときにはσ’=0.3125となるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、平滑化の効果が少ないガウシアンフィルタの係数が算出される。
さらに、図22(c)には、σ=1.0のときにはσ’=0.5625となるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、中程度の平滑化の効果を有するガウシアンフィルタの係数が算出される。
図23は、撮影感度800のσ係数によるガウシアンフィルタの係数の一例を示す図である。ここでも、固定値α=800,固定値β=1600と設定する。
図23(a)には、σ=0.1のときにはσ’=0.35となるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、平滑化の効果が少ないガウシアンフィルタの係数が算出される。
また、図23(b)には、σ=0.5のときにはσ’=0.75となるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、中程度の平滑化の効果を有するガウシアンフィルタの係数が算出される。
さらに、図23(c)には、σ=1.0のときにはσ’=1.25となるガウシアンフィルタの係数が示されている。この場合は、平滑化の効果が大きいガウシアンフィルタの係数が算出される。
つまり、低感度で撮影した画像に対しては平滑化効果を少なくし、高感度になるにしたがい平滑化効果を強くしていくことで撮影感度を考慮したノイズ低減化を実現することができる。
図24は、本発明の画像処理装置の第4実施形態が組み込まれたデジタルカメラの内部構成を示す図、図25は、図24に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図である。
図24に示すデジタルカメラ4には、輪郭抽出部101,撮影感度によるLUT選択部401,LUT定義部201,σ係数決定部202,ガウシアンフィルタ係数算出部103,ガウシアンフィルタ処理部104からなる画像処理装置400が備えられている。また、図25には、この画像処理装置400を構成する輪郭抽出部101,撮影感度によるLUT選択部401,LUT定義部201,σ係数決定部202,ガウシアンフィルタ係数算出部103からなるフィルタ係数算出部410が示されている。
図25に示す輪郭抽出部101およびガウシアンフィルタ処理部104には、CCD33からの原画像である入力画像Aを表わす画像データが入力される。輪郭抽出部101は、その画像データにより表わされる原画像にラプラシアンフィルタを作用させることにより、その原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データである輪郭抽出データを生成する。この輪郭抽出データはσ係数決定部202に入力される。
また、撮影感度によるLUT選択部401は、撮影感度に応じたLUT(ルックアップテーブル)を選択し、その選択したLUTの番号(選択番号)を、LUT定義部201に向けて出力する。LUT定義部201は、その選択番号に対応するσ係数LUTを、σ係数決定部202に向けて出力する。
σ係数決定部202は、輪郭抽出データに、LUT定義部201からのσ係数LUTを参照してσ係数を算出する。ガウシアンフィルタ係数算出部103は、算出されたσ係数によりガウシアンフィルタの係数を算出する。
ガウシアンフィルタ処理部104は、入力画像Aの各画素に、ガウシアンフィルタ係数算出部103で求められた各画素に応じた係数のガウシアンフィルタを作用させることによりノイズ低減画像である出力画像Bを表わすノイズ低減画像データを生成する。
本実施形態の、デジタルカメラ4に組み込まれた画像処理装置400は、撮影感度に応じたLUT(ルックアップテーブル)を選択し、その選択したLUTの番号(選択番号)に対応するσ係数LUTを参照してσ係数を算出してガウシアンフィルタの係数を算出し、入力画像Aの各画素に、その係数のガウシアンフィルタを作用させることによりノイズ低減画像である出力画像Bを表わすノイズ低減画像データを生成する。このため、低感度で撮影した画像に対しては平滑化効果を少なくし、高感度になるにしたがい平滑化効果を強くしていくことができ、従って撮影感度を考慮したノイズ低減化を、簡単に実現することができる。
図26は、図24に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。
先ず、ステップS41において、ラプラシアンフィルタで高い空間周波数を抽出する。
次いで、ステップS42において、撮影感度に応じたLUTを選択する。撮影感度100の場合はステップS43に進み、撮影感度100用のLUTを選択する。また、撮影感度200の場合はステップS44に進み、撮影感度200用のLUTを選択する。さらに、撮影感度400の場合はステップS45に進み、撮影感度400用のLUTを選択する。また、撮影感度800の場合はステップS46に進み、撮影感度800用のLUTを選択する。尚、これら撮影感度100,200,400,800用のLUTについては後述する。
次に、ステップS47に進む。ステップS47では、定義済みのLUT(LUT定義部201からのσ係数LUT)よりσ係数を決定する。
さらに、ステップS48において、決定されたσ係数よりガウシアンフィルタの係数を適用画素毎に算出する。
次いで、ステップS49において、ガウシアンフィルタ処理を実行する。
さらに、ステップS50において、最終点(最終の画素)か否かが判定される。最終点でないと判定された場合はステップS41に戻る。一方、最終点であると判定された場合は、このフローを終了する。
図27は、撮影感度毎のσ係数LUTである。
図27(a)には、撮影感度100用のLUTが示されている。この撮影感度100用のLUTにおけるσ係数は、小さな値である。また、図27(b)には撮影感度200用のLUT、図27(c)には撮影感度400用のLUT、図27(d)には撮影感度800用のLUTが示されている。このように、撮影感度200用のLUT,撮影感度400用のLUT,撮影感度800用のLUTになるにしたがい大きなσ係数が得られる。
従って、低感度で撮影した画像に対しては平滑化効果を少なくし、高感度になるにしたがい平滑化効果を強くしていくことで撮影感度を考慮したノイズ低減化を、簡単に実現することができる。
次に、本発明の画像処理プログラムの一実施形態について説明する。
図28は、本発明の画像処理プログラムの一実施形態が実現される情報処理装置を示す概要図である。
この図28には、情報処理装置として、一般にワークステーションまたはパーソナルコンピュータと呼ばれるコンピュータ500が示されており、このコンピュータ500により本発明の画像処理プログラムの一実施形態が実現される。この画像処理プログラムは、このコンピュータ500を、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置として動作させるプログラムである。
先ず、このコンピュータ500のハードウェア構成について説明する。
このコンピュータ500は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク、通信用ボード等が内蔵された本体部501、その本体部501からの指示により表示画面502a上に画像や文字列を表示する表示部502、このコンピュータ500に利用者の指示を入力するためのキーボード503、表示画面502a上の任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス504を備えている。
本体部501は、さらに外観上、フレキシブルディスク(図示せず)、CD―ROM700が装填されるフレキシブルディスク装填口501a、CD―ROM装填口501bを有しており、それらの内部には、それらの装填口501a,501bから装填されたフレキシブルディスクやCD−ROM700をドライブしてアクセスするフレキシブルディスクドライブやCD−ROMドライブも内蔵されている。
図29は、図28に示した外観を有するコンピュータのハードウェア構成図である。
図29のハードウェア構成図には、CPU511、RAM512、ハードディスクコントローラ513、フレキシブルディスクドライブ514、CD―ROMドライブ515、マウスコントローラ516、キーボードコントローラ517、ディスプレイコントローラ518、および通信用ボード519が示されており、それらはバス510で相互に接続されている。
フレキシブルディスクドライブ514、CD―ROMドライブ515は、図28を参照して説明したように、それぞれフレキシブルディスク装填口501aおよびCD−ROM装填口501bから装填されたフレキシブルディスク600、CD−ROM700をアクセスするものである。通信用ボード519は通信回線800に接続される。
また、図29には、ハードディスクコントローラ513によりアクセスされるハードディスク520、マウスコントローラ516により制御されるマウス504、キーボードコントローラ517により制御されるキーボード503、およびディスプレイコントローラ518により制御される表示部502(CRTディスプレイ)も示されている。
図30は、図28に示す情報処理装置であるコンピュータを、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置として動作させる本発明の画像処理プログラムの一実施形態が記憶されたCD−ROMを示す概念図である。
図30に示すCD−ROM700には、画像処理プログラム710が記憶されており、この画像処理プログラム710は、微分演算ルーチン部711、係数算出ルーチン部712、および平滑化演算ルーチン部713で構成されている。画像処理プログラム710の各部の細部については、本発明の画像処理装置の一実施形態の各部の作用とあわせて説明する。
図31は、本発明の画像処理装置の、CD−ROMに記憶された画像処理プログラムにより実現される一実施形態の構成を示す図である。
図31に示す画像処理装置500_1には、微分演算部500_11と、係数算出部500_12と、平滑化演算部500_13とが備えられている。
微分演算部500_11は、図30に示す微分演算ルーチン部711のプログラムの作用を受けて動作し、処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることにより、その原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する。
係数算出部500_12は、図30に示す係数算出ルーチン部712のプログラムの作用を受けて動作し、微分演算部500_11で生成された微分画像の各画素値に基づいて、上記原画像の、その微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求める。
平滑化演算部500_13は、図30に示す平滑化演算ルーチン部713のプログラムの作用を受けて動作し、上記原画像の各画素に、係数算出部500_12で求められた各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることによりノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する。
本発明の画像処理プログラムの一実施形態である画像処理プログラム710は、上述したデジタルカメラに組み込まれた画像処理装置として動作させる画像処理プログラムであるため、解像度を維持したままノイズを抑制することができる。また、大量のパラメータを設計する手間を低減することもできる。
本発明の画像処理装置の第1実施形態が組み込まれたデジタルカメラの概観図である。 図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す図である。 図2に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図である。 図2に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。 ラプラシアンフィルタの係数を示す図である。 ガウシアンフィルタの係数を求めるためのσ係数を算出するσ係数算出式である。 ガウシアンフィルタの係数を求めるためのガウシアンフィルタ係数算出式である。 ガウシアンフィルタの係数を示す図である。 原画像を示す図である。 ラプラシアンフィルタ適用後の画像を示す図である。 図10に示す画像の階調を反転した画像を示す図である。 3通りのσ係数による3通りのガウシアンフィルタの係数を示す図である。 本発明の画像処理装置の第2実施形態が組み込まれたデジタルカメラの内部構成を示す図である。 図13に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図である。 図13に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。 LUT定義部に格納されたデータからなる3通りのルックアップテーブルを示す図である。 本発明の画像処理装置の第3実施形態が組み込まれたデジタルカメラの内部構成を示す図である。 図17に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図である。 撮影感度を考慮したσ’係数算出式である。 図17に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。 撮影感度100のσ係数によるガウシアンフィルタの係数の一例を示す図である。 撮影感度400のσ係数によるガウシアンフィルタの係数の一例を示す図である。 撮影感度800のσ係数によるガウシアンフィルタの係数の一例を示す図である。 本発明の画像処理装置の第4実施形態が組み込まれたデジタルカメラの内部構成を示す図である。 図24に示す画像処理装置における画像データの流れを示す図である。 図24に示す画像処理装置で実行される処理ルーチンのフローチャートである。 撮影感度毎のσ係数LUTである。 本発明の画像処理プログラムの一実施形態が実現される情報処理装置を示す概要図である。 図28に示した外観を有するコンピュータのハードウェア構成図である。 図28に示す情報処理装置であるコンピュータを、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置として動作させる本発明の画像処理プログラムの一実施形態が記憶されたCD−ROMを示す概念図である。 本発明の画像処理装置の、CD−ROMに記憶された画像処理プログラムにより実現される一実施形態の構成を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4 デジタルカメラ
1a カメラボディ
10 レンズ鏡胴
11 パワーボタン
12 レリーズボタン
12_1 撮影モードダイヤル
13 画像表示部
14 再生ボタン
15 Fボタン
16 十字キー
17 OK/メニューボタン
18 ズームスイッチ
19 DSP/BACKボタン
31 撮像光学系
32 絞り/フォーカス/ズーム制御部
33 CCD
34 撮像制御部
35 CPU
36 ROM
37 RAM
38 操作部
39 表示制御部
40 バッファメモリ
41 メモリカード
42 画像記録部
100,200,300,400 画像処理装置
101 輪郭抽出部
102 σ係数算出部
103 ガウシアンフィルタ係数算出部
104 ガウシアンフィルタ処理部
110,210,310,410 フィルタ係数算出部
201 LUT定義部
202 σ係数決定部
301 σ係数調整部
311 記憶部
401 LUT選択部
500 コンピュータ
500_1 画像処理装置
500_11 微分演算部
500_12 係数算出部
500_13 平滑化演算部
501 本体部
502 表示部
502a 表示画面
503 キーボード
504 マウス
501a フレキシブルディスク装填口
501b CD―ROM装填口
510 バス
511 CPU
512 RAM
513 ハードディスクコントローラ
514 フレキシブルディスクドライブ
515 CD―ROMドライブ
516 マウスコントローラ
517 キーボードコントローラ
518 ディスプレイコントローラ
519 通信用ボード
520 ハードディスク
600 フレキシブルディスク
700 CD―ROM
710 画像処理プログラム
711 微分演算ルーチン部
712 係数算出ルーチン部
713 平滑化演算ルーチン部
800 通信回線

Claims (10)

  1. 画像データ上で画像処理を施す画像処理方法において、
    処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることにより該原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する第1ステップと、
    前記第1ステップで生成された微分画像の各画素値に基づいて、前記原画像の、該微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求める第2ステップと、
    前記原画像の各画素に、前記第2ステップで求められた該各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることにより、ノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する第3ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記第2ステップは、前記微分画像の各画素値に基づいて、該各画素値がエッジを表わす画素値に近づくほど、前記平滑化フィルタを作用させたときの平滑化の程度を低減させる、該平滑化フィルタの係数を求めるものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 処理対象の原画像データが、撮影により得られた、撮影感度情報を伴う画像データであって、
    前記第2ステップは、前記微分画像の各画素値に基づいて、前記平滑化フィルタを作用させたときの平滑化の程度を、該各画素値がエッジを表わす画素値に近づくほど、かつ低い撮影感度ほど低減させる、該平滑化フィルタの係数を求めるものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 前記第2ステップは、前記平滑化フィルタの係数を計算式に基づいて求めるものであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の画像処理方法。
  5. 前記第2ステップは、前記平滑化フィルタの係数を、ルックアップテーブルを参照するステップを含んで求めるものであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の画像処理方法。
  6. 前記微分フィルタが、ラプラシアンフィルタであることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項記載の画像処理方法。
  7. 前記平滑化フィルタが、ガウシアンフィルタであることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項記載の画像処理方法。
  8. 画像データ上で画像処理を施す画像処理装置において、
    処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることにより該原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する微分演算部と、
    前記微分演算部で生成された微分画像の各画素値に基づいて、前記原画像の、該微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求める係数算出部と、
    前記原画像の各画素に、前記係数算出部で求められた該各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることによりノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する平滑化演算部とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  9. この画像処理装置が、被写体を撮影して画像データを生成する撮影装置に組み込まれたものであることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、画像データ上で画像処理を施す画像処理装置として動作させる画像処理プログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    処理対象の原画像データにより表わされる原画像に微分フィルタを作用させることにより該原画像のエッジが強調された微分画像を表わす微分画像データを生成する微分演算部と、
    前記微分演算部で生成された微分画像の各画素値に基づいて、前記原画像の、該微分画像の各画素に対応する各画素に作用させる、平滑化フィルタの係数を求める係数算出部と、
    前記原画像の各画素に、前記係数算出部で求められた該各画素に応じた係数の平滑化フィルタを作用させることによりノイズ低減画像を表わすノイズ低減画像データを生成する平滑化演算部とを備えた画像処理装置として動作させることを特徴とする画像処理プログラム。
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