JP2014102959A - 電気加熱装置 - Google Patents

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Tadashi Sengoku
千石唯司
Gohei Sengoku
千石剛平
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Abstract

【課題】発熱体ユニットを使用した電気加熱装置において、発熱体ユニットの一部に非加熱エリヤを形成すること。特定範囲を非加熱とすることが求められるところの、多様な暖房態様や、多様な調理態様に対応することができる。
【解決手段】電気加熱装置(例えば、電気ストーブ、電気加熱調理器)における熱源として、グラファイトフイルムシート1を発熱体素材とする発熱体ユニット1を使用し、前記グラファイトフイルムシートの一部を、切込み処理範囲より除外して、発熱体素材の一部に非発熱部Rを形成する。
【選択図】図4

Description

本願発明は、電気加熱装置(例えば、電気ストーブ、電気加熱調理器)に関するものである。
電気加熱装置(例えば、電気ストーブ、電気加熱調理器)において、熱源として、グラファイトフイルムシートを発熱体素材とする発熱体ユニットを有するものが存在する。
特開2011-40169号公開特許公報
特開2011-40169号公開特許公報「発熱体ユニット及び加熱装置」(特許文献1)には、電気加熱装置(例えば、電気ストーブ、電気加熱調理器)において、熱源として用いられている、帯板状の発熱体を装填した発熱体ユニットが示されている。
該発熱体ユニットは、熱透過性のガラス管内に、グラファイトフイルムシートを発熱体素材2Aとして装填している。該発熱体素材2Aは、図6(a)(上記公報の図3A)に示される切込み処理したのち、加圧処理および拡張処理することで、発熱体2を構成している。発熱体2は切込み処理されたグラファイトフイルムシートの範囲を発熱範囲としている。
切込み処理においては、図6(a)(上記公報の図3A)を参照して、縁切り込みC1、中間切り込みC2が形成されている。図6(a)において、W1は発熱体素材2Aの幅、W2は中間切り込みC2の長さ、W3は幅狭部2aの幅である。
図6(b)(上記公報の図3B)は、拡張処理後の形状を示す。
図6(c)(上記公報の図3C)は、拡張処理後の断面図である。
本願発明は、上記の発熱体ユニットを使用した電気加熱装置において、発熱体ユニットの一部に非加熱エリヤを形成することを課題とする。



本願発明は、
電気加熱装置(例えば、電気ストーブ、電気加熱調理器)における熱源として、
グラファイトフイルムシートを発熱体素材とする発熱体ユニットを使用し、
前記グラファイトフイルムシートの一部を、切込み処理範囲より除外して、発熱体素材の一部に非発熱部を形成する。
本願発明は、全長を熱源とする電気加熱装置において、熱源の所望範囲を加熱範囲により除外することができる。
よって、一般的には、全範囲に均一な加熱か所望されるものであるが、特定範囲を非加熱とすることが求められるところの、多様な暖房態様や、多様な調理態様に対応することができる。
例えば、電気加熱調理器(電気オーブントースタ)において、左右方向に全長わたって加熱体が存在していると、調理室の中央に熱が集中するために、

図7に示すごとく、網板の中央に一枚のパンWを置いた場合には、食パンWの中央が焦げることとなり、ニ枚のパンWを置いた場合には、二枚の食パンWの中央寄りが焦げることとなり、パンWに「焦げK」が発生する。
発熱体素材の中央部に非発熱部を設けることで、前記の「焦げK」の発生を防ぐことができる。
本願発明の実施例を示す、電気オーブントースタの正面視縦断面図。 同じく側面視縦断面図。 同じく横断面図。 本願発明の要部である発熱体ユニット 調理状態の説明図で、a図は縦断面図、b図は横断面図。 グラファイトフイルムシートの切込み処理を示し、a図は発熱体素材の部分拡大平面図、b図は拡張処理後の部分拡大平面図、c図はb図のS-S線による断面図。 公知の電気オーブントースタにおける「こげ」の発生を示す説明図。
本願発明は、電気加熱装置(電気オーブントースタ)において、熱源として、熱透過性のガラス管内に、グラファイトフイルムシートを発熱体素材として装填してなる、発熱体ユニットを適用する。
グラファイトフイルムシートを発熱体素材とする発熱体ユニットにおいて、グラファイトフイルムシートの中央部を、切込み処理範囲より除外して、発熱体素材の中央部に非発熱部を形成する。
以下図1ないし図4を参照して、本願発明を、電気加熱装置として電気オーブントースタに適用した実施例にもとづいて、本願発明を詳細に説明する。
調理室の中央に焼網10を配置し、該焼網10の上方および下方に設定距離を隔てて棒状の電気加熱体を配置すること、および棒状の電気加熱体の両端を、ソケット11を介して機体側壁12に固定することは、公知の電気オーブントースタと同様である。
本願発明は、上記の棒状の電気加熱体として、図4に示す、グラファイトフイルムシートとする発熱体ユニット1を適用する。
グラファイトフイルムシートを発熱体素材とする発熱体ユニットにおいては、図6に示す切込み処理により、発熱部Pを形成することができる。
実施例においては、グラファイトフイルムシートの中央部を、切込み処理範囲より除外する。その結果として、発熱体素材の中央部に非発熱部Rを形成する。
発熱部Pは、中央部を除外して形成する。
図5は、本願発明による調理状態を示し、中央部に非発熱部Rが形成されていることで、2枚のパンWの中央寄り部分に、図7(a)のパン二枚焼き場合の、「焦げK」は発生していない。
また、パン一枚を加熱調理する場合におっても、中央部への熱の集中を回避できるとによって、図7(b)の一枚焼き場合のパン中央部「焦げK」は発生していない。
なお、非発熱部Rの位置、長さ、個数は、調理の目的、内容に対応すべく適宜選定されるものである。
また、本発明を暖房機器に適用した場合には、暖房範囲を適宜設定できるものである。
実施例のオーブントースタにおいては、上下2本の発熱体を、非発熱部Rを有するグラファイトフイルムシートとしたが、いずれか一方を非発熱部Rの存在しない、すなわち、発熱部Pのみが存在するグラファイトフイルムシートを適用してもよいものである。
また、いずれか一方の発熱体として、従来、オーブントースタの発熱体として広く使用されている石英管ヒーターを適用してもよいものである。
なお、グラファイトフイルムシートは、石英管ヒーターに比して発熱量が大であることで、図7の「焦げK」の発生が顕著であることで、非発熱部Rを有するグラファイトフイルムシートを上下に使用している実施例の態様においては、本願発明の効果は顕著である。
本願発明は、電気加熱装置の利用を高めることで、電気加熱製品製造産業の発展に寄与するものである。
1 発熱体ユニット(グラファイトフイルムシート)
2 焼網
P 発熱部
R 非発熱部



本願発明は、全長を熱源とする電気加熱装置において、熱源の所望範囲を加熱範囲より除外することができる。
よって、一般的には、全範囲に均一な加熱か所望されるものであるが、特定範囲を非加熱とすることが求められるところの、多様な暖房態様や、多様な調理態様に対応することができる。
調理室の中央に焼網2を配置し、該焼網2の上方および下方に設定距離を隔てて棒状の電気加熱体を配置すること、および棒状の電気加熱体の両端を、ソケット3を介して機体側壁4に固定することは、公知の電気オーブントースタと同様である。
本願発明は、上記の棒状の電気加熱体として、図4に示す、グラファイトフイルムシートを発熱体素材とする発熱体ユニット1を適用する。
図5は、本願発明による調理状態を示し、中央部に非発熱部Rが形成されていることで、2枚のパンWの中央寄り部分に、図7()のパン二枚焼き場合の、「焦げK」は発生していない。
また、パン一枚を加熱調理する場合におても、中央部への熱の集中を回避できるとによって、図7()の一枚焼き場合のパン中央部「焦げK」は発生していない。

Claims (2)

  1. 熱透過性のガラス管内に、グラファイトフイルムシートを装填してなる発熱体ユニットで棒状の電気加熱体を構成し、
    該発熱体ユニットのグラファイトフイルムシートの一部を除外して切込み処理することで発熱部を設定し、加熱素材の一部に非発熱部を設定したことを特徴とする電気加熱装置。
  2. 電気加熱装置として電気オーブントースタを適用し、
    前記発熱体ユニットのグラファイトフイルムシートの中央部を除外して切込み処理して、中央部を除外した発熱部を設定し、中央部に非発熱部を設定したことを特徴とする、請求項1に記載する電気加熱装置。

























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