JP2014102276A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】観察者の視点に向けて精度良く画像を与えることができる。
【解決手段】観察者の視点に向けて画像を表示する表示装置であって、平行光を出射するバックライト部と、バックライト部から出射された光を複数の視点のそれぞれに対応する複数の光束のそれぞれに分離するレンチキュラーレンズと、レンチキュラーレンズからの光を観察者の視点に集光する集光光学系と、水平方向に並んだ複数のプリズムを有し、集光光学系からの光を観察方向へと向かうように水平方向に屈折させるフレネルプリズムと、フレネルプリズムからの光を透過して画像を表示する表示パネルと、を備える表示装置を提供する。
【選択図】図3
【解決手段】観察者の視点に向けて画像を表示する表示装置であって、平行光を出射するバックライト部と、バックライト部から出射された光を複数の視点のそれぞれに対応する複数の光束のそれぞれに分離するレンチキュラーレンズと、レンチキュラーレンズからの光を観察者の視点に集光する集光光学系と、水平方向に並んだ複数のプリズムを有し、集光光学系からの光を観察方向へと向かうように水平方向に屈折させるフレネルプリズムと、フレネルプリズムからの光を透過して画像を表示する表示パネルと、を備える表示装置を提供する。
【選択図】図3
Description
本発明は、表示装置に関する。
レンチキュラーおよび集光用レンズを用いて、専用メガネを装着していない観察者の左右の目に対して異なる画像を表示する裸眼用の立体表示装置が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2012−133024号公報
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2012−133024号公報
ところで、特許文献1に記載された立体表示装置は、レンチキュラーを通過した発散された光が集光用レンズに入射される。従って、この立体表示装置は、光軸に対して斜め方向の光が集光用レンズに入射されるので、コマ収差による影響が大きくなってしまっていた。
本発明の第1の態様においては、観察者の視点に向けて画像を表示する表示装置であって、平行光を出射するバックライト部と、前記バックライト部から出射された光を複数の視点のそれぞれに対応する複数の光束のそれぞれに分離するレンチキュラーレンズと、前記レンチキュラーレンズからの光を観察者の視点に集光する集光光学系と、水平方向に並んだ複数のプリズムを有し、前記集光光学系からの光を前記観察方向へと向かうように水平方向に屈折させるフレネルプリズムと、前記フレネルプリズムからの光を透過して画像を表示する表示パネルと、を備える表示装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る表示装置10の構成を示す。図2は、本実施形態に係る表示装置10に備えられる、表示パネル20、照射光学系22、レンチキュラー23、集光光学系24、プリズムパネル25および垂直方向拡散部26の配置を示す。図3は、本実施形態に係る表示装置10を上側から見た場合の構成を示す。
表示装置10は、画像分離用メガネを装着していない複数の観察者に同時に立体的画像を表示する。例えば、表示装置10は、観察範囲を左右に2分割した場合における、左側の領域に位置する第1の観察者及び右側の領域に位置する第2の観察者のそれぞれに対して、右眼に右眼用画像を照射し、左眼に左眼用画像を照射する。
表示装置10は、図1〜図3に示されるように、表示パネル20と、プロジェクタ部21と、照射光学系22と、レンチキュラー23と、集光光学系24と、プリズムパネル25と、垂直方向拡散部26とを備える。表示パネル20は、裏面に照射された光を透過して、表面側に位置する複数の観察者に対して、右眼用画像および左眼用画像を表示する。
プロジェクタ部21は、表示パネル20の裏面側に設けられる。そして、プロジェクタ部21は、表示パネル20の裏面に対して光を出射する。プロジェクタ部21は、外部から画像信号を受け取ることにより、予め設定されたパターンの光学像を表示パネル20の裏面側に対して投影することができる。
本実施形態においては、プロジェクタ部21は、右眼用プロジェクタ31と、左眼用プロジェクタ32と、ビームスプリッタ33とを有する。右眼用プロジェクタ31は、表示パネル20等を通過して観察者の右眼へと向う光を出射する。左眼用プロジェクタ32は、表示パネル20等を通過して観察者の左眼へと向う光を出射する。ビームスプリッタ33は、右眼用プロジェクタ31から出射された光および左眼用プロジェクタ32から出射された光のうち一方を透過し、他方を反射することにより、右眼用プロジェクタ31から出射された光と左眼用プロジェクタ32から出射された光とを合成し、合成した光を表示パネル20の裏面側に照射する。
照射光学系22は、プロジェクタ部21から出射された光を集光して平行光とする。そして、照射光学系22は、平行光を表示パネル20の裏面側へと投影する。
照射光学系22は、一例として、前段シリンドリカルレンズ34と、後段シリンドリカルレンズ35とを有する。前段シリンドリカルレンズ34は、プロジェクタ部21からの光を第1の方向(本例においては、表示パネル20の垂直方向)に集光する。後段シリンドリカルレンズ35は、前段シリンドリカルレンズ34を透過した光を第1の方向と90度異なる方向(本例においては、表示パネル20の水平方向)に集光する。本例においては、前段シリンドリカルレンズ34および後段シリンドリカルレンズ35は、それぞれフレネルレンズである。
このようなプロジェクタ部21および照射光学系22は、表示パネル20の裏面側に平行光を投射することができる。また、プロジェクタ部21は、入力した画像信号に応じて予め設定された平面発光パターンの光を出射し、複数の光源の像を有する光源パターン40を表示パネル20の裏面側に投影する。このようなプロジェクタ部21および照射光学系22は、平行光を発光する複数の光源を有するバックライト部として機能する。なお、表示パネル20の裏面に投影される光源パターン40については、図4及び図5において更に説明する。
レンチキュラー23は、照射光学系22と表示パネル20との間に配置され、プロジェクタ部21及び照射光学系22により出射された平行光を裏面から入射する。レンチキュラー23は、一例として、表示パネル20の垂直方向に伸びた帯状の半円筒型レンズ36(即ち、シリンドリカルレンズ)を複数個有する。複数の半円筒型レンズ36は、水平方向に配列して形成される。
複数の半円筒型レンズ36のそれぞれは、裏面に入射された光を水平方向に分離(発散)させる。これにより、レンチキュラー23は、裏面から入射された平行光を、水平方向に並んだ複数の視点のそれぞれに対応する複数の光束のそれぞれに分離することができる。従って、レンチキュラー23は、表示装置10を観察可能な視点数を2視点、5視点、7視点及び9視点といったように増やすことができる。
なお、ここで、レンチキュラー23は、水平方向に並んで配列された複数の半円筒型レンズ36のうち、周縁側の半円筒型レンズ36の焦点距離が、中心側の半円筒型レンズ36の焦点距離よりも長い。これにより、レンチキュラー23は、後段の集光光学系24において生じるコマ収差を予め補正することができる。なお、その詳細については、図6から図7において更に説明する。
集光光学系24は、表示パネル20の裏面側に設けられ、レンチキュラー23を透過した光を、観察者の視点に集光する。集光光学系24は、一例として、水平方向に光を集光するシリンドリカルフレネルレンズである。
プリズムパネル25は、集光光学系24と表示パネル20との間に設けられ、集光光学系24からの光を裏面から入射する。プリズムパネル25は、集光光学系24からの光を、水平方向の異なる複数の領域のそれぞれに向う方向に屈折させる。本例においては、プリズムパネル25は、観察範囲を左右に2分割した場合における左側の領域に向う方向、および、右側の領域に向う方向の2方向に屈折する。
本実施形態において、プリズムパネル25は、屈折する方向が異なる複数のフレネルプリズム51を有する。複数のフレネルプリズム51は、観察範囲を水平方向に複数に分割した場合における、それぞれの領域へと向う観察方向に対応して設けられる。複数のフレネルプリズム51のそれぞれは、予め定められたピッチで水平方向に並んだ複数のプリズム52を有し、照射光学系22からの平行光を、対応する観察方向へ向うように屈折させる。
複数のフレネルプリズム51のそれぞれは、表示パネル20の水平方向に延伸した帯状である。そして、このような形状の複数のフレネルプリズム51は、垂直方向に並んで配置される。
本例において、より具体的には、プリズムパネル25は、左側の観察方向へと平行光を屈折させる複数の第1のフレネルプリズム51−1、および、右側の観察方向へと平行光を屈折させる複数の第2のフレネルプリズム51−2を有する。そして、プリズムパネル25は、第1のフレネルプリズム51−1と第2のフレネルプリズム51−2とが垂直方向に交互に配置される。
複数の第1のフレネルプリズム51−1は、集光光学系24を透過した光を屈折させることにより、左側の領域に位置する第1の観察者の視点に集光させることができる。また、複数の第2のフレネルプリズム51−2は、集光光学系24を透過した光を屈折させることにより、右側の領域に位置する第2の観察者の視点に集光させることができる。
更に、複数の第1のフレネルプリズム51−1は、右眼用プロジェクタ31から出射された光を複数の観察者(本例においては、第1の観察者および第2の観察者)のそれぞれの右眼に集光する。また、複数の第2のフレネルプリズム51−2は、左眼用プロジェクタ32から出射された光を複数の観察者(本例においては、第1の観察者および第2の観察者)のそれぞれの左眼に集光する。
なお、各フレネルプリズム51は、回折光学素子により形成されていてもよい。これにより、プリズムパネル25は、小型化することができる。
垂直方向拡散部26は、プリズムパネル25と表示パネル20との間に設けられ、プリズムパネル25からの光を裏面から入射する。垂直方向拡散部26は、プリズムパネル25からの光を透過して垂直方向に拡散する。これにより、垂直方向拡散部26は、特定の観察方向へと屈折するフレネルプリズム51が垂直方向に離散的に配置されていても、その特定の観察方向に向う光を垂直方向に均一にして、表示パネル20の裏面の全体に照射することができる。
垂直方向拡散部26は、一例として、第1垂直方向拡散板55と、第2垂直方向拡散板56とを有する。第1垂直方向拡散板55は、プリズムパネル25側に設けられ、プリズムパネル25からの光を垂直方向に拡散する。第2垂直方向拡散板56は、表示パネル20側に設けられ、第1垂直方向拡散板55からの光を更に垂直方向に拡散する。
ここで、拡散板は、拡散する方向とは直交する方向に延伸したシリンドリカルレンズが、拡散する方向に複数個配列された構成を有する。従って、1枚の拡散板を透過した光は、個々のシリンドリカルレンズの中心の光量が周囲よりも大きくなり、多少のムラが生じる。そこで、第2垂直方向拡散板56は、第1垂直方向拡散板55により形成される垂直方向に隣接する光スポット(光量が周囲より大きな領域)の少なくとも一部同士が重複して照射される距離以上、第1垂直方向拡散板55から離間して配置される。これにより、第1垂直方向拡散板55及び第2垂直方向拡散板56は、一つの拡散板により光を拡散する場合よりも、垂直方向にムラなく均一な光を出射することができる。
表示パネル20は、垂直方向拡散部26からの光に応じて画像を表示する。この場合において、表示パネル20は、右眼用プロジェクタ31から出射された光に応じて右眼用画像を表示し、左眼用プロジェクタ32から出射された光に応じて左眼用画像を表示する。
例えば、右眼用プロジェクタ31は、第1の偏光の光を発光し、左眼用プロジェクタ32は、第1の偏光と直交する又は逆方向の第2の偏光の光を発光したとする。この場合、表示パネル20は、第1偏光を透過し且つ第2偏光を遮断する領域と、第2偏光を透過し且つ第1偏光を遮断する表示領域とを有する。そして、表示パネル20は、第1の偏光を透過し且つ第2の偏光を遮断する領域に右眼に与える右眼用画像を表示し、第2の偏光を透過し且つ第1の偏光を遮断する領域に左眼に与える左眼用画像を表示する。
また、例えば、右眼用プロジェクタ31および左眼用プロジェクタ32は、一定の時間間隔毎に交互に異なるタイミングで発光したとする。この場合、表示パネル20は、右眼用プロジェクタ31の発光タイミングにおいて右眼に与える右眼用画像を表示し、左眼用プロジェクタ32の発光タイミングにおいて左眼に与える左眼用画像を表示する。
以上のような構成の表示装置10は、観察者の右眼に対してのみ右眼用画像を表示し、観察者の左眼に対してのみ左眼用画像を表示することができる。このことにより、表示装置10によれば、画像分離用メガネを装着していない観察者に対して、立体的画像を表示することができる。
図4は、表示装置10の構成、および、光源パターン40から第1の観察者の視点までの光路を示す。図5は、表示装置10の構成、および、光源パターン40から第2の観察者の視点までの光路を示す。
プロジェクタ部21および照射光学系22は、表示パネル20の裏面側(より具体的には、レンチキュラー23の裏面)に対して、それぞれが平行光を発光する複数の光源の像を含む光源パターン40を投影する。より具体的には、右眼用プロジェクタ31は、出射する光がレンチキュラー23、集光光学系24及びプリズムパネル25を通過して各観察者の右眼へと向う、レンチキュラー23の裏面上における複数の位置のそれぞれに、複数の右眼用光源の像41のそれぞれを投影する。また、左眼用プロジェクタ32は、出射する光がレンチキュラー23、集光光学系24及びプリズムパネル25を通過して各観察者の左眼へと向う、レンチキュラー23の裏面上における複数の位置のそれぞれに、複数の左眼用光源の像42のそれぞれを投影する。
本例においては、図4に示されるように、プロジェクタ部21は、第1のフレネルプリズム51−1が設けられた高さ位置に、観察領域の左側に位置する第1の観察者へと向う光を発光する第1の右眼用光源の像41−1および第1の左眼用光源の像42−1を投影する。これにより、第1の右眼用光源の像41−1により出射された光は、レンチキュラー23、集光光学系24、第1のフレネルプリズム51−1、垂直方向拡散部26および表示パネル20を順次に通過して、第1の観察者の右眼に集光される。また、第1の左眼用光源の像42−1により出射された光は、レンチキュラー23、集光光学系24、第1のフレネルプリズム51−1、垂直方向拡散部26および表示パネル20を順次に通過して、第1の観察者の左眼に集光される。
また、図5に示されるように、プロジェクタ部21は、第2のフレネルプリズム51−2が設けられた高さ位置に、観察領域の右側に位置する第2の観察者へと向う光を発光する第2の右眼用光源の像41−2および第2の左眼用光源の像42−2を投影する。これにより、第2の右眼用光源の像41−2により出射された光は、レンチキュラー23、集光光学系24、第2のフレネルプリズム51−2、垂直方向拡散部26および表示パネル20を順次に通過して、第2の観察者の右眼に集光される。また、第2の左眼用光源の像42−2により出射された光は、レンチキュラー23、集光光学系24、第2のフレネルプリズム51−2、垂直方向拡散部26および表示パネル20を順次に通過して、第2の観察者の左眼に集光される。
以上のように、プロジェクタ部21は、表示パネル20の裏面側に光源パターン40を投影することにより、観察者の右眼に対してのみ右眼用画像を表示させ、観察者の左眼に対してのみ左眼用画像を表示させることができる。
なお、プロジェクタ部21は、合成すると白色光になるような複数の色(例えば、赤、青、緑)毎の光源の像を有する光源パターン40を投影してもよい。各色毎の光源の像は、それぞれが右眼又は左眼へと向うように、位置が調整される。これにより、白色光源の像を投影した場合には色収差により色毎に光路のズレが生じてしまう場合であっても、プロジェクタ部21は、色収差を予め補正する位置にそれぞれの色の光源を投影することができる。
図6は、各レンズの焦点距離が均一なレンチキュラーからの光を集光光学系24で集光した場合における、光路の一例を示す。レンズに光軸に対して斜め方向の光が入射された場合、レンズの中心部分を通過した光束における像面(視点位置の面)上の位置と、レンズの周縁部分を通過した光束の像面上の位置とには、収差(コマ収差)によりズレが生じる。
従って、本実施形態のように、集光光学系24が、レンチキュラー23が有する各半円筒型レンズ36(各シリンドリカルレンズ)により拡散された光を集光する場合、もしそのレンチキュラー23が有する各半円筒型レンズ36の焦点距離が全て均一であれば、図6に示されるように、集光光学系24の光軸近傍を通過する光束と、集光光学系24の光軸から遠い位置を通過する光束とで像面上における位置にズレが生じる。
図7は、焦点距離が中心部分よりも周縁部分の方が長いレンチキュラー23を用いた場合の光路の一例を示す。ここで、本実施形態においては、レンチキュラー23が有する各半円筒型レンズ36の焦点距離は、集光光学系24の光軸に近い中心部分よりも、光軸から遠い周縁部分の方が、長くなっている。これにより、レンチキュラー23は、集光光学系24において生じるコマ収差を予め補正した光束を集光光学系24へと入射することができる。
また、レンチキュラー23が有する各半円筒型レンズ36は、集光光学系24において生じるコマ収差を予め補正するように、水平方向における位置毎に焦点距離が適切に調整されていてもよい。これにより、レンチキュラー23は、予め定められた像面上に、集光光学系24の中心部分を通過した光束の像面上の位置と集光光学系24の周縁部分を通過した光束の像面上の位置とを一致させることができる。
このように表示装置10は、集光光学系24において生じる収差を小さくして、観察者に鮮明な画像を見せることができる。
図8は、一体形成レンズ70の一例を示す。図9は、大型シリンドリカルフレネルレンズ72、および、大型シリンドリカルフレネルレンズ72の一部分である一体形成レンズ70の一例を示す。図10は、大型シリンドリカルフレネルレンズ72から各視点に対応した一体形成レンズ70−1〜9を切り出す場合の切り出し位置の一例を示す。
本実施形態において、集光光学系24(シリンドリカルフレネルレンズ)およびプリズムパネル25は、一体的に形成されていてもよい。即ち、本実施形態においては、表示装置10は、図8に示されるような、集光光学系24(シリンドリカルフレネルレンズ)およびプリズムパネル25を一体的に形成したレンズである合成パネル74を、集光光学系24およびプリズムパネル25に代えて備えてもよい。これにより、表示装置10は、光学部材を少なくして容易に製造することが可能となる。
ここで、図9に示されるように、合成パネル74における垂直方向のある一部分のレンズ構成(一体形成レンズ70)は、水平方向が当該一体形成レンズ70の水平方向の幅より大きな大型シリンドリカルフレネルレンズ72の一部分と同一形状となる。この大型シリンドリカルフレネルレンズ72は、当該一体形成レンズ70から視点までの距離に一致する焦点距離を有する。
また、合成パネル74は、集光位置が水平方向に異なる複数の一体形成レンズ70を、垂直方向に並べて配列した構成である。従って、例えば、水平方向の位置が異なる9個の視点のそれぞれに集光させるための合成パネル74を製造する場合には、図10(A)に示されるように、切り出し位置を水平方向の所定量ずつずらした、同一幅の9種類の一体形成レンズ70−1〜70−9を大型シリンドリカルフレネルレンズ72から切り出した形状を算出する。そして、図10(B)に示されるように、これら9種類の一体形成レンズ70−1〜70−9を垂直方向に順番且つ巡回的に配列することにより合成パネル74を設計することができる。これにより、合成パネル74は、複雑な設計をせずに容易に製造することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 表示装置、20 表示パネル、21 プロジェクタ部、22 照射光学系、23 レンチキュラー、24 集光光学系、25 プリズムパネル、26 垂直方向拡散部、31 右眼用プロジェクタ、32 左眼用プロジェクタ、33 ビームスプリッタ、34 前段シリンドリカルレンズ、35 後段シリンドリカルレンズ、36 半円筒型レンズ、40 光源パターン、41 右眼用光源の像、42 左眼用光源の像、51 フレネルプリズム、52 プリズム、55 第1垂直方向拡散板、56 第2垂直方向拡散板、70 一体形成レンズ、72 大型シリンドリカルフレネルレンズ、74 合成パネル
Claims (10)
- 観察者の視点に向けて画像を表示する表示装置であって、
平行光を出射するバックライト部と、
前記バックライト部から出射された光を複数の視点のそれぞれに対応する複数の光束のそれぞれに分離するレンチキュラーレンズと、
前記レンチキュラーレンズからの光を観察者の視点に集光する集光光学系と、
水平方向に並んだ複数のプリズムを有し、前記集光光学系からの光を前記観察方向へと向かうように水平方向に屈折させるフレネルプリズムと、 前記フレネルプリズムからの光を透過して画像を表示する表示パネルと、
を備える表示装置。 - 前記レンチキュラーレンズにおける水平方向に並んで配列された複数のレンズは、周縁側のレンズの焦点距離が、中心側のレンズの焦点距離よりも長い
請求項1に記載の表示装置。 - 当該表示装置は、水平方向の異なる複数の観察方向のそれぞれへと光を屈折させて画像を表示する表示装置であって、
前記複数の観察方向のそれぞれに対応して設けられ、対応する観察方向へと前記集光光学系からの光を屈折させる複数の前記フレネルプリズムを更に備え、
前記複数のフレネルプリズムは、垂直方向に並んで配置される
請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記集光光学系は、水平方向に光を集光するシリンドリカルフレネルレンズである
請求項3に記載の表示装置。 - 前記フレネルプリズムおよび前記シリンドリカルフレネルレンズは、一体的に形成されている
請求項4に記載の表示装置。 - 前記フレネルプリズムおよび前記シリンドリカルフレネルレンズを一体形成した一体形成レンズは、視点までの距離に対応する焦点距離を有するシリンドリカルフレネルレンズにおける一部の領域を切り出して形成される
請求項5に記載の表示装置。 - 前記フレネルプリズムは、回折光学素子により形成されている
請求項1に記載の表示装置。 - 前記フレネルプリズムからの光を透過して垂直方向に拡散する垂直方向拡散部を更に備え、
前記垂直方向拡散部は、
第1の垂直方向拡散板と、
前記第1の垂直方向拡散板を透過した隣接するスポット光の径が重複して出力される距離以上、前記第1の垂直方向拡散板から離間して配置される第2の垂直方向拡散板と、
を有する請求項1から7の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記バックライト部は、
光を予め定められた範囲に投射するプロジェクタ部と、
前記プロジェクタ部から投射された光を集光して平行光を出力する照射光学系と、
を有する請求項1から8の何れか1項に記載の表示装置。 - 前記照射光学系は、
前記プロジェクタ部からの光を第1の方向に集光する前段シリンドリカルフレネルレンズと、
前記前段シリンドリカルフレネルレンズを透過した光を前記第1の方向と90度異なる方向に集光する後段シリンドリカルフレネルレンズと
を有する請求項9に記載の表示装置。
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