JP2014102128A - 地山変状検知構造及び地山変状検知方法、並びに地山変状検知用器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロックボルト10の地山3からの突出部分に外挿されるワッシャー11、ワッシャー11と接触しないように突出部分の雄ねじ部10aに螺合されるナット、ワッシャー11に当接するように設けられ、中空部内にナットが遊挿されると共に、連通部が側方に設けられるハウジング13、ハウジング13に当接するように雄ねじ部10aに外挿されるロックボルト軸力計測部、雄ねじ部10aに螺合され、ロックボルト軸力計測部とハウジング13の当接及びハウジング13とワッシャー11の当接を支持する計測用ナット16を備え、連通部を介する螺入動作でナットを螺入してワッシャー11に当接し、その状態で計測用ナット16を緩め、計測用ナット16とロックボルト軸力計測部とハウジング13を離脱可能な地山変状検知構造。
【選択図】図1
Description
この構成によれば、ロックボルトからロックボルト軸力計測部を取り外す際に、ワッシャーにナットを当接してから取り外し、ワッシャーによる地山からの荷重支持を持続しながら取り外すことができ、地山の緩みを可及的に低減することができる。また、現に荷重を支持しているワッシャーが脱落する危険性を無くし、作業の安全性を確保することができる。また、地山荷重の持続的な支持に必要な部材がナットとハウジングであることから、低コストで実現することができる。
この構成によれば、連通部から導出される紐を引いて溝付きナットを螺入することにより、連通部が小さい場合にもハウジング内の溝付きナットをワッシャーに当接させることができると共に、その作業も簡単で手間の要らないものとすることができる。また、連通部を小さくすることも可能となるから、ハウジングのロックボルト軸方向の全長に亘ってロックボルトにほぼ周設される高強度のハウジングにし、検知構造の耐力性を高めることも可能となる。
この構成によれば、工具を挿入可能な連通部から工具を挿入してナットを螺入することにより、簡単で手間の要らない作業でナットをワッシャーに当接させることができる。また、一般的なナットを用いることが可能となるから、一層の低コスト化を図ることができる。
この構成によれば、ロックボルトからロックボルト軸力計測部を取り外す際に、ワッシャーに溝付きナットを当接してから取り外し、ワッシャーによる地山からの荷重支持を持続しながら取り外すことができ、地山の緩みを可及的に低減することができる。また、現に荷重を支持しているワッシャーが脱落する危険性を無くし、作業の安全性を確保することができる。また、地山荷重の持続的な支持に必要な部材が溝付きナットとハウジングであることから、低コストで実現することができる。また、連通部から導出される紐を引いて溝付きナットを螺入することにより、連通部が小さい場合にもハウジング内の溝付きナットをワッシャーに当接させることができると共に、その作業も簡単で手間の要らないものとすることができる。また、連通部を小さくすることも可能となるから、ハウジングのロックボルト軸方向の全長に亘ってロックボルトにほぼ周設される高強度のハウジングにし、検知構造の耐力性を高めることも可能となる。
この構成によれば、ロックボルトからロックボルト軸力計測部を取り外す際に、ワッシャーにナットを当接してから取り外し、ワッシャーによる地山からの荷重支持を持続しながら取り外すことができ、地山の緩みを可及的に低減することができる。また、現に荷重を支持しているワッシャーが脱落する危険性を無くし、作業の安全性を確保することができる。また、地山荷重の持続的な支持に必要な部材がナットとハウジングであることから、低コストで実現することができ、更に、一般的なナットを用いることが可能となるから、一層の低コスト化を図ることができる。また、工具を挿入可能な連通部から工具を挿入してナットを螺入することにより、簡単で手間の要らない作業でナットをワッシャーに当接させることができる。
この構成によれば、ロックボルトからロックボルト軸力計測部を取り外す際に、ワッシャーに溝付きナットを当接してから取り外し、ワッシャーによる地山からの荷重支持を持続しながら取り外すことができ、地山の緩みを可及的に低減することができる。また、現に荷重を支持しているワッシャーが脱落する危険性を無くし、作業の安全性を確保することができる。また、地山荷重の持続的な支持に必要な部材が溝付きナットとハウジングであることから、低コストで実現することができる。また、連通部から導出される紐を引いて溝付きナットを螺入することにより、連通部が小さい場合にもハウジング内の溝付きナットをワッシャーに当接させることができると共に、その作業も簡単で手間の要らないものとすることができる。また、連通部を小さくすることも可能となるから、ハウジングのロックボルト軸方向の全長に亘ってロックボルトにほぼ周設される高強度のハウジングにし、検知構造の耐力性を高めることも可能となる。
本発明による第1実施形態の地山変状検知構造は、地山に設けられるロックボルトの突出部分に設置されるものであり、例えば図6に示すトンネル空間Sに打設されるロックボルト10の突出部分に設置される。図6では、地山変状検知構造を解体して後述する計測ディスク14等を取り外した状態を示しており、地山3と吹付コンクリート2に施した削孔4内に打設されているロックボルト10の突出部分にワッシャー11と溝付きナット12が設けられ、地山3が緩んだ場合にロックボルト10の軸力で支持するようになっており、これらが覆工コンクリート6内に埋設されている。尚、図6において、1はトンネルの内周面、5はロックボルト10が挿入された削孔4内の空隙に充填されているグラウト材、7は掘削中のトンネルの一番前に位置する切羽である。
次に、第2実施形態の地山変状検知構造及び地山変状検知方法について説明する。
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
Claims (6)
- ロックボルトの地山からの突出部分に外挿されるワッシャーと、
前記ワッシャーと接触しないように前記突出部分の雄ねじ部に螺合されるナットと、
前記ロックボルトの突出端側から前記ワッシャーに当接するように設けられ、中空部内に前記ナットが遊挿されると共に、前記中空部から外部に連通する連通部が側方に設けられるハウジングと、
前記ハウジングに当接するように前記雄ねじ部に外挿されるロックボルト軸力計測部と、
前記雄ねじ部に螺合され、前記ロックボルト軸力計測部と前記ハウジングの当接及び前記ハウジングと前記ワッシャーの当接を支持する計測用ナットとを備え、
前記連通部を介する螺入動作による前記ナットの螺入により、前記ナットが前記ワッシャーに当接され、その状態での前記計測用ナットの緩めにより、前記計測用ナットと前記ロックボルト軸力計測部と前記ハウジングを離脱可能である
ことを特徴とする地山変状検知構造。 - 前記ナットが外周溝に紐が巻回されている溝付きナットであり、
前記連通部から前記紐が外部に導出されており、
前記紐を引いて前記溝付きナットを螺入可能であることを特徴とする請求項1記載の地山変状検知構造。 - 前記連通部が工具を挿入可能に設けられ、
前記連通部から工具を挿入して前記ナットを螺入可能であることを特徴とする請求項1記載の地山変状検知構造。 - ロックボルトの地山からの突出部分にワッシャーを外挿する第1工程と、
前記突出部分の雄ねじ部に、外周溝に紐が巻回されている溝付きナットを前記ワッシャーと接触しないように螺合すると共に、中空部から外部に連通する連通部が側方に設けられているハウジングを前記溝付きナットが前記中空部内に遊挿されるように配置し、前記紐を前記連通部から導出する第2工程と、
ロックボルト軸力計測部を前記雄ねじ部に外挿する第3工程と、
計測用ナットを前記雄ねじ部に螺合し、前記計測用ナットにより前記ワッシャーと前記ハウジングと前記ロックボルト軸力計測部を相互に当接した状態で支持する第4工程と、
前記ロックボルト軸力計測部で前記ロックボルトの軸力を計測する第5工程と、
前記紐を引いて前記溝付きナットを螺入し、前記溝付きナットを前記ワッシャーに当接する第6工程と、
前記計測用ナットの螺合を緩めて、前記計測用ナットと前記ロックボルト軸力計測部と前記ハウジングを離脱する第7工程と、
を備えることを特徴とする地山変状検知方法。 - ロックボルトの地山からの突出部分にワッシャーを外挿する第1工程と、
前記突出部分の雄ねじ部にナットを前記ワッシャーと接触しないように螺合すると共に、中空部から外部に連通する連通部が側方に設けられているハウジングを前記ナットが前記中空部内に遊挿されるように配置する第2工程と、
ロックボルト軸力計測部を前記雄ねじ部に外挿する第3工程と、
計測用ナットを前記雄ねじ部に螺合し、前記計測用ナットにより前記ワッシャーと前記ハウジングと前記ロックボルト軸力計測部を相互に当接した状態で支持する第4工程と、
前記ロックボルト軸力計測部で前記ロックボルトの軸力を計測する第5工程と、
前記連通部から挿入する工具でナットを螺入し、前記ナットを前記ワッシャーに当接する第6工程と、
前記計測用ナットの螺合を緩めて、前記計測用ナットと前記ロックボルト軸力計測部と前記ハウジングを離脱する第7工程と、
を備えることを特徴とする地山変状検知方法。 - ロックボルトの地山からの突出部分にワッシャーが外挿され、前記突出部分の雄ねじ部に螺合される計測用ナットで前記雄ねじ部に外挿されるロックボルト軸力計測部を支持し、前記ロックボルト軸力計測部でロックボルトの軸力を計測する構造で用いられる地山変状検知用器具であって、
紐が外周溝に巻回され、前記ワッシャーと前記ロックボルト軸力計測部との間で前記ワッシャーと接触しないように前記雄ねじ部に螺合される溝付きナットと、
中空部から外部に連通する連通部が側方に設けられ、前記中空部内に前記溝付きナットを遊挿可能で且つ前記連通部から前記紐を外部に導出可能であるハウジングとから構成され、
前記ハウジングが、前記計測用ナットの支持により前記ワッシャーと前記ロックボルト軸力計測部に当接して前記ロックボルト軸力計測部を押圧可能であると共に、
前記紐を引いての前記溝付きナットの螺入により、前記溝付きナットが前記ワッシャーに当接され、その状態での前記計測用ナットの緩めにより、前記計測用ナットと前記ロックボルト軸力計測部と前記ハウジングを離脱可能とする
ことを特徴とする地山変状検知用器具。
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JP2012253717A JP6021254B2 (ja) | 2012-11-19 | 2012-11-19 | 地山変状検知構造及び地山変状検知方法、並びに地山変状検知用器具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102161047B1 (ko) * | 2020-08-13 | 2020-09-29 | 프라임방재(주) | 외부케이싱 탈락을 방지하는 블록형 제트팬 케이싱 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3067848U (ja) * | 1999-09-30 | 2000-04-11 | 日興産業株式会社 | 木造建築ボルト用締結金具 |
JP2011075277A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Mie Univ | アンカー荷重計着脱システム、アンカー荷重計共設置セット、アンカー荷重計着脱ユニット、およびアンカーへの荷重計着脱方法 |
JP2011149841A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Atsushi Imai | ボルトの軸力測定方法及びボルトの軸力測定装置 |
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2012
- 2012-11-19 JP JP2012253717A patent/JP6021254B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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