JP2014102102A - タンパク質定量方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】精製用配列と定量用配列と目的タンパク質の部分配列とが酵素消化部位を介してタンデムに並んでおりかつ同位体標識されたアミノ酸を含んでいる標準化用ペプチドを、細胞またはin vitro翻訳系で合成し、精製して酵素消化し、安定同位体標識されていない濃度既知の検量用ペプチドの消化物との質量スペクトルのシグナル強度の比較から標準化用ペプチド濃度を算出するとともに、分析用試料の消化物と標的配列の質量スペクトルを比較する。
【選択図】なし
Description
精製用配列と定量用配列と目的タンパク質の部分配列とが酵素消化部位を介してタンデムに並んでいるペプチドであって、定量用配列および目的タンパク質の部分配列が同位体標識されたアミノ酸を含んでいるものを、細胞またはin vitro翻訳系を用いて合成する合成工程と、
上記合成工程において合成された上記ペプチドを、上記精製用配列を用いて回収する回収工程と、
上記回収工程において回収した上記ペプチドを含む標準化用試料、上記定量用配列を含む同位体標識されていない検量用ペプチドを既知の濃度で含む検量用試料、および、目的タンパク質を含む上記分析用試料を酵素消化に供する消化工程と、
上記消化工程で得られた消化物の質量分析を行い、上記検量用試料における上記定量用配列に由来するピークの強度と、上記標準化用試料における上記定量用配列に由来するピークの強度とを比較するとともに、上記標準化用試料における上記目的タンパク質の部分配列に由来するピークの強度と、上記分析用試料における当該部分配列に対応する配列に由来するピークの強度とを比較して、当該分析用試料に含まれている上記目的タンパク質の濃度を決定する濃度決定工程とを含む。
本発明に係るタンパク質定量方法は、分析用試料に含まれている目的タンパク質を定量するタンパク質定量方法であって、
精製用配列と定量用配列と目的タンパク質の部分配列とが酵素消化部位を介してタンデムに並んでいるペプチドであって、定量用配列および目的タンパク質の部分配列が同位体標識されたアミノ酸を含んでいるものを、細胞またはin vitro翻訳系を用いて合成する合成工程と、
上記合成工程において合成された上記ペプチドを、上記精製用配列を用いて回収する回収工程と、
上記回収工程において回収した上記ペプチドを含む標準化用試料、上記定量用配列を含む同位体標識されていない検量用ペプチドを既知の濃度で含む検量用試料、および、目的タンパク質を含む上記分析用試料を酵素消化に供する消化工程と、
上記消化工程で得られた消化物の質量分析を行い、上記検量用試料における上記定量用配列に由来するピークの強度と、上記標準化用試料における上記定量用配列に由来するピークの強度とを比較するとともに、上記標準化用試料における上記目的タンパク質の部分配列に由来するピークの強度と、上記分析用試料における当該部分配列に対応する配列に由来するピークの強度とを比較して、当該分析用試料に含まれている上記目的タンパク質の濃度を決定する濃度決定工程とを含むものである。
合成工程は、精製用配列と定量用配列と目的タンパク質の部分配列(以下、「標的配列」と称する)とが酵素消化部位を介してタンデムに並んでいるペプチドであって、定量用配列および標的配列が同位体標識されたアミノ酸を含んでいるもの(以下、「標準化用ペプチド」と称する)を、細胞またはin vitro翻訳系を用いて合成する工程である。
(1)精製用配列、定量用配列、標的配列
(2)精製用配列、標的配列、定量用配列
(3)定量用配列、標的配列、精製用配列
(4)定量用配列、精製用配列、標的配列
(5)標的配列、定量用配列、精製用配列
(6)標的配列、精製用配列、定量用配列
好ましくは、N末端側またはC末端側に精製用配列を配置した(1)、(2)、(3)および(5)である。精製の効率がよいからである。より好ましくは、N末端側に精製用配列を配置した(1)および(2)である。翻訳開始アミノ酸であるメチオニンを精製用配列の直前に入れることができるからである。なお、N末端側に定量用配列または標的配列を配置する場合は、その上流に酵素消化部位を介して、翻訳開始アミノ酸であるメチオニンを含む3〜4個程度のアミノ酸からなる配列を入れればよい。並び順としてより好ましくは(1)である。
回収工程は、合成工程において合成されたペプチドを、精製用配列を用いて回収する工程である。
消化工程は、回収工程において回収したペプチドを含む標準化用試料、定量用配列を含む同位体標識されていない検量用ペプチドを既知の濃度で含む検量用試料、および、目的タンパク質を含む分析用試料を酵素消化に供する工程である。
濃度決定工程は、消化工程で得られた消化物の質量分析を行い、検量用試料における定量用配列に由来するピークの強度と、標準化用試料における定量用配列に由来するピークの強度とを比較するとともに、標準化用試料における標的配列(目的タンパク質の部分配列)に由来するピークの強度と、分析用試料における標的配列に対応する配列に由来するピークの強度とを比較して、分析用試料に含まれている目的タンパク質の濃度を決定する工程である。
消化酵素としてトリプシンを用いる場合について説明する。
本発明に係るタンパク質定量用キットは、上述のタンパク質定量方法に用いるタンパク質定量用キットであって、精製用配列と定量用配列とが酵素消化部位を介してタンデムに並んでいるペプチドをコードする塩基配列を有する核酸を含む、タンパク質定量用キットである。
<1>
PUREシステム(文献:米国特許第7118883号明細書、特開2003-102495号公報、特開2008-271903号公報、Y. Shimizu et al., Nat. Biotechnol. (2001) vol.19, p.751-755)において、質量分析を行うためのペプチドを合成するための鋳型DNAを調製するために、3種類のプラスミドを構築した。
スペーサー配列の検討(実施例4)に用いるペプチド合成の鋳型の構築
プライマーL0clock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttgtcgt cgtcgtcctt gt(配列番号11))、プライマーL1Kclock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttcagct tgtcgtcgtc gtccttgt(配列番号12))、プライマーL2Kclock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttcagca gcttgtcgtc gtcgtccttg t(配列番号13))、プライマーL3Kclock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttcagca gcagcttgtc gtcgtcgtcc ttgt(配列番号14))、プライマーL4Kclock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttcagca gcagcagctt gtcgtcgtcg tccttgt(配列番号15))、プライマーL5Kclock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttcagca gcagcagcag cttgtcgtcg tcgtccttgt(配列番号16))を準備し、それぞれのプライマーおよびプライマーT7_Fw(gggcctaata cgactcacta tag(配列番号17))を用いて、プラスミドpURE1_Flagを鋳型としてPCRを行った。各反応産物をスペーサー配列の検討のためのペプチド合成の鋳型とした。
定量用配列の検討(実施例5)に用いるペプチド合成の鋳型の構築
プライマーLVTclock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttagtca ggtcagtaac cag(配列番号18))およびプライマーT7_Fwを用いて、プラスミドpURE1_FlagLVTを鋳型にPCRを行った。また、プライマーAEFclock_Rv(gatccttact taatcagaac gttaaactgg tccttagtaa cctcaacaaa ctca(配列番号19))およびプライマーT7_Fwを用いて、プラスミドpURE1_FlagAEFを鋳型にPCRを行った。反各反応産物を定量用配列の検討のためのペプチド合成の鋳型とした。
絶対定量の検討(実施例7)に用いるペプチド合成の鋳型の構築
プライマーLVTclock_RvおよびプライマーT7_Fwを用いてプラスミドpURE1_FlagLVTを鋳型にPCRを行った反応産物の他に、プライマーLVTper2_1stRv(agcaacctgg ttagaaatgt acagaatctt agtcaggtca gtaaccag(配列番号20))およびプライマーT7_Fwを用いてプラスミドpURE1_FlagLVTを鋳型にPCRを行った反応産物をさらに鋳型として用い、プライマーLVTper2_2ndRv(gatccttact tacagtgaaa aatagaagca acctggttag aaatgtac(配列番号21))およびプライマーT7_Fwを用いて二段階目のPCRを行った反応産物、プライマーLVTcry2_1stRv(gagtgtgaga gttctcagta acaacctcaa caccagcctc cttagtcagg tcagtaacca g(配列番号22))およびプライマーT7_Fwを用いてプラスミドpURE1_FlagLVTを鋳型にPCRを行った反応産物をさらに鋳型として用い、プライマーLVTcry2_2ndRv(gatccttaac ggtccaggtc gtacagagtg tgagagttct cagtaa(配列番号23))およびプライマーT7_Fwを用いて二段階目のPCRを行った反応産物をそれぞれPUREシステムによるペプチド合成の鋳型として用いた。
実施例4〜7において、標準的なPUREシステムの反応液(30 μL)は、12 Unit Ribonuclease Inhibitor(タカラバイオ株式会社製)を加えた以外は、既報(Y. Shimizu and T. Ueda, Methods Mol. Biol. (2010) vol.607, p.11-21)と同様の方法で調製した。合成するペプチドに安定同位体標識を行う場合には、L-Lysine-13C6 hydrochlorideおよびL-Arginine-13C6,15N4hydrochloride(Thermoscientific社製)をL-LysineおよびL-Arginineの代替として反応液に加えた。PUREシステムの反応液にペプチド合成の鋳型として用いるPCR反応産物を1.5μL加え、37℃で30分間保温し、ペプチド合成を行った。
実施例4〜7において、PUREシステムの合成産物の質量分析測定を行う場合は、PUREシステムで合成を行い、抗FLAG M2抗体磁気ビーズを用いて精製したペプチド溶液(20 μL)のうち1〜10 μLを取り、遠心濃縮装置によって乾燥させたものを用いた。PUREシステムの合成産物と検量用ペプチド(BSAまたは化学合成ペプチド)または標的サンプル(化学合成ペプチド)とについて同時に質量分析測定を行う場合は、安定同位体標識されたアミノ酸を含むPUREシステムで合成を行い、抗FLAG M2抗体磁気ビーズを用いて精製したペプチド溶液(20 μL)のうち1〜2 μLを取り、1〜2 pmolの化学合成ペプチドまたはウシ血清アルブミン(BSA protein assay standards,Thermo Scientific社製)と混合したものを用いた。
PUREシステムによって合成されたペプチドを用いて分析用試料の絶対定量を高精度に行うためには、PUREシステムによって得られた合成ペプチドのトリプシンによる消化を100%に近い効率で行い、精製用配列、定量用配列、および標的配列を個々の分子に分離することが好ましい。しかしながら、酸性アミノ酸であるアスパラギン酸を多数含む精製配列であるFlag配列(アミノ酸配列:DYKDDDDK(配列番号3))のC末端においては、トリプシンによる切断が効果的に行われないことを見出した(表1)。そこで、Flag配列の下流にスペーサー配列を設け、切断効率の向上を試みた。1〜5個のロイシン残基とリジン残基とからなるスペーサー配列を導入したペプチドをPUREシステムによって合成し、精製を行い、合成ペプチドに対してトリプシン消化を行った。
PUREシステムで合成されたペプチドの定量を簡便に行うための定量用配列の検討を行った。定量用配列には、安価で入手しやすいウシ血清アルブミン(BSA)由来の配列を用いることとした。BSAのトリプシン消化物(Bruker Daltonics社製)を液体クロマトグラフィー質量分析にかけ、37種類のペプチドを同定した。それらのうち、(i)検出強度が大きい、(ii)メチオニン残基(酸化)、グルタミン残基(ピログルタミル化、脱アミド化)、アスパラギン残基(脱アミド化)などの試料調製中また調製後に修飾の受けやすいアミノ酸を含まない、(iii)同じ配列を含む不完全消化物が同定されていない、(iv)タンパク質配列上で、ペプチドの直前または直後に切断部位(アルギニン残基またはリジン残基)が連続して存在しない、という4つの条件を満たす2種類の配列、定量用配列1(アミノ酸配列:AEFVEVTK(配列番号1))および定量用配列2(アミノ酸配列:LVTDLTK(配列番号2))を定量用配列の候補として選択した。
定量用配列を利用したPUREシステム合成産物の定量に用いるための検量用ペプチドを検討した。
標的配列として、標的配列1、標的配列2(アミノ酸配列:ILYISNQVASIFHCK(配列番号33))、または標的配列3(アミノ酸配列:EAGVEVVTENSHTLYDLDR(配列番号34))をFlag配列とスペーサー配列と定量用配列2とを有する配列(アミノ酸配列:MDYKDDDDKLLLLKLVTDLTK(配列番号4))の下流に付加したペプチドを、安定同位体標識されたアルギニンおよびリジンの存在下、PUREシステムによって合成した。これらのペプチドをトリプシンで消化することによって生じた定量用配列2および標的配列1または標的配列2または標的配列3を、同一の配列を有する濃度既知の化学合成ペプチドと共に、液体クロマトグラフィー質量分析にかけ、質量スペクトルにおける検出強度を比較した。この検出強度比から、PUREシステムで合成されたペプチドにおける定量用配列2に対する標的配列の量比を算出した。
本発明は質量分析測定を用いたタンパク質またはペプチドの絶対定量を簡便に行うことを目的としており、実施例1〜7において、本発明によって構築された一連の方法がタンパク質またはペプチドの絶対定量を行うための強力なプラットフォームとなり得ることを示した。タンパク質またはペプチドの絶対定量を効果的に行うために最適化されたプラスミドベクターの構築によって、プライマーDNAを1本または2本用いるだけで、PUREシステムにおいて任意の標的配列を合成するための鋳型DNAを即座に作製することが可能であり、これをPUREシステムにおいて用いることによって他種類のペプチドの並列合成を行い、他種類のタンパク質またはペプチドの絶対定量を効率良く行うことが可能である。さらに、安定同位体標識されたアミノ酸のPUREシステムにおける濃度は100μMと低濃度であり、多品種のペプチドを低コストにて効率良く合成することが可能であることが示された。また、PUREシステムにおいては、有機化学合成を用いた方法では難度の高いシステインが含まれるペプチドの合成を簡便に行うことが可能であるため、絶対定量を行うことのできるタンパク質またはペプチドの多様性を向上させることが可能である。
Claims (14)
- 分析用試料に含まれている目的タンパク質を定量するタンパク質定量方法であって、
精製用配列と定量用配列と目的タンパク質の部分配列とが酵素消化部位を介してタンデムに並んでいるペプチドであって、定量用配列および目的タンパク質の部分配列が同位体標識されたアミノ酸を含んでいるものを、細胞またはin vitro翻訳系を用いて合成する合成工程と、
上記合成工程において合成された上記ペプチドを、上記精製用配列を用いて回収する回収工程と、
上記回収工程において回収した上記ペプチドを含む標準化用試料、上記定量用配列を含む同位体標識されていない検量用ペプチドを既知の濃度で含む検量用試料、および、目的タンパク質を含む上記分析用試料を酵素消化に供する消化工程と、
上記消化工程で得られた消化物の質量分析を行い、上記検量用試料における上記定量用配列に由来するピークの強度と、上記標準化用試料における上記定量用配列に由来するピークの強度とを比較するとともに、上記標準化用試料における上記目的タンパク質の部分配列に由来するピークの強度と、上記分析用試料における当該部分配列に対応する配列に由来するピークの強度とを比較して、当該分析用試料に含まれている上記目的タンパク質の濃度を決定する濃度決定工程とを含む、タンパク質定量方法。 - 上記合成工程は、再構成型のin vitro翻訳系を用いる、請求項1に記載のタンパク質定量方法。
- 上記質量分析は、
1)上記消化工程で得られた標準化用試料の消化物の一部と上記消化工程で得られた検量用試料の消化物との混合物、および、2)上記消化工程で得られた標準化用試料の消化物の他の一部と上記分析用試料の消化物との混合物、に対して行われる、請求項1または2に記載のタンパク質定量方法。 - 上記消化工程は、
1)上記標準化用試料の一部と上記検量用試料との混合物、および、2)上記標準化用試料の他の一部と上記分析用試料との混合物、に対して行われる、請求項3に記載のタンパク質定量方法。 - 上記合成工程は、上記精製用配列、定量用配列および目的タンパク質の部分配列が何れもC末端に同位体標識されたアルギニンまたはリジンを含んでいるペプチドを合成するものであり、
上記消化工程は、トリプシンを用いて酵素消化を行う、請求項1〜4の何れか1項に記載のタンパク質定量方法。 - 上記精製用配列は、Flag配列を含む、請求項1〜5の何れか1項に記載のタンパク質定量方法。
- 上記精製用配列は、Flag配列と当該Flag配列のC末端に付加されたスペーサー配列とからなる、請求項6に記載のタンパク質定量方法。
- 上記スペーサー配列は、4個以上の中性アミノ酸とそのC末端側に付加されたアルギニンまたはリジンとからなる、請求項7に記載のタンパク質定量方法。
- 上記中性アミノ酸は、ロイシンである、請求項8に記載のタンパク質定量方法。
- 上記定量用配列は、Ala-Glu-Phe-Val-Glu-Val-Thr-Lys(配列番号1)、またはLeu-Val-Thr-Asp-Leu-Thr-Lys(配列番号2)である、請求項1〜9の何れか1項に記載のタンパク質定量方法。
- 上記定量用配列は、Leu-Val-Thr-Asp-Leu-Thr-Lys(配列番号2)である、請求項1〜10の何れか1項に記載のタンパク質定量方法。
- 上記検量用ペプチドは、ウシ血清アルブミンの全長である、請求項10または11に記載のタンパク質定量方法。
- 上記再構成型のin vitro翻訳系は、PUREシステムである、請求項2に記載のタンパク質定量方法。
- 請求項1〜13の何れか1項に記載のタンパク質定量方法に用いるタンパク質定量用キットであって、
上記精製用配列と上記定量用配列とが酵素消化部位を介してタンデムに並んでいるペプチドをコードする塩基配列を有する核酸を含む、タンパク質定量用キット。
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