JP2014100173A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明遊技盤の排出通路の見栄えがよい遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球が流下する遊技領域13を前側に有する透明盤19を備える遊技機において、遊技領域13の所定箇所に前後方向に貫通した通路孔19bを有し且つ透明盤19の背後側に位置する薄板30と、遊技領域13の通路孔19b箇所に配設され且つ遊技球が入賞可能で当該入賞球を当該透明盤19の背後側に案内する普通入賞手段18と、普通入賞手段18からの遊技球を排出案内するものであって後端側に端面51を有し且つ前面視で当該端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成された球排出通路50と、を備え、球排出通路50は、端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置する構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機では、遊技領域に複数の遊技釘と入賞口とが配設された前透明板の裏側に、薄い平板状の後透明板を配置し、この後透明板の裏面に入賞球の排出通路を装着し、前透明板の入賞口に入賞して当該前透明板の裏側に案内された入賞球が、後透明板の排出通路によって排出案内されるものがある。また、後透明板は、周方向に複数個に分割されると共に、当該後透明板の背面に放射状に形成された乱反射部を周方向に複数個配設され、内外周の両側に配置された発光体からの光が当該内側周の両側から入射されて前側に反射するようにしている(特許文献1)。
特開2011−240002号公報
前述した遊技機では、後透明板の裏面に排出通路を装着しており、排出通路の端面(排出通路の後遊技板への当接面)が前側となるため、前側から見たときに排出通路の端面が見えてしまい、排出通路の見栄えが悪いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、透明遊技盤の排出通路の見栄えがよい遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技球が流下する遊技領域13を前側に有する前透明板19を備える遊技機において、前記遊技領域13の所定箇所に前後方向に貫通した開口19bを有し且つ前記前透明板19の背後側に位置する後透明板30と、前記遊技領域13の前記開口19b箇所に配設され且つ遊技球が入賞可能で当該入賞球を当該前透明板19の背後側に案内する入賞手段18と、前記入賞手段18からの遊技球を排出案内するものであって後端側に端面51を有し所定形状で形成された球排出通路50とを備え、前記球排出通路50は、前記端面51を前記後透明板30の前側に向けた状態で当該後透明板30の前側に位置することを特徴とするものである。また、球排出通路50は、前面視で後端側の端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成された構成としてもよい。
なお、前記球排出通路50は、前記端面51を前記後透明板30の前側に向けた状態で当該後透明板30の前側に位置するように当該後透明板30の前側又は前透明板19の後側に装着することが挙げられる。また、前記球排出通路50を前記前透明板19又は前記後透明板30に取り付けるための取り付け部55は、当該球排出通路50の前記端面51を前記後透明板30の前側に向けた状態で当該後透明板30の前側に位置するように、前面視で入賞手段18の前飾り部と重なる箇所で後透明板30の前側又は前透明板19の後側に装着する構成が挙げられる。
また、前記後透明板30はその前側に前記球排出通路50が一体的に突出形成され、前記球排出通路50の後側開口57を塞ぐ閉塞部材58を備える構成としてもよい。
また、前記球排出通路50は、その後側に、後方に向けて開口した凹形状の球通路凹部53を備え、当該球通路凹部53を前記後透明板30に対向して位置させて当該球通路凹部53と前記後透明板30とにより球通路空間を形成するものであるとしてもよい。
なお、球排出通路50は、横断面視(球流下方向に直交する断面で見た場合)においてその前側が半円弧形状としたUノ字状が挙げられる。つまり、球排出通路50の前側全体を半円弧状とした曲面部52としている。また、球排出通路50は、横断面視においてその前側両端が円弧形状とした略コノ字状が挙げられる。つまり、球排出通路50の前側の左端部及び右端部を丸くした曲面部52としている。
また、前記入賞手段18は、遊技球が入賞可能な入賞口18bを有し且つ前透明板19の前側に装着される前飾り部18aと、前記入賞口18bに入賞した遊技球を前記前透明板19の背後側に案内する球案内部18cとを備え、前記球排出通路50は、前記球案内部18cからの遊技球が入球可能な入球口54と、前記後透明板30の前側に取り付けるための取り付け部55とを備え、前記取り付け部55は、前面視で前記前飾り部18aに重なる位置に位置しているとしてもよい。
なお、前記入賞手段18は、前記入賞口18bに入賞した遊技球を検出する球検出手段56と、前記球案内部18cにおいて前面視で前記前飾り部18aに重なる箇所に形成され且つ前記球検出手段56が装着される被装着部18fとを備える構成としてもよい。なお、後透明板30は、前透明板19の下部箇所に対応する大きさ(例えば前透明板19の下部のみ)としてもよい。例えば、前透明板19において入賞手段18の配設箇所から下側の領域で且つ球排出通路50の配設領域に対応する箇所のみとしてもよい。
また、前記後透明板30は、前面視において、周縁に位置する周縁部31と、前記周縁部31よりも内側に位置する中央部32と、前記中央部32と前記周縁部31とを連結し且つ前記中央部32が前記周縁部31よりも前記前透明板19から離間するように後方に屈曲した屈曲部33とを備えるとしてもよい。
また、前記後透明板30は、前記周縁部31に光を入射する光入射手段60と、前記屈曲部33の両屈曲箇所に設けられ且つ前記周縁部31に入射された光を前記中央部32へ反射案内する反射部62とを備えるとしてもよい。
なお、前透明板19及び後透明板30としては、例えば透明樹脂により形成される透明樹脂製で全体が透明のものが挙げられる。またこれ以外に、遊技領域13の全体又は一部箇所を透明樹脂製の透明盤とし、それ以外の箇所が不透明体(例えば、不透明樹脂製のものや、合板(ベニヤ板)により形成される木製のものなど)とした一部透明仕様のものも含まれる。
また、前記後透明板30の背面側に位置し前記前透明板19及び前記後透明板30が装着される装着枠体20を備えるとしてもよい。
本発明によれば、透明遊技盤の排出通路の見栄えがよい遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の斜視図である。 同パチンコ機の正面図である。 同じくパチンコ機の透明遊技盤のA−A線断面図である。 同じく透明遊技盤のB1〜B3箇所及び球排出通路を説明するための概略断面図である。 同じく透明遊技機の普通入賞手段箇所を示す一部拡大断面図である。 第2の実施形態の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す一部拡大縦断面図である。 同じく透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す一部拡大横断面図である。 第3の実施形態の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す一部拡大横断面図である。 第4の実施形態の透明遊技盤のB1〜B3箇所及び球排出通路を説明するための概略断面図である。 第5の実施形態の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す一部拡大横断面図である。 変形例の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す横断面図である。 変形例の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す横断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、このガラス扉4と前面板5とが前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5には、その前側に、発射手段(図示省略)に供給するための遊技球を貯留する貯留皿6、発射手段を作動させるための発射ハンドル7等が設けられている。
ガラス扉4に設けられた窓孔8には例えば2枚のガラス板9(透明樹脂板等であってもよい)が嵌め込まれ、その後側には図2に示す遊技盤11が前枠3に対して例えば前側から着脱自在に装着されている。
この遊技盤11は、図3に示すように、前面側に遊技領域13が形成され且つ例えば透明で略矩形板状の透明盤19(前透明板、透明遊技盤)と、この透明盤19の後側に位置するとともに例えば透明で略矩形薄板状の薄板30(後透明板)と、前面側から透明盤19が装着され且つ後面側から薄板30が装着される略矩形状の後枠体20(装着枠体)と、後述する画像表示手段22等が内側に配設されて後枠体20の後面側を覆う前側が開口した略箱状のカバー部材40とを備えている。
また、薄板30は、その前側所定箇所に、普通入賞手段18からの遊技球を透明盤19の背面側で排出案内する球排出通路50が装着されている。この透明盤19及び薄板30は、例えば透明樹脂により形成される透明樹脂製で全体が透明のものを採用している。
また、後枠体20は、前面視で略矩形状の枠体であって、図3に示すように、その周縁部20aの内側に位置する開口部20bが、透明盤19よりも僅かに小さい大きさの開口としている。
図3に示すように、透明盤19は、その前面周縁部19cの前面所定箇所(例えば上下左右の合計4箇所)が、後枠体20の外周縁部20cの所定箇所(例えば上下左右の合計4箇所)に形成された係止爪20d(係止手段)により係止されることで、当該透明盤19が後枠体20の前側に係止固定されている。なお、係止爪20d(係止手段)以外の固定手段(ネジなどの締結手段、嵌合ピンなどの嵌合手段、圧入ピンなどの圧入手段など)を採用してもよい。
また、薄板30は、その周縁部31の所定箇所(例えば左右二箇所)に形成された貫通孔34にネジ34aを挿入し、このネジ34aを後枠体20の周縁部20aの所定箇所(例えば左右二箇所)に形成されたネジ孔20eに螺入することで、当該薄板30が後枠体20の後側に締結固定されている。なお、ネジ34aなどの締結手段以外の固定手段(係止爪などの係止手段、嵌合ピンなどの嵌合手段、圧入ピンなどの圧入手段など)を採用してもよい。
また、薄板30が取り付けられた状態の後枠体20の後側には、画像表示手段22等が内側に配設されたカバー部材40が例えばネジ41により締結固定される。
また、この薄板30は、図3に示すように、前面視において、周縁に位置する周縁部31と、この周縁部31よりも内側に位置する中央部32と、中央部32と周縁部31とを連結し且つ中央部32が周縁部31よりも透明盤19から離間するように後方に屈曲した屈曲部33とを備えている。
なお、カバー部材40は、その箱内箇所(内側箇所)で前構造体21の視認開口部21bに対応する位置に、液晶式その他の画像表示手段22が着脱自在に装着されるとともに、当該箱内箇所で透明盤19の装着孔19a以外の領域に対応する位置で且つ薄板30の背後側に、図示省略の装飾部材(電飾部材、可動役物、セルシートなどであってもよい)などが配設されている。
図2に戻って、遊技盤11の前面側(つまり透明盤19の前面側)には、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域13に、センターケース14、普通図柄始動手段15、特別図柄始動手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18(入賞手段)等の各種遊技部品が配置されている。なお、ガラス扉4の閉状態では、図1に示すガラス板9は、遊技盤11の遊技領域13に対して遊技球が流下可能な間隔(遊技球の直径よりも大きく遊技球2個分よりも小さい間隔)を空けて位置している。
センターケース14は、図2に示すように、透明盤19の略中央箇所で画像表示手段22の表示画面22aに対応する大きさで前後方向に開口した装着孔19aに対して前側から着脱自在に装着される前構造体21を備えている。透明盤19の装着孔19aは、例えばルータ加工により形成されている。前構造体21は、図2に示すように、正面視で外縁箇所に沿って複数(本実施形態では8個)配置形成された貫通孔21aに挿入したネジを、透明盤19に螺入することで、前構造体21を透明盤19に固定している。
前構造体21は、図2に示すように、装着孔19aに沿って配置される環状の装飾枠24と、この装飾枠24の下部側に沿って左右方向に配置され且つ入球口25に入球してワープ通路25aを通って案内された遊技球を自由に転動させて前側に落下させるステージ26とを備え、装飾枠24上に、普通図柄表示手段27、特別図柄表示手段28、普通保留個数表示手段29等が設けられている。なお、普通図柄表示手段27、特別図柄表示手段28又は普通保留個数表示手段29の少なくとも一つを、装飾枠24ではなく、画像表示手段22において画像表示するようにしてもよいし、遊技領域13外の所定箇所に設けるようにしてもよい。
なお、画像表示手段22は、図2に示すように、演出図柄表示手段35と特別保留個数表示手段36とを備えている。この特別保留個数表示手段36を装飾枠24に設けるようにしてもよいし、遊技領域13外の所定箇所に設けるようにしてもよい。
ところで、図2に示すように、普通図柄表示手段27は、普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動手段15による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光体が発光した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光体が発光した状態で、点滅が終了するようになっている。
また、普通図柄表示手段27の変動表示中、又は後述する普通利益状態中に普通図柄始動手段15が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる普通保留個数表示手段29がその発光個数により当たり判定乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数という)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
特別図柄始動手段16は、特別図柄表示手段28による図柄変動を開始させるためのもので、例えば上下2つの特別始動口16a,16bを備え、センターケース14の下側等に配置されている。上側の特別始動口16aは開閉手段等を有しない非作動式入賞口、下側の特別始動口16bは開閉手段38により開閉可能な作動式入賞口で、普通図柄表示手段27の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉手段38が所定時間、所定回数だけ閉状態から開状態に変化するように構成されている。
特別図柄表示手段28は、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄(遊技図柄)を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段16の特別始動口16a,16bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別始動口16a,16bへの入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
特別図柄には、例えば大当たり態様及び外れ態様が夫々1又は複数種類ずつ設けられている。なお、それら各態様には夫々数字図柄等を割り当ててもよいし、遊技者がその特別図柄の種類を容易に区別できないように、任意の線や点の組み合わせのような特別な意味を持たない図柄を割り当ててもよい。
また、特別図柄の変動表示中、又は後述する特別利益状態中に特別始動口16a,16bに遊技球が入賞した場合には、その入賞時に取得された大当たり判定乱数値等が夫々所定の上限保留個数、例えば各4個を限度として記憶されると共に、特別保留個数表示手段36が大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、特別保留個数という)を表示して、その時点での特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
演出図柄表示手段35は、例えば特別図柄表示手段28による特別図柄の変動表示と並行して演出図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出図柄を例えば各種の演出画像と共に画像表示手段22の表示画面22aに変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段16の特別始動口16a,16bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って演出図柄の変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
また、特別保留個数表示手段36は、特別保留個数を報知するもので、表示画面22a上の所定箇所に特別保留個数分のシンボルを表示するようになっている。
大入賞手段17は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板39を備えた作動式入賞手段で、特別図柄表示手段28の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態が発生したときに、開閉板39が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
普通入賞手段18は、図3〜図5に示すように、遊技盤11(透明盤19)の前側に当接する前飾り部18aと、この前飾り部18aの前側に突出形成され且つ遊技球が入賞可能な入賞口18bと、透明盤19の普通入賞手段18の配設箇所に前後方向に貫通した通路孔19b(開口)に挿入され且つ入賞口18bに入賞した遊技球を透明盤19の後側に案内する球案内部18cとを備えている。この透明盤19の通路孔19bは、例えばルータ加工により形成されている。
前飾り部18aは、図3、図4に示すように、その外縁箇所の例えば左右二箇所に形成されたネジ孔18dに前側からネジ18eを挿入し、このネジ18eを遊技盤11(透明盤19)にネジ止めすることで普通入賞手段18が遊技盤11(透明盤19)の前面に固定されている。なお、前飾り部18aを図示省略の係止爪などの係止手段、嵌合ピンなどの嵌合手段、圧入ピンなどの圧入手段などにより、透明盤19の前側に固定するようにしてもよい。
球排出通路50は、図3に示すように、普通入賞手段18からの遊技球を排出案内するものであって後端側に端面51を有し且つ前面視で当該端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成されたものである。この球排出通路50は、後端側の端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置している。この実施形態では、球排出通路50は、後端側の端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に装着されている。より具体的には、球排出通路50は、薄板30の前側で且つ中央部32の左下箇所に装着されている。
具体的には、球排出通路50は、図3〜図5に示すように、その後側に、後方に向けて開口した凹形状の球通路凹部53を備え、当該球通路凹部53を薄板30に対向して位置させて当該球通路凹部53と薄板30とにより球通路空間を形成するものである。この球排出通路50は、図3に示すように、横断面視(球流下方向に直交する断面で見た場合)においてその前側が半円弧形状としたUノ字状が挙げられる。つまり、球排出通路50の前側全体を半円弧状とした曲面部52としている。
球排出通路50は、球案内部18cからの遊技球が入球可能な入球口54と、薄板30の前側に取り付けるための取り付け部55とを備え、この取り付け部55は、図4に示すように、前面視で前飾り部18aに重なる位置に位置している。取り付け部55は、図3に示すように、貫通孔55aが形成され、その貫通孔55aに挿入したネジ55bを薄板30に螺入することで球排出通路50が薄板30にネジ止めされている。
また、普通入賞手段18は、入賞口18bに入賞した遊技球を検出する入賞検出センサ56(球検出手段)と、球案内部18cにおいて前面視で前飾り部18aに重なる箇所に形成され且つ入賞検出センサ56が装着される被装着部18fとを備えている。入賞検出センサ56としては例えば近接センサが挙げられ、後述する主制御基板(図示省略)に接続されている。
この第1の実施形態では、遊技球が流下する遊技領域13を前側に有する透明盤19を備えるパチンコ機において、遊技領域13の所定箇所に前後方向に貫通した通路孔19bを有し且つ透明盤19の背後側に位置する薄板30と、遊技領域13の通路孔19b箇所に配設され且つ遊技球が入賞可能で当該入賞球を当該透明盤19の背後側に案内する普通入賞手段18と、普通入賞手段18からの遊技球を排出案内するものであって後端側に端面51を有し且つ前面視で当該端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成された球排出通路50とを備え、球排出通路50は、端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置する構成としている。
したがって、球排出通路50は、その後端側の端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置するので、球排出通路50の後端側の端面51が後になり、かかる端面51を見せないようにでき、しかも前面視で後端側端面51と重なる前端側箇所に曲面部52を備えている、つまり、球排出通路50の曲面部52が前になるので、曲面部52の曲面形状による光の屈折によりその後方の後端側端面51が前面視では見えないようにすることができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
また、球排出通路50は、その後側に、後方に向けて開口した凹形状の球通路凹部53を備え、当該球通路凹部53を薄板30に対向して位置させて当該球通路凹部53と薄板30とにより球通路空間を形成するものである。したがって、球排出通路50の後側に形成された球通路凹部53を薄板30に対向して位置させてこれらの間に球通路空間が形成されるので、薄板30を球排出通路50の少なくとも背面壁として利用することができ、背面壁を有する球排出通路ユニットを薄板30の前面に取り付ける場合に比べて、球排出通路50の奥行きを小さくすることができる。
また、普通入賞手段18は、遊技球が入賞可能な入賞口18bを有し且つ透明盤19の前側に装着される前飾り部18aと、入賞口18bに入賞した遊技球を透明盤19の背後側に案内する球案内部18cとを備え、球排出通路50は、球案内部18cからの遊技球が入球可能な入球口54と、薄板30の前側に取り付けるための取り付け部55とを備え、取り付け部55は、前面視で前飾り部18aに重なる位置に位置している。したがって、球排出通路50の取り付け部55は、前面視において普通入賞手段18の前飾り部18aに重なる位置にあるので、球排出通路50の取り付け部55を前飾り部18aで隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
また、入賞検出センサ56が装着される被装着部18fは、前面視で前飾り部18aに重なる箇所に配設されているので、普通入賞手段18の前飾り部18aにより入賞検出センサ56を隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
また、薄板30の背面側に位置し透明盤19及び薄板30が装着される後枠体20を備えているので、透明盤19に薄板30を固定するための固定手段を設ける必要がなく、透明盤19への配設負担を低減できる。
次に、図6及び図7を用いて本発明の第2の実施形態を例示する。前述した第1の実施形態では図3及び図5に示すように横断面視でUノ字状の球排出通路50を薄板30の前側に取り付けているが、この第2の実施形態では、薄板30はその前側に球排出通路50が一体的に突出形成され、この球排出通路50の後側開口部57(後側開口)を塞ぐ閉塞背板58(閉塞部材)を備える構成としている点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態では、薄板30は、図6、図7に示すように、その前側に球排出通路50が一体的に突出形成され、この球排出通路50の後側開口部57を塞ぐ閉塞背板58が着脱自在となっている。具体的には、薄板30における球排出通路50の後側箇所には後側開口部57が形成されており、この後側開口部57の下辺部57aで閉塞背板58の下端部58aを支持し、下辺部57aから後側に突出し且つ山状の規制部59が形成され、後側開口部57の上辺部57bに後側に突出し且つ閉塞背板58の上端部58bを係止する係止爪57cが形成されている。
なお、図7に示すように、閉塞背板58の横幅が後側開口部57の通路空間よりも大きくなっており、当該閉塞背板58の前側両端箇所が薄板30の後側開口部57の側辺部57dに当接することで、閉塞背板58の前方への移動が規制されている。
ここで、閉塞背板58を薄板30の後側開口部57に取り付ける方法について説明する。まず、閉塞背板58の下端部58aを薄板30の下辺部57a上に載せてこの閉塞背板58の上端部58bが後方に傾斜した下持ち傾斜姿勢とする。そして、この下持ち傾斜姿勢の閉塞背板58を起立姿勢とするようにその上端部58bを後側開口部57の方に押し込むことで、閉塞背板58の上端部58bを係止爪57cで係止支持させる。こうすることで閉塞背板58が薄板30の後側開口部57に取り付けられる。
この第2の実施形態では、薄板30はその前側に球排出通路50が一体的に突出形成されているので、薄板30はその前側に球排出通路50が一体的に突出形成されているので、球排出通路50の後端側の端面51が後になり、この端面51を見せないようにでき、しかも前面視で後端側端面51と重なる前端側箇所に曲面部52を備えている、つまり、球排出通路50の曲面部52が前になるので、曲面部52の曲面形状による光の屈折によりその後方の後端側端面51が前面視では見えないようにすることができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。また、この球排出通路50の後側開口部57を塞ぐ閉塞背板58を備えるので、薄板30の球排出通路50及び閉塞背板58により球通路空間を形成でき、普通入賞手段18からの遊技球を排出案内することができる。
この第2の実施形態では、閉塞背板58を薄板30の後側開口部57に係止固定しているが、この固定方法に限定されるものではなく、閉塞背板58を薄板30の後側開口部57に挿入固定、スライド固定、ネジ止め固定、嵌合固定するなど各種の固定方法を採用してもよい。
次に、図8を用いて本発明の第3の実施形態を例示する。前述した第1の実施形態では、図3に示すように球排出通路50をその端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に取り付けているが、図8に示すように球排出通路50をその端面51を薄板30の前側に向けた状態で透明盤19の後側に取り付けている点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
つまり、球排出通路50は、図8に示すように、その後端側端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置するように透明盤19の後側に装着している。また、球排出通路50を透明盤19に取り付けるための取り付け部55は、当該球排出通路50の後端側端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置するように、前面視で普通入賞手段18の前飾り部18aと重なる箇所で透明盤19の後側に装着している。つまり、図8に示すように、取り付け部55の貫通孔55aに挿入したネジ55bを透明盤19の背面に螺入することで球排出通路50が透明盤19の背面にネジ止めされている。
この第3の実施形態では、薄板30はその後端側端面51が薄板30の方に向けられているので、球排出通路50の後端側の端面51が後になり、かかる端面51を見せないようにでき、しかも前面視で後端側端面51と重なる前端側箇所に曲面部52を備えている、つまり、球排出通路50の曲面部52が前になるので、曲面部52の曲面形状による光の屈折によりその後方の後端側端面51が前面視では見えないようにすることができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。また、球排出通路50の取り付け部55は、前面視において普通入賞手段18の前飾り部18aに重なる位置にあるので、球排出通路50の取り付け部55を前飾り部18aで隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
次に、図9を用いて本発明の第4の実施形態を例示する。前述した第1の実施形態では、図3に示すように普通入賞手段18ごとに入賞検出センサ56を配設しているが、図9に示すように、球排出通路50を、3個の普通入賞手段18に連通した集合排出通路50Aとし、この集合排出通路50Aの下流側に単一の入賞検出センサ56を配設している点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
具体的には、この集合排出通路50Aは、図9に示すように、左端の普通入賞手段18の球排出通路50の下流側が、中央の普通入賞手段18の球排出通路50の途中箇所に合流し、この中央の普通入賞手段18の球排出通路50の下流側が、右端の普通入賞手段18の球排出通路50の途中箇所に合流し、この下流側箇所に入賞検出センサ56が配設されている。この入賞検出センサ56の配設箇所は図2に示すように、遊技領域13の外側に位置しているため、遊技者からは見えないようになっている。
この第4の実施形態では、3個の普通入賞手段18に連通した集合排出通路50Aの下流側に単一の入賞検出センサ56を配設しているので、入賞検出センサ56の数を低減することができ、部品点数を低減でき、単一の入賞検出センサ56を効率良く活用することができる。また、当該入賞検出センサ56の配設箇所が遊技領域13の外側であるので、入賞検出センサ56を遊技者から見えないように隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
次に、図10を用いて本発明の第5の実施形態を例示する。この第5の実施形態では、図10に示すように、薄板30を導光板とする点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
この第5の実施形態での薄板30は、図10に示すように、前面視において、周縁に位置する周縁部31と、この周縁部31よりも内側に位置する中央部32と、中央部32と周縁部31とを連結し且つ中央部32が周縁部31よりも透明盤19から離間するように後方に屈曲した屈曲部33とを備えている。
この薄板30は、その周縁部31の所定箇所(例えば上下二箇所)に形成された図示省略の貫通孔にネジを挿入し、このネジを後枠体20の周縁部31の所定箇所(例えば上下二箇所)に形成された図示省略のネジ孔に螺入することで、当該薄板30が後枠体20の後側に締結固定されている。なお、ネジなどの締結手段以外の固定手段(係止爪などの係止手段、嵌合ピンなどの嵌合手段、圧入ピンなどの圧入手段など)を採用してもよい。
また、この薄板30は、図10に示すように、その側端面30aから光を入射させるためのLED実装基板60(光入射手段)と、入射光を中央部32に反射案内する反射部62とを備えている。このLED実装基板60は、複数のLED61(発光ダイオード)を例えば直線状一列(二列以上であってもよい)に配列させて実装したものであり、これらのLED61が薄板30の側端面30aに対向する状態で後枠体20に取り付けられている。このLED61は、例えば多色発光タイプ(複数色の発光が可能)が挙げられる。これらのLED61からの光が薄板30の側端面30aの各箇所から周縁部31に入射される。反射部62は、薄板30の屈曲部33での両屈曲箇所に設けられており、薄板30の周縁部31に入射された光を当該薄板30の中央部32へ反射案内するものである。
また、LED実装基板60の配線(図示省略)は、後枠体20の例えば背後側に沿って敷設されて後述するサブ制御基板に接続されており、LED実装基板60の配線が後枠体20の背後に隠れており前側からは見えないようになっている。
また、この薄板30は、図10に示すように、その中央部32の背面全体に微小凹凸30bが形成されており、中央部32に入射された光が微小凹凸30bにより拡散反射され、当該中央部32の前面全体が面状発光するようになっている。
なお、薄板30の前面全体や前面及び後面全体に微小凹凸30bを形成し、かかる微小凹凸30bにより光が拡散されて当該薄板30の前面全体が面状に発光するようにしてもよい。また、薄板30を、光拡散粒子を含む有色樹脂成形品とすることによってもその前面全体を面状発光させるようにしてもよい。
遊技機1は、遊技動作を統括的に制御する主制御基板(図示省略)と、この主制御基板からの各種の制御コマンドに基づいて、画像表示手段22の表示制御(例えば演出図柄表示手段35の表示制御など)及び薄板30の発光制御などを行うサブ制御基板(図示省略)と、主制御基板からの払出信号(払出コマンド)に基づいて遊技球の払い出し制御を行う払出制御基板(図示省略)とを備えている。
普通入賞手段18の入賞検出センサ56で遊技球が検出されると、その入賞検出信号が主制御基板に出力され、主制御基板は入賞検出信号に基づいて払出制御基板に払出コマンドを出力する。払出制御基板は、主制御基板からの払出コマンドに基づいて所定数の遊技球の払い出すように、遊技球を払い出す払出装置(図示省略)を駆動制御する。
なお、サブ制御基板は、画像表示手段22の表示内容に応じて、ガラス扉4に配設されたスピーカ(図示省略)の音出力口10から所定の音声(声、音楽、効果音など各種の音)を出力する制御も行うものとしてもよい。
例えば、サブ制御基板は、薄板30を発光制御しており、遊技演出内容に同期(対応)して、LED実装基板60の各LED61からの光が薄板30の側端面30aに入射され、反射部62で中央部32の方に反射案内され、当該中央部32の微小凹凸30bにより拡散されて中央部32の前面全体が面状に発光するようになっている。この遊技演出内容としては、例えば、演出図柄表示手段35における演出図柄の変動表示を特定する変動パターンの種類、大入賞手段17を所定の開放パターンに従って開放する特別利益状態の発生、特別利益状態発生後の所定期間に遊技者に有利な特別遊技状態(時短状態、確変状態など)の発生などが挙げられる。
例えば、所定の変動パターン(例えばスーパーリーチ)の場合には、画像表示手段22の演出図柄表示手段35おける当該変動の開始期間(例えば演出図柄の変動開始からリーチ状態になるまでの期間など)において、薄板30が第1発光態様(例えば点滅間隔が長い発光)で発光する。続いて、前記開始期間後の所定期間(例えば、リーチ後の表示演出期間)に、薄板30が第2発光態様(例えば、点滅間隔が短い発光)で発光し、かかるリーチ表示演出を薄板30の発光で盛り上げる。続いて、最後の演出図柄の停止期間において当り図柄で揃った場合には、薄板30が第3発光態様(例えば連続点灯)で発光し、外れ図柄で停止した場合には薄板30が消灯する。このように、演出図柄の変動表示に同期(連動)させて薄板30を発光制御することが一例として挙げられる。なお、第1〜第3発光態様としては、発光色、発光輝度、発光時間(点滅を含む)又はそれらの組み合わせなど各種の態様を採用してもよい。
この第5の実施形態では、薄板30は、前面視において、周縁に位置する周縁部31と、周縁部31よりも内側に位置する中央部32と、中央部32と周縁部31とを連結し且つ中央部32が周縁部31よりも透明盤19から離間するように後方に屈曲した屈曲部33とを備えている。したがって、薄板30は、前面視において、周縁部31近傍に後方に屈曲する屈曲部33により、中央部32を周縁部31よりも透明盤19から後方に離間させているので、薄板30の剛性を向上させることができる。また、薄板30において屈曲部33よりも内側にできた前後のスペースに球排出通路50を容易に配設することができる。
また、薄板30は、周縁部31に光を入射するLED実装基板60と、屈曲部33の両屈曲箇所に設けられ且つ周縁部31に入射された光を中央部32へ反射案内する反射部62とを備えている。したがって、LED実装基板60により薄板30の周縁部31に光が入射され、この周縁部31内に入射された光が屈曲部33の両屈曲箇所の反射部62により当該薄板30の中央部32の方に反射案内されるので、薄板30を分割する必要がなく、当該薄板30の剛性を低下させることがないし、薄板30相互の接続部を不必要にでき、かかる接続部での導光性の低下の問題を解消でき、導光性を向上させることができる。
また、図10に示すように、LED実装基板60からの光が薄板30に入射されることで、この薄板30の中央部32が前面発光し、透明盤19を発光させることができる。また、中央部32の前面発光によって球排出通路50や普通入賞手段18を発光させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
なお、前述した各実施形態では、球排出通路50は、その後端側端面51が薄板30の前面に当接(接触)しているが、取り付け部55のみが薄板30の前面に当接し、後端側端面51が薄板30の前面から僅かに間隔を空けた状態(近接状態)で球排出通路50が薄板30の前面に装着するようにしてもよい。
なお、前述した各実施形態では、遊技盤11は、例えば透明樹脂により形成される透明樹脂製で全体が透明としたものとしているが、少なくとも遊技領域13の箇所を透明樹脂製の透明盤とし、それ以外の箇所が不透明体(例えば、不透明樹脂製のものや、合板(ベニヤ板)により形成される木製のものなど)とした一部透明遊技盤としてもよい。
なお、前述した第1の実施形態では、球排出通路50は、図3に示すように、横断面視(球流下方向に直交する断面で見た場合)においてその前側が半円弧形状としたUノ字状としているが、図11に示すように、横断面視においてその前側両端が円弧形状とした略コノ字状としてもよい。つまり、球排出通路50の前側の左端部及び右端部を丸くした曲面部52としてもよい。
また、前述した第1の実施形態では、図3に示すように球排出通路50は、横断面視でその前側が半円弧形状としたUノ字状としているが、図12に示すように横断面視で略ロノ字状としてもよい。
また、前述の各実施形態では、普通入賞手段18の球排出通路50を例に挙げて説明しているが、普通図柄始動手段15(スルーチャッカである場合は除く)、特別図柄始動手段16及び大入賞手段17などの球排出通路に適用してもよい。
また、薄板30は、透明盤19の下部箇所に対応する大きさ(例えば透明盤19の下部のみ)としてもよい。例えば、透明盤19において普通入賞手段18の配設箇所から下側の領域で且つ球排出通路50の配設領域に対応する箇所のみとしてもよい。この場合には、薄板30の背後側で薄板30の上方箇所に可動役物等を配設でき、透明盤19の背後側全体に薄板30が位置する場合に比べて可動役物等の配設の自由度を向上させることができる。
前述した第5の実施形態では、サブ制御基板(図示省略)はLED実装基板60のLED61を発光(電飾)制御しているが、遊技動作を統括的に制御し且つサブ制御基板を制御する主制御基板(図示省略)が発光(電飾)制御してもよい。また、前述の第5の実施形態では、LED実装基板60のLED61を例に挙げているが、各種のランプやEL(エレクトロルミネセンス)ランプを採用してもよい。
前述した実施形態では、球排出通路50は、所定形状として、前面視で後端側の端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成されたものとしているが、前端側箇所が横方向に波打ったような波形として複数の曲面部52が形成された形状としてもよい。また、曲面部52に替えて傾斜面部としてもよい。また、球排出通路50を横断面視でコノ字状やホーン状などの形状としてもよい。
また本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の他の遊技機においても同様に実施することが可能である。
また、上述した複数の実施形態(変形例を含む)のうちいくつかを組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等(手段、構成、装置、部品、機能、要素、処理ステップ、工程又はこれらの結合)を他の実施形態(いくつかの実施形態を組み合わせたものを含む)に組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等と他の実施形態における一部の手段等とを組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等を削除した構成としてもよい。
13 遊技領域
18 普通入賞手段(入賞手段)
18a 前飾り部
18b 入賞口
18c 球案内部
18f 被装着部
19 透明盤(前透明板、透明遊技盤)
19b 通路孔(開口)
20 後枠体(装着枠体)
30 薄板(後透明板、透明遊技盤)
31 周縁部
32 中央部
33 屈曲部
50 球排出通路
52 曲面部
53 球通路凹部
54 入球部
55 取り付け部
56 入賞検出センサ(検出手段)
57 後側開口部(後側開口)
58 閉塞背板(閉塞部材)
60 LED実装基板(光入射手段)
62 反射部
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、排出通路の見栄えがよい遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技球が流下する遊技領域を前側に有する前透明板と、該前透明板の後に配置された後透明板と前記前透明板の遊技領域内に配置された入賞手段と入賞手段に入賞した遊技球を前記前透明板の背後で排出する球排出通路とを備えた遊技機において、前記前透明板と前記後透明板との間に、後側が開放する横断面視凹状の前記球排出通路を配置し、該球排出通路の開放端側を閉塞する部材を設けたものである。また、前記球排出通路は前記開放端側の面と重なる前端側箇所に曲面部を有するものでもよい。
また、前記球排出通路は後側が開放する凹形状の球通路凹部を備え、前記球排出通路の前記端面を前記後透明板の前側に当接して、該後透明板により前記球通路凹部の開放端側を閉塞してもよい。
また、前記入賞手段は、遊技球が入賞可能な入賞口を有し且つ前記前透明板の前側に装着され前飾り部と、前記入賞口に入賞した遊技球を前記前透明板の背後側に案内する球案内部とを備え、前記球排出通路は、前記球案内部からの遊技球が入球可能な入球口と前面視で前記前飾り部に重なる位置に配置され且つ前記後透明板の前側に取り付けるための取り付け部とを備えたものでもよい。
記入賞手段は、前記入賞口に入賞した遊技球を検出する球検出手段と、前面視で前記前飾り部に重なる位置に設けられ且つ前記球検出手段が装着され装着部とを備えたものでもよい。
記後透明板は、前面視において周縁側の周縁部と周縁部よりも内側中央部と中央部と前記周縁部とを連結し且つ中央部が前記周縁部よりも前記前透明板から離間するように後方に屈曲した屈曲部とを備えたものでもよい。
また、前記後透明板は、前記周縁部に光を入射する光入射手段と、前記屈曲部に設けられ且つ前記周縁部に入射された光を前記中央部へ反射案内する反射部とを備えたものでもよい。
本発明によれば、排出通路の見栄えがよい遊技機を提供することができる。
また、この薄板30は、図10の右側部分に示すように、その側端面30aから光を入射させるためのLED実装基板60(光入射手段)と、入射光を中央部32に反射案内する反射部62とを備えている。このLED実装基板60は、複数のLED61(発光ダイオード)を例えば直線状一列(二列以上であってもよい)に配列させて実装したものであり、これらのLED61が薄板30の側端面30aに対向する状態で後枠体20に取り付けられている。このLED61は、例えば多色発光タイプ(複数色の発光が可能)が挙げられる。これらのLED61からの光が薄板30の側端面30aの各箇所から周縁部31に入射される。反射部62は、薄板30の屈曲部33での両屈曲箇所に設けられており、薄板30の周縁部31に入射された光を当該薄板30の中央部32へ反射案内するものである。
なお、図10の左側部分に示すように、薄板30の周縁部31とは反対側にもLED実装基板60、LED61が配置されている。
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機では、遊技領域に複数の遊技釘と入賞口とが配設された前透明板の裏側に、薄い平板状の後透明板を配置し、この後透明板の裏面に入賞球の排出通路を装着し、前透明板の入賞口に入賞して当該前透明板の裏側に案内された入賞球が、後透明板の排出通路によって排出案内されるものがある。また、後透明板は、周方向に複数個に分割されると共に、当該後透明板の背面に放射状に形成された乱反射部を周方向に複数個配設され、内外周の両側に配置された発光体からの光が当該内側周の両側から入射されて前側に反射するようにしている(特許文献1)。
特開2011−240002号公報
前述した遊技機では、後透明板の裏面に排出通路を装着しており、排出通路の端面(排出通路の後遊技板への当接面)が前側となるため、前側から見たときに排出通路の端面が見えてしまい、排出通路の見栄えが悪いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、排出通路の見栄えがよい遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技球が流下する遊技領域を前側に有する前透明板と、該前透明板の背後に配置された後透明板と、前記前透明板の前記遊技領域内に配置された入賞手段と、前記入賞手段に入賞した遊技球を前記前透明板の背後で排出する球排出通路とを備えた遊技機において、前記前透明板と前記後透明板との間に、後側が開放する横断面視凹状の前記球排出通路を配置し、前記球排出通路の開放端側を閉塞する部材を設け、前記球排出通路の前側の前記開放端側の端面と重なる箇所に曲面部を備えたものである。
第2の発明は、遊技球が流下する遊技領域を前側に有する前透明板と、該前透明板の背後に配置された後透明板と、前記前透明板の前記遊技領域内に配置された入賞手段と、前記入賞手段に入賞した遊技球を前記前透明板の背後で排出する球排出通路とを備えた遊技機において、前記前透明板と前記後透明板との間に、後側が開放する横断面視凹状の球通路凹部を有する前記球排出通路を配置し、前記球排出通路の端面を前記後透明板の前側に当接して、該後透明板により前記球通路凹部の開放端側を閉塞したものである。
第3の発明は、遊技球が流下する遊技領域を前側に有する前透明板と、該前透明板の背後に配置された後透明板と、前記前透明板の前記遊技領域内に配置された入賞手段と、前記入賞手段に入賞した遊技球を前記前透明板の背後で排出する球排出通路とを備えた遊技機において、前記前透明板と前記後透明板との間に、後側が開放する横断面視凹状の前記球排出通路を配置し、前記球排出通路の開放端側を閉塞する部材を設け、前記球排出通路は、前記入賞手段からの遊技球が入球可能な入球口と、前面視で前記入賞手段に重なる位置に配置され且つ前記後透明板の前側に取り付けるための取り付け部とを備えたものである。
第4の発明は、遊技球が流下する遊技領域を前側に有する前透明板と、該前透明板の背後に配置された後透明板と、前記前透明板の前記遊技領域内に配置された入賞手段と、前記入賞手段に入賞した遊技球を前記前透明板の背後で排出する球排出通路とを備えた遊技機において、前記前透明板と前記後透明板との間に、後側が開放する横断面視凹状の前記球排出通路を配置し、前記球排出通路の開放端側を閉塞する部材を設け、前記入賞手段に入賞した遊技球を検出する球検出手段を備え、該球検出手段は前面視で前記入賞手段に重なる位置に配置したものである。
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本発明によれば、排出通路の見栄えがよい遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の斜視図である。 同パチンコ機の正面図である。 同じくパチンコ機の透明遊技盤のA−A線断面図である。 同じく透明遊技盤のB1〜B3箇所及び球排出通路を説明するための概略断面図である。 同じく透明遊技機の普通入賞手段箇所を示す一部拡大断面図である。 第2の実施形態の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す一部拡大縦断面図である。 同じく透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す一部拡大横断面図である。 第3の実施形態の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す一部拡大横断面図である。 第4の実施形態の透明遊技盤のB1〜B3箇所及び球排出通路を説明するための概略断面図である。 変形例の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す横断面図である。 変形例の透明遊技盤の普通入賞手段箇所を示す横断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、このガラス扉4と前面板5とが前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5には、その前側に、発射手段(図示省略)に供給するための遊技球を貯留する貯留皿6、発射手段を作動させるための発射ハンドル7等が設けられている。
ガラス扉4に設けられた窓孔8には例えば2枚のガラス板9(透明樹脂板等であってもよい)が嵌め込まれ、その後側には図2に示す遊技盤11が前枠3に対して例えば前側から着脱自在に装着されている。
この遊技盤11は、図3に示すように、前面側に遊技領域13が形成され且つ例えば透明で略矩形板状の透明盤19(前透明板、透明遊技盤)と、この透明盤19の後側に位置するとともに例えば透明で略矩形薄板状の薄板30(後透明板)と、前面側から透明盤19が装着され且つ後面側から薄板30が装着される略矩形状の後枠体20(装着枠体)と、後述する画像表示手段22等が内側に配設されて後枠体20の後面側を覆う前側が開口した略箱状のカバー部材40とを備えている。
また、薄板30は、その前側所定箇所に、普通入賞手段18からの遊技球を透明盤19の背面側で排出案内する球排出通路50が装着されている。この透明盤19及び薄板30は、例えば透明樹脂により形成される透明樹脂製で全体が透明のものを採用している。
また、後枠体20は、前面視で略矩形状の枠体であって、図3に示すように、その周縁部20aの内側に位置する開口部20bが、透明盤19よりも僅かに小さい大きさの開口としている。
図3に示すように、透明盤19は、その前面周縁部19cの前面所定箇所(例えば上下左右の合計4箇所)が、後枠体20の外周縁部20cの所定箇所(例えば上下左右の合計4箇所)に形成された係止爪20d(係止手段)により係止されることで、当該透明盤19が後枠体20の前側に係止固定されている。なお、係止爪20d(係止手段)以外の固定手段(ネジなどの締結手段、嵌合ピンなどの嵌合手段、圧入ピンなどの圧入手段など)を採用してもよい。
また、薄板30は、その周縁部31の所定箇所(例えば左右二箇所)に形成された貫通孔34にネジ34aを挿入し、このネジ34aを後枠体20の周縁部20aの所定箇所(例えば左右二箇所)に形成されたネジ孔20eに螺入することで、当該薄板30が後枠体20の後側に締結固定されている。なお、ネジ34aなどの締結手段以外の固定手段(係止爪などの係止手段、嵌合ピンなどの嵌合手段、圧入ピンなどの圧入手段など)を採用してもよい。
また、薄板30が取り付けられた状態の後枠体20の後側には、画像表示手段22等が内側に配設されたカバー部材40が例えばネジ41により締結固定される。
また、この薄板30は、図3に示すように、前面視において、周縁に位置する周縁部31と、この周縁部31よりも内側に位置する中央部32と、中央部32と周縁部31とを連結し且つ中央部32が周縁部31よりも透明盤19から離間するように後方に屈曲した屈曲部33とを備えている。
なお、カバー部材40は、その箱内箇所(内側箇所)で前構造体21の視認開口部21bに対応する位置に、液晶式その他の画像表示手段22が着脱自在に装着されるとともに、当該箱内箇所で透明盤19の装着孔19a以外の領域に対応する位置で且つ薄板30の背後側に、図示省略の装飾部材(電飾部材、可動役物、セルシートなどであってもよい)などが配設されている。
図2に戻って、遊技盤11の前面側(つまり透明盤19の前面側)には、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域13に、センターケース14、普通図柄始動手段15、特別図柄始動手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18(入賞手段)等の各種遊技部品が配置されている。なお、ガラス扉4の閉状態では、図1に示すガラス板9は、遊技盤11の遊技領域13に対して遊技球が流下可能な間隔(遊技球の直径よりも大きく遊技球2個分よりも小さい間隔)を空けて位置している。
センターケース14は、図2に示すように、透明盤19の略中央箇所で画像表示手段22の表示画面22aに対応する大きさで前後方向に開口した装着孔19aに対して前側から着脱自在に装着される前構造体21を備えている。透明盤19の装着孔19aは、例え0ばルータ加工により形成されている。前構造体21は、図2に示すように、正面視で外縁箇所に沿って複数(本実施形態では8個)配置形成された貫通孔21aに挿入したネジを、透明盤19に螺入することで、前構造体21を透明盤19に固定している。
前構造体21は、図2に示すように、装着孔19aに沿って配置される環状の装飾枠24と、この装飾枠24の下部側に沿って左右方向に配置され且つ入球口25に入球してワープ通路25aを通って案内された遊技球を自由に転動させて前側に落下させるステージ26とを備え、装飾枠24上に、普通図柄表示手段27、特別図柄表示手段28、普通保留個数表示手段29等が設けられている。なお、普通図柄表示手段27、特別図柄表示手段28又は普通保留個数表示手段29の少なくとも一つを、装飾枠24ではなく、画像表示手段22において画像表示するようにしてもよいし、遊技領域13外の所定箇所に設けるようにしてもよい。
なお、画像表示手段22は、図2に示すように、演出図柄表示手段35と特別保留個数表示手段36とを備えている。この特別保留個数表示手段36を装飾枠24に設けるようにしてもよいし、遊技領域13外の所定箇所に設けるようにしてもよい。
ところで、図2に示すように、普通図柄表示手段27は、普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動手段15による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光体が発光した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光体が発光した状態で、点滅が終了するようになっている。
また、普通図柄表示手段27の変動表示中、又は後述する普通利益状態中に普通図柄始動手段15が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる普通保留個数表示手段29がその発光個数により当たり判定乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数という)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
特別図柄始動手段16は、特別図柄表示手段28による図柄変動を開始させるためのもので、例えば上下2つの特別始動口16a,16bを備え、センターケース14の下側等に配置されている。上側の特別始動口16aは開閉手段等を有しない非作動式入賞口、下側の特別始動口16bは開閉手段38により開閉可能な作動式入賞口で、普通図柄表示手段27の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉手段38が所定時間、所定回数だけ閉状態から開状態に変化するように構成されている。
特別図柄表示手段28は、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄(遊技図柄)を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段16の特別始動口16a,16bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別始動口16a,16bへの入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
特別図柄には、例えば大当たり態様及び外れ態様が夫々1又は複数種類ずつ設けられている。なお、それら各態様には夫々数字図柄等を割り当ててもよいし、遊技者がその特別図柄の種類を容易に区別できないように、任意の線や点の組み合わせのような特別な意味を持たない図柄を割り当ててもよい。
また、特別図柄の変動表示中、又は後述する特別利益状態中に特別始動口16a,16bに遊技球が入賞した場合には、その入賞時に取得された大当たり判定乱数値等が夫々所定の上限保留個数、例えば各4個を限度として記憶されると共に、特別保留個数表示手段36が大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、特別保留個数という)を表示して、その時点での特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
演出図柄表示手段35は、例えば特別図柄表示手段28による特別図柄の変動表示と並行して演出図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出図柄を例えば各種の演出画像と共に画像表示手段22の表示画面22aに変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段16の特別始動口16a,16bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って演出図柄の変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
また、特別保留個数表示手段36は、特別保留個数を報知するもので、表示画面22a上の所定箇所に特別保留個数分のシンボルを表示するようになっている。
大入賞手段17は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板39を備えた作動式入賞手段で、特別図柄表示手段28の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態が発生したときに、開閉板39が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
普通入賞手段18は、図3〜図5に示すように、遊技盤11(透明盤19)の前側に当接する前飾り部18aと、この前飾り部18aの前側に突出形成され且つ遊技球が入賞可能な入賞口18bと、透明盤19の普通入賞手段18の配設箇所に前後方向に貫通した通路孔19b(開口)に挿入され且つ入賞口18bに入賞した遊技球を透明盤19の後側に案内する球案内部18cとを備えている。この透明盤19の通路孔19bは、例えばルータ加工により形成されている。
前飾り部18aは、図3、図4に示すように、その外縁箇所の例えば左右二箇所に形成されたネジ孔18dに前側からネジ18eを挿入し、このネジ18eを遊技盤11(透明盤19)にネジ止めすることで普通入賞手段18が遊技盤11(透明盤19)の前面に固定されている。なお、前飾り部18aを図示省略の係止爪などの係止手段、嵌合ピンなどの嵌合手段、圧入ピンなどの圧入手段などにより、透明盤19の前側に固定するようにしてもよい。
球排出通路50は、図3に示すように、普通入賞手段18からの遊技球を排出案内するものであって後端側に端面51を有し且つ前面視で当該端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成されたものである。この球排出通路50は、後端側の端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置している。この実施形態では、球排出通路50は、後端側の端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に装着されている。より具体的には、球排出通路50は、薄板30の前側で且つ中央部32の左下箇所に装着されている。
具体的には、球排出通路50は、図3〜図5に示すように、その後側に、後方に向けて開口した凹形状の球通路凹部53を備え、当該球通路凹部53を薄板30に対向して位置させて当該球通路凹部53と薄板30とにより球通路空間を形成するものである。この球排出通路50は、図3に示すように、横断面視(球流下方向に直交する断面で見た場合)においてその前側が半円弧形状としたUノ字状が挙げられる。つまり、球排出通路50の前側全体を半円弧状とした曲面部52としている。
球排出通路50は、球案内部18cからの遊技球が入球可能な入球口54と、薄板30の前側に取り付けるための取り付け部55とを備え、この取り付け部55は、図4に示すように、前面視で前飾り部18aに重なる位置に位置している。取り付け部55は、図3に示すように、貫通孔55aが形成され、その貫通孔55aに挿入したネジ55bを薄板30に螺入することで球排出通路50が薄板30にネジ止めされている。
また、普通入賞手段18は、入賞口18bに入賞した遊技球を検出する入賞検出センサ56(球検出手段)と、球案内部18cにおいて前面視で前飾り部18aに重なる箇所に形成され且つ入賞検出センサ56が装着される被装着部18fとを備えている。入賞検出センサ56としては例えば近接センサが挙げられ、後述する主制御基板(図示省略)に接続されている。
この第1の実施形態では、遊技球が流下する遊技領域13を前側に有する透明盤19を備えるパチンコ機において、遊技領域13の所定箇所に前後方向に貫通した通路孔19bを有し且つ透明盤19の背後側に位置する薄板30と、遊技領域13の通路孔19b箇所に配設され且つ遊技球が入賞可能で当該入賞球を当該透明盤19の背後側に案内する普通入賞手段18と、普通入賞手段18からの遊技球を排出案内するものであって後端側に端面51を有し且つ前面視で当該端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成された球排出通路50とを備え、球排出通路50は、端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置する構成としている。
したがって、球排出通路50は、その後端側の端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置するので、球排出通路50の後端側の端面51が後になり、かかる端面51を見せないようにでき、しかも前面視で後端側端面51と重なる前端側箇所に曲面部52を備えている、つまり、球排出通路50の曲面部52が前になるので、曲面部52の曲面形状による光の屈折によりその後方の後端側端面51が前面視では見えないようにすることができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
また、球排出通路50は、その後側に、後方に向けて開口した凹形状の球通路凹部53を備え、当該球通路凹部53を薄板30に対向して位置させて当該球通路凹部53と薄板30とにより球通路空間を形成するものである。したがって、球排出通路50の後側に形成された球通路凹部53を薄板30に対向して位置させてこれらの間に球通路空間が形成されるので、薄板30を球排出通路50の少なくとも背面壁として利用することができ、背面壁を有する球排出通路ユニットを薄板30の前面に取り付ける場合に比べて、球排出通路50の奥行きを小さくすることができる。
また、普通入賞手段18は、遊技球が入賞可能な入賞口18bを有し且つ透明盤19の前側に装着される前飾り部18aと、入賞口18bに入賞した遊技球を透明盤19の背後側に案内する球案内部18cとを備え、球排出通路50は、球案内部18cからの遊技球が入球可能な入球口54と、薄板30の前側に取り付けるための取り付け部55とを備え、取り付け部55は、前面視で前飾り部18aに重なる位置に位置している。したがって、球排出通路50の取り付け部55は、前面視において普通入賞手段18の前飾り部18aに重なる位置にあるので、球排出通路50の取り付け部55を前飾り部18aで隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
また、入賞検出センサ56が装着される被装着部18fは、前面視で前飾り部18aに重なる箇所に配設されているので、普通入賞手段18の前飾り部18aにより入賞検出センサ56を隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
また、薄板30の背面側に位置し透明盤19及び薄板30が装着される後枠体20を備えているので、透明盤19に薄板30を固定するための固定手段を設ける必要がなく、透明盤19への配設負担を低減できる。
次に、図6及び図7を用いて本発明の第2の実施形態を例示する。前述した第1の実施形態では図3及び図5に示すように横断面視でUノ字状の球排出通路50を薄板30の前側に取り付けているが、この第2の実施形態では、薄板30はその前側に球排出通路50が一体的に突出形成され、この球排出通路50の後側開口部57(後側開口)を塞ぐ閉塞背板58(閉塞部材)を備える構成としている点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態では、薄板30は、図6、図7に示すように、その前側に球排出通路50が一体的に突出形成され、この球排出通路50の後側開口部57を塞ぐ閉塞背板58が着脱自在となっている。具体的には、薄板30における球排出通路50の後側箇所には後側開口部57が形成されており、この後側開口部57の下辺部57aで閉塞背板58の下端部58aを支持し、下辺部57aから後側に突出し且つ山状の規制部59が形成され、後側開口部57の上辺部57bに後側に突出し且つ閉塞背板58の上端部58bを係止する係止爪57cが形成されている。
なお、図7に示すように、閉塞背板58の横幅が後側開口部57の通路空間よりも大きくなっており、当該閉塞背板58の前側両端箇所が薄板30の後側開口部57の側辺部57dに当接することで、閉塞背板58の前方への移動が規制されている。
ここで、閉塞背板58を薄板30の後側開口部57に取り付ける方法について説明する。まず、閉塞背板58の下端部58aを薄板30の下辺部57a上に載せてこの閉塞背板58の上端部58bが後方に傾斜した下持ち傾斜姿勢とする。そして、この下持ち傾斜姿勢の閉塞背板58を起立姿勢とするようにその上端部58bを後側開口部57の方に押し込むことで、閉塞背板58の上端部58bを係止爪57cで係止支持させる。こうすることで閉塞背板58が薄板30の後側開口部57に取り付けられる。
この第2の実施形態では、薄板30はその前側に球排出通路50が一体的に突出形成されているので、薄板30はその前側に球排出通路50が一体的に突出形成されているので、球排出通路50の後端側の端面51が後になり、この端面51を見せないようにでき、しかも前面視で後端側端面51と重なる前端側箇所に曲面部52を備えている、つまり、球排出通路50の曲面部52が前になるので、曲面部52の曲面形状による光の屈折によりその後方の後端側端面51が前面視では見えないようにすることができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。また、この球排出通路50の後側開口部57を塞ぐ閉塞背板58を備えるので、薄板30の球排出通路50及び閉塞背板58により球通路空間を形成でき、普通入賞手段18からの遊技球を排出案内することができる。
この第2の実施形態では、閉塞背板58を薄板30の後側開口部57に係止固定しているが、この固定方法に限定されるものではなく、閉塞背板58を薄板30の後側開口部57に挿入固定、スライド固定、ネジ止め固定、嵌合固定するなど各種の固定方法を採用してもよい。
次に、図8を用いて本発明の第3の実施形態を例示する。前述した第1の実施形態では、図3に示すように球排出通路50をその端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に取り付けているが、図8に示すように球排出通路50をその端面51を薄板30の前側に向けた状態で透明盤19の後側に取り付けている点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
つまり、球排出通路50は、図8に示すように、その後端側端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置するように透明盤19の後側に装着している。また、球排出通路50を透明盤19に取り付けるための取り付け部55は、当該球排出通路50の後端側端面51を薄板30の前側に向けた状態で当該薄板30の前側に位置するように、前面視で普通入賞手段18の前飾り部18aと重なる箇所で透明盤19の後側に装着している。つまり、図8に示すように、取り付け部55の貫通孔55aに挿入したネジ55bを透明盤19の背面に螺入することで球排出通路50が透明盤19の背面にネジ止めされている。
この第3の実施形態では、薄板30はその後端側端面51が薄板30の方に向けられているので、球排出通路50の後端側の端面51が後になり、かかる端面51を見せないようにでき、しかも前面視で後端側端面51と重なる前端側箇所に曲面部52を備えている、つまり、球排出通路50の曲面部52が前になるので、曲面部52の曲面形状による光の屈折によりその後方の後端側端面51が前面視では見えないようにすることができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。また、球排出通路50の取り付け部55は、前面視において普通入賞手段18の前飾り部18aに重なる位置にあるので、球排出通路50の取り付け部55を前飾り部18aで隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
次に、図9を用いて本発明の第4の実施形態を例示する。前述した第1の実施形態では、図3に示すように普通入賞手段18ごとに入賞検出センサ56を配設しているが、図9に示すように、球排出通路50を、3個の普通入賞手段18に連通した集合排出通路50Aとし、この集合排出通路50Aの下流側に単一の入賞検出センサ56を配設している点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
具体的には、この集合排出通路50Aは、図9に示すように、左端の普通入賞手段18の球排出通路50の下流側が、中央の普通入賞手段18の球排出通路50の途中箇所に合流し、この中央の普通入賞手段18の球排出通路50の下流側が、右端の普通入賞手段18の球排出通路50の途中箇所に合流し、この下流側箇所に入賞検出センサ56が配設されている。この入賞検出センサ56の配設箇所は図2に示すように、遊技領域13の外側に位置しているため、遊技者からは見えないようになっている。
この第4の実施形態では、3個の普通入賞手段18に連通した集合排出通路50Aの下流側に単一の入賞検出センサ56を配設しているので、入賞検出センサ56の数を低減することができ、部品点数を低減でき、単一の入賞検出センサ56を効率良く活用することができる。また、当該入賞検出センサ56の配設箇所が遊技領域13の外側であるので、入賞検出センサ56を遊技者から見えないように隠すことができ、透明遊技盤の球排出通路50の見栄えをよくすることができる。
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以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
なお、前述した各実施形態では、球排出通路50は、その後端側端面51が薄板30の前面に当接(接触)しているが、取り付け部55のみが薄板30の前面に当接し、後端側端面51が薄板30の前面から僅かに間隔を空けた状態(近接状態)で球排出通路50が薄板30の前面に装着するようにしてもよい。
なお、前述した各実施形態では、遊技盤11は、例えば透明樹脂により形成される透明樹脂製で全体が透明としたものとしているが、少なくとも遊技領域13の箇所を透明樹脂製の透明盤とし、それ以外の箇所が不透明体(例えば、不透明樹脂製のものや、合板(ベニヤ板)により形成される木製のものなど)とした一部透明遊技盤としてもよい。
なお、前述した第1の実施形態では、球排出通路50は、図3に示すように、横断面視(球流下方向に直交する断面で見た場合)においてその前側が半円弧形状としたUノ字状としているが、図10に示すように、横断面視においてその前側両端が円弧形状とした略コノ字状としてもよい。つまり、球排出通路50の前側の左端部及び右端部を丸くした曲面部52としてもよい。
また、前述した第1の実施形態では、図3に示すように球排出通路50は、横断面視でその前側が半円弧形状としたUノ字状としているが、図11に示すように横断面視で略ロノ字状としてもよい。
また、前述の各実施形態では、普通入賞手段18の球排出通路50を例に挙げて説明しているが、普通図柄始動手段15(スルーチャッカである場合は除く)、特別図柄始動手段16及び大入賞手段17などの球排出通路に適用してもよい。
また、薄板30は、透明盤19の下部箇所に対応する大きさ(例えば透明盤19の下部のみ)としてもよい。例えば、透明盤19において普通入賞手段18の配設箇所から下側の領域で且つ球排出通路50の配設領域に対応する箇所のみとしてもよい。この場合には、薄板30の背後側で薄板30の上方箇所に可動役物等を配設でき、透明盤19の背後側全体に薄板30が位置する場合に比べて可動役物等の配設の自由度を向上させることができる。
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前述した実施形態では、球排出通路50は、所定形状として、前面視で後端側の端面51と重なる前端側箇所に曲面部52が形成されたものとしているが、前端側箇所が横方向に波打ったような波形として複数の曲面部52が形成された形状としてもよい。また、曲面部52に替えて傾斜面部としてもよい。また、球排出通路50を横断面視でコノ字状やホーン状などの形状としてもよい。
また本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の他の遊技機においても同様に実施することが可能である。
また、上述した複数の実施形態(変形例を含む)のうちいくつかを組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等(手段、構成、装置、部品、機能、要素、処理ステップ、工程又はこれらの結合)を他の実施形態(いくつかの実施形態を組み合わせたものを含む)に組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等と他の実施形態における一部の手段等とを組み合わせた構成としてもよいし、ある実施形態の一部の手段等を削除した構成としてもよい。
13 遊技領域
18 普通入賞手段(入賞手段)
18a 前飾り部
18b 入賞口
18c 球案内部
18f 被装着部
19 透明盤(前透明板、透明遊技盤)
19b 通路孔(開口)
20 後枠体(装着枠体)
30 薄板(後透明板、透明遊技盤)
31 周縁部
32 中央部
33 屈曲部
50 球排出通路
52 曲面部
53 球通路凹部
54 入球部
55 取り付け部
56 入賞検出センサ(検出手段)
57 後側開口部(後側開口)
58 閉塞背板(閉塞部材)

Claims (7)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を前側に有する前透明板を備える遊技機において、
    前記遊技領域の所定箇所に前後方向に貫通した開口を有し且つ前記前透明板の背後側に位置する後透明板と、
    前記遊技領域の前記開口箇所に配設され且つ遊技球が入賞可能で当該入賞球を当該前透明板の背後側に案内する入賞手段と、
    前記入賞手段からの遊技球を排出案内するものであって後端側に端面を有し所定形状で形成された球排出通路とを備え、
    前記球排出通路は、前記端面を前記後透明板の前側に向けた状態で当該後透明板の前側に位置する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記球排出通路は、前面視で前記端面と重なる前端側箇所に曲面部が形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記球排出通路は、その後側に、後方に向けて開口した凹形状の球通路凹部を備え、当該球通路凹部を前記後透明板に対向して位置させて当該球通路凹部と前記後透明板とにより球通路空間を形成するものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記入賞手段は、遊技球が入賞可能な入賞口を有し且つ前透明板の前側に装着される前飾り部と、前記入賞口に入賞した遊技球を前記前透明板の背後側に案内する球案内部とを備え、
    前記球排出通路は、前記球案内部からの遊技球が入球可能な入球口と、前記後透明板の前側に取り付けるための取り付け部とを備え、
    前記取り付け部は、前面視で前記前飾り部に重なる位置に位置している
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記入賞手段は、前記入賞口に入賞した遊技球を検出する球検出手段と、前記球案内部において前面視で前記前飾り部に重なる箇所に形成され且つ前記球検出手段が装着される被装着部とを備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記後透明板は、前面視において、周縁に位置する周縁部と、前記周縁部よりも内側に位置する中央部と、前記中央部と前記周縁部とを連結し且つ前記中央部が前記周縁部よりも前記前透明板から離間するように後方に屈曲した屈曲部とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記後透明板は、前記周縁部に光を入射する光入射手段と、前記屈曲部の両屈曲箇所に設けられ且つ前記周縁部に入射された光を前記中央部へ反射案内する反射部とを備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
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