JP2014099091A - 鑑別装置および回転体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの低減を図るとともに、紙葉類の磁気情報を高い精度で読取ることができる鑑別装置および回転体を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送ローラ5a、5bにより搬送される紙葉類2の磁気情報2aに基づいて紙葉類2を鑑別する鑑別装置1であって、紙葉類2の磁気情報2aを読取る紙葉類読取センサ7と、該紙葉類読取センサ7と対向する位置に配設される回転体10とを備え、該回転体10は、搬送ローラ5a、5bのいずれかから駆動力が入力される駆動ギヤ11と、該駆動ギヤ11に前記駆動力が入力されることにより回転する回転軸12と、該回転軸12の回転に伴って紙葉類読取センサ7に気流21を吹き付けるファン13とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、紙葉類の磁気情報を読取る読取手段を備えた鑑別装置、およびこの鑑別装置に用いられる回転体に関する。
従来、紙葉類を鑑別する鑑別装置として、紙葉類(紙幣)の磁気情報を読取る読取手段(紙葉類読取センサ)を備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。
下記特許文献1では、紙葉類読取センサとある一定の隙間を確保した低硬度の読取手段対向ローラ(センサ対向ローラ)を備えており、このセンサ対向ローラにより、紙幣搬送路に対して垂直な方向の搬送ばらつきを抑え、紙葉類読取センサの読み取り精度の向上を図っている。
ところで、下記特許文献1では、重送紙幣や、紙幣以外の媒体でも安定した搬送性能を確保するために、センサ対向ローラと紙葉類読取センサとの間には、取扱う紙幣の平均厚さのおおよそ2倍の隙間を確保している。
しかしながら、この場合、紙幣が正常に1枚搬送された場合、紙幣と紙葉類読取センサの検出面との距離が、おおよそ紙幣の厚さ1枚分変動することになる。また、センタ対向ローラの製造上のばらつきにより、ローラ径が規定の寸法より小さくなった場合、さらに前記距離の変動幅が大きくなる。このため、センサ検出面への紙幣の密着性が不安定となり、精度の高い読み取りが困難になるという問題があった。
また、センサ対向ローラの製造上のばらつきにより、センサ対向ローラのローラ径が規定の寸法より大きくなったり、センサ対向ローラが回転軸に対して偏心したりした場合、検出面にセンサ対向ローラが接触したり、紙幣搬送時にこれに圧力が掛かりすぎたりして、磁気情報の読み取り時にノイズが発生する虞がある。このような理由から、センサ対向ローラを高精度に製造することが必要とされ、コストアップの要因となっていた。
ところで、従来、画像読取後の紙葉類(原稿)を1枚ずつ排紙トレイに排出してスタックさせる機構を持つ自動原稿給送装置として、排出後の原稿後端に上方から下方に向けて気流を吹き付ける気流吹き付け機構を備えたものが知られている(下記特許文献2参照)。
下記特許文献2では、前記気流吹き付け機構を、排紙トレイ近傍の排紙ローラと同軸に設けたファンにより構成しているが、あくまでも、排出後の原稿後端に上方から下方に向けて気流を吹き付けることで、排紙トレイに原稿を1枚ずつ排出する際のスタック性を向上させるものであり、紙葉類の磁気情報を読み取って紙葉類の鑑別を行う本発明とは、目的が異なる。
特開2006−227951号公報 特開2004−43131号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、コストの低減を図るとともに、紙葉類の磁気情報を高い精度で読取ることができる鑑別装置および回転体を提供することを目的とする。
この発明は、搬送ローラにより搬送される紙葉類の磁気情報に基づいて前記紙葉類を鑑別する鑑別装置であって、前記紙葉類の磁気情報を読取る読取手段と、該読取手段と対向する位置に配設される回転体とを備え、該回転体は、前記搬送ローラから駆動力が入力される入力部と、該入力部に前記駆動力が入力されることにより回転する回転軸と、該回転軸の回転に伴って前記読取手段に気流を吹き付けるファンとを有することを特徴とする。
この発明により、コストの低減を図るとともに、紙葉類の磁気情報を高い精度で読取ることができる。
本発明の第1実施形態に係る鑑別装置の要部を示す側断面図。 回転体および紙葉類読取センサを搬送方向の一方側から見た正面図。 回転体を示す斜視図。 気流の流れを説明するための説明図。 本発明の第2実施形態に係る鑑別装置の要部を示す側断面図。 回転体および紙葉類読取センサを搬送方向の一方側から見た正面図。 回転体を示す斜視図。 回転体を示す分解斜視図。 気流の流れを説明するための説明図。 本発明の第3実施形態に係る鑑別装置の要部を示す側断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図4に示す第1実施形態について説明する。図1に示す鑑別装置1は、例えば、現金自動取引装置(ATM)等の内部に搭載されるものであり、紙幣等の紙葉類2の種類、真偽を判定するものである。なお、図中、鑑別装置1の基板、筐体等、本発明に特に関係しない部品、部位については、図示を省略する。
鑑別装置1は、図1に示すように、紙葉類2が搬送される搬送路3に沿って配設された搬送ガイド4a〜4cと、紙葉類2を搬送する搬送ローラ5a、5b、テンションローラ6a、6bと、該テンションローラ6a、6bとの間に配設された読取手段としての紙葉類読取センサ7と、搬送路3を挟んで紙葉類読取センサ7と対向する位置に配設された回転体10とを備えている。
搬送ガイド4a〜4cは、紙葉類2の搬送方向と垂直な方向において、それぞれ紙葉類2の厚さよりも幅が大きい所定の間隔を確保して一対配設されている。そして、搬送ガイド4a、4b間には、搬送ローラ5a、テンションローラ6aが配設されるとともに、搬送ガイド4b、4c間には、搬送ローラ5b、テンションローラ6bが配設されている。
このうち、テンションローラ6a、6bは、それぞれ搬送ローラ5a、5bと対向する位置に配設されており、押さえバネ8a、8bによって搬送ローラ5a、5bに接触するように弾性支持されている。このため、搬送ローラ5a、5bを、モータ等の不図示の駆動手段によって回転駆動させることで、これに接触するテンションローラ6a、6bが従動回転するようになっており、回転する搬送ローラ5a、5bとテンションローラ6a、6bとで紙葉類2を挟持することにより、紙葉類2は、搬送ガイド4a〜4c(搬送路3)内を図1の矢印方向に搬送されるようになっている。
また、テンションローラ6a、6b間、より詳しくは、下側の搬送ガイド4bの開口4dには、紙葉類読取センサ7が配設されている。紙葉類読取センサ7は、搬送される紙葉類2が有する磁気情報2aを読取るものであり、鑑別装置1は、紙葉類読取センサ7で読み取った磁気情報2aに基づいて、紙葉類2の種類や真偽を判定する。
紙葉類読取センサ7は、紙葉類2の搬送方向と平行な検出面7aを有しており、鑑別装置1内において検出面7aが搬送路3上に配置されるようにその位置が設定されている。
また、搬送ローラ5a、5b間、より詳しくは、上側の搬送ガイド4bの開口4dには、回転体10が配設されている。回転体10は、搬送路3を挟んで紙葉類読取センサ7と対向する位置に配設されており、該紙葉類読取センサ7との間には、所定の間隔D1(図2参照)が設けられている。
回転体10は、図1〜図4に示すように、入力部としての駆動ギヤ11と、回転軸12と、ファン13とを有しており、回転軸12の軸方向両端部が支持板9a、9b(図2参照)によって回転可能に支持されることで、全体的に回転することが可能になっている。そして、この支持板9a、9bの支持により、ファン13と紙葉類読取センサ7との間には、上述した所定の間隔D1が設けられている。
駆動ギヤ11は、図2に示すように、回転軸12の一端側に取付けられており、例えば、搬送ローラ5a、5b、テンションローラ6a、6bのいずれかの回転軸と駆動伝達ベルトや駆動伝達ギヤ等を介して連結されている。これにより、搬送ローラ5aまたは搬送ローラ5bの駆動力を直接的または間接的に駆動ギヤ11に入力することが可能となっており、この駆動力によって回転軸12(回転体10)を回転させることができるようになっている。なお、本発明において、搬送ローラから駆動力が入力されるとは、上述したように、搬送ローラ5aまたは搬送ローラ5bから直接的に駆動力が入力される場合の他、テンションローラ6aまたはテンションローラ6bを介して、搬送ローラ5aまたは搬送ローラ5bから間接的に駆動力が入力される場合を含むものとする。
ファン13は、回転体10において、図2、図3に示すように、回転軸12の軸方向に沿って等間隔に複数並設されている。
また、ファン13は、中心が回転軸12に固定された円盤13aと、該円盤13aの軸方向両側に放射状に取付けられた複数枚の羽根13bとにより構成されており、羽根13bと回転軸12との間には、回転軸12の近傍から吸気を行う構造とするため、隙間が設けられている。
ここで、上述した間隔D1は、例えば、重送された紙葉類2や、紙葉類2以外の媒体が紙葉類読取センサ7を通過する際であっても、ファン13(円盤13a、羽根13b)の外縁部が重送された紙葉類2や前記媒体と接触しない程度にファン13の外形寸法が設定される。
本実施形態では、紙葉類2を搬送する際、搬送ローラ5a、5bの回転駆動に伴って回転軸12が回転することにより、ファン13が回転する。このとき、ファン13の中心の空気が、ファン13の回転で生じる遠心力によって、図4に矢印で示すように、ファン13の径方向外側へ向かう気流21となり、この気流21が、搬送ガイド4bの開口4dから紙葉類読取センサ7の検出面7aに向かって吹き出される。これにより、搬送路3に沿って搬送されてきた紙葉類2は、検出面7aに向かって吹き出される気流21によって検出面7aに押し付けられるようになっている。
また、このようにして気流21が検出面7aに向かって吹き出されると、ファン13の中心付近では、気圧が低下することになるが、この気圧の低下により、回転軸12の近傍から前記隙間を通じて吸気されるようになっている。これにより、ファン13が回転する間は、検出面7aへの気流21の吹き出し、つまりは、紙葉類2の検出面7aへの押し付け状態を継続することが可能になっている。
ところで、搬送ローラ5a、5b間(テンションローラ6a、6b間)の搬送方向における間隔L1(図1参照)は、搬送される紙葉類2の搬送方向における幅L2(図1参照)よりも狭く設定されている。これにより、搬送ローラ5a、5b間における紙葉類2の搬送を安定的に行うことが可能になっており、紙葉類2の搬送機能を回転体10に持たせることを不要としている。このため、ファン13に対して、紙葉類2を検出面7aに押し付ける機能のみを持たせることが可能になっている。
本実施形態では、上述したように、ファン13の回転により発生する気流21を対向する紙葉類読取センサ7の検出面7aに向かって吹き出すように構成したことで、搬送される紙葉類2を気流21によって検出面7aに確実に押し付けることができる。これにより、紙葉類2の検出面7aへの密着性を高めることができ、その結果、紙葉類2の磁気情報2aを高い精度で読取ることができる。
そして、ファン13を紙葉類2と接触させなくても、これを検出面7aに押し付けることができるため、ファン13の製造上のばらつきにより外径寸法が変動しても、検出面7aへの紙葉類2の密着性は安定し、精度の高い読取りが可能となる。このため、ファン13の外形寸法は高い寸法精度が必要とされず、その結果、回転体10の製造コストの低減を図ることができる。
さらに、搬送ローラ5aまたは搬送ローラ5bの駆動力を利用して回転体10を回転させるため、新たな駆動源を設ける必要がない。これにより、製造コストのさらなる低減を図ることができる。
また、回転体10において、ファン13を回転軸12の軸方向に沿って複数並設したことで、幅広の検出面7aを有する紙葉類読取センサ7に対しても、紙葉類2の密着性を広範囲に亘って確保することができる。このため、紙葉類2の磁気情報2aをより確実に読取ることができる。
ところで、本実施形態では、ファン13と紙葉類2とを接触させなくてもよいため、回転体10(ファン13)を、搬送ローラ5a、5bと異なる回転速度で回転させることが可能になる。このため、より強い気流21を発生させるために、例えば、変速ギヤ等介して搬送ローラ5a、5bと駆動ギヤ11とを連結し、搬送ローラ5a、5bよりもファン13を高速回転させることが可能になる。
なお、ファン13の数、幅、およびファン13、13同士の間隔等は、図示のものに必ずしも限定されず、例えば、ファン13の幅や、ファン13、13同士の間隔が異なってもよい。また、回転軸12の軸方向に延設された単一のファン13を設けてもよい。また、ファン13の羽根13bの枚数は、図示のものに限定されず、紙葉類2と検出面7aとの密着性を確保できる気流21を発生させることができる範囲で増減してもよい。
(第2実施形態)
次に、図5〜図9に示す第2実施形態について説明する。なお、図5〜図9において、上述した先の実施形態と同様の構成要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図5に示すように、ファン13の外周が、案内規制手段としてのファンカバー30で覆われるとともに、図6〜図8に示すように、回転体10において、ファン13と読取手段対向ローラとしてのセンサ対向ローラ40とが回転軸12の軸方向に沿って交互に複数配設されている。なお、図6、図7においては、図示の便宜上、ファンカバー30の図示を省略している。
鑑別装置1において、紙葉類読取センサ7に搬送される媒体としては、1枚の真っ直ぐな紙葉類2以外にも、例えば、重送された紙葉類2、折れ曲がった紙葉類2、読取対象(紙幣)ではない紙葉類や紙葉類ではない媒体等、様々な媒体が搬送されることが想定され、このような媒体が搬送された場合であっても、安定した搬送性能を確保する必要がある。
そこで、本実施形態では、回転体10が上述したセンサ対向ローラ40を有している。このセンサ対向ローラ40は、弾性を有するとともに、回転軸12の軸方向両端部が支持板9a、9b(図6参照)によって回転可能に支持されることで、センサ対向ローラ40と紙葉類読取センサ7との間には、所定の間隔D2が設けられている。この間隔D2は、例えば、取扱う紙葉類2の平均厚さのおおよそ2倍の隙間を確保している。これにより、上述した様々な媒体が搬送された場合でも安定した搬送性能を確保することができるようになっている。
また、図5、図8、図9に示すように、ファン13、センサ対向ローラ40に対応して、搬送ガイド4eに開口4f、4gが形成されており、このうち、開口4fには、上述したファンカバー30が配設されている。
ファンカバー30は、開口2fを囲むように配設された下部カバー31と、ファン13の上部を覆う側面視半円状の上部カバー32とにより構成されている。ファン13は、これら下部カバー31、上部カバー32により、回転軸12と開口2fの近傍を除く部位が覆われている。
本実施形態では、ファン13が回転すると、ファンカバー30によって覆われたファン13の周辺の空気が、ファン13の回転で生じる遠心力によって、図9に矢印で示すように、ファン13の径方向外側へ向かう気流21となる。そして、気流21は、ファンカバー30の案内規制により、その内側でファン13の回転に伴って同方向に回転し、搬送ガイド4eの開口4fから紙葉類読取センサ7の検出面7aに向かって吹き出されるようになっている。
本実施形態では、回転体10が、弾性を有するセンサ対向ローラ40を有し、該センサ対向ローラ40と紙葉類読取センサ7との間に、所定の間隔D2を設けたことで、重送された紙葉類2、折れ曲がった紙葉類2、読取対象(紙幣)ではない紙葉類や紙葉類ではない媒体等の様々な媒体が搬送された場合でも安定した搬送性能を確保することができる。
また、ファン13とセンサ対向ローラ40とを、それぞれ回転軸12の軸方向に沿って複数並設したことで、幅広の検出面7aを有する紙葉類読取センサ7に対しても、紙葉類2の密着性を広範囲に亘って確保することができ、紙葉類2の磁気情報2aをより確実に読取ることができるとともに、上述した様々な媒体に対し、広範囲に亘って安定した搬送性能を確保することができる。
また、ファン13の回転に伴って発生する気流21を、紙葉類読取センサ7に向かって案内規制するファンカバー30を設けたことで、該ファンカバー30による気流21の案内規制によって、これをより確実に検出面7aに吹き出すことができる。この場合、特に、本実施形態のように、ファン13に代えて一部をセンサ対向ローラ40とした場合であっても、ファンカバー30による気流21の案内規制によって、紙葉類2の押し付け力を確保することができる。
また、上述したように、搬送ローラ5a、5b間(テンションローラ6a、6b間)の搬送方向における間隔L1が、搬送される紙葉類2の搬送方向における幅L2よりも狭く設定された場合、ファン13と搬送ローラ5a、5bとが接近することで、気流21が、回転する搬送ローラ5a、5bの影響を受けるおそれがあるが、上述したファンカバー30を設けるようにすれば、搬送ローラ5a、5bの影響を受けることなく、気流21を安定して検出面7aに吹き出すことができる。
なお、ファン13、センサ対向ローラ40の数、幅、およびファン13、13同士の間隔等は、図示のものに必ずしも限定されず、さらには、ファン13、センサ対向ローラ40を交互に配設することにも必ずしも限定されない。
(第3実施形態)
ところで、ファン13と紙葉類2とを接触させなくても、これを検出面7aに押し付けることができるため、ファン13と紙葉類読取センサ7との間に大きな間隔を設けることができる。このため、例えば、図10に示すように、投光素子51、受光素子52からなる光学式センサ50と紙葉類読取センサ7とを並設することが可能になり、光学式センサ50と紙葉類読取センサ7とを併用するものにおいて、装置の小型化を図ることができるという効果が得られる。なお、図10において、上述した先の実施形態と同様の構成要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
図10に示す本実施形態では、紙葉類読取センサ7との間に大きな間隔が設けられていることで、投光素子51の光をファン13によって遮られることなく紙葉類2に照射することが可能になっており、これにより、受光素子52の受光の有無に基づいて、紙葉類2の有無を検出することができるようになっている。また、紙葉類2にその種類等を特定するための透かし模様が施されていた場合には、透かし模様を通じて受光した光の強弱(透過率)のパターンに基づいて、紙葉類2の種類等を検出することもできる。
また、図示のように、受光素子52を紙葉類読取センサ7とともに回転体10と対向する位置に配設することで、搬送される紙葉類2を、ファン13の回転により発生する気流21によって受光素子52に押し付けることができる。これにより、光学式センサ50による紙葉類2の検出精度を高めることができる。
(その他の実施形態)
第1実施形態では、ファンカバー30を省略した構成としているが、紙葉類2の押し付け力、密着性をより高める必要性がある場合には、ファン13に対してファンカバー30を設けてもよい。そして、この場合、各ファン13、13、…にファンカバー30を設けてもよいし、全てのファン13、13、…に共通のファンカバーを設けてもよい。
1…鑑別装置
2…紙葉類
5a、5b…搬送ローラ
7…紙葉類読取センサ
10…回転体
11…駆動ギヤ
12…回転軸
13…ファン
21…気流
30…ファンカバー
40…センサ対向ローラ
50…光学式センサ
51…投光素子
52…受光素子

Claims (7)

  1. 搬送ローラにより搬送される紙葉類の磁気情報に基づいて前記紙葉類を鑑別する鑑別装置であって、
    前記紙葉類の磁気情報を読取る読取手段と、
    該読取手段と対向する位置に配設される回転体とを備え、
    該回転体は、前記搬送ローラから駆動力が入力される入力部と、
    該入力部に前記駆動力が入力されることにより回転する回転軸と、
    該回転軸の回転に伴って前記読取手段に気流を吹き付けるファンとを有する
    鑑別装置。
  2. 前記ファンを、前記回転軸の軸方向に沿って複数並設した
    請求項1に記載の鑑別装置。
  3. 前記回転体は、弾性を有する読取手段対向ローラを有し、
    該読取手段対向ローラと前記読取手段との間に、所定の間隔を設けた
    請求項1に記載の鑑別装置。
  4. 前記ファンと前記読取手段対向ローラとを、それぞれ前記回転軸の軸方向に沿って複数並設した
    請求項3に記載の鑑別装置。
  5. 前記ファンの回転に伴って発生する気流を、前記読取手段に向かって案内規制する案内規制手段を設けた
    請求項1〜4の何れか1つに記載の鑑別装置。
  6. 投光素子および受光素子からなる光学式センサを、前記読取手段と並設し、
    前記投光素子の光を、前記読取手段と前記ファンとの間に設けた間隔を通じて前記紙葉類に照射する構成とした
    請求項1〜5の何れか1つに記載の鑑別装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1つに記載の鑑別装置に使用する
    回転体。
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