JP2014098603A - 3次元モデル生成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】正確な3次元モデルを得ることが可能な3次元モデル生成装置を提供する。
【解決手段】実施形態の3次元モデル生成装置は、射出部と、第1偏向部と、第2偏向部と、検出部と、計測部と、生成部と、を備える。射出部は、所定の軸を中心に射出方向が回転するようにレーザ光を射出する。第1偏向部は、射出部により射出された第1回転範囲のレーザ光を、第1走査平面内に偏向させる。第2偏向部は、射出部により射出された第2回転範囲のレーザ光を、第1走査平面と交差する第2走査平面内に偏向させる。検出部は、第1偏向部により偏向されたレーザ光が対象物体にて反射した反射光、または、第2偏向部により偏向されたレーザ光が対象物体にて反射した反射光を検出する。計測部は、レーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて、対象物体までの距離を計測する。生成部は、計測部による計測結果を用いて、対象物体の3次元モデルを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、3次元モデル生成装置に関する。
従来、対象物体の3次元形状を計測して3次元モデルを生成する技術が知られている。例えば対象物体までの距離を測定可能なレーザレーダ装置による計測方向(観測方向)の中心に対象物体を配置し、対象物体の外側の全周方向に沿ってレーザレーダ装置を移動させながら計測を行い、その計測結果に基づいて対象物体の3次元形状を生成する方法などが考えられる。
正確な3次元モデルを得るためには、計測漏れを無くすことが特に重要であるが、従来のレーザレーダ装置は、高さが相違する複数の走査平面内にレーザ光を偏向させるため、対象物体のうち、隣接する走査平面の隙間に収まってしまうほどの薄い物体を検出することができない。さらに、この隙間は、対象物体までの距離が離れるほど広がるため、検出できなくなる物体も増えていく。つまり、従来技術では、3次元モデルの生成対象となる対象物体の計測漏れが発生するため、正確な3次元モデルを得ることができない。
特開2010−151809号公報
本発明が解決しようとする課題は、正確な3次元モデルを得ることが可能な3次元モデル生成装置を提供することである。
実施形態の3次元モデル生成装置は、射出部と、第1偏向部と、第2偏向部と、検出部と、計測部と、生成部と、を備える。射出部は、所定の軸を中心に射出方向が回転するようにレーザ光を射出する。第1偏向部は、射出部により射出された第1回転範囲のレーザ光を、第1走査平面内に偏向させる。第2偏向部は、射出部により射出された第2回転範囲のレーザ光を、第1走査平面と交差する第2走査平面内に偏向させる。検出部は、第1偏向部により偏向されたレーザ光が対象物体にて反射した反射光、または、第2偏向部により偏向されたレーザ光が対象物体にて反射した反射光を検出する。計測部は、レーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて、対象物体までの距離を計測する。生成部は、計測部による計測結果を用いて、対象物体の3次元モデルを生成する。
実施形態の3次元モデル生成装置の概略構成例を示す図。 実施形態のレーザレーダ部の構成例を示す図。 実施形態のレーザレーダ部と第1偏向部を示す模式図。 実施形態の第2偏向部の元となる平板状の反射材の正面図。 実施形態の第2偏向部の正面図。 実施形態の第2偏向部を上方から見た場合の図。 実施形態の第2偏向部を側方から見た場合の図。 実施形態の第1走査平面と第2走査平面を示す模式図。 実施形態のレーザレーダ部と第2偏向部を示す模式図。 実施形態のレーザレーダ部、第1偏向部および第2偏向部の模式図。 実施形態の距離計測装置による計測の様子を示す模式図。 実施形態の交差点付近の対象物体が計測される様子を示す模式図。 変形例の第1走査平面と複数の第2走査平面を示す模式図。 変形例の第1走査平面と複数の第2走査平面を示す模式図。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る3次元モデル生成装置の実施の形態を説明する。なお、3次元モデルとは、立体物の形状を表現可能なデータを指す。図1は、実施形態の3次元モデル生成装置1の概略構成例を示す図である。図1に示すように、3次元モデル生成装置1は、レーザレーダ部10と、第1偏向部20と、第2偏向部30と、生成部40とを備える。
レーザレーダ部10は、所定の軸(図1の例では光軸ax)を中心に射出方向が回転するようにレーザ光を射出する。図2は、レーザレーダ部10の具体的な構成例を示す図である。図2に示すように、レーザレーダ部10は、レーザ光発生部11と、レンズ12と、ミラー13と、偏向板14と、集光レンズ15と、検出部16と、制御部17とを備え、3次元モデルの生成対象となる対象物体までの距離や方向を検出する機能を有する。
レーザ光発生部11は、例えばレーザダイオードなどで構成される。レーザ光発生部11は、制御部17の制御により、不図示の駆動回路からパルス電流を供給され、パルスレーザ光を投光する。
レンズ12は、レーザ光発生部11から投光されるレーザ光の光路上に設けられている。このレンズ12は、コリメートレンズとして構成されるものであり、レーザ光発生部11からのレーザ光を平行光に変換する機能を有する。
ミラー13は、レンズ12を通過したレーザ光の光路上に設けられている。このミラー13は、レンズ12を通過したレーザ光を偏向板14に向けて反射させるように配置される。
偏向板14は、光軸axを中心として回転可能に構成されるとともに、ミラー13で反射されたレーザ光の光路上に設けられている。偏向板14は、ミラー13で反射されたレーザ光を、対象物体が存在する空間に向けて偏向(反射)させるとともに、対象物体からの反射光を検出部16に向けて偏向(反射)させる機能を有する。
図2の例では、偏向板14は、ミラー13で反射されたレーザ光の方向と、偏向板14の反射面14aの法線とのなす角度が45度になるように配置される。また、偏向板14は、ミラーで反射されたレーザ光の方向と軸方向が一致する光軸axを中心として回転するため、偏向板14の回転位置に関係なく、ミラー13で反射されたレーザ光の入射角度は常に45度に維持される。これにより、偏向板14で反射されたレーザ光の進む方向は、常に、光軸axと直交する方向になる。
以上の構成により、光軸axを中心に射出方向が回転するレーザ光を射出することを実現できる。なお、偏向板14は、制御部17の制御により、不図示のモータが駆動することで回転する。さらに、偏向板14の反射面14aのサイズは、ミラー13のうちレーザ光を反射する領域のサイズに比べて十分大きく構成される。図2の例では、レーザ光発生部11、レンズ12、ミラー13、偏向板14、制御部17の各々が、請求項の「射出部」に対応していると捉えることもできる。
集光レンズ15は、偏向板14から検出部16に至るまでの反射光の光路上に設けられている。集光レンズ15は、偏向板14からの反射光を集光して検出部16に導くものである。
検出部16は、対象物体で反射されたレーザ光(反射光)を検出する。検出部16は、例えばフォトダイオードで構成され、対象物体からの反射光を検出し、電気信号に変換する。
制御部17は、レーザ光発生部11によってレーザ光を出力してから検出部16によって反射光を検出されるまでの時間を測定することにより、対象物体までの距離を測定する機能を有する。この例では、制御部17は、請求項の「測定部」に対応している。
再び図1に戻って説明を続ける。第1偏向部20は、レーザレーダ部10により射出された、射出方向の回転範囲が第1回転範囲のレーザ光を、第1走査平面P1内に偏向させる。図1の例では、第1偏向部20は、平板状の反射材(例えば鏡やプリズム等)で構成される。ここでは、第1偏向部20は、鏡で構成される場合を例に挙げて説明する。本実施形態では、第1偏向部20の表面(反射面)のうち、第1回転範囲内の中央のレーザ光が入射する位置を原点に設定し、第1偏向部20により偏向されたレーザ光の進む方向をZ軸、鉛直上方向をY軸、Z軸に直交する水平方向をX軸として座標系を設定する。なお、これに限らず、座標系の設定方法は任意である。以下、第1偏向部20について具体的に説明する。
図1の例では、第1偏向部20は、第1回転範囲のレーザ光が、第1偏向部20の表面を直線状に横切る線に沿って順次に入射するとともに、光軸axを中心に射出方向が回転するように射出されるレーザ光の集合を含む平面(レーザ光の回転平面)と、第1偏向部20の表面の法線とのなす角度が45度になるように配置される。
図3は、レーザレーダ部10および第1偏向部20を、前述のX軸方向から見た場合の模式図(YZ平面の模式図)である。図3からも理解されるように、第1偏向部20は、レーザ光の回転平面と、第1偏向部20の表面の法線とのなす角度(入射角)が45度になるように配置される。これにより、反射角は45度となり、第1偏向部20の表面で反射したレーザ光は、入射方向と垂直な方向に向かって進む。すなわち、第1偏向部20で偏向されたレーザ光が進む領域を示す第1走査平面P1は、回転平面と直交する平面になる。ただし、第1走査平面P1の形態は、これに限られるものではない。
再び図1に戻って説明を続ける。第2偏向部30は、レーザレーダ部10により射出された、射出方向の回転範囲が第2回転範囲のレーザ光を、第1走査平面P1と交差(図1の例では角度Φで交差)する第2走査平面P2内に偏向させる。第2偏向部30は、例えば鏡やプリズム等の反射材で構成される。ここでは、第2偏向部30は、鏡で構成される場合を例に挙げて説明する。以下、第2偏向部30について具体的に説明する。
本実施形態では、第2偏向部30の形状は、平板状の反射材がねじられた形状である。図4に示すように、第2偏向部30は、平板状の反射材をねじることで形成される。図5は、第2偏向部30の正面図である。図5の例では、第2偏向部30の表面(反射面)のうち、ねじりによって法線方向が変化しない位置を基準位置(原点)に設定し、ねじれの軸方向をx軸、ねじれの軸方向と直交する方向をy軸、表面の奥行き方向をz軸に設定する。図5に示すQは、第2偏向部30の表面のうち、ねじれの軸に沿った領域を指す。図6は、第2偏向部30を上方から俯瞰したxz平面図であり、図7は、第2偏向部30を側方から見たyz平面図である。図7に示す角度Φは、第2偏向部30のねじれ角に相当する。
この例では、第2偏向部30の元となる平板状の反射材(ねじられていない平板状の反射材)はxy平面上に存在し、その横幅(x方向の幅)は2W(x=[−W,W])、縦幅(y方向の幅)は2H(y=[−H,H])であるとする。また、元の反射材がねじられたとき、鏡の端はy軸に対してΦだけ回転しているとする(ねじれ角=Φ)。ねじられた鏡表面の位置xにおける上下端の座標は、以下の式1により表すことができる。
Figure 2014098603
したがって、本実施形態の第2偏向部30の表面形状は、以下の式2により表すことができる。
Figure 2014098603
ただし、上記式2において、tは媒介変数で0以上1以下である。
ここで、第2偏向部30の元となる平板状の反射材の表面のうち、x軸(ねじれの軸)に沿った領域の法線方向は、全てz軸方向に一致するが、上述のように平板状の反射材をねじることにより第2偏向部30が形成された場合、第2偏向部30の表面のうち、ねじれの軸に沿った領域Qは、法線方向が連続的に変化する(前述の基準位置における法線方向のみがz軸方向に一致する)。したがって、例えば第2偏向部30の表面のうち、ねじれの軸に沿った領域Qに対して、第2回転範囲のレーザ光が順次に入射した場合、領域Qの法線方向が連続的に変化することに起因して、レーザ光の入射方向と領域Qの法線方向とのなす角度(入射角)も連続的に変化(つまりは反射角も連続的に変化)する。これにより、第2偏向部30により偏向されたレーザ光が広がる領域を示す第2走査平面P2は、ねじれ角Φの傾きを有する平面となる。
本実施形態では、図8に示すように、第1走査平面P1と第2走査平面P2とが角度Φ(=ねじれ角Φ)で交差するように、第2偏向部30を配置することにより、前述のZ軸方向に存在する対象物体にレーザ光が当たらずに計測漏れが発生することを確実に防止できる。図8は、距離Z=LでのXY平面におけるレーザ光の走査領域を示す図であり、第1走査平面P1と第2走査平面P2が交差する位置は、第1走査平面P1の中央付近であることが好ましいが、これに限らず、中央以外で交差してもよいし、それぞれ別の位置で交差しても構わない。なお、図8の例では、第2偏向部30の基準位置にて偏向されたレーザ光が進む領域が、第1走査平面P1と第2走査平面P2との交差点に対応するように、第1偏向部20および第2偏向部30が配置されている。
図9は、レーザレーダ部10および第2偏向部30を、前述のX軸方向から見た場合の模式図である。図9からも理解されるように、第2偏向部30は、その表面(反射面)のうちねじれの軸に沿った領域に対して、第2回転範囲のレーザ光が順次に入射するように配置されている。
図10は、レーザレーダ部10、第1偏向部20および第2偏向部30を、Z軸方向から見た場合の模式図(正面上方から見た場合の模式図)である。図10の例では、レーザ光は、時計回りに回転しながら3時(図10の例では0度の回転角に対応)から9時(図10の例では180度の回転角に対応)の方向に射出される。図10の例では、4.5時(45度の回転角に対応)から7.5時(135度の回転角に対応)の範囲を第1回転範囲とし、3時から4.5時の範囲を第2回転範囲とするが、これに限られるものではない。前述したように、第1回転範囲のレーザ光は、第1偏向部20で偏向される。第1偏向部20で偏向されたレーザ光は、第1走査平面P1内に広がる。また、第2回転範囲のレーザ光は、第2偏向部30で偏向される。第2偏向部30で偏向されたレーザ光は、第1走査平面P1と交差する第2走査平面P2内に広がる。
再び図1に戻って説明を続ける。生成部40は、レーザレーダ部10(制御部17)による計測結果を用いて、対象物体の3次元モデルを生成する。より具体的には以下のとおりである。ここでは、説明の便宜上、3次元モデル生成装置1のうち、生成部40以外の部分(レーザレーダ部10、第1偏向部20、および、第2偏向部30)を、「距離計測装置」と呼ぶ。本実施形態では、図11に示すように、距離計測装置による計測方向(走査用のレーザ光が進行する方向)の中心に対象物体を配置し、対象物体の外側の全周方向に沿って距離計測装置を移動させながら計測を行う。図11に示す黒丸は、ある時刻における距離計測装置の位置を表している。そして、生成部40は、この計測結果を用いて、対象物体の3次元モデルを生成する。この例では、生成部40は、各時刻での距離計測装置による計測が完了するたびに、その計測結果を示すデータ群を取得する。
いま、時刻t0においてレーザ光が1回転する間に取得したデータ群をDt0と表す。Dt0は、時刻t0での距離計測装置の位置を原点とした座標系における対象物体の位置座標となる。ここで、距離計測装置の位置や角度が異なるとその座標系が変わってしまうため、次の計測が行われる時刻t1において取得されるデータ群Dt1は、Dt0と同じ座標系のデータとして扱えない。
そこで、距離計測装置の時刻t0とt1での位置や回転の変動を算出し、Dt1をDt0の座標系に変換すれば、同じ座標系でデータを扱うことが可能になる。距離計測装置の位置や回転の変動は、装置にジャイロやGPSを取り付けることによって算出できる。また、装置にカメラを取り付けておき、2つの時刻で撮影された画像を比較することによっても算出することができる。さらに、装置の外から、カメラ等のセンサを利用して装置の変動を観測することも可能である。座標系の変換は、一般に知られているような回転、並進移動の補正を行うことによって実現できる。生成部40は、複数の時刻において取得されたデータ群を、基準となる時刻の座標系に全て変換することにより、対象物体の3次元モデルを生成する。
ここで、本実施形態では、図8に示すように、第1走査平面P1と第2走査平面P2との交差点付近では、1回の計測(レーザ光が1回転する間の計測)において、同じ場所の計測が複数回行われる。このとき、複数のデータを利用して計測誤差等の影響を抑制することにより、交差点付近の計測精度を高めることが可能である。
本実施形態では、レーザレーダ部10の制御部17は、第1回転範囲のレーザ光のうち、第1走査平面P1と第2走査平面P2との交差点に投光されるレーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて求めた、交差点に存在する対象物体までの距離を示す第1データと、第2回転範囲のレーザ光のうち、交差点に投光されるレーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて求めた、交差点に存在する対象物体までの距離を示す第2データとに基づいて、交差点に存在する対象物体までの距離を計測する。
第1データと第2データに基づいて、最終的なデータ(交差点に存在する対象物体までの距離を示すデータ)を求める方法は任意であり、例えば第1データと第2データの平均値を、最終的なデータとして求める方法でもよいし、重み付け平均値を、最終的なデータとして求める方法でもよい。また、例えば第1データを最終的なデータとして選択する方法でもよいし、第2データを最終的なデータとして選択する方法でもよい。さらに、例えば第1データおよび第2データのうち、取得するタイミング(算出するタイミング)が早い方のデータを、最終的なデータとして選択する方法でもよいし、取得するタイミングが遅い方のデータを、最終的なデータとして選択する方法でもよい。なお、第1データと第2データに基づいて最終的なデータを求める方法は、これに限られるものではない。
以上に説明したように、本実施形態では、第1回転範囲のレーザ光を第1走査平面P1内に偏向させる第1偏向部20と、第2回転範囲のレーザ光を、第1走査平面P1と交差する第2走査平面P2内に偏向させる第2偏向部30と、を備えるので、第1走査平面P1と第2走査平面P2との交差点付近に存在する対象物体は、いかなる厚みであっても、何れかの走査平面内に広がるレーザ光によって確実に検出(計測)される(図12参照)。したがって、本実施形態によれば、対象物体の計測漏れを確実に防止できるので、正確な3次元モデルを得ることが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら新規な実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば上述の実施形態では、1つのみの第2偏向部30が設けられる場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば複数の第2偏向部30が設けられる形態であってもよい。例えば2つの第2偏向部30を、第1偏向部20を挟んで互いに対称となる位置に配置することで、図13に示すように、それぞれが、角度Φで第1走査平面P1と交差し、傾きの絶対値が同じであって正負が異なる2つの第2走査平面P2が形成される形態であってもよい。
また、例えば図14に示すように、それぞれの第1走査平面P1との交差角が相違するように、ねじれ角が相違する複数の第2偏向部30が配置される形態であってもよいし、図13の例と、図14の例とを組み合わせた形態であってもよい。以上のように、第1走査平面P1と交差する第2走査平面P2の数を増やすことにより、対象物体の計測漏れをより確実に防止できる。
なお、本発明は、対象物体までの距離を計測する距離計測装置(以上の例では、3次元モデル生成装置1のうち生成部40以外の部分に相当)に対して適用することもできる。本発明に係る距離計測装置は、射出部と、第1偏向部と、第2偏向部と、検出部と、計測部と、を備える形態であればよい。射出部は、所定の軸を中心に射出方向が回転するレーザ光を射出する機能を有する。第1偏向部は、射出方向の回転範囲が第1回転範囲のレーザ光を、第1走査平面内に偏向させる機能を有する。第2偏向部は、射出方向の回転範囲が第2回転範囲のレーザ光を、第1走査平面と交差する第2走査平面内に偏向させる機能を有する。検出部は、第1偏向部により偏向されたレーザ光が対象物体にて反射した反射光、または、第2偏向部により偏向されたレーザ光が対象物体にて反射した反射光を検出する機能を有する。計測部は、レーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて、対象物体までの距離を計測する機能を有する。
1 3次元モデル生成装置
10 レーザレーダ部
16 検出部
17 制御部
20 第1偏向部
30 第2偏向部
40 生成部

Claims (7)

  1. 所定の軸を中心に射出方向が回転するようにレーザ光を射出する射出部と、
    射出方向の回転範囲が第1回転範囲のレーザ光を、第1走査平面内に偏向させる第1偏向部と、
    射出方向の回転範囲が第2回転範囲のレーザ光を、前記第1走査平面と交差する第2走査平面内に偏向させる第2偏向部と、
    前記第1偏向部により偏向されたレーザ光が対象物体にて反射した反射光、または、前記第2偏向部により偏向されたレーザ光が前記対象物体にて反射した反射光を検出する検出部と、
    レーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて、前記対象物体までの距離を計測する計測部と、
    前記計測部による計測結果を用いて、前記対象物体の3次元モデルを生成する生成部と、を備える、
    3次元モデル生成装置。
  2. 前記第2偏向部の形状は、平板状の反射材がねじられた形状である、
    請求項1に記載の3次元モデル生成装置。
  3. 前記第2偏向部は、前記第2偏向部の表面のうちねじれの軸に沿った領域に対して、前記第2回転範囲のレーザ光が順次に入射するように配置される、
    請求項2に記載の3次元モデル生成装置。
  4. 前記第2偏向部のねじれ角は、前記第1走査平面と前記第2走査平面との交差する角度に等しい、
    請求項2に記載の3次元モデル生成装置。
  5. 前記第2偏向部の表面のうち、ねじりによって法線方向が変化しない位置に原点を設定し、水平方向にx軸、鉛直方向にy軸、奥行き方向にz軸を設定し、前記第2偏向部の元となる反射材のx軸方向の幅を2W、前記第2偏向部の元となる反射材のy軸方向の幅を2Hとすると、前記第2偏向部の表面形状は、以下の式1で表される、
    請求項2に記載の3次元モデル生成装置。
    Figure 2014098603
    ただし、上記式1において、tは、0以上1以下の媒介変数である。
  6. 前記計測部は、前記第1回転範囲のレーザ光のうち、前記第1走査平面と前記第2走査平面との交差点に投光されるレーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて求めた、前記交差点に存在する前記対象物体までの距離を示す第1データと、前記第2回転範囲のレーザ光のうち、前記交差点に投光されるレーザ光の射出から反射光が検出されるまでの時間に基づいて求めた、前記交差点に存在する前記対象物体までの距離を示す第2データとに基づいて、前記交差点に存在する前記対象物体までの距離を計測する、
    請求項1に記載の3次元モデル生成装置。
  7. 複数の前記第2偏向部が配置される、
    請求項1に記載の3次元モデル生成装置。
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