JP2014097877A - 用紙綴じ装置、用紙処理装置、及び、画像形成システム - Google Patents

用紙綴じ装置、用紙処理装置、及び、画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】圧着綴じで綴じられた用紙束のページを捲る際に綴じ部がはずれるのを抑制できる用紙綴じ装置、前記用紙綴じ装置を備えた用紙処理装置、及び、前記用紙処理装置を備えた画像形成システムを提供する。
【解決手段】凹凸形状を有する一対の圧着部材101,102を有する綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、用紙束の綴じ部近傍に用紙の折り曲げ位置を示す折り曲げ線を付ける折り曲げ線付与手段200を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙に綴じ処理を施す用紙綴じ装置、前記用紙綴じ装置を備えた用紙処理装置、及び、前記用紙処理装置を備えた画像形成システムに関するものである。
従来、画像形成システムとして、画像形成装置で画像が形成された用紙束に対して綴じ手段である綴じ具を用いて綴じ処理を施す用紙綴じ装置が設けられた用紙処理装置を備えたものが知られている。
特許文献1に記載の用紙処理装置には、金属針を用いずに用紙束を一対の凹凸形状を有する圧着部材である圧着歯で強く噛み合わせることにより用紙の繊維を絡ませて、用紙同士を圧着させることで用紙束を綴じる、圧着綴じ方式の用紙綴じ装置が設けられている。金属針を用いずに圧着綴じで用紙束を綴じることにより、用紙束の廃棄時やシュレッターをかけるときに、用紙束から金属針をはずす手間を省くことができる。
しかしながら、ユーザーが用紙束のページを捲る際に、圧着綴じで綴じられた綴じ部まで用紙を捲り上げてしまうと、用紙を捲り上げる力の大きさによっては綴じ部がはずれてしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、圧着綴じで綴じられた用紙束のページを捲る際に綴じ部がはずれるのを抑制できる用紙綴じ装置、前記用紙綴じ装置を備えた用紙処理装置、及び、前記用紙処理装置を備えた画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、凹凸形状を有する一対の圧着部材を有する綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、用紙束の綴じ部近傍に用紙の折り曲げ位置を示す折り曲げ線を付ける折り曲げ線付与手段を有することを特徴とするものである。
本発明においては、折り曲げ線付与手段によって用紙の綴じ部近傍に折り曲げ線を付けるので、用紙束のページを捲る際の用紙の折り曲げ位置をユーザーに対して明示することができる。これにより、ユーザーに対して折り曲げ線に沿って用紙を折り曲げさせてページを捲らせることが可能となり、綴じ部まで用紙が捲り上げられるのを抑制できる。よって、ユーザーが用紙束のページを捲る際に綴じ部がはずれるのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、圧着綴じで綴じられた用紙束のページを捲る際に綴じ部がはずれるのを抑制できるという優れた効果がある。
(a)排紙後の用紙束の状態を示す図、(b)用紙束のページを捲る状態を示す図、(c)用紙束のページをめくった後の状態を示す図。 実施形態に係る画像形成システムの概略構成図。 用紙後処理装置の制御に関するブロック図。 用紙後処理装置での圧着綴じ方法について説明する図。 圧着歯の凹凸形状について説明する図。 圧着歯による端部綴じ部の動作機構の一例を示す図。 折り曲げ線付与手段の概略図。 用紙後処理装置で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャート。 用紙検知手段で用紙先端を検知する状態を示す図。 用紙を指定位置で停止させて折り曲げ線付与手段で用紙に折り曲げ線を付ける状態を示す図。 折り曲げ線が付けられた用紙を用紙集積トレイにスタックした状態を示す図。 次の用紙に対して折り曲げ線を付ける状態を示す図。 端部綴じ部で用紙束に対して圧着綴じを行う状態を示す図。 用紙の綴じ部近傍に線を印刷して折り曲げ位置を明示した場合の図。 用紙束の用紙ごとに綴じ部に対して折り曲げ線を入れる位置をずらした場合を示した図。 用紙に折り曲げ線を付けるか否かを選択可能とした場合の用紙後処理装置で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャート。 用紙厚に応じて用紙に折り曲げ線を付けるか否かを選択可能とした場合の用紙後処理装置で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャート。 用紙厚に応じて折り曲げ線付与手段の駆動力を変更可能とした場合の用紙後処理装置3で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャート。
図2は実施形態に係る画像形成システムの概略構成図である。図2に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置2と、用紙処理装置としての用紙後処理装置3とを備えている。
画像形成装置2と用紙後処理装置3とは、相互に通信可能に接続されている。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙に画像を形成し、用紙後処理装置3が画像形成装置2から用紙を受け入れて、受け入れた用紙に各種の用紙処理を施す。
各種の用紙処理は、例えば、端部綴じ処理や中折り処理等である。中折り処理は中綴じ処理を含む。本実施形態では、端部綴じ処理において、用紙後処理装置3は、針を用いずに一対の圧着部材である圧着歯で強く噛み合わせて用紙繊維を絡ませ、用紙同士を圧着させて用紙束を綴じる。
このような各種の用紙処理を行う用紙後処理装置3は、動作モードとして、排出モードと、端部綴じモードと、中折りモードとを有している。
画像形成装置2は、公知の構成を有し、一例としては、電子写真方式のカラー画像形成装置として構成することができる。画像形成装置2は、例えば、制御部や作像部、光書き込み部、給紙部、給紙搬送路、画像読取部、中間転写部、定着部、排紙搬送路、両面搬送路等(いずれも図示せず)を有して、用紙の片面または両面に画像を形成する。
用紙後処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙を受け入れて当該用紙を排紙トレイ10に排出するための搬送経路Pt1が設けられている。また、搬送経路Pt1から分岐して用紙束に端部綴じ処理等を施すための搬送経路Pt2と、搬送経路Pt2と接続していて、用紙束に中綴じ中折り処理を施すための搬送経路Pt3とが設けられている。各搬送経路Pt1,Pt2,Pt3は、例えばガイド部材(図示せず)等によって形成されている。
搬送経路Pt1には、入口ローラ11、搬送ローラ12,13、排紙ローラ14が搬送経路Pt1の用紙搬送方向上流から下流に向けて順に配置されている。入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14は、不図示のモータによって回転駆動されて用紙を搬送する。
入口ローラ11の用紙搬送方向上流には、入口センサ15が配置されている。入口センサ15は、用紙が用紙後処理装置3内へ搬入されたことを検知する。搬送ローラ12の用紙搬送方向下流には、例えばモータやソレノイドなどで駆動される回動可能な分岐爪17が配置されている。分岐爪17は、回動してその位置を切り替えすることによって、搬送経路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側の部分と搬送経路Pt2とのいずれか一方へ、用紙を選択的に案内する。
排出モードでは、画像形成装置2から搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11、搬送ローラ12,13及び排紙ローラ14によって搬送されて、排紙トレイ10に排出される。
一方、端部綴じモード及び中折りモードでは、搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11及び搬送ローラ12によって搬送されて、分岐爪17で進行方向を変えられて搬送経路Pt2へ搬送される。
搬送経路Pt2には、搬送ローラ20,21,22と、用紙集積トレイ23と、第1のジョガーフェンス24と、端部綴じ部(第1の綴じ部)25とが配置されている。
搬送ローラ20,21,22は不図示のモータによって駆動されて用紙を搬送する。第1のジョガーフェンス24は、不図示のモータによって駆動される。
また、用紙集積トレイ23の用紙搬送方向下流には、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される回動可能な分岐爪26,27が配置されている。分岐爪26,27は、回動してその位置を切り替えすることによって、搬送路Pt1における分岐爪17の用紙搬送方向下流側の部分と搬送経路Pt3とのいずれか一方へ、用紙を選択的に案内する。
端部綴じモードでは、順次、用紙集積トレイ23上に用紙が集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。この際、用紙はその後端が用紙集積トレイ23に設けられた第1の可動基準フェンス(図示せず)に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第1のジョガーフェンス24によって幅方向位置が揃えられる。なお、第1の可動基準フェンスは、モータによって駆動される。
ここで、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24及び第1の可動基準フェンスは、複数の用紙を重ねて用紙束とする束化部として第1の束化部28を構成している。また、第1の束化部28は、第1のジョガーフェンス24を駆動するモータや第1の可動基準フェンスを駆動するモータを含む。そして、用紙束は、第1の可動基準フェンスによって端部綴じ部25へ搬送される。
端部綴じ部25では、凹凸形状をした一対の圧着歯が用紙束を挟んで配置されている。用紙束がある状態で、一方の圧着歯を他方の圧着歯の方向に力をかける圧着綴じ方法により、用紙束が綴じられる。なお、綴じ方についての詳細は後述する。
端部がとじられた用紙束は、第1の可動基準フェンスによって搬送経路Pt1に搬送され、その後、搬送ローラ13と排紙ローラ14とによって搬送されて排紙トレイ10に排出される。
ここで、排紙ローラ14は、端部綴じ部25によって綴じられた用紙束を排出する排紙部の一例である。一方、中折りモードでは、搬送経路Pt2に搬送された用紙は、搬送ローラ20,21,22及び第1の可動基準フェンスによって搬送経路Pt3へ搬送される。
搬送経路Pt3には、搬送ローラ31,32と中綴じ折り部33とが配置されている。搬送ローラ31,32は、不図示のモータに駆動されて用紙を搬送する。
中綴じ折り部33は、中折り部34と、中綴じ部(第2の綴じ部)35と第2の束化部36とを有している。中綴じ折り部33は、綴じ部形成部の一例である。
搬送経路Pt3に搬送された用紙は、搬送ローラ31,32によって、順次、第2の束化部36に集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。つまり、第2の束化部36は、搬送部51によって搬送された複数の用紙を重ねて用紙束とする。この際、用紙は、その前端が第2の可動基準フェンス37に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第2のジョガーフェンス(図示せず)によって幅方向位置が揃えられる。そして、用紙束は、中綴じ部35によって、用紙搬送方向の中央部近傍が綴じられ、中綴じが施される。中綴じされた用紙束は、第2の可動基準フェンス37によって中折り位置まで戻される。なお、第2の可動基準フェンス37は、不図示のモータによって駆動される。
中折り位置に移動した用紙束は、中折り部34によって、用紙搬送方向の中央部で折られ、中折りが施される。中折り部34では、中折り位置に位置した用紙束の用紙搬送方向中央部と対向するブレード38が不図示のモータによって駆動され、図2の右から左へ移動して、用紙束の用紙搬送方向中央部を折り曲げながら一対の押圧ローラ39,40の間に押し込む。そして、折り曲げられた用紙束は、不図示のモータによって駆動される押圧ローラ39,40によって上下から押圧される。このようにして折り曲げられた用紙束は、押圧ローラ39,40と、不図示のモータによって駆動される排紙ローラ41とよって、排紙トレイ42上に排紙される。
ここで、入口ローラ11、搬送ローラ12,13,20,21,22,31,32、及び、排紙ローラ14,41は、それらを駆動するモータとともに、搬送部51を構成している。また、分岐爪17,26,27は、それらを駆動するモータまたはソレノイドとともに、経路切り替え部52を構成している。
図3は、用紙後処理装置3の制御に関するブロック図である。
図3に示すように、用紙後処理装置3は制御部61を備えている。制御部61は、CPU、記憶部及び通信インターフェース等を有するコンピュータである。制御部61には、入口センサ15、端部綴じ部25、第1の束化部28、中綴じ折り部33、搬送部51及び経路切り替え部52等が接続されている。制御部61のCPUは、記憶部に記憶されているプログラムに従って、用紙後処理装置3の各部を制御する。また、制御部61は、画像形成装置2の制御部とデータ通信可能に接続されている。
図4、図5は、針なしステープル手段の一例である圧着綴じ方法の説明図である。
図4を用いて用紙後処理装置3での圧着綴じ方法について説明する。図4(a)に示すように、圧着綴じは凹凸形状がある一対の圧着歯である上圧着歯101と下圧着歯102とが、用紙束6を挟むように対向する位置に配置されている。そして、図4(b)に示すように、少なくとも一方の圧着歯を動かし、図4(c)に示すように、上圧着歯101と下圧着歯102とを用紙束6を挟み込むように噛み合わせて用紙束6に圧力を掛ける。そして、その圧力を大きくしていくと、図4(d)に示すように用紙5に凹凸形状が転写され、用紙束6の綴じが完了する。この圧着綴じでは、凹凸の嵌合や、用紙間の繊維の絡まりや固着により用紙束6を綴じることが可能となる。
上圧着歯101及び下圧着歯102の凹凸形状には、任意の角度の斜面部がある。また、図5に示すように、凹凸形状の頂点部と谷部と互いの形状は異なっており、上圧着歯101と下圧着歯102とが噛み合ったときに、例えば、上圧着歯101の頂点部と下圧着歯102の谷部とが接触しないようになっている。この接触しない部分は、用紙間の斜面部を圧着するために必要な隙間である。これにより、上圧着歯101及び下圧着歯102の凹凸形状の斜面部のみで用紙束6を圧着することになり、用紙間の結合を強くすることができる。
図6に圧着歯による端部綴じ部25の動作機構の一例を示す。
この機構としては、上歯アーム111に上圧着歯101が配置され、下歯アーム112に下圧着歯102が配置されており、上歯アーム111はアーム回転中心部113を中心として回転可能に設けられている。
上圧着歯101と下圧着歯102とを噛み合わせるときには、不図示の駆動源により、ギヤ114を回転させることでカム駆動ギヤ115が回転し、そこに固定した歯押しカム116が非線形の回転運動をする。これにより、上歯アーム111の上圧着歯101が配置された側とは反対側の端部が歯押しカム116によってを押し上げる。その結果、上圧着歯101は下方向に動き下圧着歯102と接触し、上圧着歯101と下圧着歯102とを噛み合わせることができる。また、上圧着歯101を元の位置に戻すために、歯戻しバネ117が設置されている。
なお、針なしステープル手段としては、前記圧着歯による圧着綴じ手段以外に接着剤綴じ手段、半抜き綴じ手段、トナー方式綴じ手段、テープを使用したもの、紙製ステープルなどで綴じる手段がある。
図7は、圧着綴じで綴じられた用紙束6の綴じ部近傍の紙面上に折り曲げ線を付ける折り曲げ線付与手段の概略図である。
本実施形態の用紙後処理装置3では、図7に示すように、搬送ローラ20と搬送ローラ21との間に、不図示の駆動原によって用紙5の紙面に対し接離するように進退可能な、くさび形状の折り曲げ線付与手段200が配置されている。また、用紙5を介して折り曲げ線付与手段200と対向する位置に、折り曲げ手段200とともに用紙5を挟んで、折り曲げ手段200からの押圧力を受ける不図示の受け部材が設けられている。そして、折り曲げ線付与手段200を用紙5の紙面に対して接触させて、用紙5を受け部材に押し付けることにより、折り曲げ線付与手段200のくさび形状のエッジ部で紙面を凹ませて折り曲げ線を付ける。なお、折り曲げ線付与手段200の駆動源としては、ステッピングモータやDCモータなどの駆動モータやソレノイドなどが挙げられる。
図8は、用紙後処理装置3で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図9に示すように、搬送ローラ20と搬送ローラ21とで用紙5を搬送し、用紙検知手段201で用紙先端を検知する(S1)。用紙検知手段201としては、透過型センサや反射型センサなどが挙げられる。用紙検知手段201で用紙先端を検知したら(S1でYES)、綴じ部近傍に折り曲げ線付与手段200が来るように、搬送ローラ20と搬送ローラ21とを制御して、用紙5を指定位置に位置される。具体的には、搬送ローラ20や搬送ローラ21の速度情報と、用紙検知手段201のON情報から、時間経過ごとの用紙位置を計測することで実現できる。そして、図10に示すように、用紙5が指定位置で停止したら、折り曲げ線付与手段200で用紙5に折り曲げ線を付ける(S3)。
このように折り曲げ線が付けられた用紙5は、搬送ローラ21や搬送ローラ22によって搬送されて、図11に示すように用紙集積トレイ23にスタックされる(S4)。このように用紙5を用紙集積トレイ23にスタックした後、次の用紙5があるかを判断する(S5)。次の用紙5がある場合には(S5でYES)、スタートに戻り、上述した一連の制御を次の用紙5に対して繰り返し行い、図12に示すように折り曲げ線を付けて用紙集積トレイ23にスタックする。一方、次の用紙5がない場合には(S5でNO)、図13に示すように、端部綴じ部25で用紙集積トレイ23にスタックされた用紙束6に対して圧着綴じを行う(S6)。その後、圧着綴じが施された用紙束6を用紙集積トレイ23から排紙し(S7)、一連の制御を終了する。
図1(a)は排紙後の用紙束6の状態である。図1(b)に示すように、ユーザーが用紙束6のページを捲る際には、用紙5の折り曲げ位置を明示する折り曲げ線として機能する折り曲げ線を節目にして、折り曲げ線に沿って用紙5がめくられる。これにより、図1(c)に示すように用紙5が折り曲げ線の位置で折り曲げられ、用紙束6の綴じ部に用紙5をめくり上げる力がほとんど作用せず、綴じ部が容易にはずれてしまうのを抑制することができる。
なお、本実施例は用紙5を2枚綴じて用紙束6にする2枚綴じの説明であるが、用紙5が3枚以上であっても、制御方法は同様である。
また、折り曲げ線付与手段200としては、折り曲げ線として用紙5に筋目を付ける以外に、図14に示すように、用紙5の綴じ部近傍に線を印刷して折り曲げ位置を明示するようにしても良い
図15は、用紙束6の用紙5ごとに綴じ部に対して折り曲げ線を入れる位置をずらした場合を示したものである。
用紙束6の2枚目以降も確実に折り曲げ線に沿ってページを捲ることができるよう、図15においては、ページ数が増える度に用紙5に付ける折り曲げ線の位置を綴じ部に対して右側にずらしている。例えば、3枚綴じの用紙束6では、1ページ目の用紙5に付けられた折り曲げ線の位置よりも、2ページ目の用紙5に付けられた折り曲げ線の位置を図中右側にずらす。また、3ページ目の用紙5に付けられた折り曲げ線の位置を、2ページ目の折り曲げ線の位置よりも図中右側にずれるようにする。
折り曲げ線の位置をずらす方法としては、折り曲げ線付与手段200によって用紙5に折り曲げ線を付ける際の用紙停止位置を用紙5ごとでずらすことが考えられる。また、用紙停止位置は変えずに、折り曲げ線付与手段200の位置を用紙5ごとで変える方法でもよい。
図16は用紙5に折り曲げ線を付けるか否かを選択可能とした場合の用紙後処理装置3で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
始めに、ユーザーが用紙5に折り曲げ線を付けるか否かを、折り曲げ線選択手段として機能する、図2の画像形成装置2に設けられた図示しない操作部によって設定する(S1)。
ユーザーが操作部の画面で「折り曲げ線を付ける」を選択すると(S1でYES)、折り曲げ線付与手段200を駆動させて用紙5に折り曲げ線を付ける動作が行われる。一方、操作部の画面に「折り曲げ線を付けない」というを選択肢があれば、「折り曲げ線を付けない」を選択したときには、折り曲げ線付与手段200を駆動させず、用紙5に折り曲げ線を付ける動作を行わない。または、前記画面に「折り曲げ線を付けない」という選択肢がなければ、「折り曲げ線を付ける」を選択しなかったときには、折り曲げ線付与手段200を駆動させず、用紙5に折り曲げ線を付ける動作を行わない。
これにより、例えば、用紙束6の見た目上、用紙5の節目や印刷による折り曲げ線を付けたくない場合などのユーザーの求めに応じて、用紙5に折り曲げ線を付けるか否かを選択することができ、利便性が向上する。
図17は、用紙厚に応じて用紙5に折り曲げ線を付けるか否かを選択可能とした場合の用紙後処理装置3で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、用紙後処理装置3の搬送ローラ21よりも用紙搬送方向上流側に設けられた用紙厚検知手段がonしたら(S1)、用紙厚を測定する(S2)。
用紙厚検知手段による用紙厚検知は、折り曲げ線付与手段200により用紙5に折り曲げ線を付けるまでに用紙厚が測定できれば、設置場所はどこでもよく、図10に示す構成の場合、搬送ローラ21よりも用紙搬送方向上流側であればどこでもよい。用紙厚検知手段による用紙厚の検知方法は、例えば変位センサを用いる方法が挙げられる。また、用紙厚検知手段による用紙厚検知は、用紙1枚ごとに対して行う。
そして、用紙厚検知手段によって検知された用紙厚が、81.4[g/m]以上であるかを判断する(S3)。なお、用紙厚が81.4[g/m]とは、70k紙のことを指している。
用紙厚が81.4[g/m]以上(普通紙、厚紙)の場合は(S3でYES)、折り曲げ線付与手段200によって用紙5に折り曲げ線を付ける制御を行う(S4)。一方、用紙厚が81.4[g/m]未満(薄紙)の場合は、折り曲げ線付与手段200によって用紙5に折り曲げ線を付ける制御を行わない(S5)。
本実施例では、用紙厚として81.4[g/m]を境にして、用紙5に折り曲げ線を付けるか付けないかの判断を行っているが、この値は一例である。また、用紙5に折り曲げ線を付けるか付けないかの判断に用いる用紙厚の値は、画像形成装置2の図示しない操作部から変更できるように構成にしてもよい。
このように、用紙厚検知手段を用いることで用紙5の状態(用紙厚)で用紙5に折り曲げ線を付けるか否かを判定することができるので、綴じ部の外れにくい薄紙の場合は生産性の向上が、普通紙と厚紙の場合は綴じ部の外れ防止を自動的に実現できる。
また、図16を用いて説明したような、用紙厚に応じてユーザーが操作部の画面で折り曲げ線を付けるか否かを選択するようにしても良い。この場合でも、綴じ部の外れにくい薄紙の場合は生産性の向上を図ることができ、普通紙と厚紙の場合は綴じ部の外れ防止を実現できる。
図18は用紙厚に応じて折り曲げ線付与手段の駆動力を変更可能とした場合の用紙後処理装置3で行われる綴じ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
折り曲げ線付与手段200の駆動源は、図示しないステッピングモータとしている。また、図示しない駆動ドライバの電流設定端子へ印可する電圧を変えて、ステッピングモータの駆動電流を切り替えることで、折り曲げ線付与手段200の駆動力を変えることが可能である。
まず、用紙後処理装置3の搬送ローラ21よりも用紙搬送方向上流側に設けられた用紙厚検知手段がonしたら(S1)、用紙厚を測定する(S2)。
そして、用紙厚検知手段によって検知された用紙厚が、81.4[g/m]以上であるか判断する(S3)。なお、用紙厚が81.4[g/m]とは、70k紙のことを指している。
用紙厚が81.4[g/m]未満(薄紙)の場合は(S3でNO)、折り曲げ線付与手段200によって用紙5に折り曲げ線を付ける制御を行わない(S8)。
一方、用紙厚が81.4[g/m]以上(普通紙、厚紙)の場合は(S3でYES)、用紙厚が157[g/m]以上であるか判断する(S4)。なお、用紙厚が157[g/m]とは、135k紙のことを指している。
用紙厚が157[g/m]以上(厚紙)の場合は(S4でYES)、折り曲げ線付与手段200の駆動源に流す駆動電流を2.0[A]に設定し(S5)、折り曲げ線付与手段200によって用紙5に折り曲げ線を付ける制御を行う(S7)。これにより、折り曲げ線付与手段200の駆動力が上がるため、確実に折り曲げ線を用紙5に付けることができる。
一方、用紙厚が81.4[g/m]以上157[g/m]未満の場合は、折り曲げ線付与手段200の駆動源に流す駆動電流を1.5[A]に設定し(S6)、折り曲げ線付与手段200によって用紙5に折り曲げ線を付ける制御を行う(S7)。これにより、最適な駆動力で折り曲げ線付与手段200を駆動できるので、消費電力を低減できる。
本実施例では、用紙厚として157[g/m]を境にして、折り曲げ線付与手段200の駆動源に流す駆動電流を切り替えているが、この値は一例である。また、折り曲げ線付与手段200に流す駆動電流の切り替えの判断に用いる用紙厚の値は、画像形成装置2の図示しない操作部から変更できるように構成にしてもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
凹凸形状を有する一対の上圧着歯101及び下圧着歯102などの圧着部材を有する綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、用紙束の綴じ部近傍に用紙の折り曲げ位置を示す折り曲げ線を付ける折り曲げ線付与手段200などの折り曲げ線付与手段を有する。これよれば、上記実施形態について説明したように、圧着綴じで綴じられた用紙束のページを捲る際に綴じ部がはずれるのを抑制できる。
(態様B)
(態様A)において、上記折り曲げ線付与手段によって用紙毎に上記折り曲げ線を付けてから、上記綴じ手段により用紙束を綴じる。これによれば、上記実施形態について説明したように、各用紙に対して容易に折り曲げ線を付けることができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記折り曲げ線付与手段による用紙への上記折り曲げ線の位置を変更する折り曲げ線位置変更手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙毎に折り曲げ線を付ける位置を変更しているので、2枚目以降も確実に折り曲げ線に沿ってページを捲ることができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、用紙に対して上記折り曲げ線を付けるか否かを選択する折り曲げ線選択手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、ユーザーの求めに応じて、用紙に折り曲げ線を付けるか否かを選択することができ、利便性が向上する。
(態様E)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、用紙厚を検知する用紙厚検知手段を有しており、前記用紙厚検知手段で検知した用紙厚に応じて、用紙に対して上記折り曲げ線を付けるか否かを判断する。これによれば、上記実施形態について説明したように、綴じ部の外れにくい薄紙の場合は生産性の向上を図ることができ、普通紙と厚紙の場合は綴じ部の外れ防止を実現できる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、用紙厚を検知する用紙厚検知手段を有しており、前記用紙厚検知手段で検知した用紙厚に応じて、上記折り曲げ線付与手段の駆動力を制御する駆動力制御手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙厚に応じて最低限必要な駆動力で折り曲げ線を付けるので、消費電力を低減することができる。
(態様G)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)において、上記折り曲げ線は、用紙に印刷した線である。これによれば、印刷された線に沿って、用紙束のページを捲るので、綴じ部まで用紙を捲ることを抑制できる。
(態様H)
用紙束に対して綴じ処理を施す用紙綴じ装置を少なくとも備えた用紙処理装置において、前記用紙綴じ装置として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)の用紙綴じ装置を用いた。これによれば、上記実施形態につい手説明したように、圧着綴じで綴じられた用紙束のページを捲る際に綴じ部がはずれるのを抑制できる。
(態様I)
用紙上に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に綴じ処理を施す用紙綴じ装置を少なくとも備えた用紙処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、前記用紙処理装置として、(態様H)の用紙処理装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、圧着綴じで綴じられた用紙束のページを捲る際に綴じ部がはずれるのを抑制できる。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 用紙後処理装置
5 用紙
6 用紙束
10 排紙トレイ
11 入口ローラ
12 搬送ローラ
13 搬送ローラ
14 排紙ローラ
15 入口センサ
17 分岐爪
20 搬送ローラ
21 搬送ローラ
22 搬送ローラ
23 用紙集積トレイ
24 ジョガーフェンス
25 端部綴じ部
26 分岐爪
27 分岐爪
28 束化部
31 搬送ローラ
32 搬送ローラ
33 中綴じ折り部中折り部
34 中折り部
35 中綴じ部
36 束化部
37 可動基準フェンス
38 ブレード
39 押圧ローラ
40 押圧ローラ
41 排紙ローラ
42 排紙トレイ
51 搬送部
52 経路切り替え部
61 制御部
101 上圧着歯
102 下圧着歯
111 上歯アーム
112 下歯アーム
113 アーム回転中心部
114 ギヤ
115 カム駆動ギヤ
116 カム
117 バネ
200 折り曲げ線付与手段
201 用紙検知手段
特開平7−165365号公報

Claims (9)

  1. 凹凸形状を有する一対の圧着部材を有する綴じ手段によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置において、
    用紙束の綴じ部近傍に用紙の折り曲げ位置を示す折り曲げ線を付ける折り曲げ線付与手段を有することを特徴とする用紙綴じ装置。
  2. 請求項1の用紙綴じ装置において、
    上記折り曲げ線付与手段によって用紙毎に上記折り曲げ線を付けてから、上記綴じ手段により用紙束を綴じることを特徴とする用紙綴じ装置。
  3. 請求項1または2の用紙綴じ装置において、
    上記折り曲げ線付与手段による用紙への上記折り曲げ線の位置を変更する折り曲げ線位置変更手段を有することを特徴とする用紙綴じ装置。
  4. 請求項1、2または3の用紙綴じ装置において、
    用紙に対して上記折り曲げ線を付けるか否かを選択する折り曲げ線選択手段を有することを特徴とする用紙綴じ装置。
  5. 請求項1、2、3または4の用紙綴じ装置において、
    用紙厚を検知する用紙厚検知手段を有しており、
    前記用紙厚検知手段で検知した用紙厚に応じて、用紙に対して上記折り曲げ線を付けるか否かを判断することを特徴とする用紙綴じ装置。
  6. 請求項1、2、3または4の用紙綴じ装置において、
    用紙厚を検知する用紙厚検知手段を有しており、
    前記用紙厚検知手段で検知した用紙厚に応じて、上記折り曲げ線付与手段の駆動力を制御する駆動力制御手段を有することを特徴とする用紙綴じ装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の用紙綴じ装置において、
    上記折り曲げ線は、用紙に印刷した線であることを特徴とする用紙綴じ装置。
  8. 用紙束に対して綴じ処理を施す用紙綴じ装置を少なくとも備えた用紙処理装置において、
    前記用紙綴じ装置として、請求項1、2、3、4、5、6または7の用紙綴じ装置を用いたことを特徴とする用紙処理装置。
  9. 用紙上に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置によって画像が形成された用紙の束に綴じ処理を施す用紙綴じ装置を少なくとも備えた用紙処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    前記用紙処理装置として、請求項8の用紙処理装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。
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