JP2014097829A - 包装資材フィルムの原反ロール、その製造方法、プラスチック容器、包装フィルム及び包装容器 - Google Patents

包装資材フィルムの原反ロール、その製造方法、プラスチック容器、包装フィルム及び包装容器 Download PDF

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Abstract

【課題】開封時に、水を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さない包装容器又は包装容器の蓋に使用される包装資材フィルムを提供することを主要な目的とする。
【解決手段】包装資材フィルム1は、水切りをするための貫通孔2が設けられたベースフィルム3とイージーピールラベル4とを備える。イージーピールラベル4は、その表面に粘着層10を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片6と、タックフィルム片6の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層8を有する、イージーピールフィルムからタックフィルム片6よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片5と、を備える。貫通孔2をイージーピール層8が覆って塞ぐように、イージーピールラベル4をベースフィルム3に貼り付けて、イージーピール層8をベースフィルム3に熱融着してなる。8aは熱融着部分である。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に包装資材フィルムに関するものであり、より特定的には、中身の液体成分を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さないように改良された包装容器又は包装容器の蓋に使用される包装資材フィルムに関する。本発明はまたそのような包装資材フィルムの製造方法に関する。本発明はまた上記包装資材フィルムが蓋剤に使用されたプラスチック容器に関する。本発明はまた上記包装資材フィルムを製袋してなる食品包装フィルムに関する。本発明はまたそのような包装資材フィルムを製造するために必要なイージーピールラベル及びその製造方法に関する。
従来より、包装食品に欠かすことができない機能としてイージーオープン性(易開封性)がある。例えば、図9(A)に示すゼリー23などが充填されたプラスチック容器24の場合は、プラスチック容器24の開口部にイージーピールフィルムで形成された蓋フィルム25を貼り付けて中身を完全密封している。図9(B)に示すように、イージーピールフィルムで形成された蓋フィルム25は、基材フィルム26とイージーピール層(シール層ともいう)27とを含む。蓋フィルム25とプラスチック容器24とは熱シールによって接着されている。イージーピール層27は、例えばEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)などで構成される。EVAの酢酸ビニルの混合比率を上げていくと、熱で溶融しやすく、何にでも接着しやすくなる。このように、異種の樹脂の割合を工夫して、蓋フィルム25とプラスチック容器24の剥離強度を調節させている。プラスチック容器24の開封は、図9(B)に示すように、蓋フィルム25の端部を指でつまんで、プラスチック容器24から剥離することによって行う。
従来のイージーピール方式の食品容器は以上のように構成されている。しかしながら、図9(B)に示すような包装パッケージの場合、プラスチック容器24から液体・固体を取り出す際、水平方向に延びて形成された蓋貼り付け部24aの表面全面に蓋フィルム25が強固に熱シールされているため、蓋フィルム25を剥がすには、プラスチック容器24よりはみ出た蓋フィルム25の部分を引っ張るか、または破損させる刃物などの道具を使用しなければならない。その際、中身の液体成分が飛び散り、手や衣類が汚れたりすることが再三起こる。特に、トコロテンや、ウズラの剥き身タマゴ、豆腐、水羊羹などのようには水に浸漬して容器に密封されている食品の場合には、水が飛び散り、衣服を汚すという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、中身の液体成分を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さないように改良された包装容器又は包装容器の蓋に使用される包装資材フィルムを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、そのような包装資材フィルムの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、そのような包装資材フィルムが蓋剤に使用されたプラスチック容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、そのような包装資材フィルムを製袋してなる食品包装フィルムを提供することにある。
本発明の他の目的は、そのような包装資材フィルムに使用されるイージーピールラベルを提供することにある。
本発明の他の目的は、熱融着させることで、バージン性の機能を持ち、一度剥がしても再シールができるイージーピールラベルを提供することにある。
本発明の他の目的は、そのような包装資材フィルムに使用されるイージーピールラベルの製造方法を提供することにある。
本発明に係る包装資材フィルムは、液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔が設けられたベースフィルムを備え、さらにその表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、上記タックフィルム片の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから上記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を有するイージーピールラベルとを備える。上記貫通孔を上記イージーピール層が覆って塞ぐように、上記イージーピールラベルを上記ベースフィルムに貼り付けて、少なくとも上記イージーピール層の上記貫通孔の周縁に位置する部分を上記ベースフィルムに熱融着してなる。
上記ベースフィルムには、汎用の食品包装用プラスチックフィルムはいずれも使用できる。食品包装用プラスチックフィルムには、内容品保護(物理的、化学的な刺激からの保護、鮮度保持)が求められ、このために機械的強度、ガスバリヤー性、ヒートシール強度等を併せ持つことが要求される。これらの要求を単独で叶えられる材料はないので、各々の特徴を組み合わせた多層フィルムが使われる。多層フィルムは主に、共押出し、あるいはラミネートで作られる。ラミネートの場合、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ナイロン(ON)などが使用される。上記のうち、ベースフィルムは、ナイロンで形成されるのが好ましい。
上記イージーピールフィルムには、汎用のものが使用され得る。イージーピールフィルムに要求される性能を列挙すると、無味、無臭、無毒であること、機械適性がよいこと、特にヒートシール条件(温度、圧力、時間)の適正範囲が広いこと、トリミング、カット性がよいこと、ゼリーや液体包装では液中シールされることも多いので、きょう雑物シール性が良いこと、寸法安定性がよいこと、逆に、張りを要求される場合は収縮追随性があること、中身を見せたい場合は、透明性がよいこと、最も大事なピール強度は500〜1500g/15mmの範囲で、用途別に設計できることが望ましい、剥離強度が加熱殺菌条件、使用条件などの変化に対しても安定し、経時的にも変化しないこと、耐内容性に優れていること、加熱殺菌時に内容物の油脂によりオレンジピール(柚肌)状にならないこと、開封時、ノッキング、ピール音(ピッピッというパルス剥離音)がなく、ソフト剥離ができることなどである。たとえば、ヒートシール強度が強く、かつ上記ベースフィルムより融点の低いフィルムとして、低密度ポリエチレン(LDPE)、リニア低密度ポリエチレン(LLDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、アイオノマー、アクリル系共重合樹脂などが好ましい。より低温でシールできるほうがヒートシール加工生産性がよい。又、ベースフィルムとイージーピール層の耐熱性、融点の差が大きいほどシールしやすく、出来上がりが綺麗になる。シール強度は、例えばレトルト食品の場合2.3kg/15mm巾以上が求められる。
LLDPEは耐衝撃性、耐寒性、シール強度、低温シール性に優れ、液体包装にも適している。CPPは透明性、腰の強さに優れるが、耐衝撃性に劣り、液体包装には不適である。EVAは耐衝撃性、低温シール性、耐寒性に優れている。メタロセン触媒で製造されたLLDPEは分子量分布や組成分布が狭く、低分子量成分が少ないため、ブロッキングしにくく、ポリエチレン臭や食品への溶出成分が少なくなる。また結晶が小さく少ないため、より低温でヒートシールできる。さらに、引張強度、耐衝撃強度、ホットタック性も上がっていて、非常に優れる。
上記タックフィルムは、汎用のものが使用され、片面に粘着剤がついていて直接生地に貼りつけられるフィルムである。粘着層は、天然系粘着剤、合成系粘着剤(アクリル樹脂系接着剤、アクリル樹脂エマルジョン接着剤、α−オレフィン系接着剤、エーテル系セルロース、エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂ホットメルト接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、シリコーン系接着剤)などが使用できる。中でも、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)エマルジョンが好ましい。
本発明に係る包装資材フィルムは、食品包装容器又は包装容器の蓋に使用される。
食品包装容器に使用する場合も、易開封性が要求される。内容品保護のための密封性(シール性)とは裏腹な関係になる。手で開封できることが使いやすさにつながる。袋入り包装食品の易開封性を確保するために直線カット性フィルムを使う方法が良く用いられる。一軸延伸フィルムは引張り方向にはほとんど伸びないが、直角の方向には割り箸を割るように裂くことができるという特長があり、直線カット性のあるフィルムになる。この直線カット性フィルムをベースフィルムとイージーピール層の間にサンドしてラミネートし、Vノッチを入れて易開封性を確保するという方法が広く利用される。
包装容器の蓋に使用する場合においても、イージーピールオープンの仕組みとして、層間剥離タイプ、凝集剥離タイプ、界面剥離タイプの3タイプがあるが、いずれも使用できる。
この発明の他の局面に係るイージーピールラベルは、その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片を備える。上記タックフィルム片の上に、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから上記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片がラミネートされている。
この発明の他の局面に従うイージーピールラベルの製造方法は、その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、上記タックフィルム片の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから上記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を備えたイージーピールラベルの製造方法に係り、セパレートをセパレートロールから引き出し第1の方向に流す工程と、上記イージーピールフィルムを、上記セパレートの上であって、かつ上記第1の方向と直交する方向に流す工程と、上記セパレートの流れと上記イージーピールフィルムの流れの交差点で、上記イージーピールフィルムを型抜きして、上記イージーピールフィルム片を形成し、該イージーピールフィルム片を上記セパレートの上に疑似接着する工程と、上記イージーピールフィルム片を覆うように上記セパレートの上に、タックフィルムをラミネートする工程と、上記タックフィルムを、上記イージーピールフィルム片の上で、該イージーピールフィルム片の面積よりも広い面積で型抜きし、型抜きされたタックフィルム片を上記イージーピールフィルム片の上に貼り付けて残す工程と、上記型抜き後の上記タックフィルムのカスを上記セパレートの上から除去する工程とを備える。
上記セパレートの流れと上記イージーピールフィルムの流れの交差点で、上記イージーピールフィルムを型抜きするという構成により、自動化が可能となり、生産効率がよくなる。
この発明のさらに他の局面に係る包装資材フィルムの製造方法は、その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、上記タックフィルム片の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから上記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を備えたイージーピールラベルを準備する工程と、ベースフィルムをロールから引き出す工程と、上記ベースフィルムに液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔を形成する工程と、上記貫通孔を上記イージーピール層が覆って塞ぐように、上記イージーピールラベルを上記ベースフィルムの上に上記粘着層を利用して貼り付ける工程と、少なくとも上記イージーピール層の上記貫通孔の周縁に位置する部分を上記ベースフィルムに熱融着する工程と、を備える。
本発明の包装資材フィルムによれば、包装容器の蓋に使用する場合、イージーピールラベルを完全に取って、貫通孔を完全に露出させて、容器を傾けて貫通孔から水、液体成分を放出できる。その結果、水、液体成分を除いた後の状態で蓋を剥がすので、蓋を剥がす際、水、液体成分が飛び散り、衣服を汚すことはない。
本発明の実施例1に係る包装資材フィルムの概念図である。 実施例1に係る包装資材フィルムの製造方法を示す図である。 実施例2に係るプラスチック容器を説明する図である。 実施例3に係るプラスチック容器を説明する図である。 実施例4に係る食品包装フィルムを説明する図である。 実施例5に係るイージーピールラベルの製造方法を説明する図である。 実施例6に係る包装資材フィルムの製造方法を説明する図である。 本発明の実施例1に係る包装資材フィルムの変形例の概念図である 従来のプラスチック容器を説明する図である。
中身の液体成分等を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さないように改良された包装容器又は包装容器の蓋に使用される包装資材フィルムを得るという目的を、液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔が設けられたベースフィルムを準備し、該貫通孔をイージーピールラベルで剥離可能に塞ぐことによって実現した。以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。各図中、同一部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰り返さない。
図1(A)は、本発明の実施例1に係る包装資材フィルムの概念図である。例えばLは50mm、Lは300mm、Lは40mmである。図1(B)は、図1(A)におけるB−B線に沿う断面図である。図1(B)の断面図は、ベースフィルム3が上側になり、イージーピールラベル4が下側になるように描かれている。この包装資材フィルムは、断裁されて、包装容器又は包装容器の蓋に加工されるものである。
包装資材フィルム1は、水切りをするための貫通孔2が設けられたベースフィルム3とイージーピールラベル4とを備える。イージーピールラベル4は、その表面に粘着層10を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片6を備える。タックフィルム片6の上に、その表面にイージーピール層8を有する、イージーピールフィルムからタックフィルム片6よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片5がラミネートされている。イージーピールフィルム片5は、例えばPETフィルム又はナイロンフィルム7とイージーピール層8とからなる2層構造である。タックフィルム片6は、例えばPETフィルム9(50〜125μm)と粘着層10(7〜20μm)とからなる2層構造である。貫通孔2をイージーピール層8が覆って塞ぐように、イージーピールラベル4をベースフィルム3に貼り付けて、イージーピール層8をベースフィルム3に熱融着してなる。クロスハッチング部が熱融着した部分8aである。
上記イージーピールフィルムには市販のものが使用でき、例えばCMPS(登録商標)(三井・デュポンポリケミカル(株)製)、シーラントフィルム(株式会社リーダー製)、ABF(イージーオープンフィルム)(三井化学東セロ株式会社製)などから選ばれる。上記タックフィルムは、市販のものであり、フィルムタック(登録商標)(日榮加工株式会社製)などを利用できる。イージーピールフィルムの厚さは特に制限されないが、全体の厚さとして通常30〜300μmである。
次に、実施例1に係る包装資材フィルムの製造方法について説明する。図2(A)を参照して、ベースフィルム3を準備する。ベースフィルム3に貫通孔2を形成する。イージーピールラベル4(イージーピール層8とナイロンフィルム7と粘着層10とPETフィルム9とを有する)を準備し、貫通孔2をイージーピール層8が覆って塞ぐように、イージーピールラベル4をベースフィルム3に粘着層10を利用して貼り付ける。ヒータ11を用いて、イージーピール層8をベースフィルム3に熱融着する。8aは熱融着した部分である。イージーピールラベル4をベースフィルム3に貼り付けたものを図2(C)に示すようにロールに巻き取っていくと、実施例1に係る包装資材フィルムの原反ロール12が完成する。原反ロール12より原反フィルムを引き出して断裁し、後述する包装容器又は包装容器の蓋とする。
図3は、上述の図2(C)に示す原反ロール12から原反フィルムを引き出して断裁し、包装容器の蓋に加工したものである。この場合、ベースフィルム3にもイージーピールフィルムが用いられる。プラスチック容器13に蓋16を熱融着させるためである。図3(A)を参照して、プラスチック容器13には例えば水に浸漬されたトコロテン14が入っている。プラスチック容器13の開口部に、実施例1に係る包装資材フィルムから断裁して得られた蓋16を熱融着させて中身を完全密封している。図3(B)を参照して、イージーピールラベル4の端部15を指でつまんで引っ張り上げると、熱融着部分8aと粘着層10が剥がれて、貫通孔2が露出し始める。この時、再度封止しようとする場合には、イージーピールラベル4を元に戻して、粘着層10の部分を蓋16に貼り付けると、再シールできる。図3(B)(C)を参照して、イージーピールラベル4を完全に取り除くと、貫通孔2が完全に露出する。プラスチック容器13を傾けて貫通孔2から水、液体成分を放出する。水を放出させた後、蓋16を剥がすと中身が取り出せる。蓋16を剥がす際、既に水、液体成分がプラスチック容器13から放出されて無くなっているので、水、液体成分が飛び散ることはなく、衣服を汚すことはない。
実施例3は、図4(A)を参照して、貫通孔2の形状が細い長方形になっている点が、実施例2と異なる。図4(B)は、蓋16のB−B線に沿う断面図である。プラスチック容器13の開口部に、蓋16を貼り付けて中身を完全密封している。蓋16は、水切りをするための貫通孔2が設けられたベースフィルム3とイージーピールラベル4とを備える。イージーピールラベル4は、ナイロンフィルム7とイージーピール層8とPETフィルム9と粘着層10とを有する。貫通孔2をイージーピール層8が覆って塞ぐように、イージーピールラベル4をベースフィルム3に貼り付けて、さらにイージーピール層8をベースフィルム3に熱融着してなる。クロスハッチング部が熱融着した部分8aである。
図3(C)を参照して、イージーピールラベル4の熱融着していない端部17を指でつまんで引っ張り上げると、熱融着部分8aと粘着層10が剥がれて、長方形の貫通孔2が露出し始める。イージーピールラベル4を完全に取ると、貫通孔2が完全に露出する。容器を傾けて貫通孔2から水、液体成分を放出する。水を放出させた後、図4(D)を参照して、貫通孔2の部分から蓋16を引裂くと中身が取り出せる。蓋16を引裂く際、既に水、液体成分が放出されて無くなっているので、水、液体成分が飛び散ることはなく、衣服を汚すことはない。
図5は、実施例1に係る包装資材フィルムを食品包装容器に加工したものである。図5(A)は、平面図であり、図5(B)は、図5(A)におけるB方向から見た矢視図であり、図5(C)は、図5(A)におけるC方向から見た矢視図である。
このようなチューブ状の容器は例えばトコロテン、糸コンニャクなどの食品包装容器に用いられる。食品包装容器20は、図1に示した包装資材フィルム、すなわち水切りをするための貫通孔2が設けられたベースフィルム3とイージーピールラベル4とを備える包装資材フィルムを断裁し、袋状に加工、すなわち製袋したものである。包装資材フィルムを断裁してなるフィルム18を折り重ねて側辺及び底辺をシールし、上端の開口部より、糸こんにゃく19などの水浸漬物を充填し、上部をシールして、密封される。本実施例の場合、ベースフィルム3は、イージーピールフィルムを使用するのは適切でなく、イージーピール層を有しないプラスチックフィルムで形成される。図中、21はシール部である。
開封の動作について説明すると、イージーピールラベル4の熱融着していない端部17を指でつまんで引っ張り上げると、熱融着部分8aと粘着層10が剥がれて、貫通孔2が露出する。貫通孔2から水、液体成分を放出する。水を放出させた後、貫通孔2の部分から容器20を引裂くと中身が取り出せる。容器20を引裂く際、既に水、液体成分が放出されて無くなっているので、水、液体成分が飛び散り、衣服を汚すことはない。
実施例5に係るイージーピールラベルの製造方法について説明する。図6(A)は、イージーピールラベルの製造方法を説明する図である。図6(B)は、図6(A)におけるB−B線に沿う断面図である。
図6(A)と図6(B)を参照して、セパレート(剥離紙)22が巻かれたセパレートロール31aを準備する。セパレートロール31aよりセパレート22を取り出し第1の方向33に流す。セパレート22の流れに直交する第2の方向34に、イージーピールフィルム28を流す。イージーピールフィルム28は市販のものであり、例えばPET又はナイロン製のフィルム7とイージーピール層8とからなる。セパレート22の流れとイージーピールフィルム28の流れの交差点で、抜き1)工程を行う。交差点で、抜き1)工程を行うように構成することにより、自動化することができ、生産効率が非常に上がる。
抜き1)工程で、トムソン刃を用いて、イージーピールフィルム片5を型抜きして、該イージーピールフィルム片5をセパレート22に疑似接着させる。次に、イージーピールフィルム片5を覆うように、例えばPETフィルム9と粘着層10とからなるタックフィルム30をセパレート22の上にラミネートする。次に抜き工程2)で、トムソン刃を用いて、タックフィルム30を、イージーピールフィルム片5の上で、該イージーピールフィルム片5の面積よりも広い面積で型抜きし、型抜きされたタックフィルム片6をイージーピールフィルム片5の上に残す。型抜き後のタックフィルム30のカスをセパレート22の上から除去する(カス上げと呼ぶ)。すると、イージーピールフィルム片5を背後から覆いかぶさるタックフィルム片6がセパレート22の上に貼り付けられて残される。こうして、セパレート22に載せられた、粘着層10つきのイージーピールラベル4が得られる。すなわち、イージーピールラベル4は、その表面に粘着層10を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片6と、タックフィルム片6の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層8を有する、イージーピールフィルムからタックフィルム片6よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片5と、を備える構造となる。イージーピールラベル4は、セパレート22の上に載せられた状態でロール31bに巻き取られる。
なお、図6(B)は比例尺で描かれていない。図6(A)に示す方法によると、図6(C)に示すような、タックフィルム片6とイージーピールフィルム片5との間に段差を有する構造ができると考えられるのであるが、セパレータ22の幅は約300mmで、それに対して、イージーピールフィルム28の厚さは通常30〜300μmと極薄く、またタックフィルム30も、50〜150μmと極薄いので、図6(C)に示すような段差は無視ででき、実際は、図6(B)に示すような段差のない構造と描ける。
図7(A)は、イージーピールラベル4で貫通孔が塞がれた包装資材フィルム1の製造方法を説明する図である。図7(B)は、図7(A)におけるB−B線に沿う断面図である。
これらの図を参照して、ベースフィルム3が巻かれたロール32aを準備する。ベースフィルム3は、イージーピールフィルム又はイージーピール層を有しないプラスチックフィルムで形成される。ベースフィルムをロール32aから引き出し、第1の方向35に流す。抜き工程3)で、トムソン刃を用いて、ベースフィルム3に貫通孔2を形成する。次に、ロール31bから引き出されたセパレート22の上に載せられた、粘着層付きのイージーピールラベル4を、上記第1の方向35と直交する方向に流す。イージーピールラベル4をセパレート22から剥がして、そのままベースフィルム3の上に移動させて貼り付ける。このとき、イージーピールラベル4を、貫通孔2をイージーピール層8が覆って塞ぐように、粘着層10によりベースフィルム3に貼り付ける。次に熱シール工程で、イージーピール層8をベースフィルム3にヒータ11を用いて熱融着させる。8aは、熱融着した部分である。これによって、貫通孔2がイージーピールラベル4で塞がれ、かつイージーピール層8の貫通孔2の周縁に位置する部分がベースフィルム3に熱融着されてなる包装資材フィルム1が得られる。包装資材フィルム1は、ロール32bに巻き取って、保管される。
なお、実施例1では、イージーピール層8の全ての部分をベースフィルム3に熱融着した場合を例示したが、図8に示すように、貫通孔2の周縁に位置する部分だけを熱融着してもよい。8aが熱融着部分である。この場合密封性は劣るが、剥離はよりし易くなる。
本発明の包装資材フィルムは、開封時に、水を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さない包装容器又は包装容器の蓋に使用される。その他、気体成分を含む芳香剤、固体成分を含む医薬、香水の容器又はその蓋にも使用される。
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の包装資材フィルムは、開封時に、水を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さない包装容器又は包装容器の蓋に使用される。トコロテンや、コンニャク、ウズラの剥き身タマゴ、豆腐、水羊羹などのようには水に浸漬して容器に密封される食品の包装容器の蓋などに好適に利用される。
1 包装資材フィルム
2 貫通孔
3 ベースフィルム
4 イージーピールラベル
5 イージーピールフィルム片
6 タックフィルム片
7 PETフィルム又はナイロンフィルム
8 イージーピール層
8a 熱融着した部分
9 PETフィルム
10 粘着層
11 ヒータ
12 原反ロール
13 プラスチック容器
14 トコロテン
15 端部
16 蓋
17 端部
18 フィルム
19 糸コンニャク
20 食品包装容器
21 シール部
22 セパレート
23 ゼリー
24 プラスチック容器
25 蓋フィルム
26 基材フィルム
27 イージーピール層
28 イージーピールフィルム
30 タックフィルム
31a,31b,32a、32b ロール
33,35 第1の方向
34 第2の方向
本発明は一般に包装資材フィルムの原反ロールに関するものであり、より特定的には、中身の液体成分を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さないように改良された包装容器又は包装容器の蓋に使用される包装資材フィルムの原反ロールに関する。本発明はまたそのような包装資材フィルムの原反ロールの製造方法に関する。本発明はまた上記包装資材フィルムが蓋剤に使用されたプラスチック容器に関する。本発明はまた上記包装資材フィルムを製袋してなる包装フィルム及び包装容器に関する。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、中身の液体成分を飛び散らさない、かつ、衣服を汚さないように改良された包装容器又は包装容器の蓋に使用される包装資材フィルムの原反ロールを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、そのような包装資材フィルムの原反ロールの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、熱融着させることで、バージン性の機能を持ち、一度剥がしても再シールができる包装資材フィルムの原反ロール及びその製造方法を提供することにある。
本発明に係る包装資材フィルムの原反ロールは、原反フィルムを引き出して断裁し包装フィルム、包装容器又はその蓋にする、包装資材フィルムの原反ロールであって、(a)液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔が設けられたベースフィルムと、(b)その表面に粘着層を有するタックフィルム片と、タックフィルム片の上にラミネートされ、その表面にイージーピール層を有するイージーピールフィルム片とを含むイージピールラベルと、(c)上記貫通孔を上記イージーピール層が覆って塞ぐように、上記イージーピールラベルを上記ベースフィルムに貼り付けて、少なくとも上記イージーピール層の上記貫通孔の周縁に位置する部分を上記ベースフィルムに熱融着してなる熱融着部分と、を備える。
この発明のさらに他の局面に係る方法は、原反フィルムを引き出して断裁し包装フィルム、包装容器又はその蓋にする、包装資材フィルムの原反ロールの製造方法であって、その表面に粘着層を有するタックフィルム片と、タックフィルム片の上にラミネートされ、その表面にイージーピール層を有するイージーピールフィルム片と、を含むイージーピールラベルを準備する工程と、ベースフィルムをロールから引き出す工程と、上記ベースフィルムに液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔を形成する工程と、上記貫通孔を上記イージーピール層が覆って塞ぐように、上記イージーピールラベルを上記ベースフィルムに貼り付け、少なくとも上記イージーピール層の上記貫通孔の周縁に位置する部分を上記ベースフィルムに熱融着し、熱融着部分を形成する工程と、上記熱融着部分が形成された上記ベースフィルムをロールに巻き取る工程と、を備える。
本発明の実施例1に係る原反ロールから引き出された包装資材フィルムの概念図である。 実施例1に係る包装資材フィルムの原反ロールの製造方法を示す図である。 実施例2に係るプラスチック容器を説明する図である。 実施例3に係るプラスチック容器を説明する図である。 実施例4に係る食品包装フィルムを説明する図である。 参考例1に係るイージーピールラベルの製造方法を説明する図である。 実施例に係る包装資材フィルムの原反ロールの製造方法を説明する図である。 本発明の実施例1に係る包装資材フィルムの原反ロールの変形例の概念図である 従来のプラスチック容器を説明する図である。
図1(A)は、本発明の実施例1に係る原反ロールから引き出された包装資材フィルムの概念図である。例えばLは50mm、Lは300mm、Lは40mmである。図1(B)は、図1(A)におけるB−B線に沿う断面図である。図1(B)の断面図は、ベースフィルム3が上側になり、イージーピールラベル4が下側になるように描かれている。この包装資材フィルムは、断裁されて、包装容器又は包装容器の蓋に加工されるものである。
次に、実施例1に係る包装資材フィルムの原反ロールの製造方法について説明する。図2(A)を参照して、ベースフィルム3を準備する。ベースフィルム3に貫通孔2を形成する。イージーピールラベル4(イージーピール層8とナイロンフィルム7と粘着層10とPETフィルム9とを有する)を準備し、貫通孔2をイージーピール層8が覆って塞ぐように、イージーピールラベル4をベースフィルム3に粘着層10を利用して貼り付ける。ヒータ11を用いて、イージーピール層8をベースフィルム3に熱融着する。8aは熱融着した部分である。イージーピールラベル4をベースフィルム3に貼り付けたものを図2(C)に示すようにロールに巻き取っていくと、実施例1に係る包装資材フィルムの原反ロール12が完成する。原反ロール12より原反フィルムを引き出して断裁し、後述する包装容器又は包装容器の蓋とする。
開封の動作について説明すると、イージーピールラベル4の熱融着していない端部17を指でつまんで引っ張り上げると、熱融着部分8aと粘着層10が剥がれて、貫通孔2が露出する。貫通孔2から水、液体成分を放出する。水を放出させた後、貫通孔2の部分から容器20を引裂くと中身が取り出せる。容器20を引裂く際、既に水、液体成分が放出されて無くなっているので、水、液体成分が飛び散り、衣服を汚すことはない。
(参考例1)
参考例1に係るイージーピールラベルの製造方法について説明する。図6(A)は、イージーピールラベルの製造方法を説明する図である。図6(B)は、図6(A)におけるB−B線に沿う断面図である。
なお、図6(B)は比例尺で描かれていない。図6(A)に示す方法によると、図6(C)に示すような、タックフィルム片6とイージーピールフイルム片5との間に段差を有する構造ができると考えられるのであるが、セパレータ22の幅は約300mmで、それに対して、イージーピールフィルム28の厚さは通常30〜300μmと極薄く、またタックフィルム30も、50〜150μmと極薄いので、図6(C)に示すような段差は無視ででき、実際は、図6(B)に示すような段差のない構造と描ける。
(実施例5)
本発明に係る包装資材フィルムの原反ロールは、原反フィルムを引き出して断裁し包装フィルム、包装容器又はその蓋にする、包装資材フィルムの原反ロールであって、(a)液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔が設けられたベースフィルムと、(b)その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、該タックフィルム片の上にラミネートされ、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから前記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片とを含むイージーピールラベルと、(c)上記貫通孔を上記イージーピール層が覆って塞ぐように、上記イージーピールラベルを上記ベースフィルムに貼り付けて、少なくとも上記イージーピール層の上記貫通孔の周縁に位置する部分を上記ベースフィルムに熱融着してなる熱融着部分と、を備える。
この発明のさらに他の局面に係る方法は、原反フィルムを引き出して断裁し包装フィルム、包装容器又はその蓋にする、包装資材フィルムの原反ロールの製造方法であって、その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、該タックフィルム片の上にラミネートされ、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから前記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を含むイージーピールラベルを準備する工程と、ベースフィルムをロールから引き出す工程と、上記ベースフィルムに液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔を形成する工程と、上記貫通孔を上記イージーピール層が覆って塞ぐように、上記イージーピールラベルを上記ベースフィルムに貼り付け、少なくとも上記イージーピール層の上記貫通孔の周縁に位置する部分を上記ベースフィルムに熱融着し、熱融着部分を形成する工程と、上記熱融着部分が形成された上記ベースフィルムをロールに巻き取る工程と、を備える。

Claims (7)

  1. 液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔が設けられたベースフィルムと、
    その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、前記タックフィルム片の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから前記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を有するイージーピールラベルと、を備え、
    前記貫通孔を前記イージーピール層が覆って塞ぐように、前記イージーピールラベルを前記ベースフィルムに貼り付けて、少なくとも前記イージーピール層の前記貫通孔の周縁に位置する部分を前記ベースフィルムに熱融着してなる包装資材フィルム。
  2. 前記イージーピール層の全ての部分を前記ベースフィルムに熱融着してなる請求項1に記載の包装資材フィルム。
  3. 請求項1又は2に記載の包装資材フィルムが蓋剤に使用されたプラスチック容器。
  4. 請求項1又は2に記載の包装資材フィルムを製袋してなる食品包装フィルム。
  5. その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、
    前記タックフィルム片の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから前記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を備えたイージーピールラベル。
  6. その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、前記タックフィルム片の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから前記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を備えたイージーピールラベルの製造方法であって、
    セパレートをセパレートロールから引き出し第1の方向に流す工程と、
    前記イージーピールフィルムを、前記セパレートの上であって、かつ前記第1の方向と直交する方向に流す工程と、
    前記セパレートの流れと前記イージーピールフィルムの流れの交差点で、前記イージーピールフィルムを型抜きして、前記イージーピールフィルム片を形成し、該イージーピールフィルム片を前記セパレートの上に疑似接着する工程と、
    前記イージーピールフィルム片を覆うように前記セパレートの上に、タックフィルムをラミネートする工程と、
    前記タックフィルムを、前記イージーピールフィルム片の上で、該イージーピールフィルム片の面積よりも広い面積で型抜きし、型抜きされたタックフィルム片を前記イージーピールフィルム片の上に貼り付けて残す工程と、
    前記型抜き後の前記タックフィルムのカスを前記セパレートの上から除去する工程と、を備えたイージーピールラベルの製造方法。
  7. その表面に粘着層を有する、タックフィルムから型抜きされたタックフィルム片と、前記タックフィルム片の上にラミネートされた、その表面にイージーピール層を有する、イージーピールフィルムから前記タックフィルム片よりも面積が小さく型抜きされたイージーピールフィルム片と、を備えたイージーピールラベルを準備する工程と、
    ベースフィルムをロールから引き出す工程と、
    前記ベースフィルムに液体、気体又は固体を通過させるための貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔を前記イージーピール層が覆って塞ぐように、前記イージーピールラベルを前記ベースフィルムに前記粘着層を利用して貼り付ける工程と、
    少なくとも前記イージーピール層の前記貫通孔の周縁に位置する部分を前記ベースフィルムに熱融着する工程と、を備えた包装資材フィルムの製造方法。
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