JP2014096902A - 中空ロータ - Google Patents

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Takahiro Shiina
貴弘 椎名
Arata Murakami
新 村上
Naoshi Fujiyoshi
直志 藤吉
Masahide Uemura
雅英 上村
Yasumitsu Osada
育充 長田
Takao Watanabe
隆男 渡辺
Eiji Tsuchiya
英滋 土屋
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Abstract

【課題】構造が単純で構造的な信頼性が高い中空ロータを提供する。
【解決手段】磁石ロータ3は、回転軸線Ax方向の両端部を規定する一対のエンドプレート5と、一対のエンドプレート5を平行かつ間隔Aに保持する支柱6と、中空状に一体化され、かつ支柱6にて拘束された積層鋼板7と、を備える。積層鋼板7の内周面7aには、半径方向内側に開口し、かつ回転軸線Ax方向に延びるとともに、積層鋼板7の支柱6に対する相対回転を阻止するように支柱6と嵌り合う溝部17が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機に適用される中空ロータに関する。
回転電機に適用される中空ロータとして、積層鋼板にて構成されたロータヨークを有し、そのロータヨークの両側を一対のフレームにて挟み込んだ状態で、ロータヨークを軸方向に貫通するボルト孔にボルトを挿入しつつ、そのボルトを一対のフレームに締結したものが知られている(特許文献1)。また、他の中空ロータとして、円板状の一対のフランジと円筒部材とを組み立てることにより構成されたかご状の骨組み構造に対して、複数に分割された積層鋼板を嵌め込みつつ固定するものが知られている(特許文献2)。
特開平9−322499号公報 特開2008−289227号公報
特許文献1の中空ロータは、ロータヨークの両側を挟む一対のフレームに締結されるボルトの締結力によって生じる部材間の摩擦力に頼って機能上必要な中空ロータの形状を保持している。一般に、積層鋼板は複数の鋼板の表面に絶縁材が塗布された状態で積層されている。すなわち、積層鋼板の鋼板間には絶縁層が介在する。温度変化が顕著な環境で積層鋼板が使用されると絶縁層が劣化する場合がある。絶縁層が劣化すると鋼板間の距離が減少してボルトの締結力が低下する。特許文献1の中空ロータの構造の場合、形状の保持がボルト締結力に依存する。そのため、ボルトの締結力の低下によって構造的な信頼性が低下する。また、特許文献2の中空ロータは構造が複雑である。また、骨組み構造に複数の積層鋼板を正確に取り付けるため、各積層鋼板に対して高い加工精度が要求される。
そこで、本発明は、構造が単純で構造的な信頼性が高い中空ロータを提供することを目的とする。
本発明の中空ロータは、回転軸線の回りに回転可能な状態で回転電機に適用される中空ロータであって、前記回転軸線方向の両端部を規定する一対のエンドプレートと、前記一対のエンドプレートを平行かつ所定の間隔に保持する支柱と、中空状の複数の鋼板が前記回転軸線方向に積層されることにより中空状に一体化され、かつ前記支柱にて拘束された積層鋼板と、を備え、前記積層鋼板の内周面には、半径方向内側に開口し、かつ前記回転軸線方向に延びるとともに、前記支柱と嵌り合う溝部が形成されているものである(請求項1)。
この中空ロータによれば、一対のエンドプレートと、これらを平行かつ所定の間隔に保持する支柱によって骨組みが形成される。その骨組みを形成する支柱と、中空状に一体化された積層鋼板の溝部とが嵌り合うことにより、積層鋼板の支柱に対する相対回転が阻止される。つまり、積層鋼板が回転方向に関して支柱にて拘束される。この中空ロータは積層鋼板の形状の保持及び回転方向の拘束をボルトの締結に頼らずに実現できる。したがって、ボルトの締結力の低下によって構造的な信頼性が低下するおそれがない。また、中空状に一体化された積層鋼板が用いられているため、複数に分割された積層鋼板を骨組みに組み付ける場合に比べて構造が単純である。
本発明の中空ロータの一態様においては、前記一対のエンドプレートのいずれか一方と前記積層鋼板との間に介在し、前記積層鋼板の前記支柱に対する前記回転軸線方向の相対移動を阻止する拘束部材を更に備えてもよい(請求項2)。拘束部材によって積層鋼板の回転軸線方向の支柱に対する相対移動を阻止することができる。
この態様においては、前記拘束部材と前記積層鋼板との間に介在するミドルプレートを更に備えてもよい(請求項3)。この場合には、拘束部材と積層鋼板とが直接接触せずに拘束部材と積層鋼板との間にミドルプレートが介在する。そのため、拘束部材が積層鋼板に接触して積層鋼板を傷つけることを防止できる。
本発明の中空ロータの一態様において、前記溝部は、開口部よりも内部側が広くなるように構成されており、前記支柱は、その断面が、前記溝部の開口幅よりも狭い幅狭部と、前記溝部の開口幅よりも大きくかつ前記溝部の内部側に収まる大きさの幅広部とを有するように構成されてもよい(請求項4)。この態様によれば、支柱の最大幅が溝部の開口幅よりも大きいので、支柱が溝部に嵌り合った際には積層鋼板が支柱に対して半径方向に相対移動することを阻止できる。したがって、構造的な信頼性が更に高まる。
この態様において、前記溝部は、円筒面状の内周面を有し、前記支柱は、前記溝部に嵌り合うことが可能な直径を有する丸棒に対して、前記直径よりも小さい幅を有する二面幅部が前記幅狭部として形成されたものでもよい(請求項5)。この場合には、支柱の二面幅部を溝部の開口部に向けて差し込んでから支柱を回転させることによって支柱を溝部に嵌め合わせることができる。つまり、開口部よりも内部側が広い溝部に支柱を嵌め合わせる場合であっても、支柱を回転軸線方向に移動させずに半径方向の支柱の移動と支柱の回転とによって支柱を溝部に嵌め合わせることができる。これにより、組み立ての自由度が向上する。
本発明の中空ロータの一態様において、前記溝部を避けるようにして前記積層鋼板の前記内周面に取り付けられた永久磁石と、前記積層鋼板の前記内周面に形成され、前記溝部に沿って延びかつ半径方向内側に向かって突出し、前記永久磁石の端部が突き当てられる突出部と、を更に備えてもよい(請求項6)。この態様によれば、永久磁石の端部が突出部に突き当てられることにより、溝部を確実に避けながら正確な位置決めが可能となる。
この態様において、前記積層鋼板の前記内周面と前記突出部との境界には、前記回転軸線方向に延びかつ半径方向外側に向かって窪む逃げ溝部が形成されてもよい(請求項7)。この場合には、逃げ溝部によって永久磁石の端部と積層鋼板の内周面との間に空間が形成される。その空間によって、永久磁石の端部から出る磁束が通る通路が確保される。これにより、永久磁石の端部における減磁を抑制できる。
以上説明したように、本発明の中空ロータによれば、一対のエンドプレートと、これらを平行かつ所定の間隔に保持する支柱によって骨組みが形成され、その骨組みを形成する支柱と、中空状に一体化された積層鋼板の溝部とが嵌り合うことにより、積層鋼板の支柱に対する相対回転が阻止される。そのため、積層鋼板の形状の保持及び回転方向の拘束をボルトの締結に頼らずに実現できる。したがって、ボルトの締結力の低下によって構造的な信頼性が低下するおそれがない。また、複数に分割された積層鋼板を組み付ける場合に比べて構造が単純である。
本発明の一形態に係る中空ロータが適用された複合モータを模式的に示した図。 中空ロータとしての磁石ロータの斜視図。 図2の矢印III方向から見た状態を示した磁石ロータの平面図。 図3のIV-IV線に関する断面図。 図4のV-V線に関する拡大断面図。 支柱の全体図。 図6のVII-VII線に関する断面図。 磁石ロータに含まれる積層鋼板の平面図。 図8のIX-IX線に関する断面図。 図8のX部の部分拡大図。 磁石ロータの構造上の利点を説明する説明図。 本発明の他の形態を示した図。 図12の形態とは異なる他の形態を示した図。
図1に示したように、回転電機としての複合モータ1は自動車等の車両の駆動装置に組み込まれて使用される。複合モータ1は回転軸線Axの回りを互いに相対回転可能で同軸に配置された巻線ロータ2及び磁石ロータ3を有している。複合モータ1は駆動装置に設けられた図示しないエンジンと自動変速機との間に搭載される。複合モータ1は巻線ロータ2と一体回転する入力軸4に入力されたエンジンのトルクを増幅して自動変速機に伝達する機能を有する。
図2〜図5に示したように、中空ロータとしての磁石ロータ3は概略的に円筒状に形成されており、回転軸線Ax方向の両端部を規定する一対のエンドプレート5と、これらのエンドプレート5を平行かつ所定の間隔Aに保持し、周方向に所定の間隔で並べられた8本の支柱6と、これらの支柱6にて拘束されている積層鋼板7と、積層鋼板7の内周面7aに取り付けられた複数の永久磁石8とを備えている。
各エンドプレート5は非磁性体の材料で構成されている。各エンドプレート5は各支柱6を固定するために必要な半径方向の幅Bを有している。各エンドプレート5には支柱6が一本ずつ挿入される8つの取付孔10が形成されている。各支柱6は非磁性体の材料で構成されている。
図4及び図6に示すように、各支柱6には間隔を空けて配置された一対のフランジ11が形成されている。各支柱6が一対のエンドプレート5の取付孔10に挿入された場合、一対のフランジ11はエンドプレート5の挿入孔10の周囲に形成された取付座12に突き当たる(図4参照)。そのため、一対のエンドプレート5の間隔Aは一定に維持される。一対のフランジ11のそれぞれの先端側には雄ねじ部13が形成されている。フランジ11が取付座12に突き当たる位置まで支柱6がエンドプレート5の挿入孔10に挿入されると雄ねじ部13がエンドプレート5の外部に露出する。外部に露出した雄ねじ部13にはナット15がねじ込まれる。これにより、一対のエンドプレート5と各支柱6とが固定され、一対のエンドプレート5と8本の支柱6とによってかご状の骨組みが形成される。一対のエンドプレート5間に配置された積層鋼板7は板厚方向の幅C(図4及び図9参照)が一対のエンドプレート5の間隔Aよりもある程度小さく設定されている。したがって、ナット15が十分にねじ込まれても一対のエンドプレート5の間隔Aは変化しないので、一対のエンドプレート5間に配置された積層鋼板7が押し潰されることはない。
図8〜図10に示すように、積層鋼板7は外周が円形でかつ中空状の複数の鋼板pが回転軸線Ax方向に積層されることにより中空状に一体化されている。積層鋼板7は、各鋼板pの表面に絶縁体が塗布された状態で積層されている。したがって、鋼板p間に絶縁層が形成される。積層鋼板7の内周面7aには16個の溝部17が形成されている。16個の溝部17のうち一つおきに選ばれた8個の溝部17が8本の支柱6と嵌り合う。
各溝部17は半径方向内側に開口し、かつ回転軸線Ax方向に延びている。各溝部17は円筒面状の内周面17aを有している(図10参照)。各溝部17は開口部よりも内部側が広くなるように構成されている。すなわち、各溝部17の内周面17aの直径φは開口幅Dよりも大きい。一方、図6及び図7に示したように、各支柱6は溝部17の直径φに嵌り合う直径Φの丸棒に対して、その直径Φよりも小さい幅wの二面幅部19が形成されることによって構成されている。したがって、支柱6を溝部17に嵌め合わせる際には、図5の想像線で示したように、支柱6の二面幅部19を溝部17の開口部に向けて差し込んでから支柱6を図5の実線の状態まで回転させることによって支柱6を溝部17に嵌め合わせることができる。つまり、支柱6を、図5の紙面と直交する回転軸線Ax方向に移動させなくても半径方向の支柱6の移動と支柱6の回転とによって支柱6を溝部17に嵌め合わせることができる。支柱6の二面幅部19が本発明に係る幅狭部に、残りの円柱部分が本発明に係る幅広部にそれぞれ相当する。
各溝部17と各支柱6との間には8箇所の嵌め合いが存在する。8箇所の嵌め合いを同一条件で厳格に設定すると、部品間の加工精度のばらつきによって組み立てが困難になる場合がある。本形態では周方向に存在する8箇所の嵌め合いのうち、適宜選ばれた対角の2箇所の嵌め合いをある程度厳格な条件に設定し、かつ残りの箇所の嵌め合いの条件を緩和している。少なくとも2箇所の嵌め合いがある程度厳格であれば、積層鋼板7と一対のエンドプレート5との間の同軸性を十分に確保できる。
図2〜図4に示したように、回転軸線Ax方向の積層鋼板7の拘束は一方のエンドプレート5と積層鋼板7との間に介在する拘束部材としての8個のピン20にて行われる。各ピン20は一方のエンドプレート5の周方向に設けられた8個の孔21(図4参照)に対して圧入される。これにより、積層鋼板7が他方のエンドプレート5に押し付けられた状態に保持されるので、回転軸線Ax方向の支柱6に対する積層鋼板7の相対移動を阻止できる。拘束部材としてはピン20の代わりにリベットを使用することもできる。各ピン20が積層鋼板7と接触して積層鋼板7を傷つけることを防止するため、図2及び図4に示したように各ピン20と積層鋼板7との間にはミドルプレート25が介在している。ミドルプレート25は非磁性体材料で構成されている。
複数の永久磁石8は、図2及び図4に示したように積層鋼板7の溝部17を避けるようにして接着にて取り付けられている。詳細には、図5に示したように各永久磁石8は、内周面7aに形成された突出部26に端部8aが突き当てられた状態で内周面7aに接着にて取り付けられている。図10にも示したが、突出部26は一つの溝部17に対して2つずつ設けられている。各突出部26は溝部17に沿って延びており、かつ半径方向内側に向かって突出している。各永久磁石8の端部8aが突出部26に突き当てられることにより、溝部17を確実に避けながら正確な位置決めが可能となる。
図5及び図10に示したように、積層鋼板7の各突出部26と内周面7aとの境界には半径方向外側に向かって窪む逃げ溝部27が形成されている。各逃げ溝部27は図5及び図10の紙面と直交する方向(回転軸線Ax方向)に延びている。図5に示したように、逃げ溝部27によって永久磁石8の端部8aと積層鋼板7の内周面7aとの間に空間が形成される。この空間によって永久磁石8の端部8aから出る磁束が通る通路が確保される。これにより、永久磁石8の端部8aにおける減磁を抑制できる。
磁石ロータ3は積層鋼板7に形成された溝部17が半径方向内側に向かって開口しているため、半径方向外側に向かって開口する比較例と比べて次のような構造上の利点がある。複数の永久磁石8は一定の間隔を確保して配置することが技術的に不可欠である。そのため、図11の(b)に示す比較例の場合、永久磁石8′よりも半径方向外側にエンドプレート5′を配置せざるを得ないから、永久磁石8′間のスペースSp1がデッドスペースとなる。図11の(a)に示した磁石ロータ3と同等の機械的強度を確保するため、比較例の支柱6′及びその取付座12′の大きさを磁石ロータ3のものよりも小さくすることはできない。したがって、取付座12′が形成されるエンドプレート5′の外径D′は、磁石ロータ3のエンドプレート5の外径Dに比べて大きくなる。しかも、比較例のエンドプレート5′に合わせて積層鋼板7′を設計した場合、積層鋼板7′の半径方向の厚さWは、積層鋼板7の厚さW′に比べて大きくなる。
これに対して、図11の(a)に示すように、磁石ロータ3は永久磁石8間のスペースSp1の一部にまで支柱6及びエンドプレート5が半径方向内側にオフセットされている。つまり、支柱6及びエンドプレート5のレイアウトに関し、永久磁石8間のスペースSp1の一部が有効に利用される。したがって、エンドプレート5の外径の拡大を抑制できるとともに、積層鋼板7の厚さWの増加を抑制できる。
以上説明した磁石ロータ3によれば、一対のエンドプレート5と、これらを平行かつ間隔Aに保持する支柱6によって骨組みが形成され、その骨組みを形成する支柱6と、中空状に一体化された積層鋼板7の溝部17とが嵌り合うことにより、積層鋼板7の支柱6に対する相対回転が阻止される。そのため、積層鋼板7の形状の保持及び回転方向の拘束をボルトの締結に頼らずに実現できる。したがって、磁石ロータ3はボルトの締結力の低下によって構造的な信頼性が低下するおそれがない。また、磁石ロータ3は、分割された複数の積層鋼板を骨組みに組み付ける場合に比べて構造が単純である。
本発明は上記形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。複数の永久磁石が積層鋼板の内周面に取り付けられた磁石ロータは中空ロータの一例にすぎない。したがって、本発明の中空ロータを、永久磁石を持たない形態で実施することもできる。本発明の中空ロータの適用対象は複合モータに限らない。そのため、各種電動機、発電機、モータ・ジェネレータ等の回転電機に本発明の中空ロータを適用することができる。
積層鋼板に形成する溝部の形状及びその溝部に嵌り合う支柱の断面形状は上記形態のものに限らない。したがって、溝部の形状や支柱の断面形状について種々の形状を採用することができる。例えば、図12に示すように、積層鋼板100の内周面100aに形成された矩形状の溝部101と、その溝部101に対応した矩形状の断面を有する支柱102とが嵌り合う形態で本発明を実施することができる。これにより、支柱102に対する積層鋼板100の相対回転を阻止できる。
また、図13に示すように、積層鋼板103の内周面103aに形成され、開口部よりも内部側が広くなるような台形状の溝部104と、その溝部104に対応した台形状の断面を有する支柱105とが嵌り合う形態で本発明を実施することができる。溝部104は開口部よりも内部側が広い。したがって、溝部104と支柱105とが嵌り合ったときには、上記形態の磁石ロータ3の場合と同様に、積層鋼板103が支柱105に対して半径方向に相対移動することを阻止できる。図13の形態において、支柱105のうち、短辺を含む部位が本発明に係る幅狭部に、長辺を含む部位が本発明に係る幅広部にそれぞれ相当する。
1 複合モータ(回転電機)
3 磁石ロータ(中空ロータ)
5 エンドプレート
6、102、105 支柱
7、100、103 積層鋼板
7a、100a、103a 内周面
8 永久磁石
8a 端部
17、101、104 溝部
19 二面幅部(幅狭部)
20 ピン(拘束部材)
25 ミドルプレート
26 突出部
27 逃げ溝部
Ax 回転軸線
p 鋼板

Claims (7)

  1. 回転軸線の回りに回転可能な状態で回転電機に適用される中空ロータであって、
    前記回転軸線方向の両端部を規定する一対のエンドプレートと、前記一対のエンドプレートを平行かつ所定の間隔に保持する支柱と、中空状の複数の鋼板が前記回転軸線方向に積層されることにより中空状に一体化され、かつ前記支柱にて拘束された積層鋼板と、を備え、
    前記積層鋼板の内周面には、半径方向内側に開口し、かつ前記回転軸線方向に延びるとともに、前記支柱と嵌り合う溝部が形成されていることを特徴とする中空ロータ。
  2. 前記一対のエンドプレートのいずれか一方と前記積層鋼板との間に介在し、前記積層鋼板の前記支柱に対する前記回転軸線方向の相対移動を阻止する拘束部材を更に備える請求項1に記載の中空ロータ。
  3. 前記拘束部材と前記積層鋼板との間に介在するミドルプレートを更に備える請求項2に記載の中空ロータ。
  4. 前記溝部は、開口部よりも内部側が広くなるように構成されており、
    前記支柱は、その断面が、前記溝部の開口幅よりも狭い幅狭部と、前記溝部の開口幅よりも大きくかつ前記溝部の内部側に収まる大きさの幅広部とを有するように構成されている請求項1又は2に記載の中空ロータ。
  5. 前記溝部は、円筒面状の内周面を有し、
    前記支柱は、前記溝部に嵌り合う直径を有する丸棒に対して、前記直径よりも小さい幅を有する二面幅部が前記幅狭部として形成されたものである請求項4に記載の中空ロータ。
  6. 前記溝部を避けるようにして前記積層鋼板の前記内周面に取り付けられた永久磁石と、前記積層鋼板の前記内周面に形成され、前記溝部に沿って延びかつ半径方向内側に向かって突出し、前記永久磁石の端部が突き当てられる突出部と、を更に備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の中空ロータ。
  7. 前記積層鋼板の前記内周面と前記突出部との境界には、前記回転軸線方向に延びかつ半径方向外側に向かって窪む逃げ溝部が形成されている請求項6に記載の中空ロータ。
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