JP2014096756A - マルチメディア放送受信装置、プリセットリストの更新方法および更新プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリセットリストの更新に要する時間を短縮した「マルチメディア放送受信装置、プリセットリストの更新方法および更新プログラム」を提供する。
【解決手段】 V−Lowマルチメディア放送受信装置は、選択されたセグメントを受信する受信部と、受信手段にスキャンさせるスキャン部と、受信されたセグメントの伝送情報を抽出する情報抽出部と、伝送情報に基づきプリセットリストを作成するリスト作成部と、伝送情報を記憶する情報記憶部と、プリセットリストを更新するリスト更新部とを有する。リスト更新部は、スキャンにより得られたセグメントの連結IDが、記憶部に記憶されたセグメントの連結IDと一致する場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるようにスキャンを制御し、プリセットリストの更新に要する時間を短縮する。
【選択図】 図10
【解決手段】 V−Lowマルチメディア放送受信装置は、選択されたセグメントを受信する受信部と、受信手段にスキャンさせるスキャン部と、受信されたセグメントの伝送情報を抽出する情報抽出部と、伝送情報に基づきプリセットリストを作成するリスト作成部と、伝送情報を記憶する情報記憶部と、プリセットリストを更新するリスト更新部とを有する。リスト更新部は、スキャンにより得られたセグメントの連結IDが、記憶部に記憶されたセグメントの連結IDと一致する場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるようにスキャンを制御し、プリセットリストの更新に要する時間を短縮する。
【選択図】 図10
Description
本発明は、マルチメディア放送受信装置に関し、特に、VHFの1チャンネルないし3チャンネルを利用した、いわゆるV−Lowマルチメディア放送を受信する受信装置に関する。
地上デジタル放送は、1チャンネルの伝送帯域を13のセグメントに分割し、セグメント単位で異なる変調方式を採用することで、固定受信機向けの放送サービス(いわゆるフルセグメント放送)と、移動体/携帯端末向けの放送サービス(いわゆるワンセグメント)放送とを同時に送信することを可能にしている。最近の車載地上デジタル放送受信機では、受信感度が良好のときフルセグメント放送を受信し、受信感度が悪化するとノイズ耐性があるワンセグメント放送へ自動的に受信を切り替えるものがある。
また、車載地上デジタル放送受信機では、移動に伴って現在視聴している番組の受信エリアを外れてしまった場合等に、次の中継局や系列局を探す放送局サーチ機能や、受信可能な放送サービスとその周波数(またはチャンネル情報)が登録されたプリセットリストの作成または更新のためにスキャン機能が搭載されている。特許文献1では、受信中の番組と同一番組を放送している中継局やその系列局を迅速に効率よくサーチするため、中継局が見つからなかった場合には、記憶部に記憶された系列識別と同じ系列局を検索するデジタル放送受信装置を開示している(特許文献1)。
プリセットリストは、上記したように受信可能な放送サービス(またはチャンネル情報)の周波数を予め登録しておくものであり、ユーザーが視聴したいチャンネルを選局したとき、プリセットリストを参照することで、対応する周波数を即座に受信させることができる。車載機が受信エリアを外れたとき、中継局または系列局の放送局サーチが実行され、中継局または系列局が検出されれば、受信が切り替えられるとともに、プリセットリストも更新される。しかし、更新されるのは、現在視聴中の放送局に対応する中継局または系列局だけであり、それ以外の放送サービスまたはチャンネル情報は更新されない。このため、ユーザーが他の放送サービスの選局を行ったとき、プリセットリストの情報は未更新であるため、その放送サービスも受信エリアを外れている可能性が高い。もし、受信できない場合には、再度、放送局サーチが行われてしまう。
他方、プリセットリストに含まれるすべての放送サービスまたはチャンネル情報を常に最新にしたいという要望もある。この場合、放送局サーチの実行後あるいは他のタイミングで伝送帯域の放送局のスキャンが行われ、現在の受信エリアで視聴可能な放送サービスが反映されるようにプリセットリストが更新される。しかしながら、全ての伝送帯域の周波数に対して放送信号が受信可能であるか否かを確認しなければならず、プリセットリストを更新するには多くの時間を費やしてしまうという課題がある。
日本では、2011年7月24日のアナログTV停波後、空いたVHF−Lowの周波数帯域である、90MHz〜108MHz(1CH〜3CH)を利用して、デジタルラジオ放送等のマルチメディア放送が行われる予定となっている。以下、この放送を、便宜上、V−Lowマルチメディア放送と呼ぶこととする。
V−Lowマルチメディア放送で利用可能な周波数帯域は18MHzであり、VHFの1つのチャンネルに割り当てられる伝送帯域は6MHzである。1つのチャンネル(6MHz)は、図1に示すように、42に番号付けされた仮想チャンネルまたはサブチャンネルに分割される。サブチャンネル0〜3を除くサブチャンネルがセグメントに割り当てられ、1つのセグメントは、連続する3つのサブチャンネルから構成される。その結果、6MHzの帯域には最大で13個のセグメントが存在する。放送局は、1つまたは複数のセグメントを利用して放送サービス(番組)を伝送することができる。例えば、ある放送局は、3つのセグメントを利用して放送サービスを提供し、ある放送局は、1つのセグメントを利用して放送サービスを提供する。デジタル放送受信機側では、1つのセグメントを構成する中央のサブチャンネルの周波数を受信することになる。このように、V−Lowマルチメディア放送では、VHFの1つのチャンネルの中に複数の放送サービス、すなわち複数のトランスポートストリーム(TS)の運用を想定している点で、1つのチャンネル内に放送サービスまたはトランスポートストリームが1つという地上デジタル放送と伝送方法を異にする。
V−Lowマルチメディア放送のシステム上の特徴として、複数のセグメントをガードバンドなしに送信する連結送信が行われる。図2(A)は、地域Aの伝送帯域aにおける連結送信の例、図2(B)は、地域Bの伝送帯域bにおける連結送信の例を示している。VHFの1CH内に複数のトランスポートストリーム(TS)が伝送されるV−Lowマルチメディア放送では、1セグメント(428kHz)単位で選局が行われ、それぞれのセグメントのトランスポートストリームからサービス構成および番組情報が抽出される。地上デジタル放送と異なり、VHFの1つのチャンネル(6MHzの伝送帯域)内に複数の放送サービスまたは放送番組が存在するため、6MHzの帯域内にガードバンドを挿入すると、有効に利用できるセグメントの数が少なくなってしまう。このため、V−Lowマルチメディア放送では、セグメントの連結送信という伝送方式を採用する。図2(A)の例では、1つの伝送帯域内に、1セグメント×5と、3セグメント×2が含まれ、その結果、7つの放送サービス、すなわち7つのトランスポートストリームが存在する。そして、1セグメント×4と、3セグメント×1が1つに連結され、合計で7セグメントが連結送信される。
連結送信が運用される場合、放送事業者が連結やTSの構成を決定するため、連結の構成は地域によって異なることがある。図2(B)は、地域Bの伝送帯域の伝送例である。ここでは、伝送帯域内に、1セグメント×4、3セグメント×2が含まれ、その結果、6つの放送サービスまたはTSが存在する。そして、1セグメント×1と、3セグメント×1が連結され、合計で4セグメントが連結送信される。
図3は、3つのセグメントを連結送信する伝送符号化部の概略構成を示す図である。音声、映像、データをパケット化したトランスポートストリームTS1ないしTS3は、外符号部10、12、14に供給され、外符号のパリティが付加される。外符号化された信号は、ここには図示しないが、誤り符号化、キャリア変調、インターリーブ等の処理が施された後、OFDM部20、22、24において直交周波数多重変調されたOFDMフレーム構成に変換される。各OFDMフレームは、OFDMフレームIFFT入力割り付け部30に供給され、そこでOFDMフレームが連結され、IFET32で逆FFT演算され、3つのセグメントが連結されたOFDM信号が出力される。受信機は、OFDM信号を受信し、これを複合、復調し、元のトランスポートストリームTS1ないしTS3を抽出する。
このようなV−Lowマルチメディア放送を受信可能な車載機においてプリセットリストを更新する際の具体的な課題を説明する。図4(A)では、VHF1、VHF2、VHF3に各1局が存在し、VHF1の放送局は、7セグメント(1seg×4サービス、3seg×1サービス)を連結送信し、現在、連結送信されたセグメントの放送サービス2(サブチャンネル6〜8)を視聴しているものとする。放送エリアを外れ、視聴中の番組を受信できなくなった場合、中継局または系列局の放送局サーチが実施される。図5(A)は、放送局サーチが実行される前のプリセットリストを示している。本例のプリセットリストには、以前のスキャンで得られた放送サービス名とそれに対応するチャンネル情報(周波数)が登録されている。
図4(B)は、放送局サーチによりVHFの2CHに中継局または系列局が見つかった例を示している。中継局サーチは、現在受信している放送信号に含まれるNIT(Network Information Table:放送局情報)から中継局の周波数を抽出し、受信可能か否かを確認する。系列局サーチは、系列局の周波数が未知であるため、伝送帯域をスキャンし系列局を検索する。図5(B)は、放送局サーチの実行後に更新されたプリセットリストを示している。放送局サーチにより、VHFの2CHに中継局の受信が確認されたため、プリセットリストのセグメントNo.2の放送サービスのチャンネル情報が「222」に更新される。それ以外の放送サービスのチャンネル情報は、未更新のままである。仮に、ユーザーが放送サービス2以外の選局を行うと、その放送サービスも放送エリアを外れている可能性が高く、受信できない場合には、再び、放送局サーチが実行されてしまう。
プリセットリストの全放送サービスのチャンネル情報を更新させる場合、VHFの1CHから3CHまで全周波数帯域をスキャンし、受信可能な放送サービスが検索される。例えば、図5に示すプリセットリストの例では、15の放送サービスが伝送されているので、プリセットリストの更新を完了するのに要する時間は、概略、次のようになる。
1サービス当たりのNIT取得にかかる時間を1秒とすると、15×1秒=15秒
1サブチャンネル当たりの無信号判定にかかる時間を0.3秒とすると、(126−15)×0.3秒=33.3秒、その結果、合計で、約48.3秒の長い時間を必要としてしまう。
1サービス当たりのNIT取得にかかる時間を1秒とすると、15×1秒=15秒
1サブチャンネル当たりの無信号判定にかかる時間を0.3秒とすると、(126−15)×0.3秒=33.3秒、その結果、合計で、約48.3秒の長い時間を必要としてしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、プリセットリストの更新に要する時間を短縮したマルチメディア放送受信装置、プリセットリストの更新方法および更新プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るマルチメディア放送受信装置は、1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、1つのセグメントが複数の周波数帯域を含み、1つまたは複数のセグメントに1つの放送サービスが割り当てられ、複数のセグメントが連結された放送波を受信可能なものであって、選択されたセグメントを受信する受信手段と、前記受信手段に伝送帯域をスキャンさせるスキャン手段と、前記スキャン手段により受信されたセグメントの伝送情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された伝送情報に基づき放送サービスを受信するために必要な情報を登録したプリセットリストを作成する作成手段と、前記伝送情報を記憶する記憶手段と、前記スキャン手段により前記プリセットリストを更新する更新手段とを有し、前記更新手段は、前記スキャン手段により得られた伝送情報に含まれるセグメントの連結を識別する識別情報が、前記記憶手段に記憶された伝送情報に含まれるセグメントの識別情報に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるように前記スキャン手段のスキャンを制御する。
好ましくは前記更新手段は、同一の識別情報を有するセグメントに基づき連結されたセグメントの範囲を決定する。好ましくは前記更新手段は、前記スキャン手段により得られたセグメントの周波数を基準に、残りの連結されたセグメントの周波数を更新する。好ましくは前記更新手段は、前記記憶手段に記憶された伝送情報に基づき連結されたセグメントの構成を推測する。好ましくは前記更新手段は、前記記憶手段に記憶された伝送情報および前記スキャン手段により得られた伝送情報の双方を用いてプリセットリストを更新する。好ましくはマルチメディア放送受信装置は車載機であり、前記更新手段は、現在受信している放送サービスの受信感度が低下したときプリセットリストの更新を行う。好ましくは前記放送波は、VHFの1チャンネルから3チャンネルの伝送帯域を有するV−Lowマルチメディア放送である。
本発明に係るマルチメディア放送受信装置のプリセットリストの更新方法は、1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、1つのセグメントが複数の周波数帯域を含み、1つまたは複数のセグメントに1つの放送サービスが割り当てられ、複数のセグメントが連結された放送波を受信可能なもので行われ、伝送帯域をスキャンし、受信したセグメントの伝送情報を抽出し、抽出された伝送情報に基づき放送サービスを受信するために必要な情報を登録したプリセットリストを作成し、プリセットリストを更新するステップとを含み、前記プリセットリストを更新するステップは、スキャンにより得られた伝送情報に含まれるセグメントの連結を識別する識別情報が以前にプリセットリストを作成するときに得られた伝送情報の識別情報と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるようにスキャンを制御する。
本発明に係るマルチメディア放送受信装置が実行するプリセットリストの更新プログラムは、1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、1つのセグメントが複数の周波数帯域を含み、1つまたは複数のセグメントに1つの放送サービスが割り当てられ、複数のセグメントが連結された放送波を受信可能なものが実行し、伝送帯域をスキャンし、受信したセグメントの伝送情報を抽出し、抽出された伝送情報に基づき放送サービスを受信するために必要な情報を登録したプリセットリストを作成し、プリセットリストを更新するステップとを含み、前記プリセットリストを更新するステップは、スキャンにより得られた伝送情報に含まれるセグメントの連結を識別する識別情報が以前にプリセットリストを作成するときに得られた伝送情報の識別情報と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるようにスキャンを制御する。
本発明によれば、以前に得られたセグメントの連結と同じセグメントの連結が得られた場合には、セグメントの連結を除外してスキャンされるようにしたので、スキャン時間が短縮され、それにより、プリセットリストの更新に要する時間を短縮することができる。
以下、本発明を実施するための好ましい形態を図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明のマルチメディア放送受信装置の一例として、車載デジタル放送受信機を例示する。この車載デジタル放送受信機は、少なくともV−Lowマルチメディア放送を受信する機能を有するが、これに加えてUHFの伝送帯域を利用する地上デジタルテレビ放送を受信する機能を備えるものであってもよい。さらに、車載デジタル放送受信機は、ナビゲーション機能、オーディオデータ再生機能、ビデオデータ再生機能、外部機器やネットワークとの通信をする機能などを搭載するものであってもよい。
図6は、本発明の実施例に係る車載デジタル放送受信機の概略構成を示すブロック図である。本実施例に係る車載デジタル放送受信機100は、VHFアンテナ110からV−Lowマルチメディア放送を受信する受信部120、受信部120で受信された信号を処理するデータ処理部130、データ処理部130により処理された音声データや映像データ等を出力する出力部140、各部を制御する制御部150、プログラムやデータ等を記憶する記憶部160、ユーザーからの操作情報を受け取る入力部170等を含んで構成される。
受信部120は、入力部170や制御部150からの指示に応じて、所望のセグメントの周波数を受信するチューナを含む。V−Lowマルチメディア放送では、1セグメントは3つのサブチャンネルから構成され、1つの放送サービスが1つのセグメントを利用する場合には、中央のサブチャンネルの周波数が受信される。また、1つの放送サービスが3つのセグメントを利用する場合には、中央のセグメントの中央のサブチャンネルの周波数が受信される。
データ処理部130は、例えば、ディジタルシグナルプロセッサ等の処理装置等を含む。データ処理部130は、受信部120からのアナログ放送信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、受信したOFDM信号の復調等を行う復調部、復調された信号の周波数/時間インターリーブ、誤り訂正などを行う復号部、復号されたトランスポートストリーム(TS)に多重化されている音声ストリーム、映像ストリームおよびデータストリームを分離するデマルチプレクサ、音声ストリーム、映像ストリームおよびデータストリームのそれぞれをデコードするデコード部などを含んで構成される。複数のセグメントが連結送信されている場合には、各セグメントのトランスポートストリームにそれぞれ分離される。
データストリームには、NIT、BIT(Broadcaster information Table:系列局情報)、EIT(Event Information Table:番組情報)などが含まれる。BITには、例えば、系列局IDなどが含まれ、これは系列局サーチに利用される。EITには、放送サービス(番組)の名称、放送日時、番組内容、番組を識別するためのイベントID等が含まれている。NITには、中継局の周波数に加え、セグメントが連結送信されていることを示す連結送信記述子(Connected transmission descriptor)が含まれる。この記述子には、連結送信を識別する識別IDが含まれる。識別IDは、全国でユニークなものが割り当てられる。
出力部140は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/Aコンバータ、アナログ音声信号を出力するスピーカ、映像信号をディスプレイに描画する描画処理部、およびディスプレイ等を含んで構成される。
制御部150は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ等の処理部を含み、プログラムを実行することにより各部を制御する。プログラムデータは、制御部150内のメモリ、または記憶部160からロードされる。制御部150は、主に、受信部120のチューナの動作、データ処理部130の復調および復号処理の動作等を制御する。さらに制御部150は、中継局や系列局の放送局をサーチする機能や、プリセットリストの作成および更新のために伝送帯域をスキャンする機能を備えている。
記憶部160は、種々のデータやプログラムデータを格納することが可能である。例えば、記憶部160は、スキャンによって得られたセグメントの伝送情報、制御部150によって作成されたプリセットリストの情報等を記憶する。
次に、本実施例の車載デジタル放送受信機のプリセットリストの作成および更新について説明する。図7に、本実施例の車載デジタル放送受信機のプリセットリスト機能部の概略構成を示す。プリセットリスト機能部200は、制御部150がプログラムまたはソフトウエアを実行することにより実現されてもよいし、あるいは、ハードウエア、もしくはハードウエアとソフトウエアの組合せによって実現されてもよい。
プリセットリスト機能部200は、スキャン部210、情報抽出部220、情報記憶部230、リスト作成部240、およびリスト更新部250を含む。図7には、プリセットリストの作成または更新のための主な機能が示され、ここにない機能は、制御部150が実行するものとする。スキャン部210は、プリセットリストを作成するとき、またはその更新を行うとき、受信部120に伝送帯域の下限または上限周波数から上限または下限周波数を掃引させ、受信部120にセグメントの周波数を受信させる。プリセットリストの作成または更新は、種々のタイミングで実行されるが、例えば、ユーザーからの指示があったとき、現在視聴している放送局の受信感度が悪化したとき、あるいは自車位置が都道府県などの境界を越えたとき等に実行され得る。
受信部120は、受信強度が一定以上のセグメントの放送信号を受信する。受信された放送信号は、上記したようにデータ処理部130によって種々の処理が実行される。情報抽出部220は、データ処理によって得られたデータストリームに含まれるNIT、BIT、EITなどから、プリセットリストの作成のために必要な伝送情報を抽出する。例えば、プリセットリストが図5に示す構成であるとき、情報抽出部220は、伝送情報として、例えば図8に示すように、受信したセグメントを識別するセグメントID、当該セグメントで伝送される放送サービス名、当該セグメントに割り当てられた周波数またはチャンネル情報、当該セグメントの連結を示す連結IDなどを抽出する。情報記憶部230は、情報抽出部220で抽出された伝送情報を記憶する。こうして、スキャン部210によって伝送帯域のスキャンが終了すると、その伝送帯域で受信可能なすべてのセグメントの伝送情報が抽出され、それらの伝送情報が情報記憶部230に記憶される。
リスト作成部240は、情報記憶部230に記憶された伝送情報に基づきプリセットリストを作成する。プリセットリストは、図5に示すようなセグメントID、放送サービス名、チャンネル情報(周波数)を登録するが、これは一例である。要は、ユーザーが放送サービスまたはチャンネル情報を選局するときに、対応する周波数を参照することができるものであればよい。
リスト更新部250は、スキャン部210、情報抽出部220、情報記憶部230、リスト作成部240を制御し、プリセットリストの更新を行う。リスト更新部250は、スキャン部210を介して受信部120に伝送帯域をスキャンさせ、受信されたセグメントの放送信号から必要な伝送情報を情報抽出部220に抽出させ、リスト作成部240にプリセットリストを更新させる。
好ましくはリスト更新部250は、連結セグメント判定部252、連結周波数範囲決定部254、および連結内容推測部256を含む。連結セグメント判定部252は、プリセットリストの更新の際にスキャンによってセグメントの連結IDが抽出されたとき、その連結IDと、情報記憶部230に記憶された連結IDとを比較し、両連結IDが一致するか否かを判定する。ここで、スキャンにより最初に連結IDが抽出されたセグメントを、便宜上、連結先頭セグメントという。スキャン部210によるスキャンは、伝送帯域の下限または上限の周波数から掃引されるため、連結先頭セグメントの周波数(中央のサブチャンネルの周波数)は、連結されているセグメントの中で一番低い周波数か、あるいは一番高い周波数である。
連結先頭セグメントの連結IDが一致すると判定された場合、連結周波数範囲決定部254は、情報記憶部230の伝送情報を検索し、同一の連結IDをもつセグメントを識別し、連結されているセグメントの範囲を決定する。つまり、連結先頭セグメントから連結最後のセグメントまでが決定され、その周波数範囲が決定される。
リスト更新部250は、連結周波数範囲が決定されると、当該連結周波数範囲が除外されるようにスキャン部210のスキャンを制御する。従って、受信部210は、連結先頭セグメントの次のセグメントから連結最後のセグメントまでの周波数スキャンをスキップし、連結最後のセグメントの次のセグメントからスキャンが行われる。
連結内容推測部256は、連結周波数範囲のセグメントの伝送情報がスキャンより抽出されないので、情報記憶部230に記憶された伝送情報に基づき、連結内容、すなわち連結先頭セグメントから連結最後のセグメントまでの数、順序、周波数等を推測する。これは、連結IDが等しければ、連結されたセグメントの内容は同じであることを前提としている。従って、スキャンにより得られた連結先頭セグメントの周波数が変更されていなければ、プリセットリストに登録された連結送信の内容をそのまま利用することができる。もし、連結先頭セグメントの周波数が変更されていれば、その周波数を更新するとともに、プリセットリストに登録された連結先頭セグメントとの周波数の差分を求め、連結先頭セグメント以降のセグメントの周波数をその差分で更新すればよい。
次に、本実施例の車載デジタル放送受信機のプリセットリストの更新動作の詳細について説明する。図9は、プリセットリストの更新例を示すフローチャートであり、地域Aから地域Bへ移動し、そこでお出かけスキャンが実行されるときにプリセットリストが更新される動作を説明するものである。まず、地域Aにおいて初期スキャンが行われ(S100)、プリセットリストが作成される(S102)。図10(A)は、V−Lowマルチメディア放送の地域Aの伝送帯域aの伝送例であり、1seg×4、3seg×1が連結送信されているものとする。スキャン部210は、周波数の低い方から順次セグメントを受信させるものとする。受信部120で受信されたセグメントの放送信号のトランスポートストリームがデータ処理部130で抽出され、情報抽出部220は、データトランスポートからプリセットリストに必要な伝送情報を抽出する。図10(A)では、最初に受信されたセグメント300は、連結送信されていないので、連結記述子には連結IDが記載されていない。このため、情報抽出部220は、連結IDを抽出しないか、連結IDでないことを示す情報を抽出する。セグメント300の受信、解析が完了すると、情報記憶部230には、伝送情報として、セグメントを識別するセグメントID、放送サービス名、サブチャンネルの周波数(チャンネル情報)、連結ID(連結送信されていない場合には、連結IDはなし)が記憶される。
次に受信されるセグメント302は、連結送信されているため、情報抽出部220は、連結記述子から連結ID=Aを抽出する。情報記憶部230は、この連結ID=Aとともに、放送サービス名、サブチャンネルの周波数等を記憶する。以後、同様にセグメント304〜310までの受信が行われ、これらのセグメントには、それぞれ連結ID=Aが県連して記憶される。次に、セグメント312が受信され、この伝送情報が抽出され、記憶される。こうして、スキャンが終了した後、リスト作成部240は、情報記憶部230に記憶された伝送情報に基づき、プリセットリストを作成する。図10(A)の例では、プリセットリストには、7つのセグメントIDにそれぞれ対応する放送サービス名および周波数(チャンネル情報)が登録される。
図9のフローに戻り、地域Bへ移動したとき、お出かけスキャンが実行される(S104)。お出かけスキャンは、地域Bにおいて放送サービスまたは放送局を受信することができるようにプリセットリストを更新する(S106)。図10(B)は、地域Bにおける伝送帯域bの伝送例とそこでのスキャン動作を説明している。お出かけスキャンによりプリセットリストの更新が起動されると、スキャン部210は、受信部120に周波数の低い方から順にセグメントの受信を開始させる。図10(B)の例では、初めにセグメント400が受信される。情報抽出部220は、セグメント400のトランスポートストリームから伝送情報を抽出する。情報記憶部230は、セグメント400の放送サービス名と一致するサービス名を記憶している場合には、スキャンによって抽出されたセグメントID、周波数に更新する。
次のセグメント402は、連結ID=Aをもつ連結送信されたものである。図11に、連結IDを受信したときのリスト更新部250の動作フローを示す。セグメント402が受信され(S200)、そのトランスポートストリームから伝送情報が抽出され、連結セグメント判定部252は、伝送情報内に連結IDが含まれているか否かをチェックする(S202)。連結セグメント判定部252は、連結IDが含まれている場合には、その連結IDが情報記憶部230に記憶された連結IDに一致するか否かを判定する(S204)。この例では、地域Bのスキャンで得られた連結ID=Aが、以前の地域Aのスキャンで得られた連結ID=Aに一致するか否かが判定される。連結IDが一致した場合には、連結周波数範囲決定部254は、情報記憶部230に記憶された各セグメントの連結IDを検索し、同一の連結IDをもつセグメントを識別し、連結されたセグメントの周波数範囲を決定する(S206)。図10(B)の場合、セグメント402が連結先頭セグメントであり、セグメント410が連結最終セグメントであり、この範囲が決定される。なお、現在のスキャンしている周波数は既知であるため、連結最終セグメントの周波数が認識できれば十分である。
連結周波数範囲決定部254により連結周波数範囲が決定されると、リスト更新部250は、連結周波数範囲のスキャンが除外されるようにスキャン部210を制御する(S208)。図10(B)の例では、連結先頭セグメント402の次のセグメント404から連結最終セグメント410までの周波数帯のスキャンが除外され、次のセグメント412へのスキャンが行われる。こうして、連結対象のセグメントを除く全伝送帯域のスキャンが実施され(S210)、その後、リスト更新部250によりプリセットリストが更新される(S212)。
プリセットリストの更新では、連結先頭セグメントを除く残りの連結されたセグメントのスキャンは実施されていないので、連結内容推測部256は、情報記憶部230に記憶された各セグメントの伝送情報を利用して連結内容を推測する。図10(B)の例では、連結先頭セグメント402の周波数は、スキャンで得られた伝送情報に基づき更新され、それに以降の残りの連結された他のセグメント404〜410の周波数は、連結先頭セグメントの周波数に基づき更新される。連結先頭セグメント402の周波数fbが、連結先頭セグメント302の周波数faであるとき、その差分|fb−fa|によりセグメント404〜410の周波数が更新される。それ以外のセグメント404〜410の配列や放送サービス名は、情報記憶部230に記憶された伝送情報がそのまま利用される。
図10(C)は、地域Cの伝送帯域cの伝送例であり、この伝送例では、連結ID=Bの連結送信が含まれている。地域Cで、プリセットリストが更新される場合について説明する。セグメント500が受信され(S200)、情報抽出部220によりセグメント500のトランスポートストリームから連結ID=Bが抽出される(S202)。連結IDが含まれているので、連結セグメント判定部252は、連結ID=Bが情報記憶部230に記憶された連結IDに一致するか否かを判定する(S204)。この例では、連結ID=Bは、以前に受信されていないので、連結送信のセグメントのスキャンのスキップは行われる、連結送信された次のセグメント502が受信され伝送情報が抽出される。こうして、連結ID=Bで連結送信されたセグメント504まで受信が行われ、伝送情報が抽出される。次に、セグメント506の受信において連結ID=Aが抽出されると、その次のセグメント508からセグメント514までの連結送信のスキャンは、図10(B)のときと同様にスキップされ、セグメント508〜514の連結送信の内容は、図10(A)でスキャンしたときのセグメント302〜310の伝送情報に基づき推測される。
このように本実施例では、V−Lowマルチメディア放送のスキャンにおいて、連結送信グループIDが同一である連結構成は、セグメント数、TSの構成が同一であることを利用し、スキャン中に、現在のプリセットリストにある連結送信グループIDと一致したTSを検出したときは、そのTSを先頭とした連結セグメント数のTS構成を推定し、周波数情報のみを更新し、連結対象セグメントの次のセグメントの周波数を受信するようにスキャンを制御したので、プリセットリストの更新に要する時間を短縮することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例では、中継局同士は互いに周波数を異にするが、連結送信されたセグメント構成は同一であることを利用し、中継局がサーチされた場合には、サーチ実行前のプリセットリスト情報と、連結先頭セグメントの伝送情報から連結セグメントの構成を推測し、プリセットリストが更新されるまでの時間を短縮させる。
図4(A)において、放送サービス2を視聴している場合に、受信感度が悪化しあるいは放送エリアを逸脱したとき、中継局サーチが実行される。中継局の周波数は、現在視聴している放送サービス2のTSのNITから抽出することができ、図4(B)に示すように中継局へ受信が切り替えられる。中継局サーチが実行されるということは、他の放送サービスも同様に受信できなくなっている可能性が高いため、プリセットリストが自動的に更新される。この場合、VHF 1CHのスキャンが実行され、中継局が受信されえたVHF 2CHのスキャンがスキップされ、VHF 3CHのスキャンが実行される。VHF 2CHの連結セグメント(No.1〜No5)の構成は、情報記憶部230に記憶された連結セグメントの伝送情報、つまりプリセットリストに登録された情報から推測される。この場合、図4(A)で視聴していたサービス2の周波数f2と、中継局のサービス2の周波数f2aとの差分|f2a−f2|を算出し、この差分を用いて放送サービス1、3、4、5の周波数を更新する。このように、中継局を含む連結対象のスキャンを省くことで、プリセットリストの更新時間を大幅に短縮することができる。なお、第2の実施例では、セグメントの連結IDの一致、不一致の判定を行っていないが、勿論、中継局の放送サービス2を受信したときに、中継局の連結IDと、元の視聴していた放送サービス2の連結IDを比較し、両者が一致する場合に、連結送信されたセグメント構成が同一であると推測するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100:車載デジタル放送受信機 110:アンテナ
120:受信部 130:データ処理部
140:出力部 150:制御部
160:記憶部 170:入力部
200:プリセットリスト機能部 210:スキャン部
220:情報抽出部 230:情報記憶部
240:リスト作成部 250:リスト更新部
252:連結セグメント判定部 254:連結周波数範囲決定部
256:連結内容推測部
120:受信部 130:データ処理部
140:出力部 150:制御部
160:記憶部 170:入力部
200:プリセットリスト機能部 210:スキャン部
220:情報抽出部 230:情報記憶部
240:リスト作成部 250:リスト更新部
252:連結セグメント判定部 254:連結周波数範囲決定部
256:連結内容推測部
Claims (20)
- 1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、1つのセグメントが複数の周波数帯域を含み、1つまたは複数のセグメントに1つの放送サービスが割り当てられ、複数のセグメントが連結された放送波を受信可能なマルチメディア放送受信装置であって、
選択されたセグメントを受信する受信手段と、
前記受信手段に伝送帯域をスキャンさせるスキャン手段と、
前記スキャン手段により受信されたセグメントの伝送情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された伝送情報に基づき放送サービスを受信するために必要な情報を登録したプリセットリストを作成する作成手段と、
前記伝送情報を記憶する記憶手段と、
前記スキャン手段により前記プリセットリストを更新する更新手段とを有し、
前記更新手段は、前記スキャン手段により得られた伝送情報に含まれるセグメントの連結を識別する識別情報が、前記記憶手段に記憶された伝送情報に含まれるセグメントの識別情報に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるように前記スキャン手段のスキャンを制御する、マルチメディア放送受信装置。 - 前記更新手段は、同一の識別情報を有するセグメントに基づき連結されたセグメントの範囲を決定する、請求項1に記載のマルチメディア放送受信装置。
- 前記更新手段は、前記スキャン手段により得られたセグメントの周波数を基準に、残りの連結されたセグメントの周波数を更新する、請求項1または2に記載のマルチメディア放送受信装置。
- 前記更新手段は、前記記憶手段に記憶された伝送情報に基づき連結されたセグメントの構成を推測する、請求項1ないし3いずれか1つに記載のマルチメディア放送受信装置。
- 前記更新手段は、前記記憶手段に記憶された伝送情報および前記スキャン手段により得られた伝送情報の双方を用いてプリセットリストを更新する、請求項1ないし4いずれか1つに記載のマルチメディア放送受信装置。
- マルチメディア放送受信装置は車載機であり、前記更新手段は、現在受信している放送サービスの受信感度が低下したときプリセットリストの更新を行う、請求項1に記載のマルチメディア放送受信装置。
- 前記放送波は、VHFの1チャンネルから3チャンネルの伝送帯域を有するV−Lowマルチメディア放送である、請求項1ないし6いずれか1つに記載のマルチメディア放送受信装置。
- 1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、1つのセグメントが複数の周波数帯域を含み、1つまたは複数のセグメントに1つの放送サービスが割り当てられ、複数のセグメントが連結された放送波を受信可能なマルチメディア放送受信装置のプリセットリストの更新方法であって、
伝送帯域をスキャンし、受信したセグメントの伝送情報を抽出し、
抽出された伝送情報に基づき放送サービスを受信するために必要な情報を登録したプリセットリストを作成し、
プリセットリストを更新するステップとを含み、
前記プリセットリストを更新するステップは、スキャンにより得られた伝送情報に含まれるセグメントの連結を識別する識別情報が以前にプリセットリストを作成するときに得られた伝送情報の識別情報と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるようにスキャンを制御する、プリセットリストの更新方法。 - 前記更新するステップは、同一の識別情報を有するセグメントに基づき連結されたセグメントの範囲を決定する、請求項8に記載の更新方法。
- 前記更新するステップは、スキャンにより得られたセグメントの周波数を基準に、残りの連結されたセグメントの周波数を更新する、請求項8または9に記載の更新方法。
- 前記更新するステップは、以前に得られた伝送情報に基づき連結されたセグメントの構成を推測する、請求項8ないし10いずれか1つに記載の更新方法。
- 前記更新するステップは、以前に得られた伝送情報およびスキャンにより得られた伝送情報の双方を用いてプリセットリストを更新する、請求項8ないし11いずれか1つに記載の更新方法。
- マルチメディア放送受信装置は車載機であり、前記更新するステップは、現在受信している放送サービスの受信感度が低下したときプリセットリストの更新を行う、請求項8に記載の更新方法。
- 前記放送波は、VHFの1チャンネルから3チャンネルの伝送帯域を有するV−Lowマルチメディア放送である、請求項8ないし13いずれか1つに記載の更新方法。
- 1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、1つのセグメントが複数の周波数帯域を含み、1つまたは複数のセグメントに1つの放送サービスが割り当てられ、複数のセグメントが連結された放送波を受信可能なマルチメディア放送受信装置が実行するプリセットリストの更新プログラムであって、
伝送帯域をスキャンし、受信したセグメントの伝送情報を抽出し、
抽出された伝送情報に基づき放送サービスを受信するために必要な情報を登録したプリセットリストを作成し、
プリセットリストを更新するステップとを含み、
前記プリセットリストを更新するステップは、スキャンにより得られた伝送情報に含まれるセグメントの連結を識別する識別情報が以前にプリセットリストを作成するときに得られた伝送情報の識別情報と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、連結されたセグメントの範囲が除外されるようにスキャンを制御する、プリセットリストの更新プログラム。 - 前記更新するステップは、同一の識別情報を有するセグメントに基づき連結されたセグメントの範囲を決定する、請求項15に記載の更新プログラム。
- 前記更新するステップは、スキャンにより得られたセグメントの周波数を基準に、残りの連結されたセグメントの周波数を更新する、請求項15または16に記載の更新プログラム。
- 前記更新するステップは、以前に得られた伝送情報に基づき連結されたセグメントの構成を推測する、請求項15ないし17いずれか1つに記載の更新プログラム。
- 前記更新するステップは、以前に得られた伝送情報およびスキャンにより得られた伝送情報の双方を用いてプリセットリストを更新する、請求項15ないし18いずれか1つに記載の更新プログラム。
- マルチメディア放送受信装置は車載機であり、前記更新するステップは、現在受信している放送サービスの受信感度が低下したときプリセットリストの更新を行う、請求項15に記載の更新プログラム。
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---|---|---|---|
JP2012248315A JP2014096756A (ja) | 2012-11-12 | 2012-11-12 | マルチメディア放送受信装置、プリセットリストの更新方法および更新プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014096756A true JP2014096756A (ja) | 2014-05-22 |
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JP2012248315A Pending JP2014096756A (ja) | 2012-11-12 | 2012-11-12 | マルチメディア放送受信装置、プリセットリストの更新方法および更新プログラム |
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2012
- 2012-11-12 JP JP2012248315A patent/JP2014096756A/ja active Pending
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