JP2014096618A - 無線通信端末、無線通信システム、無線通信方法、およびプログラム - Google Patents

無線通信端末、無線通信システム、無線通信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線ネットワーク内で行われるストリーミングデータの無線通信に対する他の無線通信の影響による無線通信の品質の低下を回避または軽減する。
【解決手段】ネットワーク構築部100は、無線ネットワークを構築する。参加要求受付部101は、無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付ける。AV推定部102は、参加要求が受け付けられた場合、端末から受信された情報に基づいて、端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する。端末がストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、記憶部12は端末を特定端末として記憶し、通信解消部103は、無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行う。無線通信部11は、通信解消部103によって無線通信が解消された後、特定端末との間でストリーミングデータの無線通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像や音声等のコンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行う技術に関する。
無線LAN(Local Area Network)の高速化やQoS(Quality of Service)の普及などにより、機器間で無線LANを介して映像を通信する機会が増えてきている。ユーザからは映像の高解像・低圧縮(あるいは非圧縮)化や、映像ソース端末と映像再生端末との間の通信の低遅延化といった、映像通信の高品質化の要望がある。このため、無線LANネットワーク内の通信に占める映像通信のデータ量が大きくなるとともに、優先的な通信が求められる傾向がある。
一般的なアクセスポイント(以下、APと略記する)の提供する無線LANネットワーク(インフラストラクチャネットワーク)内で端末間の映像通信が行われる場合、APを介して映像通信が行われることにより、または同じネットワーク内で映像通信を行う端末を除く他の端末による通信が行われることにより、映像通信で伝送できるデータ量の減少、および遅延量の増大が発生する。そのため、映像通信の高品質化というユーザのニーズを満たすのが難しい。
この問題に対し、近年、PCやTV,あるいは携帯電話のような端末では、ソフトウェアでAP機能を実現するソフトAPが組み込まれてきている。映像ソース端末または映像再生端末の一方がソフトAPとなってネットワークを生成し、もう一方の端末が、ソフトAPとして動作する端末に接続することで、映像ソース端末と映像再生端末間で直接映像通信を行うことができる。これにより、大量のデータを低遅延で通信することが可能となり、映像通信の高品質化の実現性が高まる。
ところで、ソフトAPが生成するネットワークの用途は映像通信に限らないため、映像ソースとして動作することのできる端末が、映像通信以外の目的(例えばデータのバックアップ)で、映像通信に未対応のソフトAPに接続しうる。また、新たに映像再生端末が映像ソース端末と映像通信を行う目的でソフトAPに接続することも可能である。しかし、このときのネットワークトポロジは、映像通信と関係の無いソフトAPに対して映像ソース端末と映像再生端末とが接続する形になるため、映像ソース端末と映像再生端末とで直接、映像通信を行うことができなくなってしまう。
これに対し、特許文献1では、新たな端末がソフトAPのネットワークに接続する場合に、ネットワークのトポロジを変更させることで、各端末が提供または利用するサービスを有効に利用する技術が記載されている。例えば、上述した例では、映像ソース端末がソフトAP動作を行うようにネットワークトポロジを変更することで、映像ソース端末に対して、映像通信に未対応の端末と映像再生装置とが接続することになり、映像ソース端末と映像再生端末とで直接、映像通信を行うことが可能になる。
特開2011−2441517号公報
しかしながら、特許文献1により上記のようにネットワークトポロジが変更されたとしても、映像通信に未対応の端末が映像ソース端末に接続している状態は継続する。そのため、ネットワーク内で映像通信とは関係のない通信が発生し、映像通信で伝送できるデータ量の減少、および遅延量の増大といった映像通信の品質の低下が起こりうる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、無線ネットワーク内で行われるストリーミングデータの無線通信に対する他の無線通信の影響による無線通信の品質の低下を回避または軽減することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付ける受付部と、前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する推定部と、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として記憶する記憶部と、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行う通信解消部と、無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行う無線通信部と、を有する無線通信端末である。
また、本発明は、無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付ける受付部と、前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する推定部と、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として記憶する記憶部と、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行う通信解消部と、無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行う無線通信部と、を有する無線通信端末と、前記参加要求を無線送信し、前記無線通信端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行う前記特定端末と、を有する無線通信システムである。
また、本発明は、無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、情報を記憶する記憶部と、無線通信を行う無線通信部と、を有する無線通信端末が、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付けるステップと、前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定するステップと、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として前記記憶部に記憶させるステップと、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行うステップと、無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行うステップと、を有する無線通信方法である。
また、本発明は、無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、情報を記憶する記憶部と、無線通信を行う無線通信部と、を有する無線通信端末のコンピュータに、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付けるステップと、前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定するステップと、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として前記記憶部に記憶させるステップと、前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行うステップと、無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行うステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、無線通信端末が構築したネットワークに未参加の端末からの参加要求が受け付けられた場合に、その端末がストリーミングデータの無線通信を行うか否かが推定され、その端末がストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、無線通信端末が構築した無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理が行われる。さらに、本発明によれば、無線通信が解消された後、無線通信端末と特定端末との間でストリーミングデータの無線通信が行われる。したがって、ストリーミングデータの無線通信に対する、特定端末以外の端末が行う無線通信の影響による無線通信の品質の低下を回避または軽減することができる。
本発明の第1の実施形態による映像通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態による映像通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態による映像通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第5の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施形態による映像通信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施形態による映像通信端末と無線通信端末が行う通信の手順を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態による映像通信端末の構成を示している。図1に示す映像通信端末は、制御部10と、無線通信部11と、記憶部12とを有する。
制御部10は無線通信部11を制御する。制御部10は、ネットワーク構築部100と、参加要求受付部101と、AV推定部102と、通信解消部103とを有する。ネットワーク構築部100は、無線通信を行うためのネットワーク(無線ネットワーク)を構築する。参加要求受付部101は、ネットワーク構築部100が構築したネットワークに未参加の端末からネットワークへの参加要求を受け付ける。AV推定部102は、他の端末からの参加要求が受け付けられた場合に、その端末から受信された情報に基づいて、その端末がAVデータの無線通信を行うか否かを推定する。参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行うとAV推定部102が推定した場合、その端末が特定端末として記憶部12に記憶される。本実施形態のAVデータ(オーディオビデオデータ)は、音声データと映像データの一方あるいは両方を含むストリーミングデータである。通信解消部103は、参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行うと推定された場合、ネットワーク構築部100によって構築されたネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行う。
無線通信部11は他の端末と無線通信を行う。無線通信部11は、記憶部12に記憶された特定端末とは、通信解消部103によって無線通信が解消された後、AVデータの無線通信を行う。記憶部12は、AVデータや、特定端末を識別する情報、制御部10の動作を規定するプログラム、制御部10の処理に用いられる各種情報等を記憶する。記憶部12は、不揮発性メモリと揮発性メモリのいずれであってもよい。また、記憶部12は、不揮発性メモリと揮発性メモリの両方を含んでいてもよい。
制御部10の機能は、例えば記憶部12に記憶されているプログラムを、映像通信端末のコンピュータ(CPU)が読み込んで実行することにより、実現される。また、このプログラムは、例えばフラッシュメモリのような「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」により提供されてもよい。また、上述したプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータから、伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により映像通信端末に伝送されることで映像通信端末に入力されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように、情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上述したプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能を、コンピュータに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
図2は映像通信端末の動作を示している。図2を参照して映像通信端末の動作を説明する。
図2に示す動作は、例えば映像通信端末の電源が投入されることにより、あるいは、例えば映像通信端末の電源が投入されている状態でユーザからの指示に基づいて無線通信を有効にする設定が行われることにより、開始される。まず、ネットワーク構築部100は、ネットワークを既に構築したか否か(ネットワークを構築済みであるか否か)を判定する(ステップS101)。ネットワークの構築は、ネットワークの識別子であるSSIDと、暗号鍵であるパスフレーズとを生成し、記憶部12に格納することにより行われる。ネットワークが構築されると、映像通信端末は、Beaconフレームの送信や、他の端末からの参加要求等のフレームの受信、受信された参加要求等のフレームに対する応答フレームの送信を開始する。ネットワークを構築した場合、ネットワーク構築部100は、ネットワークを構築したことを示す情報を記憶部12に記憶させる。ステップS101では、この情報に基づいて判定が行われる。
ネットワークが構築されていない場合、ネットワークが構築されるまで、ステップS101の判定が繰り返し行われる。ネットワークが構築された場合、参加要求受付部101は、構築されたネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS102)。参加要求の受付は、無線通信部11を介して、参加要求のフレームを受信することにより行われる。参加要求のフレームは、例えばAssociation Requestフレームであるが、独自のフォーマットのフレームであってもよい。
参加要求を受け付けていない場合、参加要求を受け付けるまで、ステップS102の判定が繰り返し行われる。参加要求を受け付けた場合、AV推定部102は、参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行う否かを推定する推定判断処理を行う(ステップS103)。続いて、AV推定部102は、ステップS103で推定判断処理を行った結果に基づいて、参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行うと推定したか否かを判定する(ステップS104)。
参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行わないと推定した場合、ステップS102の処理が行われる。参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行うと推定した場合、AV推定部102は、参加要求を行った端末であってAVデータの無線通信を行うと推定された端末(以下、特定端末と記載)を識別する情報を記憶部12に格納する(ステップS105)。
続いて、ネットワークの構成を変更するネットワーク変更処理が行われる(ステップS106)。図3はネットワーク変更処理の詳細な内容を示している。まず、通信解消部103は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークを解消する(ステップS131)。ステップS131では、Beaconフレームの送信や、他の端末からの参加要求等のフレームの受信、受信された参加要求等のフレームに対する応答フレームの送信が停止される。続いて、通信解消部103は、ステップS131でネットワークが解消された後に新たに構築されたネットワークを介して、記憶部12に記憶されている情報が示す特定端末と接続する(ステップS132)。以上により、ネットワーク変更処理が終了する。
ステップS132で特定端末と接続するのに利用するネットワークは、ステップS131でネットワークが解消された後にネットワーク構築部100によって構築されたネットワークであってもよいし、ステップS131でネットワークが解消された後に特定端末によって構築されたネットワークであってもよい。ステップS131で解消されたネットワークと、その後に新たに構築されたネットワークとでは、SSIDとパスフレーズが異なっていることが望ましいが、同じであってもよい。
ネットワーク変更処理が終了すると、無線通信部11は、ステップS132で接続した特定端末とAVデータの無線通信を行う(ステップS107)。ステップS107で行われるAVデータの無線通信では、映像通信端末から特定端末にAVデータが無線送信されてもよいし、特定端末から映像通信端末にAVデータが無線送信されてもよい。
ステップS107におけるAVデータの無線通信が終了すると、映像通信端末は処理を終了する。なお、AVデータの無線通信が終了した後、AVデータ以外のデータの無線通信を行ってもよいし、AVデータの無線通信を再開してもよいし、ステップS102の処理を再度行ってもよい。
図4は、映像通信端末が、図2および図3に示した動作を行う一例を示している。図4に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。映像通信端末1は、無線通信端末3からの参加要求を受け付けると、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS103,S104に対応)。続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS131に対応)。ネットワークが解消された後、映像通信端末1は、自身または無線通信端末3が構築したネットワークを介して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行う(ステップS107に対応)。
次に、本実施形態の変形例を説明する。以下では3種類の変形例を説明する。
<第1の変形例>
ステップS106におけるネットワーク変更処理の代わりに、図5に示す接続切断処理を行ってもよい。ステップS105で特定端末を識別する情報が記憶部12に記憶された後、通信解消部103は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに参加している端末との接続を切断する処理を行う(ステップS141)。ステップS141では、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに参加している端末に対して、無線通信部11を介して例えばDisassociationフレームが送信されるが、独自のフォーマットのフレームが送信されてもよい。
続いて、通信解消部103は、記憶部12に記憶されている情報が示す特定端末を、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに受け入れる処理を行う(ステップS142)。ステップS142では、例えばステップS102で参加要求を受け付けた特定端末に対して、無線通信部11を介して、受け入れを行う応答フレーム(例えばAssociation Responseフレーム)が送信され、受け入れを行った特定端末の情報が記憶部12に格納される。ステップS102で受け付けられた参加要求が、Association Requestフレームではなく独自のフォーマットのフレームに基づく場合、ステップS142では応答フレームを送信せずに、受け入れを行った特定端末の情報を記憶部12に記憶させるようにしてもよい。以上により、接続切断処理が終了する。
図6は、映像通信端末が、図5に示した動作を行う一例を示している。図6に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。映像通信端末1は、無線通信端末3からの参加要求を受け付けると、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS103,S104に対応)。続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークに参加している無線通信端末2との接続を切断する(ステップS141に対応)。無線通信端末2との接続が切断された後、映像通信端末1は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに無線通信端末3を受け入れ(ステップS142に対応)、無線通信端末3とAVデータの無線通信を行う(ステップS107に対応)。
<第2の変形例>
図7は、ステップS106におけるネットワーク変更処理の他の一例を示している。ステップS105で特定端末を識別する情報が記憶部12に記憶された後、通信解消部103は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに参加している端末とデータ通信を実施中であるか否かを判定する(ステップS171)。ステップS171では、通信の状態が、例えばTCP(Transmission Control Protocol),HTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルによる通信の接続開始から接続終了までの状態であれば、データ通信を実施中であると判定される。あるいは、ステップS171では、ユーザがデータ通信の開始と終了を指示できる場合に、通信の状態が、ユーザからデータ通信の開始が指示された後の状態であって、ユーザからデータ通信の終了が指示されていない状態であれば、データ通信を実施中であると判定してもよい。
データ通信を実施中である場合、処理はステップS173に進む。また、データ通信を実施中でない場合、通信解消部103は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに参加している端末とのデータ通信が終了してから所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS172)。データ通信の終了タイミングは、例えばTCP,HTTP等のプロトコルによる通信の接続終了のタイミング、あるいはユーザからデータ通信の終了が指示されたタイミングである。データ通信が終了してから所定の時間が経過していない場合、処理はステップS173に進む。また、データ通信が終了してから所定の時間が経過した場合、通信解消部103は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークを解消する(ステップS176)。ステップS176では、Beaconフレームの送信や、他の端末からの参加要求等のフレームの受信、受信された参加要求等のフレームに対する応答フレームの送信が停止される。
続いて、通信解消部103は、ステップS176でネットワークが解消された後に新たに構築されたネットワークを介して、記憶部12に記憶されている情報が示す特定端末と接続する(ステップS177)。以上により、ネットワーク変更処理が終了する。
ステップS177で特定端末と接続するのに利用するネットワークは、ステップS176でネットワークが解消された後にネットワーク構築部100によって構築されたネットワークであってもよいし、ステップS176でネットワークが解消された後に特定端末によって構築されたネットワークであってもよい。ステップS176で解消されたネットワークと、その後に新たに構築されたネットワークとでは、SSIDとパスフレーズが異なっていることが望ましいが、同じであってもよい。
ステップS171でデータ通信を実施中である場合、または、ステップS172でデータ通信が終了してから所定の時間が経過していない場合、通信解消部103は、無線通信部11を介して、ネットワークを解消することを通知するフレームを構築済みのネットワークに参加中の端末へ送信する(ステップS173)。続いて、通信解消部103は、ステップS173で送信したフレームに対する応答があったか否かを判定する(ステップS174)。
応答がなかった場合、処理はステップS176に進む。また、応答があった場合、通信解消部103は、応答として受信したフレームの内容に応じた所定の時間が経過した後、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークを解消する(ステップS175)。ステップS175では、Beaconフレームの送信や、他の端末からの参加要求等のフレームの受信、受信された参加要求等のフレームに対する応答フレームの送信が停止される。
応答として受信したフレームによって、ネットワークの解消を行う時間(例えば、応答の受信からネットワークの解消を行うまでの時間)が指定されている場合、ステップS175では、指定された時間が経過した後、通信解消部103はネットワークを解消する。応答として受信したフレームによって、ネットワークの解消を行う時間が指定されていない場合、ステップS175では、通信解消部103はすぐにネットワークを解消する。続いて、処理はステップS177に進む。
図8は、映像通信端末が、図7に示した動作を行う一例を示している。図8に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。映像通信端末1は、無線通信端末3からの参加要求を受け付けると、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS103,S104に対応)。続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークに参加している無線通信端末2に対して、ネットワークを解消することを通知するフレームを送信する(ステップS173に対応)。
無線通信端末2は、映像通信端末1からフレームを受信すると、その応答として、10秒後にネットワークの解消を行うことを通知するフレームを映像通信端末1へ送信する。無線通信端末2は、ネットワークの解消が行われることをユーザに通知する処理を行ってもよい。映像通信端末1は、無線通信端末2からフレームを受信すると(ステップS174に対応)、そのフレームで指定されている10秒後に、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS175に対応)。ネットワークが解消された後、映像通信端末1は、自身または無線通信端末3が構築したネットワークを介して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行う(ステップS107に対応)。
<第3の変形例>
図9は、図2に示した処理の他の一例を示している。ステップS101〜S105の処理は、図2に示したステップS101〜S105の処理と同一であるので、説明を省略する。
ステップS105において、特定端末を識別する情報が記憶部12に記憶された後、通信解消部103は、ネットワーク変更トリガが発生したか否かを判定する(ステップS191)。ネットワーク変更トリガは、例えばユーザからのAVデータの通信開始の指示である。つまり、ユーザからAVデータの通信開始が指示されると、ネットワーク変更トリガが発生する。あるいは、ネットワーク変更トリガは、例えばステップS105で最初の特定端末の情報が記憶部12に記憶されてから所定の時間が経過したことである。つまり、ステップS105で最初の特定端末の情報が記憶部12に記憶されてから所定の時間が経過すると、ネットワーク変更トリガが発生する。あるいは、ネットワーク変更トリガは、例えばいずれかの特定端末との間で、AVデータの無線通信を行うための準備が発生することである。つまり、いずれかの特定端末との間で、AVデータの無線通信を行うための準備が発生すると、ネットワーク変更トリガが発生する。AVデータの無線通信を行うための準備とは、通信対象のAVデータに関する情報や、通信能力、映像再生端末の表示能力等に関する情報の送受信が行われることである。上記のネットワーク変更トリガは一例であり、ネットワーク変更トリガは上記以外であってもよい。
ネットワーク変更トリガが発生していない場合、処理はステップS102に進む。ネットワーク変更トリガが発生するまで、ステップS102〜S105の処理が繰り返し行われ、複数台の特定端末が検出されることもある。ネットワーク変更トリガが発生した場合、ネットワークの構成を変更するネットワーク変更処理が行われる(ステップS192)。
図10はネットワーク変更処理の詳細な内容を示している。まず、通信解消部103は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークを解消する(ステップS131)。ステップS131では、Beaconフレームの送信や、他の端末からの参加要求等のフレームの受信、受信された参加要求等のフレームに対する応答フレームの送信が停止される。続いて、通信解消部103は、ネットワーク構築部100に新たにネットワークを構築させ、ネットワーク構築部100がネットワークを構築した後、新たに構築されたネットワークを介して、記憶部12に記憶されている情報が示す全ての特定端末と接続する(ステップS201)。記憶部12に複数の特定端末の情報が記憶されている場合、通信解消部103は、ステップS201ではそれら複数の特定端末の全てと接続する。以上により、ネットワーク変更処理が終了する。
ネットワーク変更処理が終了すると、無線通信部11は、ステップS201で接続した特定端末とAVデータの無線通信を行う(ステップS193)。ステップS193で行われるAVデータの無線通信では、例えば映像通信端末から複数の特定端末に対して、AVデータがマルチキャストまたはブロードキャストで無線送信される。また、ステップS193で行われるAVデータの無線通信では、例えば複数の特定端末のうち一部(例えばテレビ)に対して映像データを送信し、複数の特定端末のうち、映像データが送信される特定端末を除く特定端末(例えばスピーカ)に対して音声データを送信してもよい。
ステップS193におけるAVデータの無線通信が終了すると、映像通信端末は処理を終了する。なお、AVデータの無線通信が終了した後、AVデータ以外のデータの無線通信を行ってもよいし、AVデータの無線通信を再開してもよいし、ステップS102の処理を再度行ってもよい。
図11は、映像通信端末が、図9および図10に示した動作を行う一例を示している。図11に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3,4を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。映像通信端末1は、無線通信端末3,4からの参加要求を受け付けると、無線通信端末3,4のそれぞれがAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS103,S104に対応)。続いて、映像通信端末1は、ネットワーク変更トリガが発生すると(ステップS191に対応)、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS131に対応)。ネットワークが解消された後、映像通信端末1は、新たにネットワークを構築し(ステップS201に対応)、構築したネットワークを介して無線通信端末3,4とAVデータの無線通信を行う(ステップS193に対応)。
第1の実施形態における映像通信端末は、最上位概念の本発明における無線通信端末に対応する。例えばネットワーク構築部100を本発明の無線通信端末におけるネットワーク構築部とし、参加要求受付部101を本発明の無線通信端末における受付部とし、AV推定部102を本発明の無線通信端末における推定部とし、通信解消部103を本発明の無線通信端末における通信解消部とし、無線通信部11を本発明の無線通信端末における無線通信部とすることで本発明の無線通信端末を構成可能である。
上述したように、本実施形態によれば、映像通信端末が構築したネットワークに未参加の端末からの参加要求が受け付けられた場合に、その端末がAVデータの無線通信を行うか否かが推定され、AVデータの無線通信を行うと推定された場合、映像通信端末が構築したネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理が行われる。さらに、無線通信が解消された後、映像通信端末と特定端末との間でAVデータの無線通信が行われる。したがって、AVデータの無線通信に対する、特定端末以外の端末が行う無線通信の影響による無線通信の品質の低下を回避または軽減することができる。
また、ネットワークに参加中の端末に対して、データ通信中のタイミング(ステップS171)、あるいは、データ通信が終了してから一定期間内のタイミング(ステップS172)でネットワークを解消することを通知することによって、ネットワークの解消後に、ネットワークが解消されたことを知らずに、端末が、解消されたネットワークへの参加要求を再度送信する等の無駄な処理を行うことを回避することができる。
また、ネットワークを解消することを通知するフレームに対する応答フレームによって、ネットワークの解消を行う時間が指定されている場合に、その時間に応じたタイミングでネットワークを解消することによって、ネットワークに参加中の端末側の事情に応じたタイミングでネットワークを解消することができる。例えば、ネットワークに参加中の端末がデータ通信中であり、データ通信が終了するまで待ってほしい場合に、データ通信が終了してからネットワークを解消することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図12は、本実施形態による映像通信端末の構成を示している。図12に示す映像通信端末では、図1に示した構成に対して、制御部10における応答制御部104が追加されている。応答制御部104は、ネットワーク構築部100が構築したネットワークに未参加の端末からの参加要求が受け付けられた場合に、ネットワークに参加済みの端末の数が所定の制限台数以上であれば、ネットワークへの参加を拒否することを応答する制御を行う。応答制御部104以外の構成については、第1の実施形態で説明したので、説明を省略する。
図13は映像通信端末の動作を示している。図13を参照して映像通信端末の動作を説明する。ステップS101〜S105の処理は、図2に示したステップS101〜S105の処理と同一であるので、説明を省略する。また、ステップS192の処理は、図10に示した処理と同一であるので、説明を省略する。
ステップS192におけるネットワーク変更処理が終了すると、参加要求受付部101は、ネットワーク構築部100が新たに構築したネットワーク(図10のステップS201で構築したネットワーク)に未参加の端末であって、特定端末以外の端末から参加要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS221)。ステップS221では、参加要求受付部101は、参加要求を受け付けている場合には、参加要求のフレームの送信元の端末が、記憶部12に記憶されている特定端末であるか否かを判定する。
特定端末以外の端末から参加要求を受け付けていない場合、処理はステップS107に進む。また、特定端末以外の端末から参加要求を受け付けた場合、応答制御部104は、ネットワーク構築部100が新たに構築したネットワークに参加済みの端末の数が所定の制限台数以上であるか否かを判定する(ステップS222)。ネットワークに参加済みの端末の数の情報は記憶部12に保存されており、ネットワークへの各端末の参加状況に応じて更新される。また、所定の制限台数の情報も記憶部12に保存されている。所定の制限台数は1台以上であれば、何台であってもよい。ステップS222では、参加要求受付部101はこれらの情報を参照して判定を行う。
ネットワークに参加済みの端末の数が所定の制限台数以上であった場合、応答制御部104は、ネットワークへの参加を拒否することを応答するフレームを、無線通信部11を介して、ステップS221で参加要求を受け付けた端末へ送信する(ステップS223)。ステップS223では、例えばエラー情報を含むAssociation Responseフレームが送信される。また、ステップS223で送信されるフレームには、ネットワークに参加済みの端末の数が所定の制限台数を超えるという、参加を拒否する理由を示す情報も含まれる。上記の変形例として、ステップS223では、参加を拒否する理由を含まない応答フレームを送信してもよいし、応答フレームを送信しなくてもよい。続いて、処理はステップS107に進む。
ネットワークに参加済みの端末の数が所定の制限台数未満であった場合、応答制御部104は、参加要求を行った端末を、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに受け入れる処理を行う(ステップS224)。ステップS224では、例えばステップS221で参加要求を受け付けた端末に対して、無線通信部11を介して、受け入れを行う応答フレーム(例えばAssociation Responseフレーム)が送信され、受け入れを行った端末の情報が記憶部12に格納される。ステップS221で受け付けられた参加要求が、Association Requestフレームではなく独自のフォーマットのフレームに基づく場合、ステップS224では応答フレームを送信せずに、受け入れを行った端末の情報を記憶部12に記憶させるようにしてもよい。続いて、処理はステップS107に進む。
ステップS107の処理は、図2に示したステップS107の処理と同一であるので、説明を省略する。ステップS107におけるAVデータの無線通信が終了すると、映像通信端末は処理を終了する。なお、AVデータの無線通信が終了した後、AVデータ以外のデータの無線通信を行ってもよいし、AVデータの無線通信を再開してもよいし、ステップS221〜S224の処理を再度行ってもよい。
ステップS223で映像通信端末から送信されたフレームを受信した端末では、映像通信端末が構築したネットワークへの参加を中止し、別のネットワークへの参加を試みてもよいし、フレームを受信してから一定時間が経過した後に、映像通信端末が構築したネットワークへの参加を再度試みてもよい。
図14は、映像通信端末が、図13に示した動作を行う一例を示している。図14に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3,4を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。映像通信端末1は、無線通信端末3からの参加要求を受け付けると、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS103,S104に対応)。続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS131に対応)。ネットワークが解消された後、映像通信端末1は、新たにネットワークを構築する(ステップS201に対応)。
新たに構築されたネットワークに対して、無線通信端末3が受け入れられる。図14に示す例では、新たに構築されたネットワークに参加可能な端末の制限台数は1台である。無線通信端末4が参加要求を行うと、既に無線通信端末3がネットワークに参加しており、端末の制限台数が1台であるため、映像通信端末1は、ネットワークへの参加を拒否することを応答するフレームを無線通信端末4へ送信する(ステップS223に対応)。続いて、映像通信端末1は、構築したネットワークを介して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行う(ステップS107に対応)。
上述したように、本実施形態によれば、新たに構築されたネットワークに参加可能な端末の数を所定の制限台数以下とすることによって、特定端末が行うAVデータの無線通信に対する、特定端末以外の端末が行う無線通信の影響による無線通信の品質の低下を回避または軽減することができる。
また、新たに構築されたネットワークへの参加要求を行った端末に対して、参加を拒否する理由を示す情報を含むフレームを送信することによって、その端末に対して、参加を拒否する理由を通知することができ、その端末が、解消されたネットワークへの参加要求を再度送信する等の無駄な処理を行うことを回避することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図15は、本実施形態による映像通信端末の構成を示している。図15に示す映像通信端末では、図1に示した構成に対して、制御部10における通信設定部105が追加されている。通信設定部105は、ネットワーク構築部100によって新たにネットワークが構築された後、記憶部12に記憶された特定端末以外の端末から参加要求が受け付けられた場合に、記憶部12に記憶された特定端末と行うデータ通信の割合を、参加要求を行った端末と行うデータ通信の割合よりも高く設定する。通信設定部105以外の構成については、第1の実施形態で説明したので、説明を省略する。
図16は映像通信端末の動作を示している。図16を参照して映像通信端末の動作を説明する。ステップS101〜S105の処理は、図2に示したステップS101〜S105の処理と同一であるので、説明を省略する。また、ステップS192の処理は、図10に示した処理と同一であるので、説明を省略する。
ステップS192におけるネットワーク変更処理が終了すると、参加要求受付部101は、ネットワーク構築部100が新たに構築したネットワーク(図10のステップS201で構築したネットワーク)に未参加の端末であって、特定端末以外の端末から参加要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS241)。ステップS241では、参加要求受付部101は、参加要求を受け付けている場合には、参加要求のフレームの送信元の端末が、記憶部12に記憶されている特定端末であるか否かを判定する。
特定端末以外の端末から参加要求を受け付けていない場合、処理はステップS243に進む。また、特定端末以外の端末から参加要求を受け付けた場合、通信設定部105は、新たに構築されたネットワークで行われる全てのデータ通信に対する、特定端末と行うデータ通信の割合が、新たに構築されたネットワークで行われる全てのデータ通信に対する、特定端末以外の端末と行うデータ通信の割合よりも高くなるように、データ通信に割り当てられる時間を決定するパラメータを無線通信部11に設定する(ステップS242)。これにより、例えば特定端末とのデータ通信に割り当てられる時間が、特定端末以外の端末とのデータ通信に割り当てられる時間よりも長くなる。
ステップS242では、特定端末以外の端末とデータ通信が全く行われないように、特定端末以外の端末と行うデータ通信の割合を0に設定してもよい。この場合、特定端末と行うデータ通信の割合が100%となる。また、特定端末と行うデータ通信の割合と、特定端末以外の端末と行うデータ通信の割合とを固定せずに、それらを随時変更してもよい。例えば、特定端末と行うデータ通信の割合の下限値を、特定端末以外の端末と行うデータ通信の割合の上限値よりも高くなるように設定し、特定端末と行うデータ通信の割合をその下限値以上の所定範囲で随時変更し、特定端末以外の端末と行うデータ通信の割合をその上限値以下の所定範囲で変更すればよい。
続いて、無線通信部11は、ステップS192中のステップS201で接続した特定端末とAVデータの無線通信を行う(ステップS243)。ステップS243で行われるAVデータの無線通信では、映像通信端末から特定端末にAVデータが無線送信されてもよいし、特定端末から映像通信端末にAVデータが無線送信されてもよい。また、ステップS241で特定端末以外の端末からの参加要求が受け付けられている場合、ステップS242で設定された割合に従って、ステップS243で特定端末以外の端末と適宜データ通信が行われる。
ステップS243におけるAVデータの無線通信が終了すると、映像通信端末は処理を終了する。なお、AVデータの無線通信が終了した後、AVデータ以外のデータの無線通信を行ってもよいし、AVデータの無線通信を再開してもよいし、ステップS241〜S242の処理を再度行ってもよい。
図17は、映像通信端末が、図16に示した動作を行う一例を示している。図17に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3,4を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。映像通信端末1は、無線通信端末3からの参加要求を受け付けると、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS103,S104に対応)。続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS131に対応)。ネットワークが解消された後、映像通信端末1は、新たにネットワークを構築する(ステップS201に対応)。
新たに構築されたネットワークに対して、無線通信端末3が受け入れられる。続いて、無線通信端末4が参加要求を行うと、映像通信端末1は、新たに構築されたネットワークで行われる全てのデータ通信に対する、特定端末である無線通信端末3と行うデータ通信の割合と、特定端末ではない無線通信端末4と行うデータ通信の割合とを設定する(ステップS242に対応)。図17に示す例では、全てのデータ通信に対する、無線通信端末3と行うデータ通信の割合が70%に設定され、全てのデータ通信に対する、無線通信端末4と行うデータ通信の割合が30%に設定される。続いて、映像通信端末1は、構築したネットワークを介して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行いつつ、構築したネットワークを介して無線通信端末4とデータの無線通信を行う(ステップS243に対応)。
上述したように、本実施形態によれば、ネットワーク構築部100によって新たにネットワークが構築された後、記憶部12に記憶された特定端末以外の端末から参加要求が受け付けられた場合に、記憶部12に記憶された特定端末と行うデータ通信の割合を、参加要求を行った端末と行うデータ通信の割合よりも高く設定することによって、特定端末が行うAVデータの無線通信に対する、特定端末以外の端末が行う無線通信の影響による無線通信の品質の低下を軽減しつつ、特定端末以外の端末にも無線通信を行わせることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。本実施形態よる映像通信端末の構成は、図1に示した構成と同様である。
本実施形態による映像通信端末の動作は、ステップS106におけるネットワーク変更処理を除いて、図2に示した動作と同様である。図18は、本実施形態におけるネットワーク変更処理の一例を示している。ステップS105で特定端末を識別する情報が記憶部12に記憶された後、通信解消部103は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークを解消する(ステップS131)。ステップS131では、Beaconフレームの送信や、他の端末からの参加要求等のフレームの受信、受信された参加要求等のフレームに対する応答フレームの送信が停止される。続いて、通信解消部103は、記憶部12に記憶されている情報が示す特定端末によって新たに構築されたネットワークに参加する(ステップS261)。以上により、ネットワーク変更処理が終了する。
ステップS131でネットワークが解消された後、ステップS261で特定端末によって新たに構築されたネットワークに映像通信端末が参加するまでの間、例えば映像通信端末および特定端末は、所定のフレームを交換し、どちらがAPとしてネットワークを構築するのかを決定する。映像通信端末と特定端末との間で交換されるフレームは、自身がAPになりたい程度を示す情報を含むことが可能である。例えば、映像通信端末がAPになりたい程度として最低レベルを示す情報がフレームに含まれている場合、特定端末がAPとなってネットワークを構築し、映像通信端末は特定端末に参加要求を送信する。
ネットワーク変更処理が終了すると、ステップS107において、特定端末が構築したネットワークを介して、映像通信端末と特定端末との間でAVデータの無線通信が行われる。
図19は、映像通信端末が、図18に示した動作を行う一例を示している。図19に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。映像通信端末1は、無線通信端末3からの参加要求を受け付けると、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS103,S104に対応)。続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS131に対応)。ネットワークが解消された後、無線通信端末3はネットワークを構築する。映像通信端末1は、無線通信端末3が構築したネットワークに参加し(ステップS261に対応)、そのネットワークを介して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行う(ステップS107に対応)。
上述したように、本実施形態によれば、映像通信端末は、特定端末によって構築されたネットワークを介して、特定端末とAVデータの無線通信を行うことができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。本実施形態よる映像通信端末の構成は、図1に示した構成と同様である。
本実施形態による映像通信端末の動作は、ステップS103における推定判断処理を除いて、図2に示した動作と同様である。図20は、本実施形態における推定判断処理の一例を示している。
まず、AV推定部102は、ステップS102で受け付けられた参加要求のフレームが、AVデータの通信に関する情報を含んでいるか否かを判定する(ステップS291)。AVデータの通信に関する情報とは、映像データや音声データのフォーマット情報、参加要求のフレームの送信元の端末がソース側(供給側)と再生側のどちらであるのかを示す情報等である。参加要求のフレームが、AVデータの通信に関する情報を含んでいない場合、推定判断処理が終了する。
参加要求のフレームが、AVデータの通信に関する情報を含んでいる場合、AV推定部102は、参加要求のフレームを受信する前に、その参加要求を行った端末から情報要求のフレームを受信しているか否かを判定する(ステップS292)。情報要求のフレームは、例えばProbe Requestフレームである。情報要求のフレームを受信していない場合、推定判断処理が終了する。
情報要求のフレームを受信している場合、AV推定部102は、受信された情報要求のフレームが、AVデータの通信に関する情報を含んでいるか否かを判定する(ステップS293)。AVデータの通信に関する情報は、ステップS291で説明した情報と同様である。情報要求のフレームが、AVデータの通信に関する情報を含んでいない場合、推定判断処理が終了する。
情報要求のフレームが、AVデータの通信に関する情報を含んでいる場合、AV推定部102は、AVデータの通信に関する情報内に、AVデータの通信の相手となりうる情報が存在するか否かを判定する(ステップS294)。AVデータの通信の相手となりうる情報とは、参加要求のフレームの送信元の端末が参加要求内で示しているサポートする役割(ソース側(供給側)または再生側)を示す情報の中で、映像通信端末の役割と対になる役割を示す情報であり、ソース側、再生側、あるいはその両方を示すことができる。例えば、映像通信端末がAVデータの通信においてソース側である場合、ステップS294では、AVデータの通信に関する情報内に、相手の端末が再生側、またはソース側と再生側の両方をサポートすることを示す情報が含まれていれば、AVデータの通信の相手となりうる情報が存在すると判定される。また、映像通信端末がAVデータの通信においてソース側である場合、ステップS294では、AVデータの通信に関する情報内に、相手の端末がソース側であることを示す情報が含まれていれば、AVデータの通信の相手となりうる情報が存在しないと判定される。
AVデータの通信の相手となりうる情報が存在しない場合、推定判断処理が終了する。また、AVデータの通信の相手となりうる情報が存在する場合、AV推定部102は、参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS295)。以上により、推定判断処理が終了する。ステップS295の処理が行われた場合、ステップS104では、参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行うと推定したと判定され、ステップS105の処理が行われる。
図21は、映像通信端末が、図20に示した動作を行う一例を示している。図21に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。無線通信端末3は、AVデータの通信に関する情報を含む情報要求のフレームを映像通信端末1へ送信する。情報要求のフレームに含まれる、AVデータの通信に関する情報には、無線通信端末3が再生側をサポートすることを示す情報として、AVデータの表示を行うことを示す情報が含まれている。
映像通信端末1は、無線通信端末3からの情報要求のフレームを受信すると、AVデータの通信に関する情報を含む情報応答のフレームを無線通信端末3へ送信する。情報応答のフレームに含まれる、AVデータの通信に関する情報には、映像通信端末1がソース側であることを示す情報が含まれている。続いて、無線通信端末3は、AVデータの通信に関する情報を含む参加要求のフレームを映像通信端末1へ送信する。参加要求のフレームに含まれる、AVデータの通信に関する情報には、無線通信端末3が再生側であることを示す情報として、AVデータの表示を行うことを示す情報が含まれている。
映像通信端末1は、無線通信端末3からの参加要求を受け付けると、推定判断処理を行う。参加要求のフレームに、AVデータの通信に関する情報が含まれ(ステップS291に対応)、参加要求の受信前に無線通信端末3から情報要求を受信しており(ステップS292に対応)、情報要求のフレームに、AVデータの通信に関する情報が含まれ(ステップS293に対応)、AVデータの通信に関する情報に、AVデータの表示を行うことを示す情報が含まれているので(ステップS294に対応)、映像通信端末1は、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS295に対応)。
続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS131に対応)。ネットワークが解消された後、映像通信端末1は、新たにネットワークを構築し、構築したネットワークを介して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行う(ステップS107に対応)。図21では、ネットワークが解消された後、映像通信端末1がネットワークを構築しているが、無線通信端末3がネットワークを構築し、そのネットワークに映像通信端末1が参加して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行ってもよい。
上述したように、本実施形態によれば、映像通信端末が構築したネットワークに未参加の端末から送信される参加要求および情報要求の各フレームに含まれる情報に基づいて、その端末がAVデータの通信を行うか否かを推定することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。本実施形態よる映像通信端末の構成は、図1に示した構成と同様である。
本実施形態による映像通信端末の動作は、ステップS103における推定判断処理を除いて、図2に示した動作と同様である。図22は、本実施形態における推定判断処理の一例を示している。
まず、AV推定部102は、参加要求を行った端末を、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに受け入れる処理を行う(ステップS311)。ステップS311では、例えばステップS102で参加要求を受け付けた端末に対して、無線通信部11を介して、受け入れを行う応答フレーム(例えばAssociation Responseフレーム)が送信され、受け入れを行った端末の情報が記憶部12に格納される。ステップS102で受け付けられた参加要求が、Association Requestフレームではなく独自のフォーマットのフレームに基づく場合、ステップS311では応答フレームを送信せずに、受け入れを行った端末の情報を記憶部12に記憶させるようにしてもよい。
続いて、AV推定部102は、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを受信したか否かを判定する(ステップS312)。AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームとは、映像通信端末1がAVデータのソース側である場合には、再生側のAVデータの再生能力(例えば、対応するAVデータのフォーマット)を示す情報を含むフレームであり、映像通信端末1がAVデータの再生側である場合には、ソース側から指定されるAVデータのフォーマットを示す情報を含むフレームである。
例えば、映像通信端末1がAVデータのソース側である場合には、ステップS312では、AVデータの再生能力を示す情報を含むフレームが受信されていれば、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを受信したと判定される。また、映像通信端末1がAVデータの再生側である場合には、ステップS312では、AVデータのフォーマットを示す情報を含むフレームが受信されていれば、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを受信したと判定される。上記以外の場合には、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを受信していないと判定される。
AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを受信していない場合、推定判断処理が終了する。また、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを受信している場合、AV推定部102は、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを送信した端末がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS313)。以上により、推定判断処理が終了する。ステップS313の処理が行われた場合、ステップS104では、参加要求を行った端末がAVデータの無線通信を行うと推定したと判定され、ステップS105の処理が行われる。
図23は、映像通信端末が、図22に示した動作を行う一例を示している。図23に示すように、映像通信端末1および無線通信端末2,3を有する無線通信システムにおいて、初期状態では映像通信端末1が構築したネットワークに無線通信端末2のみが参加し、映像通信端末1とデータ通信を行っている。無線通信端末3が参加要求のフレームを映像通信端末1へ送信すると、映像通信端末1は、ネットワーク構築部100によって構築されているネットワークに対して、参加要求を行った無線通信端末3を受け入れる(ステップS311に対応)。
続いて、無線通信端末3は、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームを映像通信端末1へ送信する。映像通信端末1は、このフレームを受信すると(ステップS312に対応)、無線通信端末3がAVデータの無線通信を行うと推定する(ステップS313に対応)。
続いて、映像通信端末1は、自身が構築したネットワークを解消する(ステップS131に対応)。ネットワークが解消された後、映像通信端末1は、新たにネットワークを構築し、構築したネットワークを介して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行う(ステップS107に対応)。図23では、ネットワークが解消された後、映像通信端末1がネットワークを構築しているが、無線通信端末3がネットワークを構築し、そのネットワークに映像通信端末1が参加して無線通信端末3とAVデータの無線通信を行ってもよい。
上述したように、本実施形態によれば、映像通信端末が構築したネットワークに参加した端末から送信される、AVデータの無線通信を行うための準備に関するフレームに基づいて、その端末がAVデータの通信を行うか否かを推定することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 映像通信端末、2,3,4 無線通信端末、10 制御部、11 無線通信部、12 記憶部、100 ネットワーク構築部、101 参加要求受付部、102 AV推定部、103 通信解消部、104 応答制御部、105 通信設定部

Claims (20)

  1. 無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、
    前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付ける受付部と、
    前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する推定部と、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として記憶する記憶部と、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行う通信解消部と、
    無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行う無線通信部と、
    を有する無線通信端末。
  2. 前記無線通信部は、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークが解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で、前記ネットワーク構築部によって、または前記記憶部に記憶された前記特定端末以外の端末によって、新たに構築された無線ネットワークを介して前記ストリーミングデータの無線通信を行う請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記通信解消部は、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末に対して、当該無線ネットワークの解消を通知する処理を行った後、当該無線ネットワークを解消する請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記通信解消部は、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末であって、所定のプロトコルのデータ通信が開始され、当該データ通信が終了する前の状態にある端末に対してのみ、前記無線ネットワークの解消を通知する処理を行う請求項3に記載の無線通信端末。
  5. 前記通信解消部は、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末であって、所定のプロトコルのデータ通信が過去の一定期間内に行われた端末に対してのみ、前記無線ネットワークの解消を通知する処理を行う請求項3に記載の無線通信端末。
  6. 前記通信解消部は、前記無線ネットワークの解消を通知した端末からの応答のフレームに、前記無線ネットワークを解消するタイミングに関する情報が含まれる場合、当該情報に応じたタイミングで前記無線ネットワークを解消する請求項3に記載の無線通信端末。
  7. 前記ネットワーク構築部は、無線ネットワークが解消された後、新たに無線ネットワークを構築する請求項2に記載の無線通信端末。
  8. 前記推定部は、複数の端末から前記参加要求が受け付けられた場合、それぞれの前記端末から受信された情報に基づいて、それぞれの前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する推定部と、
    前記記憶部は、複数の前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、複数の前記端末のそれぞれを特定端末として記憶し、
    前記無線通信部は、複数の前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記記憶部に記憶された複数の前記特定端末との間で、新たに構築された無線ネットワークを介して前記ストリーミングデータの無線通信を行う請求項7に記載の無線通信端末。
  9. 前記ストリーミングデータは映像データおよび音声データであり、
    前記無線通信部は、前記記憶部に記憶された複数の前記特定端末のうち一部に対して、新たに構築された無線ネットワークを介して前記映像データを無線送信し、前記記憶部に記憶された複数の前記特定端末のうち、前記映像データが無線送信される前記特定端末以外の前記特定端末に対して、新たに構築された無線ネットワークを介して前記音声データを無線送信する請求項8に記載の無線通信端末。
  10. 前記ネットワーク構築部によって新たに無線ネットワークが構築された後、当該無線ネットワークに未参加の端末から第2の参加要求が受け付けられた場合に、当該第2の参加要求を行った端末に対して、参加を拒否する応答のフレームを無線送信する、または当該第2の参加要求に対する応答のフレームを無線送信しないように前記無線通信部を制御する応答制御部をさらに有する請求項7に記載の無線通信端末。
  11. 前記応答制御部は、前記ネットワーク構築部によって新たに構築された無線ネットワークに参加している端末の数が所定の数以上であった場合に、前記第2の参加要求を行った端末に対して、無線ネットワークに参加している端末の数が所定の数以上であることを示す情報を含み参加を拒否する応答のフレームを無線送信するように前記無線通信部を制御する請求項10に記載の無線通信端末。
  12. 前記ネットワーク構築部によって新たに無線ネットワークが構築された後、当該無線ネットワークに未参加の端末から第2の参加要求が受け付けられた場合に、前記記憶部に記憶された前記特定端末と行うデータ通信の割合を、当該第2の参加要求を行った端末と行うデータ通信の割合よりも高く設定する通信設定部をさらに有し、
    前記無線通信部は、前記通信設定部によって設定された割合に従って、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で、新たに構築された無線ネットワークを介して前記ストリーミングデータの無線通信を行い、前記第2の参加要求を行った端末との間で、新たに構築された無線ネットワークを介してデータの無線通信を行う請求項7に記載の無線通信端末。
  13. 前記通信設定部は、前記記憶部に記憶された前記特定端末と行うデータ通信の割合を0より大きな値に設定し、前記第2の参加要求を行った端末と行うデータ通信の割合を0に設定する請求項12に記載の無線通信端末。
  14. 前記推定部は、前記参加要求が受け付けられたとき、当該参加要求のフレームに含まれる情報、および、当該参加要求を行った端末から当該参加要求を行う前に送信された情報に基づいて、当該端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する請求項1に記載の無線通信端末。
  15. 前記推定部は、前記参加要求を行った端末が、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加した後、当該端末から、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの再生能力を示す情報、または、当該端末が対応しているストリーミングデータの種類を示す情報を受信したとき、当該情報に基づいて、当該端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する請求項1に記載の無線通信端末。
  16. 前記無線通信部は、前記記憶部に記憶された前記特定端末以外の端末との無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で、当該特定端末によって新たに構築された無線ネットワークを介して前記ストリーミングデータの無線通信を行う請求項1に記載の無線通信端末。
  17. 前記通信解消部は、前記記憶部に記憶された前記特定端末以外の端末との接続を切断し、
    前記無線通信部は、前記記憶部に記憶された前記特定端末以外の端末との接続が切断された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末と接続し、当該特定端末との間で、前記ストリーミングデータの無線通信を行う請求項1に記載の無線通信端末。
  18. 無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、
    前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付ける受付部と、
    前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定する推定部と、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として記憶する記憶部と、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行う通信解消部と、
    無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行う無線通信部と、
    を有する無線通信端末と、
    前記参加要求を無線送信し、前記無線通信端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行う前記特定端末と、
    を有する無線通信システム。
  19. 無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、情報を記憶する記憶部と、無線通信を行う無線通信部と、を有する無線通信端末が、
    前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付けるステップと、
    前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定するステップと、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行うステップと、
    無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行うステップと、
    を有する無線通信方法。
  20. 無線ネットワークを構築するネットワーク構築部と、情報を記憶する記憶部と、無線通信を行う無線通信部と、を有する無線通信端末のコンピュータに、
    前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに未参加の端末から参加要求を受け付けるステップと、
    前記参加要求が受け付けられた場合、前記端末から受信された情報に基づいて、前記端末が、コンテンツのストリーミングに用いるストリーミングデータの無線通信を行うか否かを推定するステップと、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記端末を特定端末として前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記端末が前記ストリーミングデータの無線通信を行うと推定された場合、前記ネットワーク構築部によって構築された無線ネットワークに参加中の端末との無線通信を解消する処理を行うステップと、
    無線通信が解消された後、前記記憶部に記憶された前記特定端末との間で前記ストリーミングデータの無線通信を行うステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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