JP4756952B2 - 通信設定方法、中継装置の通信設定方法、通信システム及び中継装置 - Google Patents

通信設定方法、中継装置の通信設定方法、通信システム及び中継装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信設定方法、中継装置の通信設定方法、通信システム及び中継装置に関する。
近年、無線LANの規格であるIEEE規格(例えば、非特許文献1参照)に基づく製品が広く使用されている。また、無線でデータ伝送する通信にQoS(Quality of Service)という概念を導入し、データの内容や用途によって優先順位や帯域保証を行うことが検討されている。この検討は、IEEE 802.11の作業グループのTGeで行われている。QoS機能を盛り込んだ無線LANの規格は、現段階ではドラフト仕様(例えば、非特許文献2)が公開されている。
無線LANによる従来の端末間の直接通信方式であるアドホック通信方式は、中継装置としてのアクセスポイントが存在しない環境で、端末同士が直接認証及び接続手順を実行し、端末間の直接通信を行う通信モードである。
例えば、特許文献1では、各通信端末が周辺で新たに検出した端末にアドホックモードで接続認証することで、接続認証可能な端末のリストと接続認証が不可能な端末のリストを作成している。また、該当する端末が送信するビーコン報知信号の有無を検出して端末の有無を判定し、上述のリストを更新している。この特許文献1では、このような方法によってネットワークの状況を個々の端末が独立して管理することが可能となっている。
また、特許文献2では、通信端末が別の通信端末に転送したいデータを持っているときに、サーバが、双方の通信端末が直接通信可能か否かを判断し、双方の通信端末に結果を通知する。そして、直接通信可能であれば、その結果を受けた通信端末が直接相手端末をデータ送信先に変更し、データ通信を行っている。この特許文献2では、通常サーバ経由でデータ通信する端末において、直接通信できるときには、ユーザに意識させること無く、サーバが自動的に判断して端末間で直接通信させることが可能となっている。
一方、非特許文献2に、QoSに基づくデータ伝送を端末間で直接実行する方法としてダイレクトリンクセットアップ(以下、DLS)が規定されている。このDLSは、同じアクセスポイントに接続している端末同士がアクセスポイントの仲介により相互にDLS要求とDLS応答をやり取りすることで、端末が自ら端末間の直接通信を設定し、端末間のデータ伝送を行うものである。
このDLSでは、DLS通信をしようとする端末は、DLS通信が必要になった時に、アクセスポイント経由でDLS通信したい相手端末に接続要求を送信する。そして、その応答がアクセスポイント経由で帰ってきたら、それ以降はその相手端末と直接データ転送を実行する、という手順で処理が行われる。
特開2004-228926号公報 特開2003-283567号公報 IEEE Std 802.11-1999(R2003) IEEE P802.11e/D12
しかしながら、このDLSでは、DLS接続が必要になったときに、DLS接続要求のコマンドであるDLS requestをアクセスポイント経由で相手端末に送り、その応答により相手端末がDLS通信可能か否かを判定する。そして、DLS通信が可能な場合、データ転送を開始するため、実際にデータ転送が開始されるまで待ち時間が発生し、相手端末がDLS能力を備えていない場合は、待ち時間の後に接続拒否されていた。
また、DLS接続要求をするときに通知するパラメータとして応答が無い時などに端末が自ら処理終了するためのパラメータである「タイマアウト値」がある。しかし、接続を維持するためにこの値を大きくすると、異常発生時にもタイマアウトすることができなくなり、ユーザが長い時間待たされてしまう、という問題もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、通信装置間で直接接続して通信可能な相手通信装置との直接接続を予め設定することを目的とする。
本発明は、中継装置と複数の通信装置とを有するネットワークにおける通信設定方法であって、通信装置が、前記中継装置が構築するネットワークに接続する際に、前記ネットワークに接続している通信装置に関する情報を取得する取得工程と、前記取得工程で情報を取得した通信装置が、該取得した情報に基づいて当該通信装置との間で直接接続する機能を有する相手通信装置を判定する判定工程と、前記通信装置が前記ネットワークに接続した際に、前記判定工程において直接接続する機能を有すると判定された相手通信装置との間で前記直接接続のための接続手順を前記中継装置を経由して実行することにより、前記通信装置間の直接接続を予め設定する設定工程と、前記中継装置から前記複数の通信装置へ通信装置の状態を所定の周期で確認し、該確認に対して応答がない通信装置と直接接続を設定している相手通信装置に対して当該直接接続の解除を通知する通知工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、通信装置間で直接接続して通信可能な相手通信装置との直接接続を予め設定しておくことで、データ通信が必要な時に、直接接続の設定手順を実行することなく、速やかにデータ通信を開始することができ、かつ、中継装置から通信装置の情報を所定に周期で確認することにより、何らかの不具合により通信装置が異常終了しても、不要な直接接続の設定を解除できる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態におけるDLS(Direct Link Set-up)を適用した無線LANシステムの構成を示す図である。図1において、101はアクセスポイント(QAP1)であり、無線LAN機能を備え、複数の無線端末(QSTA1、2、3)とインフラストラクチャモードのネットワークを構築する。102はディスプレイ(QSTA1)であり、無線LAN機能を備える。103はHDDプレーヤ(QSTA2)であり、無線LAN機能を備える。そして、104はデジタルカメラ(QSTA3)であり、無線LAN機能を備える。
尚、ディスプレイ102、HDDプレーヤ103、及びデジタルカメラ(以下、カメラと称す)104は、それぞれアクセスポイント101と接続関係(アソシエーション)を確立できるように設定されているものとする。
また、HDDプレーヤ103とカメラ104は、それぞれディスプレイ102とDLSと呼ばれる方式で直接データ転送が可能である。このDLSは、無線LANの規格であるIEEE P802.11e/D12で規定されている通信方式であり、2つのステーションが直接データ通信するための手順をアクセスポイントが仲介し、ステーション間の直接通信を実現する方式である。
上述の構成において、HDDプレーヤ103が蓄積している映像データをDLS通信によってディスプレイ102に転送して表示させるものとする。また、カメラ104が撮影した映像の映像データをDLS通信によってディスプレイ102に転送して表示させるものとする。
ここで、図2〜図5を用いて、無線LANシステムを構成するアクセスポイント101、ディスプレイ102、HDDプレーヤ103、及びカメラ104の内部構成について、以下順に説明する。
図2は、図1に示すアクセスポイント101の内部構成の一例を示す図である。図2において、201は制御部であり、アクセスポイント101の全体動作を制御する。202は無線部であり、IEEE Std 802.11a及びIEEE P802.11e/D12規定の無線LAN機能を提供する。203は転送処理部であり、無線部202で受信されたデータを指定された宛先に転送するために、データのヘッダ情報を変換して無線部202に折り返して送信する機能を提供する。
204はQSTAリストであり、アクセスポイント101にアソシエーションしている無線端末に関する情報を管理するものである。このQSTAリスト204は、各無線端末のアソシエーション状況に応じて制御部201によって随時追加や削除が行われる。尚、このQSTAリストについては、図6を用いて更に詳述する。
205はリモコンアプリであり、アクセスポイント101が提供するリモコンのアプリケーションプログラムである。206はタイマであり、現在時刻や経過時間を測定する。207はDLSリストであり、接続が設定済みの無線端末の組合せを記憶しておくリストである。
図3は、図1に示すディスプレイ102の内部構成の一例を示す図である。図3において、301は制御部であり、ディスプレイ102の全体動作を制御する。302は無線部であり、IEEE Std 802.11a及びIEEE P802.11e/D12規定の無線LAN機能を提供する。303はAV処理部であり、受信した映像データを復号化して表示可能なデータ形式に変換する。
304はAV表示部であり、AV処理部303で処理された映像を表示する。305はQSTAリストであり、アクセスポイント101から取得したQSTAリストを記憶しておく。307は付属の赤外線リモコンであり、ディスプレイ102を制御するためのものである。306赤外線受光部であり、赤外線リモコン307から出力される赤外線信号を受信する。
図4は、図1に示すHDDプレーヤ103の内部構成の一例を示す図である。図4において、401は制御部であり、HDDプレーヤ103の全体動作を制御する。402は無線部であり、IEEE Std 802.11a及びIEEE P802.11e/D12規定の無線LAN機能を提供する。403はAVデータ蓄積部であり、無線部402で受信した映像データを蓄積すると共に無線部402から送信する映像データを出力する。
404はAV処理部であり、無線部402とAVデータ蓄積部403との間のデータ形式の違いを吸収し、相互変換を行う。405はQSTAリストであり、アクセスポイント101から取得したQSTAリストを記憶しておく。
図5は、図1に示すカメラ104の内部構成の一例を示す図である。図5において、501は制御部であり、カメラ104の全体動作を制御する。502は無線部であり、IEEE Std 802.11a及びIEEE P802.11e/D12規定の無線LAN機能を提供する。503はカメラ部であり、映像を撮影して映像データを生成する。
504はAV処理部であり、カメラ部503から出力された映像データを符号化し、更に無線部502で送信するデータ形式に変換する。505はQSTAリストであり、アクセスポイント101から取得したQSTAリストを記憶しておく。
図6は、QSTAリストのデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、第1の実施形態におけるQSTAリストは、複数のQSTA情報から構成される。各QSTA情報は、データ長601、BSSID602、MACアドレス603、機器名604、DLS能力605、入力/出力606、データ種別607、及び対応可能レート608の情報で構成される。また、QSTAリストの最後には、情報の終わりを示すEND情報パターンが付加される。以下、QSTA情報の各構成要素について詳細に説明する。
まず、データ長601は、このQSTA情報のデータの長さであり、この情報に基づき次のQSTA情報の先頭位置を見つけることができる。次に、BSSID602は、該当する無線端末がアソシエーションしている無線LANネットワークの識別子であり、この例では、アクセスポイント101のMACアドレスに相当する。
次に、MACアドレス603は、該当する無線端末の無線部毎に割り当てられた唯一の番号であり、ネットワーク上で無線端末を特定するためのものである。次の機器名604は、該当する無線端末が備えている機器名称であり、一般にテキスト形式で装置の種類を特定する機器名が記載されている。
次に、DLS能力605は、該当する無線端末がIEEE P802.11e/D12規定のDLS機能を備えているか否かを示す情報である。次に、入力/出力606は、該当する無線端末がDLS通信するデータを出力する出力機器であるか、それとも入力する入力機器であるかを示す情報である。
次に、データ種別607は、DLS通信するデータの種別、例えばMPEG4-TS、MPEG2-TS、Motion-JPEGを示すパラメータである。そして、対応可能レート608は、DLS通信するデータのデータレートを示すパラメータで、複数のレートに対応可能な無線端末は、全てのレートを列挙する。
上述のQSTA情報601〜608は、アクセスポイント101がアソシエーションしてきた無線端末から受信した能力情報に基づいて作成し、QSTAリストとして管理するものである。また、アクセスポイント101がアソシエーションしている無線端末からのQSTAリストの取得要求に応じて、自身が持っているQSTAリストの複製を無線端末に送信する。これにより、無線端末では、アクセスポイント101から受信したQSTAリストの複製を自身のQSTAリストに書き込む。更に、QSTAリストに含まれている無線端末がリアソシエーションや切断等を行った場合には、QSTAリストから該当するQSTA情報を削除する。
ここで、図7を用いて、図1に示すアクセスポイント101が、ディスプレイ102、HDDプレーヤ103、カメラ104から取得した能力情報に基づいて作成するQSTA情報について説明する。
図7に示す(a)は、ディスプレイ102のQSTA情報の一例である。この例では、BSSID702にはアソシエーションしているアクセスポイント101のMACアドレスの値であるAddress1が入っている。MACアドレス703にはディスプレイ102のMACアドレスであるAddress2が入っている。機器名704にはテキストデータで“DISPLAY”と記載されている。DLS能力705にはDLSが可能であることを示す情報が入っている。入力/出力の種別706には入力を示す情報が入っている。データ種別として3つが有り、707にはMPEG4-TSを示す情報が、709にはMPEG2-TSを示す情報が、711にはMotion-JPEGを示す情報がそれぞれ入っている。対応可能レートには、データ種別毎に、708には256Kbpsと512Kbpsと1Mbpsと2Mbpsを示す情報が、710には2Mbpsと4Mbpsと8Mbpsと24Mbpsを示す情報がそれぞれ入っている。そして、712には1Mbpsと2Mbpsと4Mbpsを示す情報が入っている。
図7に示す(b)は、HDDプレーヤ103のQSTA情報の一例である。この例では、BSSID714にはアソシエーションしているアクセスポイント101のMACアドレスの値であるAddress1が入っている。MACアドレス715にはHDDプレーヤ103のMACアドレスであるAddress3が入っている。機器名716にはテキストデータで“HDD PLAYER”と記載されている。DLS能力717にはDLSが可能であることを示す情報が入っている。入力/出力の種別718には出力を示す情報が入っている。データ種別719にはMPEG2-TSを示す情報が入っている。対応可能レート720には4Mbpsと8Mbpsと24Mbpsを示す情報が入っている。
図7に示す(c)は、カメラ104のQSTA情報の一例である。この例では、BSSID722にはアソシエーションしているアクセスポイント101のMACアドレスの値であるAddress1が入っている。MACアドレス723にはカメラ104のMACアドレスであるAddress4が入っている。機器名724にはテキストデータで“CAMERA”と記載されている。DLS能力725にはDLSが可能であることを示す情報が入っている。入力/出力の種別726には出力を示す情報が入っている。データ種別として2つが有り、727にはMPEG4-TSを示す情報が、729にはMotion-JPEGを示す情報がそれぞれ入っている。対応可能レートには、データ種別毎に、728には512Kbpsを示す情報が、730には4Mbpsを示す情報がそれぞれ入っている。
ここで、上述したアクセスポイント(QAP1)101、ディスプレイ(QSTA1)102、HDDプレーヤ(QSTA2)103、及びカメラ(QSTA3)104で構成される第1の実施形態におけるDLS接続制御方式の動作を説明する。
図8は、第1の実施形態におけるDLS接続制御方式の動作シーケンスを示す図である。まず、アクセスポイント101のみが動作している状態で、この時点ではどの無線端末も接続されていない状態で、ユーザがディスプレイ102の電源をONにする。そして、ユーザが手動で接続したいアクセスポイントのBSSIDであるAddress1を入力する。これにより、ディスプレイ102は、Address1のアクセスポイント101に対してプローブ要求(Probe request)801を送信する。そして、アクセスポイント101からその応答としてプローブ応答(Probe response)802を受信する。
プローブ応答802には、アクセスポイント101の無線部202の物理層パラメータが記載されている。そこで、ディスプレイ102は、そのパラメータに基づいてアクセスポイント101に接続するための認証処理である認証(Authentication)803を行う。続いて、接続処理である接続(Association)804を行い、接続804が終了すると、ディスプレイ102はアクセスポイント101のネットワークに接続した状態となる。
この接続804が完了したアクセスポイント101とディスプレイ102は、TCP/IPプロトコルを使用して相互に通信が可能になる。そこで、アクセスポイント101とディスプレイ102は、TCP/IPプロトコルを使用してQSTA情報の取得805を行う。
このQSTA情報の取得805は、まずアクセスポイント101がディスプレイ102からディスプレイ102の端末機能に関する情報(図7に示す(a)のQSTA情報)を取得し、QSTAリスト204に追加する。この時点では、QSTAリスト204には、ディスプレイ102のQSTA情報のみが記録された状態である。続いて、ディスプレイ102がアクセスポイント101からQSTAリストを取得し、ディスプレイ102内のQSTAリスト305に書き込む。
ここで、ディスプレイ102の制御部301はDLS接続可能な端末を検出するためにQSTAリスト305の情報を参照するが、自端末であるディスプレイ102の情報しか記録されていないので、DLS接続動作は行わない。
次に、上述の状態で、ユーザがHDDプレーヤ103の電源をONにし、ユーザが手動で接続したいアクセスポイントのBSSIDであるAddress1を入力する。これにより、HDDプレーヤ103はAddress1のアクセスポイント101に対してプローブ要求806を送信し、アクセスポイント101からその応答としてプローブ応答807を受信する。
プローブ応答807には、アクセスポイント101の無線部202の物理層パラメータが記載されている。そこで、HDDプレーヤ103は、そのパラメータに基づいてアクセスポイント101に接続するための認証処理である認証808を行い、続いて接続処理である接続809を行う。この接続809が終了すると、HDDプレーヤ103はアクセスポイント101のネットワークに接続した状態となる。
ディスプレイ102と同様に、接続809が完了したアクセスポイント101とHDDプレーヤ103は、TCP/IPプロトコルを使用して相互に通信が可能になる。そこで、アクセスポイント101とHDDプレーヤ103はTCP/IPプロトコルを使用してQSTA情報の取得810を行う。
このQSTA情報の取得810は、まずアクセスポイント101がHDDプレーヤ103からHDDプレーヤ103の端末機能に関する情報(図7に示す(b)のQSTA情報)を取得し、QSTAリスト204に追加する。この時点では、QSTAリスト204には、ディスプレイ102とHDDプレーヤ103の情報が記録された状態である。続いて、HDDプレーヤ103がアクセスポイント101からQSTAリストを取得し、HDDプレーヤ103内のQSTAリスト405に書き込む。
ここで、HDDプレーヤ103の制御部401はDLS接続可能な端末を検出するためにQSTAリスト405の情報を参照する。参照した結果、QSTAリスト405には、ディスプレイ102の情報とHDDプレーヤ103の情報が記録されているので、HDDプレーヤ103は自端末以外の端末について接続可能か否かを判定する。この場合、ディスプレイ102のQSTA情報(図7に示す(a)のQSTA情報)から判定する。
HDDプレーヤ103のQSTA情報は図7に示す(b)であり、ディスプレイ102のDLS能力705とHDDプレーヤ103のDLS能力717から、どちらもDLSが可能である。更に、ディスプレイ102の入力/出力種別706が入力で、HDDプレーヤ103の入力/出力種別718が出力であり、結果として双方をDLS接続可能な組であると判定する。そして、ディスプレイ102のデータ種別情報707、709、711及び対応可能レート708、710、712と、HDDプレーヤ103のデータ種別情報719及び対応可能レート720とをそれぞれ比較する。そして、同じデータ種別、かつ同じレートでのデータ通信が可能であるか否かを判定する。この例では、何れもMPEG2-TSによる4Mbps、8Mbps、24Mbps、での通信が可能であると判定できる。
以上の判定処理により、ディスプレイ102とHDDプレーヤ103とはDLS接続が可能であり、HDDプレーヤ103がディスプレイ102に対してDLS接続動作を開始する。
ここで、図9を用いて、DLS接続に関してIEEE P802.11e/D12で規定されている無線LAN制御フレームについて説明する。
図9は、DLS接続に関連する制御フレームの構成を示す図である。図9に示すように、DLS接続に関連する制御フレームには、以下の3つの制御フレームがある。
・DLS接続を要求する無線端末が送信するフレーム(DLS request frame)
・DLS接続の要求に応答する無線端末が送信するフレーム(DLS response frame)
・DLS接続を切断するために切断したい無線端末が相手の無線端末に送信するフレーム(DLS Teardown frame)
上記3つの制御フレームは、MACフレームのタイプ記述がマネージメントのフレームフォーマット(Management frame format)900のフレーム本体907に相当するものである。
また、マネージメントフレームフォーマット900は以下の各情報で構成されている。
・フレーム制御(Frame control)901
・デュレーション/ID(Duretion)902
・宛先MACアドレス(DA)903
・送信元MACアドレス(SA)904
・BSSID905
・シーケンス制御(Sequence Control)906
・フレーム本体(Frame Body)907
・FCS908
これらの情報の詳細は、IEEE Std 802.11-1999(R2003)の「7.2.3 Management Frames」に詳細に記載されているため、その説明は省略する。
ここでは、フレーム制御901及びフレーム本体907の内容についてのみ詳細に説明する。まず、フレーム制御901の情報は、以下の各情報要素で構成されている。
・プロトコルバージョン(Protocol version)909
・タイプ(Type)910
・サブタイプ(Subtype)911
・To DS912
・From DS913
・More Frag914
・Retry915
・パワー管理(Pow Mgt)916
・More Data917
・WEP918
・Order919。
ここで、上記3つのDLS関連フレームを送信する場合は、タイプ910に2進数で、“00”をセットしてフレ-ムタイプがマネージメントであることを示す。更にサブタイプ911に2進数の“1101”をセットして、フレームサブタイプがアクションであることを示すようにする。その他の情報要素については、IEEE Std 802.11-1999(R2003)、IEEE P802.11e/D12の「7.1.3 Frame field」に詳細に記述されている。
フレーム本体907の部分は、先頭のカテゴリー情報要素920、927、934にはDLSを示す“2”がセットされ、それに続くアクション情報要素には各フレームの種別が判定できるように、所定の値がセットされる。
まず、DLS要求フレーム(DLS request frame)の場合、アクション情報要素921にはDLS requestを示す“0”がセットされる。そして、アクション情報要素に続いて、以下の情報要素がセットされる。
・DLS接続先として指定する無線端末のMACアドレス(Destination MAC Address)922
・DLS接続要求元である自端末のMACアドレス(Source MAC Address)923
・自端末の能力情報(Capability Information)924
・DLS接続のタイマアウト値(DLS Timeout Value)925
・自端末が対応可能な通信レート(Supported rates)926
尚、タイマアウト値925は、DLS通信のフレーム交換が規定時間以上無かった時にDLS接続を切断するためのタイマアウト値である。この値の詳細はIEEE P802.11e/D12の「7.3.1.13 DLS Timeout Value」に記載されている。秒単位で0〜65535の値が設定可能である。但し、“0”に設定するとタイマアウトはしないと判断する。
また、自端末が対応可能な通信レート926は、500kbps単位で1つ以上設定される。この詳細はIEEE Std 802.11-1999(R2003)の「7.3.2.2 Supported Rates element」に記載されている。
次に、DLS応答フレーム(DLS response frame)の場合、アクション情報要素928にはDLS responseを示す“1”がセットされる。そして、アクション情報要素に続いて、以下の情報要素がセットされる。
・応答状態を示すメッセージコード(Status Code)929
・DLS接続先である自端末のMACアドレス(Destination MAC Address)930
・DLS接続要求元である相手無線端末のMACアドレス(Source MAC Address)931
・自端末の能力情報(Capability Information)932
・自端末が対応可能な通信レート(Supported rates)933
尚、応答状態を示すメッセージコード929の詳細は、以下の文献に記載されている。
IEEE Std 802.11-1999(R2003)、IEEE Std 802.11g-2003、IEEE Std 802.11h-2003、
IEEE Std 802.11i-2004、IEEE P802.11e/D12の「7.3.1.9 Status Code field」
また、自端末が対応可能な通信レート933は、500kbps単位で1つ以上設定される。この詳細はIEEE Std 802.11-1999(R2003)の「7.3.2.2 Supported Rates element」に記載されている。
次に、DLS解除フレーム(DLS teardown frame)の場合、アクション情報要素935にはDLS teardownを示す“2”がセットされる。そして、アクション情報要素に続いて、以下の情報要素がセットされる。
・DLS接続先無線端末のMACアドレス(Destination MAC Address)936
・DLS接続要求元無線端末のMACアドレス(Source MAC Address)937
・切断理由を示すメッセージコード(Reason Code)938
尚、切断理由を示すメッセージコード938の詳細は、以下の文献に記載されている。
IEEE Std 802.11-1999(R2003)、IEEE Std 802.11h-2003、IEEE Std 802.11i-2004、
IEEE P802.11e/D12の「7.3.1.7 Reason Code field」。
ここで再び図8に戻り、DLS接続制御方式の動作について続きを説明する。上述したように、HDDプレーヤ103は、QSTAリスト405の情報に基づいてディスプレイ102とのDLS接続が可能と判定する。そして、ディスプレイ102とのDLS接続を設定するためのDLS要求(DLS request)811をアクセスポイント101に送信する。このとき、HDDプレーヤ103はDLS要求フレームのDLS接続先MACアドレス922にディスプレイ102のMACアドレスであるAddress2を設定する。更に、DLS接続要求元MACアドレス923にHDDプレーヤ103のMACアドレスであるAddress3を設定し、タイマアウト値925にタイマアウト無しの“0”を設定する。
DLS要求811を受信したアクセスポイント101は、DLS接続先MACアドレス922に設定されたAddress2の値から受け取ったDLS要求811がディスプレイ102宛てであることを検出する。そして、DLS要求811の内容をそのまま複製したDLS要求812をディスプレイ102に送信する。
このDLS要求812を受信したディスプレイ102は、受信した情報に従ってDLS応答(DLS response)813を作成してアクセスポイント101に返送する。具体的には、DLS接続が可能であることをDLS応答フレームのメッセージコード929に設定し、DLS接続先MACアドレス930にDLS要求812のDLS接続先MACアドレス922の値であるAddress2をそのままコピーする。そして、DLS接続要求元MACアドレス931にDLS要求812のDLS接続要求元MACアドレス923の値であるAddress3の値をそのままコピーする。
DLS応答813を受信したアクセスポイント101は、DLS接続要求元MACアドレス931の値であるAddress3のHDDプレーヤ103に対して内容をそのまま複製したDLS応答814を送信する。そして、DLSリスト207にディスプレイ102及びHDDプレーヤ103がDLSの組であること示す情報を追加する。この時点で、アクセスポイント101は、ディスプレイ102とHDDプレーヤ103のDLS接続が有効になったと判定する。
一方、DLS応答814を受信したHDDプレーヤ103は、受信した情報に基づいてディスプレイ102との間でDLS接続が有効になったと判定し、DLS接続の待機状態815に入る。
このようにDLSの接続手順を予め実行しておく。これにより、HDDプレーヤ103はユーザによる操作か、ディスプレイ102からのデータ転送開始コマンドを受け取ると、HDDに蓄積された該当する映像データを即座にDLS接続によってディスプレイ102に直接送信することができる。
また、アクセスポイント101は、所定の時間周期毎に全ての端末に対して順次TCP/IPプロトコルによるpingコマンド816、817を送信し、QSTAリスト204に登録されている端末が動作可能な状態であるか否かを確認する。ここで、pingコマンドに対して応答があれば、該当端末は動作可能な状態であると判断し、応答が無ければ、動作不能な状態であると判断する。ここで、応答が無い端末との間に有効なDLSが設定されたままであれば、アクセスポイント101は応答が無い端末とDLS接続している相手の端末に対してDLS解除(DLS Teardown)841を送信し、DLS接続の設定を解除する。尚、この処理については更に詳述する。
次に、HDDプレーヤ103及びディスプレイ102がDLS確立状態で更に、ユーザがカメラ104の電源をONにし、ユーザが手動で接続したいアクセスポイントのBSSIDであるAddress1を入力する。これにより、カメラ104ではAddress1のアクセスポイント101に対してプローブ要求818を送信し、アクセスポイント101からその応答としてプローブ応答819を受信する。
プローブ応答819には、アクセスポイント101の無線部202の物理層パラメータが記載されている。そこで、カメラ104は、そのパラメータに基づいてアクセスポイント101に接続するための認証処理である認証820を行い、続いて接続処理である接続821を行う。この接続821が終了すると、カメラ104はアクセスポイント101のネットワークに接続した状態となる。
ここで接続821が完了したアクセスポイント101とカメラ104は、TCP/IPプロトコルを使用して相互に通信が可能になる。そこで、アクセスポイント101とカメラ104はTCP/IPプロトコルを使用してQSTA情報の取得822を行う。
このQSTA情報の取得822は、まずアクセスポイント101がカメラ104からカメラ104の端末機能に関する情報(図7に示す(c)のQSTA情報)を取得し、QSTAリスト204に追加する。この時点では、QSTAリスト204には、ディスプレイ102、HDDプレーヤ103及びカメラ104の情報が記録された状態である。続いて、カメラ104がアクセスポイント101からQSTAリストを取得し、カメラ104内のQSTAリスト505に記憶する。
ここで、カメラ104の制御部501はDLS接続可能な機器を検出するためにQSTAリスト505の情報を参照する。参照した結果、QSTAリスト505には、ディスプレイ102、HDDプレーヤ103及びカメラ104の情報が記録されているので、カメラ104は自端末以外のディスプレイ102とHDDプレーヤ103について接続可能か否かを判定する。この場合、ディスプレイ102のQSTA情報(図7に示す(a)のQSTA情報)と、HDDプレーヤ103のQSTA情報(図7に示す(b)のQSTA情報)とから判定する。
カメラ104のQSTA情報は図7に示す(c)であり、ディスプレイ102のDLS能力705、HDDプレーヤ103のDLS能力717及びカメラ104のDLS能力725から何れの組合せでもDLSが可能である。更に、ディスプレイ102の入力/出力種別706が入力で、HDDプレーヤ103の入力/出力種別718が出力で、カメラ104の入力/出力種別726が出力であり、カメラ104はディスプレイ102がDLS接続可能な相手であると判断する。そして、ディスプレイ102のデータ種別情報707、709、711及び対応可能レート708、710、712と、カメラ104のデータ種別情報727、729及び対応可能レート728、730とをそれぞれ比較する。そして、同じデータ種別、かつ同じレートでのデータ通信が可能であるか否かを判定する。この例では、何れもMPEG4-TSによる512Kbpsでの通信と、Motion-JPEGによる4Mbpsでの通信が可能であると判定できる。
以上の判定処理により、ディスプレイ102とカメラ104とはDLS接続が可能であり、カメラ104がディスプレイ102に対してDLS接続動作を開始する。
HDDプレーヤ103の場合と同様に、DLS要求823をアクセスポイント101に送信する。このとき、カメラ104はDLS要求フレームのDLS接続先MACアドレス922にディスプレイ102のMACアドレスであるAddress2を設定する。更に、DLS接続要求元MACアドレス923にカメラ104のMACアドレスであるAddress4を設定し、タイマアウト値925にタイマアウト無しの“0”を設定する。
DLS要求823を受信したアクセスポイント101は、DLS接続先MACアドレス922に設定されたAddress2の値から受け取ったDLS要求823がディスプレイ102宛てであることを検出する。そして、DLS要求823の内容をそのまま複製したDLS要求824をディスプレイ102に送信する。
このDLS要求824を受信したディスプレイ102は、受信した情報に従ってDLS応答825を作成してアクセスポイント101に返送する。具体的には、DLS接続が可能であることをDLS応答フレームのメッセージコード929に設定し、DLS接続先MACアドレス930にDLS要求824のDLS接続先MACアドレス922の値であるAddress2をそのままコピーする。そして、DLS接続要求元MACアドレス931にDLS要求824のDLS接続要求元MACアドレス923の値であるAddress4の値をそのままコピーする。
DLS応答825を受信したアクセスポイント101はDLS接続要求元MACアドレス931の値であるAddress4のカメラ104に対して内容をそのまま複製したDLS応答826を送信する。そして、DLSリスト207にディスプレイ102及びカメラ104がDLSの組であること示す情報を追加する。この時点で、アクセスポイント101は、ディスプレイ102とカメラ104のDLS接続が有効になったと判定する。
一方、DLS応答826を受信したカメラ104は、受信した情報に基づいてディスプレイ102との間でDLS接続が有効になったと判定し、DLS接続の待機状態827に入る。
このようにDLSの接続手順を予め実行しておく。これにより、カメラ104はユーザによる操作か、ディスプレイ102からのデータ転送開始コマンドを受け取ると、撮影した映像データを即座にDLS接続によってディスプレイ102に直接送信することができる。
尚、上述したように、DLS接続を待機状態にしておいても、タイマアウト値925を“0”に設定してあるので、各DLS接続はそのまま維持されることになる。
この状態で、ユーザがディスプレイ102のリモコン307でHDDプレーヤ103の再生操作を行うと、TCP/IPプロトコルによってアクセスポイント101のリモコンアプリ205に再生操作828が通知される。そして、リモコンアプリ205を経由してTCP/IPプロトコルによってHDDプレーヤ103に再生操作829が通知される。この再生操作829が通知されると、HDDプレーヤ103は既にディスプレイ102との間で設定されたDLS接続を使用して再生映像のDLSデータ転送830を行う。
次に、映像を再生中に、ユーザがHDDプレーヤ103の再生を停止するようにディスプレイ102のリモコン307を操作すると、TCP/IPプロトコルによってアクセスポイント101のリモコンアプリ205に停止操作831が通知される。そして、リモコンアプリ205を経由してTCP/IPプロトコルによってHDDプレーヤ103に再生の停止操作832が通知される。この停止操作832が通知されると、HDDプレーヤ103は再生映像のDLSデータ転送830を停止する。但し、この停止後も、DLS接続はまだ設定したままである。
次に、ユーザがカメラ104で撮影した映像を表示するように、ディスプレイ102のリモコン307を操作すると、TCP/IPプロトコルによってアクセスポイント101のリモコンアプリ205に撮影操作833が通知される。そして、リモコンアプリ205を経由してTCP/IPプロトコルによってカメラ104に撮影操作834が通知される。この撮影操作834が通知されると、カメラ104は既にディスプレイ102との間で設定されたDLS接続を使用して撮影映像のDLSデータ転送835を行う。
図8には示していないが、このカメラ104も上述のHDDプレーヤ103と同様に、リモコン307の操作によって撮影動作の終了が通知されてDLSデータ転送835を停止する。そして、この場合もDLS接続は設定したままとなる。
次に、ユーザがディスプレイ102のリモコン307でHDDプレーヤ103の電源のOFF操作を行うと、TCP/IPプロトコルによってアクセスポイント101のリモコンアプリ205にOFF操作836が通知される。リモコンアプリ205は、通知されたOFF操作836の情報に従って該当するHDDプレーヤ103にDLS解除(DLS teardown)837を送信する。また同時に、QSTAリスト204からHDDプレーヤ103のQSTA情報を削除し、DLSリスト207からディスプレイ102とHDDプレーヤ103がDLSの組であること示す情報を削除する。そして、TCP/IPプロトコルによってHDDプレーヤ103にOFF操作838を通知する。
一方、HDDプレーヤ103はDLS解除837を受信し、DLSの接続を終了する。そして、続けて受信したOFF操作838に従ってHDDプレーヤ103の本体の電源をOFFし、動作を終了する。
また、この間に、ディスプレイ102が何らかの不具合により異常終了すると、カメラ104はディスプレイ102との間のDLS接続を設定したまま待ち続けることになる。
そこで、上述したように、アクセスポイント101が所定の時間周期でQSTAリスト204に記録された端末にTCP/IPプロトコルによるpingコマンド839、840を送信する。ここでは、ディスプレイ102が異常終了しているので、ディスプレイ102からの応答が無い状態となる。従って、アクセスポイント101は、ディスプレイ102が起動していないと判断し、ディスプレイ102とカメラ104の間のDLS接続の切断を検出したと判定する。そして、カメラ104に対してDLS解除841を送信し、同時にQSTAリスト204からカメラ104のQSTA情報を削除し、DLSリスト207からディスプレイ102とカメラ104がDLSの組であること示す情報を削除する。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態について詳細に説明する。第1の実施形態では、無線LANのアクセスポイントが独自の端末管理リストを備え、TCP/IPプロトコルによってQSTA情報を交換していた。しかし、アクセスポイント及び端末にUPnP機能を備え、UPnP機能の中でQSTA情報を管理するように構成してもよい。また、Rendezvous等の、IP上のzero-configurationプロトコルを用いた場合でも同様の構成が可能である。
第2の実施形態では、アクセスポイント及び端末にUPnP機能を備えた場合について説明する。
図10は、アクセスポイント及び端末にUPnP機能を備えた場合の動作シーケンスを示す図である。全体の処理手順は前述した図8に示す動作シーケンスと同じであるが、各無線端末が接続(Association)した後のQSTA情報の取得の処理が異なるので、その部分について説明する。
この接続1004が完了したアクセスポイント101とディスプレイ102は、TCP/IPプロトコルを使用して相互に通信が可能になる。ここで、アクセスポイント101とディスプレイ102は共にUPnP機能を備えており、TCP/IPプロトコルを利用してディスカバリ(Discovery)1005を実行する。これにより、アクセスポイント101とディスプレイ102は相互にQSTA情報を含む端末情報の交換を行う。
また、ディスプレイ102と同様に、HDDプレーヤ103及びカメラ104もディスカバリ1010及び1022を行うことで、QSTA情報の相互交換を実現し、前述した第1の実施形態と同様に、DLS処理を行う。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態について詳細に説明する。第1及び第2の実施形態では、DLS接続によるデータ転送が同時に1本しか発生しない場合を例に挙げて説明した。しかし、DLS接続によるデータ転送は、同時に複数本の接続が可能であるが、このように複数のDLS接続を行う場合は、無線帯域の使用率を考慮してDLS設定しないと帯域不足が発生してしまう。
そこで、第3の実施形態では、アクセスポイント101がDLSリスト207に記録されている端末間通信について、DLS応答フレームで通知される自端末の能力情報932と通信レート933を記憶しておく。その後、複数のDLSが設定されるとき、記憶しておいた情報に基づいて帯域の使用率を予測する。そして、帯域の使用率が100%を越えると予測されるときには、DLS要求フレームの転送を拒否し、接続拒否の理由を付加したDLS応答フレームを要求元の無線端末に送信する。
また、アクセスポイント101はDLS接続により使用している帯域をQSTAリスト204とDLSリスト207とから判定できる。即ち、無線端末から通常のトラフィックストリーム(TS)接続の要求が来たときに、このTSで要求された帯域とDLS接続で使用されている帯域の残帯域とを比較する。そして、TSで要求された帯域の2倍以上の帯域が確保できる場合に、TSを要求した端末にTSの接続可能と、DLSの接続可能のメッセージを通知する。また、TSで要求された帯域の1倍以上、2倍以下の帯域が確保できる場合には、TSを要求した端末にTSの接続拒否と、DLS接続可能のメッセージを通知する。更に、TSで要求された帯域の1倍以下の帯域しか確保できない場合には、TSを要求した端末にTSの接続拒否と、DLS接続拒否のメッセージを通知する。
このように、第3の実施形態によれば、複数のDLS要求が発生した場合も、DLSの可否を容易に行え、帯域割当て管理を行うことができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
第1の実施形態におけるDLS(Direct Link Set-up)を適用した無線LANシステムの構成を示す図である。 図1に示すアクセスポイント101の内部構成の一例を示す図である。 図1に示すディスプレイ102の内部構成の一例を示す図である。 図1に示すHDDプレーヤ103の内部構成の一例を示す図である。 図1に示すカメラ104の内部構成の一例を示す図である。 QSTAリストのデータ構造の一例を示す図である。 アクセスポイント101がディスプレイ102、HDDプレーヤ103、カメラ104から取得した能力情報に基づいて作成するQSTA情報の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるDLS接続制御方式の動作シーケンスを示す図である。 DLS接続に関連する制御フレームの構成を示す図である。 アクセスポイント及び端末にUPnP機能を備えた場合の動作シーケンスを示す図である。
符号の説明
101 アクセスポイント(QAP1)
102 ディスプレイ(QSTA1)
103 HDDプレーヤ(QSTA2)
104 カメラ(QSTA3)
201 制御部
202 無線部
203 転送処理部
204 QSTAリスト
205 リモコンアプリ
206 タイマ
207 DLSリスト
301 制御部
302 無線部
303 AV処理部
304 AVデータ表示部
305 QSTAリスト
306 赤外線受光部
307 リモコン
401 制御部
402 無線部
403 AVデータ蓄積部
404 AV処理部
405 QSTAリスト
501 制御部
502 無線部
503 カメラ部
504 AV処理部
505 QSTAリスト

Claims (9)

  1. 中継装置と複数の通信装置とを有するネットワークにおける通信設定方法であって、
    通信装置が、前記中継装置が構築するネットワークに接続する際に、前記ネットワークに接続している通信装置に関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で情報を取得した通信装置が、該取得した情報に基づいて当該通信装置との間で直接接続する機能を有する相手通信装置を判定する判定工程と、
    前記通信装置が前記ネットワークに接続した際に、前記判定工程において直接接続する機能を有すると判定された相手通信装置との間で前記直接接続のための接続手順を前記中継装置を経由して実行することにより、前記通信装置間の直接接続を予め設定する設定工程と、
    前記中継装置から前記複数の通信装置へ通信装置の状態を所定の周期で確認し、該確認に対して応答がない通信装置と直接接続を設定している相手通信装置に対して当該直接接続の解除を通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする通信設定方法。
  2. 前記設定工程では、前記直接接続を設定した後、データ通信が行われるまでの待ち時間を測定するタイマの値をタイムアウトが発生しない値に設定することを特徴とする請求項1記載の通信設定方法。
  3. 前記中継装置からの通信装置の状態確認に対して前記通信装置から応答がない場合、当該通信装置に関する前記情報を削除することを特徴とする請求項記載の通信設定方法。
  4. 前記情報は、前記直接接続する機能を有することを示す情報に加え、入力装置か又は出力装置かを示す情報、データ種別及び対応可能なレートに関する情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項1記載の通信設定方法。
  5. ネットワークを構築する中継装置の通信設定方法であって、
    通信装置が、前記中継装置が構築するネットワークに接続する際に、前記ネットワークに接続している通信装置に関する情報を提供する提供工程と、
    前記情報を提供した通信装置からの要求に応じて、直接接続する機能を有する通信装置間で前記直接接続のための接続手順を前記中継装置を経由して実行することにより、前記通信装置間の直接接続を予め設定する設定工程と、
    前記中継装置から前記複数の通信装置へ通信装置の状態を所定の周期で確認し、該確認に対して応答がない通信装置と直接接続を設定している相手通信装置に対して当該直接接続の解除を通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする中継装置の通信設定方法。
  6. 中継装置と複数の通信装置とを有する通信システムであって、
    通信装置が、前記中継装置が構築するネットワークに接続する際に、前記ネットワークに接続している通信装置に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により情報を取得した通信装置が、該取得した情報に基づいて当該通信装置との間で直接接続する機能を有する相手通信装置を判定する判定手段と、
    前記通信装置が前記ネットワークに接続した際に、前記判定手段により直接接続する機能を有すると判定された相手通信装置との間で前記直接接続のための接続手順を前記中継装置を経由して実行することにより、前記通信装置間の直接接続を予め設定する設定手段と、
    前記中継装置から前記複数の通信装置へ通信装置の状態を所定の周期で確認し、該確認に対して応答がない通信装置と直接接続を設定している相手通信装置に対して当該直接接続の解除を通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  7. ネットワークを構築する中継装置であって、
    通信装置が、前記中継装置が構築するネットワークに接続する際に、前記ネットワークに接続している通信装置に関する情報を提供する提供手段と、
    前記情報を提供した通信装置からの要求に応じて、直接接続する機能を有する通信装置間で前記直接接続のための接続手順を前記中継装置を経由して実行することにより、前記通信装置間の直接接続を予め設定する設定手段と、
    前記中継装置から前記複数の通信装置へ通信装置の状態を所定の周期で確認し、該確認に対して応答がない通信装置と直接接続を設定している相手通信装置に対して当該直接接続の解除を通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする中継装置。
  8. 請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の通信設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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