JP2014096568A - 有機el装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機EL装置において、電気的混色(クロストーク)の発生を軽減すること。
【解決手段】ベース層2と、ベース層2の表面部において、ベース層2の表面に沿う横方向に間隔を空けて配置された複数の下部電極3と、有機発光材料を含有し、複数の下部電極3を一括して覆うようにベース層2上に配置され、複数の下部電極3のそれぞれに対応する複数の画素5に区画された有機層8と、有機層8を挟んで複数の下部電極3に対向する上部電極9と、ベース層2の表面の法線方向から見た平面視において互いに隣り合う下部電極3間の領域に配置され、上部電極9と互いに隣り合う下部電極3との協働によって形成された寄生トランジスタをオフにするためのゲート電極4とを形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、有機EL装置に関する。
特許文献1は、トップエミッション方式のアクティブマトリックス型カラー有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを開示している。当該カラー有機ELディスプレイは、色変換フィルタ基板と有機EL素子を貼り合わせた構造を有する。有機EL素子は、支持基板上に、TFT(Thin Film Transistor)と、平坦化層と、下部電極と、その上に設けられた有機発光層と、上部電極とを有する。
特開2005−123089号公報
特許文献1に係るカラー有機ELディスプレイでは、下部電極は、互いに間隔を空けて複数設けられている。そのため、隣り合う画素間において、上部電極をゲート、一方の画素の下部電極をソース、他方の画素の下部電極をドレインとする寄生トランジスタが形成される。その結果、一方の下部電極(ソース)から他方の下部電極(ドレイン)へ向かって漏れ電流が流れ、本来発光しないはずの画素が発光するという電気的混色(クロストーク)が誘発されるおそれがある。混色の発生は、有機ELディスプレイの画質を低下させ、また、NTSC(National Television System Committee)比(色域)を低下させる。そして、この電気的混色は、寄生トランジスタのみが要因で起こるものでなく、たとえば、下部電極の狭ピッチ化や有機発光層中の不純物等が要因で起こる場合もある。
そこで、本発明の目的は、電気的混色(クロストーク)の発生を軽減することができる有機EL装置を提供することである。
本発明の有機EL装置は、ベース層と、前記ベース層の表面部において、前記ベース層の表面に沿う横方向に間隔を空けて配置された複数の下部電極と、有機発光材料を含有し、前記複数の下部電極を一括して覆うように前記ベース層上に配置され、前記複数の下部電極のそれぞれに対応する複数の画素に区画された有機層と、前記有機層を挟んで前記複数の下部電極に対向する上部電極と、前記ベース層の前記表面の法線方向から見た平面視において互いに隣り合う前記下部電極間の領域に配置され、前記上部電極と互いに隣り合う前記下部電極との協働によって形成された寄生トランジスタをオフにするためのゲート電極とを含む(請求項1)。
この構成によれば、上部電極をゲート、互いに隣り合う一方の画素の下部電極をソース、他方の画素の下部電極をドレインとする寄生トランジスタにチャネルが形成され、一方の下部電極から他方の下部電極へ向かう漏れ電流が流れても、ゲート電極に所定の電圧を印加することによって、その寄生トランジスタのチャネルの拡大を抑えることができる。そのため、当該漏れ電流が隣の画素に流れることをなくすか、または少なくすることができる。その結果、電気的混色(クロストーク)の発生を軽減することができる。
前記ゲート電極は、前記平面視において前記下部電極を取り囲むように形成されていることが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、下部電極の周囲にゲート電極が配置されているので、下部電極から四方八方どの方向に漏れ電流が流れても、当該漏れ電流を確実に低減することができる。その結果、電気的混色(クロストーク)を一層軽減することができる。
前記ベース層は、複数の回路素子が形成された表面を有する基板と、前記基板上に配置され、その表面部に前記複数の下部電極が配置されていて、前記複数の回路素子と前記複数の下部電極とを電気的に接続する配線が形成された層間膜とを含み、前記ゲート電極は、前記層間膜に埋め込まれており、前記層間膜の一部を挟んで前記下部電極間の領域に対向していることが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、互いに隣り合う下部電極間の領域、つまり、各画素(発光ピクセル)に近い場所において、層間膜の表面からゲート電極が突出することによる段差をなくすことができる。そのため、各画素で発生した光が、ゲート電極で反射して、意図しない方向に進むことを防止することができる。その結果、各画素における光の偏りや、光学的混色の発生を軽減することができる。
前記ゲート電極は、前記平面視において前記下部電極の周端部に重なる部分を有していることが好ましい(請求項4)。
この構成によれば、各下部電極間の下方全域に渡ってゲート電極が配置されているので、各下部電極間の領域の全域に渡って、チャネル領域の拡大を抑えることができる。そのため、漏れ電流を一層低減することができる。
前記配線は、前記基板の前記表面に沿って配置された配線層と、前記配線層と前記下部電極とを接続するビアとを含み、前記ゲート電極は、前記配線層と同じ層に配置されたゲート用配線層を含むことが好ましい(請求項5)。
この構成によれば、層間膜内の配線層と同じ工程により、ゲート電極を形成することができるので、製造工程を簡略化することができる。
前記配線は、前記基板の前記表面に沿って配置された配線層と、前記配線層と前記下部電極とを接続するビアとを含み、前記ゲート電極は、前記配線層と異なる層に配置されたゲート用配線層を含むことが好ましい(請求項6)。
この構成によれば、ゲート電極の位置が配線層の位置に制約されないので、たとえば、ゲート電極を層間膜の表面に近い位置に配置することができる。したがって、ゲート電極に印加された電圧を各下部電極間の領域に作用させ易くなる。そのため、より一層チャネル領域の拡大を抑えることができる。
前記ゲート電極は、前記ゲート用配線層の表面から前記ベース層の前記表面に延びるように形成され、前記層間膜の一部を介して前記有機層と対向するゲート用ビアをさらに含むことが好ましい(請求項7)。
この構成によれば、ゲート用配線層の表面からベース層の表面に延びるようにゲート用ビアが形成されているので、ゲート用配線層に印加された電圧が寄生トランジスタのチャネルに作用する部分を、当該チャネルにより一層近づけることができる。つまり、ゲート用ビアが形成されている場合には、ゲート用配線層が単独で形成されている場合に比して、ゲート用配線層に印加された電圧をより効果的に寄生トランジスタのチャネルに作用させることができる。これにより、チャネル領域の拡大をより一層抑えることができるので、漏れ電流が隣の画素に流れることを効果的に抑制することができる。その結果、電気的混色(クロストーク)の発生を効果的に軽減することができる。
前記ゲート用ビアは、前記ビアと同一形状に形成されていることが好ましい(請求項8)。
この構成によれば、配線層と下部電極とを接続するビアを形成する工程と同一の工程で、ゲート用ビアを形成することができるので、製造工程数の増加を防止できる。
また、前記ベース層は、複数の回路素子が形成された表面を有する基板と、前記基板上に配置され、その表面部に前記複数の下部電極が配置されていて、前記複数の回路素子と前記複数の下部電極とを電気的に接続する配線が形成された層間膜とを含み、前記ゲート電極は、前記層間膜上において前記下部電極間の領域に配置され、その表面が絶縁膜で被覆されていてもよい(請求項9)。
前記複数の下部電極は、その表面が前記ベース層の前記表面と同一平面または前記表面よりも低い位置になるように、前記ベース層に埋め込まれた埋め込み下部電極を含むことが好ましい(請求項10)。
この構成によれば、下部電極がベース層に埋め込まれているので、各画素で発生した光が、下部電極で反射して、意図しない方向に進むことを防止することができる。その結果、各画素における光の偏りや、光学的混色(クロストーク)の発生を軽減することができる。
前記下部電極間の領域の幅は、2μm以下であってもよい(請求項11)。
すなわち、本発明による寄生トランジスタのチャネル拡大を抑制する効果は、下部電極の狭ピッチ化によって漏れ電流が隣接画素に流入しやすいマイクロディスプレイにおいて、特に発揮することができる。
前記複数の下部電極は、行列状に配列されていてもよく(請求項12)、前記複数の下部電極は、ハニカム状に配列されていてもよい(請求項13)。
前記複数の下部電極は、たとえば、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、白金(Pt)またはこれらの合金からなることが好ましい(請求項14)。
また、前記上部電極は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、マグネシウム銀(MgAg)、酸化インジウムスズ(ITO)または酸化インジウム亜鉛(IZO)からなることが好ましい(請求項15)。また、前記上部電極がアルミニウム(Al)、銀(Ag)またはマグネシウム銀(MgAg)からなる場合、その厚さは、0.1nm〜50nmであることが好ましい(請求項16)。一方、前記上部電極が酸化インジウムスズ(ITO)または酸化インジウム亜鉛(IZO)からなる場合、その厚さは、1.0nm〜500nmであることが好ましい(請求項17)。
前記有機EL装置は、前記上部電極上に配置されたカラーフィルタをさらに含んでいてもよい(請求項18)。
この構成によれば、有機層で発生した光をカラーフィルタに通すことによって良好な発色を得ることができる。
前記ゲート電極には、前記下部電極に印加される電圧と異なる電圧が常時印加されることが好ましい(請求項19)。また、この場合において、前記ゲート電極に印加される電圧は、前記下部電極に印加される電圧よりも高いことが好ましい(請求項20)。
図1は、本発明の第1実施形態に係る有機EL装置の模式的な平面図である。 図2は、図1の切断面線II−IIから見た断面図である。 図3は、本発明の第2実施形態に係る有機EL装置の模式的な断面図である。 図4は、本発明の第3実施形態に係る有機EL装置の模式的な断面図である。 図5は、本発明の第4実施形態に係る有機EL装置の模式的な断面図である。 図6は、本発明の第5実施形態に係る有機EL装置の模式的な断面図である。 図7は、本発明の第6実施形態に係る有機EL装置の模式的な平面図である。 図8は、図7の切断面線VIII−VIIIから見た断面図である。 図9Aは、図8に示す有機EL装置の製造工程を説明するための断面図である。 図9Bは、図9Aの次の製造工程を説明するための断面図である。 図9Cは、図9Bの次の製造工程を説明するための断面図である。 図9Dは、図9Cの次の製造工程を説明するための断面図である。 図9Eは、図9Dの次の製造工程を説明するための断面図である。 図9Fは、図9Eの次の製造工程を説明するための断面図である。 図9Gは、図9Fの次の製造工程を説明するための断面図である。 図10は、本発明の第7実施形態に係る有機EL装置の模式的な平面図である。 図11は、前記第1〜第7実施形態に係る画素配列の変形例を示す有機EL装置の模式的な平面図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る有機EL装置の模式的な平面図である。
第1実施形態に係る有機EL装置1は、いわゆるトップエミッション方式のアクティブマトリクス型の有機EL装置を示している。
有機EL装置1は、ベース層2と、下部電極3と、埋め込みゲート電極4と、複数の画素5と、カラーフィルタ6とを含む。なお、下部電極3は、陽極または陰極として用いることができるが、本実施形態では、その一例として、下部電極3が陽極からなる場合について説明する(以下、第2〜第7実施形態についても同じ。)。
下部電極3は、ベース層2の表面に沿う横方向に互いに間隔を開けて複数設けられている。複数の下部電極3の配列パターンは、この実施形態では、行列状(たとえば正方行列状)である。互いに隣り合う下部電極3間の領域の幅Wは、2μm以下であることが好ましい。下部電極3は、たとえば、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)もしくは白金(Pt)などの高反射率を有する金属材料、または、これらの高反射率を有する金属材料を主成分とする合金材料(たとえば、アルミニウム合金(AlCu))からなる。
埋め込みゲート電極4は、ベース層2の表面を法線方向から見た平面視において、各下部電極3を取り囲むようにベース層2内に配置されている。本実施形態では、埋め込みゲート電極4は、その配置の一例として、各画素5の境界7上に格子状に配置されている。これにより、互いに隣り合う下部電極3で挟まれた埋め込みゲート電極4は、当該下部電極3によって共有されている。
複数の画素5は、各下部電極3に対応するように行列状(正方行列状)に配置されている。具体的には、各下部電極3は互いに所定の間隔を開けて規則的に配置され、各下部電極3の動作は互いに独立している。これにより、隣り合う各下部電極3の間には境界7が設定される。この境界7に囲まれた部分によって、画素5が設定される。
カラーフィルタ6は、各画素5を一括して覆うように配置されている。カラーフィルタ6は、R(Red:赤色)用フィルタ6aと、G(Green:緑色)用フィルタ6bと、B(Blue:青色)用フィルタ6cとからなるRGBフィルタを含む。各フィルタ6(6a,6b,6c)は各画素5に対応するように行列状に配列されている。本実施形態では、各フィルタ6の配列の一例として、R用フィルタ6aと、G用フィルタ6bと、B用フィルタ6cが規則的に一列になるように配列された構成を示している。なお、各フィルタ6の配列は、本実施形態の配列に限定されず、たとえば、R用フィルタ6aおよびB用フィルタ6cの2つを互いに対向配置し、他方の対角において2つのG用フィルタ6bを互いに対角配置してもよい。
次に、有機EL装置1の断面構造を説明する。図2は、図1の切断面線II−IIから見た断面図である。
図2に示すように、有機EL装置1は、ベース層2とカラーフィルタ6との間に配置された有機層8、上部電極9および封止層10をさらに含む。有機層8、上部電極9および封止層10は、ベース層2の表面からこの順に積層されている。
ベース層2は、基板11と、電位制御回路12と、層間膜13とを含む。基板11は、本実施形態では、p型シリコン基板である。なお、基板11は、たとえば、n型シリコン基板、ガラスまたはガラスバリア膜付プラスティックフィルムなどであってもよい。
電位制御回路12は、回路素子14a,14bと、層間膜13内に配置された第1配線15および第2配線16とを含む。回路素子14aは、第1配線15を介して下部電極3と電気的に接続され、回路素子14bは、第2配線16の一部を構成する埋め込みゲート電極4と電気的に接続される。図2では、各回路素子14a,14bの一例として、n型のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)を示している。
各回路素子14a,14bは、基板11の表面部に形成されている。各回路素子14a,14bは、基板11の表面部に選択的に形成されたソース層17およびドレイン層18と、ソース層17とドレイン層18の間に配置されたゲート電極19とを含む。基板11上には、ゲート電極19を覆うように層間膜13が配置されている。また、ゲート電極19と基板11との間には、ゲート絶縁膜20が配置されている。各回路素子14a,14bの間の基板11の表面部には、絶縁層21が配置されており、各回路素子14a,14bの動作は互いに独立している。
第1配線15は、第1配線層22と、第1ビア電極23と、第2ビア電極24とを含む。第1配線層22は、層間膜13の表面に沿う横方向に互いに間隔を開けて、層間膜13の厚さ方向中間部に複数配置されている。複数の第1配線層22の配列パターンは、この実施形態では、行列状(たとえば正方行列状)である。
第1ビア電極23は、第1配線層22の裏面から層間膜13の厚さ方向に延び、回路素子14aと接続されている。また、第2ビア電極24は、第1配線層22の表面から層間膜13の表面(下部電極3の裏面)に向けて延び、下部電極3に接続されている。これにより、各下部電極3は、第1配線15を介して対応する各回路素子14aと電気的に接続される。
第2配線16は、第2配線層25と、第3ビア電極26とを含む。第2配線層25は、各第1配線層22と同一の層に配置されている。より具体的には、第2配線層25は、ベース層2の表面を法線方向から見た平面視において、各第1配線層22から所定の間隔を開けて、各第1配線層22を取り囲むように配置されている。また、第2配線層25は、後述するように裏面の一部は第3ビア電極26が接続されていて層間膜13で覆われていない領域が選択的に存在している一方、その表面全域は層間膜13で覆われている。これにより、第2配線層25は、層間膜13の表面に形成された構造物(たとえば、下部電極3、有機層8等)と層間膜13によって絶縁されると共に、層間膜13の一部を挟んで、隣り合う下部電極3間の領域に対向している。
また、本実施形態では、第2配線層25は、層間膜13を挟んで下部電極3の周端部に重なる部分を有している。つまり、第2配線層25の一部は、各下部電極3の周端部にオーバラップされている。具体的には、格子状の第2配線層25は、下部電極3の周縁に沿う環状の格子枠の内周端部が、下部電極3の周端部にオーバラップするように形成されている。なお、本実施形態では、第2配線層25の一部が各下部電極3の周端部にオーバラップされている構成を示しているが、第2配線層25は、その全体が各下部電極3間の領域に対向するように配置されていてもよい。
第3ビア電極26は、第2配線層25の裏面から層間膜13の厚さ方向に延び、回路素子14bと接続されている。これにより、第2配線層25は、第3ビア電極26を介して対応する各回路素子14bと電気的に接続される。つまり、第2配線層25は、各下部電極3とは独立して、電位制御回路12により印加される電圧が制御される。
下部電極3は、層間膜13上に配置されている。下部電極3は、層間膜13の表面から有機層8に向けて突出しており、下部電極3の底面から上面に向けてその幅は徐々に狭まるテーパ形状を有している。
また、下部電極3は、前述したように電位制御回路12と電気的に接続されており、下部電極3に印加される電圧のオンとオフとが電位制御回路12によって制御される。下部電極3がオンの場合、下部電極3には有機層8が導通するように所定の定電圧(正の電圧)が印加され、下部電極3から正孔が有機層8へと注入される。また、下部電極3がオフの場合は、下部電極3はオープン状態となる。
第2配線層25は、前述したように電位制御回路12と電気的に接続されており、下部電極3に印加される電圧とは異なる所定の定電圧(正の電圧)が常時印加されている。第2配線層25に印加される電圧は、たとえば、各下部電極3に印加される電圧よりも大きいことが好ましい。これにより、互いに隣り合う一方の画素5の下部電極3をソース、他方の画素5の下部電極3をドレイン、第2配線層25をゲート、そして、第2配線層25の表面に配置された層間膜13をゲート絶縁膜とするMOS電界効果トランジスタ(MOSFET)が形成される。つまり、第2配線層25は、埋め込みゲート電極4として機能する。
有機層8は、各下部電極3を一括して覆うようにベース層2上に配置されている。有機層8には、正孔輸送層(HTL:Hole Transport Layer)と、電子輸送層(ETL:Electron Transport Layer)と、正孔輸送層と電子輸送層との間に介在する有機発光層(LEL:Light Emitting Layer)とが含まれている。
正孔輸送層は、各下部電極3を一括して覆うようにベース層2上に配置されている。有機層8の閾値電圧を超える電圧が下部電極3に印加されると、正孔輸送層を介して有機発光層内に正孔が注入される。正孔輸送層は、たとえば、4,4’−ビス[N−(1−ナフ
チル−1−)N−フェニル−アミノ]−ビフェニルなどからなる。
電子輸送層は、上部電極9の裏面に接するように配置されている。有機層8の閾値電圧を超える電圧が下部電極3に印加されると、電子輸送層を介して有機発光層内に電子が注入される。電子輸送層は、たとえば、アルミニウム(8−ヒドロキシキノリネート)などからなる。
有機発光層は、たとえば、アルミニウム(8−ヒドロキシキノリネート)からなる有機発光材料を含む。また、有機発光材料には、そのドーパントとして、たとえば、ルブレンや遷移金属原子を含む錯体などが含まれる。この場合、有機発光層は白色発光する。
有機発光層は、正孔輸送層と電子輸送層との間に介在している。正孔輸送層を介して有機発光層に注入された正孔と、電子輸送層を介して有機発光層に注入された電子は、この有機発光層内で結合する。この結合により生じたエネルギーにより、有機発光層を形成する有機発光材料が励起される。励起された有機発光材料が基底状態に移行する時に、光が生成される。そして、その光は、有機発光層から上部電極9側へ向かい、または下部電極3で反射されてカラーフィルタ6を通って基板11の表面側から取り出される。
上部電極9は、有機層8を挟んで下部電極3に対向するように配置されている。上部電極9は、たとえば、グランド電位に固定されている。したがって、この場合、有機層8の閾値電圧を超える電圧が下部電極3に印加されると、有機層8は導通する。
上部電極9は、たとえば、アルミニウム(Al)、銀(Ag)もしくはマグネシウム銀(MgAg)からなる金属薄膜層、または、酸化インジウムスズ(ITO)もしくは酸化インジウム亜鉛(IZO)からなる金属酸化膜層を含む。
上部電極9が金属薄膜層からなる場合、上部電極9の層厚は、0.1nm〜50nmが好ましい。この場合、上部電極9は、光透過性を有する電極である。また、上部電極9が金属酸化膜層からなる場合、上部電極9の層厚は、1nm〜500nmが好ましい。この場合、上部電極9は、透明電極である。
封止層10は、上部電極9上に配置されている。封止層10は、上部電極9とカラーフィルタ6とを接着するために設けられているとともに、上部電極9が大気雰囲気に曝されることにより、酸化したり腐食したりすることから防止するために設けられている。封止層10は、たとえば、窒化シリコン(SiN)、酸窒化シリコン(SiO)、酸化シリコン(SiO)または酸化アルミニウム(AlO)などの無機絶縁層を含む。
カラーフィルタ6は、封止層10上に配置されている。カラーフィルタ6は、R用フィルタ6aと、G用フィルタ6bと、B用フィルタ6cとを含むRGBフィルタである。各フィルタ6(6a,6b,6c)は、各画素5に対応するように配置されている。これにより、有機発光層で生成された光や下部電極3で反射された光は、カラーフィルタ6を通過して、対応した異なる波長の光となる。カラーフィルタ6には、たとえば、顔料をベースとしたカラーレジスト、ナノインプリント技術を用いて形成した透過型レジストまたはゼラチン膜などを適用できる。
この構成によれば、図2に示すように、上部電極9をゲート、互いに隣り合う一方の画素5の下部電極3をソース、他方の画素5の下部電極3をドレインとする寄生トランジスタ27にチャネルが形成され、一方の下部電極3から他方の下部電極3へ向かう漏れ電流Iが流れても、埋め込みゲート電極4に所定の電圧を印加することによって、その寄生トランジスタ27のチャネルの拡大を抑えることができる。そのため、当該漏れ電流Iが隣の画素5に流れることをなくすか、または少なくすることができる。その結果、電気的混色(クロストーク)の発生を軽減することができる。しかも、埋め込みゲート電極4(第2配線層25)が各下部電極3の周端部にオーバラップするように各下部電極3間の下方全域に渡って配置されているので、各下部電極3間の領域の全域に渡って、チャネル領域の拡大を抑えることができる。これにより、各下部電極3から四方八方どの方向に漏れ電流Iが流れても、当該漏れ電流Iを確実に低減することができる。
また、埋め込みゲート電極4が第1配線層22と同じ層に形成されているため、第1配線層22の形成工程を利用して、埋め込みゲート電極4(第2配線層25)を同時に形成することができる。そのため、第1配線層22の微細化技術を利用して埋め込みゲート電極4も微細化することができる。また、第1配線層22および埋め込みゲート電極4を同時に形成することができるので、製造工程を簡略化することができる。
また、互いに隣り合う下部電極3間の領域、つまり、各画素5に近い場所において、層間膜13の表面から埋め込みゲート電極4が突出することによる段差は生じない。そのため、各画素5で発生した光が、埋め込みゲート電極4で反射して、意図しない方向に進むことを防止することができる。その結果、各画素5における光の偏りや、光学的混色の発生を軽減することができる。
また、本発明に係る埋め込みゲート電極4による漏れ電流Iの軽減効果は、下部電極3の狭ピッチ化によって漏れ電流Iが隣接画素5に流入しやすいマイクロディスプレイにおいて、特に発揮することができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る有機EL装置31の模式的な断面図である。図3において、図2に示す各部に相当する部分には、それらの各部に付した参照符号と同一の参照符号を付し、それらの部分については説明を省略する。
第2実施形態に係る有機EL装置31は、前記第1実施形態の構成とは異なり、第1配線層22と異なる層に配置された第2配線層35を含む第2配線36を備えている。
具体的には、第2配線層35は、第1配線層22よりも層間膜13に近い位置に配置されている。また、第2配線層35は、第3ビア電極26を介して対応する回路素子14aに接続されている。したがって、第2配線層35は、埋め込みゲート電極34として機能する。
この構成によれば、埋め込みゲート電極34(第2配線層35)は、第1配線層22と同一層に配置されている場合よりも層間膜13の表面に近い位置に配置されている。したがって、埋め込みゲート電極34に印加された電圧を、各下部電極3間の領域におけるチャネル領域が形成される部分に作用させ易くなる。そのため、より一層チャネル領域の拡大を抑えることができる。その結果、電気的混色(クロストーク)の発生をより軽減することができる。
図4は、本発明の第3実施形態に係る有機EL装置41の模式的な断面図である。図4において、図2および図3に示す各部に相当する部分には、それらの各部に付した参照符号と同一の参照符号を付し、それらの部分については説明を省略する。
第3実施形態に係る有機EL装置41は、前記第1実施形態の構成とは異なり、その表面が層間膜13の表面と同一平面になるように層間膜13の表面部に埋め込まれた下部電極43を含む。
この構成によれば、下部電極43が層間膜13に埋め込まれているので、各画素5で発生した光が、下部電極43で反射して、意図しない方向に進むことを防止することができる。その結果、各画素5における光の偏りや、光学的混色(クロストーク)の発生を軽減することができる。なお、この場合、下部電極43の表面は、層間膜13の表面よりも下方に位置していてもよい。
図5は、本発明の第4実施形態に係る有機EL装置51の模式的な断面図である。図5において、図2、図3および図4に示す各部に相当する部分には、それらの各部に付した参照符号と同一の参照符号を付し、それらの部分については説明を省略する。
第4実施形態に係る有機EL装置51は、前記第1実施形態の構成とは異なり、層間膜13の表面から有機層8に向けて突出するように配置された露出ゲート電極54と、露出ゲート電極54を対応する回路素子14aに接続するための第2配線56とを含む。
露出ゲート電極54は、ベース層2の表面を法線方向から見た平面視において、各下部電極53から所定の間隔を開けて、各下部電極53を取り囲むように形成されている。本実施形態では、露出ゲート電極54は、その配置の一例として、各画素5の境界7上に格子状に配置されている。また、露出ゲート電極54の表面はゲート絶縁膜68に被覆されている。
第2配線56は、第2配線層65と、第3ビア電極66と、第4ビア電極67とを含む。第2配線層65は、第1配線層22と同一の層に配置されている。より具体的には、ベース層2の表面を法線方向から見た平面視において、各第1配線層22から所定の間隔を開けて、各第1配線層22を取り囲むように配置されている。なお、第2配線層65は、第1配線層22に対して上側(下部電極53に近い側)または下側(基板11に近い側)に配置されていてもよい。
第3ビア電極66は、第2配線層65の裏面から層間膜13の厚さ方向に延び、回路素子14bと接続されている。また、第4ビア電極67は、第2配線層65の表面から層間膜13の表面(露出ゲート電極54の裏面)に向けて延び、露出ゲート電極54に接続されている。
これにより、露出ゲート電極54は、第2配線56を介して対応する各回路素子14bと電気的に接続される。つまり、露出ゲート電極54は、各下部電極53とは独立して、回路素子14bおよび第2配線56を含む電位制御回路62により印加される電圧が制御される。
このような構成によっても、前記第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
図6は、本発明の第5実施形態に係る有機EL装置71の模式的な断面図である。図6において、図5に示す各部に相当する部分には、それらの各部に付した参照符号と同一の参照符号を付し、それらの部分については説明を省略する。
第5実施形態に係る有機EL装置71は、前記第4実施形態の構成とは異なり、その表面が層間膜13の表面と同一平面になるように層間膜13の表面部に埋め込まれた下部電極73を含む。
この構成によれば、下部電極73が層間膜13に埋め込まれているので、各画素5で発生した光が、下部電極73で反射して、意図しない方向に進むことを防止することができる。その結果、各画素5における光の偏りや、光学的混色(クロストーク)の発生を軽減することができる。なお、この場合、下部電極73の表面は、層間膜13の表面よりも下方に位置していてもよい。
図7は、本発明の第6実施形態に係る有機EL装置101の模式的な平面図である。図8は、図7の切断面線VIII−VIIIから見た断面図である。第6実施形態に係る有機EL装置101が、前述の第1実施形態に係る有機EL装置1と異なる点は、第2配線16がゲート用ビア電極102を含む点、および、前述の第3実施形態と同様に下部電極43(図4参照)が形成されている点である。その他の構成は、第1実施形態に係る有機EL装置1の構成と同等である。図7および図8において、前述の図1〜図6に示された各部と対応する部分には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図7および図8に示すように、有機EL装置101は、第2配線層25の表面(有機層8と対向する面)からベース層2の表面部に延びるように形成され、層間膜13の一部を介して有機層8と対向するゲート用ビア電極102をさらに含む。
図7に示すように、ゲート用ビア電極102は、ベース層2の表面を法線方向から見た平面視において、各下部電極43の間の領域に複数形成されている。より具体的には、ゲート用ビア電極102は、各画素5の境界7に沿って形成されていて、各下部電極43の周囲を取り囲むようにドッド状に形成されている。各ゲート用ビア電極102は、各画素5の境界7を横切るように隣り合う両側の画素5に跨って形成されている。なお、図7では、各ゲート用ビア電極102が等しい間隔を空けて形成されている構成を示しているが、各ゲート用ビア電極102は、互いに異なる間隔を空けて形成されていてもよい。
また、ゲート用ビア電極102は、第2ビア電極24と同一の形状で形成されている。ゲート用ビア電極102および第2ビア電極24は、この実施形態では、平面視四角形状に形成されている。ゲート用ビア電極102の幅Wは、互いに隣り合う各下部電極43間の領域の幅Wよりも小さく形成されており(すなわち、0<W<W)、たとえば0.1μm〜1.0μmである。なお、図7では、ゲート用ビア電極102の幅Wが、第2ビア電極24の幅Wと同一の幅で形成されている例を示しているが、ゲート用ビア電極102の幅Wは、第2ビア電極24の幅Wよりも幅狭(W<W)に形成されていてもよい。また、ゲート用ビア電極102の幅Wは、第2ビア電極24の幅Wよりも幅広(W>W)に形成されていてもよい。
図8に示す断面視において、ゲート用ビア電極102の頂部および第2ビア電極24の頂部は面一に形成されており、ゲート用ビア電極102および第2ビア電極24は、各頂部からベース層2の厚さ方向に向けて同一深さで形成されている。つまり、ゲート用ビア電極102は、ゲート用ビア電極102の頂部とベース層2の表面との間に介在する層間膜13によって、互いに隣り合う各下部電極43と分離されている。
図9A〜図9Gは、図8に示す有機EL装置101の製造工程を説明するための断面図である。
図7および図8に示す有機EL装置101を形成するためには、まず、図9Aに示すように、その表面部に所定の回路素子14a,14b(MOSFET)が選択的に形成された基板11が準備される。次に、各回路素子14a,14bを覆うように、第1層間膜13aが形成される。
次に、図9Bに示すように、第1および第3ビア電極23,26が第1層間膜13aを貫通して形成されて、ドレイン層18と各々接続される。次に、第1配線層22および第2配線層25が、第1および第3ビア電極23,26と接続されるように、第1層間膜13a上に選択的に形成される。
次に、図9Cに示すように、第1配線層22および第2配線層25を覆うように、第2層間膜13bが第1層間膜13a上に形成される。次に、第2ビア電極24およびゲート用ビア電極102を形成すべき領域に選択的に開口を有するハードマスク(図示せず)が第2層間膜13b上に形成される。そして、当該ハードマスクを介してエッチング処理が施されて、第2層間膜13bを貫通して第1配線層22および第2配線層25を露出させるコンタクトホール103が選択的に形成される。次に、たとえばCVD法等により電極材料が各コンタクトホール103に埋め込まれて第2ビア電極24およびゲート用ビア電極102が形成される。第2ビア電極24およびゲート用ビア電極102が形成された後、ハードマスクは除去される。
次に、図9Dに示すように、第2ビア電極24およびゲート用ビア電極102を覆うように、第3層間膜13cが第2層間膜13b上に形成される。第1〜第3層間膜13a,13b,13cはいずれも同一の絶縁材料(たとえば、SiO)からなり、この第1〜第3層間膜13a,13b,13cにより、層間膜13が形成される。
次に、図9Eに示すように、下部電極43を形成すべき領域に選択的に開口を有し、ゲート用ビア電極102を形成すべき領域を覆うハードマスク(図示せず)が第3層間膜13c上に形成される。次に、当該ハードマスクを介して、たとえば第2層間膜13bが露出するまで第3層間膜13cをエッチングすることにより、下部電極43の電極材料を埋め込むための開口104が形成される。このとき、ゲート用ビア電極102が形成された領域は、第3層間膜13cによって覆われている。開口104が形成された後、ハードマスクが除去される。
次に、図9Fに示すように、開口104を埋め戻すように、下部電極43の電極材料が第2層間膜13b上に堆積されて電極材料層(図示せず)が形成される。次に、電極材料層の表面と第3層間膜13cの表面とが面一になるように、CMP法により、電極材料層の表面が研磨される。これにより、層間膜13に埋め込まれた下部電極43と、層間膜13の一部を介して有機層8と対向するゲート用ビア電極102とが形成される。
次に、図9Gに示すように、有機層8,上部電極9,封止層10,およびカラーフィルタ6が層間膜13の表面にこの順に形成される。以上の工程を経て、有機EL装置101が製造される。
以上のように、有機EL装置101の構成によれば、第2配線層25の表面からベース層2の表面部に延びるようにゲート用ビア電極102が形成されているので、第2配線層25に印加された電圧が寄生トランジスタ27のチャネルに作用する部分を、当該チャネルにより一層近づけることができる。つまり、ゲート用ビア電極102が形成されている場合には、前述の第1実施形態等のように第2配線層25が単独で形成されている場合に比して、第2配線層25に印加された電圧をより効果的に寄生トランジスタ27のチャネルに作用させることができる。これにより、チャネル領域の拡大をより一層抑えることができるので、漏れ電流Iが隣の画素5に流れることを効果的に抑制することができる。その結果、電気的混色(クロストーク)の発生を効果的に軽減することができる。
また、第2ビア電極24を形成する工程と同一の工程で、ゲート用ビア電極102を形成することができるので、製造工程数の増加を防止できる。
また、有機EL装置101の構成によれば、前述の第1実施形態等と同様に、第2配線層25が各下部電極43の周端部にオーバラップするように各下部電極43間の下方全域に渡って配置されているので、各下部電極43間の領域の全域に渡って、チャネル領域の拡大を抑えることができる。
しかも、第2配線層25が各下部電極43の周端部にオーバラップするように形成されているので、各下部電極43の間の領域、つまりゲート用ビア電極102が形成される領域には、第2配線層25が必ず存在している。したがって、ゲート用ビア電極102と第2配線層25をと確実に接続することができる。よって、有機EL装置101の構成によれば、設計の自由度の制約を受けることなくゲート用ビア電極102を形成することができる。
図10は、本発明の第7実施形態に係る有機EL装置107の模式的な平面図である。第7実施形態に係る有機EL装置107が、前述の第6実施形態に係る有機EL装置101と異なる点は、ドッド状のゲート用ビア電極102に代えて、ライン状のゲート用ビア電極108が形成されている点である。その他の構成は、第6実施形態に係る有機EL装置101の構成と同等である。図10において、前述の図1〜図9Gに示された各部と対応する部分には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
ゲート用ビア電極108は、各下部電極43の間の領域に形成されている。より具体的には、ゲート用ビア電極108は、この実施形態では、各画素5の境界7上において、各下部電極43の周囲を取り囲むようにライン状に形成されている。ゲート用ビア電極108は、第2ビア電極24と異なる幅で形成されている。ゲート用ビア電極108の幅Wは、第2ビア電極24の幅Wよりも幅狭に形成されていて、たとえば0.1μm〜1.0μmである。このようなライン状のゲート用ビア電極108を形成するには、前述の図9Cにおける工程において、コンタクトホール103(第2ビア電極24およびゲート用ビア電極102)を形成するためのハードマスクのレイアウトを変更するだけいでよい。
以上のように、有機EL装置107の構成によれば、ゲート用ビア電極108は、各下部電極43の周囲を取り囲むように形成されているので、前述の第6実施形態において説明した効果と同様の効果を奏することができる。
また、ゲート用ビア電極108の幅Wが第2ビア電極24の幅Wよりも幅狭に形成されているので、ゲート用ビア電極108を良好に第2配線層25と接続することができる。すなわち、前述の図9Cの工程において電極材料を各コンタクトホール103に埋め込む際、電極材料は、各コンタクトホール103の側面側から堆積されるのであるが、ゲート用ビア電極108の幅Wが第2ビア電極24の幅Wよりも幅狭に形成されているので、その一方および他方の側面に堆積した電極材料同士をゲート用ビア電極108のコンタクトホール103の内側で一体化することができる。これにより、ライン状のゲート用ビア電極108と第2配線層25との良好なコンタクトを確保することができる。
図11は、前記第1〜第7実施形態に係る画素配列の変形例を示す有機EL装置81の模式的な平面図である。
有機EL装置81は、ベース層82と、下部電極83と、埋め込みゲート電極84と、複数の画素85と、カラーフィルタ86とを含む。
有機EL装置81では、複数の下部電極83は、所定の間隔を開けてハニカム状に配列されている。つまり、複数の画素85も、複数の下部電極83に対応するように、ハニカム状に配列されている。互いに隣り合う下部電極83間の領域の幅Wは、2μm以下であることが好ましい。
埋め込みゲート電極84は、法線方向から見た平面視において、各下部電極83から所定の間隔を開けて、各下部電極83を取り囲むようにベース層82上に形成されている。本実施形態では、埋め込みゲート電極84は、その配置の一例として、各画素85の境界87上に配置されている構成を示している。なお、埋め込みゲート電極84に替え、前記第4および第5実施形態のような露出ゲート電極54を適用してもよい。
また、RGBフィルタを有するカラーフィルタ86も同様に、R用フィルタ86aと、G用フィルタ86bと、B用フィルタ86cとが、各画素85の配列に対応するようにハニカム状に配列されている。
RGBフィルタは、たとえば、1つのR用フィルタ86aの周りにG用フィルタ86bとB用フィルタ86cとが互いに交互になるように3つずつ配列されている。また、同様に、1つのG用フィルタ86bの周りにR用フィルタ86aとB用フィルタ86cとが互いに交互になるように3つずつ配列されている。また、同様に、1つのB用フィルタ86cの周りにR用フィルタ86aとG用フィルタ86bとが互いに交互になるように3つずつ配列されている。
このような画素85の配列によれば、隣接する画素85には、全て異なる色域を有するフィルタ86(86a,86b,86c)が配置されているので、発色が偏ることがない。したがって、この画素85の配列を前記第1〜第7実施形態に適用することにより、良好な発色の有機EL装置を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の第1〜第7実施形態では、有機層(8)は、ベース層(2,82)の表面からこの順により形成された正孔輸送層(HTL)/有機発光層(LEL)/電子輸送層(ETL)を含むが、必要に応じて、正孔注入層(HIL:Hole Injection Layer)、電子注入層(EIL:Electron Injection Layer)、正孔阻止層(HBL:Hole Blocking Layer)および/または電子阻止層(EBL:Electron Blocking Layer)が含まれていてもよい。
また、前述の第1〜第7実施形態では、各下部電極(3,43,53,73,83)が陽極、上部電極(9)が陰極である場合の構成について述べたが、各下部電極が陰極、上部電極が陽極であってもよい。この場合、各下部電極には、負の定電圧が印加される。したがって、各下部電極に対応する回路素子(14a,14b)の極性も逆になる。たとえば、前述の第1〜第7実施形態では、n型のMOSFETを示しているが、p型のMOSFETが適用される。
また、前述の第1〜第7実施形態では、ベース層内には、電位制御回路(12,62)が形成されているが、下部電極とゲート電極(4,34,54,84)の電位を個別制御できればどのような電位制御回路が形成されていてもよい。したがって、たとえば、基板(11)上には、MOSFETに替わり、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が形成されていてもよい。また、層間膜(13)内には、キャパシタ、レジスタ等の各種回路素子が形成されていてもよい。また、これらの回路素子と配線(15,16,36,56)などの組み合わせによって、LSI(Large Scale Integration)、SSI(Small Scale Integration)、MSI(Medium Scale Integration)、VLSI(Very Large Scale Integration)、ULSI(Ultra-Very Large Scale Integration)等の集積回路を構成していてもよい。
また、層間膜内に形成された配線層は、前述の実施形態のように1層だけでもよいが、たとえば、2層、3層およびそれ以上の多層配線層であってもよい。
また、前述の第4および第5実施形態では、露出ゲート電極54および/または各下部電極53は、層間膜の表面から突出するようにテーパ状に形成されているが、各電極の形状はテーパ形状に限定されず、たとえば、平面視矩形状(長方形状)に形成されていてもよい。
また、前述の第4および第5実施形態では、露出ゲート電極54は、有機層8に向けて突出するように形成されているが、露出ゲート電極54の表面が層間膜の表面と同一平面になるように埋め込まれていてもよい。また、このとき、露出ゲート電極54は、その表面がゲート絶縁膜68に被覆された第4ビア電極67を含んでいてもよい。
また、前述の第6実施形態では、ドッド状にゲート用ビア電極102が形成された例について説明したが、ゲート用ビア電極102は、互いに隣り合うゲート用ビア電極102と選択的に連なるように形成されていてもよい。
また、前述の第6実施形態では、ゲート用ビア電極102および第2ビア電極24が平面視四角形状に形成されている例を示しているが、ゲート用ビア電極102および第2ビア電極24は、平面視円形状に形成されていてもよい。
また、前述の第6および第7実施形態では、層間膜13に下部電極3が埋め込まれた例について説明したが、下部電極3は、前述の第1実施形態と同様、層間膜13の表面から上部電極9に向けて突出するように形成されていてもよい。
また、前述の第6および第7実施形態では、第2配線層25と第1配線層22とが同一の層に形成されている例について説明したが、第2配線層25は、第1配線層22と異なる層に形成されていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 有機EL装置
2 ベース層
3 下部電極
4 埋め込みゲート電極
5 画素
6 カラーフィルタ
8 有機層
9 上部電極
11 基板
13 層間膜
14b 回路素子
14a 回路素子
31 有機EL装置
34 埋め込みゲート電極
41 有機EL装置
43 下部電極
51 有機EL装置
53 下部電極
54 露出ゲート電極
68 ゲート絶縁膜
73 下部電極
81 有機EL装置
82 ベース層
83 下部電極
84 埋め込みゲート電極
85 画素
86 カラーフィルタ
101 有機EL装置
102 ゲート用ビア電極
107 有機EL装置
108 ゲート用ビア電極
互いに隣り合う下部電極間の領域の幅
互いに隣り合う下部電極間の領域の幅

Claims (20)

  1. ベース層と、
    前記ベース層の表面部において、前記ベース層の表面に沿う横方向に間隔を空けて配置された複数の下部電極と、
    有機発光材料を含有し、前記複数の下部電極を一括して覆うように前記ベース層上に配置され、前記複数の下部電極のそれぞれに対応する複数の画素に区画された有機層と、
    前記有機層を挟んで前記複数の下部電極に対向する上部電極と、
    前記ベース層の前記表面の法線方向から見た平面視において互いに隣り合う前記下部電極間の領域に配置され、前記上部電極と互いに隣り合う前記下部電極との協働によって形成された寄生トランジスタをオフにするためのゲート電極とを含む、有機EL装置。
  2. 前記ゲート電極は、前記平面視において前記下部電極を取り囲むように形成されている、請求項1に記載の有機EL装置。
  3. 前記ベース層は、複数の回路素子が形成された表面を有する基板と、前記基板上に配置され、その表面部に前記複数の下部電極が配置されていて、前記複数の回路素子と前記複数の下部電極とを電気的に接続する配線が形成された層間膜とを含み、
    前記ゲート電極は、前記層間膜に埋め込まれており、前記層間膜の一部を挟んで前記下部電極間の領域に対向している、請求項1または2に記載の有機EL装置。
  4. 前記ゲート電極は、前記平面視において前記下部電極の周端部に重なる部分を有している、請求項3に記載の有機EL装置。
  5. 前記配線は、前記基板の前記表面に沿って配置された配線層と、前記配線層と前記下部電極とを接続するビアとを含み、
    前記ゲート電極は、前記配線層と同じ層に配置されたゲート用配線層を含む、請求項3または4に記載の有機EL装置。
  6. 前記配線は、前記基板の前記表面に沿って配置された配線層と、前記配線層と前記下部電極とを接続するビアとを含み、
    前記ゲート電極は、前記配線層と異なる層に配置されたゲート用配線層を含む、請求項3または4に記載の有機EL装置。
  7. 前記ゲート電極は、前記ゲート用配線層の表面から前記ベース層の前記表面に延びるように形成され、前記層間膜の一部を介して前記有機層と対向するゲート用ビアをさらに含む、請求項5または6に記載の有機EL装置。
  8. 前記ゲート用ビアは、前記配線の前記ビアと同一形状に形成されている、請求項7に記載の有機EL装置。
  9. 前記ベース層は、複数の回路素子が形成された表面を有する基板と、前記基板上に配置され、その表面部に前記複数の下部電極が配置されていて、前記複数の回路素子と前記複数の下部電極とを電気的に接続する配線が形成された層間膜とを含み、
    前記ゲート電極は、前記層間膜上において前記下部電極間の領域に配置され、その表面が絶縁膜で被覆されている、請求項1または2に記載の有機EL装置。
  10. 前記複数の下部電極は、その表面が前記ベース層の前記表面と同一平面または前記表面よりも低い位置になるように、前記ベース層に埋め込まれた埋め込み下部電極を含む請求項1〜9のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  11. 前記下部電極間の領域の幅は、2μm以下である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  12. 前記複数の下部電極は、行列状に配列されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  13. 前記複数の下部電極は、ハニカム状に配列されている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  14. 前記複数の下部電極は、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、白金(Pt)またはこれらの合金からなる、請求項1〜13のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  15. 前記上部電極は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、マグネシウム銀(MgAg)、酸化インジウムスズ(ITO)または酸化インジウム亜鉛(IZO)からなる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  16. 前記上部電極が0.1nm〜50nmの厚さのアルミニウム(Al)、銀(Ag)またはマグネシウム銀(MgAg)からなる、請求項15に記載の有機EL装置。
  17. 前記上部電極が1.0nm〜500nmの厚さの酸化インジウムスズ(ITO)または酸化インジウム亜鉛(IZO)からなる、請求項15に記載の有機EL装置。
  18. 前記有機EL装置は、前記上部電極上に配置されたカラーフィルタをさらに含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  19. 前記ゲート電極には、前記下部電極に印加される電圧と異なる電圧が常時印加される、請求項1〜18のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  20. 前記ゲート電極に印加される電圧は、前記下部電極に印加される電圧よりも高い、請求項19に記載の有機EL装置。
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